1: 2022/08/06(土) 21:26:25.87 ID:Igncd0YS.net
かのん「そうそう!それを恋ちゃんにやってほしいの!」

すみれ「1から数えていって、3の倍数を言うとアホになるのよ」

恋「なるほど…。試しにやってみますね」

恋「いち、に、さん…」

かのん「あーだめだめ。ぜんぜんアホになってないよ。すみれちゃん、お手本」

すみれ「いち、にぃ、すぁああん!…って何やらせるのよー!」

かのん「あははごめんって~」

かのん「…ん?恋ちゃん?」

すみれ「おーい、恋ー?」

恋「…うんち」

3: 2022/08/06(土) 21:37:16.23 ID:Igncd0YS.net
かのん「…あの、恋ちゃん」

恋「うんち?」

すみれ「『"何"?』みたいに言うんじゃないわよ!」

恋「何…」

恋「何…72……ふにゃ~」

かのん「ど、どうしちゃったの恋ちゃん…?」

すみれ「"急"に頭悪くなったわね…」

恋「急…」

恋「急…9……むはぁ~」

かのん「恋ちゃんさん…?」

すみれ「どうなってるったらどうなってるのよ!?」

かのん「…あ!もしかして、3の倍数を言ったからアホに…?」

すみれ「まさか、そんなわけないでしょ~」

かのん「だよねー」

すみれ「あ、そうだ。恋にこれあげるわ」

恋「れんにくれるのですか?」

すみれ「ええ、"いちご"飴よ。恋はいちご好きでしょ?」

恋「うん!」

恋「いちご…」

恋「いちご…15………あびゃ~」

かのすみ「!?」

4: 2022/08/06(土) 21:42:44.95 ID:Igncd0YS.net
恋「うんちよけステップ~♪」Hey ho!

