2: ◆e/JqNoXSmY 2016/11/08(火) 22:40:14.58 ID:9BtJe1PH0



~レッスンルーム前、廊下~




P「フンフンフフー、フンフフー、フレミングの左手~♪」





\ドカアァァン!!!/




P「うわ、なにさ?レッスンルームから爆発音…?」


\ガチョン/

P「入るぞ、どしたー?」



仙崎恵磨「あー!プロデューサー!!」




P「恵磨か…またマイク壊したな?」


アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(11) (電撃コミックスEX)
3: 2016/11/08(火) 22:41:32.56 ID:9BtJe1PH0

恵磨「そーなんだよねー、アタシのMAXボイスに耐えきれないみたいだ!」


P「声でマイクぶっ壊すって、ほんとどうなってんだよコレ…うわ、見るからにデストローイだなこりゃ。」


恵磨「あはー、ごめん!!新しいの…ない?」

P「おふざけでやってるわけじゃないしな…全力スタイルは否定せんよ。ほい、これどーぞ」



恵磨「おー!ありがとっ!!…で、どっから出したのこれ」

P「それは秘密です。それはそうと、これでマイク壊したの何個目だい?いい加減2ケタいってんじゃないのかい?」



恵磨「んー、30ぐらいから先は覚えてない…かな!」


P「やばい、ちひろ様にいてこまされてしまう!!!」



ちひろ「お呼びですか?」


P「…辞世の句でも詠むべきなのかわたしは」

4: 2016/11/08(火) 22:42:33.04 ID:9BtJe1PH0


ちひろ「はー、また破損届けやらなきゃ…マイクのゴミは処理するにも、ひと手間かかるんですよ?」


P「晶葉がジャンク品として回収してくれるかも…」


恵磨「あー、ごめんなさい、アタシがメーワクかけちゃってるね…」


ちひろ「いいえ、恵磨ちゃんが全力で取り組んでる証拠ですもの♪」


P「周りのゴタゴタはお任せなさいな、それが我らの使命!!」



恵磨「おぉー!!さすがッ!ありがとーーー!!!!」






P「恵磨の魅力に耐えられないチンケなこのマイクが悪いな、次はもっといかついヤツ用意すべきかのう…」


ちひろ「廃棄回収しまーす」

5: 2016/11/08(火) 22:45:23.01 ID:9BtJe1PH0


~事務所、オフィス~


\ドサッ/


ちひろ「…ふぅ、とりあえずあのマイクは廃棄のとこ置いたので…」


P「ちひろさん、破損届けの紙ここですよね?」

ちひろ「あ、そうです。そしたらこのノートにも記入お願いしますね、破損届けの一覧をメモしてあるので。」



P「ほいほい…って、うそやん。恵磨とおぼしきマイクの破損件数多すぎない?」



ちひろ「…たしかに。」


P「…ちひろさん数おぼえてます?」


ちひろ「50くらいから数えるのをやめましたね…」


P「数えるのがこわいなぁ」

ちひろ「この際なんでPさん数えてくださいよ」


P「ホラーだ…」




白坂小梅「にゅっ」



P「嗅ぎつけてきたの?」


小梅「うん」



P「よーし、じゃあ恵磨が壊したマイクの数いっしょに数えようかー」

小梅「わー」


6: 2016/11/08(火) 22:46:27.28 ID:9BtJe1PH0







P「今そこにある壊れたやつで99本目ですね。」

小梅「恵磨さん…すごい、ね」


ちひろ「ああああああああ大台のっちゃうううううう、本格的に対策すべきねこれ…」


P「じゃ、ちょうど外で打ち合わせあるんで、出掛けてきまーす」


小梅「いってらっしゃーい…」



ちひろ「んー、マイク、マイク…どうしましょうかね~」







\…オオ/




小梅「………っ、……?」


小梅(あの、廃棄のマイク…?)





7: 2016/11/08(火) 22:51:37.51 ID:9BtJe1PH0

~後日、事務所オフィス~



P「フンフンフフー、フンフフー、アボガドロ定数~♪」





\チュドーン!/




P「Oh.it's exploding.」



P「は?なんで?爆発音?レッスンルームならわかるけど、ここ違う階だぞ?」





道明寺歌鈴「た、たたたた、大・変れしゅーー!!!」



P「おっ、神社生まれのDさん。どした?」


歌鈴「あっ、あの、ふつうのひとには、わからないかもしれませんがっ、事務所がっ、事務所がぁぁ~」



P「落ち着け歌鈴!あたくしはフツーのヒトじゃないから!大丈夫!わかるから!わかるわ!川島さん連れて来ようか?」



依田芳乃「妙な気がー、降りてきているようでしてー」


P「おお、鹿児島生まれのYさん。」


歌鈴「そ、そうなんでしゅ!何か悪いものに侵されているみたいで…」



P「もしかして、さっきの爆発音が?」


芳乃「関係するものかと、思われましてー」



歌鈴「と、とりあえず!皆さんを安全なところに避難させないと…」


芳乃「危険なのでしてー」

8: 2016/11/08(火) 22:52:17.44 ID:9BtJe1PH0

P「うちの大事なアイドルに危険が及んでるたぁ、そらもう一大事だ!!!!何としても原因を突き止めてやるぜ!!!」



小梅「プロデューサーさん、私も…手伝う、よ…?」


P「おや、兵庫生まれのSさん。危ないからキノコと一緒に棺桶シェルターに居たほうがいいかもよ?」




小梅「う、ううん…たぶん、棺桶シェルターのほうが、あぶないよ…」



歌鈴「小梅ちゃんも…わかりましゅッ?」


小梅「え、えっと、なにか…よくないもの、を…感じる、けど、はっきりとは…わからない、かな。」


芳乃「そなたー、原因を如何にするかよりも、今は避難を優先すべきでしてー」




P「おお…そうだな、今事務所に居るアイドルたちは把握できてるから、全員の無事を確認したうえで…それで?どこが安全なの?」


歌鈴「う、えーと…外?かな…事務所から出れば…」


芳乃「外にある公園に集まるようにしましょー」

小梅「うん、そう…だね。」

9: 2016/11/08(火) 22:55:43.16 ID:9BtJe1PH0


P「うし、じゃあ建物全体に放送かけねば、えーと音響の機械がこれで…うし、これでマイク入るな、うん。」


P「あー、あー、テステス!!テスラコイル!!!みんな聞こえてるー?」



小梅「……?はいって、ない…?」




P「やばい、これアカンやつだ!!!館内放送がきかない!!」


歌鈴「プロデューサーさん、携帯は…?」


P「もう全体に避難指示出してある、けど…レッスンとか集中してるときすぐ見れるかどうかが難点だ…」




\ガチャ/



P「おっ、誰か来た?」





桐野アヤ「………………」



P「福岡生まれのKさん!無事だったのね…よかった。」



芳乃「……?んー、そなたー、もしやするとー」


P「もしやすると…って、なに?」

10: 2016/11/08(火) 22:58:00.17 ID:9BtJe1PH0


アヤ「あ゛あ゛ぁ」


\ガブゥー/




P「にょわー☆!?!?!?!?!?!?」

アヤ「い゛ぃい゛い゛」


P「あっ!!ああ!!?耳?わたしの耳噛まないで!!?アヤちゃん!!!?やめて!!ねえ!!?」




アヤ「ん゛むむむむ」



P「ちょっ!!ヤバい!!ヤバいって!!!耳ちぎれそうなのもあるけど!!!?アヤちゃんみたいなキャワいいナオンに耳噛まれたら!!オレの[ピーーーーーー]が[ピーーーーーー]で[Pーーーーー]しちゃうから!!!!!」




小梅「ア…アヤさん、ゾンビ…?」


歌鈴「………!?はっ、いえ、違いましュッ!?」


芳乃「何か…乗り移っているようでしてー」

11: 2016/11/08(火) 23:16:07.17 ID:9BtJe1PH0


アヤ「ん゛むむむ」


P「ファーーーーーー!!!!!(恍惚)」


\ブヂィ/




アヤ「ぺっ」



P「…お゛っ、ふぅ!!とりあえず距離をおけた…」



小梅「耳、ちぎれた…よね?」


P「なあに、俺は無敵のジョー・ギリアンさ。毎朝コーンフレーク山盛り3杯食えば治るもんよ。」




歌鈴「プ、プロりゅーサーしゃん!!気をつけて!」

芳乃「何か、よからぬものが背後におりましてー」

12: 2016/11/08(火) 23:18:21.14 ID:9BtJe1PH0


P「アヤちゃんに何かとり憑いてるってことかい?参ったな…」



アヤ「お゛ぉ」



小梅「…うん、そう…だね、アヤさんはゾンビ…じゃない、から…」


アヤ「シャオラ!」(ヒュバッ)



P「ヒェ!!?」



アヤ「シッ!!シッ!!」(スターン、スターン)



P「なにこの軽妙なフットワーク!?しかもシャドーのジャブが様になりすぎてるでしょ!!?」



歌鈴「多分、アヤさんが操られて…」



P「うそん!じゃあ、このどうぶつビスケットを囮に使おう大作戦はダメか!?」



芳乃「でしてー」


13: 2016/11/08(火) 23:19:02.39 ID:9BtJe1PH0


アヤ「ふあ゛っ!」(ダッキング&ダッシュ)


