1: 2013/02/10(日) 16:38:05.90 ID:m5uQi9AV0
シンジ「と出すアーホが居るぅ」

アスカ「~~~~~!!!!!」イラっ

シンジ「怒んないでよ、アスカが悪いんだろ?」

シンジ「いきなりジャンケンで負けたらアイス買って来いだなんて」

シンジ「いくらアスカでも理不尽過ぎるよ」

アスカ「あん!?私がアイス食べたくなったからアンタに買わせようと思っただけじゃない!!」

アスカ「それなのになんで私がアホ扱いされるのよ!!バカシンジの癖にぃ!!」

シンジ「突然あんな事言われて、仕返しの一つもしてやろうと思わないの?」

アスカ「思わない」つーん

シンジ「嘘だぁ」

アスカ「私、アンタみたいに陰険じゃないもん!」ぷいっ

シンジ「失礼だなぁ」

アスカ「フン!こんな子供じみた引っかけするヤツに言われたかないわ!」

シンジ「子供じみた引っかけに引っかかるアホスカ」ぼそっ

アスカ「なーんですってぇええええええええええ!!!!」

2: 2013/02/10(日) 16:38:58.32 ID:m5uQi9AV0
シンジ「すぐ怒鳴るんだから・・・子供だなぁ」

アスカ「アンタが怒鳴らせてんのよ!!!バカシンジっ!!」

シンジ「勝手にカリカリしないでよアホスカ」

アスカ「アンタ!それ止めなさい!!今すぐ!!なう!!」

シンジ「なうって・・・さすがアホスカ、沸いてるの?」

アスカ「アンタ、今日生意気ね・・・それもかなり!!」

シンジ「やだなぁ・・・アホスカいつもと同じだよ」

アスカ「嘘よ!今日アンタ一人でネルフ行ってたじゃない!!」

シンジ「あぁ・・・あれはリツコ様に呼び出されて」

アスカ「リツコ『様』ぁ!?アンタ・・・変な調教でもされてんの!?」

シンジ「やめてよね!!リツコ様がそんな下衆な事する訳ないでしょ!!」

シンジ「取り消せよっ!!ゲスカ!!」

アスカ「」

シンジ「まったく・・・アホスカだったりゲスカだったりどっちだよ・・・!!」

アスカ「これは何かの間違いよ・・・あのバカシンジがこの私に対してこんな・・・」ぷるぷる

4: 2013/02/10(日) 16:39:32.87 ID:m5uQi9AV0
アスカ「そうよ・・・リツコに直接問いただしてみましょう・・・」ふらっ

アスカ「私の他にも被害者が出る前に・・・」よろっ

ミサト「もー!さっきから何いがみ合ってんのぉ?」

アスカ「!!」

アスカ(なんて間の悪い・・・)

シンジ「あっ居たんですか?存在感薄過ぎて気付きませんでした」

ミサト「」ピクっ

アスカ「あわわわわ・・・」

ミサト「シンちゃーん?今日はお口が滑らかねぇ?」ひくっ

シンジ「そうですか?確かに、酔いつぶれたミサトさんよりはマシな自覚はありますけど」

アスカ「こらっ!バカシンジ!!ここに居られなくなるっ!!」

シンジ「うるさいな・・・ギャースカは黙っててよ・・・」

アスカ「」

ミサト「あらら?シンちゃん反抗期ぃ?お説教が必要かしらぁ?」

シンジ「止めて下さいよ・・・クソの役にも立たない念仏なんて聞く趣味ないですから」

7: 2013/02/10(日) 16:48:19.96 ID:m5uQi9AV0
ミサト「あらぁ?悪いお口ねぇ?シンジ君」ビキッ

シンジ「やだなぁ・・・冗談は胸の傷だけにして下さいよ?世紀末じゃあるまいし」

アスカ「ミサトっ!これは違うの!!何か今日のシンジはいつにも増してバカシンジでっ」あわわわ

シンジ「アスカはいつにも増してブスカだけどね」ぷっ

アスカ「んだとゴルァ!?」

ミサト「アンタねぇ!いい加減に・・・!!」

シンジ「やめてよね!図星だからって僕を責めるの!!」

アスカ「ミサトっ!早くこのバカ止めないと!!」

ミサト「そうね・・・まずは気絶させて」フン!

シンジ「うごぉっ!!」

アスカ「ナイス!ミサトっ!!」

ミサト「シンちゃん・・・悪く思わないでね・・・」

アスカ「ミサト・・・目が怖いわよ・・・」

ミサト「そう?気のせいよん?」

シンジ「Q~」

9: 2013/02/10(日) 16:57:23.91 ID:m5uQi9AV0
リツコの部屋

ミサト「アンタ、シンちゃんに何したの?」

アスカ「そうよ!バカシンジが大バカシンジに進化したじゃない!!」

リツコ「何って、治験に協力して貰ったのよ」

アスカ「ハァ?治験?」

ミサト「アンタ・・・パイロット使って何してんのよ・・・」

リツコ「あら?ラットでは既に実験済みで安全は保障されていたんだけど」

ミサト「何の薬投与したのよ」

リツコ「A10神経接続を円滑にする為の向精神薬」

ミサト「アンタ!それヤバい代物じゃ・・・」

リツコ「まさか?間違っても司令の息子を薬漬けなんかにはしないわ」

アスカ「ちょっと待ってよ・・・なんで向精神薬であんな事を言う様に・・・」

リツコ「さぁ?」

ミサト「さぁってアンタ・・・」

リツコ「ラットの時には報酬系の活発な働きが見て取れた上、つがいで放置した場合にも互いに協力的な働きをしていたのだけれど」

11: 2013/02/10(日) 17:04:30.62 ID:m5uQi9AV0
アスカ「でも・・・私には協力的どころか・・・」

ミサト「私にだってそうよ!!超反抗的だったんだから!!」

リツコ「おかしいわね・・・三人以上の集団だとマズいのかしら・・・?」

ミサト「何よそれ・・・エヴァが3機で運用出来る今じゃ意味ないじゃない・・・」

アスカ「つーか、あんなのとじゃ連携とれないっつーの・・・」

リツコ「おかしいわね・・・私にはとても従順だったのだけれど?」

ミサト「はぁ?なんでアンタに・・・」

アスカ「そう言えば・・・リツコの事、リツコ様って・・・」

リツコ「リツコ様?」

ミサト「アンタ、変な薬一緒に投与してない?」じろっ

リツコ「まさか、ありえないわ」

アスカ「ほーんーとーにぃいいいい!?」じとーっ

リツコ「賭けてもいいわ・・・アスカ、目が嫉妬に狂ってるわよ?」

アスカ「そんな事ない!!」ぷいっ

リツコ「まぁ、今ノビてる訳ですし・・・そろそろ効果も薄れて来る頃合いよ」

13: 2013/02/10(日) 17:10:17.88 ID:m5uQi9AV0
ミサト「アンタ、ホントに元に戻るんでしょうね?」

リツコ「ミサトのボディブローから意識が戻るならね」

ミサト「うぐっ・・・」

アスカ「ミサトがあんな打撃力持ってたなんて・・・ゾッとしたわ」

リツコ「戦自も真っ青の白兵戦闘能力よ、伊達に三佐ではないのよ」

ミサト「うるさいわねー余計な事ペラペラ喋んなくていいのよ!リツコ!!」

シンジ「う・・・うぅ・・・」

リツコ「お目覚め?」

シンジ「リツコさん・・・」

アスカ「何がリツコさんよ!人に迷惑かけたんだから、先にコッチに謝んなさいよ!!」

ミサト「シンちゃん?ゴメンネー?」

シンジ「いえ・・・悪いのは僕ですから」

アスカ「覚えてんの?」

シンジ「うん・・・ゴメン、アスカ・・・酷い事言って」

アスカ「良く無い!!許さないっ!!」ぷいっ

15: 2013/02/10(日) 17:15:38.75 ID:m5uQi9AV0
シンジ「だよね・・・」

アスカ「嘘よ・・・リツコのワケわかんない薬で言わされてたみたいだから」

ミサト「普段のシンちゃんじゃあり得ないものね」

シンジ「ミサトさん・・・アスカ・・・」

リツコ「それで、シンジ君?」

シンジ「はい」

リツコ「今の気分は?特に投薬前後の変化について聞きたいんだけど」

シンジ「そうですね・・・」

シンジ「なんだかリツコさんの事ばっかり考えてました」

リツコ「は?」

シンジ「他の事はどうでも良くって・・・」

アスカ「何ソレ!やっぱり変な薬混ぜてたんでしょ!?」

リツコ「断じて無いわ」

シンジ「何だかリツコさんが全ての中心にあるって感じに・・・」

ミサト「洗脳薬じゃないでしょうね・・・!!」

18: 2013/02/10(日) 17:26:15.63 ID:m5uQi9AV0
リツコ「ありえないわ」

アスカ「でも!」

リツコ「ふぅ・・・改善が必要のようね」

ミサト「まだ続ける気!?このマッドサイエンティストが・・・」

リツコ「失礼な言い方は止めて頂戴」

リツコ「シンジ君?今はそう言った気分の変化は無いのね?」

シンジ「はい、正常だと思います」

リツコ「客観視も出来ているし、特に問題はなさそうね」

リツコ「依存性なんかは皆無だから、一応の心配は無いはずよ・・・今日は帰っていいわ」

アスカ「これで依存症とかなったら完全にイケナイ薬じゃない!!あったり前よ!!」

ミサト「ま、一応大丈夫みたいだし・・・今日は帰りましょう」

アスカ「ハァ・・・どっと疲れたわ・・・」

シンジ「ゴメン、アスカ・・・ミサトさん」

ミサト「いいのよ・・・悪いのは全てこのバ科学者なんですから!」

リツコ「酷い言い様ね・・・」

20: 2013/02/10(日) 17:31:39.52 ID:m5uQi9AV0
駐車場

アスカ「・・・」

アスカ(でも、何で普段は何とも思ってないはずのリツコを・・・)

