1: 2022/06/18(土) 19:42:38.63 ID:9fxIk9AM
千砂都「…」スタスタ

千砂都(拝啓、私は今銭湯へと向かっています)

千砂都(何故、こんなことになってるかというと…)

千砂都『はぁ~今日も疲れた!早くひとっ風呂してさっぱりしよっと』チャプン

千砂都『…冷たっ!』

千砂都(とまぁ、お風呂が壊れちゃいまして。はぁ…)

恋「おや、千砂都さん…ですか?」

千砂都「あれ、恋ちゃん?」

3: 2022/06/18(土) 19:43:46.24 ID:9fxIk9AM
―――――
千砂都「あはは、まさか恋ちゃんも一緒だなんて」

恋「私は家の水道のメンテナンスでして…千砂都さんこそ、随分災難でしたね」

千砂都「まぁねぇ。ん、しょっと…」ヌギッ

恋「ひゃ///あ、あのぉ…千砂都さん?」

千砂都「ん、なぁに?」

恋「…流石に、前は隠された方がよろしいかと」

5: 2022/06/18(土) 19:46:58.53 ID:9fxIk9AM
千砂都「えぇ~。別に恋ちゃんと私しかいないんだから気にならないよ~。それに、どうせそのうち取っちゃうでしょ?」