\ガブー/



P「ヘブン状態!!!!!」



小梅「もう片耳に…」


P「お゛お゛ぉん!!!アヤちゃんやめて!!目ぇ醒まして!!!」


アヤ「ん゛むむむ」


P「両耳なくなっちゃうのはイヤや!!片耳だけなら!!片耳だけなら!氏んだあと高く売れそうなヒマワリの絵とか描けるかもしれないじゃん!!ねえ!!?両耳はダメ!!!!」


アヤ「ん゛みゅみゅみ゛ゅみゅ」



P「アッー!!!やばい!!っていうか、とりあえず3人とも逃げて!!」




小梅「…そうだね、」


歌鈴「ど、どうしましょう…わたしたちだけで外に出ちゃうと…他のひとたちが…」

芳乃「とにかく、この部屋から出るのでしてー」





P「アーーー!!!んっ!?ねえ、アヤちゃん!?さっきチョコポテチ食ってたでしょ!?、ねえ!!!女の子のお口がこんな近くにあっ、アァーーーーー!!!!!」






14: 2016/11/08(火) 23:21:56.47 ID:9BtJe1PH0






~事務所廊下~




芳乃「これから、どうしましょー?」


歌鈴「うーん…プロデューサーさんも、ほかのひとも放っておけないし…」


小梅「さっきの、爆発…?の音も、何かわからない…ね、」


芳乃「さきほどは、ある人物の霊体のようなものが、背後にー」


歌鈴「アヤさんが乗り移られて…ちょっと見えたけど、外国のひとだったような…」




\チュドーン!/



歌鈴「ひゅい!?」


芳乃「またー、別の場所から、爆発音でしてー?」


歌鈴「あ、あのアヤさんもおかしくなっちゃったのに…ひえぇ」



小梅「たぶん…あの、憑いてたの、ボクシングの…ひと、かも…?」


歌鈴「えっ、ボクシング…?」


小梅「アヤさん、格闘技に詳しい…よね、前に教えてくれた、よ…
『マイク・大村』ってひと…だった、かな…?」


芳乃「まいく・おおむらー?」


歌鈴「……あっ、あそこにいるのは?」






遊佐こずえ「………」


歌鈴「こずえちゃーん!」

15: 2016/11/08(火) 23:22:57.58 ID:9BtJe1PH0

芳乃「んー、特に変わりはないようでしてー」


小梅「…こずえちゃん、…大丈夫?」


こずえ「ぷぁー。…えま、どこー?」


歌鈴「恵磨さん…?今日いるんだ?」


こずえ「アヤが、ヘンなのぉー。」


芳乃「それで、わたしたちは逃げてきましてー」


こずえ「アヤのうしろー、まいくー?」


小梅「うん…たぶん、そうなんだ、よね?」

歌鈴「マイク・大村さん…本当だったんだ…」



こずえ「まいくー、こわすー。だから…えま、どこー?」


歌鈴「え、ええ…?」




小梅「と、とりあえず…連絡、してみる…ね?」








\あぶなあぁぁーーーーい!!!!/
(ドカーーーン!!!!!)




