1: 2016/01/05(火) 00:09:19.266 ID:ltw87zjH0.net
ヒロイン「え、えっと……」カアア
主人公「?」
ヒロイン「だ、だから……君の事がず、ずっと……」モジモジ
ヒロイン「ずっと好きだったの!!」
主人公「………」
ヒロイン「ご、ごめんね? こんなこと急に……迷惑だったよね……」
ヒロイン「で、でも! 今言わないと……絶対後悔するって思ったから……!」
ヒロイン「だから……その……えっと……ご、ごめんなさい……」カアアア
主人公「………え? なんだって?」
主人公「?」
ヒロイン「だ、だから……君の事がず、ずっと……」モジモジ
ヒロイン「ずっと好きだったの!!」
主人公「………」
ヒロイン「ご、ごめんね? こんなこと急に……迷惑だったよね……」
ヒロイン「で、でも! 今言わないと……絶対後悔するって思ったから……!」
ヒロイン「だから……その……えっと……ご、ごめんなさい……」カアアア
主人公「………え? なんだって?」
12: 2016/01/05(火) 00:14:06.516 ID:ltw87zjH0.net
ヒロイン「……え?」
主人公「いや、えっと……ごめんな」アセアセ
主人公「ちょっとボーッとしてて……ヒロインが何て言ったのか聞いてなかったんだ」
主人公「良ければでいいんだけど……もう一回言ってくれないか? 今度はちゃんと聞くからさ……」
ヒロイン「わ、分かった……でも……今度はちゃんと聞いてね……?」
主人公「ああっ! もちろん!」
ヒロイン「えっと……じゃあ、もう一度言うね……?」
主人公「よし、来い!」
主人公「いや、えっと……ごめんな」アセアセ
主人公「ちょっとボーッとしてて……ヒロインが何て言ったのか聞いてなかったんだ」
主人公「良ければでいいんだけど……もう一回言ってくれないか? 今度はちゃんと聞くからさ……」
ヒロイン「わ、分かった……でも……今度はちゃんと聞いてね……?」
主人公「ああっ! もちろん!」
ヒロイン「えっと……じゃあ、もう一度言うね……?」
主人公「よし、来い!」
15: 2016/01/05(火) 00:17:53.025 ID:ltw87zjH0.net
ヒロイン「わ……私、ヒロインは……えっと……」
ヒロイン「ずっと……ずっと君の事が!」
ヒロイン「主人公くんの事が好きでした!!」
主人公「………」
ヒロイン「うぅぅ……恥ずかしいよぉ……」カアアアアア
ヒロイン「まさかもう一度言うことになるなんて……」
主人公「…………」
ヒロイン「でも、今度はちゃんと伝わったよね……?」
主人公「え? なんだって?」
ヒロイン「……っ!?」
ヒロイン「ずっと……ずっと君の事が!」
ヒロイン「主人公くんの事が好きでした!!」
主人公「………」
ヒロイン「うぅぅ……恥ずかしいよぉ……」カアアアアア
ヒロイン「まさかもう一度言うことになるなんて……」
主人公「…………」
ヒロイン「でも、今度はちゃんと伝わったよね……?」
主人公「え? なんだって?」
ヒロイン「……っ!?」
20: 2016/01/05(火) 00:28:06.595 ID:ltw87zjH0.net
ヒロイン「主人公くん……」プルプル
主人公「ん?」
ヒロイン「ふざけて……るの……?」
ヒロイン「また聞こえなかったの……? 私の話……」
ヒロイン「そんなわけないよね……さっきより大きい声で言ったもん……」
ヒロイン「聞き取れないはずないよね……」
ヒロイン「ちゃんと聞くって、主人公くん言ったよね……」
ヒロイン「どうして……? 主人公くん……私の事嫌いなの……?」
主人公「あっ……いやー……その、えっーと……それはだな……」
主人公「ごめん……! そこに大好きな柴犬が散歩してて……つい見とれてて……そのー……」
主人公「………ごめん」
主人公「ん?」
ヒロイン「ふざけて……るの……?」
ヒロイン「また聞こえなかったの……? 私の話……」
ヒロイン「そんなわけないよね……さっきより大きい声で言ったもん……」
ヒロイン「聞き取れないはずないよね……」
ヒロイン「ちゃんと聞くって、主人公くん言ったよね……」
ヒロイン「どうして……? 主人公くん……私の事嫌いなの……?」
主人公「あっ……いやー……その、えっーと……それはだな……」
主人公「ごめん……! そこに大好きな柴犬が散歩してて……つい見とれてて……そのー……」
主人公「………ごめん」
21: 2016/01/05(火) 00:33:00.950 ID:ltw87zjH0.net
ヒロイン「………………」
主人公「本当に! 本当にごめん! というかごめんなさい!!」ドゲザ-