すみれ「ああ!変なダンス始めたー!」

かのん「やっぱり恋ちゃん、アホになってるよ…!」

かのん「4回言ってるから、4回分頭が悪くなってるんだ!」

すみれ「待って。それなら私たちはどうなのよ?」

かのん「ほへ?」

すみれ「私たちも3の倍数言ってるのに、何も変わってないじゃない?」

かのん「私たちは元々アホじゃん」

すみれ「それもそうね。…って誰がアホよ!かのんと同じにしないで!」

かのん「じゃあ問題ですー!太陽が出てくるのは?」

すみれ「下よ!」

かのん「ざんねーん!答えは"西"でした~」

恋「西…」

恋「西…24……ほげぇ~」

かのん「あああ!またアホになっちゃった!」

すみれ「何やってんのよー!」

6: 2022/08/06(土) 21:49:05.29 ID:Igncd0YS.net
すみれ「とにかくもう恋に3の倍数を言わせちゃだめよ!」

かのん「わかった!」

すみれ「ところでかのん、知ってる?前に算数の先生が言ってたんだけど」

すみれ「3の倍数って、1の位とか10の位とか100の位とか1000の位とかをバーっと集めてこうグワーってやると、3の倍数になるんだって」

かのん「……」

かのん「へー!それ世紀の発見だよ!ノーベル平和賞じゃん!」

すみれ「ほんとに!?スピーチどうしようかしら~」

かのん「ノーベルだからアメリカ語で話さなきゃいけないんじゃないの?すみれちゃんしゃべれる?」

すみれ「アメリカ語ね……ギャラクシー!」

かのん「やばーい!!」

すみれ「ハロー!イェーイ!"サンキュー"!」

かのん「やばいよすみれちゃーん!!」

恋「サンキュー…」

恋「サンキュー…39……ふへぇ~」

かのん「ああ!!何やってるのすみれちゃん!?」

すみれ「私のせい!?」

8: 2022/08/06(土) 21:54:03.58 ID:Igncd0YS.net
恋「おっOいおっOい~」モミモミ

かのん「恋ちゃん…。元の恋ちゃんに戻って…!」

すみれ「恋!なんでこんなアホになっちゃったのよ…!」

恋「れん、あほですか…?」

すみれ「そうよ!今は私たちの100万倍アホよ!」

かのん「恋ちゃん!私たちはラブライブ優勝を目指してるんだよ!?」

かのん「このままじゃ、大会の申し込み用紙すら書けないよ!」

すみれ「恋以外にだれも、『恋』って漢字書けないのよ!」

恋「でもれん、あほです…」

かのん「思い出して!東京大会で"2位"だったあの時のつらい気持ちを…!」

恋「2位…」

恋「にい…21……むひゃ~」

かのん「ああ!3の倍数だあ!?油断したー!」

すみれ「恋!スクールアイドルを始めた初心を思い出しなさい!」

すみれ「"お母さん"の大切な想いをつないでくんでしょ!?」

恋「おかあさま…」

恋「花…87……ままぁ~」

すみれ「やっちゃったったらやっちゃったわ!」

すみれ「…というかこんなに3の倍数見つけられるなら逆にかしこいでしょ!?」

9: 2022/08/06(土) 22:00:10.80 ID:Igncd0YS.net
かのん「すみれちゃん!私たちがしゃべると恋ちゃんがアホになるから、もうだまってよう!」