芳乃「……さきほどの、部屋でしてー?」


歌鈴「はわわわわわ…!!?プロデューしゃーさん!?」


小梅「…恵磨さんの、声…だ!……もどる?」


芳乃「わたくしがー、様子を見てきますー」


こずえ「んー」


16: 2016/11/08(火) 23:24:12.56 ID:9BtJe1PH0





\ガチャ/


芳乃「…ほー?さきほどあった悪い気配が…なくなりましてー?」




P「おおー、よしのんさんやー」


芳乃「そなたー、無事でしてー?」


P「うん、恵磨が助けてくれた。」


恵磨「おおーーーッす!!!!」


P「アヤちゃんならそこで寝てるよ。」


恵磨「プロデューサーが襲われててさ、なんか
『あぶなーーーい!!!』って叫んだら、アヤ倒れちゃった!!!」



P「トンデモな声だったな」



芳乃「霊体が、祓われたのでしてー」


17: 2016/11/08(火) 23:25:07.11 ID:9BtJe1PH0

P「…霊体?」




\ガチャ/



歌鈴「悪い感じしなくなったから、来ましたけど…うわぁ!?み、耳!!?」


小梅「…耳が、たくさん…落ちてる…ね。ふふ」


芳乃「もう、へいきでしてー」


こずえ「えまー、アヤがぁー」



恵磨「アヤはそこで寝てるよー!!」


歌鈴「なんでこんなに、噛みちぎられた耳がたくさん…!?」



P「ねぇ、霊体って…なに?アヤちゃんがこうなった理由ってやつ?」

18: 2016/11/08(火) 23:25:41.42 ID:9BtJe1PH0

芳乃「背後にマイクの霊体がおりましてー」

こずえ「えまー、まいく、こわしたー?」


P「マイクの霊体…なんじゃそりゃ?」


小梅「マイク・大村っていう、ボクシングのひとが…憑いてたの」



恵磨「なになに!?そんでアタシが声でマイクを壊したってこと!!?」


芳乃「でしてー」


恵磨「うひゃー!?なにそれ!!!さすがアタシのMAXボイス!!!」


こずえ「やっぱりー、えまー」




歌鈴「プロデューサーさん…この、落ちてる耳は…?」


P「アヤちゃんに噛みちぎられたやつだね。」


歌鈴「明らかに2つより多く落ちてるのは…」


P「そらもう、プロデューサーだからな。」


歌鈴「えぇ…?」

19: 2016/11/08(火) 23:28:38.41 ID:9BtJe1PH0


アヤ「んぁ…」



こずえ「アヤー」



アヤ「……うぉ、なんでアタイここに居るんだ…?レッスンルームでこずえと自主トレしてて…」



P「憑かれてると、記憶なくなるのね」


アヤ「……疲れてる?アタイそんなトレーニングしちゃったかな…確かに、途中からなんかすっげー強くなったようなヘンな気分になって…」


小梅「…つかれの字が、違うかも、ね…?」



P「まぁいいや、とりあえずみんな避難しましょう!ハリーハリー!!」


恵磨「アヤ立てる?」


アヤ「ん、ああ、けっこう平気。…避難って?」


P「なんか、ぼんやりと悪い気がするんだってねー?」

アヤ「なんだそれ…」



芳乃「事務所が危険なのでー、外へー」

歌鈴「何か悪いものが現れてるんです…」

小梅「うん…」

こずえ「ここー、よくないー」


アヤ「お、おぉ…この4人が言うと、抽象的でも説得力あるな…」


恵磨「ていうか、アヤがおかしくなった張本人じゃん!!あぶないから逃げよっ!!!」

20: 2016/11/08(火) 23:30:06.53 ID:9BtJe1PH0


歌鈴「プロデューサーしゃん!建物にいるひとは…?」



P「えーと、入館名簿コレだ…そんで、こずえと恵磨がこっち来たから…うわまだけっこう居るな」


・池袋晶葉
・原田美世
・多田李衣菜
・日野茜
・クラリス
・望月聖
・西島櫂
・愛野渚
・吉岡沙紀
・水木聖來
・小松伊吹
・松永涼



P「そういや晶葉いる!心強いなぁ、敵に回ると最悪だけど…」

小梅「涼さん…今日一緒に来て、それでレッスンルームに…」

芳乃「ふむ…みなさまの居場所は、わかりましてー?」



P「美世と李衣菜は晶葉のラボ、茜は建物内を安全に走り回ってて、クラリスと聖は屋上だったかな…この2人はだいじょぶかも、何となく。」

アヤ「ほかみんなはレッスンフロアに居たと思うよ」


歌鈴「アヤさんが居た場所、それってつまり…」


小梅「何か、憑いてる…かも?」


芳乃「あの、爆発音も気になりましてー」


こずえ「…えまー?」

恵磨「アタシじゃないよ!!!ほんと!!!」





\チュドオォーーン!!!/



歌鈴「ひゅいぃ!?またぁ!?」


恵磨「ほらッ!!違うとこから聞こえてる!!!」


P「なんか、初めに比べて音が近付いてるような…」




21: 2016/11/08(火) 23:31:05.33 ID:9BtJe1PH0







P「じゃあ、わたくしは建物に残るアイドルたち探して外に連れ出すから!!みなさんはお逃げなさいな!!」



歌鈴「えっ…で、でも…!」


芳乃「そなたー、とり憑かれたアイドルを、どうするのでしてー?」


P「確かに、アヤちゃんに手も足も出なかったしな…いや出さないけどさ…」

アヤ「耳がたくさん転がってるんだけど…気のせいか?」

P「耳は出たか、うん。」


こずえ「P…えまぁー、連れてく……」


恵磨「アタシ?」


小梅「そ、そうだね…恵磨さん、なら、だいじょうぶかも…?」

芳乃「憑いてるモノを祓えるのでしてー」


22: 2016/11/08(火) 23:31:49.13 ID:9BtJe1PH0


P「んー、そうだな…よし!じゃあ…歌鈴、芳乃、小梅の、3人のうち、誰が憑いてるモノを判別するのに自信ある?」


歌鈴「それなら、多分…小梅ちゃんかな?」

芳乃「でしてー」


小梅「そう…かな?」



P「じゃあすまん!小梅、恵磨、ついてきてくれ、あなたたちが頼りなんだ…」


恵磨「おっけェェーーー!!」

小梅「ふふ、ちょっと…楽しそう、かも…」


P「ほんで、歌鈴と芳乃は建物出口で集合場所への誘導とか、諸々の安全確保をお願いします。とりあえず…こずえとアヤを連れて行ってください」


芳乃「かしこまりましてー、そなたらも無事にー」

歌鈴「は、はい!気をつけてくださいね…」

こずえ「アヤー」

アヤ「ん…アタイは平気、外でようか。」



P「じゃ!行動開始!!小梅、恵磨、連れてくけど、あなたたちには絶対ケガとかさせないからな、約束。」


恵磨「プロデューサー、かっこいいじゃん!!!」

小梅「ふふ…Pさんは、もう…耳ケガしてるけど、ね…」



P「耳ならだいじょうぶよ、ちぎれたのは全部乳耳だから。今生えてるのは永久耳だけどね。」









23: 2016/11/08(火) 23:46:53.81 ID:9BtJe1PH0






P「とりあえず、レッスンフロアより近い晶葉のラボへ行くぞ…晶葉と美世と李衣菜が居るはず…頼むから平気でいてくれよ…!!」

小梅「美世さん、と…李衣菜ちゃん、どうして…?」


P「美世と晶葉は仲いいんだよ、機械いじり屋だからな…李衣菜はギターアンプやら何やらで用事だとか」



恵磨「着いたァー!!!ここでしょ!!?」




~池袋ラボ~




\~♪♪♪♪♪♪/





P「はー、なんかロカビリー?みたいなの聞こえる」


小梅「李衣菜ちゃん…じゃ、ないよね…」


P「だりーのやつはこんな上手くないな、とすると…」

恵磨「CDとかで流してる音じゃないしね…李衣菜が憑かれてるー!!?」



P「とりあえず晶葉が無事だといいな…ハカセが敵だと、ほんと厄介だろうしなぁ。さて、入るぞ!」







\ウィーン/


P「おハロ~?みんな無事かー?」

24: 2016/11/08(火) 23:49:09.14 ID:9BtJe1PH0

多田李衣菜「イエエェェェーイ」

\~♪♪~♪♪♪♪♪/



P「ヒャーめっちゃ上手いやん、動画撮って夏樹に見せてやりてぇよ」


小梅「うん…バッチリ、憑いてるね…」


恵磨「で、ダレ?」




小梅「うーん?…マイク・J・フォックスさん…?」



P「なんたるこっちゃ!!」


李衣菜「ヘヴィーだね!!」



25: 2016/11/08(火) 23:50:21.04 ID:9BtJe1PH0


P「とりあえず、だりーはギター楽しんでるから無害か、晶葉と美世は…どこだ?」



小梅「あっち…?」


李衣菜「サァ!次のナンバーは、ダニー・C・バッドだー!!」




\キュィーン/\ガチャガチャ/\プシー/


池袋晶葉「……………」

原田美世「……………」




P「うーわ、何か、かっちょいい車作ってるよ…」


恵磨「…で、無事…なの?これ」


小梅「…んーん、」





P「おーい?晶葉さーん、美世ちゃーん?」



晶葉「…『デレリアン』だ。」


P「…はいぃ?(CV:水谷豊)」


美世「タイムスリップ装置なんだよ…」




P「ダメだこりゃ…事務所内で140km出されたり、プルトニウム用意されちゃかなわん。果てはカミナリ落ちんぞ…」

26: 2016/11/08(火) 23:55:38.02 ID:9BtJe1PH0

小梅「え、恵磨さん…」


恵磨「で、どーすりゃいいの?叫ぶ?」


P「マイクぶっ壊す声よろしく。んで、ほい。」

小梅「みゅっ」


P「小梅ちゃんのお耳に栓しとかないとな…」





恵磨「オリャーーー!!!!!MAXボイスッ!!!!!」




恵磨「んああああぁぁぁぁァァァァーーー!!!!!!」

\ドカーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!/




晶葉「くれぷっ!?」

美世「ぶろろん!?」






小梅「…祓われたね」

27: 2016/11/08(火) 23:57:30.74 ID:9BtJe1PH0


P「…晶葉も美世も気絶したな、じゃ!そこのだりーにも…」





恵磨「オリャーーーーーー!!!!!!!!」

\ドカーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!/



李衣菜「ぺぷしっ!!?」




P「わたくしの永久耳もヤバいことになりそうだ」





…10分後…



P「みなちゃま起きた?」



美世「頭ガンガンする…」

李衣菜「なんかコーラ飲みたいような…」

晶葉「李衣菜がおかしくなってから、謎の創作意欲に襲われて…そこから覚えてないな…」



小梅「マイク・J・フォックスさんの仕業…?」


晶葉「いったいどういうことなんだ…?」

李衣菜「ヘヴィーだね…」


P「事務所がヘン、アイドル守る。だから恵磨がマイク壊してる。」


恵磨「そうだけど、言葉にすると何かおかしいな!!」



晶葉「マイク…?」


小梅「事務所のアイドルに、マイクさんがとり憑いてるみたいなの…」


美世「マイクだから壊せるって…えぇ?」




晶葉「ふむ、ここに『かくかくしかじか解読くん』を用意したから、ここに向かってあらましを教えてくれ。」



P「かくかくしかじか」





28: 2016/11/09(水) 00:01:16.00 ID:V7yj9QUE0










美世「…っていうことなのね」


晶葉「…なら、私も協力しよう。ちょうど私のメガホンに音波の指向性を持たせたところだ、これなら声の大砲に向きを作れるぞ。」


P「おっ、声のパワーがメガホンの前方に限定されるってこと?」

晶葉「ま、そんなところだ…もちろん恵磨の声量にも十分耐えられるぞ、私は天才だからな。」


小梅「ま、前にいなければ…耳栓、いらない…?」

P「おお、さすがに永久耳イッちゃうと困るから助かる」

恵磨「おぉーッ!!!すごいじゃん!!!」

P「さすが池袋博士だ、あとでクレープ一緒に喰い行こうな。」


晶葉「ふふ…みんな無事で居られたらの話だぞ、わかってるな?」


P「あたり前田のクラッカー」



恵磨「つぎ、どこ行く!?」


小梅「屋上…かな?」


P「クラリスと聖が居るな、屋上行こう。」

29: 2016/11/09(水) 00:02:33.70 ID:V7yj9QUE0


李衣菜「私たちは、外で歌鈴ちゃんたちと合流できればいいんだね?」


小梅「…う、うん。」


美世「事務所出るまでにまたヘンにならないといいけど…」


晶葉「この録音した恵磨の声を再生するスピーカーを持って行くぞ、流しながら脱出すればマイク霊体の忌避効果があるだろう。」



李衣菜「それ、事務所全体に放送すればいいんじゃ…?」


