1: 2017/03/16(木) 19:19:31.564 ID:ixrToEglx.net
学校の保健室

ヴィーネ「………」すーすー

ベットにあおむけになって寝ているヴィーネ

サターニャ「ってことで、ごめんけど、お願いガヴリール」

ガヴ「いや、アホ悪魔。いいから、まずこうなった経緯を話せよ」

サターニャ「お、…怒らない?」

ガヴ「いや怒るけど、言わないともっと怒るから」

4: 2017/03/16(木) 19:22:24.518 ID:ixrToEglx.net
さかのぼること一時間前

サターニャ「くっくっく…対ガヴリール用に魔界通販から新たな武器を買ったわ!この睡眠銃でガヴリールを撃ちぬいて、寝てる間にイタズラしてやるわ」

ヴィーネ「ちょっとサターニャ。アンタまたあの通販で変なもの買ったのね!貸しなさい!そんなもの使ったらまた、変なことになるわよ!ほら、こっちに渡しなさい」

サターニャ「あ、ちょ、ちょっとヴィネット、離してよ、こ、これでガヴリールを倒すんだから、は、はなしてってば!」バン!

サターニャ「あ…」

ヴィーネ「すーすー」

5: 2017/03/16(木) 19:24:14.082 ID:ixrToEglx.net
回想終わり

サターニャ「…と、いうわけで、ヴィネットともみ合いになった時に間違って撃ってしまって」

ガヴ「いちいち厄介ごと起こすなよ、ほんとアホ悪魔だな!…いや、けど寝てるだけなんだろ?だったら、ほっときゃ起きるんじゃね?」

サターニャ「いや、なんかよく説明書読んだら、これ撃たれた悪魔は、天使からキスしてもらわないと目覚めないとかなんとか書いてて」

ガヴ「なんだその無理やりな設定のアイテム!?ほんとそんなの買うお前バカだな!バーカ!バーカ!」

6: 2017/03/16(木) 19:25:13.841 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「んな…、バカって言わないでよ、失礼ね…けど、今回は悪かったと思ってるわよ、
だからお願いガヴリール。ヴィネットにキスして、はやく」

ガヴ「いやいやいや!」

ヴィーネ「………」すーすー

ヴィーネ「………」

ヴィーネ「(…いや、実はもう普通に目が覚めてるんですけど…)」

15: 2017/03/16(木) 19:29:42.242 ID:ixrToEglx.net
ヴィーネ「(え、なにこれ…ふ、普通に目が覚めてきたと思ったら…なに…なんなのこの展開…、
が、ガヴが…わ、わたしにき、き、キス…だなんて…え、…なにこれ…な、なんか目覚めにくいんですけどっ…わ、わたし…その…ど、どうしたら…)」

ヴィーネ「(い、いやいやいや……、お、起きないと…、早く起きないと、わ、私、女の子のガヴにファーストキス、奪われちゃ…)」

ガヴ「いや無理だし!ヴィーネにキスなんて、普通に無理に決まってんじゃん!」

ヴィーネ「!?」

ヴィーネ「(……はあ?)」

16: 2017/03/16(木) 19:33:03.112 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「はあ?なんでよ、減るもんじゃなし。早くやってよ」

ガヴ「な、なに言ってんだ…そ、そんなのむ、無理だって…き、キッスとか…だ、だめじゃん!と、友達同士でそんなの無理じゃん」

サターニャ「いや、なんでよ…そりゃ普段、友達とはしないかもだけど…緊急事態だしいいんじゃない?
わたしも小さいころ弟としたことあるわよ?」

ガヴ「いやそんな小さいころと一緒にすんなって、ヴィーネにそんなん無理だって、ほんと無理…無理無理無理…」

バンっ!

ガヴ「え…?今…なんの音…」

サターニャ「さあ…ヴィネットのベットのほうから聞こえたけど…」

ガヴサタ「「……」」

ヴィーネ「………」

19: 2017/03/16(木) 19:34:35.035 ID:ixrToEglx.net
ヴィーネ「……」

ヴィーネ「(あ、やばい…なんかちょっとイラってきて、ベット叩いちゃった…起きてるのバレたかしら…)」

ヴィーネ「(て、てかなによガヴ…、な、なんでかたくなに拒否してんの?わ、わたしとのキス…そ、そりゃ…女のコ同士だし…あれだけど…わ、私がこのまま目覚めなくなってもいいの…ねえ…!どゆことよ…どーゆーことよっ!)」

