1: 2018/01/27(土) 22:23:35.71 ID:VSHrfwkp0
グラブル×ダークソウル

2: 2018/01/27(土) 22:24:33.37 ID:VSHrfwkp0
古い時代

空はまだ分かたれず、雲に覆われ

灰色の島と大樹と、朽ちぬ古竜ばかりがあった

3: 2018/01/27(土) 22:25:20.93 ID:VSHrfwkp0
だが、いつかはじめての火がおこり

火と共に差異がもたらされた

熱と冷たさと、生と氏と、そして光と闇と

そして、闇より生まれた幾匹かが火に惹かれ、王のソウルを見出した

4: 2018/01/27(土) 22:27:26.53 ID:VSHrfwkp0
始まりの星晶獣、リッチ

薔薇の魔女と、混沌の娘たち

蒼穹の光の王グラァンと、彼の騎空士たち

そして、誰も知らぬ小人

それらは王の力を得、古竜に戦いを挑んだ

5: 2018/01/27(土) 22:28:18.86 ID:VSHrfwkp0
グラァンの雷が、岩のウロコを貫き

魔女の薔薇は嵐となり

氏の瘴気がリッチによって解き放たれた

そして、元を辿れば竜ではない黒竜、バハムートの裏切りにより、遂に古竜は敗れた

火の時代のはじまりだ

6: 2018/01/27(土) 22:29:32.05 ID:VSHrfwkp0
だが、やがて火は消え、暗闇だけが残る

今や、火はまさに消えかけ

人の世には届かず、夜ばかりが続き

人の中に、呪われたダークリングが現れはじめていた…

7: 2018/01/27(土) 22:30:24.12 ID:VSHrfwkp0
そうさね

ダークリングは呪われた不氏の証

だからこの島では

不氏はすべて捕らえられ、北に送られ世界の終わりまで、牢に入る





お前もそうなるんだよ

8: 2018/01/27(土) 22:32:15.78 ID:VSHrfwkp0
―北の不老院―

9: 2018/01/27(土) 22:35:23.49 ID:VSHrfwkp0
ポチャン...

鼠「チュイチュイ」

ジータ「……」

ジータ(…もうどのくらいの時間が経ったんだろう)

ジータ(少なくとも数年は経ってそうだ…)

ジータ(食事も無ければ牢には窓もないから景色もない)

ジータ(なにもない)

ジータ(いつになったら世界は終わってくれのだろう…)

ジータ(……)

キィ......

ジータ「…?」

ドサッ...

亡者「」

10: 2018/01/27(土) 22:36:53.48 ID:VSHrfwkp0
ジータ「!」バッ

騎士「……」

ジータ「……」

騎士「……」クルッ

スタスタスタ...

ジータ「…あの騎士はなんだったんだろ」

亡者「」キラッ

ジータ「あっ…、鍵…」

チャラッ......

ジータ「これを使えば牢から出られるのかな」

11: 2018/01/27(土) 22:37:40.69 ID:VSHrfwkp0
キィ...

ジータ「出られた」

亡者A「」ガリガリ......

ジータ「でもどうしよう」

亡者B「」ユラユラ......

ジータ「…出口でも探そうかな」

12: 2018/01/27(土) 22:39:29.79 ID:VSHrfwkp0
キラリンッ

ジータ「あ、ナイフだ」

チャキン

ジータ「お守り程度にはなってくれるかな」

ドスン...、ドスン...

ジータ「…」

ジータ「隣の鉄格子を跨いだ先のホールに凄い大きな化物がいる…」

ドスン...、ドスン...

ジータ「まさか…、ね?」

13: 2018/01/27(土) 22:42:39.66 ID:VSHrfwkp0
カツン、カツン

ジータ「よいしょっと…」

カツン、カツン

ジータ「さっきの騎士さんも上から亡者を落としてたし、多分上が出口のはず…」

カツン、カッ

ジータ「開けた場所に…」

空「コンニチハ」

ジータ「…外だ。久しぶりの」

14: 2018/01/27(土) 22:44:00.03 ID:VSHrfwkp0
キョロキョロ

ジータ「剣みたいなのが刺さってる…。貰っておこうかな」

ガシッ

ボウッ!