P「んや、事務所のマイク製品が片っ端からダメになってる。放送用のもダメだったわ。」

小梅「マイクの…呪い?」


恵磨「壊しすぎたかなー?」




晶葉「いくつか用意したから、他のアイドルにも配ってくれ。」


P「ほんと助かります」








P「さ!屋上へGO!!飛鳥の気持ちになるですよー!!!」


小梅「コーヒーのめなーい…」

恵磨「コーヒーのめなーーい!!!」

31: 2016/11/09(水) 21:56:58.84 ID:V7yj9QUE0



\チュドォォーーーン!!!!!/







P「うわ、そういやあったな、謎の爆発音」


小梅「近い…ね?」


恵磨「爆発なんかなー!?火事にはなってないみたいだけど?」





P「…音のしたほう確かめてみるか」






~屋上へ続く階段~




P「もろくそ進行方向でびっくりよ」


小梅「コゲのあと、とかも…ないけど、」





\チュドーーーーーン!!!!!!!/



恵磨「音だけするー!!?うはーー!!!!」





P「おっ人影」


32: 2016/11/09(水) 21:57:50.31 ID:V7yj9QUE0


日野茜「ボンバーーーー!!!!!!!!!」

\チュドーーーーーーーーン!!!!!!!/




P「うわ、なんかトンデモ豪華な爆発演出ついてる」


恵磨「いつも通りの茜に見えるけどー!?ついてるの!?アレ!?」


小梅「んー、…?あっ、マイク・ベイさん…?」



P「デストローイな演出のムービー監督さんや…」





茜「ボンバアァァァァーーーーーーー!!!!!!!!」

\チュドォォォォォーーーン!!!!!!!!!!!!!/



P「恵磨、GO!!!」



恵磨「この、メガホンで…」



恵磨「ボンバアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」

茜「ボンバアアアァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!!」





no title











…そして世界に静寂が訪れた…


33: 2016/11/09(水) 21:59:24.47 ID:V7yj9QUE0


P「なんかドリフの音楽聞こえた」


小梅「…だいじょうぶ?」



茜「んんんん…」


恵磨「起きてー!」


茜「…起きます!!!!」



P「ん、じゃあこのマイク忌避恵磨スピーカー持って、事務所の外まで走ってきてー」


茜「はい!!!行ってきまーす!!!」




小梅「爆発音…茜ちゃんの、せい…だった、ね。」


恵磨「ボンバーする度に演出入ってたのか…」




P「屋上行こーぜー」



34: 2016/11/09(水) 22:00:16.07 ID:V7yj9QUE0





~屋上~



\~♪/




P「めっちゃお上手なお歌きこえる」


小梅「聖ちゃん、だね…」



クラリス「ああ…!プロデューサー様!」


P「クラリス殿、ご無事でしたか」

クラリス「聖ちゃんに…何者かが乗り移っているようで…」


小梅「んー、…ミゲルさん、かな…?」




望月聖「においを~♪消す~♪チカラあぁぁぁぁ~♪」




P「えっ、マイクじゃないの?」


クラリス「マイク≒マイケル≒ミゲル、ですので…?」

35: 2016/11/09(水) 22:01:18.03 ID:V7yj9QUE0


恵磨「もうやっちゃっていい?」


P「許可する」





恵磨「マイクを壊すチカラあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」

\ズドーーーーーーーーン!!!!!/



聖「えすてぇぇ!?」




\パリパリパリパリパリパリパリイィィィィン/




クラリス「向こうの建物の窓が…」


小梅「ば、賠償もの…?」



P「」



恵磨「あちゃー!!ガラスも壊すチカラだった!!!!」


36: 2016/11/09(水) 22:02:35.48 ID:V7yj9QUE0


P「それではクラリス殿、こちらをお持ちになり、聖様をおんもへ連れ出してください。」


クラリス「これは…?」


恵磨「アタシの声が出るスピーカーだね!!」

小梅「ま、魔除けならぬ、マイク除け…」



クラリス「…かしこまりました。私は、皆様がご無事であるように祈りますね、天のご加護がありますように…」



P「あとで鬼悪魔にバイショオォ金とか、色々むしられると思うから…そのときにまたお願いします。」


37: 2016/11/09(水) 22:04:36.94 ID:V7yj9QUE0





P「ほいたら、ついに本丸っすな。」

小梅「レッスンフロアに、涼さんたち…いる、」


恵磨「下降りよー!!」





~レッスンフロア~





吉岡沙紀「あー!プロデューサー!助けてくれっす!!」


P「ふあー、よしおかのさっちゃん無事だったー」


沙紀「おふたりさんが無事じゃないっす!!」


恵磨「あー、櫂と渚がくらったかー!!!」


小梅「…どこに、いるの?」

沙紀「二人ともレッスンルームっす、元から高かった身体能力がいきなり跳ね上がったのか…急に動きがおかしくなって…」




P「どんなマイクがひっついたんだよ…」

38: 2016/11/09(水) 22:05:40.17 ID:V7yj9QUE0


恵磨「中はいろーー!!!!」



\ガチャ/







愛野渚「限界なんて幻だーッ!!」

\ピョーーーーーーン/



P「うわハンパない跳躍力」



恵磨「櫂は…?」



西島櫂「………」


小梅「す、ストレッチしてる…私よりやらかい、ね…」


P「なんか、ハンパない数のメダルがぶら下がってるな。」


沙紀「櫂くんの首からいきなりメダル生えたときはビビッたっすよ」


恵磨「で、ダレが憑いてるの?」




小梅「んー、…バスケの、マイク・ジョーダンさん…」


P「どうりで渚が…」


小梅「あと、水泳の、…マイク・フェルプス、さん…」


沙紀「世界大会最多のメダル持ってるひとでしたっけ?」



恵磨「なに?生き霊なの!?」


P「まぁミゲルくんの時点でそうだったろうな」

39: 2016/11/09(水) 22:07:15.38 ID:V7yj9QUE0


小梅「え、恵磨さん…」


P「いけー!!ナニワ生まれのSさん!!」




恵磨「破ァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」


\ズガアアァァァァァァァン!!!!!/



渚「かーすっ!?」

櫂「かいゆうかんっ!?」






沙紀「…なんすかコレ」









P「ほい、じゃあサキティンこれ持って、二人連れてお外へGO」


恵磨「アタシの声が出る魔除けスピーカーだね!」


沙紀「つうか、何事なんすかコレ…?」


小梅「外にいる、歌鈴ちゃんに…聞いて、ね?」


沙紀「は、はぁ…とりあえず外出ればいいんすね。」



40: 2016/11/09(水) 22:08:16.63 ID:V7yj9QUE0


P「そしたら残りは…」


小梅「涼さん、が、ダンサーの2人に自主練してもらう、って…」


P「じゃあ、聖來、伊吹、涼の3人が一緒に居るってことか」


恵磨「残り3人とも揃ってるなー!」






\わん!!/




P「おっ、わんこさんやないすか。」




恵磨「聖來さんのわんこー!!!よーしゃよしゃよしゃよしゃ!!!!」


P「事務所随一のうらやまポジションなわんこさん。」


小梅「これって…3人とも憑かれてる流れ…?」


\わん!!!/



P「おかしくなったご主人は、あっち?」


恵磨「わんこ、頭イイなー!!」


小梅「先導、してくれる…」

41: 2016/11/09(水) 22:09:23.37 ID:V7yj9QUE0


恵磨「このルームか!!」


P「…なんか、禍々しいオーラを感じるのは、気のせい?」


小梅「…なんか、ワクワクするオーラを、感じる…よ?」




\ガチャ/




P「おじゃマンモス~」





聖來「ポオゥ!!」

伊吹「ポオッ!!」




P「いつにも増してダンスがキレッキレだな」



小梅「涼さん…?どこ…」


恵磨「白坂うしろー!!!!!」




小梅「…えっ?」



涼「…………あ゛ぁ゛」



P「ありゃりゃ」


恵磨「肌がゾンビ仕様になってる…」

42: 2016/11/09(水) 22:10:00.37 ID:V7yj9QUE0


小梅「りょ、涼さん…!!ゾンビ…!!」


P「あー小梅ちゃん、目ぇキラッキラさせてるよ」




小梅「ゾンビ…!!」フンスフンス




聖來「ポォゥ!」

伊吹「ポゥッ!」

涼「あ゛ぁ」




P「ゾンビのキレッキレなダンス始まった…」


恵磨「うはー!!スゲェーッ!!!カッチョイー!!」


小梅「……!!!(恍惚)」




P「で、一応たずねますけど、どなたがお憑きですか?」


小梅「マ、マイク・ジャクソンさん、だよ…!!」


P「…うわ、パフォーマンスひと通り観たいやつだ」

恵磨「…待つ?」


P「うーん、危険そうであることには変わらんから、恵磨GO!」


小梅「……そ、そうだよ…ね。」ションボリ

P「とりあえず写真撮ろうか、あとで涼に見せてやんなよ」


小梅「も、もう動画…録ってる、よ…!」

43: 2016/11/09(水) 22:11:26.64 ID:V7yj9QUE0


恵磨「OK?」


P「ファイアー」




恵磨「すりらああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」


\ズドーーーーーーン!!!!!!!!!!/






聖來「フォーーーウ!!」

伊吹「ヒェーーーイ!!」

涼「ギィィーーー!!」






小梅「……効いてない、かも…?」


恵磨「うそやん!!!!!」


P「まあ、アイドル的なもののレベルとかが向こうのが上だしなぁ…」


小梅「パフォーマンスの、レベル…が、近くないと…ダメ?」


恵磨「っかしーなー!!アタシのMAXボイスが力不足だなんて!!」




P「あーもしもし、世界レベルさんですか?ええ、はい。うん、よろしくお願いします。」


恵磨「…電話?」


小梅「世界レベルさん…って、」


P「ウチの事務所ナメんなよ~、最強の世界レベル居るんだからな!!」


44: 2016/11/09(水) 22:13:29.18 ID:V7yj9QUE0


\パリーーーーーーン/



ヘレン「ヘーーーーーーーーーーーイ!!!!!!!!」




小梅「あっ、やっぱり…」



P「お待ちしておりました、ミス・ヘレン」


ヘレン「……向こうに見えるのは、あの世界レベルのパフォーマーのようね。」


恵磨「飲み込み早くない!!?」


ヘレン「あなたもこの高みまで来ればわかるわ」


小梅「ど、どうする…の?」



ヘレン「私では追い払えない、同じく世界レベルだとしてもね。」


恵磨「えっ!!?じゃあなんで来たのー!!?」


ヘレン「恵磨、あなたに私のレベルを一時的に譲渡するわ。そうすれば『世界レベルのマイク・クラッシャー』に、あなたはなれる。」



恵磨「な、なんだそりゃー!?」


P「恵磨、いいから、世界レベルのノリに身を預けろ。得意だろ?ノるのは。」


恵磨「…それもそうだッ!!!」



ヘレン「覚悟はできた?さぁ、いくわよ…」

45: 2016/11/09(水) 22:14:36.79 ID:V7yj9QUE0


ヘレン「ハアァァァァァァァァァ!!!!!!」



小梅「…すごい、オーラ…!これが、世界レベル…!?」



恵磨「ど、どーすりゃいいっ!!?」



ヘレン「私の動き、そして心を合わせて!それだけよ!!」


恵磨「…オッケェー!!!!」




ヘレン「W!!」


恵磨「O!!」

ヘレン「R!!!」

恵磨「L!!!」


ヘレン・恵磨「D!!!!」


ヘレン「…グッジョブ恵磨、さすがね。」

恵磨「全力でノるー!それがアタシだ!!!」


ヘレン「仕上げよ、さあ…!!」



ヘレン「心ゆくまで…!!!!」


ヘレン・恵磨「『ダンサブル!!!!!!!!』」




ヘレン「受け取りなさい…」


ヘレン「深仙世界疾走!!!!!!!!!!!!」
(ディーパス・ワールドドライブ!!!!!!!!!!!!)





