1: 2013/04/14(日) 21:19:13.60 ID:KsnFSJ4LO
―勇者は世界を救った。
ついにこの国に平和が訪れたのだ。
勇者「あー疲れた。さらわれた姫も助けたし、今夜はウハウハだ」
姫「勇者様何をぶつぶつ言っておられるのです?さあ今夜はパーティですよ」
ついにこの国に平和が訪れたのだ。
勇者「あー疲れた。さらわれた姫も助けたし、今夜はウハウハだ」
姫「勇者様何をぶつぶつ言っておられるのです?さあ今夜はパーティですよ」
4: 2013/04/14(日) 21:21:21.27 ID:KsnFSJ4LO
―数年後…
勇者「……」ソワソワ…ソワソワ…
おばさん「生まれたっ!」
赤ちゃん「オギャー!オギャー!」
おばさん「元気な双子の子ですよ!」
勇者「!」
勇者「双子かっ!めでたいな」
おばさん「あらあら本当に元気な男の子と女の子ね」
姫「名前をつけてあげなきゃ…」
―この時勇者は気がつかなかった。この子供が悪魔だったなんて…
勇者「……」ソワソワ…ソワソワ…
おばさん「生まれたっ!」
赤ちゃん「オギャー!オギャー!」
おばさん「元気な双子の子ですよ!」
勇者「!」
勇者「双子かっ!めでたいな」
おばさん「あらあら本当に元気な男の子と女の子ね」
姫「名前をつけてあげなきゃ…」
―この時勇者は気がつかなかった。この子供が悪魔だったなんて…
6: 2013/04/14(日) 21:24:58.97 ID:KsnFSJ4LO
―数日後
勇者「どれどれ…赤ちゃんたちはしっかり成長しているだろうか、たまには見にいってやらないとな」
男の子「オギャー!オギャー!」
女の子「オギャー!オギャー!」
勇者「よく泣く元気な子だな…まったく誰に似たんだか…」
男の子「…」(おい、お前…)
勇者「ん?何か今聞こえたような?」
男の子「…」(おい、お前だよ、勇者)
勇者「…」(まさかこいつ、直接脳内に…)
勇者「どれどれ…赤ちゃんたちはしっかり成長しているだろうか、たまには見にいってやらないとな」
男の子「オギャー!オギャー!」
女の子「オギャー!オギャー!」
勇者「よく泣く元気な子だな…まったく誰に似たんだか…」
男の子「…」(おい、お前…)
勇者「ん?何か今聞こえたような?」
男の子「…」(おい、お前だよ、勇者)
勇者「…」(まさかこいつ、直接脳内に…)
8: 2013/04/14(日) 21:30:14.14 ID:KsnFSJ4LO
男の子「…」(フフフ…そのまさかだ…もう少し…もう少ししたら…世界は終わる…それまで精々頑張るんだな…)
勇者「…」(な、何だと…?なぜそんな事が分かる?一体お前は誰だ…!)
男の子「オギャー!オギャー!」
女の子「オギャー!オギャー!」
勇者「…」(な、何だと…?なぜそんな事が分かる?一体お前は誰だ…!)
