1: 2011/07/25(月) 22:05:36.40 ID:PMZiH1M70
梓「歌が上手くなりたいです!」

唯「じゃあ私が教えてあげるよ!」

梓「ほ、ほんとですか!?」

※このSSは歌がうまくなりたい人へ向けた超短編の唯梓SSです。(初心者~初級者向け)
けいおん!college (まんがタイムKRコミックス)

3: 2011/07/25(月) 22:10:57.52 ID:PMZiH1M70
唯「じゃああずにゃん、さっそく歌ってみてよ!」

梓「え!?ここでですか!?」

唯「もちろん!そのための部室だからね!」

梓「ま・・まぁそうですけど・・・」

唯「曲はこれでいこう!はい、楽譜」

梓「ふわふわ時間ですか・・・。まあ、まさしく入門編って感じですね。」

唯「じゃあ「1.2.3.4、君をみてると・・」で入ってね?」

梓「はい・・・じゃ・・じゃあいきます・・」

梓「1・2・3・4」

7: 2011/07/25(月) 22:21:15.29 ID:PMZiH1M70
梓「き・・きみをみてると、いつもはあとどきどき・・」

唯「はいカットー!」

梓「え、いきなりですか!?」

唯「あずにゃん、恥ずかしがってたらうまく歌えないよ!」

梓「そ、そんなこといっても」

唯「はい、うまく歌うこつポイント1、全身の力を抜き、いい姿勢でリラックスして歌うこと!」

梓「あ、リラックスが大切なんですね」

唯「トレーナーによっては、姿勢を保つため、あえて初心者は座らせて歌う人も多いんだよ!」

梓「そ、そうだったんですか」

唯「はい、じゃあ深呼吸して、もう一回」

梓「すー・・・はー・・・・すー・・・はー・・・・」

梓「1・2・3・4」

8: 2011/07/25(月) 22:21:30.21 ID:PMZiH1M70
梓「君をみてると、いつもハートどきどき」

梓「揺れる思いはましゅまろみたいに・・・・」

唯「はいストーップ!」

梓「こ、今度はなんですか!?」

唯「あずにゃん、歌ってるとき顔がぐちゃってなっちゃってるよ」

梓「か、顔は関係ないじゃないですか!」

唯「はい、ここでポイント2!歌うときには、いい顔で歌う!」

梓「そ、そんなの歌と関係ないじゃないですか!

唯「いや、実はとても重要なことなんだよ!」

11: 2011/07/25(月) 22:25:51.00 ID:PMZiH1M70
唯「いい顔っていうのは具体的には、口角をあげ、目を大きく見開くことなんだけど、口角をあげることによって、体、顔の力がぬけ、声がよく響き、明るくきこえたり、目を大きく開くことによって、のどの奥もよく開き、声が通るようになるんだよ!」

梓「ちょ、長文ありがとうございます。」

唯「てことで、いい顔で歌ってみましょう!」

梓「は、はい、わかりました・・・」

梓「1.2.3.4」

17: 2011/07/25(月) 22:32:25.06 ID:PMZiH1M70
梓「君をみてると、いつもハートどきどき」

梓「ゆれる思いはましゅまろみたいに」

唯「はいっ、もう一回かっと!」

梓「ま、またですか!?」

唯「あずにゃん、今、ちょっとのど痛くない?」

梓「いえ、今はそれほどでは・・・」

唯「いまあずにゃんは喉で歌ってるから、このまま続けると、喉が痛くなると思うよ!」

梓「え、声って喉からだすものじゃないですか?」

唯「歌の世界では、胸式呼吸で歌うことを喉で歌うっていうんだよ!」

梓「きょうしきこきゅう?」

21: 2011/07/25(月) 22:36:50.39 ID:PMZiH1M70
唯「おなかで息を吸うことを、腹式呼吸、胸で息をすうことを胸式呼吸っていうんだけど・・」

梓「?」

唯「一日や二日でできるようになることじゃないから、くわしくはググってみてね!」

梓「説明なげたっ!?」

唯「とりあえず今は、声に息を混ぜて歌ってみよう」

梓「それはどういう理由ですか?」

唯「息を混ぜることによって喉が開き、自然に腹式呼吸になりやすくなるから!」

梓「おぉ、そうなんですか!」

唯「じゃあどうぞ!」

梓「1.2.3.4.5.6.7.8」

25: 2011/07/25(月) 22:40:44.62 ID:PMZiH1M70
梓「君をみてると、いつもハートどきどき!」

梓「揺れる思いはマシュマロみたいにふーわふわ!」

梓「いーつもがんばーる・・」

唯「いいねいいね!」

梓「なんかいつもより、上手く歌えた気がします!」

唯「よし、じゃあ聞いてみよっか。」

梓「えっ!?」

唯「実はテープレコーダーで録音してたのです!」

梓「えぇーっ!?」

29: 2011/07/25(月) 22:44:35.13 ID:PMZiH1M70
テープレコーダー「君をみてると、いつもハートどきどき・・」

梓「わ!なんですかこのひどいうた!?」

唯「お、おちついてあずにゃん!みんな一度はとおる道だから!」

梓「それにしてもこれは・・・」

唯「これも上達ポイントだよ!」

梓「テープレコーダーで歌をとること・・ですか?」

30: 2011/07/25(月) 22:49:15.46 ID:PMZiH1M70
唯「上達ポイント4!テープレコーダーを使って客観的に歌を聴くべし!」

梓「・・・」

唯「今のあずにゃんのように、自分で聞いてる声と人が聞いてる声ってのはぜんぜんちがうから、きちんと上手くなるためには、テープレコーダーを使って、本当の自分を把握しないといけないんだよ!」

梓「そ、そうなんですか・・・」

唯「まぁ、本人が思うほどひどくはないから、あんまり気にしないほうがいいかな?」

梓「・・・・」

唯「とりあえず、テープレコーダーを使って、歌を自分の好みに調整していこう!」

32: 2011/07/25(月) 22:55:19.78 ID:PMZiH1M70
・・・・・・・・・
唯「よし、そろそろいいんじゃない?」

梓「そ、そうですかね?」

唯「うん、最初よりはうまくなったよ!」

梓「ならいいんですけど。」

唯「歌がうまくなりたかったら、普段から鼻歌、できれば声をだして歌を歌ったり、外とかなら頭の中で歌を歌ったらいいとおもう、後は、CDと一緒に歌ったりね、」

梓「な、なるほど。参考になります。」

唯「歌ってのは上手くなればなるほど、思い通りにいかなくなるし、上達が遅くなるから、焦らず、ゆっくりと練習していこうね!あずにゃん」

梓「はい、今日からがんばってみます」

唯「あと、ほかの人のサイトを勝手に宣伝するのはちょっと気がひけるけど、「烏は歌う」っていうサイトがすごく詳しくて参考になるよ!」

梓「なるほど、家に帰ったらみてみます。」

唯「できれば、それとほかに一冊本屋さんで高田さん、福島さんが書いてる本を一冊買った方がいいかも」

梓「参考になりました」

唯「以上、ボイトレ講座でしたぁ!」

おわり

34: 2011/07/25(月) 22:58:12.47 ID:BBXuFfEq0
終わりかよ

35: 2011/07/25(月) 22:59:11.50 ID:HEhqx1+50
予想以上に短かった

37: 2011/07/25(月) 23:02:50.20 ID:nT5asH1E0
おつです

引用元: 梓「唯先輩に歌を教えてもらうよ!」