\シュゴーーーーーー!!!!!/


46: 2016/11/09(水) 22:15:23.20 ID:V7yj9QUE0


小梅「すごい…光が…!?」

P「なんちゅう光景」




\ドン!!!!/




[世界レベル]
EMA「…………」



[地方レベル]
へれん(「のれん」のイントネーション)「…………」







P「恵磨のオーラが世界レベルに…!!」


小梅「へ、ヘレンさんが…なんか、メキシコの…おばちゃん?みたいに、なっちゃった…?」




EMA「…今なら、何でもできる気がするウゥゥゥーッッ!!!!!」


へれん「こいばやっちゅうと、どえりゃあたいぎいけえ…」


P「やばい、マジで地方レベルになってる」



へれん「おみゃーらも、だいじになー。おらケッタマシンで、けえるけぇ…へばな。」



EMA「ありがとォォォーーーー!!!!!!!」



小梅「ほ、方言がカオスな、メキシコのおばちゃん?が…自転車で、帰っていったね…」

47: 2016/11/09(水) 22:17:02.79 ID:V7yj9QUE0


P「ほんじゃ、あっちのスリラー3人組に世界レベル対決しといで。」




聖來「ポォゥ」

伊吹「アォゥ!」

涼「アーハッハッハッハ」





EMA「いっっくぜェェェェーーーーーッ!!!!!!!」






EMA「うぃーーーあーーーーーざ!!!!」


EMA「わあああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーるどぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」


\KAーーBOOOOOOOOOOOOOOM!!!!!!!!!!!!!!/





聖來「びりじんっ!?」

伊吹「びーてぃっと!?」

涼「べあっどぉ!!?」













48: 2016/11/09(水) 22:18:19.48 ID:V7yj9QUE0


P「終わった…」



小梅「も、もう事務所に、アイドル…いない、よね」



P「そーだな、よし。わんこさーん」



\わん!!/



P「このスピーカー首輪にくっつけて…よし、」


\わん!/


P「3人連れて一緒に外出よ、な。」


EMA「Get out together!!」








49: 2016/11/09(水) 22:19:20.96 ID:V7yj9QUE0





~事務所入り口~






歌鈴「ふぅ…沙紀さん、渚さん、櫂さんを公園まで案内しました…あと次に来るのは、聖來さんと、伊吹さんと、涼さん…」




\ウィーン/


歌鈴「あっ、来たかな?」



へれん「はいさーい」チリンチリーン



歌鈴「…!!!?」



へれん「みな、どこさ行ってっぺ?」


歌鈴「…!!?外人さん?おばちゃん…!!?ふぇっ!?」





\バション!!!/



ヘレン「ヘーーーイ!!!!」



歌鈴「…!!!?!?!?!!、!?、!!?!?」














恵磨「んおっ!!?」



P「あ、恵磨が戻った」



小梅「世界レベルじゃ、なくなった…んだね?」

50: 2016/11/10(木) 00:19:37.10 ID:OIRmKwBT0


P「…で、小梅さんや、3人と1匹と別れて、どこ行こうってのさ?」


小梅「うん…たぶん、ね、原因が…アレ、だと…思うから…」



恵磨「マイク壊しすぎたアタシへの天罰…みたいな?」



P「そういや恵磨さんや、あなたが通算何本破壊したか分かったよ」



恵磨「…なんぼいった?」


小梅「99本…」



恵磨「うひゃー」



P「で、ここは…」




~ごみ置き場~




小梅「うん、たぶん…だけど、ね、そこのマイク…」


P「こないだの99本目のやつだ。」


小梅「これに、悪い『九十九神』(つくもがみ)が宿った…の、かも…」



恵磨「…………………」



51: 2016/11/10(木) 00:23:22.36 ID:OIRmKwBT0


芳乃「やはり、そうでしてー?」



P「…ん、よしのん」



芳乃「建物で使えない放送マイク、皆に宿り始めたマイクの霊体…此処に在る八百万の神々の御業かとー」



小梅「そこのマイク、から…感じる、よ…?悪い…神、様?」



芳乃「……神とは、人の手出しが及ばぬ事象を指す意味合いも、ありましてー。人の善い悪い、で推し量るものではー、ありませぬー」



P「なに、神様が相手じゃ、原因排除…とか、対処のしようがないってこと?」


芳乃「対話を、してみればー、いかがでしょー」


恵磨「あたし……やりすぎちゃったのかな…?」


P「…恵磨?」



恵磨「その、良い悪いとかじゃなくてもさ、神様が怒っちゃうくらいたくさん壊して…これって、あたしが悪いのかな…って」



P「…………」


芳乃「……対話を、してみましょー」


小梅「そ、そうだ…ね、お話、きいてからじゃないと…わからない、よ?」

52: 2016/11/10(木) 00:25:04.98 ID:OIRmKwBT0


芳乃「ではー、そちらのマイクをー」


P「芳乃、これ触って大丈夫なの?」


芳乃「私がこちらを通して、躯を貸しましてー、」

P「だから、それって平気なの?ねえよしのん?」


芳乃「えい」


P「んあーもう、こういうとこパッションなんだもんなあ!!」



小梅「あっ…」





芳乃(九十九神)
「やっほー、つくもんでーす」



P「うわフランク」

53: 2016/11/10(木) 00:30:26.58 ID:OIRmKwBT0


芳乃(九十九神)
「おっしゃるとーり、あんたらマイク壊しすぎだよ。もっと大事に扱えよな…こちとら激おこプンスコ太郎なんですけども。」



恵磨「…う、やっぱり…?」



P「ちょっと待って、よしのん大丈夫なのコレ?」



芳乃(九十九神)
「ん、大丈夫。わたしはマイクの九十九神、伝達を担ってくれるお方に対して乱暴するわきゃありませんよ。」


P「よかった」



芳乃(九十九神)
「でも、反対にマイクを乱暴に扱うヤツは違うからな?」



恵磨「…………」



芳乃(九十九神)
「次また壊すようなら…本気で怒るかんね?マイクのお仲間の『ミッキー』引き連れて暴れるからな?」


小梅「そ…それは、リアルホラー…だ、ね…。」


P「芸能事務所として徹底的に潰されかねんな」


54: 2016/11/10(木) 00:35:33.65 ID:OIRmKwBT0


芳乃(九十九神)
「特にあんただよ、短髪ピアスのねーちゃん、声出しすぎでしょ?マイク壊す声とか…」



恵磨「…うぐ、ご、ごめ…」


P「言うな恵磨」


恵磨「え…?」




P「恵磨が謝ったり、声を抑えたりする必要は全くない。」



芳乃(九十九神)
「……お、やんのかアンタ?」


55: 2016/11/10(木) 00:38:16.94 ID:OIRmKwBT0


P「恵磨はな、常に全力で取り組んでる。何よりも純粋でいつでも全力だ、絶ッッ対に手を抜かない。その純粋全力のパワフルなMAXボイスを、恵磨の絶対な魅力を控えろ?何言ってんだ?」


恵磨「…プロデューサー」



P「いいか!!あんたが神サマだろうが知ったこっちゃねぇ!俺は恵磨と一緒に、常に全力だぞ!!!恵磨の全力を阻むヤツは、何だろうが俺が全力で『どいてください』って言うんだよォ!!!!!」



芳乃(九十九神)
「…ほーん?」



P「だからな!!そのチンケな集音機能でよーく聞けよ!!
『恵磨の魅力に耐えられないマイクがダメ』だ!!!!!!!」



恵磨「…………」

56: 2016/11/10(木) 00:40:59.21 ID:OIRmKwBT0


P「恵磨、おまえはどういうLIVEパフォーマンスでファンを沸かしてる?」


恵磨「全力、本気、大声で、楽しむ、ノる、アガる…!!」



P「このアンチな神サマを、恵磨の全力MAXな魅力でファンにしちまうぞ。…できるよな?」



恵磨「…ははッ!!何言ってんのプロデューサー!!そこ聞いちゃうー!!?」



P「だよねー」


恵磨「うん、あたしは全力MAXじゃなきゃ!!そーだね!!」



芳乃(九十九神)
「ははっ、おもしれえ…わたしがあんたのファン?できると思ってんの?」


恵磨「違うんだよッ!!!できる・できない、じゃないッ!!!」


P・恵磨「「やるッッ!!!!!!!!!!」」




小梅「わー」

57: 2016/11/10(木) 00:45:24.67 ID:OIRmKwBT0


芳乃(九十九神)
「で、具体的にどうしようっての?またここでパフォーマンスつって、目の前でマイクを壊そうっての?」




P「ウチの事務所ナメんなよ~、神様みたいなアイドル沢山いるうえに…鬼悪魔が居るんだからな!!!」







ちひろ「ふーん?鬼悪魔…こわいですね~、誰ですか~?」



小梅「…ホラーだ…!!」キラキラ




P「で、ちひろさん?例の準備は?」


ちひろ「先方は快く承諾してくれましたよ、番組のセッティングもあらかた出来てます。あとの調整はお願いしますね♪」




芳乃(九十九神)
「黄緑のあんた…どっかで見たことあるような…?閻魔様の…」


ちひろ「んん?」



芳乃(九十九神)
「なんでもないっす、うっす。はじめまして。」




P「よーし、じゃあ説明すっぞ。」



58: 2016/11/10(木) 00:47:43.93 ID:OIRmKwBT0







P「今、音響機器を製造してる会社に
『恵磨の声にも耐えられるウルトラマイク』を作ってもらってる。」


恵磨「…えっ?いつのまに…!?」



P「そんで番組の企画で、
【MAXボイスアイドルV.S.最強耐久マイク】ってのを進めてる。」


小梅「あの…対決番組、だね…?」


恵磨「それって、アタシが壊しちゃったら勝ちになるやつじゃん!?」


P「まぁ、今回実は対決とかじゃなくて、そのマイク使って恵磨にLIVEしてもらって…マイクが最後まで壊れなかったらお互い大勝利、途中で壊れたら敗北、会社とのタッグマッチね。」



