1: 2016/10/29(土) 00:05:20.58 ID:6+oGpLVO0
ピノコ「ちぇんちぇー、どうしたの?」

BJ 「希望ヶ峰学園からの手術の依頼さ」

ピノコ「きぼうがみねがくえん?」

BJ 「なんでも超高校級の才能を持った子達をスカウトし
未来の希望とやらのために育成してる学校だとさ」

ピノコ「ちょうこうこうきゅうならピノコ聞いたあゆよー!
あいどゆの舞園ちゃんとかぎゃゆの江ノ島ちゃんとかが
スカウトされてゆのね!でもちぇんちぇー?そんな所へ
誰を手術しに行くの?」

BJ「さぁ…お偉いさん方は手術の内容だけを熱心に
話していて患者の名前なんて出しもしなかったさ」


2: 2016/10/29(土) 00:19:38.28 ID:6+oGpLVO0
~希望ヶ峰学園~

お偉いさんA 「これはこれはブラックジャック先生!
お待ちしておりました!」

BJ 「あぁ、なんせ世界一と揶揄される十神財閥の御曹司
をもスカウトできる程の学園さ、手術代が弾むと思って
すっ飛んできたよ」

お偉いさんA 「えぇ!手術が成功さえすればお幾らでも
お払いしますとも!ではこちらへ」

~カムクライズル 手術室的な所 ~

BJ 「こりゃまた沢山の機械やらなんやらが置いて
ありますな」

お偉いさんA 「それはもうこのプロジェクトの為に
この学園の総力を掛け、色々な才能を持った人材を
スカウトしてきたと言っても過言ではありません」

BJ 「 お前さん方が言っていた”カムクラプロジェクト”
か」

お偉いさんA「はい、全ての才能を持つ人間を作り出す
”カムクラプロジェクト”それを成功させるのが
我らの目標でございます」


3: 2016/10/29(土) 00:40:07.27 ID:6+oGpLVO0
お偉いさんB 「どう弄り 神経をどうして
何を脳に詰め込めばいいのか
我々はカムクライズルを作る為の
方法を長年掛けてようやく見つけ出しました。
しかしそれを実現させる技術を持つ医師を探した所
皆不可能だと匙を投げ…、あとはもう天才外科医の
ブラックジャック先生!貴方の力をお借りする他手は
ないのです!」

BJ 「そりゃ脳を隅々まで弄り回すんだ、私でも容易
ではないでしょう」

お偉いさんC 「ということは?」

BJ 「まぁ確率は五分五分と言うところですな」

お偉いさんA 「それでは手術を行えると!」

お偉いさん方 「「「ヤッターーー!!!」」」


4: 2016/10/29(土) 01:12:21.09 ID:6+oGpLVO0
BJ 「しかしお代は高いですぜ?(人差し指を立てる」

お偉いさんA 「いえいえ!1000万円で手術して
いただけるなら喜んで!」

BJ 「フフッ(首を横に振りながら」

お偉いさんB 「これはこれは失礼しました!
1億円!1億円ですね!世紀の手術を行うのです!
これくらいないと先生に対して見返りが少ない
ですからな!」

BJ 「フフッ、あんた桁が4桁も違うよ」

お偉いさんB 「ふぇ?4桁?」

BJ 「1兆円だ」

お偉いさん方「「「いっ 1兆円!!!???」」」

5: 2016/10/29(土) 01:28:56.96 ID:6+oGpLVO0
お偉いさんD「あんた!1兆円だ!?バカなことを
言うんじゃない!たかが一度の手術でそれだけの金が
払えるわけないでしょう!」

お偉いさんE「そうだ!ただでさえ法外な値段を
提示しているのに!こちらが下手に出れば良い気
になって!足元を見過ぎだ!これだから闇医者は!」

BJ「フフッ、お前さん方、もし世間に希望ヶ峰学園が
頭を開いて弄っていて何かをしているなんて
広まったらどうする?お前さん方が提示した額なんて
口止め料が良いところだ」

お偉いさんF「それは君も同罪だろ!」

BJ 「生憎世間に非難されるのも警察に世話になるのも
慣れてるもんでしてねぇ」

お偉いさんB 「グヌヌ…しかし1兆円というのは
やはり高すぎでは…」

BJ 「まぁ私は別に受けても受けなくても
どちらでもいいんだ、早く決めてくれ」

お偉いさんC 「失敗した場合は?」

BJ 「その時はお代は結構です、口止め料も
成功した時だけにしときましょう」

お偉いさん方 「「「(審議中)」」」

お偉いさんA 「わかりました…1兆円お支払い
しましょう…」

BJ 「交渉成立だ、ところでその手術を受けるのは
貴方達の誰ですかい?」

お偉いさんD 「えぇと確か予備学科の…誰か名前
覚えているか?」

お偉いさんE 「日高?日向?はて?なんという
名前だったか…」

6: 2016/10/29(土) 01:45:23.00 ID:6+oGpLVO0
BJ 「…!お前さん方まさかこんな危険な手術を
そんな名前も覚えていない子に受けさすつもり
だったのか!?」

お偉いさんF 「ちゃんと数値化して成果を見るなら
無個性な予備学科の生徒を使った方がいいし…
なにしろ替えが沢山いるし…」

BJ 「ふざけるな!!」バンッ!

BJ「人の命をなんだと思ってるんだ!あんたら老ぼれの
つまらない夢を自分で叶えるまだしもそれを年端も
いかない子を実験台にして…!
子供達はお前さん方老ぼれのチェスの駒じゃないんだぞ!」

お偉いさんB 「しかし希望ヶ峰学園の学費免除、全才能
を得れると思えば…」

BJ 「こんな馬鹿げたことに命を張るくらいなら
普通に生きている方がずっとマシだ」

お偉いさんD 「しかし第一候補は自ら…」

BJ 「何?」

お偉いさんA 「予備学科の生徒は希望ヶ峰学園を
出た実績が欲しいから入った者と本科に強烈な
コンプレックスを抱いてる者の二種類に分けられる。
そこで定期的な学生調査なので誰が
カムクラプロジェクトにふさわしいか見極め
声を掛けていたのだ」

お偉いさんE 「それで今第一候補に上がって
いるのが」ガサッガサッ

お偉いさんE 「あった予備学科の生徒 日向 創だ」


7: 2016/10/29(土) 01:50:21.96 ID:6+oGpLVO0
自分で叶えるまだしも ×

自分で叶えるならまだしも ◯

8: 2016/10/29(土) 02:04:38.97 ID:6+oGpLVO0
お偉いさんD 「彼は予備学科の中でも特に本科に
対して憧れを抱き自分に何の個性もないのを
コンプレックスに思っていました」

お偉いさんB 「色々な子に聞いてみたが脳を弄る、
記憶がなくなると言えば皆プロジェクト参加は拒んだが
日向 創だけは考えさせてくれと言ってきたのだ」

BJ 「だからその子に受けさすと?」

お偉いさんF 「別に我々は強制をしている訳では
ない、あくまでも勧めているだけだ」

BJ「……」

BJ 「成る程、お前さん方の意見はよくわかった
その日向 創が手術をOKしたらまた連絡してくれ」

BJ 「それでは私はこの辺で」 ドア バタン

お偉いさんA 「まったくとんでもない金を請求
してきた挙げ句、説教染みたことまでされるとは」

お偉いさんC 「まぁこれでとりあえず手術できる者は
見つかったんだ、良しとしようではないか」

お偉いさんD 「それで本当に日向 創はこの
プロジェクトを承諾しそうなのか?」

お偉いさんE 「天願会長がゆさぶりを入れていたんだ
そろそろ承諾するだろ」

お偉いさんB 「あの人はまともに見えて一番
希望厨だからなww希望の象徴のカムクライズルを
是非とも崇めたいんだろww」

お偉いさんC 「違いないww」

9: 2016/10/29(土) 02:25:37.38 ID:6+oGpLVO0
~希望ヶ峰学園本科前~
日向「頼む!中に入らしてくれ!どうしても真実が
知りたいんだ!」

逆蔵「屑が調子に乗るんじゃねぇぞ」

揉め合い割愛

日向 「才能がなくても希望があるんだ!」

逆蔵 「あぁそうかい、続きは病院でほざいときな!」
右ストレート

グサッ

逆蔵「ッ…!なんだこのメスは!」

BJ 「おいおいお前さん、大の大人が子供に
本気の右ストレートかまそうとするのはどうなんだい?」

逆蔵「誰だ!?」

BJ 「一応医者かな、まぁ無免許だがね 、それでも
人が殴られるのを黙って見ておける程ヤブ医者でもないさ」

14: 2016/10/29(土) 12:07:54.44 ID:6+oGpLVO0
逆蔵 「ヘッ、人の右拳にメスを刺しておきながら
良く言うぜ」

BJ 「なぁに、お前さんの拳の皮膚は異常に厚い
多分ボクシングか何かしているんだろう?
お前さんにとっては蚊に刺された程度だろう
血さえ出ていないじゃないか」

逆蔵 「……」

逆蔵 「(こいつ隙がねぇ…それに
とてつもねぇプレッシャーだ…本当に
医者なのか…?)」

BJ 「それでもまだ痛いと言うなら私が1000万円で治してやりますぜ?」

逆蔵 「ヘッ!俺は自分の仕事を全うしてる
だけだ!本科には予備学科に入れちゃ
いけねぇのに強行手段で入ろうとした
こいつを止めようとしただけだ
お前に咎められることはないと思うぜ?」

BJ 「それはそれはお勤めご苦労さん
私も自分の仕事の為さ、私の患者に傷を
付けられて無駄に仕事の量を増やしたくないからね」

日向 「…!?(この人まさか…!」

BJ 「日向君、人が暴力まで振るって
止めようとするのは余程の理由があるんだ
これ以上楯突いても得られるのは血と
アスファルトの味だけだぜ?」

日向 「しかし…!俺は小泉さんの話が!
真相を聞きたくて!それを俺が予備学科
だからって!」

BJ 「まぁあんたら予備学科がいつも
どういう感じで本科から迫害されてるかは
知らないが今回の話は君が思っている以上
に複雑だ」

逆蔵 「…!テメェ!それをどこで!」

BJ 「なにやら雲行きが怪しかったからね
お偉いさん方に聞けばチョチョいさ」

逆蔵 「(こいつ…!上層部と繋がっているのか!?」

BJ 「日向君、こういう言葉は君が一番
嫌がるかもしれないが君一人だけでは
どうにもならん、今回の事はおとなしく
退くんだな」

日向 「……(やっぱり才能のない俺じゃ
どうすることも出来ないのか」

逆蔵 「なんだ話がわかるじゃねぇか
さっさとそいつを連れていってくれ」

BJ 「あぁ、そうさせてもらおう」

BJ 「君も危ない仕事を請け負っているんだ
何かあれば私の元へ来なさい、金さえ払って
くれれば難病 整形でもなんでもしますぜ?
それかあんたみたいな男勝りな方は一度性転換
でもしてしたたかさを磨いてはどうだい?」

逆蔵 「性転換なんてできるのか…!?」

BJ 「?、まぁ気が向いたらまたお会いしましょう」







15: 2016/10/29(土) 12:12:49.75 ID:6+oGpLVO0
~日向と七海が一緒にゲームしてた所~

日向 「もっと俺に力があれば…才能が
あれば…」

BJ 「聞いた話によると殺された九頭龍って
娘は不審者に殺されたってことだ、君では
どうすることもできないことだ」

日向 「違う!その三日後にサトウも
学校に来ないようになった!これには
もっと事件性が…!俺が…」

BJ 「俺がもっと彼女達の関係を把握し
それをケアできていたら…なんて思っている
のかい?フフッ、女の動機っていうのは
ヒステリックなことが多くてね、お前さんが
ケアしようとした所で油を注ぐ羽目に
なったかもしれないぜ?」

日向 「それでも実際に二人は…!」

BJ 「君が今ここで何を喚いて 仮定を話した所で九頭龍さんは氏んだんだ。それは変わらない」

日向 「グッ…!でもまだサトウが!」

BJ 「殺されたのは九頭龍組の
頭の妹なんだろ?そのサトウさんてやらは
もう殺されているだろうぜ」

日向 「…!そんな…」

BJ 「人情の為に人を[ピーーー]…か、流石に人情と
命とでは対価が不釣り合いだがね」

日向 「俺に出来ることはなかったんですか…?」

BJ 「出来るとしたら今回でこの学園が
いかに真っ黒かということを頭に入れ
身構えていることだな」

日向 「…」

BJ 「カムクラプロジェクト」

日向 「…!やっぱり貴方が俺を手術を
してくれる先生だったのか!」

BJ 「子供の頭を弄って高性能ロボットを
作るのはあまり乗り気ではないがね」

日向 「いや!俺は今回の一件で自覚した!
いかに自分が小さい存在なのか!
俺は皆の希望にならないといけない!
その為に俺はその手術を受けないといけない!」

BJ 「フフッ」

日向 「何がおかしい!」

BJ 「人に貰ったもので皆の希望か…
馬鹿馬鹿しい」

16: 2016/10/29(土) 12:15:07.17 ID:6+oGpLVO0
日向 「なんだと!こんな手術を請け負うくらい
のあんただ!そんな才能の塊のようなあんたに
何も持っていない俺の気持ちがわかるもんか!」

BJ 「先程から才能才能と言うが世の中生きて
いくのにあんまり必要でもないさ」

BJ 「私の友達に手塚と言う男がいた
彼は細かいことが得意で優秀な医者だった。
しかし彼は今漫画家になったさ
”鉄腕アトム”君でも知っているだろう」

BJ 「それに私の今までの患者で全国レベルの
体操選手がいてだね、それこそ君達で
言うところの超高校級の体操選手くらいの
レベルはあっただろう、彼は怪我の為に
腕を切断して義手を付けることになって
しまってね。しかし彼は今では全国一の
将棋打ちさ」