すみれ「そうね。先にしゃべった方が負けよ?」

かのん「オッケー」

恋「うん」

かのん「それじゃ、よーいスタート!」


かのん「…………」

すみれ「…………」

恋「…………」

かのん「ねえすみれちゃん」

すみれ「早すぎでしょ!?」

かのん「"いや"ー、どうしても気になることがあってさ」

恋「いや…18……あはぁ~」

すみれ「何よ、気になることって?」

かのん「あのね?エOチの時にお互いのお股なめなめするのってなんて言うんだっけ?」

すみれ「ちょっwww何聞いてるのよw」

すみれ「…あれでしょ、あれ。"シックスナイン"よ///」

恋「69……うほぉ~」

すみれ「…もはやわざと言ってるでしょ?」

かのん「ちがうの!ちぃちゃんとやった時すごくよかったからさ、名前なんだっけって思って」

すみれ「あんたらのプレイ内容なんて知りたくないったらないわよー!」

10: 2022/08/06(土) 22:07:25.01 ID:Igncd0YS.net
「でね?ボタンを押したらすべてが丸になって…」

「千砂都は神デス~」

かのすみ「!?」


かのん「ちぃちゃんとクゥクゥちゃんが部室に近づいてる…!」

すみれ「2人に、今の恋を見られたら…」

かのん「恋ちゃんがアホになった原因が、私たちだってバレたら…」

すみれ「ど、どうするったらどうするのよー!?」

恋「うんちっちぱーてぃー!」

すみれ「うるさいわね!」

恋「ご、ごめんなしゃい…」ビクビク

すみれ「あ、いやちがうの!いつものノリで…」

すみれ「ごめんなさい…ビクビクしないで、ね?」

恋「…おこってないでしゅか?」

すみれ「怒ってないわよ」ナデナデ

恋「えへへ♪」


かのん「よし!部屋の鍵しめたから一安心!」

すみれ「ナイスよかのん!」

11: 2022/08/06(土) 22:14:16.33 ID:Igncd0YS.net
「…あれ?ドア開かない」ガチャガチャ

「鍵がかかっているようデスね。明かりが点いてるので、中にはだれかいると思いマス」

「おーい、かのんちゃんー?」

すみれ「絶対にしゃべっちゃだめよ…?気づかれないように…」ヒソヒソ

かのん「わかってるって~」ヒソヒソ

恋「うん」ヒソヒソ


かのん「…………」

すみれ「…………」

恋「…………」

かのん「ちぃちゃんってベッドの上では嵐みたいなんだよ///」

すみれ「あんたねぇ!!ほんとマジで…アレするわよ!?」

「あ!すみれの声がしマシタ!」

「すみれちゃん、開けてよー」

かのん「もーすみれちゃんー!バレちゃったじゃん~」

すみれ「え、私なの?私が悪いの??」

12: 2022/08/06(土) 22:19:04.00 ID:Igncd0YS.net
「かのんちゃんもいるのー?」

「ねえねえ、2人っきりで何してるのかなー?まさか浮気かなー?」バンバンバン

かのん「ひぃ!?ち、ちがうのちぃちゃん!恋ちゃんもいるから!3人っきりだから!」

「…じゃあ3P?」

すみれ「なんでそっち方面にしか頭が回らないのよ!?」

「すみれ!観念するデス!さっさと開けやがれデス!」

すみれ「まずいったらまずいわよー!!」

かのん「こうなったら…恋ちゃん!ロッカーに隠れて!」

恋「い、いやです~!こわいです~!!」

「恋ちゃんが泣いてる!どんな鬼畜プレイを…!?」

「すみれ!まさか、いつもしているSMプレイをレンレンにもしているのデスか!」

すみれ「いつもはしてないでしょ!?///」

かのん「すみれちゃん…」

すみれ「何引いてるのよ!?///」

恋「ふぇ~ん」

13: 2022/08/06(土) 22:26:24.32 ID:Igncd0YS.net
「あれ、先輩達。そんなとこで何してんだ?」

「それがね、かのんちゃんとすみれちゃんが部室にこもって乳繰り合ってて…」

「マジっすか!?先輩方、なかなかやるっすね…///」

「破廉恥ですのー!///」

すみれ「ちょっとぉ!後輩に変なこと吹き込むんじゃないわよ!?」

「こうなっては仕方ありマセン。扉をこじ開けマショウ!」

「クゥクゥ先輩、私に任せて」


かのん「すみれちゃん!早く恋ちゃんを元に戻さなきゃ!」

すみれ「いや、戻すのはもう無理よ。諦めましょ」

かのん「でも…!」

すみれ「その代わり、できるだけ恋がまともに見えるようにするのよ…!」

かのん「…うん、わかった!」


メキメキメキメキ

かのん「うわぁ!?扉から手が貫通してる!!」

「トンネル効果で手をすり抜けさせた」

「よし、鍵開けたよ」カチャ

15: 2022/08/06(土) 22:35:09.98 ID:Igncd0YS.net
千砂都「かのんちゃーん♡」

かのん「や、やあちぃちゃん!ういっすー!」

千砂都「そういうのはいいから。ここですみれちゃんとナニしてたか教えてほしいな~?」

かすみ「え、えっと……」


恋「うんちっちぱーてぃー!」

かのすみ「!?」

可可「れ、レンレン…?」

千砂都「…今『うんちっちパーティー』って聞こえたんだけど…気のせいかな」

かのすみ(やるしかない……!)