ヴィーネ「(決めたわ…)」

ヴィーネ「(わたしもう…ガヴがキスしてくれるまで、目覚めないことにするんだからっ!)」

20: 2017/03/16(木) 19:39:04.113 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「まあ、それはともかく…アンタさあ、このままヴィネットが目覚めなくてもいいの、ねえ!?白状者っ」

ガヴ「いや、なんでお前そんなに偉そうなの!?バカなの!?お前のせいだよな!?ああん!?」

サターニャ「いやだから、それは悪かった、って言ってるじゃない…けど、このままじゃヴィネットが」

ガヴ「いや…それはわかってるけど…」

ヴィーネ「」どきどきどき…

ガヴ「仕方ないなあ…」

ヴィーネ「!!」

22: 2017/03/16(木) 19:41:06.589 ID:ixrToEglx.net
ヴィーネ「(え、…う、うそ…、ガヴ…ほ、ほほ、ほんとに私にキ、キス…を、や、やばい…わ、わたし…)」どきどきどきどきどき…

ガヴ「ラフィエルにやってもらうわ、ちょっとラフィエル呼んでくるから」

サターニャ「ああラフィエルねえ、その手もあったわね。分かったわ、それじゃ…」

だん!だん!だん!

ガヴサタ「「…え」」

ガヴ「お、おい…今の…なんの音…?ポルターガイスト?」

サターニャ「い、いや…なんか…ヴィネットがどうも、寝た状態でベットを思いっきり叩いていたような…」

ガヴ「なにそれ怖い…」

25: 2017/03/16(木) 19:46:16.367 ID:ixrToEglx.net
ラフィ「何やらおもしろいことになってますねえ」

サターニャ「ラフィエル!何よアンタ突然!?」

ラフィ「いやあ、なんだか面白そうな空気を嗅ぎつけてきちゃいました」

ガヴ「ナイスタイミングだ、ラフィエル!かくかくしかじかってことで、ヴィーネにキスしてみて」

ラフィ「あー、…」

ヴィーネ「」びきびき…

ラフィ「あ、無理ですね。話の展開上無理ですね、てかそんなことしたら、〇されちゃいますから」

サターニャ「え、何それどゆことよ!?誰に〇されんのよアンタ!?」

ラフィ「いや、ここはガヴちゃんがするしかないんじゃないですかねえ…キッスを」

ガヴ「は、はあああ!?お、お前まで何言うんだよ!」

27: 2017/03/16(木) 19:51:05.981 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「もう、いいから早くしなさいよ」

ラフィ「ガヴちゃん、ファイトです」

ガヴ「あ、あーーもう、仕方ないな!」

サターニャ「ようやく決心したのね、まったく」

ヴィーネ「」どきどき

ガヴ「あーもしもし、タプリス?うん、すぐ来い、いますぐ来い。天界で学校?いやいいから、アホか、すぐ来いや。神足通で」

サターニャ「うわあ…」

ラフィエル「往生際が悪いですねえ…」

ヴィーネ「」いらいら…

28: 2017/03/16(木) 19:54:56.856 ID:ixrToEglx.net
数分後

タプリス「なるほど…月乃瀬先輩がそんなことに…」

ガヴ「ってことでちゃちゃっと頼むよ、タプリス」

タプリス「え、…あ、あのう…けど…ガヴリール先輩…ほんとにいいんですか?」

ガヴ「はあ、なにが?」

タプリス「あ、いえ…なんでもないですけど…あの、」

ガヴ「いいから早くやれよ、嫌かもしんないけど、先輩命令だぞ」

タプリス「いえ…あの…わたしは……、月乃瀬先輩なら、全然…かまいませんけど」

ガヴ「えっ」

ヴィーネ「(ええっ!?)」

30: 2017/03/16(木) 20:02:22.545 ID:ixrToEglx.net
ガヴ「え、な、ななにそれ、い、いいの!?お前、そういうの、抵抗ないの!?だ、だだって、き、キッスだよ…お、女の子同士で…き、キッス…とか、その…あ、…あの…」

タプリス「いえ…私も普通に抵抗はありますけど……けど、月乃瀬先輩であれば…いや…むしろ、全然、こちらからお願い…したい…というか…」もじもじ…

ガヴ「ま、まじか…」

ラフィ「あらあら…タプちゃん、しばらくみないうちに、ガヴちゃんだけじゃなく、ヴィーネさん相手にも、クレイジーサイコちゃんになっちゃってるんですねえ」

サターニャ「いやなにその用語!?全然意味わかんないんだけど…まあ、いいわ。はやく、キスしちゃってよ」

タプリス「あなたに命令されたくはありませんけど…けど、月乃瀬先輩のためですから…しますよ…」

ヴィーネ「(え、えええ~、ど、どうしよ…千咲ちゃん…!)」

ガヴ「……」

33: 2017/03/16(木) 20:09:59.274 ID:ixrToEglx.net
タプリス「それじゃ…いきますね」

ヴィーネの唇に顔を近づけるタプリス

ヴィーネ「」どきどき…

ガヴ「え、あ、あの…」

タプリス「……♥」

ガヴ「ちょ……、」

ガヴ「や…やめ」

34: 2017/03/16(木) 20:12:51.181 ID:ixrToEglx.net
すぱあああん!