日向 「…」

BJ 「逆に才能に縛り付けられて自滅した
人間なんて何人も見てきたさ」

BJ 「才能なんてものは持っていない人間
からしたら素晴らしく見えるかもしれないが
持っている人間からすれば呪いみたいな物さ
それにずっと囚われることになるんだからな」

BJ 「私はそんなものに囚われず
自分でしたいことをして生きている人間の方が
素晴らしいと思うがね」

日向 「でも貴方だって天才的な医者だから
希望ヶ峰学園に呼ばれた訳であって」

BJ 「……君は氏ぬ思いで努力をしたことは
あるかい?」

日向 「したさ!運動に勉強に美術や音楽!
寝る間も惜しんで人一倍!いや十倍は努力
した!それでも俺に才能がなかったから…」

BJ 「フフッ温いな」

日向 「何!?」

BJ 「私は周りの10000倍は努力したよ
生きる為にね」

日向 「!?」

BJ 「私は事故で身体がバラバラになって
しまってね、それこそ奇跡的な手術で
一命は取り留めたが身体が言うことを
効かなくてね、赤ん坊のように這うことも
出来なかったし、ションベンもよく垂らした」



17: 2016/10/29(土) 12:27:41.57 ID:6+oGpLVO0
BJ 「そのままじゃ生きていくこともできなかったから
文字通り氏に物狂いさ、30cmくらい向こうに食事をおいて
それをそこまで這って取りに行くんだ
それを食べるのに丸一日は掛かったよ」

BJ 「ようやく身体が少し動きだした時に自分の身体に
鞭打って山に登ったりもしたな、あれは辛かったな」

日向 「……」

BJ 「身体がやっと人並みに動かせるようになって
医者を目指そうとした時も大変だったよ
何せ私が目標にしていたのは私を救ってくれ
私が世界一の医者だと思っている方だったからね」

BJ 「何百 何千の医学の本を頭に詰め込み
頭の中でシュミレーション、シュミレーションした
回数は…多すぎて覚えていないな」

BJ 「若い頃も大変だったさ、初めての手術は
子供の足を切断するか否かの手術だったし
ベトナムで爆撃の中患者を運んだりもしたよ」

BJ 「つまり私が言いたいのは、ろくに努力せず
少し努力したからと言ってそれで自分の限界を
知ったつもりになり他人の力を借りて
それを周りの為に使うなどと馬鹿げたことだと
言うことだ」


18: 2016/10/29(土) 12:29:49.75 ID:6+oGpLVO0
使うなどと ×

使うなど ◯

19: 2016/10/29(土) 12:45:48.17 ID:6+oGpLVO0
BJ 「それでも君がその馬鹿げたことを
やりたいというなら私は止めない、君を
手術すれば手術代はもらえるしどっちでも
いいんだ」

日向 「俺は…」

BJ 「心さえ腐っていなければこの世の中に
必要のない人間なんていない。
自分が目指すものに一生懸命走っていく
そっちの方がよっぽど皆に希望を分け与えれ
そうだと思うがね」

日向 「!」

BJ 「まぁいきなり君の目指すものを見つけろ
と言うのは難しいだろう」

日向 「……」

BJ 「確かプロジェクトを
受けるか否かの申請は一か月後が期限らしいな」

BJ 「どうだ?その一か月間私の元で働いて
みないか?」

20: 2016/10/29(土) 13:02:36.69 ID:6+oGpLVO0
日向 「先生の元で働く!?そんな俺は
何もできませんよ!」

BJ 「あぁわかっている、働くと言っても
荷物持ちやオペ中に汗を拭いたり…
要するに雑用というわけだな」

BJ 「私は並みな家族や大金持ち、
政治家や国のトップなど色々な人間を
診るんでね、こんなところにいるよりは
よっぽど人生経験を積めると思うがね」

日向 「……」

BJ 「さぁどうする?」

日向 「…………」

日向 「俺は見つけたい!自分に
何が出来るのか!何を誇れる自分に
なれるのか!先生!一か月間お願いします!」

BJ 「フッ、さっきのカムクライズルの話を
している鬼気迫っている君の顔より
そうやって希望に満ち溢れている君の顔を
見る方がよっぽどマシだ」

日向 「そうさ!心のない才能なんて
ただの人形!それを使って誰か悪用
するかもしれない!それじゃあ皆の
希望にはなれない!だから俺はちゃんと
自分の力で皆の希望になるんだ!」

BJ 「フッ、元気なこった
まぁしかしお前さんも休学手続きや
支度やらで時間が掛かるだろう、
用意が出来たら電話を掛けてきてくれ
迎えに行こう」デンワバンゴウカキカキ

日向 「はい!ありがとうございます!」

BJ 「じゃあ、また後で」テクテク

21: 2016/10/29(土) 13:09:32.38 ID:6+oGpLVO0
日向 「よし!そうと決まれば急いで帰宅だ!
さっさと荷物をまとめないと…」

左右田 「だぁー!またソニアさんにデート
断られたぜぇ!俺の一体何がダメだって言うんだよ!田中なんかの何処が良いんだよ!クソォ!」

日向 「(見ないフリ見ないフリ)」

左右田 「この際誰でもいい!誰か俺の話を
聞いてくれぇ!!誰か…」

日向 左右田 目が合う

左右田 「そこのお前!ちょっと俺の話を
聞いてくれねぇか!?」

日向 「(面倒くさいのに捕まった…)」

22: 2016/10/29(土) 14:15:26.86 ID:6+oGpLVO0
~1時間後~
左右田 「でよーソニアさんは田中の方に
行っちまったんだ!今までの話を聞いて
お前どう思うよ!?俺やっぱ嫌われてるのかな
…」

日向 「うーん、そのソニアって娘は
あんまり自分の事をお嬢様扱いして欲しく
ないんじゃないのか?」

左右田 「なぁに言ってんだ!ソニアさんは
本物のお嬢様!お嬢様オブお嬢様なんだぜ!
お嬢様扱いして当然だろ?」

日向 「でも聞いている限り日本文化に
どハマりしてたりその他諸々結構お嬢様から
イメージがかけ離れている気がするんだけど」

日向 「自分の国では王女様なんだ、
散々お嬢様扱いされてるだろうし、
そういう自分のイメージと違ったのを
周りに押し付けられるのが嫌だったんじゃないか?
他のクラスの奴らはソニアと普通に
友達として接しているんだろ?
そこでお前だけが毛嫌いされていたら
そういうことじゃないのか?」

23: 2016/10/29(土) 14:16:00.96 ID:6+oGpLVO0
左右田 「そ、そうだったのかーー!!!」

日向 「その田中って奴がソニアに
好かれるのも自分を特別視せずに見てくれる
からとかじゃないのか?そんな奴今までいなかっただろうし」

左右田 「成る程な…ソニアさんから
溢れ出るお嬢様オーラが俺をそうさせて
いたというのになんと理不尽な!」

左右田 「じゃあ俺はどうしたらいいんだよ!?」

日向 「普通に接したらいいんじゃないのか?
敬語止めてみるとか」

左右田 「………」

左右田 『よ!ソニア!今日も一段と綺麗だな!』

ソニア 『まぁ!左右田さんったらお口が
うまこちゃんですね!』

左右田 『いいや!ホントのことを言っただけだぜ!』

ソニア 『そっ///そんな恥ずかしいですよ///』

左右田 『あぁ、お前の唇見てるとキス
したくなってきたよ…していいかな…?』

ソニア 『え///ちょ//左右田さん//」

チュッ




左右田 「エンダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

日向 「(もうこれ敬語云々関係ないだろ…」

左右田 「成る程な!お前に相談して良かったぜ!お前は俺の命の恩人だ!!この恩は絶対返すぜ!!」

日向 「いや大げさな…」

左右田 「これでやっとソニアさんと…いや!
ソニアと仲良くなれる手段を見つけたからな!
これで田中にも引けを取らないぜ!」

日向 「(絶対失敗しそう)」

左右田 「なんでテメェみたいな良い奴が
予備学科にいるんだよ!こんな優秀な人材
初めて見たぜ!ホントありがとうな!」

日向 「!」

左右田 「そうだ!名前聞いてなかったな!
俺の名前は左右田 和一!お前は?」

日向 「俺は日向 創だ」

左右田 「そうか日向か!またこの恩は返すぜ!
じゃあな日向!」タッタッタッ

日向 「あぁ」

24: 2016/10/29(土) 14:17:27.17 ID:6+oGpLVO0

日向 「……」

左右田 『なんでテメェみたいな良い奴が
予備学科にいるんだよ!こんな優秀な人材
初めて見たぜ!ホントありがとうな!』

日向 「(俺でも凄い才能を持った本科の
人間の役に立つことができるんだな)」

日向 「…………」

日向 「(いかんいかん、
嬉しくて余韻に浸ってしまった、早く家に…

七海 「ひーなーたー君?」ガサッ

日向 「うわっ!七海!?いつからそこに!?」

七海 「ええと、左右田君がソニアさんに
ついて熱く語り始めたとこらへんからかな?」

日向 「一時間前からいたのか!?
どうしてずっと隠れていたんだよ!?」

七海 「いや、男同士の熱い会話を邪魔
するのは悪いと思って」ふんす

日向 「どうして少し誇らしげなんだよ
それで?どうしたんだ?」

七海 「この頃日向君とゲームできてなかったから
またゲームをと思って…
でも私が声掛けようとした時急いで帰ろうと
してたから悪いかなぁって」

日向 「…………(クソッ!こんな遠回しに
『ゲームがしたかったのになぁ』
と可愛くねだられてそのまま
帰る奴がどこにいる!?否!?いるわけが
ない!支度は俺が人間を越えればなんとかなる!
それにしても七海はホントに可愛いなぁ!?」

日向 「いやそこまで急いでいる訳じゃないんだ
大丈夫だ」

七海 「ホントに!?」パアァァァァ

日向 「あぁ、で、今日は何をするんだ?
は(満面の笑みの七海くそ可愛い)」

七海 「今日はスマ◯ラを持ってきました」

日向 「お、3DSの最新作出てたのか」

七海 「はいこれ日向君」

日向 「2つ持っているのか」

七海 「持っていない人の為に対戦用に2つ
持ち歩くのはゲーマーとして当然だよ」キリッ

日向 「そうか、じゃあ早速始めようぜ!」サムス

七海 「うん!」ゲッコウガァ…









25: 2016/10/29(土) 15:04:55.66 ID:6+oGpLVO0
日向「……」ピコピコピコピコ

七海 「……」ピコピコピコピコ

日向 「……フフッ」ニタァ

七海 「……」チラッ

七海 「(あんなに日向君嬉しそうな顔して
なにか良い事があったのかな?今までで一番
イキイキしてるなぁ…でも日向君が嬉しそうなら
私も嬉しいしいっか)」

チュドーン

七海 「あっ…」

日向 「やった!七海にゲームで勝った!やったー!」

七海 「今のはよそ見してただけ…」

日向 「いや!勝ちは勝ちだね!この一勝は俺の人生
の名誉賞として心の中で飾っておくね!」

七海 「……」ゴゴゴゴゴゴゴ

日向 「あっ…(察し」






27: 2016/10/29(土) 15:18:14.79 ID:6+oGpLVO0
日向 「この後めちゃくちゃスマブラされた」




日向「あの後ハメ技でハメられ続けてやられたい放題
だったな」

七海 「日向君が怒らせるから…
でも楽しかったよ」

日向 「あぁ俺も楽しかったよ」

七海 「ねぇ日向君?次はいつ会えるかな?」

日向 「悪いな七海 これから一か月間
学校を離れるんだ」

七海 「どうして?もしかして…左遷?」

日向 「高校には左遷はないだろ、まぁちょっと
した合宿みたいなものさ」

七海 「じゃあ日向君は一か月後はムキムキに
なっているの?」

日向 「七海の中での合宿はどんなイメージなんだ…」

七海 「まぁ強くなって帰ってきてね、ゲームも」

日向 「あぁ、じゃあな」スタスタ

日向 「あ、そうだ七海」クルッ

七海 「?」

日向 「一か月後七海に誇れる俺になって帰ってくるよ」

七海 「うん、頑張ってね日向君(カッコいい…」






29: 2016/10/29(土) 15:37:06.44 ID:6+oGpLVO0
とりあえず第1章的なのは終わりです。
SS自体始めて書くので読みにくく拙い事申し訳ありません
時系列はなるべく守っていきたいですが
多分後々ぐちゃぐちゃになってしまいそうです^^;
ちなみにブラックジャックの話では父の再婚相手の顔を
元妻の顔に整形する
ダンガンロンパでは2の2章が一番好きです。