かのん「う、うんちっちー!」

千砂都「かのんちゃん…!?」

すみれ「うんち!うんち!」

可可「す、すみれ…。ついに脳みそまでグソクムシに…!?」

恋「おっOいー!」

かのすみ「おっOい!やっほーい!」

かのすみれん「ぱーいぱーいぱーい♪」

メイ「……先輩が悪魔に憑かれてる!」

夏美「私は見なかったことにしますの…」

四季「REC」

きな子「これが東京なんすね~」

16: 2022/08/06(土) 22:41:21.70 ID:Igncd0YS.net
かのすみれん「!」

千砂都「かのんちゃんとすみれちゃんだけならまだしも…」

可可「レンレンまでおかしくなるなんて…。"クク"にはとても信じられないデス…」

恋「クク…」

恋「クク…99……ありぇ~」

可可「レンレン…?」

かのん「あー。クゥクゥちゃん、やっちまったね…」

可可「何がデスか!?」

恋「クゥクゥしゃん、うんちー!」

千砂都「恋ちゃんの"語彙"力が大変なことに…」

恋「語彙…」

恋「語彙…51……ぼきゃ~」

千砂都「な、何…!?」

すみれ「千砂都もやっちまったったらやっちまったわね……ん?」

17: 2022/08/06(土) 22:47:00.39 ID:Igncd0YS.net
すみれ「そうよ!ギャラクシーいいこと思いついた!」

かのん「何!?」

すみれ「ちょっと耳貸して!」


すみれ「ここにいる全員を共犯にすれば、恋をアホにした私たちの罪はチャラになるわ…!」ヒソヒソ

かのん「ほんとだ!すみれちゃんもしかして天才…!?」ヒソヒソ

すみれ「でしょー?この平安名すみれをもっと崇めなさい…!」ヒソヒソ

恋「しゅごいでしゅー…!」ヒソヒソ

すみれ「とにかく全員に、3の倍数を言うように仕向けるのよ…!」ヒソヒソ

すみれ「3の倍数になるかどうかは、全部の位の数字を足せばわかるわ…!」ヒソヒソ

かのん「うん!その作戦でいこう…!」ヒソヒソ


可可「さては何かよからぬことを企んでやがりマスね」

千砂都「だろうね…」

19: 2022/08/06(土) 22:53:59.60 ID:Igncd0YS.net
かのん「まずは……きな子ちゃん!」

きな子「は、"はい"っす!」

恋「はい…81……ふらぃ~」

かのん「よっしゃあああーー!!」

きな子「な、ななな何を喜んでるっすかー!?」

すみれ「次はオニナッツ!」

夏美「な、なんですの…?さっきからずっと怖いんですの…」

すみれ「オニナッツの本名ってなんだったかしら?」

夏美「…私は鬼塚"夏美"ですの♪」

恋「夏美…723……なっつ~」

すみれ「ギャラクシー!今の見た!?芸術点かなり高いでしょ?」

かのん「やるね、すみれちゃん…!」

夏美「説明を求めますの~!?」

22: 2022/08/06(土) 23:00:35.48 ID:Igncd0YS.net
かのん「お次は…メイちゃん!」

メイ「な、なんだよぉ!」

かのん「メイちゃん。『せやかて…』?」

メイ「……工藤?」

恋「…」

かのん「あーだめかー。判定きびしいなー」

すみれ「まあかのんは見てなさい!この平安名すみれが見事に決めてあげるわ!」

すみれ「メイ。この辺りってなんていうのかしら?」クイ

メイ「……デカケツ?」

すみれ「違うわよ!もっと上よ!」

メイ「んー、"腰"か…?」

恋「腰…54……きゅっ~」

すみれ「はいもらったー!」

かのん「わ、私だって!」

かのん「…四季ちゃん!腰を反対から読むと?」

四季「"しこ"」

恋「しこ…45……しこぉ~」

すみれ「じゃあそれを命令にすると!?」

四季「"しこれ"」

恋「450……ぷあぁ~」

かのん「じゃあじゃあ!それを意思にすると!?」

四季「"しころ"」

恋「456……どぴゃ~」

かのすみ「よっしゃあああああああああーーー!!!」キコエーテークールヨー

23: 2022/08/06(土) 23:15:20.35 ID:Igncd0YS.net
可可「……段々と見えてきマシタ」

可可「どうやらレンレンは、3の倍数に反応しているみたいデス」

四季「うん。そうだね」

メイ「お前気づいてたのかよ!?」

可可「何故レンレンが反応するのかも気になりマスが…それよりも」

四季「かのん先輩とすみれ先輩が恣意的に言わせようとしていることの方が、気になる」

すみれ「えっ!な、なんのことかしら…?」

かのん「そうだよ!別に私たちのせいで3の倍数を言ってアホになった恋ちゃんが取り返しつかない状態になったからいっそのことみんなに責任なすりつけようとしてるとか、そんなこと全然ないから!」