男の子「オギャー!オギャー!」
女の子「オギャー!オギャー!」
9: 2013/04/14(日) 21:32:59.40 ID:KsnFSJ4LO
―――
勇者「…あれっきり声が聞こえなくなった…」
勇者「一体これから何が起こると言うのだろう…」
男の子「オギャー!オギャー!」
女の子「オギャー!オギャー!」
勇者「しかしどんな敵が現れようとも、再びこの剣で追い返せばいいだけだ…」
姫「何をぶつぶつ言っているのですか?勇者」
勇者「あ、ああ何でもないよ…」
姫「顔色が優れないようですが…」
勇者「ああ、ちょっと疲れてるんだ、休む」
姫「…」
勇者「…あれっきり声が聞こえなくなった…」
勇者「一体これから何が起こると言うのだろう…」
男の子「オギャー!オギャー!」
女の子「オギャー!オギャー!」
勇者「しかしどんな敵が現れようとも、再びこの剣で追い返せばいいだけだ…」
姫「何をぶつぶつ言っているのですか?勇者」
勇者「あ、ああ何でもないよ…」
姫「顔色が優れないようですが…」
勇者「ああ、ちょっと疲れてるんだ、休む」
姫「…」
11: 2013/04/14(日) 21:36:34.30 ID:KsnFSJ4LO
―――
勇者「一応念には念だ、剣の修行は怠れないな…」ブンッ、ブンッ
姫「あら勇者、剣の修行ですか?」
勇者「ああ、平和になったとはいえ、またいつ敵が出てくるかわからんからな」ブンッ
姫「そうですか、たまには子供の顔も見に来てくださいね」
勇者「ああ、そのうちな…」
勇者「一応念には念だ、剣の修行は怠れないな…」ブンッ、ブンッ
姫「あら勇者、剣の修行ですか?」
勇者「ああ、平和になったとはいえ、またいつ敵が出てくるかわからんからな」ブンッ
姫「そうですか、たまには子供の顔も見に来てくださいね」
勇者「ああ、そのうちな…」
13: 2013/04/14(日) 21:40:05.21 ID:KsnFSJ4LO
―数週間後
勇者「さて、今日は子供達の顔でも見にいこう」
勇者「おーい子供たち、元気か?」
男の子「…」
女の子「オギャー!オギャー!」
勇者「まだ赤ん坊だからな…元気に決まってるか…」
男の子「…」(五年後だ…)
勇者「ん?」
男の子「…」(五年後にこの世界は終わる…)
勇者「!?」(また誰かが俺の脳内に直接……!)
勇者「さて、今日は子供達の顔でも見にいこう」
勇者「おーい子供たち、元気か?」
男の子「…」
女の子「オギャー!オギャー!」
勇者「まだ赤ん坊だからな…元気に決まってるか…」
男の子「…」(五年後だ…)
勇者「ん?」
男の子「…」(五年後にこの世界は終わる…)
勇者「!?」(また誰かが俺の脳内に直接……!)
17: 2013/04/14(日) 21:48:05.53 ID:KsnFSJ4LO
勇者「…」(五年後とはどう言う事だ?お前は誰だ…?)
男の子「…」(時が経てばわかる…精々それまであがく事だな…)
勇者「…」(何?人の質問に答えろ…)
勇者「…」(おい…)
勇者「…」(くっ…もう声が途絶えたか…)
男の子「…」(時が経てばわかる…精々それまであがく事だな…)
勇者「…」(何?人の質問に答えろ…)
勇者「…」(おい…)
勇者「…」(くっ…もう声が途絶えたか…)
19: 2013/04/14(日) 21:51:51.69 ID:KsnFSJ4LO
勇者「あいつは誰だったんだろう…」
スタスタスタ
姫「あら勇者そんな顔してどうしたの?」
勇者「実は…かくかくしかじかで…」
………
姫「まあ、それは大変!きっと五年後に魔王軍がどこからかやってくるのですわ…」
姫「今から厳重に守りと兵士の訓練を……」
勇者「だけど魔王はたしかにこの手で俺が…」
姫「今日からまた大忙しですわ!!」
勇者「聞いてねぇ…」
スタスタスタ
姫「あら勇者そんな顔してどうしたの?」
勇者「実は…かくかくしかじかで…」
………
姫「まあ、それは大変!きっと五年後に魔王軍がどこからかやってくるのですわ…」
姫「今から厳重に守りと兵士の訓練を……」
勇者「だけど魔王はたしかにこの手で俺が…」
姫「今日からまた大忙しですわ!!」
勇者「聞いてねぇ…」
20: 2013/04/14(日) 21:57:12.28 ID:KsnFSJ4LO
―そして五年後
勇者「ついにあれから五年が経った」
勇者「だがいつもと変わらず平和だ…」
姫「あれから兵士の強化、砦の強化、魔法使い軍団の育成、たくさん策を用意して来ましたわ」
勇者「そうだな、いつ奴が現れても問題はないはずだ」