~おまけ~

逆蔵 「性転換…性転換すれば…俺も宗方と…
雪染とも性別の違いということで引けを取らない!」

逆蔵 「……」ムネペタペタ

逆蔵 「このバスト(胸囲)なら雪染に勝てる!」

逆蔵 「いや待て…いっそ宗方を女に…」

宗方 『逆蔵、貴方は私の右腕なの、これからも
よろしくね』

逆蔵 「うおおおおおお!!!!!」



雪染 「どうしたんだろう逆蔵君…?」

宗方 「逆蔵も疲れているんだろう、ソッとして
おいてやるのが友の役目だ」


30: 2016/10/29(土) 16:00:25.68 ID:6+oGpLVO0
ピンポーン

ピノコ 「はーい、どちら様でちゃかー?」

BJ 「ただいま、ピノコ」

ピノコ 「おかえりなちゃい!ちぇんちぇー!
えぇと、となりの人はだれなのよさ?」

BJ 「あぁ、一か月間だけ私の助手を務める
日向 創君だ」

日向 「よろしく、えぇと…この子は先生のお子さん
ですか?」

ピノコ 「ピノコはちぇんちぇーのおくちゃんなのよさ!
ピノコは18ちゃいらの!こどもじゃないのよさ!」

日向 「???」

BJ 「まぁそういうことだ、一応ピノコはお前さんの
先輩に当たるんだから粗相のないようにな」

ピノコ 「ちぇんぱいのピノコがビジバシ教えて
あげるから覚悟のするのよさ!」

日向 「??????」

31: 2016/10/29(土) 16:33:55.04 ID:6+oGpLVO0
~BJの家~

BJ 「寝るところはここで冷蔵庫はここで
まぁ好きに使ってくれ」

日向 「わかりました、それで俺はここにいる時は
俺は何を」

BJ 「まぁピノコの世話でもしといてくれ」

日向 「はぁ…わかりました」

ピノコ 「ピノコがお世話されるんじゃないの!
ピノコがお世話ちてあげるの!」

~~10分後~~

ピノコ 「でね~ピノコがちぇんちぇーのこと
すっごいちんぱいしているのにちぇんちぇーは
頻繁に何処かにいっちゃうのよさ」

日向 「そんなに何処かへ行ってしまうのか
でもピノコちゃんはいつも晩飯を作ってあげてるんだろ?
優しいじゃないか」

~~ー1時間後~~

ピノコ 「でもちぇんちぇーは何処かに行っても
結構お土産とか買ってきてくれるち
そういう所に惚れてるのよさ」

日向 「あの人は一度落として上げるの上手いよな」

~~5時間後~~

ピノコ 「でね…ピノコはね…ちぇん…ちぇーが…
すき………スゥースゥー」

日向 「まぁ俺も先生のそういう所に惹かれて
ここへ…って寝てしまったか」

BJ 「日向君まだ起きていたのか、もう朝の3時だぞ
こんな夜遅くまで何をしていたんだ?」

日向 「いやピノコちゃんのお話をずっと聞いていたん
ですよ、ピノコちゃんは本当に先生の事が好きなんですね
ずっと先生のお話をしていましたよ」

BJ 「5時間ずっとピノコの話を聞いていたのか!?」

日向 「えぇピノコちゃんは楽しそうに話してて
体力さえ許せば永遠に話す勢いでしたよ」

BJ 「(この子は他人の話を長時間聞いているのが
苦痛ではないのか、聞き上手という奴か)」

BJ 「フッ」

日向 「どうかしたんですか?先生?」

BJ 「いやなんでも、日向君、君ももう寝なさい」

日向 「はい、わかりました
これからもよろしくお願いします」

BJ 「あぁ、私としてはこれからも毎日ピノコの
面倒を見て欲しいのもんだ」

32: 2016/10/29(土) 16:48:25.68 ID:6+oGpLVO0
~翌日~
プルルルルルル
BJ 「はい、もしもし
何!?希望ヶ峰学園で爆発事故!?
わかった!すぐ行こう!」ガチャ

BJ 「おい日向君!早速仕事だ
希望ヶ峰学園に向かうぞ!」ドアバタン

日向 「はい!」タッタッタッ

ピノコ 「えぇー!!ピノコは!ピノコは
どうするのよさ!」

BJ 「上手い飯を作ってといてくれ!」

ピノコ 「もぉー!!そんなのであたちが
そんなのではぐらかさせれるわけないでちょ!
でも…おいちいの作っといてあげるから
頑張ってくるのよさ!」

34: 2016/10/29(土) 17:26:47.36 ID:6+oGpLVO0
~~希望ヶ峰学園体育館前~~

BJ 「何があった!?」

教師 「生徒の才能実技を審査していた所
急に体育館が爆発し…奇跡的に教師も
生徒の大半は無傷だったが一番近くにいた
安藤さんが…」


十六夜「流流歌!流流歌!」

木村 「流流歌ちゃん!流流歌ちゃん!」

日向 「酷い火傷だ…全身の皮膚が…」

BJ 「すまないそこの君たちどいてくれ」

十六夜 「あんたは医者か!?頼む!
流流歌を!流流歌を助けてくれ!」

BJ 「これはもうほぼ手の施しようが
ありませんぜ、例え治ったとしても
何十年も全身に包帯を巻きながらの生活に
なりますな」

35: 2016/10/29(土) 17:32:59.00 ID:6+oGpLVO0
木村 「そ、そんな…」

BJ 「まぁ私が治せば話は変わってきますがね」

十六夜 「本当か!頼む!流流歌を助けてくれ!
いや…助けて下さい!」ドゲザァ

日向 「(…!この人そんなに彼女のことが…)」

BJ 「土下座なんて見っともないし金に
ならないことはやりなさんな、私は金さえ
積んでいただければ治します」

十六夜 「いくら!いくら払えば…!」

BJ 「見た所お前さんもここの生徒のようだな
…そうだな10億円でどうだ?」

36: 2016/10/29(土) 17:44:39.27 ID:6+oGpLVO0
木村 日向 「じゅ、10億円!!??」ヒョウタンヒツギ

日向 「先生!昨日ピノコちゃんから
先生は法外な値段を要求すると言っていましたが流石に高すぎじゃ…
十六夜 「10億か!10億あれば流流歌を治してくれるのか!」

BJ 「ええ」

十六夜 「何年かけても必ず10億は払う!だから!」

BJ 「フッ、ここまで高い額を要求して
即答できたのはお前さんが始めてだ
気に入った、完璧に治してやろう」

十六夜 「あ…ありがとうございます!」

BJ 「日向君!オペの準備を!」

日向 「は、はい!」

37: 2016/10/29(土) 18:00:23.62 ID:6+oGpLVO0
BJ 「日向君、メス」

日向 「はい」

日向 「(凄い…素人の俺から見てもわかる…
この人が今やっているのは神の行いだ…
これが人間の手のなのか…!」

BJ 「これは長丁場になりそうだ、日向君
初めての仕事だがぶっ倒れないようにな」

日向 「はい!」

~~8時間後~~
プシュー (手術室が開く音)

BJ 「ふぅー」

十六夜 「先生!」ガタッ!

十六夜 「先生!流流歌!流流歌は!」

BJ 「あまりにも酷い火傷なもんでね
骨まで溶けているときてる、あのまま
だと骨として機能せず車椅子さえも
押せないだろう」

十六夜 「そ、そんな…じゃあ流流歌は…」

BJ 「皮膚に関しては移植やらで
身体機能に関しては厳しいリハビリが
必要で時間はかかるだろうが
元の状態には完全に戻るだろう」

十六夜 「……!先生!」

BJ 「お前さんの決断が早いのが
功を制した、あそこでもう少しでも
時間を取ってしまっていたら
何箇所かは危なかっただろう
私も料金について話してる間にぽっくり
逝かれたり発症されたりなどは何度か
ありましたからな、多いに助かり
ましたぜ」

十六夜 「本当に…本当に良かった…!」ポロポロ

38: 2016/10/29(土) 18:10:53.52 ID:6+oGpLVO0
BJ 「それじゃあ手術も終わったことだし
私は休ませてもらうよ、意識は時期に
戻るから毎日お見舞いにでも来てやりな」タッタッタッ

十六夜「はい!ありがとうございました!」

日向 「あれそういえばもう一人いた女の方は」

十六夜 「木村か、木村なら急用が出来たと言って
とっくに帰ったぞ」キリッ

日向 「あぁ、そうなんですか(なんで俺の
前だけではクールを装うとするんだ…
全部見てるのに)」

十六夜 「お前も流流歌を助けるために
一役買ってくれたらしいな、礼を言う」

日向 「いや俺なんて全然(目がめっちゃ赤く腫れてる…
どんだけ泣いてたんだ…手術中ずっと
泣いていたのか)」

十六夜 「流流歌を助けてくれた礼
をしないとな何がいい?鍛冶屋の端くれとして
何かお前に作ってやろうか?それとも
金か?それか流流歌のおいちいお菓子を…」

39: 2016/10/29(土) 18:15:18.86 ID:6+oGpLVO0
日向 「十六夜さん、俺ここの予備学科
なんですよ」

十六夜 「ほう」

日向 「そのだから俺超高校級の才能を
持っている人達に憧れているんですよ
だからその才能で困ったことや良かったこと
苦労したことや色々お話聞かせてもらえませんか?」

十六夜 「そんな容易いことでいいなら
どんな質問でも答えてやろう」

40: 2016/10/29(土) 18:47:55.95 ID:6+oGpLVO0
一旦ここで一区切りまた深夜らへんに

よく僕がしているミスとして
日向 「七海クソカワ、結婚してくれ(結婚してくれ」
みたいに )がよく抜けていますがこれは心の声が
漏れているのではなく心の中で思っていると思って下さい
あとピノコの言葉遣いがとても難しいです。

あとコメントなど貰うのは初めてでとても嬉しく
せっかくなので返信を
Q ボクサー戦犯 ボクサーは拳じゃなく言葉で語ってどうぞ

A ボクサーはヘイトを集めるお手本みたいな存在でしたね
その分株の上がり方も半端なく氏ぬ間際は少し
ウルっときてしまいました。僕はホ〇ではない(戒め

Q 殴るよりメス刺す方がダメじゃね?

A 僕の中でブラックジャックって頻繁に人にメス
投げてるイメージが付いてしまったんですが
そこまで投げてませんでしたよね?

Q こういう路線があったかもしれないのに…
江ノ島許せねぇ…

A 江ノ島は出す予定です。でもスレタイになった
カムクライズルは多分出てこないです^^;

Q 可哀想田は犠牲になったのだ

A このあと左右田はいざソニアさんを目にすると
妄想していた感じの事は一切言えず
ぎこちないタメ口にしかしソニアさんには前の敬語を
使っていた時より好評価らしく左右田は
大変喜んだ左右田

左右田 「今日はソニアさん、いやソニアと
ついに日常会話が出来るようになったぜ!
これも日向様々だな!ホントあいつは宇宙一だぜ!
是非とも宇宙に連れていってやらないとな!」




42: 2016/10/29(土) 19:07:32.89 ID:6+oGpLVO0
41さん

日向 「結婚してくれ(結婚してくれ」
日向 「結婚してくれ (結婚してくれ)」
みたいに意味合いは同じなのに僕の気分で付けたり
付けないでしていたので困惑している方もいるかなと
思い一応

ありがとうございます!
次は希望ヶ峰学園でも厄介な所を手術しようと
思っています。でももうちょっとだけ76期生編は
続くんじゃよ

左右田君の科学力は世界一ィィィィィィィだから
多分大丈夫ゥゥゥゥゥ!!!!

43: 2016/10/29(土) 19:51:03.99 ID:6+oGpLVO0
十六夜 「そうだな、鍛冶屋としてのスキルは
いつの間にかあった。家が鍛冶屋だったからな
ガキの頃から色々作っていたさ
超高校級などと言われているがそんな俺の
作品も親父からしたらまだまだだとさ」

十六夜 「鍛冶屋になって嬉しかったのは
そうだなそれこそ流流歌に会えたことが
一番嬉しかったな」

日向 「え、鍛冶屋と安藤さん
何か関係が?」

十六夜 「小さい頃は鍛冶ばっか
していたから友達もいなかったし
友達の作り方も分からなかった
そんな所に流流歌が来たんだ」

44: 2016/10/29(土) 19:51:40.25 ID:6+oGpLVO0
~~何十年か前~~

流流歌 『ねぇ!あなたいつもなに
つくっているの?』

十六夜 『けんとかないふとかとがっているもの』

流流歌 『ヘェ~ピカピカしてカッコいいね!』

十六夜 『こわくないの?』

流流歌 『だってあなたのもっているもの
すっごいたんせいこめてつくってるの
わかるもん!』

十六夜 『どうして?』

流流歌 『わたしもたんせいこめてつくって
いるものがあるの!はい!』

十六夜 『おかし…?』

流流歌 『うん!るるかがたんせいこめて
つくったおかしをどうぞ!』

十六夜 『モグモグモグモグ』

十六夜 『………』

流流歌 『どう…かな?』

十六夜 『おいちい…』

流流歌 『やったぁ!!るるかはね!
あたまわるいしうんどうもできないけど
おかしをつくるのはじょうずなの!
だからおかしをたべてもらってよろこんで
もらえるのがとってもうれしいの!
ありがとう!』

十六夜 『こちらこそおいちいおかしを
ありがとう』ペコ

流流歌 『ねぇ!わたしたちトモダチ
になろうよ!わたし安藤流流歌!
あなたは?』

十六夜 『十六夜 惣之助…』

流流歌 『いざよい…いざよい…
じゃあよいちゃんで!どうかわいいでしょ?
わたしのことはきがるにるるかって
よんでね!』

十六夜 『うん…るるか…』

流流歌 『これからよろしくね!』

十六夜 『……うん!』

45: 2016/10/29(土) 20:12:34.26 ID:6+oGpLVO0
十六夜 「そんなことがあって今の俺が
ある、あそこで流流歌に会っていなかったら
希望ヶ峰学園にも入っていないだろうし
もっとつまらない人生を送っていただろう。
流流歌は俺よりも大切な存在なんだ
流流歌の為なら命さえも張れる」