ヒロイン「主人公くん……」
主人公「今度は! 今度こそ! 同じ過ちは繰り返しません!」
主人公「今度こそ!! ちゃんと聞くから!!」
主人公「だから……! だからもう一度俺にチャンスを!」
主人公「チャンスをくれ………!」
ヒロイン「…………………」
ヒロイン「………分かった、じゃあもう一度……もう一度だけ言うね」
主人公「あ、ありがとうヒロイン!」
主人公「本当に! 本当にごめん! というかごめんなさい!!」ドゲザ-
ヒロイン「主人公くん……」
主人公「今度は! 今度こそ! 同じ過ちは繰り返しません!」
主人公「今度こそ!! ちゃんと聞くから!!」
主人公「だから……! だからもう一度俺にチャンスを!」
主人公「チャンスをくれ………!」
ヒロイン「…………………」
ヒロイン「………分かった、じゃあもう一度……もう一度だけ言うね」
主人公「あ、ありがとうヒロイン!」
23: 2016/01/05(火) 00:41:04.837 ID:ltw87zjH0.net
ヒロイン「じゃあ言うね……」テクテク
主人公「えっ?」
ヒロイン「……」ズイッ
主人公「ちょ!? ヒ、ヒロイン!? か、顔が……近い……」
ヒロイン「こ、これだけ私の顔が近ければ……私の顔しか見えないよね……」
ヒロイン「これなら今度は他に気を取られず、ちゃんと私の話を……聞いてくれるよね……」
主人公「あ、ああ……」ゴクリッ
主人公(こうして近くで見ると……本当に可愛い顔してるな……ヒロイン……)
ヒロイン「じゃあ……言うよ? ちゃんと聞いててね?」
主人公「よ、よし……!」
主人公「えっ?」
ヒロイン「……」ズイッ
主人公「ちょ!? ヒ、ヒロイン!? か、顔が……近い……」
ヒロイン「こ、これだけ私の顔が近ければ……私の顔しか見えないよね……」
ヒロイン「これなら今度は他に気を取られず、ちゃんと私の話を……聞いてくれるよね……」
主人公「あ、ああ……」ゴクリッ
主人公(こうして近くで見ると……本当に可愛い顔してるな……ヒロイン……)
ヒロイン「じゃあ……言うよ? ちゃんと聞いててね?」
主人公「よ、よし……!」
24: 2016/01/05(火) 00:46:30.332 ID:ltw87zjH0.net
ヒロイン「主人公くん、私は……君の事が……好き」
ヒロイン「ずっと……ずっと好きだった……」
ヒロイン「あの時、私の事を助けてくれた時からずっと……ずっと貴方の事が好きでした……!」
ヒロイン「これが私の気持ち……私が……君にずっとずっと伝えたかったこと……」
ヒロイン「だからね、主人公くん……その……迷惑じゃなければ……えっと……私と……お、お付き合いを……」モジモジ
主人公「…………」ポケー
ヒロイン「……主人公くん?」
主人公「………………」ポケー
ヒロイン「ずっと……ずっと好きだった……」
ヒロイン「あの時、私の事を助けてくれた時からずっと……ずっと貴方の事が好きでした……!」
ヒロイン「これが私の気持ち……私が……君にずっとずっと伝えたかったこと……」
ヒロイン「だからね、主人公くん……その……迷惑じゃなければ……えっと……私と……お、お付き合いを……」モジモジ
主人公「…………」ポケー
ヒロイン「……主人公くん?」
主人公「………………」ポケー
25: 2016/01/05(火) 00:50:03.299 ID:ltw87zjH0.net
ヒロイン「主人公くん!!」
主人公「!? えっと……何……?」
ヒロイン「………………」
ヒロイン「その様子、もしかして……」
ヒロイン「また話聞いてなかったの!?」
ヒロイン「こんなに顔が近いのに!?」
主人公「え、えっと……」
主人公「ご、ごめん……ヒロインの顔に見とれてて……聞いてなかった……」
ヒロイン「えっ……? 私の顔に……?」
主人公「!? えっと……何……?」
ヒロイン「………………」
ヒロイン「その様子、もしかして……」
ヒロイン「また話聞いてなかったの!?」
ヒロイン「こんなに顔が近いのに!?」
主人公「え、えっと……」
主人公「ご、ごめん……ヒロインの顔に見とれてて……聞いてなかった……」
ヒロイン「えっ……? 私の顔に……?」
26: 2016/01/05(火) 00:56:01.122 ID:ltw87zjH0.net
主人公「だ、だって! 女の子と今にもキスしそうなくらい顔が近いんだぞ!」
主人公「そんなの見とれちゃうに決まってるだろ! 」
ヒロイン「そ、そう……?」
主人公「尚且つそれがずっと好きだった女の子だから尚更……!!」
ヒロイン「!」
