1: 2014/07/23(水) 00:50:06.29 ID:LlZ1qxcd0


まゆ「Pさんって、紅茶はお好きですよね?アイスティーはいかがですかぁ?」サッー!


モバP「淹れてくれたのか?喜んでいただくよゴクッキューバタン」グー……


まゆ「……という事をして、まゆはPさんを監禁したはず、なんですけど……」



2: 2014/07/23(水) 00:51:09.09 ID:LlZ1qxcd0


佐久間邸:玄関

モバP「おかえりー、遅かったじゃないか。風呂沸いてるし、ご飯も豆腐入れたら完成するぞ」


まゆ「Pさんのお味噌汁ですかぁ?」


モバP「ああ。秘蔵の赤味噌さ」

3: 2014/07/23(水) 00:52:11.97 ID:LlZ1qxcd0


まゆ「うふふ、楽しみです♪ご飯を先にいただきますね」


モバP「ほい来た。よそってくるよ」


まゆ(……なんで適応してるんですかねぇ。しれっと縄抜けと手錠外しをしてる事は、もう聞きません)

4: 2014/07/23(水) 00:54:14.78 ID:LlZ1qxcd0


モバP「あ、そうだ。まゆ。そっその……」


まゆ「何ですかぁ?」


モバP「……」


まゆ「……?」


モバP「なんでもない」シュン……

5: 2014/07/23(水) 00:55:30.06 ID:LlZ1qxcd0


まゆ「ご、ごめんなさい……」


モバP「なんでもないんだってば……」


まゆ(絶対なんでも無くありません!)

6: 2014/07/23(水) 00:57:27.14 ID:LlZ1qxcd0


佐久間邸:食卓

まゆ(Pさんは手先が不器用です。手のひらはあかぎれと……絆創膏でいっぱいです)パクパク


モバP「……」モグモグ


まゆ(こっ、この空気は……重いです!監禁生活の倦怠期!?いえ、そんなものはありませんけど……)

9: 2014/07/23(水) 01:02:38.99 ID:LlZ1qxcd0


まゆ モバP「あっ、あの!」


まゆ モバP「……」


モバP「……まゆから、どうぞ」

10: 2014/07/23(水) 01:03:43.18 ID:LlZ1qxcd0


まゆ「は、はい……えっと、Pさん、料理お上手になりましたね?」


モバP「……そう思うか?」


まゆ「本当ですよ!ハンバーグとか、とっても美味しいですよぉ♪」


モバP「ほ、本当にか?」パァァァァァ!


まゆ「本当の本当です♪」

12: 2014/07/23(水) 01:05:18.36 ID:LlZ1qxcd0


モバP「ありがとう。食べてくれる人がいると、本当にやり甲斐があるんだよ!」


モバP「それにつけてもハンバーグって凄いよな。食べれない部分はすり潰してしまえばいいって発想は、力づくだけど合理的だ!」


まゆ「で、ですねぇ!」


まゆ(この生活は幸せです。何かが著しくズレてる気がしますけど、まゆは幸せです♪)


14: 2014/07/23(水) 01:07:52.29 ID:LlZ1qxcd0


まゆ(……食べ過ぎちゃいました)


モバP「ご馳走様でした。まゆも、な」


まゆ「あっ、ご馳走様でした」

15: 2014/07/23(水) 01:08:52.96 ID:LlZ1qxcd0


モバP「お粗末様でした。食後のお茶を沸かしてくるよ」


まゆ「それでしたら、まゆが」


モバP「ダメだ。日頃お世話になりっぱなしなんだ、恩返しくらいはさせてくれよ」

16: 2014/07/23(水) 01:10:23.48 ID:LlZ1qxcd0


モバP「それに、どうせ外いけなくて暇してるんだしさ?まゆの苦労を、減らしてやりたいさ」


まゆ「う……では、お願いします」


モバP「うーっす。ミルクは多めでいいな?」


まゆ「お砂糖は……夜遅いですし、1個にします」

17: 2014/07/23(水) 01:12:03.25 ID:LlZ1qxcd0


モバP「かしこまっ」コトコトコトコト……


まゆ(……そうでした。まゆは今、Pさんを監禁してるんです)


まゆ(こんな幸せな生活を守る為にも……まゆは、より一層頑張らなきゃ!)ホッペパチン!