すみれ「……一息で全部言ったわね。流石よ」

かのん「でへへ」

メイ「とんでもねぇな、この人達…」

夏美「罪を隠すためにさらなる罪を重ねるって一番やべーやつですの…」

きな子「もう信頼できるのはクゥクゥ先輩と千砂都先輩だけっす!2人はかしこいっすから!」

千砂都「え…ソウカナ…?」

かのん「うんうん!ちぃちゃんは丸が好きだから全教科0点なだけで、本気出せば1億点だもんね!」

千砂都「ヤメテ…実力の0なの…」

24: 2022/08/06(土) 23:22:43.13 ID:Igncd0YS.net
恋「…うんち?」

四季「そう、うんち」

恋「うんち~♪」

四季「…よし、装着完了」ガシャン


メイ「恋先輩に何したんだ…?」

四季「今あの装置で脳波を測定中」

四季「3の倍数を言うとアホになるメカニズムと、その解決策を見つけるために」

かのん「……なるほどね」

すみれ「つまりアレね?頭を調べていろいろしてるわけね?」

可可「ナチュラルアホ2人はだまっててクダサイ」


ピピピッ

四季「測定できたみたい」

メイ「どうなんだ!?恋先輩は治るのかよ?」

四季「こ、これは…!」

きな子「な、なんすかー!?」

夏美「もったいぶらずに早く教えますの!」

25: 2022/08/06(土) 23:28:05.57 ID:Igncd0YS.net
四季「……結論だけ言うと、恋先輩の頭に異常は見られなかった」

千砂都「ええ!?見るからに異常だけど…?」


恋「しゅぺしゃるうんちー!」

かのん「あーたまにあるよね、スペシャルうんち!めちゃくちゃ長くて形もきれいで"無味"無臭なんだよね~」

すみれ「ギャラ!?食べたの…?」

恋「無味…63……ぶりゅ~」


可可「脳に問題がない…」

可可「ということは……精神的なものデスか」

四季「うん。可能性としてはそれが一番高い」

千砂都「どういうこと…?」

四季「恐らく恋先輩は3の倍数でアホになると思い込んでるか…」

四季「もしくは、アホになった演技をしているか」

かのん「恋ちゃん演技ダッタノォー!?」

可可「そうなると、レンレンの目的を探す必要が出てきマスね…」

四季「うん。これは解決まで長くなりそう…」


夏美「ちょっと待つですの!」

きな子「夏美ちゃん…?」

夏美「今の話を聞いてピンと来ましたの」

夏美「恋先輩がアホになりたがっていた証拠は、ここにばっちり残ってますの~!!」

すみれ「でかしたわ、夏美!」

26: 2022/08/06(土) 23:34:19.98 ID:Igncd0YS.net
夏美「証拠はずばり…これですの!」ババン

no title



きな子「この前撮影したMVっすね」

可可「これの何が証拠デスか?」

夏美「この画像を見て、Liella!を2人ずつペアに分けてほしいですの」

千砂都「えーっと、まずはかのんちゃんと私…」

四季「私とメイ」

可可「ククはキナキナとデス」

すみれ「私は夏美とね」

かのん「……あ」

夏美「そうですの!1人余ってるんですの!」

きな子「恋先輩…」

恋「うんちっち~♪」

夏美「他のペアは触れ合ってるのに、恋先輩だけは椅子と触れ合ってるんですの!」

メイ「人数的に仕方ないところもあるだろ…。で、これがアホになることと関係するのか?」

千砂都「うん…多分ね」

千砂都「1人で淋しかったらさ…みんなに相手してほしくて、つい変なことしちゃったりするものなんだよ」

かのん「じゃあ恋ちゃんがアホになったのは…」

すみれ「構ってほしいから…?」

恋「うんち?」

27: 2022/08/06(土) 23:50:58.32 ID:Igncd0YS.net
かのん「……恋ちゃんー!今日もかわいいね!」

すみれ「恋!私と一緒に遊びましょー!」

恋「おっOい~!」

夏美「おかしいですの。構っても戻りませんの」

千砂都「そう単純な話じゃないからね…」

可可「このMVのワンカットはほんの一端に過ぎマセン」

可可「レンレンが1人になりやすいのには、もっと根本的な理由があるはずデス」

夏美「理由…」