ジータ「うわっ!?触れた瞬間燃えた…」

ジータ「…熱いけどなんだか癒されるなぁ…」

篝火「」メラメラ...

ジータ「ちょっとこれは貰えそうにないかな」

篝火「」メラメラ...

ジータ「…よし、先に進もう」

15: 2018/01/27(土) 22:50:19.13 ID:VSHrfwkp0
扉「」ズーン...

ジータ「この大きな扉が出口かな」

ジータ「せーのっ…、と」

ギィッ

ジータ「…大きなホールにでた」

...ドスン...、ドスン...

ジータ「下から足音がするけど、多分さっきの化け物だよね」

奥の扉「」ズーン...

ジータ「雰囲気的にもあれが出口かな」

タッタッタッ...

ズーンッ!

ジータ「!」

16: 2018/01/27(土) 23:01:47.80 ID:VSHrfwkp0
不老院のデーモンLv20「グオオオオッ!」

ジータ「っ!下のと似てるやつっ」

不老院のデーモン「!」ブンッ

ドゴンッ!

ジータ「当たったら氏んじゃうかな」クルンッ

ジータ「えいっ」

ザクッ

400

ジータ「やっぱり?」

17: 2018/01/27(土) 23:05:29.20 ID:VSHrfwkp0
不老院のデーモン「!」ブンッ

ドゴンッ!

ジータ「一旦状況立て直したいな」ピョンッ

鉄格子の扉「やあ」

ジータ「…行くしか無いよね」ダッ

ガシャンッ

ドゴンッ!

不老院のデーモン「グオオオオオッ!」

ジータ「セーフ」

パンパンッ

ジータ「さて、武器とか探そうか」

18: 2018/01/27(土) 23:14:59.27 ID:VSHrfwkp0
篝火「」

ジータ「ここにもさっきの剣が…」

スッ

ボウッ!

ジータ「やっぱりそうだよね」

篝火「」メラメラ...

ジータ「あっちにしか道は無さそうだし行ってみようか」

19: 2018/01/27(土) 23:16:04.25 ID:VSHrfwkp0
ピュインッ

ジータ「うおっと!」

弓亡者「」ギュイッ

ピュッ

ジータ「随分と攻撃的だなぁ…」ヒョイッ

亡者「」キラリンッ

ジータ「盾ゲット」

ピュインッ

ジータ「せいっ」

ガキンッ

ジータ「おお、これなら防げる」

弓亡者「」スタスタ...

ジータ「あ、待て」ダッ

亡者「」キラリンッ

ジータ「おっ、剣もゲット」

20: 2018/01/27(土) 23:23:44.26 ID:VSHrfwkp0
ジータ「せいっ」

ザンッ

2000

弓亡者「」

ジータ「この剣強い」

ジータ「で、ここは何処かな」

スタスタ...

ジータ「さっきの化物ホール前の開けた場所の上か」

ジータ「飛び降りても下に行けそうだし、もう少しここを探索してから降りようかな」

キョロキョロ

歪んだ鉄格子の扉「」

ジータ「歪んで開けられないか…、ん?」

騎士「……」

ジータ「さっきの騎士さんだ。休んでるのかな」

ガチャガチャ...

ジータ「お礼も言いたいし、他にこの部屋に入れる方法探さなきゃ」

21: 2018/01/28(日) 00:03:54.17 ID:dsQygRbx0
ジータ「お、更に上に続く階段と下に続く階段が」

ジータ「…上かな」

スタスタ...

ゴロゴロ...!

ジータ「上から鉄球!」ピョンッ

ドカンッ!

ジータ「危なかった…。頭打ったけど」ヒリヒリ

剣亡者「」テッテッテッ

ジータ「このやろ」

ザクザンッ!