タプリス「い、いたい!な、何するんですか、ガヴリール先輩!」

ガヴ「や、や、やっぱだめ!お前はだめだタプリス!だ、だ、だって、ヴィーネとは歳が近いし…
…そ、その、なんか、エOチぽかった!なんかエOチぽかったから、もうなんかだめ!もう、……ば、バーカ!バーカ!…こ、このバカたれ!ばーか!」

サターニャ「いや…何よアンタ…自分から頼んどいて」

ガヴ「う、うるさいなあ…と、とにかく駄目な感じだったから、駄目なの!やっぱなし!」

ラフィ「あらあら…ぷくく…ガヴちゃん…つまりあれですか…自分でやる踏ん切りもつかないけど…他人にされるのも嫌というそういう中学生的な」

ガヴ「は、はああ!?何言ってんのラフィエル、意味わかんないんだけどっ!!」

タプリス「(……え、…も、もしかしてガヴリール先輩…、わ、私が…ヴィーネさんとキスするのを嫌がって…、え、つまり…先輩は…わたしのこと…)」きゅん…

ヴィーネ「(な、なんかドキドキしててよくわかんなかったけど…とりあえず、私、千咲ちゃんにキスはされてないみたいね)」

37: 2017/03/16(木) 20:16:58.566 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「ちょっと、ちょっと…もうどーでもいーけど早くしなさいよ…」

ガヴ「あ、あーもー、う、うるさいなあ…わかったよ、それじゃ、ハニエルを呼ぼう。アイツなら、まだ小さいし、別に」

ラフィ「ガヴちゃん往生際が悪いですよ、はよ、はよしてください」

サターニャ「はやくしてよお」

タプリス「せ、先輩が…私のこと…先輩が…私に…」かああ…

ガヴ「あ、あああーーーもう!わかった!わかったよ!もう、するよ、するから、お前ら!ちょっと、保健室から出ていけ!」

39: 2017/03/16(木) 20:27:28.930 ID:ixrToEglx.net
3人を保健室から追い出すガヴリール

ガヴ「………」

ヴィーネ「………」

ガヴ「…だ、だれも、のぞいてもいないよな」

ガヴ「よ、よし…」

ヴィーネ「」どきどきどき…

42: 2017/03/16(木) 20:28:50.907 ID:ixrToEglx.net
ヴィーネ「(と、とうとう…とうとうなのね…が、ガヴに……私…き、キスさ、されちゃう……、のね…ど、どうしよう…わ、私…は、はじめてなのに…、て、ていうか、ガヴは…友達…なのに…)」

ガヴ「し、知らないからな…ヴィーネ…わ、わ、私は…べ、別に…
そういうつもりじゃ…ないんだけど…さ、サターニャ…が、わ、悪いんだから…な、起きた後も…わ、私に怒ったり……するなよな…」

ガヴ「……ん」

ヴィーネの唇に顔を近づけるガヴリール

ヴィーネ「………っ」

44: 2017/03/16(木) 20:32:04.269 ID:ixrToEglx.net
ヴィーネ「」ドキドキドキドキドキドキどきどきどき…

ヴィーネ「(あ、ああもう…!)」

ガヴ「って、で、で、できるかああああ!!!」

ヴィーネ「」

47: 2017/03/16(木) 20:34:45.913 ID:ixrToEglx.net
ガヴ「あ、あーーーもう、無理無理無理無理!無理だよやっぱり、そ、そんな、き、きききキスとか、無理だよ!え、えOちだもん!そういう、エOチなの…だ、ダメだもん友達同士で!ヴぃ、ヴィーネとそういうことしたら、やっぱだめだもん!」

ヴィーネ「(……こ)」

ヴィーネ「(こ、………この…………ヘタレ天使…ッ)」イライライライライライライラ…!!!