姫「ええ」
勇者「それに子供たちも立派に育った」
男の子「…」
女の子「わーいわーい」
勇者「ついにあれから五年が経った」
勇者「だがいつもと変わらず平和だ…」
姫「あれから兵士の強化、砦の強化、魔法使い軍団の育成、たくさん策を用意して来ましたわ」
勇者「そうだな、いつ奴が現れても問題はないはずだ」
姫「ええ」
勇者「それに子供たちも立派に育った」
男の子「…」
女の子「わーいわーい」
23: 2013/04/14(日) 22:00:47.42 ID:KsnFSJ4LO
姫「男の子は無口だけど逞しく、女の子は女の子とは思えないほど元気になりましたわ」
勇者「うん」
勇者「でもまだ戦えるレベルじゃないから、もし敵が出たら地下に隠れてるんだよ?」
男の子「うん…」
女の子「うん!」
勇者「うん」
勇者「でもまだ戦えるレベルじゃないから、もし敵が出たら地下に隠れてるんだよ?」
男の子「うん…」
女の子「うん!」
24: 2013/04/14(日) 22:07:16.25 ID:KsnFSJ4LO
勇者「…」(しかしこの五年間、あいつの声をまったく聞かなかったな)
姫「どうしたの?、何か考え込んで」
勇者「いや、あいつの声をあれからまったく聞いてないからさ、もしかしたら夢だったのかなあって…」
姫「そうだといいのだけどね…」
姫「どうしたの?、何か考え込んで」
勇者「いや、あいつの声をあれからまったく聞いてないからさ、もしかしたら夢だったのかなあって…」
姫「そうだといいのだけどね…」
26: 2013/04/14(日) 22:09:19.02 ID:KsnFSJ4LO
―数日後
兵士A「うわああああああ」メラメラ
魔法使い「きゃああああああ」バーーーン
勇者「な、何ごとだ」
男の子「火の魔法!氷の魔法!雷の魔法!」
勇者「な…何をやっているんだ男の子」
男の子「時は満ちた」
兵士B「うわーーーん」ズドーーン
兵士A「うわああああああ」メラメラ
魔法使い「きゃああああああ」バーーーン
勇者「な、何ごとだ」
男の子「火の魔法!氷の魔法!雷の魔法!」
勇者「な…何をやっているんだ男の子」
男の子「時は満ちた」
兵士B「うわーーーん」ズドーーン
31: 2013/04/14(日) 22:16:54.08 ID:KsnFSJ4LO
勇者「時は満ちたって…お前まさか……」
男の子「そうだよ、俺は悪魔さ」
魔物使い「うぎゃあああーー」ボカーーーン
男の子「勇者に声をかけていたのは俺だよ」
勇者「なにっ!?」
男の子「忠告してやったのにこの有様とは」
戦士「キェエエエエ」ドカーーーン
男の子「そうだよ、俺は悪魔さ」
魔物使い「うぎゃあああーー」ボカーーーン
男の子「勇者に声をかけていたのは俺だよ」
勇者「なにっ!?」
男の子「忠告してやったのにこの有様とは」
戦士「キェエエエエ」ドカーーーン
34: 2013/04/14(日) 22:21:42.38 ID:KsnFSJ4LO
勇者「くっ、子供を手に掛ける事になるなんて」
男の子(悪魔)「…」フヒヒ
姫「きゃあああああ」ペロペロ
勇者「おい、姫になにをする」
男の子(悪魔)「…」ペロペロ
勇者「ついに真の正体を現したな!?お前なんか俺の息子じゃない…」
\斬る!!/
ブシャアアアアアア!!!!!!1
男の子(悪魔)「…」フヒヒ
姫「きゃあああああ」ペロペロ
勇者「おい、姫になにをする」
男の子(悪魔)「…」ペロペロ
勇者「ついに真の正体を現したな!?お前なんか俺の息子じゃない…」
\斬る!!/
ブシャアアアアアア!!!!!!1
35: 2013/04/14(日) 22:27:32.48 ID:KsnFSJ4LO
勇者「やら…れた…」バタッ
悪魔「勇者も大したことないな、姫を人質にとれば他愛もない」
悪魔「勇者も大したことないな、姫を人質にとれば他愛もない」
36: 2013/04/14(日) 22:34:59.26 ID:KsnFSJ4LO
姫「こうなったら仕方ないですわ…この国に代々伝えられる禁術魔法、忘却魔法を唱えるしかないですわ」
悪魔「なにっ!」
姫「ワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロ…」
世界の人々は今までの記憶を全てなくした!!
悪魔「なにっ!」
姫「ワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロワスレロ…」
世界の人々は今までの記憶を全てなくした!!