十六夜 「鍛冶屋という攻撃的な才能を
持って流流歌を守れることはそれは
才能を持って良かった一因だな」

日向 「(人とか頃してないよね?)」

十六夜 「しかし今回の事件に関して
流流歌を守ることが出来なかった…
俺が鍛冶屋として周りに流流歌を
襲おうとしようとする奴がいるか
気を配り攻撃することしか考えているの
ではなく普通の人であれば
爆発した瞬間に流流歌を庇う
ことが出来たかもしれないのに…
そういう意味では俺は鍛冶屋という
才能に囚われているのかもな」

日向 「そんなことはない、安藤さんの為に
頭を下げて即断で10億払うって言うなんて
普通の人間にはできないさ!あれには
たまげたよ、鍛冶屋という才能以外でも
十六夜さんは安藤さんを守ってきたと思うし
これからも安藤さんを守っていけるさ!」

十六夜 「フフッ、良いことを言う」

日向 「いや俺は思ったことを…」

十六夜 「今日は本当に流流歌を助けてくれて
ありがとう、また良かったらお前も
流流歌のお見舞いにきてくれ
おいちいおかしを用意しておこう」

日向 「それはありがたいな(お菓子作るのは
安藤さんだよな…!?」




46: 2016/10/29(土) 20:19:23.23 ID:6+oGpLVO0
十六夜 「じゃあな」スタスタスタ

日向 「(ブラックジャック先生が言っていた
通り才能を持っている人も色々考えることが
あるらしく今まで遠くに感じていた本科の
人間がなんだか近くに感じた…)」




日向 「(幼少期流流歌ちゃんが天使だと
思ったのは内緒な)」



47: 2016/10/29(土) 20:35:45.83 ID:6+oGpLVO0
~~四日後~~
コンコン

流流歌「だれぇ?やっとよいちゃんきた!!?」

日向 「いや貴方のオペに立ちあった
日向 創です。はじめまして」ガチャ

流流歌 「もう四日もよいちゃんが
来てくれない!!!ミイラ女なんかになった
私を捨てたんだぁ!ウワァァァン!!!!」

日向 「え、ちょ、落ちついて!
落ちついて!急に泣かないで!!」

~~落ち着きました~~

流流歌 「流流歌は捨てられたんだ…
結局よいちゃんも私を一人にするんだ…」

日向 「それは違うぞ!」ロンパァ!

日向 「十六夜さんは貴方の手術費のために
10億円払ったんだぞ!」

流流歌 「10億円!!??」ヒョウタンヒツギ

日向 「それに貴方が手術を受けてる最中
ずっと泣いてたぞ!手術が終わった後
え?そんなに目腫れるの?ってくらい
目が腫れてたし」

流流歌 「え!?あのよいちゃんが!?」

日向 「それにあれもこれもあれもこれも!」

~~論破後~~

流流歌 「そうかぁ///よいちゃんは流流歌の
ことそんなに想ってくれてたんだぁ///
エヘヘ///」

日向 「そうさ!十六夜さんは貴方のことを
大事に想っているんだ!捨てるなんて
ある訳ないさ!!」

流流歌 「そうだよね、よいちゃんが
流流歌を捨てる訳なんてないよね!!
ありがとう!日向君のおかげで元気出たよ!」





48: 2016/10/29(土) 20:43:21.74 ID:6+oGpLVO0
流流歌 「だけどこんな目に合わした
あの女は絶対許せない!治ったら私と
同じ目に合わしてやる!!」

日向 「あの女?」

流流歌 「マスクしてた女がいたでしょ!
そいつよ!そいつが流流歌のお菓子に下剤を
入れてしかもカバンの中に爆弾を入れて!
あいつがあの体育館爆破事件の犯人なのよ!」

日向 「そうなのか……?」

木村 『流流歌ちゃん!流流歌ちゃん!』

日向 「(あの人が爆弾を…?
あんなに安藤さんを心配していた人が……?」

流流歌 「そもそもあいつは流流歌のお菓子を
食べないし!流流歌のお菓子を食べない奴は
皆流流歌の敵!」

日向 「(口リ流流歌ちゃんに戻して…」

49: 2016/10/29(土) 20:55:04.87 ID:6+oGpLVO0
BJ 「安藤さん、包帯の交代の時間だ」ガチャ

流流歌 「嫌!今の醜い流流歌の姿を見たく
ないの!治ってから変えてよ!」

BJ 「今よりも醜くなりたいならお好きに」

流流歌 「変えて下さい…」シュン

流流歌 「ねぇ先生?私の火傷も怪我も
完治するのに半年も掛かるんでしょ?
半年もこのままじゃ半年もよいちゃんに
会えないよ…」

BJ 「十六夜君はお前さんの内面に惚れてるんだ
お前さんがミイラ女になろうが
口裂け女になろうが愛してくれるさ」
ホウタイシュルシュル

流流歌 「うーん、でもキツいリハビリも
嫌だし皮膚を移植するのに何回も手術
しないといけないんでしょ?流流歌
耐えられないよ…」

BJ 「はぁ…君のその根性なら治るのは
一年くらい掛かると思っていたんだがね」
ホウタイシュルシュル

日向 「思っていた?」

BJ 「ほれ、包帯が全部取れたぞ
安藤さん、今の自分の姿を見てみな」

流流歌 「嫌ッ!醜く流流歌なんて
流流歌じゃない!醜い流流歌なん…て
ってアレ?治ってる!?」

50: 2016/10/29(土) 21:17:49.13 ID:6+oGpLVO0
忌村さんを木村さんと間違えていました…
忌村さんファンの皆様申し訳ございません





BJ 「まったくあの娘には驚かされたよ」

~~三日前~~

BJ 『さてとりあえず家に戻るか
ピノコも心配しているだろうし
安藤さんの診察は学園の方々に任せて…」

忌村 『まっ、待って!』ダッ!

BJ 『確かお前さんは現場にいた…』

忌村 『その…私…超…高校…級の薬剤師で…』

BJ 『お前さんが超高校級のなんだかは知らないが
世間一般の常識を教えてやろう!』

BJ 『人と話す時は風邪引いてる時以外
マスクを外してもっと大きな声で喋りなさい!!』

忌村 『……!』マスクガバッ

忌村 『そ…その…その!』

忌村 『私超高校級の薬剤師で!流流歌ちゃんの
火傷と怪我の治りを促進するお薬を作ったので
使って下さい!』

BJ 『それはありがたいが促進薬などは
既に投与して早くても完治するのは半年後だ』

忌村 『そんな市販のものよりも私のは
凄いの!』バンッ!

BJ 『…!(先ほどまで気弱そうだったこの子
が急に強気に…相当自分の薬に自信があるんだろう、
それに目の下のクマに目が真っ赤だ…
どうやら夜通しぶっ続けで血眼になって
薬を作っていたのだろう)』

忌村 『で!どうなの!?』

BJ 『よし!お前さんの熱意は伝わった!
しかし私の患者に変な物は与えられない
薬の成分を教えてくれ』

忌村 『~~~~~』

BJ 『そんなデタラメの調合を!?
それを患者に与えるのは…』

忌村 『じゃあもし!私の薬でまた流流歌
ちゃんに何かあったら私の全財産と私の身体を
担保に入れてそのお金で手術して下さい!』

BJ 『!?』

BJ 『………………』

BJ 『よしわかった!今すぐお前さんの
薬を安藤さんに投与するぞ!』

忌村 『………!!』パアァァァ



51: 2016/10/29(土) 21:25:23.76 ID:6+oGpLVO0
~~投与中~~

BJ 『!!信じられない!皮膚が目に見える
スピードで治っていってる…!!』

BJ 『これじゃ半年どころか一週間もかからず
治るぞ!』

忌村 『どうですか!先生!』ふんす

BJ 『驚いた、まさかこんなことが
ありえるなんて…お前さんの薬は
世界を変えるぞ』

忌村 『そうですか!私!世界一
目指せますか!』

BJ 『あぁ是非とも私の薬の調合を
全て君に任したいくらいだ』

忌村 『そうですか!そうですか!』ドヤァ

BJ 『ああ』




BJ 『(この子来た時と性格が
変わっていないか?)』

52: 2016/10/29(土) 21:52:05.27 ID:6+oGpLVO0
~~そして今に戻る~~

BJ 「ということだ、その美貌がそんなに早く
戻ったのは彼女のおかげだ、
また会ったらお礼を言っておくんだな」

流流歌 「そ…そんな…!で、でもあいつが!
爆弾を…!」

BJ 「希望ヶ峰学園が探偵やら占い師やら
使って調べた結果あの爆弾は元々
狛枝凪斗という生徒が用意したものらしい
だから忌村さんは無実だというわけだ」

BJ 「後彼女はこうも言っていたさ」

BJ 「『流流歌ちゃんのお菓子をずっと
薬の副作用で食べられなくて流流歌ちゃんに
迷惑を掛けている、なんとかならないか』と」

流流歌 「!」

BJ 「彼女の薬は優秀だ、彼女と
ビジネスの関係を築く条件として
治してあげたよ」

日向 「(相変わらずチートだなぁ)」

流流歌 「……じゃあ!!」

ガチャ

忌村 「流流歌ちゃん!」

流流歌 「静子ちゃん!」

十六夜 「流流歌」

流流歌 「よいちゃん!」


53: 2016/10/29(土) 22:14:45.40 ID:6+oGpLVO0
流流歌 「そ、その静子ちゃんゴメンね…!
今までずっとワガママ言ったり良いように
扱ったりして…!私…自分の取り柄の
お菓子を静子ちゃんに食べてもらえなくて…
それが自分の存在を否定されている気持ちに
なって…!お薬でなんでもできる静子ちゃんに
見下されてる気がして…!それで私
ずっと静子ちゃんに酷い扱いして…!
ホント…ホント…ゴメンなさい…!」

忌村 「いやいいのよ…私も貴方を物で
釣ってちゃんとした関係を築こうと
しなかった、貴方とちゃんと向き合うのが
怖かったの…私の方こそゴメンなさい」

流流歌 「じゃあ静子ちゃん!
改めて友達になろうよ!」ガサゴソガサゴソ

流流歌 「はい!お菓子どうぞ!」

BJ「一体どこに隠し持ってたんだ…」

忌村 「ありがとう!でも流流歌ちゃん
その前に!」

流流歌 「?」


54: 2016/10/29(土) 22:30:13.89 ID:6+oGpLVO0
忌村 十六夜 「「お誕生日おめでとう!」」
クラッカーパーン

流流歌 「へ?」

十六夜 「忘れたのか、流流歌、今日は
お前の誕生日だ」

忌村 「だから流流歌ちゃんに喜んで
もらおうと思って私と十六夜君で
ケーキを作ったの」

十六夜 「鍛冶屋の俺が作ったナイフや
その他もろもろの道具に忌村の調味料
そして流流歌のケーキを作ってるいるのを
必氏に思い出し見よう見まねで作った
ケーキだ」

忌村 「私たちケーキなんて作ったこと
なかったから誕生日ギリギリまで
掛かっちゃって…今までお見舞いに
これなくてゴメンね…」

流流歌 「…………」

十六夜 「流流歌…?」

流流歌 「よいちゃんと静子ちゃんが
一緒にケーキ作り!?よいちゃん私が
ケーキを作る時は『流流歌だけで作る
お菓子の方がおいちいに決まっている』
なんて言って手伝ってくれたことなかったの
に!薬剤師と鍛冶屋が作ったケーキが
お菓子職人の流流歌を
満足させれる訳ないでしょ!
よいちゃん!何!?浮気!?」

十六夜 「違う…流流歌!俺はそういう
つもりじゃ…!」



55: 2016/10/29(土) 22:54:41.40 ID:6+oGpLVO0
流流歌 「言い訳は許さないよ!
罰として二人ともそのケーキを流流歌の
口まで運んでくること!」

忌村 「いやでももう身体は動かせるはず…」

流流歌 「聞こえなかった!?罰と
言ったんだよ!早くしなさい!」

BJ 「フッ…(安藤さん顔がニヤけてますぜ
それじゃあ二人がケーキを作ってきてくれた嬉しさを
必氏に隠そうと怒ってる振りをしてるのがバレバレですぜ)」

忌村 「わ、わかりました!」オドオド

十六夜 「流流歌…俺は断じて浮気など…」オドオド

BJ 「(でもないらしいな)」

流流歌 「早く早く!」

忌村 十六夜 「「ハイ、アーン」」

流流歌 「モグモグモグ」

忌村 十六夜 「………」ドキドキ

流流歌 「モグモグ」

忌村 十六夜 「……」ドキドキ

流流歌 「モグ」

忌村 「どう…だった…?」

十六夜 「やはり流流歌の口には合わなかったか?」

流流歌 「……んな、ダメだよ……」

忌村 十六夜 「?」

流流歌 「こんな美味しいお菓子流流歌以外が
作っちゃダメだよ!」

流流歌 「本当に…本当に…ありがとう…」

忌村 「流流歌ちゃん 鼻水垂れてるよ」

流流歌 「だって…だってぇ…
うわぁぁぁぁん!!!」

十六夜 「流流歌、このタイミングで
泣かれると俺も涙腺に来る…
だから…泣くのはだな…」

忌村 「ちょっとぉ!十六夜君も
泣いたら私も泣いてしまうじゃない!」

流流歌 「もう…すでに…泣いてるじゃん!」

ガヤガヤガヤガヤ


BJ 「日向君、ここに私達が残るのは
野暮だ、帰るぞ」ガチャ

日向 「はい」タッタッタッ

日向 「先生」

BJ 「ん?」

日向 「大事なのは才能じゃないんですね」

BJ 「フフッ、さぁな」








56: 2016/10/29(土) 23:44:16.63 ID:6+oGpLVO0
~数日後~

ピノコ 「ちぇんちぇー宅配便なのよさ!」

BJ 「お、やっと届いたか」

日向 「何を頼んでいたんです?」

BJ 「これさ」ダンボールバサァ

ピノコ 「おかちなのよさ!」

BJ 「あぁ、それに十六夜君の鍛冶屋で作って
もらったメスに忌村さんが作ってくれた薬だ」

ピノコ 「てがみも入ってるよー」

日向 「どれどれ」

流流歌 『大変お世話になりました、ブラックジャック
先生、あの一件流流歌がお菓子に下剤を入れていた事実は
変わらず連帯責任として流流歌達三人とも学園を退学
ということになりました。しかし元々もうあの学園に
三人ともいるつもりはなかったので寧ろ好都合でした。
流流歌達三人は一人一人自分達でお店を並べて建てようと
思います。ブラックジャック先生には建設費まで
出していただきなんとお礼を言っていいかわかりません。
そのお詫びというか前金というか大したものでは
ないですがダンボールの中身の物をどうぞ
これからもご利用お願いたします』