アスカ(もしかして・・・)

ミサト「アスカぁ?帰るわよ?」

アスカ「ちょっと忘れ物ーっ!すぐ戻るからっ!」

ミサト「もう・・・しょうがないわね」

シンジ「アスカ、何か持ってましたっけ?」

ミサト「シンちゃん・・・女の子には色々あるのよ・・・」

シンジ「?」

リツコの部屋

リツコ「あら?どうしたの?」

アスカ「リツコ、あの薬・・・依存性とかないのね?」

リツコ「ええ」

アスカ「そう・・・考え得る他の副作用は?」

22: 2013/02/10(日) 17:40:54.26 ID:m5uQi9AV0
リツコ「特に無いわ・・・と、言うよりまだ判明してないわ」

リツコ「強いて言うなら、今日のあなた達に対する過剰な反応くらいでなくて?」

アスカ「ふーん・・・私も実験に協力してあげる」

リツコ「あら、殊勝ね?じゃあ・・・そこに座って頂戴」

アスカ「ハァ?私に投与するんじゃないわよ!」

リツコ「?」

アスカ「ちょっと思う節があるの!私にそれ・・・貸しなさいよ」

リツコ「良からぬ事、考えて無い?」

アスカ「そんなワケないでしょ!」

リツコ「ま、データが欲しい所ではあるから・・・ただし分量は必ず守って?」

アスカ「待つから小分けして!」

リツコ「世話の焼ける子ね・・・使用時の報告は欠かさない事、いいわね?」

アスカ「わかってるっつーの・・・」

リツコ「・・・出来たわ、それで誰に使うの?あなたが家で飲む訳じゃないんでしょ?」

アスカ「報告聞いてのお楽しみよ」

27: 2013/02/10(日) 17:49:44.78 ID:m5uQi9AV0
葛城家

ミサト「じゃあ後よろしくぅー!」

シンジ「気をつけてー」

アスカ「どこ行くのよ・・ミサトのヤツ」

シンジ「加持さんと飲みに行くんだって」

アスカ「あぁ・・・海洋生物研究所に呼んでくれた・・・」

アスカ「ミサトってあんなのがタイプなワケぇ?」

シンジ「さぁ?それは知らないけど・・・」

アスカ「ま、せいぜい朝帰りでもしてくれば良いわ!不潔な大人のお付き合いは私たちに関係ないもの・・・」

シンジ「お・・・おとおとなの・・・」カァァ

アスカ「ハァ?何顔赤くしてんのよ・・・ガキね・・・」

シンジ「う・・・うるさいな!放っといてよ!!」

アスカ「バーカ・・・」

シンジ「もう!からかわないでよっ・・・」

アスカ「悪かったわね」すくっ

30: 2013/02/10(日) 17:55:58.58 ID:m5uQi9AV0
アスカ(・・・)てくてく

アスカ「・・・」サッ

アスカ「・・・」とくとくとく

アスカ「はい、シンジ」コトッ

シンジ「ありがとう・・・って珍しいね、アスカがお茶出してくれるなんて」

アスカ「失礼ね・・・自分の取りに行ったついでよ、つ・い・で!!」ぷいっ

シンジ「じゃ、遠慮なく」くいっ

アスカ「・・・」

アスカ(飲んだ・・・)

アスカ(私の考えが正しければ・・・)

シンジ「何コレ?ちょっと苦いね・・・?」

アスカ「あぁ・・・お茶っ葉、多かったんじゃない?」

シンジ「そうかなぁ・・・何かいつもと根本的に味が・・・」

アスカ「細かいわね・・・相変わらず」

アスカ(飲んですぐに効果はないワケね・・・ま、当たり前か・・・)

31: 2013/02/10(日) 18:01:16.90 ID:m5uQi9AV0
シンジ「そろそろ晩ご飯用意しないと・・・」

アスカ「よろしくぅー・・・」

シンジ「何言ってんだよ、当然じゃないか」

アスカ「そっ」

シンジ「アスカの為に、腕によりをかけて作るよ!」

アスカ「ありがと」

シンジ「今日は何が良い?」

アスカ「ハンバーグ」

シンジ「任せてっ!」

アスカ「はいはーい」

シンジ「ふんふーん♪」

アスカ(ま、いつもの感じね・・・)

アスカ(どれくらいで効果が現れるのかしら・・・?)

シンジ「今日は少し工夫してみよう・・・」

アスカ(飲みかけのお茶・・・)

33: 2013/02/10(日) 18:06:01.89 ID:m5uQi9AV0
リツコ「分量は必ず守って?」

アスカ(何かあっても困るし、飲ませとかないと・・・)

アスカ「バカシンジー!これ、飲み干しなさいよっ!!」

シンジ「えっ・・・?あぁ・・・ゴメン、アス・・・カっ」

アスカ「?」

シンジ「かわいい・・・」ごくっ

アスカ「ハァ?」

シンジ「アスカからお茶貰えるなんて・・・僕、幸せだよ・・・」じっ

アスカ「ハァァ!?」カーッ

シンジ「こんな美味しいお茶、産まれて初めて飲んだかも知れない・・・」

アスカ「・・・これは」

シンジ「えっ?」

アスカ「な・・・なんでもないわよ!!早くご飯作りなさいよっ!!」

シンジ「アスカがそう言うなら、喜んで」

アスカ「・・・」

37: 2013/02/10(日) 18:19:22.65 ID:m5uQi9AV0
アスカ(私の読みは当たってたのね)

アスカ(流石私!!天才!!天才過ぎてびっくりしちゃうわ!!)

アスカ(この薬・・・色々役に立ちそうじゃない・・・)

アスカ(フフフ・・・)

アスカ(これは恐らく・・・薬を服用した直後に見た相手に対する承認欲求が爆発的に高まる薬!!)

アスカ(A10神経の増幅・・・つまり今のシンジは私を見てドーパミンがドバドバ状態って事じゃない!!)

アスカ(その相手に認められたい願望に駆られ・・・)

アスカ(その副作用としてソレ以外の他者に対する対応が悪化する・・・)

アスカ(何が副作用は認められないよ!!副作用出まくりじゃないっ!!)

アスカ(でも・・・この副作用も使い様よ!)

アスカ(誰がリツコにこんな美味しい薬のデータを渡すもんですか!!)

アスカ(フフフ・・・もっとせしめて良い様に使ってやるわ!!)

アスカ(ムフフフフフ・・・)ニヤニヤ

シンジ「アスカぁ?笑顔が今日は一段と可愛いねっ」にこっ

アスカ「もう!バカシンジったら・・・そんなの当然よっ」ニヤニヤ

41: 2013/02/10(日) 18:28:25.13 ID:m5uQi9AV0
シンジ「あぁ・・・可愛いなぁ・・・アスカが天使のようだよ」

アスカ「そんなに誉めても何もでないわよ?」ニヤニヤ

シンジ「そんな見返り求めないよ・・・僕はアスカが居てくれたらいいんだ」

アスカ「そう?そんなに一緒に居て欲しいなら居てあげるわよ?」

シンジ「ホント!?」ぱぁああ

アスカ「そのかわり、いつ何時も私に尽くすのよっ!!」

シンジ「当然じゃないか!アスカの為なら氏ねるよ!」

アスカ「バカ、氏んだら一緒に居れないじゃない」

シンジ「そっか・・・ゴメン、アスカ」

アスカ(・・・)

アスカ(なんて清々しい気分!!)

アスカ(従順なだけが取り柄だった卑屈なバカシンジが・・・)

アスカ(従順な上に尽くす大バカシンジに進化したわ!!)