40: 2013/04/14(日) 22:49:11.00 ID:KsnFSJ4LO
―――
勇者「む……俺はどうしてたんだ…」
勇者「ハッ、そうだ悪魔は…」
―――
男の子(悪魔)「ん?」
姫「あら?私たちは何をしていたのかしら」
戦士「何だか凄い傷を負っているぞ」
姫「ここで壮絶な戦いがあったようだわ」
勇者「む……俺はどうしてたんだ…」
勇者「ハッ、そうだ悪魔は…」
―――
男の子(悪魔)「ん?」
姫「あら?私たちは何をしていたのかしら」
戦士「何だか凄い傷を負っているぞ」
姫「ここで壮絶な戦いがあったようだわ」
41: 2013/04/14(日) 22:56:35.08 ID:KsnFSJ4LO
姫「まあいいわ、みなさん、片付けを手伝って下さる?」
男の子(悪魔)「う、うん」
兵士C「おう」
兵士D「あれはたぶんお姫様かな、格好からして」
魔法使いB「どうやら私たちは記憶を無くしてしまったようですね」
男の子(悪魔)「う、うん」
兵士C「おう」
兵士D「あれはたぶんお姫様かな、格好からして」
魔法使いB「どうやら私たちは記憶を無くしてしまったようですね」
43: 2013/04/14(日) 23:02:23.94 ID:KsnFSJ4LO
魔法使いB「魔法使いAのMPのない所を見ると、誰かとこの辺りで戦っていたと考えられますね」
兵士C「もうそんな事いいじゃないか、戦いは終わったんだ、たぶん平和になったんだ」
姫「皆さーん、HPが無い者を救護室に」
兵士C「もうそんな事いいじゃないか、戦いは終わったんだ、たぶん平和になったんだ」
姫「皆さーん、HPが無い者を救護室に」
44: 2013/04/14(日) 23:07:27.31 ID:KsnFSJ4LO
―――
姫「あら、ようやくお目覚めですの?勇者」
勇者「う、うん…ハッ、悪魔は…」イテッ
姫「動くと傷が痛みますわ」
勇者「どういう事だ…?」
姫「私の忘却魔法でみんなすべて忘れたんですの」
勇者「なん…だと…」
姫「だから安心して良いのですよ」
姫「あら、ようやくお目覚めですの?勇者」
勇者「う、うん…ハッ、悪魔は…」イテッ
姫「動くと傷が痛みますわ」
勇者「どういう事だ…?」
姫「私の忘却魔法でみんなすべて忘れたんですの」
勇者「なん…だと…」
姫「だから安心して良いのですよ」
45: 2013/04/14(日) 23:09:42.41 ID:KsnFSJ4LO
姫「あなたとわたしだけは記憶が無くなってないんですの」
勇者「マジか…」
姫「ですが悪魔はまだいきています」
勇者「…」
勇者「マジか…」
姫「ですが悪魔はまだいきています」
勇者「…」
46: 2013/04/14(日) 23:18:18.47 ID:KsnFSJ4LO
姫「とりあえずみんなと同じように記憶喪失のフリをするのです」
勇者「は、はぁ…」
姫「そして今からもっともっと修行して、今度こそ悪魔を倒すのです」
勇者「そ、そうだな」
スタッ
勇者「?」
勇者「今何か物陰から音が」
姫「…?」
女の子「…」
勇者「は、はぁ…」
姫「そして今からもっともっと修行して、今度こそ悪魔を倒すのです」
勇者「そ、そうだな」
スタッ
勇者「?」
勇者「今何か物陰から音が」
姫「…?」
女の子「…」
47: 2013/04/14(日) 23:26:04.39 ID:KsnFSJ4LO
―――そんなこんなでこの一連の事件は幕を閉じた。みんな今まで何ごともなかった様に平和な生活に戻っていった。
男の子(悪魔)も今までどうり普通に俺の息子として暮らしている。
修行して男の子(悪魔)を倒すと言ったが、このままずっと平和ならばこのままでもいいのかもしれない。
だって実の息子が悪魔だったなんて信じたくないから。
男の子(悪魔)も今までどうり普通に俺の息子として暮らしている。
修行して男の子(悪魔)を倒すと言ったが、このままずっと平和ならばこのままでもいいのかもしれない。
だって実の息子が悪魔だったなんて信じたくないから。