剣亡者「グエェ…」

ジータ「全く…」

壁の穴「よっ」

ジータ「さっきの鉄球で部屋へ入れるようになってる…。行こう」

22: 2018/01/28(日) 00:05:04.91 ID:dsQygRbx0
ジータ「お邪魔します」

騎士「……」

ジータ「あっ、騎士さん」

騎士「…おお、君は亡者ではないんだな…」

ジータ「まだピッチピチの15歳でした」

騎士「よかった…」

ジータ「私もまた会えてよかったです」

騎士「私は、もうダメだ…」

ジータ「えっ、」

騎士「もうすぐ氏ぬ。氏ねばもう、正気が保てない」

ジータ「そうなんですか」

ジータ(休んでたんじゃなくて動けなかったのか)

騎士「だから君に、願いがある…」

ジータ「?」

騎士「同じ不氏の身だ…、観念して、聞いてくれ…」

ジータ「構いませんが」

ジータ(にしても金髪ブロンドの綺麗な人だなぁ)

23: 2018/01/28(日) 00:06:33.72 ID:dsQygRbx0
騎士「恥ずかしい話だが、願いは、私の使命だ…」

騎士「それを見知らずの君に、託したい…」

ジータ「内容にもよりますが」

騎士「…私の家に伝わっている、不氏とは、使命の印である、と…」

ジータ「使命の印?」

騎士「その印、現れし者は…、不老院から古い王たちの地にいたり…」

ジータ「ほうほう」

騎士「目覚ましの鐘を鳴らし、不氏の使命を知れ、と…」

ジータ「使命自体は不明なんですね」

騎士「聞いてくれてありがとう…。これで…、希望をもって氏ねる…」

ジータ「どういたしまして」

ジータ(どうしよっか。外に出れるのも怪しいところなんだけど)

24: 2018/01/28(日) 00:07:52.15 ID:dsQygRbx0
騎士「…ああ、それと、これは君が持って行ってくれ…」

瓶?「」

ジータ「これは…」

騎士「…不氏者の宝、エスト瓶だ」

ジータ「どうも」

ジータ(エーテル臭いなぁ)

騎士「それとこれも…」

鍵「」

ジータ「ありがとうございます」

騎士「では、…もう、さよならだ…」

ジータ「……」

騎士「…氏んだ後、君を襲いたくはない…、行ってくれ」

ジータ「…分かりました」

騎士「ありがとう…」

25: 2018/01/28(日) 00:09:52.99 ID:dsQygRbx0
ジータ「あ、最後に1つ教えて貰ってもいいですか?」

騎士「…?」

ジータ「貴女のお名前を…」

騎士「そう言えば名乗ってなかったな…」

ジータ「差し支えなければ」

騎士「私の名はカタリナだ…」

ジータ「カタリナさん、ですか。分かりました、カタリナさん。私に出来る範囲で良ければ貴女の願い私が叶えてきます」

カタリナ「本当にありがとう…、すまない…、もう1つお願いを聞いて貰ってもいいか…?」

ジータ「なんでしょうか」

カタリナ「もし、道中に蒼い髪の少女に出会ったら…、こう伝えてくれ…。『すまない、たどり着けなかった』と」

ジータ「…はい、伝えておきます」クルッ

スタスタスタ...

カタリナ「…君の旅路に空の加護があらんことを…」

26: 2018/01/28(日) 00:29:37.12 ID:dsQygRbx0
ジータ「お役立ちアイテムも貰っちゃったし、ここはいっちょ頑張ってみますか」

タッタッタッ

ジータ「取り敢えず上の階段を登ってみようかな」

鉄格子の扉「へい」

ジータ「鍵かかってる…」

ジータ「!」

ジータ「さっきのってワンチャン…」

ガチャガチャ

キィ...

ジータ「開いた。ありがとうカタリナさん」

剣亡者「グエェ」

弓亡者「グエェ」

ジータ「うるさい」

ザクッザクッ

「「グエェ…」」

ジータ「なんだかいけそうな気がする」

27: 2018/01/28(日) 00:31:05.29 ID:dsQygRbx0
ズシン...、ズシン...

不老院のデーモン「……」

ジータ「さっきとは反対側だけど、ちょうどアレの真上だね」

ズシン...、ズシン...