アスカ(これは・・・しばらく止められないわ・・・)

シンジ「アスカぁ?ハンバーグ出来たよぉ?」

42: 2013/02/10(日) 18:34:41.46 ID:m5uQi9AV0
シンジ「どうかな?どうかな?」そわそわ

アスカ(そんな目で見られたら悪態つけないじゃない・・・)

アスカ「うん、美味しい!」

シンジ「ホントっ!?まだまだあるから、たくさん食べてね!?」

アスカ「バーカ、そんなに食べたら太るわよっ」

シンジ「大丈夫だよ、アスカはスタイルも良いし!」

アスカ「そ・・・そう?」

シンジ「そうだよ!」にこにこ

アスカ「・・・シンジは私がもし太ったら」

シンジ「可愛い」

アスカ「」カァァ

シンジ「今この瞬間のアスカが一番可愛いんだもの!」

アスカ「そ・・・そう?ま、当然・・・・当然よ・・・」にへら

シンジ「あぁアスカ・・・可愛過ぎて膝枕してあげたいよ・・・」

アスカ「ひっ・・・膝枕っ!!?」

45: 2013/02/10(日) 18:40:16.32 ID:m5uQi9AV0
シンジ「ご・・・ごめん、ダメだよね?僕なんかじゃ・・・」しゅん

アスカ「べ・・・」

シンジ「べ?」

アスカ「別に膝枕・・・されてやっても良いわよ・・・」カァァ

シンジ「ホント!?」

アスカ「ごちそうさま!さっさと足、伸ばしなさいよ・・・」

シンジ「うん!」

アスカ「じゃ・・・失礼して・・・」ごろん

アスカ(シンジの膝!シンジの膝!!)

アスカ(うぅ・・・こんな時どんな顔してるのかわからないわよ・・・)デレっ

シンジ「あぁ・・・幸せだなぁ・・・」なでなで

アスカ「こ!コラ!誰が頭撫でていいって・・・!!」カァァ

シンジ「あっ・・・ゴメン、つい・・・」

アスカ「ついじゃないわよ・・・全くもう!」

アスカ(気持ちいい・・・氏ぬ程キモチイイ・・・)

47: 2013/02/10(日) 18:46:20.52 ID:m5uQi9AV0
シンジ「アスカ?」

アスカ「あによ」

シンジ「顔、見たいよ・・・」

アスカ「嫌よ」

シンジ「そっか・・・」しゅん

アスカ「バーカ」

アスカ(見せれる訳無いでしょ!!)デレっ

アスカ(こっちが今どんな顔してるかわかって言ってんの!?バカなの!?氏ぬの!?)デレっ

アスカ「ちょっとアンタ、いつまで頭撫でてる気ぃ?」

シンジ「ハッ・・・ご、ごめん・・・アスカの髪が気持ちよくって・・・」

アスカ「こんのバカシンジっ!!」カァァ

シンジ「ご・・・ゴメンっ」

アスカ「撫でて良しっ!!もっと撫でなさいっ!!」

シンジ「アスカ・・・その・・・ゴメン、僕何してるんだろうね・・・」

アスカ「えっ・・・?」

50: 2013/02/10(日) 18:53:38.35 ID:m5uQi9AV0
シンジ「いや・・・何かすごいゴメン・・・」

アスカ「何がよ」

シンジ「えっと・・・膝枕したいとか?」

アスカ「ハァ?」

シンジ「何か急にアスカに触れたりとか・・・嫌だったよね?ゴメン・・・!!」

アスカ「アンタ、正気?こんな雰囲気で何ふざけた事抜かしてんのよ・・・」

シンジ「あっ!ごめん!!その・・・悪気は無かったんだ・・・!!」

シンジ「ただ・・・その何だか抑えられなくて・・・」

シンジ「気の迷いと言うか・・・その・・・」

アスカ「きっ!気の迷・・・」

シンジ「もう大丈夫だから」

アスカ「」

シンジ「あ・・・アスカ?」

アスカ「何がもう大丈夫よっ!!こぉおおおおんのバカシンジッッ!!氏ねっ!!氏ねっ!!氏んでしまえっっ!!」げしげしげし

シンジ「うわぁ・・・ちょっとぉ!?アスカっ!?」

51: 2013/02/10(日) 19:01:36.50 ID:m5uQi9AV0
アスカ「このスットコドッコイ!!」げしげしげしげし

アスカ「こんな時どんな顔していいのかわからないワケあるかっ!!!」げしげしげしげし

シンジ「ちょっ・・・ううぅ・・・ちゃんと謝ってるじゃないかぁ・・・」

アスカ「その謝罪が余計に腹立つの、わかんないワケぇっ!!?」

シンジ「うぅ・・・酷いよ・・・」

アスカ「フーッ!!フーッ!!フーッ!!」

シンジ「こ・・・こわい・・・」

アスカ「あん!?」ギロッ

シンジ「ひっ・・・!」

アスカ「チッ・・・」

アスカ(何よコレ!全然効果時間短いじゃない・・・)

アスカ(エヴァでの戦闘を想定して使用するからって事!?)

アスカ(ざけんじゃないわよ!私のパラダイスがたったの1時間弱で終わるなんて!!)

アスカ(これは・・・改善させるしかないわね・・・)ギロッ

シンジ「アスカ・・・目が怖いよ・・・」

55: 2013/02/10(日) 19:11:13.77 ID:m5uQi9AV0
リツコの部屋

リツコ「それで、どうだった?使ったんでしょ?シンジ君に・・・」

アスカ「ハッ!てーんでダメ、効果無しも良いとこだわっ」嘘

リツコ「」ピクっ

リツコ「ぐ・・・具体的にどう言った所が効果無しと判断されたのかしら?」

アスカ(かかった!)

アスカ「そうね・・そもそも大していつものシンジと変わりはしなかったわ」大嘘

アスカ「そりゃあ?多少の変化はあったけど・・・」多少じゃない

アスカ「なんせ持続時間が短過ぎるのかしら?」本当

アスカ「何の検証も出来ない始末よ」検証の結果

アスカ「ま、エヴァでの運用を考えるなら?」

アスカ「短時間にもっと高濃度にすれば良いんでしょうけど?」

アスカ「副作用のサンプリングやはっきりとした効果を得るには・・・」

アスカ「今は長時間の持続作用があるモノを作って欲しいわ・・・」本音

アスカ「ま、出来るなら・・・の話だけど?」

57: 2013/02/10(日) 19:19:11.18 ID:m5uQi9AV0
リツコ「・・・」

リツコ「アスカ?」

アスカ「あによ」

リツコ「この私に作れない物があるとでも?」イラっ

アスカ「知らないわよ、そんなの」

リツコ「2時間」

アスカ「ハァ?」

リツコ「2時間待ってなさい・・・」

アスカ「ハァ?嫌よ・・・面倒くさい・・・3時間耐用を1時間で作って!」

リツコ「な・・・」

アスカ「それなら待ってあげるわ・・・」ニヤリ

リツコ「フフフ・・・アスカ、私に不可能はないのよ?」ゆらぁ

アスカ(ちょろいわね)

リツコ「フフフ・・・私の科学・・・私の科学は最高・・・」ブツブツ

リツコ「何人も、私の科学を愚弄する事は許さないわ・・・1時間・・・上等じゃない・・・フフフ・・・アハハ・・・」ブツブツ

63: 2013/02/10(日) 19:27:55.68 ID:m5uQi9AV0
1時間後

リツコ「出来たわ・・・間違いなく3時間は効果が持続する」

アスカ「へーっ!さっすが天才科学者!!やっるぅー!!」

リツコ「当然よ・・・私の科学は最高・・・」ブツブツ

アスカ(なーんか変なスイッチ押したみたいね・・・)

アスカ「さ、さぁ・・・忙し忙し・・・さっさと実験を・・・」

リツコ「」ガシッ

アスカ「うぅ・・・」たじっ

リツコ「アスカ、昨日は二人きりだったみたいね?」

アスカ「そ・・・そうだけど・・・」

リツコ「対複数のサンプルが欲しいの・・・薬の使用は学校でやって頂戴」ゆらぁ

アスカ「が・・・学校ぅうう!!?ダメダメ!!それは・・・」

リツコ「あら?初めての治験時に問題点として挙ってるわ?あなたも承知のはずよ・・・?出来るわね?」

アスカ「うっ・・・それは・・・」

リツコ「で・き・る・わ・ね?」

64: 2013/02/10(日) 19:28:58.24 ID:m5uQi9AV0
小休止します

72: 2013/02/10(日) 19:53:20.30 ID:m5uQi9AV0
葛城家

アスカ(断れなかった・・・)

リツコ「フフ・・・苦みもついでに消しておいたわ、完全に無味無臭よ?」

リツコ「持続時間は3時間、効果は同等・・・ただし、効果の現れは30分後からって所ね」

リツコ「学校までの距離を考えると」

アスカ「朝食の飲み物に混ぜ込めって事ね・・・」

リツコ「ご名答、頼んだわよ」

アスカ(こっちから吹っかけた話だけど・・・まずいわね・・・)