ヴィーネ「(な、なによそれ…!なんなのよそれ…!それじゃ…私は、どーなんのよっ!ガヴにキスしてもらえないと…起きれない設定なのに…いや、起きてるけれども!!どーすんのよガヴ!!ねえ、ちょっと!!)」

ガヴ「や、やっぱ仕方ない…もういいや、妹を…ハニエルを呼ぶしかないな……うんうん」

ヴィーネ「」ぶっちん

49: 2017/03/16(木) 20:36:49.365 ID:ixrToEglx.net
ガヴ「ええっともしもし…ハニエ………え?」

ヴィーネ「………」

ガヴ「え、あの…ヴぃ、ヴィーネ…さん…、お、起きて…え?」

ヴィーネ「……っ」がばっ!!

ガヴ「え?、ちょ、ヴぃー?……ん!!!???」

ヴィーネ「」

ガヴ「…ん…ちょ…ヴぃー、う、…!……っ!……っ!……っ!」

ヴィーネ「」

………
ちゅ…♥ ちゅ…♥ ちゅうう…♥ちゅ…♥♥♥

…………

…………

64: 2017/03/16(木) 20:45:07.706 ID:ixrToEglx.net
…………
そのころ…教室で待つ3人

タプリス「……ガヴリール先輩…ガヴリール先輩…えへへ…」

サターニャ「保健室追い出されてから…もう1時間たつし…流石にもう終わってるわよね」

ラフィ「そうですね…まあ、下界の人間も平均40分程度と聞きますし…もう様子をみに入ってもいいのではないでしょうか」

サターニャ「えっ、何!?キスするだけなのに人間って40分もかかんの!?
…ま、まあいいわ、とっとと帰りたいし、保険室言ってみるわよ」


保健室前

サターニャ「失礼するわよ」がらっ

68: 2017/03/16(木) 20:49:07.529 ID:ixrToEglx.net
ヴィーネ「あら、サターニャ」

サターニャ「あ、ヴィネット、目覚めたのね!?よかった」

ヴィーネ「あのねサターニャ…もう加減にしてよ…、あの魔界通販のおもちゃは没収するからね」

サターニャ「ああもう…悪かったわよヴィネット…そんなに怒んないでよ」

ラフィエル「ヴィーネさん、目が覚めてほんとによかったです。お体は大丈夫なんですか?」

ヴィーネ「ええ、心配かけてごめんねラフィ。体は全然、大丈夫みたい」にっこり

ラフィエル「そうですか、よかった…あれ、ところでガヴちゃんは……」

70: 2017/03/16(木) 20:55:17.293 ID:ixrToEglx.net
ガヴ「………」がたがたがたがた……

保健室のすみのほうで…座り込んで震えているガヴリール

サターニャ「え、…あ、あの…ガヴ…リール?」

ラフィ「どうしたんですか、ガヴちゃん…一体」

ガヴ「…ヴぃ、ヴぃー…が……き、キス…と、とと友達…どうし…なの…き、き…大人の…し、……し、舌……い……いれ……、絡めてきて……、
ず、ずっと……ずっと……、きす、すごいのを………き…あう…あうう……」ぶるぶるぶる…

サターニャ「はああ?何言ってんのよ、アンタは…なんで涙目なの?
いや、てか、泣いてない?わけわかんないんだけど」

ラフィ「あら~~上っちゃったんですね…ガヴちゃん…大人の階段を」

サターニャ「はあ…なによそれ…」

72: 2017/03/16(木) 20:59:08.969 ID:ixrToEglx.net
ヴィーネ「ほら、みんな、早く帰りましょ」

サターニャ「ええ、そうね……って、ガヴリール……なんであんた私の腰に抱き着いてくんのよ!離れてよ、歩きづらいじゃないっ!!」

ガヴ「さ、さ、サターニャああああ!うわああああああん!」

サターニャ「え!?が、ガチ泣きぃ!??!?アンタマジどーしたのよぉぉ!??だ、大丈夫なの!??ねえ!??」

ヴィーネ「それじゃあみんな、帰りましょうか、なんか私、急に元気になってきちゃった♥」つやつや

ラフィ「そりゃ、元気になるはずですよねええ…ヴィーネさん」


おしまい

74: 2017/03/16(木) 20:59:52.407 ID:vM755f/70.net

75: 2017/03/16(木) 21:00:09.847 ID:Ctrl336v0.net

ヴィーネ怖い

84: 2017/03/16(木) 21:45:19.215 ID:ixrToEglx.net
完全に蛇足だけど、書いてしまったのでおまけ


数日後の休日…

ガヴリールの部屋

ヴィーネ「」ぶっすー…

ガヴ「あのさあヴィーネ…休日中に人の家来て、そんな不機嫌な顔して…なんなの…しょーじき、ネトゲの邪魔なんだけど」

ヴィーネ「あーあー、だってガヴったら、キスしないと、友達の私が寝たまま目覚めない状態だったていうのに…全然助けてくれなかったのに…ごめんの一言もないしさあ」

ガヴ「いや起きてたじゃん…あのときバリバリ起きてたじゃんお前…知ってんだからな」

85: 2017/03/16(木) 21:47:01.738 ID:ixrToEglx.net
ガヴ「ば、バーカバーカ!わ、私だってお前に言いたいことあんだからなっ、あ、あ、あんな無理やり、わ、私にあんな…き、ききキッスして…私こそ、ごめんって言ってもらいたいわ…ばーか!あほヴィーネ!」