恋「ですがぁ…」

千砂都「ほら、恋ちゃんも取っちゃいなYO!裸の付き合いだよ?」

恋「えっ!?わ、私は…」

千砂都「…」ジィーッ

恋「わかりました…///」パサッ

6: 2022/06/18(土) 19:50:25.94 ID:9fxIk9AM
千砂都「…おぉ」

恋「なんですか!?そんなジロジロと」

千砂都「恋ちゃんってさぁ…本当にスタイルいいよね。手足もスラッと長くて、それにお胸も…」

恋「は、破廉恥ですっ!さ、身体が冷めないうちに早く入りましょう!」プンプン

千砂都「あはは、ごめんってば~」スタスタ

7: 2022/06/18(土) 19:53:58.15 ID:9fxIk9AM
―――――
恋「ん、しょっと…」ゴシゴシ

千砂都「ふんふんふ~ん♪」ワシャワシャ

恋「…千砂都さんは、歌いながら身体を洗うのですか?」

千砂都「ほら、お風呂って声がよく響くじゃん?いつもよりなんか上手く聞こえる気がしない?」

恋「そうでしょうか…?」

8: 2022/06/18(土) 19:54:43.70 ID:9fxIk9AM
千砂都「ほら、試しに恋ちゃんも一曲」

恋「でっ、では…ら~ら~ら~♪」

千砂都「わぁ…すっごく綺麗!恋ちゃんの歌声、私好きだなぁ」

恋「私も、千砂都さんが伸び伸びと歌っているの、とっても素敵だって思ってます」

千砂都「ふふ、ありがと~。お礼に…背中流してあげる♪」

恋「はいぃ!?べ、別に一人でできますから…」

9: 2022/06/18(土) 19:57:20.48 ID:9fxIk9AM
千砂都「いいじゃんいいじゃん。私に流させて♪」

恋「はぁ…では、お願いします」

千砂都「はぁい。よい、しょっと…」ゴシゴシ

恋「んっ…丁度いい力加減です」ヘニャア

千砂都「あはは、恋ちゃんのお顔、緩んでる」

恋「えっ!?」

千砂都「鏡にお顔、映ってるよん♪」

恋「は、恥ずかしいです…見ないでください…///」

10: 2022/06/18(土) 19:57:46.55 ID:9fxIk9AM
千砂都「…恋ちゃん、お肌すべすべだねぇ」

恋「そうでしょうか?自分ではあまりわかりませんが…」

千砂都「色も真っ白で綺麗だな。お人形さんみたい…」ツツーッ

恋「ふ、ふふっ。千砂都さん、くすぐったいです」クスクス

千砂都「ごめんごめん、じゃあ流すよ~」ザパーン

恋「ありがとうございました。では、今度は私の番ですね」

千砂都「ふふ、じゃあお願いしちゃおうかな」クルンッ

12: 2022/06/18(土) 20:01:31.84 ID:9fxIk9AM
恋「力はこれぐらいでいいでしょうか?」ゴシゴシ

千砂都「うんうん。気持ちいいよ、恋ちゃん」

恋「…こうしてそばで見ると、千砂都さんって意外と小さいんですね」

千砂都「む。何それ、バカにしてるのー?」

恋「い、いえ。決してそういうわけでは…ただ、いつも全員分のダンスを考えて、みんなを縁の下で支える千砂都さんの背中は…私にとって、随分大きく見えるんです」

千砂都「なぁんだ、そういう事。全部楽しいからやってるんだよ」

恋「ふふ、千砂都さんらしいです。では、お背中流しますね」ザパーン

千砂都「ふう…ありがとっ、恋ちゃん」

13: 2022/06/18(土) 20:07:07.29 ID:9fxIk9AM
―――――
恋「ふぅ…温まりますねぇ」チャポン

千砂都「あ~…そうだねぇ…」

恋「ふふ、千砂都さんってば、だらしないお顔になってますよ」プニプニ

千砂都「むにゅぅ…」

恋「…誰かと一緒に入るお風呂というのは、とても素敵ですね」

14: 2022/06/18(土) 20:08:48.28 ID:9fxIk9AM
千砂都「確かに…ねぇねぇ、恋ちゃん」

恋「はい、なんでしょうか?」

千砂都「私と恋ちゃんってさ、何かと反対じゃない?背が小っさいのと大っきいのだったり、白髪と黒髪だったり…」

恋「確かにそうですね…それが何か?」

千砂都「ん~ん。反対な私達でも、こんなに仲良く一緒にお風呂に入れてるのが、なんか素敵だなって」

恋「ふふ、そんな千砂都さんの考え方もとっても素敵です」ニコニコ

15: 2022/06/18(土) 20:11:48.60 ID:9fxIk9AM
千砂都「んふふ、そうでしょー。ねぇ、恋ちゃん。折角だし、今度はデュエットしない?」

恋「えぇ、いいですよ」

千砂都「ありがとっ。じゃあ…ら~ららら~♪」

恋「ららら~ら~ら~♪」

千砂都「えへへ~♪」

恋「ふふっ♪」

16: 2022/06/18(土) 20:15:20.82 ID:9fxIk9AM
千砂都「あぁ~、楽しい♪でも、そろそろのぼせてきちゃったかも」

恋「えぇ…時間も忘れて入りっぱなしになってしまうところでした」

千砂都「じゃあ、恋ちゃんがばたんきゅ~しないうちにあがろっか」ザパン

恋「千砂都さんが先にのぼせそうと言ったのではありませんか?もう…」ザパン

18: 2022/06/18(土) 20:20:05.70 ID:9fxIk9AM
―――――
千砂都「あぁ~さっぱりしたー!さて、銭湯の後と言えば…」

恋「後と言えば?何かあるのですか?」

千砂都「あれっ、恋ちゃん知らないの?これだよこれ!」ババン

恋「…コーヒー牛乳?」

千砂都「そう!ひとっ風呂した後は、これを飲むって相場が決まってるんだYO!」

恋「はぁ…」

19: 2022/06/18(土) 20:26:17.31 ID:9fxIk9AM
千砂都「ほら、恋ちゃんにはこれ」

恋「いちご牛乳…!そんな素敵なものが!!」

千砂都「はいっ、じゃあ恋ちゃん。まずは蓋を開けて…」

恋「蓋を開けて…?」

千砂都「腰に手を当てて」グッ

恋「はぁ…?」

20: 2022/06/18(土) 20:30:05.90 ID:9fxIk9AM
千砂都「グビッ、と!一気飲みだよ!!」グビッ

恋「一気飲み…!」グビッ

千砂都「…」グビッグビッ

恋「…」グビグビ

二人「ぷはー!!」

恋「あ、私ってばはしたない…///」

千砂都「ううん、いい飲みっぷりだったよ恋ちゃん!」

22: 2022/06/18(土) 20:35:33.64 ID:9fxIk9AM
―――――
恋「千砂都さん、今日はありがとうございました」ペコリ

千砂都「いいよ。また一緒に…今度はみんなで、入りに来たいな!」

恋「ですねっ、ではまた」スタスタ…

千砂都「…恋ちゃーん!」

恋「はい?」クルッ

千砂都「今度また、二人でも行こうねー!」

恋「…ふふっ、はーい!」

23: 2022/06/18(土) 20:36:29.21 ID:9fxIk9AM
千砂都「今日は楽しかったな~」ルンルン

千砂都(このポカポカ温かいのは…気持ちいいお風呂に浸かってた分)

千砂都(…だけじゃないよね♪)

24: 2022/06/18(土) 20:36:57.91 ID:9fxIk9AM
おしまい
ありがとうございました。

25: 2022/06/18(土) 20:39:32.44 ID:8SXhuGKj
乙です!
こっちまでポカポカした

27: 2022/06/18(土) 20:46:22.60 ID:LC2fY+qs

ちぃれんはいいぞ

引用元: 千砂都「恋ちゃんと銭湯」