シンジ「あ・・・アスカ?考え事?」

アスカ「えっ!あぁ・・・いや!何も?べ・・・別に何も企んでないわよ!!」

シンジ「誰もそこまで」

アスカ「あっ!あー!喉渇いた!!全く毎日こう蒸し暑いと喉がすぐ渇くわねー!!」

シンジ「そうだね・・・」

アスカ「っあー!お茶が美味しいっ!!」ぐびっ

アスカ「アンタも飲むっ!?」

75: 2013/02/10(日) 20:03:48.41 ID:m5uQi9AV0
シンジ「えっ・・・?あぁ・・・じゃあ貰おうかな・・・」

アスカ「ちょっと待ってなさいよ・・・」

アスカ「・・・」トクトクトク

シンジ「ありがとう・・・」

アスカ「あっ!あんな南の空にミサトの胸を貫いたと言われる南斗聖拳のサザンクロスがっ!!」

シンジ「えっ!どこどこ!?」

アスカ(今よっ!)スーっ

シンジ「もう!アスカったら!朝っぱらから星なんて見える訳ないじゃないか・・・」

アスカ「んー?間違えたかなぁ・・・?」

シンジ「もう・・・らしくないなぁ、アスカったら」

アスカ「そ・・・そうね!それよりさっさとお茶飲んだら?ハイ!」

シンジ「うん、ありがとう・・・」くいっ

アスカ「ほーら!アンタも男ならグイッと一気に飲み干すのよ!!」

シンジ「わ・・・わかったよ・・・んぐんぐ・・・」

アスカ「よしっ!さ、学校行くわよ!出発進行!!」

76: 2013/02/10(日) 20:09:44.08 ID:m5uQi9AV0
ミサト「いってらっしゃーい」

シンジ「あ、行ってきます!ミサトさん!」

アスカ「行ってくるわ!ミサトっ!!」

ミサト「気をつけてねーん」

通学路

シンジ「どうしたのさ、そんな急に出て?アスカ日直だっけ?」

アスカ「べっつにぃー?たまたまそう言う気分だっただけよ!」

アスカ(関係ない通行人にこないだみたいにワケわかんない事言い出したら収拾がつかなくなるのよ!!)

シンジ「ふーん・・・」

アスカ「な・・・何よ!ジロジロとっ」

シンジ「あ・・・ごめん、そんなつもりじゃ・・・」

アスカ「そっ!」

アスカ(じわじわと効いて来てるのかしら?人通りが少ないうちに出て正解だったわ・・・)

シンジ「なんか・・・アスカと居ると不思議な感じがする」

アスカ「そ・・・そう?」

79: 2013/02/10(日) 20:17:23.50 ID:m5uQi9AV0
シンジ「僕達、いつも一緒に居るよね?」

アスカ「同居してんだから当たり前よ!!」

シンジ「やっぱり男の僕が守んなきゃダメだよね」

アスカ「そうね・・・そんくらい逞しくなれたらそうして?」

シンジ「うん」

アスカ「ほら!さっさと行くわよ!!」

アスカ(やっばい・・・意外と効き目が早いわ・・・)

シンジ「そんな急がなくても、僕はアスカとのんびり行きたいんだけどなぁ」

アスカ(のーんびり・・・)にへ

アスカ「ダメっ!!普段ならそうして良いけど、今日は急ぐのっ!!」ブンブン

シンジ「つれないなぁ・・・」

アスカ「さっさと走るっ!!」

シンジ「アスカの髪から良い匂いがするよ・・・」

アスカ「そう?ありがと」

アスカ(だぁああああああ!!!もう始まったかぁ!?)





1: 2013/02/11(月) 00:59:56.33 ID:3MxOGXvN0
あらすじ

ミサト「シンジはリツコに変な薬を打たれて性悪野郎になっていた」

ミサト「リツコをリツコ様と呼ぶシンジ」

ミサト「それに違和感を感じた自称天才のアスカは事の次第を確かめにリツコの研究室へ」

ミサト「案の定、マッドサイエンティストもとい自称天才科学者リツコにより投薬をされていたシンジ」

ミサト「小1時間シンジを(お薬パワーで)メロメロにし、至れり尽くせりの楽園を築くアスカ」

ミサト「しかし薬の効果は無情にも切れてしまうのだった・・・」

ミサト「自らの楽園を取り戻すためリツコに詰め寄るアスカ」

ミサト「嘘と挑発を使い分けリツコを籠絡したかに思えた時」

ミサト「リツコはアスカにある提案を持ちかけるのだった・・・」

ミサト「前スレ落ちたけど、サービスサービスぅ!!」

2: 2013/02/11(月) 01:00:48.25 ID:3MxOGXvN0
葛城家

アスカ(断れなかった・・・)

リツコ「フフ・・・苦みもついでに消しておいたわ、完全に無味無臭よ?」

リツコ「持続時間は3時間、効果は同等・・・ただし、効果の現れは30分後からって所ね」

リツコ「学校までの距離を考えると」

アスカ「朝食の飲み物に混ぜ込めって事ね・・・」

リツコ「ご名答、頼んだわよ」

アスカ(こっちから吹っかけた話だけど・・・まずいわね・・・)

シンジ「あ・・・アスカ?考え事?」

アスカ「えっ!あぁ・・・いや!何も?べ・・・別に何も企んでないわよ!!」

シンジ「誰もそこまで」

アスカ「あっ!あー!喉渇いた!!全く毎日こう蒸し暑いと喉がすぐ渇くわねー!!」

シンジ「そうだね・・・」

アスカ「っあー!お茶が美味しいっ!!」ぐびっ

アスカ「アンタも飲むっ!?」

3: 2013/02/11(月) 01:01:21.36 ID:3MxOGXvN0
シンジ「えっ・・・?あぁ・・・じゃあ貰おうかな・・・」

アスカ「ちょっと待ってなさいよ・・・」

アスカ「・・・」トクトクトク

シンジ「ありがとう・・・」

アスカ「あっ!あんな南の空にミサトの胸を貫いたと言われる南斗聖拳のサザンクロスがっ!!」

シンジ「えっ!どこどこ!?」

アスカ(今よっ!)スーっ

シンジ「もう!アスカったら!朝っぱらから星なんて見える訳ないじゃないか・・・」

アスカ「んー?間違えたかなぁ・・・?」

シンジ「もう・・・らしくないなぁ、アスカったら」

アスカ「そ・・・そうね!それよりさっさとお茶飲んだら?ハイ!」

シンジ「うん、ありがとう・・・」くいっ

アスカ「ほーら!アンタも男ならグイッと一気に飲み干すのよ!!」

シンジ「わ・・・わかったよ・・・んぐんぐ・・・」

アスカ「よしっ!さ、学校行くわよ!出発進行!!」

4: 2013/02/11(月) 01:01:54.18 ID:3MxOGXvN0
ミサト「いってらっしゃーい」

シンジ「あ、行ってきます!ミサトさん!」

アスカ「行ってくるわ!ミサトっ!!」

ミサト「気をつけてねーん」

通学路

シンジ「どうしたのさ、そんな急に出て?アスカ日直だっけ?」

アスカ「べっつにぃー?たまたまそう言う気分だっただけよ!」

アスカ(関係ない通行人にこないだみたいにワケわかんない事言い出したら収拾がつかなくなるのよ!!)

シンジ「ふーん・・・」

アスカ「な・・・何よ!ジロジロとっ」

シンジ「あ・・・ごめん、そんなつもりじゃ・・・」

アスカ「そっ!」

アスカ(じわじわと効いて来てるのかしら?人通りが少ないうちに出て正解だったわ・・・)

シンジ「なんか・・・アスカと居ると不思議な感じがする」

アスカ「そ・・・そう?」

5: 2013/02/11(月) 01:02:26.88 ID:3MxOGXvN0
シンジ「僕達、いつも一緒に居るよね?」

アスカ「同居してんだから当たり前よ!!」

シンジ「やっぱり男の僕が守んなきゃダメだよね」

アスカ「そうね・・・そんくらい逞しくなれたらそうして?」

シンジ「うん」

アスカ「ほら!さっさと行くわよ!!」

アスカ(やっばい・・・意外と効き目が早いわ・・・)

シンジ「そんな急がなくても、僕はアスカとのんびり行きたいんだけどなぁ」

アスカ(のーんびり・・・)にへ

アスカ「ダメっ!!普段ならそうして良いけど、今日は急ぐのっ!!」ブンブン

シンジ「つれないなぁ・・・」

アスカ「さっさと走るっ!!」

シンジ「アスカの髪から良い匂いがするよ・・・」

アスカ「そう?ありがと」

アスカ(だぁああああああ!!!もう始まったかぁ!?)

6: 2013/02/11(月) 01:06:48.62 ID:3MxOGXvN0
シンジ「それにしても・・・通行人は皆可哀想だね・・・」

アスカ「ゲッ!!」

シンジ「アスカに比べたら皆ゴ」

アスカ「あぁああっ!アンタ、学校に着くまで喋んなっ!!」

シンジ「なんで?ゴミ共もがっもがっ!!」

アスカ「はーい!お黙りーっ!!」

アスカ(こんのバカ!!視線が突き刺さるじゃない!!)

シンジ「アスカがそう言うなら・・・我慢する・・・」

アスカ「よろしい」

シンジ「・・・」

アスカ(・・・なんで)

アスカ(私がこんな目ににぃいいいっ!!)