主人公「あっ……」
ヒロイン「………………」
主人公「ご、ごめん……つい……口が滑った」
ヒロイン「………………」
主人公「すまん、忘れてくれ……今の一言は……」
ヒロイン「主人公くん……」ギュッ
主人公「ヒ、ヒロイン!?」
ヒロイン「その言葉……もっと……私に聞かせて……?」
主人公「そんなの見とれちゃうに決まってるだろ! 」
ヒロイン「そ、そう……?」
主人公「尚且つそれがずっと好きだった女の子だから尚更……!!」
ヒロイン「!」
主人公「あっ……」
ヒロイン「………………」
主人公「ご、ごめん……つい……口が滑った」
ヒロイン「………………」
主人公「すまん、忘れてくれ……今の一言は……」
ヒロイン「主人公くん……」ギュッ
主人公「ヒ、ヒロイン!?」
ヒロイン「その言葉……もっと……私に聞かせて……?」
28: 2016/01/05(火) 01:03:56.781 ID:ltw87zjH0.net
主人公「……? さっき言葉ってつい口が滑った……」
ヒロイン「おねがい、主人公くん……」ギュッ
主人公「! わ、分かった……」
主人公「ヒ、ヒロイン! さっき滑った言葉の通りだ! お、俺は……ずっとお前が好きだった!!」
主人公「あの時ヒロインを助けた時からからずっと……ずっとお前の事が好きだった!!!」
主人公「だから……だからヒロインとは!! ぜひとも! お、お付き合いをさせていただきたく存じ上げ!!」
ヒロイン「嬉しい……」
主人公「え……」
ヒロイン「私も……ずっと君の事が好きだったよ……主人公くん」ウルウル
主人公「えっ」
ヒロイン「おねがい、主人公くん……」ギュッ
主人公「! わ、分かった……」
主人公「ヒ、ヒロイン! さっき滑った言葉の通りだ! お、俺は……ずっとお前が好きだった!!」
主人公「あの時ヒロインを助けた時からからずっと……ずっとお前の事が好きだった!!!」
主人公「だから……だからヒロインとは!! ぜひとも! お、お付き合いをさせていただきたく存じ上げ!!」
ヒロイン「嬉しい……」
主人公「え……」
ヒロイン「私も……ずっと君の事が好きだったよ……主人公くん」ウルウル
主人公「えっ」
29: 2016/01/05(火) 01:07:11.313 ID:ltw87zjH0.net
ヒロイン「嬉しい……両思いだったんだね……私達……」
主人公「りょ、両思いって……!」
ヒロイン「主人公くん……私からもお願いします」
ヒロイン「良ければぜひ私と……」
ヒロイン「お付き合いを……してください……」
ヒロイン「そして……貴方が良ければずっと……ずっと傍にいさせてください……」
主人公「………」
ヒロイン「…………」
主人公「りょ、両思いって……!」
ヒロイン「主人公くん……私からもお願いします」
ヒロイン「良ければぜひ私と……」
ヒロイン「お付き合いを……してください……」
ヒロイン「そして……貴方が良ければずっと……ずっと傍にいさせてください……」
主人公「………」
ヒロイン「…………」
30: 2016/01/05(火) 01:11:39.946 ID:ltw87zjH0.net
主人公「ヒロイン……」
ヒロイン「はい……」
主人公「えっと……」
主人公「あの、だな……」
主人公「良ければ……良ければなんだけど…良ければな」
ヒロイン「……うん」
主人公「その…………」
主人公「ごめん、もう一回今の言葉言ってもらっていいか……? 両思いとか言われて頭フリーズしちゃって……」
ヒロイン「もう何でなのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
ヒロイン「はい……」
主人公「えっと……」
主人公「あの、だな……」
主人公「良ければ……良ければなんだけど…良ければな」
ヒロイン「……うん」
主人公「その…………」
主人公「ごめん、もう一回今の言葉言ってもらっていいか……? 両思いとか言われて頭フリーズしちゃって……」
ヒロイン「もう何でなのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
22: 2016/01/05(火) 00:36:36.897 ID:xEk0eDra0.net
てか、紙に書いて難聴野郎に音読させれば良いわ
31: 2016/01/05(火) 01:13:32.659 ID:ltw87zjH0.net
おわり、>>22が言ってるけどヒロイン達はこれからは手紙で告白するといいよ
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