日向 「先生、これはどういう」

BJ 「なぁに簡単な話さ、彼らがビジネスの話を
持ってきたから有難く利用したまでさ」



57: 2016/10/29(土) 23:45:52.95 ID:6+oGpLVO0

BJ 「私はね、この三人が建てた店の物は全て
無償で提供してもらえるんだ、もちろんオーダーメイド
も可能だ」

日向 「しかし全て無償というのは…
しかも建設費も…一体何億…」


BJ 「十六夜君が安藤さんの手術代で払う予定だった分を
丸ごとチャラにしただけさ、これほど安い買い物を
したことはないさ、建設費はサービスさ」

BJ 「フフッ 世界一のパティシエのお菓子に
鍛冶屋の医療道具 薬剤師の薬、こんな物を
好き放題扱えるなんて一体
一年で何十億円分くらいになるんだろうな」

日向 「世界一…ですか?」

BJ 「彼らは充分その素質をもった化け物さ
あと数年もしない内に彼女らの店は日本を…
いや世界を喰うだろう」

ピノコ 「ちぇんちぇー!はじめちゃーん!
このおかち凄くおいちいのよ!早く来ないと
全部ピノコが食べちゃうのよさ!」

BJ 「おいおい、それだけは勘弁してくれ
楽しみにしていたんだ」ダッダッダッ

日向 「そうだぞ!一人占めは許さないぞ!」ダッダッダッ

今のこの二人にとって彼女らが世界を喰うより
一人の小さい女の子によってケーキを食われるほうが
のっぴきならないそうです。チャンチャン

~2章的なの終わり~

61: 2016/10/30(日) 16:18:05.83 ID:0XZVzmaT0
~~三章的なの~~

逆蔵「おいテメェ!止まりやがれ!
また懲りずに!予備学科は本科に入れないんだよ!」

日向 「安藤さんの手術やその他諸々に使った
道具を持って帰りに来たんだよ!許可も
降りている!これでも文句あるか!」ショウコバサー

逆蔵 「そ、そうなのか…(こいつ…前のこと根に持ってんな…」

日向 「早く帰って安藤さんのお
いちいお菓子を食べなきゃいけないんだよ!
まったく!」タッタッタッ

逆蔵 「おい待て!」

日向 「なんだよ!しつこいなぁ!」

逆蔵 「その…前は悪かったな…やりすぎた…」

日向 「………」

日向 「いいよ別に、ブラックジャック先生が
言ってたように人が暴力を振るってまで
止める時は何かそれなりの理由があるんだろ?」

逆蔵 「……」

日向 「あの後ブラックジャック先生から色々と
聞いたよ、この学園は真っ黒なことを」

逆蔵 「……!あの野朗!学園のことをベラベラと…!」

日向 「今思えばあんたが俺を止めてくれなかったら
俺は今いなかったかもしれないし
ヒール役を買ってまで止めてくれたあんたに感謝するよ」

逆蔵 「テメェ…どこまで知ってやがる…!」

日向 「それこそ前のあんたのように
口が裂けても言えないよ」スタスタスタ

逆蔵 「(あの野朗、上層部と繋がってるなら
俺や雪染、宗方が調べていることよりも
もっとこの学園の核心に迫る情報を
持っているかもしれない…」

逆蔵 「おい!お前の持っている情報を
教えてくれ!」

日向 「…………」

逆蔵 「俺たちの!宗方の夢には!
この学園の黒い所を全部排除しないと
いけない!その為には情報がいるんだ!
頼む!教えてくれ!」

日向 「(そういえば………)」

BJ 『日向君、今日本科に行くんだろ?
またあのボクシング男に会うかもしれない
その時に一つ頼みたいことがあるんだが…)』

日向 「まずは荷物を取りに行く、その後
話を聞いて、それから決める」

逆蔵 「……!恩にきる……!」








62: 2016/10/30(日) 16:33:43.35 ID:0XZVzmaT0
~~話を聞きました~~

日向 「じゃあ雪染先生もその宗方って人も
ここの学園の情報を内部から…」

逆蔵 「そうだ、俺たちは内部から学園の
様々な所を調べてきたがわかったのは
予備学科の生徒から払われる金が全部
何処かに流れてるってことだ」

日向 「…そうか」

逆蔵 「どうも思わないのか?お前達が
良いように扱われていたことに」

日向 「何も思わないさ俺は、
でもあんたそれを俺に話しちゃダメだろ」

逆蔵 「?」

日向 「俺がそれを予備学科に暴露するかも
しれない」

逆蔵 「……テメェ!!」ガシッ!

日向 「あんた自分達の物事が進むと
思ってそれに浮かれて他のこと
を厳かにしすぎだよ」

日向 「人を舐めたらいけない」

逆蔵 「……!(こいつ…!なんて目してやがる…!?
希望を抱いてない訳ではない!
絶望を抱いてないわけではない!
そのどちらも混ざったようなこの目は…!」

63: 2016/10/30(日) 16:41:19.44 ID:0XZVzmaT0
日向 「冗談だよ、でも口止め料を
いただかないとな」

逆蔵 「口止め料だぁ?まぁその話を
ベラベラ喋った俺も悪い、幾らだ?
50万円か?100万円か?」



日向 「2億円だ」

逆蔵 「にっ、2億だぁ!テメェふざけるなよ!」

日向 「ふざけていないさ…予備学科の金が
横領されていたことが1億円」

逆蔵 「調子に乗るなよ!」右ストレート

日向 「そしてもう一つは」



日向 「あんたが宗方宗介のことが好き
だと言うことだ」



逆蔵 「………!!!!」コブシピタッ

日向 「先生の言った通りだったなんて
先生も凄いな」

64: 2016/10/30(日) 16:56:03.29 ID:0XZVzmaT0
BJ 『私が冗談紛いに性転換手術の話を
した時彼は異常な程に反応していた、多分
同性愛者なのだろう』

BJ 『彼は直情的な人だからね、何か彼の話を
聞いてみたまえ、そこで何回も出てくる男が
彼の想い人だろう』

BJ 『しかし彼みたいな人はそれがバレることを
非常に恐れている、例え世界の破滅と天秤にかけても言えないくらいにね、
それくらい本人にとっては深刻な問題なんだ』

日向 『はぁ…で、それで頼みというのは?』

BJ 『君は人と会話する能力に長けている
君に話せば心が落ち着くし、もっと話を
聞いてほしくなる、言ってはいけないことも
ポロっと言ってしまいたくなる、君はそんな
人間だ』

日向 『そんな…俺は普通に話を
聞いているだけですよ』

BJ 『フッ、まぁ自覚がなくてもいい
もし彼と学園について話す時がきたら
弱みを握ってでもいいから学園について
調べるのは金輪際止めろと忠告しといてくれ
命に関わるからな』


65: 2016/10/30(日) 17:03:43.40 ID:0XZVzmaT0
日向 『でもまた殴られそうで…』

BJ 『その予防線としてさっきの話を
口止め料と持ちかければ殴られることも
ないだろう』

日向 『人の弱みを握って脅すのは…』

BJ 『日向君、君は優しい、優しい故に
人を傷付けることもある、君も私の元で
働いて色々見てきただろう』

日向 『………』

BJ 『誰かが好き、とても素晴らしいことじゃ
ないか、それを武器にして彼とその友人の命が
守られるなら安いものとは思わないかね?』

日向 『………わかりました』

日向 『それじゃあそろそろ時間なので…』

BJ 『ああ、いってらっしゃい
そうだ、日向君』

日向 『はい?』

BJ 『アフターケアは任せたよ』

66: 2016/10/30(日) 17:11:13.86 ID:0XZVzmaT0
~~今に戻ります~~

逆蔵 「おま、お前!それを、それをどこで!」

日向 「あんたの話を聞いていたら宗方って人に
対する情が友人を越えている気がして言ってみた
だけさ」

逆蔵 「…………」日向を離す

逆蔵 「………笑えよ」

逆蔵 「笑えよ!俺が男のことが好きだって!
ホ〇野郎だってことに笑えよ!お前もおかしいと
思っているんだろ!気持ち悪いと!おかしいんじゃ
ないかって!」

日向 「それは違うぞ!」ロンパァ

67: 2016/10/30(日) 17:23:10.11 ID:0XZVzmaT0
日向 「確かにあんたは他の人と違う!
異性じゃなくて同性を好きになるのは!
それでも人が人を好きだと言うその気持ちに
男女の違いは関係ないだろう!」

逆蔵 「偽善かましたこと言ってるんじゃねぇぞ!
男女の違いは関係ない?そんなわけねぇだろ!
じゃあテメェは男にそういうことを告げられたら
動揺せずに!女に告白された時と同じ反応を
取れるっていうのか!」

日向 「俺が男にそういうことを言われたら
多分俺はびっくりするだろうし戸惑う…」

逆蔵 「それみろ!そういうことだ!
宗方もそう思うに決まっている!」

日向 「宗方って人はそんなに小さいのか」

逆蔵 「テメェ!俺をどれだけバカにするのは
構わないが宗方をバカにするのだけは
許せねぇぞ!」

日向 「宗方って人はあんたの気持ちを聞いたら
気持ち悪いと!それで縁を切ろうとする
そんな小さい奴なのかよ!」

逆蔵 「…!」

68: 2016/10/30(日) 18:01:34.31 ID:0XZVzmaT0
日向 「そりゃ初めは宗方さんも戸惑うかもしれない、
困るかもしれない!だけどそれであんたを気持ち悪いと
思うような、そんな友人の気持ちを汲み取れないほど
無能な人間なのか!?」

逆蔵 「違う!宗方は優秀だ!絶対にこの世界を
変えてくれる男だ!俺は宗方の役に立てればそれで
いい!俺のこの気持ちで宗方を困らせたくないんだ!」

日向 「そんな中途半端な気持ちを抱えたまま
その人の右腕になんてなれるのか!?
あんたが宗方さんについて雪染先生に負けている部分は
性別が違うからとかそんなのじゃない…!
あんたがちゃんと宗方さんと向き合っていないからだ!」

逆蔵 「……!」

逆蔵 「……………」

逆蔵 「さっきの口止め料の話だが払おう」

日向 「あんた…!」

逆蔵 「予備学科の分、そっちは払おう」

日向 「…!ってことは!」

逆蔵 「世界大会で戦った奴の拳より強く響いたぜ…
お前の言葉、俺はちゃんと向き合っていかないとな…」

逆蔵 「まさか予備学科の生徒に俺が
うちのめされるとはな、いやその呼び方も
失礼だな お前の名は?」

日向 「俺は日向 創だ」

逆蔵 「俺は逆蔵 十三だ
ありがとうな」 スッ 握手求める

日向 「さっきの口止め料の話だけど
あんた達がこの学園を変えて予備学科のお金が
正しいことに使われるようになったらチャラで
構わないよ」グッ 握手

逆蔵 「それは有り難いな、チャラになるに
決まってるじゃねぇか」

日向 「そうか」

逆蔵 「付き合わせといてなんだが
急いでたんじゃないのか?」

日向 「だぁー!そうだった!じゃあな!」タッタッタッ

逆蔵 「まさかあんな奴に助けられるとはな」

逆蔵 「(しかしあいつの目…いくつもの絶望を
見てきた目だった…あれは一体」

逆蔵 「フッ、まぁあいつならそれさえも乗り越えて
皆の希望とやらになるだろう」

プルルルルル

雪染 『どうしたの?逆蔵君?』

逆蔵 「ちょっと相談事に乗ってくれないか?」

~~三章的なの終わり~~







71: 2016/10/30(日) 18:33:32.63 ID:0XZVzmaT0
~~四章的なの~~

ピノコ 「はじめちゃんの番なのよさ!」

日向 「よぉし!それ!」

ピノコ 「それはババなのよさ!また
あたちの勝ちぃ!」

日向 「これで5連敗って…どんだけ弱いんだ…俺…」

ピノコ 「あとはじめちゃんがいるのが
いっちゅうかんなんてピノコさみしいよ…
ちぇんちぇー!はじめちゃんずっと
ちぇんちぇーのじょちゅでいててもらおうよぉ!」

BJ 「日向君にも日向君の人生がある
ここでずっといてもらうのは迷惑さ」

ピノコ 「ちょんなー」シュン

日向 「大丈夫だよピノコちゃん
時々遊びにくるから」

ピノコ 「ほんとに!?ピノコうれちー!」


日向 「…………(ブラックジャック先生と
いた三週間色々なことを見てきた)」

日向 「(年端もいかない子供が難病で苦しんでいる姿
金のことだけを考え人の命などどうとも思わない奴
紛争地帯で何人もの人が苦しんでいる姿
ブラックジャック先生から
大金を請求され家族のためなら、
恋人のためならと覚悟して呑んだ人
ふざけるなと断った人…)」