リツコ「アスカ、わかってると思うけど」

アスカ「あによ?」

リツコ「コレ、元々エヴァの作戦で運用する為に作ってるのよ」

9: 2013/02/11(月) 01:17:12.17 ID:3MxOGXvN0
アスカ「な・・・なによ・・・それがどうしたってー」

リツコ「アスカ」ジロッ

アスカ「うぅっ・・・」

リツコ「ま、やろうと思えばLCLに混ぜて」

アスカ「ちょっとリツコ!この私を脅そうってーのぉ!?」

リツコ「とんでもない、世界を救うエヴァのパイロット様ですもの・・・ただ・・・」

アスカ「ただ・・・何よ?」

リツコ「間違えて濃度の調整を誤ってしまう可能性はあるわ?」ジロッ

アスカ「リツコ・・・私を社会的に抹頃するつもりぃ!?」

リツコ「さぁ?アスカの返答次第って所かしら?」

アスカ「ぐぬぅうう・・・」

リツコ「アスカの条件はクリアしたのよ?断られる理由は無いわ」

アスカ(リツコのヤツ!この私に脅しをかけるなんて・・・)

アスカ(肝心肝要のデータは絶対にくれてやらないんだから!!)

シンジ「アスカ、学校着いたよ?喋っていいよね・・・?」

10: 2013/02/11(月) 01:21:29.08 ID:3MxOGXvN0
アスカ「え・・・えぇ・・・」

シンジ「うわぁ・・・」

ざわざわ

わいわい

シンジ「ハハハ・・・揃いも揃ってブスだらけだ」

ピタッ

アスカ「」

シンジ「えっ?固まっちゃってどうしたの?アスカ?」

アスカ「あ・・・アンタ・・・なんて事を・・・」

シンジ「えっ?どいつもこいつもブスだらけだなって・・・」

ギロッ

アスカ「だぁあああああ!!!!バカシンジっ!!世界を敵に回す気ぃ!?」

シンジ「やだなぁアスカ・・・僕はアスカさえ居れば他に何も要らないよ・・・」

クソが・・・

バカップルがいちゃついてんなよな

13: 2013/02/11(月) 01:30:02.23 ID:3MxOGXvN0
アスカ「うるさーい!!そんなんじゃなぁあああああいっ!!」キッ

シンジ「そうだよ!!アスカが僕の彼女な訳ないだろっ!!」

アスカ「えっ・・・」グサッ

シンジ「大体僕がアスカと釣り合うワケないじゃないかっ!!」

シンジ「バカなの!?氏ぬのッッ!?」

アスカ「いや・・・釣り合わないとかそんな事は・・・別に・・・」

シンジ「大体皆おかしいよっ!!」

シンジ「僕とアスカはそんな生っちょろい関係じゃないよッッ!!」

アスカ「ハァ?」

シンジ「バカにしないでよッ!!このド畜生がッッ!!このド畜生がッッ!!!!」

シンジ「アスカは僕の女神様なんだ!!」

シンジ「アスカに尽くす事が僕の喜びなんだっ!!」

シンジ「アスカが僕の彼女・・・?笑わせないでよ!!おこがましいっ!!」

シンジ「僕は・・・僕は・・・!!」

シンジ「式波・アスカ・ラングレーのペット!!碇シンジですッッ!!!!!」

16: 2013/02/11(月) 01:38:32.07 ID:3MxOGXvN0
アスカ「」絶句

うわぁ・・・

引くわ・・・これは・・・

何?調教済み?

不潔・・・

シンジ「誰だっっ!!今アスカを不潔扱いしたヤツっ!!前歯折ってや」

アスカ「こらぁあああっっ!!!バカシンジ!!こっち来い!!!!」ぐいぐい

シンジ「やめてよアスカ!!あのブスの前歯をバキバキに・・・!!」ずるずる

アスカ「黙ってついて来い!!こんの大バカシンジッッ!!!!」ぐいぐい

階段の裏

シンジ「いてて・・・でも・・・」

シンジ「キモチイイッ!!」メキャ

アスカ「アンタバカぁ!?・・・ハァ・・・ハァ・・・」

シンジ「うぅ・・・こんなご褒美も良いかも・・・」げふぅ

アスカ「アンタ・・・前歯折るわよ・・・?」イラっ

18: 2013/02/11(月) 01:49:07.27 ID:3MxOGXvN0
シンジ「アスカはご褒美が上手だなぁ・・・」

アスカ「うるさい!!少し黙れっ!!」

アスカ(これは想像以上にヤバい代物ね・・・)

アスカ(対複数の場合、私に向ける愛情が増える代わりに・・・)

アスカ(その他の人間・・・特に異性に対しての攻撃本能がかなり高まるようね・・・)

シンジ「考え込むアスカも可愛いね」

アスカ「ちょっと黙ってて!」

アスカ(A10神経を薬でブースト・・・報酬系の働きを促進する代わりに)

アスカ(その他の人間に対する反社会性人格障害が起きてるって事じゃない・・・!!)

アスカ(なんて代物作り出すのよあのバーサー科学者!!)

アスカ(今、使用から約50分・・・そろそろ授業が始まる・・・)

アスカ(とりあえず・・・シンジを黙らせないと・・・)

アスカ「シンジ?アンタ、私のペットなのよね?」

シンジ「もちろんさ!!」

アスカ「よし!いいわ・・・認めてあげる!アンタは私公認のペット、試験初号機よ!!だから・・・」ボソボソ

19: 2013/02/11(月) 01:55:13.72 ID:3MxOGXvN0
教室

トウジ「よっ!センセ!!朝からやらかしてもうたらしいなぁ?」

ケンスケ「どのクラスも二人の話題で持ち切りだぞ?碇ぃ?」

トウジ「あんまり外でイチャイチャせんと、せめて教室の中だけくらいにしといた方がええんちゃうか?センセ?」

シンジ「・・・」

ケンスケ「なんだよ・・・つれないなぁ?僕らには話してくれたって良いだろ?」

ケンスケ「なんで廊下であんな事言い放ったのか・・・」

トウジ「センセ、そりゃ式波は見てくれはエエ!自分のモノにしたいのもわからんでもない!!」

ケンスケ「うんうん!正直僕は碇が羨ましいよ・・・」

トウジ「でもな・・・センセ・・・ワシはがっかりや・・・」

ケンスケ「そうだよ碇!」

トウジ「なんで・・・なんであの場でペット発言なんやっ!!」

ケンスケ「僕も式波の犬になりたいっ!!」

シンジ「・・・」ギロッ

ケンスケ「じょ・・・冗談だよ・・・碇・・・」

20: 2013/02/11(月) 01:59:11.05 ID:3MxOGXvN0
ガラッ

トウジ「おわっ!授業始まるで・・・戻らな委員長がうるさ」

ヒカリ「なんですって!」

ケンスケ(この二人も大概だよなぁ・・・平和だな・・・)

先生「出席を取る・・・相田・・・」

ケンスケ「はい」

先生「碇」

シンジ「・・・」

先生「碇?」

シンジ「・・・」

アスカ(ちょっと!バカシンジ!!返事くらいしなさいよ・・・)

先生「碇?聞こえとらんのか?」

シンジ「・・・」さらさら

シンジ「・・・」パッ

聞こえてますよ

22: 2013/02/11(月) 02:05:07.32 ID:3MxOGXvN0
先生「そうか・・・なら良いんだが、風邪か?マスクくらいしたらどうだ?」

シンジ「・・・」さらさら

すいません

先生「ま、構わんが・・・」

ケンスケ(そこは構えよ)

トウジ(この先生も大概ボケが来とんのちゃうか・・・)

アスカ(もしかして・・・)

階段の裏

アスカ「いい・・・アンタ、教室の中では一切喋っちゃダメだから」ボソボソ

シンジ「あっ・・・アスカの吐息が・・・耳にぃ」ゾクゾク

アスカ「!!」げしっ

シンジ「もっと・・・」ピクピク

アスカ「うぅ・・・どうしろってーのよ・・・これじゃまるで変態じゃない・・・」

シンジ「アスカが僕を変態って言ってくれる・・・幸せ・・・」

アスカ「はぁ・・・先が思いやられるわ・・・でも、被害を未然に防ぐ為よ・・・わかったわね!」

23: 2013/02/11(月) 02:11:49.36 ID:3MxOGXvN0
先生「式波」

アスカ「・・・」ブツブツ

先生「式波?」

アスカ「あっ!は・・・はい・・・」

先生「なんだお前もか・・・」

アスカ「すみません・・・」

先生「朝の騒動は職員室にも届いてるぞ?」

先生「あまり仲良くしすぎるのは教師としては・・・ンッ!ンンッ!!」

アスカ「~~~~!!!!!」カァァ

アハハハ

ケンスケ(はぁ・・・毎日平和だな・・・いっそ地球が爆発すればいいのに・・・)

ヒカリ(アスカ・・・不潔・・・)

先生「碇も、わかったな?」

シンジ「・・・」さらさら

はい

25: 2013/02/11(月) 02:16:06.58 ID:3MxOGXvN0
先生「次、碇・・・黒板にこの問題の答えを・・・」

シンジ「・・・」すくっ

コトッ

レイ「碇くん・・・消しゴム、落としたわ」

シンジ「・・・」

レイ「・・・置いておくから」

シンジ「・・・」キュッキュッ

先生「正解・・・戻っていいぞ?碇・・・」

シンジ「・・・」

先生「で・・・あるからして・・・」

シンジ「・・・」さらさら

レイ「?」

レイ(手紙?)