ヴィーネ「んな…、あ、あれは、だ、だって、煮え切れないガヴの態度に腹がたっただけだもん…!!か、勘違いしないでよ、あ、あれはそーゆー、あれじゃあ、ないんだからねっ!」

ガヴ「いや、勘違いとか、し、しないけどさ!け、けど、あれは、おあいこってやつだろっ、まったく」

ヴィーネ「むす…」

86: 2017/03/16(木) 21:47:48.475 ID:ixrToEglx.net
ヴィーネ「むす…」

ヴィーネ「あっそ、もーいーわ、私、もう一回寝るから」

ガヴのベットに横たわるヴィーネ

ガヴ「いや何してんのヴィーネ、人のベットに勝手に」

ヴィーネ「天使のキスがないと目覚めないから…今日は絶対目覚めないんだから」

ガヴ「いや何いってんの、ヴィーネ!あほなこと言わないではよ起きてよ」

ヴィーネ「いーやーでーす。ガヴがキスしてくれないと、めーざーめーまーせーん」

ガヴ「子供かあ!!」

88: 2017/03/16(木) 21:52:57.006 ID:ixrToEglx.net
ヴィーネ「いやもう、だめだから。このままずっとアンタのベット、占拠しつづけるから」

ガヴ「あ、あーーもう…し、仕方ないな…、……………ん」

ヴィーネ「ん」

ちゅ

ガヴ「ほ、ほら、もーいいだろ」

ヴィーネ「え、いや、なんか全然わかんなかった」

ガヴ「は、はあああ!?」

ヴィーネ「もう一回してよ」

90: 2017/03/16(木) 21:54:06.405 ID:ixrToEglx.net
ガヴ「いやいやいや……」

ヴィーネ「やってってば」

ガヴ「あ、ああもう…ほ、ほら………」

ちゅ、ちゅ

ヴィーネ「ん、なんか、ぜんぜんわかんない…もう一回…」

ガヴ「いや…、ヴぃー、ヴィーネ」

ヴィーネ「もう一回」

ガヴ「…ん」

ヴィーネ「いや全然わかんない」

ガヴ「ああもう…ほら」

ヴィーネ「…」

ガヴ「……」


………

……

……

92: 2017/03/16(木) 21:55:32.013 ID:ixrToEglx.net
その数十分後

ぴんぽーんぴんぽーん……

ぴぴぴんぽーん

サターニャ「ガヴりーるうううーー!!大悪魔のサタニキア様が遊びに来てあげたわよー!!相手しなさいよー!」

ラフィエル「ガヴちゃーん、遊びましょー」

ぴんぽーんぴぴぴんぽーん!!!

サターニャ「あれ…おかしいわねえ…いないのかしら…、あいつが休日に外出なんて…、ほらー、いないのー!ガヴリールー!!」


ぴんぽーんぴんぽーんぴぴぴぴんぽーん

93: 2017/03/16(木) 21:58:45.266 ID:ixrToEglx.net
サターニャ「おかしいわねえ…いないのかしら」

ラフィ「うーん、どーでしょうねえ…」

サターニャ「あんた…なにやってんのよ、ドアに耳当てて」

ラフィ「いえ…ちょっと部屋のなかの様子を…」

サターニャ「え、何やってんのよ…引くんだけど」

ラフィ「し、静かに…」

………
ちゅ♥ちゅー♥

……

ラフィ「……」

ラフィ「あ、これ駄目ですね、帰りましょう、サターニャさん、全力でだめです、なんかもう……、その、おっぱじめてます」

サターニャ「え、な、なによアンタ急に、う、腕ひっぱらないでよ…ちょ、ちょっとおお!?」


おまけ おしまい

94: 2017/03/16(木) 22:05:07.539 ID:Bp2nFhhG0.net

96: 2017/03/16(木) 22:17:50.745 ID:0h5iub0o0.net
おつー

引用元: ガヴリール「ヴィーネが寝たまま目覚めない?」サターニャ「天使がキスすれば目覚めるらしいわ」