日向 「(大勢の人達をブラックジャック先生は
奇跡的な手術で助けてきた、でも先生の手にかかっても
助けられなかった人もいた)」

日向 「(それに…)」

72: 2016/10/30(日) 18:48:27.16 ID:0XZVzmaT0
~~何日か前~~

日向 『ふざけるな!お前のしてることは
ただの人頃しじゃないか!』

? 『フフッ、君もまだまだ若いな
氏が悪いことのように思っている』

日向 『そんなの当たり前じゃないか!
生きていれば人はどうとでもなる!そこから
希望は生まれる!でも氏んだら全部終わり
じゃないか!』

? 『生きていればどうとでもなる?
フハハハッ!それが出来ない人間がこの世の中
に何人いると思う?』

日向 『!』

? 『難病に掛かって何年も家族に迷惑を
掛け氏にたがっている者、戦争で手の施しようがなく
激痛に襲われ頃してくれと頼む者
俺はそんな患者を何人も見てきた』

日向 『……』

? 『そんな患者を安楽氏させようと
した時俺は患者になんと言われると思う?
よくも頃したな?恨んでやる?
フフッ、そんな言葉は言われた覚えは一切ない』

? 『「 ありがとう…本当にありがとう…
ドクターキリコ先生…」と皆はこう言って安らかに眠るよ』

73: 2016/10/30(日) 19:15:34.44 ID:0XZVzmaT0
キリコ 『どうだね日向君?これでもまだ
私が悪いと言うかね?高い金を踏んだくり
患者を手術をしているブラックジャックの方が
よっぽど悪だとは思わないかい?』

日向 『違う!お前はただ患者の可能性を
潰しただけだ!氏という道を患者に勧め
患者を氏に誘う氏神だ!』

キリコ 『フフッそうかい
ではちょっとした例え話をしよう
一人の男がいる、彼は病に掛かり
その日病によって絶対に氏ぬ
ブラックジャックでも治せない難病だ
しかもその病は彼の身体を蝕みこの世の
ものとは思えないほどの激痛を与える』

日向 『……』

キリコ 『ここで質問だ
その患者を24時間救いの手のないまま
生かしておくかすぐに安楽氏させてやるか
どっちが彼の為だと思う?』

日向 『そんなの当たり前だ!生きるべきだ!』

キリコ 『フフッ、救いの手はないと
言っただろう』

日向 『そんなのはお前が決めたことだ!
可能性がどれだけ低くても!例え今が0%
だったとしても!未来には1%になっているかも
しれない!その希望に掛けず氏を選ぶなんて
間違っている!』

キリコ 『本当に青臭いガキだ、まぁいい、
いずれ私の言っていることがわかる』

日向 『そんな未来はない!お前は
間違っている!現にお前が殺そうとした
患者はブラックジャック先生が助けた!
そういうことだ!』

ガヤガヤガヤガヤ

日向 『? なんだ?』タッタッタッ

日向 『………!』

通行人A 『おーい!患者を乗せていた救急車が
事故に会って爆発した!誰か他の救急車と
消防士を呼ぶんだ!』

通行人 B『そんな可哀想に…同伴していた
子供達も…』

日向 『そんな……!あっちの方角から来た
救急車…さっきブラックジャック先生が手術していた
病院からじゃないか……!』

キリコ 『フフフ…ハーハッハッハ!!
私が手を下していれば子供達は犠牲には
ならなかった、日向君、ブラックジャックの方が
よっぽど氏神じゃあないか!フフッ、それじゃあ
また縁があれば会おう』
クルッ スタスタスタ

日向 『………キリコ!ドクターキリコ!!
俺は!俺は絶対あんたを認めない!』





75: 2016/10/30(日) 19:37:36.28 ID:0XZVzmaT0
~~今に戻る~~

日向 「(人を安楽氏させてそれが正義だと
思っている奴もいた…)」

日向 「(俺が思っていた何倍も世界は絶望に溢れていた…
どうなんだ…?カムクライズルの力があれば
それらを全部希望に変えることができるんじゃないか…?)」

BJ 「例え人が全知全能になった所で一人で世界は
変えられないよ、そんなに世の中は簡単じゃない」

日向 「……!先生!」

BJ 「お前さんが私の元で働いていて色々な希望も見れば
絶望も見た、お前さんが今葛藤しているのは
目に見えてわかる」

日向 「先生…どうなんでしょうか、俺に
カムクライズルの力があれば…」

BJ 「君は私と出会った時に言っていただろう
『心のない者が皆の希望になれる訳がない』と
その通りだ、君が悪用されてこの世がさらに
絶望で溢れることも有り得る、それにだ」

日向 「?」

BJ 「君は全知全能なんかよりも私の医者としての
技術よりも素晴らしいものを持っている」

日向 「俺が…ですか?」

BJ 「ああ、君のその力はいつか世界を救うかも
しれない」

日向 「そんなまさか!俺が世界なんて…」

BJ 「いやいや本当に

プルルルル

BJ 「すまない日向君、また後で」ガチャ

BJ 「はいもしもし」

~~電話割愛~~

BJ 「ああ、わかった今すぐ行こう、それでは」ガチャ

日向 「先生、どういう内容で?」

BJ 「まぁそれは着いてからにしよう
それにこれはお前さんにとって大事な
ことなのかもしれない」

日向 「俺に…ですか?」

BJ 「ああ、とりあえず急ぐぞ日向君
おーいピノコ!また留守番を頼むぞ!」ドアバタン

ピノコ 「もう!またピノコをひとりにちて!
でもがんばってきてねー!ちぇんちぇー!
はじめちゃんー!」

日向 「ああ、任せとけ」タッタッタッ

76: 2016/10/30(日) 20:01:43.27 ID:0XZVzmaT0
~~九頭龍家~~

日向 「先生…!ここって!」

BJ 「一ヶ月前に殺された九頭龍菜摘の家
つまり九頭龍組の本部という所かな
そして今回の患者は…

極道A 「お待ちしておりました
ブラックジャック先生 さぁこちらへ」

BJ 「まぁいい中に入るぞ」

~~中~~

九頭龍 「おう、お前がブラックジャックか
お前のことを探すのには苦労したぜ」

BJ 「それはそれはご苦労さん」

九頭龍 「テメェは金さえ積めば
どんな病気やケガも治せるらしいな」

BJ 「いやはやそれは私を買い被り
すぎですぜ頭、私も神じゃない
治せないものは治せませんよ」

九頭龍 「何!?テメェ!」

ペコ 「坊ちゃん、斬りますか…?」スチャ

九頭龍 「待て!ペコ!早まるんじゃねぇ」

ペコ 「申し訳ございません、坊ちゃん」

BJ 「それで電話でも聞きましたが
患者は何処へ?」

九頭龍 「わかっている、おい!」

極道B 「はい!今すぐ!」

日向 「(九頭龍組…日本一の極道…
世界のマフィアともドンパチしているという
噂もある…やっぱ抗争中に怪我を負った
組の人とかの手術か?)」

極道B 「準備が出来ました、さぁこちらへ」障子ガラガラ




日向 「…………!!」



九頭龍 「治してやってほしいのは
俺の妹 九頭龍菜摘だ」

77: 2016/10/30(日) 20:20:46.48 ID:0XZVzmaT0
日向 「そんな……!どうして……!?
どうして九頭龍(妹)が……!殺されたはずじゃ
…!?」

九頭龍 「おいテメェ!まだ妹は氏んでねぇ!
調子こいたこと言ってると頭かち割るぞ!」

日向 「す、すいません…でも…」

九頭龍 「学園は妹が殺された事に
したかったんだろうな、そっちの方が色々
手間が省けるらしいからな」

九頭龍 「妹は生きてた!でも…」

BJ 「植物状態になって目を覚まさないと」

九頭龍 「そうだ…いくつもの病院に
尋ねたが皆答えは一緒だった。一生目を
開けない…そう言われた…」

BJ 「……レントゲンは?」

極道B 「こちらです」スッ

~~BJ レントゲン確認中~~

BJ 「ほう…」

九頭龍 「どうだ…!治るのか!?」

BJ 「殴られた右脳の神経が半分以上
氏んでしまっている…今生きているのさえ
奇跡だ…」

九頭龍 「そんな!じゃあ妹は…!」

BJ 「しかし手がない訳ではない」

九頭龍 「!」

BJ 「一度氏んでしまった神経を全て
除去、その後に他の神経を移植し
脳にショックを与えれば…」

九頭龍 「妹は助かるのか!」

BJ 「可能性はある、しかし他の神経は
生きた人間から取らねばならない
つまり神経を与えた者は氏ぬことになる」

78: 2016/10/30(日) 20:28:26.89 ID:0XZVzmaT0
九頭龍 「なんだ!そんなことか!」

BJ 「?」

九頭龍 「そんなこともあろうと思って
取っておいた甲斐があったぜ!おい!
あいつを連れてこい!」

極道C 「ヘイッ!頭!」

BJ 「なんだ?頭の妹の為に命を投げ出そうと
してくれる人がいるんですかい?」

九頭龍 「まぁそういう奴もいるが
もっと適任がいてね」

極道C 「連れてきて参りました」

日向 「……………!サトウ!」

サトウ 「………………」目隠し&拘束

九頭龍 「こいつは妹を殺そうとした
予備学科のサトウって奴だ
こいつの身体を好きな様に使ってくれや先生」

80: 2016/10/30(日) 20:45:59.08 ID:0XZVzmaT0
BJ 「……彼女はそれを承諾済みで?」

九頭龍 「時間は掛かるが承諾は
してんくれんじゃあねぇのか?」ウデポキポキ

BJ 「私は殺人に加担する気はないんでね
そういうことなら帰らしてもらうよ」クルッ

ペコ 「待て」刀をBJの首に

BJ 「おいおい、私を頃したら
誰が妹さんを助けるんですかい」

ペコ 「坊ちゃんの妹様を助けないなら[ピーーー]…!」

日向 「まっ、待ってくれ!」

ペコ 「なんだ」ギロッ

日向 「(なんて鋭い目付きなんだ…!でも
ここで立ち止まる訳には…!)」

日向 「サトウが生きているならなんで
こんな事をしたのか聞きたいんだ!
彼女にもなにか理由があって!」

九頭龍 「テメェ、殺人犯に肩入れするつもりか!」

日向 「違う!人が暴力を振るう時は
何か理由がある!俺は真相を知りたくて!」

九頭龍 「ゴタゴタゴタゴタと…!
おいペコ!こいつを先に殺れ!」

ペコ 「ハッ」日向に目に見えぬスピードで近づく

ペコ 刀を振り下ろす ブン

シュッ

ペコ 「!」キィィン メスをはじき返す

BJ 「おいおい、彼は後一週間は私の
助手なんだ、殺されては困る
まぁ致命傷を与えるつもりはなさそう
だったけどね」

ペコ 「(こいつ…!私が振り下ろすよりも
前にメスを私に…!それに私に殺意が
ないことをわかっていた…!こいつは…!?)」

BJ 「私の助手が命懸けでお前さん達に
頼み込んだんだ、どうだ?話をさせてやって
くれないか?話の内容によっては妹さんを
手術してやろう」



81: 2016/10/30(日) 20:58:40.72 ID:0XZVzmaT0
九頭龍 「本当だろうな?1時間くれてやる!
それが終わったらそいつは妹の為に氏ぬんだ!」

日向 「ありがとうございます…先生」

BJ 「いやこれは君が得たチャンスだ
私は手助けをしたまでさ」

極道C 「日向様、こちらへ」

日向 「それでは行ってきます先生」

BJ 「ああ」

~~別室~~

極道C 「いまからこの者の目隠しと口に
付けている拘束具は外します。それ以外は
日向様の安全確保の為、または逃走を阻止
するため着けたままでいてもらいます
それではまた1時間後に迎えに上がります」スタスタスタ

日向 「ああ、ありがとう」

サトウ 「……………」

日向 「俺がわかるか?サトウ?」

サトウ 「あんたは…確か…日向…」

日向 「そうだ日向だ」

サトウ 「どうして…ここに…」

日向 「色々訳あってな
ここで何をされたんだ?」

サトウ 「お前が氏んだら…もしもの時…
妹の替えにできないから…それまでは…
健康に生かしてやる…って…ご飯も…
睡眠も…与えられたけど…ずっと目隠しと…
拘束されてて…怖くて…」



82: 2016/10/30(日) 21:59:52.31 ID:0XZVzmaT0
日向 「サトウ…そんな調子で悪いが
聞きたいことがある、どうして九頭龍(妹)
殺そうとしたんだ?」

サトウ 「あんたも知っているでしょう!
あいつが!菜摘が真昼を殺そうとしてたから!
私が真昼を守らないといけなかった!
真昼の才能はあんな奴に邪魔されちゃいけないんだ!」

日向 「だからって[ピーーー]のは…!」

サトウ 「私が殺そうとしていなかったから
真昼があいつに殺されていた!わかるでしょう!?
いつも自分の組を背に脅迫してきて!
あんななにも取り柄がない子は氏んで正解
だったんだよ!」

日向 「それは違うぞ!」ロンパァ

日向 「あいつは必氏だった!
超高校級の極道の兄に置いていかれないように
必氏だったんだ!
努力しようとしてたんだ!そりゃあいつの
やっていたことは悪い!だけどそれでお前が
あいつを頃していい道理にはならないだろう!」

サトウ 「じゃあ!私は!私はどうすればよかったのよ!
あのままじゃ真昼は…!」

日向 「おまえらは
確か中学生からの同期だったらしいな」

サトウ 「そうよ!それがなにか関係あるの!?
あの時からあいつは真昼にも兄にも劣等感を抱いて
真昼に嫌がらせをしていた!
それが高校に入って才能の差が見えたら
次は[ピーーー]ぞと脅迫してきた!」