メイ「……なあ。この機会にはっきりしときたいんだけどさ」

メイ「かのん先輩は…千砂都先輩と付き合ってるんだよな?」

かのん「うん!週4でヤってるよ。練習後の疲れた体でヤるとすごく盛り上がって…」

千砂都「かのんちゃーん???」ニコッ

メイ「で、クゥクゥ先輩とすみれ先輩も?」

すみれ「そ、そうね///」

可可「クク達は週2デスが、1回あたりの時間は長いので実質週6ほどデス」

すみれ「あ、あんたねえ!みんなの前でそんな話するんじゃないわよ!///」

メイ「やっぱカプにすると恋先輩だけ余るのか…」

きな子「まったくひどい話っすね~」

28: 2022/08/06(土) 23:59:05.38 ID:Igncd0YS.net
すみれ「ちょっっっと待ちなさい!だったら1年生達はどうなのよ!?」

メイ「わ、私たちは…その…」

四季「メイと私は付き合ってる」

メイ「おまっ…///」

四季「ちなみに週8。いぇーい」

メイ「四季!///お前マジでアレだかんな!?今夜覚えとけよ!!」

かのん「きな子ちゃん達はー?」

夏美「夏美ときな子は皆さんとはちがって健全なお付き合いをしていますの~♪」

きな子「そうなんすよ!夜の夏美ちゃんはいつも優しく愛してくれるっす!」

夏美「きな子!?///その話はやめなさいってば!///」

きな子「ご、ごめんっす~!」


すみれ「こんな感じで、それぞれのカプがいちゃいちゃしてたら…」

千砂都「恋ちゃんも1人になっちゃうよね…」

かのん「じゃあ恋ちゃんが淋しい思いをしてたのは私たちのせいなの…?」

可可「…それも否めないデス」

30: 2022/08/07(日) 00:41:08.44 ID:Yvy/GkKV.net
恋「うん~♪」

かのん「ごめん恋ちゃん…。ハブるつもりはなかったんだけど…」

千砂都「うんち連呼してまで私たちに構ってほしかったんだね…。それだけ淋しかったんだ…」

きな子「どうすれば先輩の問題を解決できるんすかね?」

メイ「……そんなの、カプ解消しかねぇだろ」

きな子「カプ解消…?」

メイ「今付き合ってる人らは全員別れる!」

メイ「そして!全員で恋先輩と濃密なカプを形成するんだよ!」

可可「なるほど!レンレンを中心とした八面玲瓏の陣デスね!」

四季「でもメイ。私と別れていいの?」

メイ「…これも先輩のためだ。止むを得ないだろ」

四季「わかった。協力する」

すみれ「これで元の恋に戻ってくれるのなら、なんだってやってやるわ」

かのん「うん!恋ちゃんのために……!」

31: 2022/08/07(日) 00:49:03.11 ID:Yvy/GkKV.net
恋「れんちゃんうんち~♪」

恋「うんちっち~♪」

恋「……?」


かのん「…私さ、実は六角形が好きなんだよね」

千砂都「へー。じゃあ今日からは敵だね、澁谷よぉ?」

かのん「うん。別れよっか、嵐千砂都」

千砂都「そうだね。あ、夜道には気をつけた方がいいよ?我々丸派は手段を選ばないからさ」

かのん「ははは。丸なんて私がすべて角ばらせてあげるよ…!」

恋「…!?」

すみれ「……私たちも潮時ね」

可可「デスね。ぶっちゃけ毎回長いだけで気持ちよくなかったので、これでようやく解放されマシタ!」

すみれ「私もスッキリするわ。中国語で喘がれると萎えるのよね」

可可「…でも、すみれと過ごした時間はとても楽しかったデス。これからはただの友達になりマショウ!」

すみれ「ええ!月に1回会話する程度の友達にね!バイバイ、クゥクゥ!」

恋「!!?」

32: 2022/08/07(日) 00:55:11.51 ID:Yvy/GkKV.net
四季「私はS極で、メイはN極だった」

四季「でもいつしか、2人ともS極になってた」

メイ「…いや、元々相性はよくなかったのかもな」

四季「かもしれない」

メイ「これからはお互い、自分に合った相手を探すしかねえな」

四季「うん。N極の相手を探そう」

メイ「じゃあな、若菜」

四季「バイバイ米女」

恋「!!?!?」

夏美「……私たち、別れましょう?」

きな子「あ゛あっ!?前々から思ってたんすけど、何勝手にきな子の彼女面してんすか!」