48: 2013/04/14(日) 23:38:11.18 ID:KsnFSJ4LO
―10年後
勇者「修行は終わりだ…お前らももう立派に一人前だな」
男の子「…そうかな」
女の子「だよねー」
勇者「そろそろ旅に出ても言い頃だな」
女の子「でもでも今世界は平和なんだよ、昔は魔物がはびこっていたらしいけど」
勇者「ま、まぁそうだよな…」
男の子「旅に出てもつまらないじゃん…」
勇者「修行は終わりだ…お前らももう立派に一人前だな」
男の子「…そうかな」
女の子「だよねー」
勇者「そろそろ旅に出ても言い頃だな」
女の子「でもでも今世界は平和なんだよ、昔は魔物がはびこっていたらしいけど」
勇者「ま、まぁそうだよな…」
男の子「旅に出てもつまらないじゃん…」
49: 2013/04/14(日) 23:43:23.82 ID:KsnFSJ4LO
勇者「で、でもさ、またどこからか魔物がやってくるかもしれないよ?」
女の子「そんなことないないー」
男の子「ない…」
男の子「だいたい平和な世の中なのに、僕たちは何で修行してるんだろう…」
女の子「だよねー」
勇者「いつかきたるべき日の為だよ」
女の子「そんなことないないー」
男の子「ない…」
男の子「だいたい平和な世の中なのに、僕たちは何で修行してるんだろう…」
女の子「だよねー」
勇者「いつかきたるべき日の為だよ」
50: 2013/04/14(日) 23:49:04.56 ID:KsnFSJ4LO
―――
男の子「はあ疲れた…」
(おい、お前…)
男の子「ん?何か今聞こえたような?」
(おい、お前だよ、男の子)
男の子「…」(まさかこいつ、直接脳内に…)
男の子「はあ疲れた…」
(おい、お前…)
男の子「ん?何か今聞こえたような?」
(おい、お前だよ、男の子)
男の子「…」(まさかこいつ、直接脳内に…)
52: 2013/04/14(日) 23:55:18.84 ID:KsnFSJ4LO
男の子「…」(お前はだれだ!)
(力が欲しいか…?)
男の子「いらない」
(いるだろ…?)
男の子「いらないったらいらない」
(わかった力を授けよう)
男の子「うああああああああああ」ボキャボキャボキャ
男の子(悪魔化)「フフフ」
(力が欲しいか…?)
男の子「いらない」
(いるだろ…?)
男の子「いらないったらいらない」
(わかった力を授けよう)
男の子「うああああああああああ」ボキャボキャボキャ
男の子(悪魔化)「フフフ」
53: 2013/04/15(月) 00:02:38.28 ID:6MOxOb81O
男の子(悪魔化)「変な魔法で記憶が飛んだが、どうやらやっと魔法の効果が切れたようだ」
―――
兵士B「ん?あいつはなんだ?
兵士B「ぎゃあああああああ」ドゥーーーン
男の子(悪魔化)「こざかしい」
男の子(悪魔化)「奴等を血祭りにしてくれるわ」
バサッバサッ
―――
兵士B「ん?あいつはなんだ?
兵士B「ぎゃあああああああ」ドゥーーーン
男の子(悪魔化)「こざかしい」
男の子(悪魔化)「奴等を血祭りにしてくれるわ」
バサッバサッ
54: 2013/04/15(月) 00:07:37.71 ID:6MOxOb81O
勇者「ん?何だか騒がしいな…?」
魔法使い「きゃあああああああああ」バーーーーン
男の子(悪魔化)「フヒヒ」
―――一方その頃女の子の部屋
女の子「はあ疲れた…」
(おい、お前…)
女の子「ん?何か今聞こえたような?」
(おい、お前だよ、女の子)
女の子「…」(まさかこいつ、直接脳内に…)
魔法使い「きゃあああああああああ」バーーーーン
男の子(悪魔化)「フヒヒ」
―――一方その頃女の子の部屋
女の子「はあ疲れた…」
(おい、お前…)
女の子「ん?何か今聞こえたような?」
(おい、お前だよ、女の子)
女の子「…」(まさかこいつ、直接脳内に…)
56: 2013/04/15(月) 00:17:37.15 ID:6MOxOb81O
女の子「…」(何なのよあなた)
(力が欲しいか…?)
女の子「力?欲しい欲しい」
(ぇ?何?マジで力が欲しいの?)