シンジ「・・・」コトッ

レイ「碇君、この消しゴムは」

26: 2013/02/11(月) 02:22:54.02 ID:3MxOGXvN0
レイ「!!」

レイ「・・・」ぽろぽろ

レイ「・・・」ぽろぽろ

シンジ「・・・」

綾波へ

ごめん、その消しゴムはもう使えないんだ

ブスが触った消しゴムをペットの僕が使うと可愛い可愛いアスカまで汚れちゃうから

だからその消しゴムはあげるよ

これからは自分で落とした物は自分で拾うから

二度と僕の物に手を触れないでね

P.S

名前呼ばれるだけで吐き気がします

レイ「・・・これが涙」ぽろぽろ

レイ「泣いているのは私・・・」ぐすっ

レイ「もう・・・ダメなのね・・・」ひぐっ

27: 2013/02/11(月) 02:28:57.41 ID:3MxOGXvN0
先生「綾波?どうした?体調が悪いのか?」

レイ「いえ・・・」ぽろぽろ

先生「おい碇、保健室に・・」

シンジ「・・・」さらさら

嫌です

先生「嫌とはなんだ嫌とは」

レイ「いいんです」ぽろぽろ

先生「しかしだな・・・」

レイ「ATフィールドが保たない」ぽろぽろ

先生「ATふぃよるど?」

レイ「こちらの話・・・」ぐすっ

先生「良くわからんが余り無理をしてはいかん」

レイ「はい」ぐすっ

レイ「かかりつけに・・・」すくっ

レイ「失礼します」めそめそ

28: 2013/02/11(月) 02:34:09.92 ID:3MxOGXvN0
アスカ「?」

アスカ(エコヒイキのやつ・・・体調不良?)

アスカ(ま、いっか!私には関係ない話だし・・・)

アスカ(それより問題はバカシンジよ!!)

シンジ「・・・」

アスカ(ちゃんとだんまり決め込んでるわ・・・この様子なら後2時間くらい平気ねっ!)

アスカ(出欠だけ確認出来ればチョロいもんだったわね!流石天才の私っ!!)

レイ「おかしい・・・碇君が・・・」

レイ「おーいしゃさんに相談だ・・・」ぼそっ

リツコの部屋

リツコ「と・・・言うワケね?」

レイ「はい」

リツコ「で?これがその手紙?」

レイ「はい」

リツコ「読んで良い?」

29: 2013/02/11(月) 02:39:53.19 ID:3MxOGXvN0
レイ「どうぞ」

リツコ「酷いわね」

レイ「はい」

リツコ「思い当たる節があり過ぎて困るわ・・・」

レイ「何故ですか?」

リツコ「治験よ」

レイ「治験?私にでなくてですか?」

リツコ「そう」

レイ「碇君が被験者・・・ですか」

リツコ「そうよ、隠しても仕方ないから言うけど」

リツコ「前回は私が、今回はアスカがシンジ君を対象に選んだの」

リツコ「この手紙を見る限り、余りいい兆候とは言えないわね・・・」

リツコ「ま、昼休み明けには効果が切れると思うから・・・」

レイ「その薬、まだありますか?」

リツコ「あるにはあるけど・・・」

30: 2013/02/11(月) 02:45:27.53 ID:3MxOGXvN0
レイ「効果は服用後、最初に視認した人間に対して・・・ですか」

リツコ「前回は私、今回はアスカに対し特別な対応をしている事からも・・・そう考えるのが妥当ね」

レイ「副作用の確認は」

リツコ「まだ断定出来てないの、アスカ待ちと言った所ね」

レイ「私が」

リツコ「?」

レイ「私が被験者になります」

リツコ「正気?」

レイ「はい」

リツコ「・・・構わないのね?」

レイ「はい」

リツコ「ふぅ・・・」

リツコ「いい?効能は3時間」

リツコ「アスカが飲ませた薬の効果が切れたのを確認してからにして頂戴」

リツコ「一応薬理作用が完全に消失したのを確認出来るのは・・・放課後以降って所ね」

32: 2013/02/11(月) 02:54:35.32 ID:3MxOGXvN0
昼休み

アスカ「あら?エコヒイキ、帰ってきたの?」

レイ「ええ・・・」

シンジ「僕たちの領域に入って来ないでよ、脱色系ブス」

レイ「」グサッ

アスカ「アンタ!幾ら何でも言い過ぎよ!!」

シンジ「だって・・・邪魔されたくないよ・・・」

アスカ「鈴原やヒカリまで追い払って!!いい加減にしなさいよね!!」

トウジ「センセ・・・わしは悲しいっ」ずぅうううん

ケンスケ「俺たち・・・友達だよな・・・碇?」ずぅうううん

ヒカリ「つり目ソバカス女・・・つり目ソバカス女・・・つり目ソバカス女・・・」ずぅうううん

レイ「・・・ロンギヌスの槍がいっぱい」

シンジ「アスカぁ?あーんっ!」

アスカ「もうっ!皆見てるっ!!」あーん

レイ「・・・」イラっ

33: 2013/02/11(月) 03:04:37.68 ID:3MxOGXvN0
レイ「・・・膝枕」

レイ「それはイケナイコト・・・」

シンジ「もうっ!卵焼きほおばる姿なんか女神以上の美しさだよっ!」

アスカ「はむはむ・・・美味しいっ・・・」

シンジ「擬音をわざとらしく口にする姿なんか後光が射してるよっ!」あーん

アスカ「ぱくっ!アンタのハンバーグはホント最高ねっ!」もにゅもにゅ

シンジ「アスカ?空を眺めながらご飯は最高だねっ!」

アスカ「アンタは私の顔しか見てないじゃないの・・・バカ・・・」カァァ

シンジ「僕にとってアスカは母なる大地の様な美しさだよ」

アスカ「もうっ!公衆の面前でバカ言ってんじゃないわよ!!」カァァ

シンジ「誰もが認めざるを得ないんだ・・・ブス共はアスカの為の肥やしだからね」

シンジ「そこの白色赤目ブスとか」ギロッ

シンジ「景観を損ねるから視界から消えてよね・・・」

レイ「・・・負けない」じわっ

レイ「経過を観察するまでは・・・」ぽろぽろ

34: 2013/02/11(月) 03:10:36.87 ID:3MxOGXvN0
シンジ「ふぅ・・・アスカ?そろそろ頭降ろしてよ」

アスカ「えーっ!もう少し良いじゃない・・・」

シンジ「良くないよ・・・恥ずかしいよ・・・」

アスカ(チッ!効力が切れて来たか・・・)

アスカ(まぁ、昼休みもギリギリ終わる頃だし・・・)

アスカ(3時間以上保ったじゃない・・・やるわねリツコ!!)

シンジ「綾波っ・・・その・・・朝はゴメン・・・」

シンジ「僕・・・そんなつもりなくって・・・」

レイ「構わない」

シンジ「許してくれるの・・・?」

レイ「ええ」

レイ「これ、返しておくわね」

シンジ「僕の消しゴム・・・ゴメン、ありがとう」

レイ「碇君・・・もし碇君が」

シンジ「?」

35: 2013/02/11(月) 03:16:10.85 ID:3MxOGXvN0
アスカ「ちょっと!私のペットに気安く!」

シンジ「アスカ!もう・・・あれは気の迷いで・・・」

アスカ「また・・・気の・・・まよ・・・」グシャッ

レイ(いい気味ね)

レイ「朝の事、少しでも悪いと思ってるのなら」

シンジ「ご・・・ごめん、思ってるよ」

レイ「放課後、私に付き合って欲しい」

シンジ「わ・・・わかったよ・・・」

レイ「体育館の裏で待ってるわ」

シンジ「うん」

レイ「あと、そこの赤いのは連れて来ないで」

シンジ「わかったよ・・・」

アスカ「フン!別についていかないわよ!!私、用事あるし・・・」ケッ

アスカ(あの薬をリツコからせしめ続けられる限り、シンジは私の言いなりよっ!!)

アスカ(残念だったわね!!エコヒイキっ!!)