日向 「お前はあいつと向き合おうとはしなかったのか?」

サトウ 「はぁ?」

日向 「なんで九頭龍(妹)がそこまで才能に
拘り劣等感を抱いていたのか聞こうとはしなかったのか?」

サトウ 「そんなの聞かなくても明白よ!
あんたもさっき言った通りあいつは兄との
才能の差に劣等感を抱いて…!それで…!」

日向 「誰も自分には着いてきてくれない
才能のある小泉さんにばかり人が寄ってくる
あいつは一人だったんだ!」

サトウ 「知るか!そんなこと!あいつが
あんなイカれた性格しているからだろ!誰も
寄ってこないに決まっているだろ!」

日向 「事件の後もお前はそうやって
なんでもわかった気になって九頭龍(妹)を
理解しようとはしなかった」


83: 2016/10/30(日) 22:01:16.87 ID:0XZVzmaT0
日向 『たとえあいつに才能がなくても
あいつは努力しようとしてたんだ!』

サトウ 『違う…!違う違う違う違う!
ウワァァァ!!』ダッダッダッ

サトウ 「それは…」

日向 「九頭龍(妹)はお前たちに酷いことをした
お前はあいつを殺そうとしたこれでイーブンだ、
あいつが目を覚ましたらちゃんと向き合うんだ」

サトウ 「…………
わかったわよ…でもあいつ助かるの?」

日向 「助かるさ、あいつも超高校級の妹なんだ
そんなにヤワじゃない」

84: 2016/10/30(日) 22:13:56.30 ID:0XZVzmaT0
~~話した内容を九頭龍君に言いましたとさ~~

九頭龍 「そんなことを妹が…!?」

九頭龍 「あいつ…!組を使って人を脅迫なんて
三流のやることじゃねぇか!」

九頭龍 「お前にも小泉にも本当に
申し訳ねぇ…!あいつはそれくらいやられても
しょうがのないことをしたんだ…」

サトウ 「…………」

九頭龍 「今日でお前を解放する
監禁していた詫びじゃねぇが幾らか金も出す」

極道C 「しかし頭!ダミーの氏体を
学園に渡して氏んだことにしてたんじゃ…
もう表舞台には…」

九頭龍 「そうか…まいったな…」

サトウ 「もう少しここにいていいですか?」

九頭龍 「あ?」

サトウ 「私は菜摘さんが苦手ですし
明確に殺意を持って殺そうとした…
でも日向と喋って思ったんです
ちゃんと菜摘と向き合えていたのかって
もう少し彼女を理解していれば
私と菜摘と真昼で団欒できていたんじゃ
ないかって…!だから私は菜摘が
起きたら謝りたいし謝ってほしい!
だからそれまで私はここにいさせて下さい」ドゲザァ

サトウ 「それにもし彼女が助からなかったら
私を頃して下さい」

九頭龍 「!?」

サトウ 「殺人犯のままじゃ真昼にも
目を合わせられない!元々貴方達の組に
殺される覚悟で犯行を起こしたんです!
だからその時は…!」

85: 2016/10/30(日) 22:23:09.13 ID:0XZVzmaT0
九頭龍 「馬鹿野郎!そんなこと…!」

サトウ 「貴方達が頃してくれない場合は
貴方達のやり方、切腹で詫びを入れます」

九頭龍 「(こいつ…!なんて覚悟だ…!
長年妹と一緒にいたせいか肝が据わってやがる…!)」

九頭龍 「おい先生!これで妹を助けなくても
先生は殺人の片棒を担ぐことになったんだ!
だから妹を助けやがれ!」

BJ 「そう言われましてもなぁ、神経の替えが
なければどうすることも」

九頭龍 「俺の!俺のを使ってくれ!」

ペコ 「坊ちゃん!?」

九頭龍 「俺とあいつは血が繋がってる!
こういうのは血族の方が良いとかよく
いうじゃねぇか!」

極道A 「そんな頭!頭はウチのトップ
なんですぜ!?」

九頭龍 「俺よりあいつの方がよっぽど
極道に向いてる、俺だと思ってあいつに
着いてやってくれ」

極道B 「そんな…!そうだ…!俺のを
使ってくだせぇ!俺の頭悪い脳みそで
良ければ!」

極道A 「抜け駆けはズルいぞ!俺やります!」

極道C 「いや私が…!」

ガヤガヤガヤガヤ

87: 2016/10/30(日) 22:35:04.12 ID:0XZVzmaT0
BJ 「盛り上がっている所申し訳ないが
神経というのは男女で微妙に違うくてね
男のは使えないんだ」

九頭龍 「そんな…!じゃあ…」

ペコ 「私がいきましょう、坊ちゃん」

九頭龍 「おいテメェ!ペコ!」

ペコ 「私は坊ちゃんの道具です
菜摘様の為に命を捧げれるなら本能です」

九頭龍 「馬鹿野郎!テメェは道具じゃねぇって
言っただろう!馬鹿なことをいうのはやめろ!」

ペコ 「しかしこのままでは…」

日向 「……………」

日向 「待ってください」

九頭龍 「あ?」

日向 「もしかすると先生の元に
ドナーで脳を提供してくれると言っていた
方がいたかもしれない
それに賭けてみるのは…」

BJ 「日向君、生憎だか今の所そのような提供は…

日向 「………」目配せサインパチパチ

BJ 「………確かに日向君の言う通りだ
提供があったかもしれない
一度確認してまた後日伝えに来よう」

九頭龍 「そうか悪りぃな
こっちも一応探しておくからよ」

BJ 「脅迫や拉致などは勘弁していただきたいね」

九頭龍 「ば、ばかやろう!そういうのじゃねぇよ!」

BJ 「ハハッそうかい、それではまた」スタスタ


88: 2016/10/30(日) 22:35:50.58 ID:0XZVzmaT0
ペコって菜摘様って呼んでいたんですね…
さっき見返して気付きました

89: 2016/10/30(日) 22:41:12.66 ID:0XZVzmaT0
~~車の中~~
ブロロロロ

BJ 「日向君も私の所にドナーの提供が
ないのは知っていただろう、何か策が
あってのことだと思うが何かね」

日向 「人の神経が使えないなら神経を作れば
いいんですよね?」

BJ 「君が忌村さんの薬のことを言っているなら
それは無理だ、彼女に聞いてみたが
流石に脳の神経を回復する薬はないらしい」

日向 「いや違います」

BJ 「?」

日向 「俺がカムクライズルになればいいんだ」

90: 2016/10/30(日) 22:44:15.67 ID:0XZVzmaT0
BJ 「……!君はまだそんなことを…!」

日向 「でも!これぐらいしか九頭龍を
助ける方法はないんです!」

BJ 「第一カムクライズルになって
どうするつもりだ!いくら全知全能だからと
いってもできないものはできないんだぞ!」

日向 「えぇ作戦は考えてあります作戦は………

91: 2016/10/30(日) 23:11:08.92 ID:0XZVzmaT0
~~翌日~~

九頭龍 「妹がなんとかなるってのはホントか!」

BJ 「ええ、もう心配しないで大丈夫ですぜ」

九頭龍 「そうか!それはありがてえ!
ところでお代はいくらだ?1000万か?
それとも1億か?」

BJ 「もう一声で10億でどうですかい?」

九頭龍 「ヘッ!さすがブラックジャック
先生だ!とことん持っていきやがるな!
妹が治ればそれくらい払ってやるさ!」

BJ 「それはありがたいですな、それじゃあ
私はこの辺で、日向君はどうする?」

日向 「俺はもう少しここで」

BJ 「そうかい」スタスタスタ

九頭龍 「……その、日向で合ってるんだよな」

日向 「ああ」

九頭龍 「昨日はテメェに色々助けられた…
テメェがいなかったらなにも知らずに
あのままサトウを頃しちまってたよ…」

日向 「………」

九頭龍 「それにお前があの時ドナーの話を
出してなかったらペコが氏んでただろう」

日向 「………」

九頭龍 「あいつは俺の道具なんじゃねぇのに!
なのにあいつは…!まだあんなことを…!」

日向 「………」

九頭龍 「おい、さっきから何黙ってんだ?
いくら俺が超高校の極道だからって
怖がることねぇだろ、悪くしねぇよ」

日向 「いや九頭龍ってさ」


日向 「辺古山さんのこと好きなの?」



92: 2016/10/30(日) 23:12:38.42 ID:0XZVzmaT0
九頭龍 「テメェ!!///何ふざけたこと
言ってんだ!頭カチ割るぞ!」

日向 「いやもうその反応が証拠なんだって」

九頭龍 「なっ!!?テメェさては超高校の探偵だな!?」

日向 「本物のそれに怒られるよ、というか認めるんだな」

九頭龍 「あ、テメェ!」スチャ

日向 「待て待て待てその短刀はしまおうな?な?」

九頭龍 「テメェ!絶対誰にも言うなよ!
その時はマジで殺っちまうからな!」

日向 「というかとっくにデキてるかと思ったよ」

九頭龍 「そんな訳ねぇだろ…
女との付き合い方なんかわからねぇし…
そんなことあいつは望んでないかもしれないし…」

日向 「いや、もう確実にベタ惚れだろあれ」

九頭龍 「なっ!?テメェ!根拠のねぇ
嘘ばっか言ってると指詰めるぞ!」

日向 「そうだなぁ…」

日向 「おぉい」手パンパン

極道A 「なんでしょうか日向様」ガラガラガラ

日向 「あんたの所の頭とその相方って
絶対デキてるよな?」

極道A 「え、そりゃあんなにラーブラブ
してるならデキてるでしょ」

九頭龍 「なっ!?///」

極道A 「え、頭まさかまだ付き合って
ないんですかい?辺古山様があんなに
頭にベタ惚れですのにかい?」

九頭龍 「ベタ惚れぇ…!!?」

極道A 「少なくともウチの組のものは
皆多分そう思ってますよ」

日向 「な?言った通りだろ?」

九頭龍 「なにぃぃぃぃ!!!!」

93: 2016/10/30(日) 23:27:55.73 ID:0XZVzmaT0
~~九頭龍 日向に恋の相談中~~

九頭龍 「どうすればいいんだ…日向…俺は……」

日向 「普通に気持ちを伝えたらいいんじゃないのか?」

九頭龍 「だけどあいつは自分のことを俺の
道具としか思っていねぇ!俺とあいつは平等なのに…!」

日向 「そうだなぁ
じゃあこういうのはどうだ?」

ゴニョゴニョ

九頭龍 「なっ!?テメェそんな外道な事を
よく思いつくな…!極道よりも極道してるぜ…」

日向 「(えぇ…)」

九頭龍 「まぁでも鬼の手も借りたいって
いうしな!その手でいってみるか!」

日向 「(猫だよ)」

九頭龍 「おーい、ペコ」手パンパン

ペコ 「お呼びでしょうか、坊ちゃん」天井からスタッ

日向 「(忍者かな?)」

九頭龍 「ペコ、俺はテメェに愛想が
尽きた、それだけだ、もう消えていいぞ」

ペコ 「そ、そんな…!坊っちゃん…!?」

九頭龍 「テメェのその愛想のない喋り方を
聞いてるとムカムカするんだよ、とっとと消えてくれ」

ペコ 「はい…わかりました…
今までお世話に…」シュンが

九頭龍 「…………(日向ァ!なんて野郎だあいつは…!
こんなにペコの悲しそうな顔を見たのは初めてだ…!
俺があいつの好物のおやつ食った時よりもだ…!
日向…さてはこいつ人の皮被った悪魔なんじゃ…!)」

九頭龍 「待て!ペコ!」

ペコ 「はい…なんでしょうか?」うるうる

九頭龍 「(あんな子犬のような目出来んのか!?こいつは!?
こんなの反則だろ!?
クソォ!!可愛すぎる!今すぐ抱きしめて
大丈夫だよと耳元で囁いてやりてぇ!でも
まだだ、まだ作戦は…!)」


94: 2016/10/30(日) 23:42:19.66 ID:0XZVzmaT0
九頭龍 「テメェのその他人行儀みたいな
喋り方は嫌いだが他の所は全部大好きだ」