女「ほしいよ」
(普通いらないとかいわね?)
女「いいから黙ってよこせ」
(うわあああああああああああ)
女(天使化)「あれなんか力ついた?」
(力が欲しいか…?)
女の子「力?欲しい欲しい」
(ぇ?何?マジで力が欲しいの?)
女「ほしいよ」
(普通いらないとかいわね?)
女「いいから黙ってよこせ」
(うわあああああああああああ)
女(天使化)「あれなんか力ついた?」
58: 2013/04/15(月) 00:25:23.17 ID:6MOxOb81O
賢者「大変です勇者殿、悪魔が町で暴れております」
勇者「なん…だと…?」
賢者「さあ、勇者殿、私と一緒にいざ悪魔討伐へ」
勇者「まさかあいつが…」
姫「勇者、今度こそ奴を倒すのよ、あなたはこの十年で十分強くなったわ」
勇者「ああ、そうだな、昔の俺とは違う!!」
勇者「なん…だと…?」
賢者「さあ、勇者殿、私と一緒にいざ悪魔討伐へ」
勇者「まさかあいつが…」
姫「勇者、今度こそ奴を倒すのよ、あなたはこの十年で十分強くなったわ」
勇者「ああ、そうだな、昔の俺とは違う!!」
59: 2013/04/15(月) 00:32:02.00 ID:6MOxOb81O
―――
男の子(悪魔化)「ついに来たか勇者よ、一度とならず二度もやられにくるとは」
勇者「クソッ、町の人達をこんなにして、悪魔め、こんどこそこのつるぎでとどめを」
女の子(天使化)「待って」
男の子(悪魔化)「!」
勇者「!」
男の子(悪魔化)「ついに来たか勇者よ、一度とならず二度もやられにくるとは」
勇者「クソッ、町の人達をこんなにして、悪魔め、こんどこそこのつるぎでとどめを」
女の子(天使化)「待って」
男の子(悪魔化)「!」
勇者「!」
60: 2013/04/15(月) 00:39:27.43 ID:6MOxOb81O
女の子(天使化)「もうやめようよ」
男の子(悪魔化)「…」
勇者「…」
女の子(天使化)「父と子で争ったってだめだよ、原因は男の子にとりついてる悪魔なんだ」
男の子(悪魔化)LV50「!」
勇者LV48「!」
女の子(天使化)LV99「ね?」
男の子(悪魔化)「…」
勇者「…」
女の子(天使化)「父と子で争ったってだめだよ、原因は男の子にとりついてる悪魔なんだ」
男の子(悪魔化)LV50「!」
勇者LV48「!」
女の子(天使化)LV99「ね?」
61: 2013/04/15(月) 00:45:44.18 ID:6MOxOb81O
勇者LV48「わ、わかった…」
男の子(悪魔化)LV50「…」
女の子(天使化)LV99「じゃあ、男の子にとりついてる悪魔を取り去ろう」
女の子(天使化)LV99「たあっ☆」
ピロリロリーン
男の子から悪魔が取りさらわれた!
男の子(悪魔化)LV50「…」
女の子(天使化)LV99「じゃあ、男の子にとりついてる悪魔を取り去ろう」
女の子(天使化)LV99「たあっ☆」
ピロリロリーン
男の子から悪魔が取りさらわれた!
62: 2013/04/15(月) 00:49:31.16 ID:6MOxOb81O
男の子「あれ…僕、今まで何を…」
女の子(天使化)LV99「良かったね」
勇者LV48「終わったの…か……?」
女の子(天使化)LV99「良かったね」
勇者LV48「終わったの…か……?」
64: 2013/04/15(月) 00:57:54.00 ID:6MOxOb81O
\うおおおおお!!/
兵士「天使ちゃんマジ天使」
魔法使い「天使ちゃんマジ天使」
戦士「天使ちゃんマジ天使」
おばさん「天使ちゃんマジ天使」
賢者「天使ちゃんマジ天使」
勇者「天使ちゃんマジ天使」
おしまい
兵士「天使ちゃんマジ天使」
魔法使い「天使ちゃんマジ天使」
戦士「天使ちゃんマジ天使」
おばさん「天使ちゃんマジ天使」
賢者「天使ちゃんマジ天使」
勇者「天使ちゃんマジ天使」
おしまい
引用元: 勇者「世界を救った後…」
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