芳乃(九十九神)
「そんなん、短髪ねーちゃんが、声の出し抜きすりゃいいだけじゃんか…ヘッ」



恵磨「アタシが手抜き?…まっさかー!!」


P「恵磨がLIVEで出し惜しみするようなヘナチョコだと思ってる、この神サマの先入観をブッ壊してやろうぜ。」


恵磨「アタシの全力LIVE…しかも壊れないマイクでしょ!!?」


P「ま、壊れない、かもしれないマイク…ってだけだ」


恵磨「ヒャーーー!!!超アガる!!!楽しみ!!!」


59: 2016/11/10(木) 00:53:29.82 ID:OIRmKwBT0


芳乃(九十九神)
「まぁイイ、そんなら見届けてやんよ?で、そりゃいつだ?」



P「ちひろさん、書類見せてー」


ちひろ「はい」


P「んー、これ会社の製品どれぐらいいってます?」


ちひろ「完成間近ですね、遅くても1週間で上がるかと。」



P「じゃ、詰めに詰めて、二週間後に収録のスケジュール作ろう。恵磨、いけるな?」


恵磨「オゥケーィ!!!!」



芳乃(九十九神)
「二週間がタイムリミットだ、それ過ぎるようなら…わかってんな?」



ちひろ「その日にまた芳乃ちゃんを駆り出すわけにはいかないので…こちらで用意する人柱に降りてきてくださいね?」



芳乃(九十九神)
「あっハイ」



P「神サマ、あんたこそわかってるな?恵磨の全力LIVEを味わって…ファンにならず帰れると思うなよ?」


恵磨「アタシは全力で楽しむだけだー!!!!」



芳乃(九十九神)
「ずいぶんな自信だな…じゃ、今は大人しくしといてやるよ。ほな、ばいなら~」


60: 2016/11/10(木) 00:55:15.24 ID:OIRmKwBT0


芳乃「………っぷしゅん!」



P「んー、おかえりよしのん、大丈夫?」


芳乃「あのお方、優しいのでしてー」


ちひろ「んー、芳乃ちゃんが無事で、よかった♪」



小梅「………優しい…。そう、なの…かな?」




恵磨「ありがと、プロデューサー!!」

P「へっ、なに?」


恵磨「なにって、なんだよもー!!!アタシを守ってくれたじゃん!!!カッチョかったぞーッ!!!!」


P「その、ありがとうの気持ちは、とっといてー。んで、次のLIVEで乗せてくださいな。」


恵磨「もっっっちろぉん!!!!!」






62: 2016/11/15(火) 22:43:01.69 ID:N/OYQ7ni0










ヘレン「ヘーーイ!!!二週間後が来たわよ!!!」








~番組収録ステージ~







小梅「ね、ねぇ…プロデューサーさん…?」



P「はいなはいな」



小梅「その、壊れないマイクって…ほんとに、壊れない、かな…?」




P「あーそこやっぱ不安になっちゃう?へーきへーき」



小梅「…?」


P「あのとき恵磨が使った壊れないメガホン、誰が作ったでしょーかー」


小梅「…あっ」




P「1週間前からマイクの会社へ、うちのカワイイ最強ハカセに出向してもらってる。これで不安になるほうが…おかしくない?」


小梅「…うん、そう…だね…!」



P「あとはアイドルの全力を信頼するだけだ、うん。最強。」

63: 2016/11/15(火) 22:43:50.12 ID:N/OYQ7ni0


涼「プロデューサーサン!アタシら準備OKだよ!」


聖來「恵磨ちゃんの前座だけど、番組で踊らせてもらえるなんて!」

伊吹「さっすがー♪わかってるね!」


小梅「じゃ、じゃあ…涼さんたちと、いってくるね…!」



P「フははは!!恵磨だけじゃなくて、マイクをけしかけたアイドル全員のファンにさせてやろうじゃないの!!泥沼!!」



櫂「んー!ユニットでやらせてもらえるのは、うれしーね!!」

渚「もちろん、あたしらも全力で楽しんでやるさッ!!」

沙紀「神サマでしたっけ?こないだは驚かされたから、お返しにビビらしてやるっすよ!」


櫂「ホット!!」

沙紀「アート!!」

渚「ジャンピンッッ!!!」


P「…ッシャ!!行ってこい!!」

64: 2016/11/15(火) 22:45:51.97 ID:N/OYQ7ni0


李衣菜「んー、私たちも、その例のマイク使うんだよね?」


P「そうそう、恵磨の前座になっちゃうけど…」


茜「わたしたちも!!壊すぐらいの勢いで!!!!全力で臨みます!!!!」



P「そーこなくっちゃ、李衣菜も、茜も…会社というより晶葉と勝負かな?」




李衣菜「ウヒョー!!やってやろうじゃん!!ロックだね!!」


茜「燃・え・て・きましたー!!!!!」



晶葉「フフ、私だって負けないぞ!ついでに開発した拡声機能でもって、会場を驚かせてやろうじゃないか…!もちろん地声にも自信あるぞ!」


美世「あとは、結局作っちゃったあの車で…登場!!」


晶葉「あの『デレリアン』には、アンプ積んであるからな!ギター披露するのはどうだ…?」


李衣菜「あ、いやー?用意された状況に、あえて逆らうのも…ロック、だよねー?」


茜「美世さん!!安全運転でいきましょう!!」


美世「もっちろーん!さ、3人とも乗りに行くよ!」



P「…プルトニウム使ってないよな?」


晶葉「なにを、『デレリアン』はそんなもん使わんぞ。ちひろ特製の『スタドリウム』を使っている。」



P「もっとヤバそうなもんだった」



65: 2016/11/15(火) 22:47:27.32 ID:N/OYQ7ni0


アヤ「な、なぁ…またアタイ、こういうフリフリでステージやんの…?」


こずえ「アヤー……きれいー」


クラリス「えぇ、とても素敵ですよ。」


聖「ふふっ、皆さんと一緒…楽しみです。」




P「アヤちゃあぁあん!!カワイイよお!!カワイイー!!」


アヤ「アタイはこの出番の話聞いたとき、てっきり聖來さんとかのダンサー組の方だと思ってた…!!」



こずえ「アヤぁー?…いやぁー?」


アヤ「……んなわけないっ!!何だろうがやってやるぜ!!」


クラリス「ふふっ、さぁ…行きましょう。」


聖「みんなを~♪とりこに~、するチカラ~♪」




P「虜っていうより、浄化されて消え去ってしまいそうになるな…」





ちひろ「さ、収録始めます!」



P「神サンは?」


ちひろ「そんな奥さんみたいな言い方しないでくださいよ」


P「つうか、人柱用意したとか、やんごとなき香りがしますが…」


ちひろ「……マイクの九十九神さんは、1観客としてステージの客席に、すでにいらしてますよ。」


P「あっ、濁した」


ちひろ「あとは、アイドルみんながパフォーマンスするだけですね!」







66: 2016/11/15(火) 22:49:31.70 ID:N/OYQ7ni0









ヘレン「ヘーーーイ!!番組LIVEの収録が始まったわ!皆、世界レベルのパフォーマンスを披露するようね!!!」


歌鈴「わたしたちはー」


芳乃「おるすばんでしてー」


ヘレン「フフ…なら、今ここの私たちしかできない、世界レベルのおるすばんを魅せるところ!!ヘーーイ!!」








~客席~




九十九神「これが、アイドルの…ライブか、マイクを気持ちよく使ってくれている…」



\~♪~♪♪♪/



九十九神「何より、彼女たち自身が楽しんでいるのが伝わってくる、そう…マイクを通して、これはうれしい。」


67: 2016/11/15(火) 22:50:41.31 ID:N/OYQ7ni0


\~♪♪/


九十九神「ほー!…おぉ!!すごい!!なんだあの子たち!めちゃくちゃ歌うまいじゃん!」

九十九神「すげぇ…なんだ、あのふわふわした子…常に奇跡を身に纏っているような…解脱したら聖人認定待った無しだな…」


九十九神「…お!?おぉ!?なんだ!?なんだアレ!!あの金髪の子、歌うますぎでしょ!?長らくマイクつくもんしてるけど、お目にかかったことないレベルだぞ!?」

九十九神「うわ!隣のおねーさんも!!すっげぇ歌だ…!!なんというか、こう…他の神さま降りてきてない!?同業者いない!!?すっっご…マイク冥利に尽きるなぁ!!」



九十九神「ふわっ、あの子ちょっと恥ずかしそうだ…おっ、でも楽しそうだな、うわー、なんだこれ、応援したくなる…ってか、カワイイなぁ…あっ、でも動きがちょっとカッコイイ!なんだこの魅力!?」





\~♪♪~♪♪♪/

68: 2016/11/15(火) 22:51:14.91 ID:N/OYQ7ni0


\~♪♪~♪♪♪/


\ドカーーン!!/\ボンバー/



九十九神「うおお!爆発演出入った!?すご…!しかも煙の奥からカッコイイ車出てきた!!?」

九十九神「拡声器すごいな!?これマイク…つうか会場壊れるでしょ!?うわー!!えっ、あの子地声もデカい…けど、おお…超楽しそう、つうかカワイイ…」

九十九神「あのねーちゃん、車から降りないのか?ずっとハンドル持って…あっ!?ハンドルすっぽ抜けたぞ!?…って、それがマイクなんかーーーい!?なんだそれ!?ええ!?」


九十九神「うーわ、あの熱そうな子ずっと爆発背に動き回ってるよ、動きすぎでしょ!?疲れないのアレ?すっご、ちょこまかしてカワイイし…」

九十九神「ヒャー、あの子エアギター始めたわ、エレキのピックアップもお仲間だからわかるけど…んん、あれガチじゃん…本気でギター弾いてるよアレ…あぁ~!!ピックアップしてぇなぁ~!!」