夏美「え、きな子…?」

きな子「ちょっと寝たくらいで正妻気取ってんじゃねえっすよ!鬼塚とは元から付き合ってなんかねえっすよ!」

夏美「ひ、ひどいですの…あんまりですの…」

きな子「泣いてる暇あんならさっさと荷物片付けて出てけっす!!」

恋「!!?!??!?」


恋「ぅ……ぅぅ…」

35: 2022/08/07(日) 01:01:00.94 ID:Yvy/GkKV.net
かのん「あ、恋ちゃん!」

かのん「実は私、ずっと前から恋ちゃんのことが好きで…」

千砂都「恋ちゃん!私と一緒に人生の丸…作らない?」

可可「レンレン!好きデス!」

すみれ「恋、好きよ?この平安名すみれと……つ、付き合いなさいったら付き合いなさい!」

きな子「恋先輩!エOチしたいっす!」

メイ「恋先輩!す、好きだーーー!!」

四季「恋先輩と私の相性…120%。これはきっと運命を超越した出逢い」

夏美「恋…先輩。わ…夏美と……お付き合いしてほしい、ですの…」

恋「…………」

37: 2022/08/07(日) 01:07:11.90 ID:Yvy/GkKV.net
恋「ううううううう…」ポロポロ

かのん「れ、恋ちゃん…!?」

恋「ごめんなしゃい…ごめんなしゃい…」ポロポロ

恋「れんが…あほだから……みんな…けんかしてる……」ポロポロ

すみれ「恋…」

恋「れん…かちこくなるからぁ……」ポロポロ

恋「みんな…なかよくちてぇ…」ポロポロ

恋「うぇーん……うえええぇーん……」ポロポロ

8人「……」

38: 2022/08/07(日) 01:15:35.60 ID:Yvy/GkKV.net
かのん「私たち……恋ちゃんを悲しませてばっかりだ」

かのん「ごめんね、恋ちゃん」

恋「ううううう……」ポロポロ

すみれ「ほら、泣かないの」ナデナデ

恋「ぐすっ…うう……」

千砂都「私たち、元の仲良しさんに戻るから」

恋「…ほんと?」

可可「ほんとデス!約束しマス!」

恋「~~~!!!」

恋「うんちっちぱーてぃー!」

かのすみ「いぇーい!」

かのすみれん「うんちっち!うんちっち!」


可可「ンー…。しかしレンレンのアホは治りませんデシタね」

千砂都「構ってほしいわけじゃなかったのかなぁ…?」

四季「かなり強い自己暗示がかかっているのかも」

メイ「あー…。恋先輩、真面目でなんでも信じやすいからな…」

きな子「焦らずじっくり様子を見た方がいいっすね」

夏美「そ、そうですの…」

39: 2022/08/07(日) 01:23:33.13 ID:Yvy/GkKV.net
数日後!

恋「かのんさん!くーくーさん!ちさとさん!すみれさん!」

恋「…はいれません!」

普通科生徒「れんちゃん~。その木の棒が扉に当たってるんだよ」

普通科生徒「横にしたら通れるよ!」

恋「……はいれました!ありがとーございます!」

普通科生徒「きゃー!れんちゃんかわい~!!」

普通科生徒「ほっぺたぷにぷにしていい!?」

恋「やめてください~!たすけてかのんさーん!!」プニプニ


かのん「恋ちゃん、すっかり大人気だね!」

千砂都「赤ちゃんとかペット的な人気だけど…まあこれでいいのかな?」

可可「ククもぷにぷにしたいデス…」

すみれ「ちょっとずつアホさは減ってるみたいだし、いずれは元の恋まで回復するでしょうね」

かのん「そっかー。もし恋ちゃんの頭が戻らなかった時用に、四季ちゃんから薬もらったんだけどなぁ」

千砂都「薬…?」

かのん「うん。なんかチャーリー・ゴーレンに与える前に、まずはアルカーノンで実験したいって言ってたよ」

すみれ「へー。よくわかんないけどすごいわね」

可可「……お墓に手向ける花束を買っておきマスね」


恋「もう!たすけてください~!!」

40: 2022/08/07(日) 01:26:11.39 ID:Yvy/GkKV.net
終わりです

なことフリーメイソンは3の倍数

41: 2022/08/07(日) 02:47:27.32 ID:ZutVbRmn.net
おつ面白かったよ

引用元: 恋「3の倍数でアホになる?」