ジータ「上から飛切り出来そう…」

ジータ「……」

ジータ「行こっか。ほぼ氏んでるようなものだし、1、2回氏んでもセーフでしょ」ダッ

ピョンッ!

不老院のデーモン「!」

ジータ「奥義!万結一閃!」

ザンッ!

10000

不老院のデーモン「グオオオオオ...!」

ジータ「おお、本当に勝てそうな気がする」

28: 2018/01/28(日) 00:31:59.48 ID:dsQygRbx0
不老院のデーモン「グオオオオオッ!」ブンッ

ドゴンッ

ガキンッ!

ジータ「っと、一応防げるね」

不老院のデーモン「!」

ジータ「でもあまりここにはもう長居したくないから…」ダッ

不老院のデーモン「グオオオオオッ!」ズシンズシン

ジータ「そりゃっ」ピョンッ

不老院のデーモン「!?」

ジータ「背後とったり」ザクッ

不老院のデーモン「グオオオオオッ!!」クルンッ

ジータ「もういっちょ」ピョンッ

ザクッ

不老院のデーモン「グオオオオオッ!?」

ジータ「これで終わり!」

ザシュッ!

不老院のデーモン「グオオオオオ…」

シュオーン...

ジータ「勝てた」

29: 2018/01/28(日) 00:52:21.65 ID:dsQygRbx0
奥の扉「マッテタヨ」

ジータ「せいっ、と」

ギイッ

バタンッ

ジータ「おおっ!建物外だ」

ビュオオオオ...

ジータ「でも既に崖近く」

キョロキョロ

ジータ「…この島って狭い?」

スタスタ...

ジータ「取り敢えず丘?の上に登ってみようか」

30: 2018/01/28(日) 00:53:00.61 ID:dsQygRbx0
スタスタスタ...

ピタッ

ジータ「ダメだ、既に足元が既に断崖絶壁」

ビュオオオオ...

ジータ「外でた所で意味なかったってことかなぁ…。はあ、」

ビュオオオオ...!

ジータ「ん?」

31: 2018/01/28(日) 00:53:46.85 ID:dsQygRbx0

けれでも、古い伝承によれば

ごく稀に選ばれし不氏だけが


32: 2018/01/28(日) 00:54:30.58 ID:dsQygRbx0
バサッ!

大カラス「クアアアアッ!」

ジータ「えっ、なにこれは」

グワシッ!

ジータ「拉致られちゃうのかー」

バッサバッサ

グオオオオオッ!

ジータ「…酔いそう」

33: 2018/01/28(日) 00:55:25.06 ID:dsQygRbx0
不老院を出て、彼の地への巡礼を許される

それは古い王たちの空域











ファータグランデだ


34: 2018/01/28(日) 01:02:11.96 ID:dsQygRbx0
―火継ぎの祭祀場―

35: 2018/01/28(日) 01:05:44.81 ID:dsQygRbx0
ビュオオオオ...

ポイッ

ドシャア...

ジータ「…どこ、ここ」

キョロキョロ

篝火「」

ジータ「見た感じあそこから結構離れた所に飛ばされたみたいだけど…」

「おい」

ジータ「へっ?」

「お前、あれか、不氏の使命とやらを果たしにきた口か」

ジータ「あなたは―――、」

36: 2018/01/28(日) 01:06:26.09 ID:dsQygRbx0
チュートリアル編・END

続きはないです

37: 2018/01/28(日) 01:23:47.54 ID:dsQygRbx0
一応配ざっと役決めてたので公開



主人公:ジータ

アストラの上級騎士:カタリナ

火防女アナスタシア:ルリア

青ニート:ラカム

ソラール:リーシャ

ジークマイヤー:オイゲン

ローガン:プロデューサーK

シース:バハムート

ジークリンデ:黒騎士

クラーナ:イオ

混沌の苗床:ロゼッタ

暗月の女騎士:モニィ

グウィン:グラン

ニトさん:リッチさん




ビィだけ決めれませんでした

38: 2018/01/28(日) 01:26:16.63 ID:dsQygRbx0
その内ガッツリ設定練って新スレ立てるかも知れません

それでは

引用元: ジータ「不死の使命ですか」