\~♪~~♪♪/

69: 2016/11/15(火) 22:51:49.43 ID:N/OYQ7ni0

\~♪~~♪♪/



九十九神「ん、曲調がカッコイイのに…」



\~~♪♪♪/\H・A・J♪/


九十九神「うわ!!なんだなんだ!!?水!!?水ブチまいてる!!?」

九十九神「あのデカいねーちゃん!客席に水撒いてる!!!アリなの!!?まじで!?マイクだから言うけど、そういう機械壊れないの!!?」


ちひろ「パンフレットにも記載してありますよ、アイドルのパフォーマンスによっては危険ですので、電子機器等の保守保管は注意してくださいって。」


九十九神「うわ!黄緑色のおねーさん!?」

ちひろ「ま、そもそも櫂ちゃんのファンたちは浴びるため水着で来てるんで…」


九十九神「訓練されすぎじゃない!!?」


ちひろ「ファンも一緒に楽しむのが、ライブですよ♪」



九十九神「あっ、そうなの…」


ちひろ「ぜひ一緒に楽しんでくださいねー」


九十九神「まぁ、せっかく来たしな…」



70: 2016/11/15(火) 22:52:34.19 ID:N/OYQ7ni0


\ワー!ワァーー!!/


九十九神「んや?白いシャツ着た客がステージに呼ばれてる?」



九十九神「んんん!?あのねーちゃん、シャツに色付けてる!!?持ってるスプレー、あれ本物だったの!!?」


九十九神「ほんと、なんだそれ!!?そんなパフォーマンス…あっ、なんか白いシャツがカッコイイ色合いになってる!!」


九十九神「えっ、ほしいなアレ…って!!!水撒いてたねーちゃんが、色水持ってきてる!!!?」


九十九神「アァーーー!!!!使ってる!!色水使っちゃってる!!?しぶきの模様がついて…あっカッコイイ…」




\さーッ!!わっかつくれー!!!/




九十九神「…わ、わっか?おっ、おお…?周りのひとみんな胸の前に腕出して大きくマル作ってる…?」


九十九神「…こ、こう…かな、エア抱きしめポーズみたいな…」




\イケー!ナギサチャーーーン!!/

\こっちー!!こっちー!!!/



九十九神「みんなステージ見ながら手を構えてて…ん?」


九十九神「ポニテの子が、ボールついてる…あっ、投げ」




\ズドン!!!!/


九十九神「ふあぁぁッ!!!?」



九十九神「えっ!?わたしの手の輪にボール入った!!!?」




客「あー!イイなー!!あんたツイてるよ!!」

客「今日のキャプテンシュートはあんたかー!!クソー!!」



九十九神「えっ!?なに!?シュート!!?」


客「渚ちゃんのパフォーマンスだよ、そのボール、ホットアートジャンピン3人の寄せ書き入りなんだ。あんたのもんだよ…うらやましいねぇ!!」



九十九神「うっそ…すごいことしてるな…おぉ、このボールに何か書いてあるね、『楽しんでくれてありがとう』…か、うーん、確かに…パフォーマンス見てて楽しいな、どういたしまして。」



71: 2016/11/15(火) 22:53:14.58 ID:N/OYQ7ni0


\~~♪/



九十九神「また曲変わった、なんか、ドゥンドゥン系?ダンスミュージック…みたいな?」




\ドシャーーーン/


九十九神「おぉー、派手な演出!なんかステージの証明も暗くなって…」



\~~♪♪/


九十九神「うっわー!あのねーちゃん、最初の聖歌隊みたいなひとたちに引けを取らないぐらい上手いなぁ!!また違う方向性で…うん、カッコイイ歌の上手さだ…うはー!マイクとして嬉しい…!」



九十九神「おっ、カッコ良さげなねーちゃんが、また2人出てきて…」


\~~♪♪/


九十九神「うーわ、わたしマイクで音関連の神やってるから詳しくないけど…なにあの動き、ダンス…すごく、こう…惹かれます…はい。カッコイイ…!!!キレッキレだよ、うわぁー!!」


九十九神「はー!あっちの髪色明るいほうの子、すっげぇ動きしてる!!ソロパートかな…うおお!?なんか地面使ってグルグルしてる!?なんだっけ!?ブレイクダンスってやつ?」


九十九神「今度は髪の毛黒いほうのねーちゃんだ、ソロの…んん!?動きがキレてない…っていうか、しなやか…?なんというか、カッコイイと、キレイが一緒くたになってるような…!!」

九十九神「んー、マイクの神やってるけど、ダンスもいいよねー、動きで伝えるっていうのもシビれ…おお!?黒髪のねーちゃん、カッコイイとキレイに加えて…何だかカワイイぞ!?なにあれ!?どうなってんの!!?」



九十九神「あっ、髪明るいほうの子が、何か出して…?スケボーだ。」


\~~♪♪/


九十九神「おっ、ダンスの2人も歌のねーちゃんと一緒に歌パートかな、でもスケボーの子マイク持ってないぞ…?アァ!!?歌のねーちゃんがマイク投げやがっ…おお!!あの子スケボー使って格好良くキャッチしてる!!?すげーな!!」





\~~♪/

72: 2016/11/15(火) 22:53:53.15 ID:N/OYQ7ni0


\~~♪/


九十九神「おっ曲調変わった…なんか、ゴシック調?ホラーっていうか…」





\バツン!!!/






九十九神「うあはあぁぁ!!?いきなり証明落ちた!!?」



九十九神「………しかも、音もしないぞ…観客あんなに騒いでたのに…あっ、なんか持ってたライトみたいな棒も、みんな隠して暗くしてる。」



九十九神「……真っ暗だな…」





\ヒャーーー!!!/




九十九神「あっちの観客から悲鳴…?」




???「…コワクナイヨ」(ボソッ)