36: 2013/02/11(月) 03:19:36.48 ID:3MxOGXvN0
放課後

レイ「碇君」

シンジ「ごめん、綾波」

レイ「セカンドは?」

シンジ「急いでどこかに行ったよ?」

レイ「そう・・・きっと博士の所ね・・・」

シンジ「リツコさん?」

レイ「何でもない、気にしないで」

シンジ「ところでどうしたの?」

レイ「赤木博士から治験の要請よ、碇君と私でコレを飲む」

レイ「その結果を報告」

シンジ「またリツコさんの薬かぁ・・・嫌な予感がするなぁ・・・」

レイ「大丈夫、私も一緒だから」

シンジ「そっか」

レイ「どうぞ」

37: 2013/02/11(月) 03:23:32.89 ID:3MxOGXvN0
シンジ「うぅ・・・リツコさんの薬は苦いからなぁ・・・」

レイ「大丈夫、無味無臭らしいわ」

シンジ「・・・」くいっ

レイ「・・・」くいっ

シンジ「飲んだよ・・・」

レイ「ええ・・・それで碇君、今日は碇君の家にお邪魔したいの」

シンジ「それも治験のため?」

レイ「そう」

シンジ「じゃあ一緒に帰ろうか?」

レイ「ええ」

レイ(碇君と下校・・・こころがぽかぽかする)

シンジ(綾波と一緒に帰るって不思議な感じだなぁ・・・)

レイ「碇君・・・碇君はセカンドが好き?」

シンジ「えっ・・・?そう言うんじゃないよ」

レイ「そう、良かった」

38: 2013/02/11(月) 03:35:05.75 ID:3MxOGXvN0
リツコの部屋

アスカ「もう薬は開発しないぃいいいい!?」

リツコ「えぇ・・・」

アスカ「なんでよ!!」

リツコ「アスカ、あなた・・・重大な副作用の可能性がある事を隠してたでしょう?」

アスカ「ぎくぅっ!!」

リツコ「図星ね・・・」

リツコ「レイの手紙と学校での一連の報告、聞かせて貰いました」

アスカ「あ・・・そんな・・・」ガクっ

リツコ「アレは作戦運用には支障が出るわ、お蔵入りよ・・・副作用を改善出来るまでは」

リツコ「私の予想ではA10神経を刺激させる対象は投薬後最初に視認、もしくはフェロモンを感知知覚した者を女王とし」

リツコ「その他全ての女王と同性の人間を敵視する」

リツコ「女王に対し尽くし、自らに降り掛かる存在を排除する事で」

リツコ「女王に対する忠誠を示し、その行為が対象に容認される事で報酬系の活性化が促進される」

リツコ「彼の脳内では女王と自分を中心としたコミュニティと、その他の敵しか存在しない」

39: 2013/02/11(月) 03:42:48.40 ID:3MxOGXvN0
リツコ「対使徒戦に於いては2機での運用以外は想定出来ない上」

リツコ「おそらく命令も碌に聞けやしないでしょうね?」

リツコ「我ながらとんでも無いもの作った物よ・・・」

リツコ「まぁ・・・ラットはつがいでしか飼育してなかったから実用前に副作用が判明して良かったけど」

リツコ「生産は今の所中止!」

アスカ「うぅ・・・」

リツコ「もっとも・・・今、一応実用化に向けての最後の治験に当たってる所ではあるけど・・・」

アスカ「ハァ?」

リツコ「気になる?」

アスカ「べ・・・べっつにぃいいいい!!」

リツコ「そう?」

アスカ「・・・」

リツコ「気になるなら、早く家に帰ってみなさい?」

アスカ「フン!べーつに気にならないケドぉ?」

アスカ「あっ!今日発売の週刊誌買いに行かなくちゃっ!!こーんな所に寄ってる暇なんてなかったわ!あー!忙しいっ!!」

40: 2013/02/11(月) 03:49:27.22 ID:3MxOGXvN0
葛城家

レイ「碇君、なんで碇君は碇君なの?」

シンジ「綾波・・・綾波の肌は綾波の心のように真っ白だね・・・」

レイ「碇君・・・あなたの体温を感じると、とてもとてもポカポカする」

シンジ「綾波っ・・・僕・・・もう・・・!!」

レイ「ダメ・・・碇君・・・シャワー・・・浴びてないから・・・」

シンジ「そんなの関係ないよッッ!!」

バタン!!

ドスドスドス!!!!!

アスカ「やーっぱり!!何してんの!!アンタ達ぃっ!!」

シンジ「・・・ちぇっ白けるなぁ・・・空気読んでよブスカ」

アスカ「」ガーン

レイ「碇君を取ろうとする女・・・排除する・・・」

アスカ「は・・・排除ぉ?上等じゃないっ!!やれるもんならっ!!」ブシュウウウウ

レイ「そう、排除」

41: 2013/02/11(月) 03:55:30.72 ID:3MxOGXvN0
アスカ「えっ・・・」ぐらっ

シンジ「アハハハ・・・綾波っ!!すごいよっ!!」

レイ「赤い噴水、私たちを祝福してくれる噴水」

アスカ「ぎゃぁああああああああああああ!!!!!血が!!!!いやぁああああああああああああ!!!!」ブシュウウウウウ

シンジ「うるさいなぁ・・・ギャースカは・・・」

レイ「本当ね」

アスカ「エコヒイキっ!!こ・・・頃してやる・・・・!!頃してやる・・・!!」

アスカ「頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる頃してやる・・・!!」

シンジ「綾波に手は出させないよ」

レイ「碇君、助けて」

シンジ「当然じゃないか・・・」ゲシっ

アスカ「がっ・・・シンジ!!アンタは・・・私の・・・ペッ」

シンジ「うるさいなぁ・・・思い出させないでよ・・・僕は綾波の物なのに・・・」

シンジ「あんな手紙書かせるなんて!!このド畜生が!!!」げしっげしっ

アスカ「あぁあああああっっ!!!!!!」ブシュウウウウ

44: 2013/02/11(月) 04:01:41.67 ID:3MxOGXvN0
シンジ「このド畜生が!!」

アスカ「あぁああああああ!!!!」ピクピク

シンジ「このド畜生が!!」

アスカ「嫌ぁああああ!!シンジ・・・やめてっ!!もう蹴らないで・・・・」ピクピク

シンジ「僕の名前を呼ぶなよっ!!このド畜生が!!このド畜生が!!」

アスカ「」

シンジ「このド畜生が!!」

アスカ「」

レイ「碇君、もう止まったわ」

シンジ「本当だ・・・これでやっと安心出来るね」

レイ「ええ・・・ありがとう、碇君」

シンジ「いいんだ・・・」

レイ「血が沢山ついたわ、シャワー浴びましょう」

シンジ「そうだね、汚らしいゲルマンの血を洗い流さないと」

レイ「えぇ・・・」

45: 2013/02/11(月) 04:07:29.18 ID:3MxOGXvN0
葛城家風呂場

シンジ「ふぅ・・・綾波・・・綺麗だ・・・」

レイ「碇君・・・ごめんなさい・・・こんな時、どんな顔したら良いかわからないの」

シンジ「笑えば良いと思うよ」

レイ「」にこっ

シンジ「綾波っ!!やっぱりもう我慢出来ないよッッ!!」

レイ「あっ・・・」

葛城家リビング

アスカ「」ムクリ

アスカ「」よろっ

葛城家風呂場

シンジ「綾波・・・綾波っ・・・」ハァハァ

レイ「碇君・・・」

レイ「レイって・・・呼んでくれなきゃ・・・嫌」

シンジ「ウォオオオオオオオオオ!!!!!!!」

46: 2013/02/11(月) 04:14:51.89 ID:3MxOGXvN0
葛城家風呂場

バキッ

シンジ「レイ!!レイ!!レイッッ!!!」ハァハァ

シンジ「レイッ!!!レ」

アスカ「」メキャ

レイ「!!」

シンジ「うわぁああああああ!!!!!!はぁあああああああ!!!!!!!」ブシュウウウウウ

アスカ「ウォオオオオオオオオオ!!!!!!!!」

アスカ「ヴォ・・・!!」ハッハッ

シンジ「ブスカッっ!!!?何で・・・!!!!」ブシュウウウウウ

アスカ「ウォヲヲオオオオオオオオ!!!!!」バキッグシャッ

レイ「ガ・・・ギ・・・ガ・・・!!」ごふっ

レイ「」

シンジ「レイ!!!レイッっ!!!!!うわぁあああああああ!!!!!!!」ブシュウウウウウ

カッ!!!!!!!!