18: 2014/07/23(水) 01:14:58.36 ID:LlZ1qxcd0


数分後


モバP「お茶があがったぞ」


まゆ「いただきます……暖かい……♪」


モバP「こればっかりは、まゆに負けてられないからな」

19: 2014/07/23(水) 01:17:51.28 ID:LlZ1qxcd0


まゆ「Pさんは、ミルク入れないんですかぁ?」


モバP「アッサムの濃い水色が好きなんだよ……ほっとするし」


まゆ「そうですか……次は、それで飲んでみます」

20: 2014/07/23(水) 01:18:48.87 ID:LlZ1qxcd0


モバP「嗜好品だ。好きに飲んだ方が、お茶だって喜ぶ……ところでさ、まゆ」


モバP「最近遅いが、大丈夫か?根を詰め過ぎてたりしないか?」

21: 2014/07/23(水) 01:20:32.25 ID:LlZ1qxcd0


まゆ「大丈夫ですよ。ちひろさんが最近はプロデュースの代行を少ししてくれますし……問題ありません♪」


モバP「本当に、そうなのか?舞台にテレビにラジオにLIVE、何個兼任してるんだか……ちひろさんって、アイドルの体力あんま考えないし」

22: 2014/07/23(水) 01:22:33.57 ID:LlZ1qxcd0


まゆ「……正直、最近はちょっぴりだけ体力オーバー気味ですね。でも……」ギュッ


モバP「な、なんだ?」


まゆ「Pさんが家にいてくれるから、辛い事なんてありません♪」


23: 2014/07/23(水) 01:23:24.69 ID:LlZ1qxcd0


モバP「……ありがとう。まゆ、怖いものなんて、何も無いからな?だから……」ナデナデ


まゆ「ふわぁ……」


モバP「やっぱり眠いんじゃないか……このまま寝るか?」

24: 2014/07/23(水) 01:24:50.06 ID:LlZ1qxcd0


まゆ「……そうします。おやすみなさい……」


モバP「おやすみ、まゆ。明日も、明後日も、ここに帰ってくるんだぞ……」


まゆ「すー……」

25: 2014/07/23(水) 01:27:02.66 ID:LlZ1qxcd0


まゆ(まゆは心地良いまどろみに包まれながら、眠りに落ちて行きました。ただ一つ、気がかりがありましたけど……)


まゆ(まゆはPさんに、仕事をしている事は常々伝えてました。でも)


まゆ(テレビとかラジオとか、そこまで詳しくは仕事の説明はしていません……)

26: 2014/07/23(水) 01:31:55.62 ID:LlZ1qxcd0


モバP「……さて。俺も一仕事するか」シャキン


モバP「仕事しか取り柄の無い男だったんだ……そうまで言ってくれて、嬉しくないわけが無いんだ」


モバP「まゆが疲れないように、苦労の種は減らさないと、な」


モバP「……タマネギ、足りるかな」


おわり

27: 2014/07/23(水) 01:35:27.89 ID:LlZ1qxcd0


ほのぼのしたヤンデレコメディを目指したのですが……成立したとは言い難いものでした

眠くなりながら一気に書き上げたものなので……意味不明な文章や、ご都合な展開が多々あったことを、何卒ご容赦ください。

拙い作品に最後まで付き合っていただき、本当にありがとうございました。

28: 2014/07/23(水) 01:36:40.37 ID:LlZ1qxcd0
HTMLの依頼してきます

29: 2014/07/23(水) 01:38:27.20 ID:3Rva2U8b0
二人が幸せそうで何より

引用元: 佐久間まゆ「Pさんを監禁したはずなんですけど……」