九十九神「おァァァァ!!!!?なに!!?いきなり耳元で!!?えっ!!?何の声!!!?なに!?なに!!!?」






\バン!!!!/



九十九神「あはあ!!明かりついた!!」

73: 2016/11/15(火) 22:54:25.55 ID:N/OYQ7ni0


九十九神「…って、えっ…?」



九十九神「あの、3人のねーちゃんたち、血流して氏んでる…!!?」





九十九神「…あっ、小さい子出てきた…なに?どうするの…?」




九十九神「んん?氏体を甦らせ…って、ねーちゃんたちゾンビ化してる!!」



\~~~♪♪♪/


九十九神「4人で踊り始めた…ゾンビダンスだ!!!!」





九十九神「…っていうか、あの小さい子が一番、こう…生ける屍感出てるな…!?他の3人と違って生者メイクなのに…!!?」


九十九神「………この、高揚感と緊張感が同時にクる感覚…!!」




九十九神「…あっ、かわいい。」







\~~♪♪/

74: 2016/11/15(火) 22:54:59.40 ID:N/OYQ7ni0


九十九神「うぉー、このライブも終盤だなー、なんだかんだ楽しんでしまっている…これがアイドルの、パワーなのか…?」



九十九神「んー、でも、やっぱりマイク壊しまくってる、あの短髪のねーちゃんは許せねーな…」



九十九神「…あのマイクか、例の壊れないってやつ。」




九十九神「………壊してみろよ、どうせビビって腑抜けた声出す……いや、今までの子たち見てると、そう一筋縄ではいかないような…」





九十九神「…見届けてやるか。あのねーちゃんの全力とやら。」







75: 2016/11/15(火) 22:57:09.77 ID:N/OYQ7ni0


~舞台ソデ~



恵磨「…プロデューサーー!!!!」


P「恵磨、声デカい。観客に聞こえんぞ」


恵磨「そう!!アタシの声デカい!!!!観客のハート、ガンガン揺さぶってくるよ!!!!」




P「おう、じゃ…『あのマイク』、遠慮なくぶっ壊してこい」



恵磨「え!?いいの!!?」


P「いいに決まってらぁよ、晶葉が用意したのは壊れないと思うが…」


恵磨「あっち…ああ!!!『あのマイク』ね!!忘れてたァー!!!」



P「まじすか、オイオイ…」


恵磨「だって!今日コレ楽しみだったもん!!!『あのマイク』をぶっ壊すことなんて、ついでじゃん!!!!」



P「ま、そうだな。おまえは…マイクを壊しに来たのでも、実をいうと観客のためだけに来たのでもないな?」


恵磨「へへーッ!!!そのとおーりー!!!!なにより!!アタシが全力で楽しむためだーーー!!!!!」



P「じゃ、全力MAXで楽しんでこい。誰よりもアッパーテンションな、仙崎恵磨を…魅せてこいッ!!!!」



恵磨「ッッッシャァーーーーー!!!!!!気合い入った!!!!!」









恵磨「楽しんでくる!!!全力MAX!!!デカい声で!!!いろいろブッ壊ぁぁぁぁすッ!!!!!!」





76: 2016/11/15(火) 22:57:51.12 ID:N/OYQ7ni0











九十九神「…来た!短髪ねーちゃん!」




\ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!/


九十九神「うぅっっわ!!!?観客が発狂し始めた!!?」



九十九神「うるさっ!!?この量の人数同時に叫ぶとか!!うるっっさ!!!」






恵磨「…………」スウッ





恵磨「うるッッッせェェェェェェェェェーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


\ドカァァァァーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!/




\オアアアァァァァァァァーーーーー!!!!!!/




九十九神「短髪ねーちゃんのがうるせぇ!!!!!?むこう1人だけだろ!!!!!おかしいだろ!!!!?」


77: 2016/11/15(火) 22:58:24.31 ID:N/OYQ7ni0


恵磨「ッッッッシャーーーーーー!!!!!!!全力MAXでェェェェ!!!!!!叫び倒してェェッ!!!!!!ついて来ォォォォォォイイ!!!!!!!!!」






\文字で表現しきれない爆音/





九十九神「オオオオァァァァァァァァァーーーーーー!!!!!!?」



九十九神「いやムリ!!!うるさすぎるでしょ!!!!?ムリムリムリ!!!?これは壊れるって!!?」




九十九神「なんかもう!!!?なに!!?このカラダ振動受けてる!!!!あああぁあぁぁぁぁあああぁぁぁーーー!!!!?」







恵磨「声が!!!!!!!足りなああああぁぁぁぁぁぁぁぁあい!!!!!!!!!」





\ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァァァァァ!!!!!!!!/




九十九神「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」


78: 2016/11/15(火) 22:59:45.05 ID:N/OYQ7ni0


\人間の知覚限界を超えた爆音/




九十九神「あ゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぉぁぁ!!!!」





恵磨「すっげェェェェーーーー!!!!!!!このマイク!!!!まだ効いてるぞォォォォォォォ!!!!!!!」




九十九神「いや、よくわかるなソレ!!!!!?」




九十九神「うっわ!!?なんだもう!!?さっきから爆音で……!!!わたしも大声になってるゥゥゥーー!!!!!?」





恵磨「楽しんでやるゥーーッ!!!!!!アガれェェェェエ!!!!シャウト!!!シャウトォォォォォ!!!!」




九十九神「んああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!」



恵磨「おぉシャアァァーーーーーー発声練習終わりィィィィ!!!!!!!!本番だアァァァ!!!!!!カモン爆音!!!!!」




\爆音波ミュージック/


九十九神「……発声練習!!!!???まだ本番じゃなかったんかぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!」

79: 2016/11/15(火) 23:00:28.73 ID:N/OYQ7ni0


恵磨「サァー!歌うぞォォ!!!!!!ついて!!!こおォォォイ!!!!!!!!!」



九十九神「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛(CV:藤原竜也)」






\物体が波打って視認可能な音波/





九十九神「うーーーーぅわぁぁ!!!!?なんだこの歌あぁぁぁ!!!!!!!」


九十九神「なんで!!!!??そんな!!!?デカい声で!!!!!??叫ぶんじゃなく!!!!!歌えてるんだ!!!!!?????なんだこれ!!!!!!!!!!」










…舞台裏…



P「あ、もしもし、消防ですか?……あーハイ、そうです、今日現場こっちなんですよ、ええ。はい。…大丈夫です、爆発じゃないです、災害じゃないです、パフォーマンスです、ええ。はい。自治体とかにも連絡お願いします、警報とか出さないでください、…はい。」














80: 2016/11/15(火) 23:01:03.18 ID:N/OYQ7ni0






ヘレン「ステージは無事終わったわ!!」


芳乃「おせんべどうぞー」

歌鈴「んんー」



ヘレン「魅せたわね…世界レベルの、おるすばん!!」






~舞台ソデ~




恵磨「ッッッシャーーー!!!!アガったーー!!!!!」


P「おつかれちゃーん」


恵磨「どう!?どおぉぉッ!?まじでヤバかったでしょ!!!?」



P「ライブの物販で公式に耳栓売られるだけあるよね、うん。」



恵磨「ッヒャーーーーー!!!!!!」



P「おお、そういや今回のマイク無事だったみたいだね、いやーほんと助かりますよハカセ~」


81: 2016/11/15(火) 23:01:38.69 ID:N/OYQ7ni0


晶葉「…いや、無事ではないな、これは…?」



P「まじすか」


恵磨「うそん!!?あのメガホンは大丈夫だったのに!!?」



晶葉「LIVEパフォーマンス時の声量が、どうやら計算外だったな。まさかここまで規格外の音波をあてられるとは…」



P「えっ、でもちゃんと終わりのほうまで音拾ってたじゃん…番組としても、大勝利でシメちゃったぞ…!?」


晶葉「あの爆音パフォーマンスのせいで、全員の感覚が麻痺してたんだ…計測の機械含めてな。確かにこれでも多少音を拾うが、二度使えるほどではないな…」



恵磨「そっかーー!!!!また壊しちゃったか!!!!!」


P「はい、通算100本目でーす」


晶葉「これは、この天才への挑戦とも受け取ったぞ…!今度こそ絶対に壊れないマイクを用意してやるからな…!!」








82: 2016/11/15(火) 23:02:15.39 ID:N/OYQ7ni0


~控え室~






P「おつかれー、帰りの支度できてる?」


恵磨「できてる!!」




ちひろ「あっ、いたいた」


P「ちっひ?どなたかお探し?」



ちひろ「ほら、恵磨ちゃんとプロデューサーさんですよ、こちらへどうぞー」





九十九神「……………」



P「えぇー?誠に申し訳ありませんが、こちら関係者のみ…って、なんで観客連れて来てるの、ちひろさぁーん?」




ちひろ「観客に見える、今回の関係者ですよ。」



恵磨「…あっ!?マイクのひと!!?」



九十九神「…そーですよー、ひとじゃないけどね。」


P「あっそういやそんなん…」


83: 2016/11/15(火) 23:02:47.35 ID:N/OYQ7ni0


九十九神「それで…」


恵磨「壊したよ!!マイク!!!!!!」


P「あっ、おい恵磨…」



九十九神「うん、わかる。あのマイクも…へとへとだ、わかるよ。マイクの九十九神だからね。」




恵磨「で!どうだった!!?ライブ!!!」


九十九神「………尊い」






P「あっ」






九十九神「…うん。なんていうか、こう…なんていうか…とにかく、すごかった。すごくて…そう、えーと、すごくて…うん」




P「語彙とかもろもろぶっ壊れてる…」



ちひろ「はい、ファン完成~♪」


84: 2016/11/15(火) 23:03:23.30 ID:N/OYQ7ni0


九十九神「やっぱり、わたしもマイクだからか、壊されてしまったよ。うん…とにかくヤバかった、アガった、ハイテンションになって…いつのまにか全力で叫んでたね、マイクなのに。」


恵磨「ッッシャ!!!それみたことかーッ!!!!!」




P「…で、どうします?神サン?うちの事務所、潰します?」



九十九神「こんなすごいの潰すわけないじゃん!?っていうか、次のイベントいつ!!?」




P「よしきたコレ」


ちひろ「えーと、イベントやLIVEのチケット代とは別に、あなたの場合ですとそちらのおカラダのレンタル料などなど発生しますが…」



九十九神「払う!!金なら払うから!!」


ちひろ「こちらおカラダの準備がありますので、チケットの当落に関わらずレンタル料が先払いになりますけど…?」


九十九神「いい!!なんでもいいから!!!」


ちひろ「神様の世界からこちらへ降りてくるシステムの日時指定なども必要なので追加料金が…」





P「うわぁ…鬼悪魔だ…。」



恵磨「帰ろー!!!」

85: 2016/11/15(火) 23:03:58.23 ID:N/OYQ7ni0










~後日、事務所~








李衣菜「イイィェエエーイ!!」


\~♪~♪♪/




P「…なに、だりーのやつ、なんであんなギター上手くなってんの?」




聖「ニオイを~♪けす~♪♪」


P「しかも、聖の歌に謎の消臭効果が発生してるのも、まじで?」





アヤ「…シッ!!……シッ!!」


P「アヤちゃんも、女子プロボクサー顔負けの動きとか…」




聖來・伊吹「んんんんんーーーッ!!」


P「茨城ダンサーズはキレとセンス増してるし…整形とかしないよな?大丈夫だよな…?」

86: 2016/11/15(火) 23:04:45.34 ID:N/OYQ7ni0


ちひろ「とあるファンが、助力してくれたそうですよ~?」


P「えっ、まじすか…?なに、マイクのチカラを貸してくれてるってこと…?」


ちひろ「パフォーマンスの発展を願ってるそうです♪」



P「はー、いいんだ?そんな職権濫用して。そういうとこも…ぶっ壊されたんだなぁ…」







恵磨「おおおぉーーーッす!!!!!」


P「あー恵磨ちゃん、おっすおっす。ハカセが新しいマイクの耐久実験したいってよ。」


恵磨「おっ!!また対決だね!!!オッケーッ!!!!」



P「あと、恵磨ちゃんにいろいろブッ壊された熱烈なファンが、事務所にプレゼントくれたみたいね。」



恵磨「ええ!!なになに!!!?」



P「櫂なんか、いつでも体からメダルが生やせるように…」




\ナッテナイヨー!!!/


P「…だそうです。」

87: 2016/11/15(火) 23:05:17.60 ID:N/OYQ7ni0


恵磨「どーいうこと!!!?」



茜「おはようこざいまぁぁーーーーす!!!」




恵磨「あっ!!茜ーー!!!!おはよーーッ!!!!!ボンバアァァァァァァーーー!!!!!!」


茜「ボンバーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」


\キュボッ!!!/



P「恵磨…どういうことって?」




P「こーいうことよ」






no title








~おしマイク~

88: 2016/11/16(水) 08:39:23.63 ID:Rjd2WKNdO
爆発オチなんてさいてー乙

引用元: 仙崎恵磨「あー!!またマイク壊れた!!!」【デレマスSS】