49: 2013/02/11(月) 04:21:05.90 ID:3MxOGXvN0
ネルフ本部

冬月「始まったな・・・」

ゲンドウ「あぁ・・・」

ミサト「爆心地特定!!急いで!!!」

加持「チルドレン二人の覚醒と解放・・・この修正、容易ではありませんよ・・・?」

マヤ「特定しました!!これは・・・」

青葉「信じられない・・・」

日向「葛城さんの自宅です」

ミサト「なんですって!!!!」

リツコ「・・・」

冬月「時期尚早ではないか?碇・・・」

ゲンドウ「時計の針を進めた者が居る・・・我々の手が及ばぬ所でな」

冬月「あれはエヴァの呪縛か・・・?」

ゲンドウ「わからん・・・だが覚醒は始まってしまった、後戻りは出来ん・・・」

リツコ「・・・」

51: 2013/02/11(月) 04:30:19.72 ID:3MxOGXvN0
リツコ「・・・ズズズ」

ミサト「アンタ!呑気にコーヒー啜ってんじゃないわよ!!この非常事態に!!」

リツコ「そう?もう始まってしまったもの・・・打開策でもあるの?」

ミサト「何よそれ・・・最初から知ってる様な口ぶりね・・・」

リツコ「さぁ?どうでしょう?」

ゲンドウ「赤城博士、止める手だてはあるのかね?」

リツコ「皆目見当もつきませんわ、司令・・・」

マヤ「モニターにさらに高エネルギー反応!!」

日向「可視波長のエネルギー体の爆心地を中心とした半径数メートルから光の柱を確認!!」

青葉「広範囲に拡散して行きます!!!!」

冬月「アブソーバーを最大まで上げろ!本部を失う訳にはいかん!!」

日向「はい!!」

ゲンドウ「冬月先生・・・後を頼みます」

冬月「碇・・・やるのか?レイは今・・・」

ゲンドウ「問題ない」

52: 2013/02/11(月) 04:39:32.21 ID:3MxOGXvN0
爆心地

アスカ「ヴォ・・・!!」

アスカ「・・・」ムシャムシャ

アスカ「ペッ」ニヤリ

シンジ「うっ・・・おえぇえええっ!!!!!」

アスカ「ウォオオオオオオオオオ!!!!!!ウォヲオオオオオオ!!!!!」ハッハッ

シンジ「綾波を・・・」

シンジ「返せ!!」ドクン

アスカ「ヴォ・・・!?」

シンジ「うわぁあああああああああああ!!!!!はぁああああああああ!!!!!!」

アスカ「碇君」

シンジ「!!!!!?」

アスカ「碇君・・・私・・・」

シンジ「うるさい!!!うるさい!!!このド畜生が!!!!!綾波みたいな呼び方するなッッ!!!!」

アスカ「碇君・・・悲しいのね・・・」

53: 2013/02/11(月) 04:43:11.44 ID:3MxOGXvN0
シンジ「綾波っ!?綾波なのっ!!!?」

アスカ「そう・・・」

シンジ「綾波っ!!!綾波っ!!!!」

アスカ「レイって呼んで」

シンジ「ゴメン!!レイ!!!レイッ!!!!」

アスカ「ハァ!?アンタバカぁ?誰がエコヒイキよ!!!!!!」

シンジ「!!!!!!!!!!!!????」

アスカ「碇君、私・・・」

シンジ「レ」

アスカ「バカシンジ!!!」

アスカ「碇君」

アスカ「バカシンジ!!」

アスカ「碇君」

アスカ「バカシンジ!!!」

シンジ「うわぁああああああああ!!!!!!!うわぁああああああああ!!!!!!あぁああああああああっっ!!!!!!!」

54: 2013/02/11(月) 04:50:50.01 ID:3MxOGXvN0
シンジ「ウオォオオオオオオ!!!!!!」

カッ!!!!!!!!!!

ネルフ本部

マヤ「高エネルギー反応!さらに増大!!!」

青葉「デストルドーが異常な速度で形成されていきます!!!」

日向「300・・・400・・・ダメです!!モニター出来ません!!!」

リツコ「・・・少し席を外すわ」

ミサト「待ちなさい!!アンタ何か知ってんでしょ!?」

ミサト「一人やたら落ち着き払って・・・!!怪し過ぎるわよ!!!」

リツコ「さぁ?私は何もわからないわ・・・」

マヤ「先輩!何か・・・!!何か手があるんですよね!?先輩っ!!」

リツコ「さぁ?マヤ・・・流石の私もそこまで万能ではなくってよ?」

リツコ「ただ、神を支配しようだなんて傲慢な考えを持ってしまった・・・その罰を受けなければならないの、人類は」

ミサト「どういう事!!説明して頂戴!!」

リツコ「・・・百聞は一見にしかずよ、外に出ましょう」

55: 2013/02/11(月) 04:57:52.68 ID:3MxOGXvN0
ミサト「アブソーバーの外は危険よ!ここで話して!!」

リツコ「アブソーバー?そんなモノに何の意味もないわ・・・」

冬月「なんだと?」

ミサト「ぐっ・・・!!」

リツコ「あれは物理的な衝撃波では無いもの・・・」

リツコ「あの規模の爆発で市街地が抉られないなんて物理学的に考えてあり得ないのよ」

ミサト「知った風にごちゃごちゃと・・・!!御託はいいから早く案内しなさい!!!」カチャ

ミサト「でないと・・・いくらアンタでも!!」

リツコ「撃つの?構わないわ・・・どうせ・・・」

リツコ「精神の氏が先が肉体の氏が先かの話ですもの・・・フフフ・・・フフフ!!!!」

リツコ「アハハハハハ!!!!!!」

ミサト「気が狂ってる・・・」

マヤ「先輩がここまでトチ狂ったクソ女とは思いませんでした・・・」

リツコ「なんとでもおっしゃい・・・科学こそ正義!!科学こそ真理!!」

リツコ「私の科学が負けた世界に興味はないわ・・・!!」

56: 2013/02/11(月) 05:02:13.94 ID:3MxOGXvN0
ネルフ外

ミサト「何コレ・・・」

日向「無数の光の柱・・・」

青葉「その正体が・・・コレか・・・」

マヤ「葛城さんの家の周辺に生体反応、ありません・・・」

ミサト「シンジ君とアスカは!!」

リツコ「その二人が原因よ」

マヤ「待って下さい!!パターン青!!使徒です!!数、2!!」

ミサト「なんですって!!?」

リツコ「やはり・・・」

ミサト「やはりじゃないわよ!!アンタ、シンジ君に何したの!!?」

リツコ「・・・」

ミサト「変な薬与えて!!何してんのよアンタはっ!!」

リツコ「治験よ」

ミサト「頃す!!!!!」チャッ

57: 2013/02/11(月) 05:10:46.34 ID:3MxOGXvN0
リツコ「リリンの王・・・碇ゲンドウの息子、碇シンジ」

ミサト「!!」

リツコ「使徒に生体を乗っ取られ、回復した式波アスカ・・・」

リツコ「アダムより生まれし身体を持つ綾波レイ・・・」

リツコ「エヴァの呪縛・・・」

リツコ「その呪縛を抑え込もうとしたのよ」

ミサト「な・・・なんですって・・・!?」

リツコ「でも無理だった、それだけの話」

リツコ「それだけの事なのよ・・・」

リツコ「もうお迎えが来るわ」

初号機ケージ

ゲンドウ「行くのだな・・・ユイ」

初号機「グォオオオオオオオ!!!!!」

カッ!!!!!!!!!!

ゲンドウ「」

58: 2013/02/11(月) 05:16:22.13 ID:3MxOGXvN0
ミサト「エヴァ初号機!?」

リツコ「ほら・・・A10神経を刺激され続けたシンジ君の脳波シンクロはこの距離にまで及んだ・・・」

ミサト「アンタ!何作ってんのよ!!エヴァってなんなの!?あの薬って何よ!!!」

リツコ「エヴァは母、薬は薬よ」

リツコ「私が言えるのはそれだけ、他は知る意味もないわ・・・」

リツコ「もう、消えてしまうのだから・・・全て」

爆心地

シンジ「グォオオオオオオオ!!!!!」

初号機「グォオオオオオオオ!!!!!」

アスカ「ウォヲォオオオオオオオ!!!!!」

初号機「グォォオオオオオオオオオオ!!!!!!」ガシッ

アスカ「!!!!!!」

初号機「・・・・!!!」ムシャムシャ

アスカ「」

初号機「グォオオオオオオ!!!!!」メキャメキャ

60: 2013/02/11(月) 05:22:06.78 ID:3MxOGXvN0
初号機「ヴォ・・・」ガシッ

シンジ「・・・母さん」

初号機「グォオオオオオオオオオオオオ!!!!!」パクっ

シンジ「」

初号機「ウヲォオオオオオオオ!!!!!!!」

ネルフ外

日向「成層圏から、高速接近する物体を確認!!」

冬月「ロンギヌスの槍か・・・」

マヤ「初号機と・・・同化して行きます・・・」

ミサト「これじゃまるで・・・セカンドインパクトじゃない・・・」

リツコ「違うわ、これはサードインパクト・・・世界の終わり、全ての始まり・・・氏と新生の儀式・・・」

青葉「そんな・・・」

初号機「グォォオオオオオ!!!!!!」

初号機「ウォオオオオオオオオオ!!!!!!!」

カッ!!!!!!!!!!!

61: 2013/02/11(月) 05:31:32.32 ID:3MxOGXvN0
ミサト「父さん・・・父さん!!ごめんなさい・・・私、父さんの事・・・」パシャ

マヤ「先輩っ!!先輩っ!!!先輩っ!!!!」パシャ

日向「葛城さん・・・僕は・・・」パシャ

青葉「フハハハ!!我が世の春が来た!!!!!!」パシャ

冬月「ユイ君、そこに居たか・・・」パシャ

加持「葛城・・・俺はいつでも君と共にあるさ」パシャ

キール「よい・・・これでよい・・・我らの宿願は果たされ」パシャ

リツコ「人の域に留めておいたエヴァが本来の姿を取り戻していく」

リツコ「人のかけた呪縛を解いて人を超えた神に近い存在へと変わっていく」

リツコ「天と地と万物を紡ぎ相補性の巨大なうねりの中で自らエネルギーの疑縮体に変身させているんだわ」

リツコ「純粋に人の願いを叶える・・・ただそれだけのために!」

リツコ「この世界の理を超えた新たな生命の誕生・・・代償として古の生命は滅びる」

リツコ「そう・・・セカンドインパクトの続きサードインパクトが始まる!」

リツコ「世界が終わるのよ・・・」パシャ

終劇

63: 2013/02/11(月) 05:34:48.50 ID:YpTWE7L00
お、乙

64: 2013/02/11(月) 05:35:09.46 ID:dp7At/Ow0

引用元: アスカ「じゃーんけーぇええん!!」シンジ「ほいっ」