日向 「(え、もうそれほとんど告白…)」

九頭龍 「その喋り方を治したら考えを改めてやるよ」

ペコ 「喋り方といってもどうすれば…」

九頭龍 「タメでいいんだよタメで」

ペコ 「いやしかし…」

九頭龍 「………」ツーン

ペコ 「坊っちゃん…」

九頭龍 「………」ツーン

ペコ 「………冬彦?」

九頭龍 「おう、なんだ?」

ペコ 「私は本当に坊っちゃんの隣にいていいんですか?
こんな私が…」

九頭龍 「何回も言ってるだろ、俺とお前は
平等なんだよ!お前が居たければ俺の横でも前でも
斜めでもどこにいてくれてもいいんだよ!」

九頭龍 「それにもう敬語になってんぞ」

ペコ 「申し訳ござ…いや、すまない…」

九頭龍 「まぁ敬語は癖があるからよ
治るまでそれでいいが俺の武器だ、駒
だとか次言ってみろ、次こそ本当に絶交だからな」

ペコ 「……はい、わかりました……」

九頭龍 「お前は俺の一番大切な人なんだ…
その大事な人を武器だとか人形だとか
いうのはやめてくれよな…」

ペコ 「………!坊っちゃん!」ダキッ

九頭龍 「おい!ペコ!離れろ!恥ずかしいだろ!
日向も見てんだろ!おい!」

ペコ 「私が坊っちゃんの道具でないなら
私は坊っちゃんの言うことを聞かないでいいはずです、
だからもう少しこういさせて下さい…」

九頭龍 「…………ああ、好きにしろよ」

日向 「(ラーブラブしてんなぁ…)」



95: 2016/10/30(日) 23:50:49.84 ID:0XZVzmaT0
~~イチャつき終わりました~~

九頭龍 「その日向、なんかホントに色々
ありがとうな」

日向 「(イチャイチャ)ご馳走様でした」

九頭龍 「…………まぁいい、日向、
お前もう少し時間あるか?」

日向 「ああ、あるけどどうした?」

九頭龍 「お前と兄弟の杯を交わしたてな
ホレ」

日向 「いや…俺お酒は…」

九頭龍 「なーにガキくせぇこと言ってたんだ!
呑めよ!呑まねぇと…」スチャ

日向 「ヘイ…」グビグビグビ

九頭龍 「兄弟の杯ってのは血は繋がってなくても
心は繋がってるってことだ俺とお前は兄弟だ」

日向 「超高校の極道と兄弟か、頼もしいな」

九頭龍 「困ったことがあれば俺に何か言え
総力を掛けてたすけてやるよ」

日向 「…………そうか、ありがとうな」

九頭龍 「ん?どうしたんだ?」

日向 「いやなんでも、そうなると
妹には俺のことなんて呼ばすんだ?お兄さんか?」

九頭龍 「いや、創お兄様とかの方が
面白いかもしれねぇぜ」

日向 九頭龍 「「ハハハハハハハハ」」

96: 2016/10/30(日) 23:57:26.55 ID:0XZVzmaT0
~~帰り道~~

日向 (ブラックジャック先生と
出会ってから色々な人と会って
色々な人に感謝された)

日向 (色々な人を助けて
日向 創が皆から認められたんだ…)

日向 (でも…)

九頭龍妹 『超高校級の妹にならないと
お兄ちゃんの隣には居られないの!
私は超高校の妹にならないといけないんだ!』

日向 「もう一人助けないとな」

~~四章的なのもう少し続くんじゃよ~~

98: 2016/10/31(月) 00:07:55.48 ID:MbozYIa40
~~三日後~~

お偉いさんA 「それでは本当に手術を行って
くださるのですか!?」

BJ 「ああ、本人が承諾したんだ
私に止める義理はないさ」

お偉いさんB 「そうですか!それでは早速!」

~~手術式的な所~~

お偉いさんC 「ええ~手術は非常に
多忙を極めます、なのでフェイズを
9つに分けて一週間単位で…」

BJ 「そんなに分けなくてもいい
今日で終わらせるさ」

お偉いさんD 「一気に今日で終わらせる!?
無茶だ!」

BJ 「逆に日を置くと前にどこをどうしたとか
忘れるかもしれないんでね、今日終わらせたいんだ」

お偉いさんD 「先生がそういうなら…」

BJ 「あと少し席を外してくれないか?
最後に患者と話がしたい」

お偉いさんA 「ええ、わかりました
では五分だけ」スタスタスタ

99: 2016/10/31(月) 00:12:14.43 ID:MbozYIa40
日向 「………」

BJ 「日向君…本当にこれでいいのかい…?」

日向 「九頭龍を助けるにはこれしかないんですやりますよ」

BJ 「しかしこれは…私でさえどうなるか
わからないぞ…」

日向 「大丈夫ですよ、可能性はあります
希望がある限り前に進むんだ」

BJ 「そうかい、それじゃあ麻酔を
打つよ、次に会う時もそう言ってくれてる
と嬉しいよ」

日向 「はい…かなら…ず…おれは…おれで…」

BJ 「日向君…」

100: 2016/10/31(月) 00:22:58.03 ID:MbozYIa40
~~手術中~~
お偉いさんモニターで視聴中

お偉いさんA 「凄い…!どうなっているんだ
彼の腕は…!?」

お偉いさんB 「まるで神業だ…」

お偉いさんC 「しかしこれでカムクライズルが…!」

~~22時間後~~

BJ 「フゥー」

お偉いさんE 「先生!手術は…!」

BJ 「成功だ、明日にはお前さん方の
大好きなカムクライズルが目を覚ますだろう」

お偉いさん方 「「「ヤッターー!」」」

お偉いさんD 「先生!本当にありがとうございました!
先生にはなんとお礼を言えば良いのやら!」

BJ 「私は金さえ貰えればそれでいいんだ
まぁこんな多忙な手術二度と御免だがね」

お偉いさんC 「はいそれは支払いますとも!しかし…」

BJ 「しかし?」

お偉いさんC 「本当に手術が成功したか
三日間テストします、それでテストの
規定値を超えなければ失敗ということで…」

BJ 「ああ、それで構わないよ、それじゃあ」
スタスタスタ



~~???~~

日向?「………………」

日向? 「ツマラナイ…」


101: 2016/10/31(月) 00:31:41.59 ID:MbozYIa40
~~二日後~~

九頭龍 「いらっしゃい先生、今日で
妹を治してくれるのか?」

BJ 「ああ、今日で治るさ」

九頭龍 「そうかいそうかい!
ところで日向の奴はどこだ?
見当たらねぇぞ?」

BJ 「彼は少し用事があってね
今日は別の助手に来てもらったよ」

ピノコ 「あたちピノコ!ちぇんちぇーの
おくちゃんなのよさ!」

九頭龍 「こんなチビが助手?
大丈夫なんだろうなぁ?先生?」

ピノコ 「チビじゃないのよさ!ピノコは
じゅうはっちゃいなのよ!
ていうかあなたもチビじゃない!」

九頭龍 「なんだと!テメェ!」

BJ 「やれやれ…」

~~手術室~~

BJ 「…………」

BJ 「九頭龍 菜摘さん、あんたは日向君の
おかげで目を覚ますんだ、起きたら
日向君に礼を言っておきな」

BJ 「手術を始める、ピノコ、準備はいいな?」

ピノコ 「あらもんちゅー!大丈夫なのよさ!」

102: 2016/10/31(月) 00:35:30.59 ID:MbozYIa40
同時期

~~実験室的なの~~

お偉いさんA 「凄い!規定値を遥かに超えている!
実験成功だ…!」

カムクライズル 「ツマラナイ…こんなことをしなくても
僕が超高校級の才能を持っていることくらい
わかるでしょう…」

お偉いさんB 「本当に君の才能は素晴らしいよ!
次は幸運のテストだ!リボルバーに5発玉を
詰め込んで…」

カムクライズル 「…………、ツマラナイ……」

103: 2016/10/31(月) 00:47:14.04 ID:MbozYIa40
~~さらに三日後~~

ピノコ 「ねぇーちぇんちぇーはじめちゃんは
どこにいっちゃったの?まだバイバイするのには
早いなのよさ…」

BJ 「さぁな」

プルルルルルル

BJ 「はいもしもし、はい、はい、そうかい、
よかったな、はい、それじゃあ」ガチャ

ピノコ 「はじめちゃんから?」

BJ 「九頭龍組からさ、妹さんの体調が
日に日に良くなってるらしくてね
後遺症もないらしい、あと昨日小泉さんとサトウさんを
招いて妹さんと三人で話したそうだ
一悶着あったらしいがなんとかなったとさ」

BJ 「サトウさんに関しては言えば九頭龍君に
肝が据わってるのを買われて九頭龍組に入ったらしい
昨日妹さんを検査しに九頭龍組に行ったら
早速姉貴と周りから慕われていたよ」

ピノコ 「いっけんらくちゃくってことなのよさ!」

BJ 「まぁ、一点を除いてはね」

104: 2016/10/31(月) 01:00:20.29 ID:MbozYIa40
※カムクライズルは髪が伸びてるverと思って
下さい え?短時間で手術したのにどうして
髪が伸びたって?こまけぇこたぁいいんだよ!

~~七海と日向君が良くいた所~~

カムクラ 「……………」スタスタスタ

七海 「………あ」

七海 「ねぇ!日向君!日向君でしょ?」

カムクラ 「……?あなたは……誰ですか?」

七海 「一ヶ月振りに会って第一声がそれ?
寒いよ日向君…」

カムクラ 「日向…日向 創は僕の元々の記憶
ですが今は完全に消えてしまって…」

七海 「髪まで伸ばしてボケを考えてきた
つもりかもしれないけど私にはあんまりだったかなぁ
そんなことよりゲームしよ!ゲーム!」

カムクラ 「ゲーム…ですか…?」

七海 「もうまだそのキャラでいくつもり
日向君?まぁ渾身のボケだろうから
付き合ってあげるけど…」

~~一時間後~~

七海 「そんな…私がゲームで全敗…?」

カムクラ 「ツマラナイ…」

七海 「…………………」

カムクラ 「これで僕の方がゲームが強いということが
わかったでしょう…それでは…」

七海 「ねぇ日向君!どうやってそんなに
強くなったの!?教えてよ!」目キラキラキラ

カムクラ 「………」

105: 2016/10/31(月) 01:06:38.31 ID:MbozYIa40
~~何分後か~~

カムクラ 「それでここをこうやって…
これをこうですね…」

七海 「成る程…それは流石に分からなかったなぁ
こんなの相当やり込まないと見つけられないよ」

カムクラ 「こんなの一瞬でわかるでしょう…」

七海 「えぇ!?どうやって!?」

~~また何分後か~~

七海 「今日はありがとうね!日向君!
今日は私のゲーマー人生で一番の収穫が
あったよ!」ふんす

カムクラ 「そうですか…」

七海 「まぁ日向君はもっと楽しそうに
ゲームしてる方がいいけどね
じゃあまたね、日向君」手フリフリ

カムクラ 「ええ、それじゃあ」手フリフリ



カムクラ 「ツマラナイ…」

106: 2016/10/31(月) 01:20:11.15 ID:MbozYIa40
二日後

~~希望ヶ峰学園~~

ピノコ 「はえーでっかいたてものなのよさー」

お偉いさんA 「これはこれはブラックジャック先生!
よく来てくださいました!!」

BJ 「ああ、金を受け取りにきた」

お偉いさんB 「先生のおかげで実験は成功です!」

BJ 「フフッそうかい」

お偉いさんC 「よければ先生!カムクライズルに
一度会っては見ませんか?まぁ会っていた記憶は
消えているでしょうが」

BJ 「そうかい、じゃあ会ってみようか」

ピノコ 「ちぇんちぇー、かむくらいじゅるってだぁれ?」

BJ 「お前の良く知っている人物さ」

ピノコ 「?」

~~カムクライズルの居る所~~

カムクラ 「…………」

お偉いさんA 「おーい、カムクライズル!
お客さんだ!」

カムクラ 「…………………」スタッ

カムクラ 「………………」スタスタスタ

カムクラ 「……………」ブラックジャック達の前へ

BJ 「久しぶりだな」

ピノコ 「え?だれなの?このひと?」



カムクラ 「おいおい、ピノコちゃん
一週間会わないだけで忘れるなんて酷いなぁ」

107: 2016/10/31(月) 01:35:45.70 ID:MbozYIa40
お偉いさんB 「なっ!?どうして記憶を!?
記憶は完全に消したんじゃ…!!」

日向 「先生もお久しぶりです。この長い髪が
邪魔で…切ってもらえます?」

BJ 「フフッ、どうなってもいいなら
切ってやろうか?」

日向 「えー勘弁して下さいよー!先生ー!」

ピノコ 「なんだ!はじめちゃんかぁ!
じゃあおうちへ帰るのよさ!」

日向 「そうだな!そういえば
安藤さんのお菓子残ってる?」スタスタ

お偉いさんC 「おい待てぇ!」

BJ 「なんですかい?金はもらって
カムクライズルにも会って用は何も
ないんで帰らしていただきたいんだが…」

お偉いさんD 「日向 創としての記憶が
戻ってるじゃないか!これはどういうことだ!」

お偉いさんE 「そうだ!これでは上手く才能を
扱えないじゃないか!」

日向 「あの悪いんだけど、貰った才能
多分全部消えたぞ?俺の身体だから俺が一番わかる」

お偉いさん方 「「「な、なんだとぉぉぉぉ!!??」」」

お偉いさんC 「先生!これはどういう!」

BJ 「さぁ?お前さん方が作った
カムクライズルは一週間限定だったんじゃないのか?」

お偉いさんB 「ふざけるな!
手術は失敗だ!金は返してもらおう!」

BJ 「お前さん方との約束は三日間テストをして
それの規定値が越えていれば手術成功だったはずだ
今カムクライズルが消えたからっていって
金を返す義理はないな」

お偉いさんD 「それではもう一度手術を…!」

BJ 「カムクライズルを作るのに使った道具や器具を
揃えるのが困難なのはお前さん方が
一番良く知ってるだろう、それに言っただろう
もう二度とあんな多忙な手術はしたくないと」


108: 2016/10/31(月) 02:01:22.51 ID:MbozYIa40
undefined

109: 2016/10/31(月) 02:02:57.58 ID:MbozYIa40
undefined

110: 2016/10/31(月) 02:05:38.75 ID:MbozYIa40
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112: 2016/10/31(月) 02:06:37.97 ID:MbozYIa40
お偉いさんB 「そ、そんなぁ」ガクッ

BJ 「まぁ安心しなよ、もう直ぐ
カムクライズルなんかよりも優秀な生徒が
この学園に入るんだからな」スタスタスタ

お偉いさん方 「?」

~~車の中~~

日向 「それで先生…九頭龍は…」

BJ 「ああ、見事手術は成功さ
君のおかげでな」

~~さかのぼーる~~

日向 『俺がカムクライズルの手術を受ける時
確か人工の神経があったと思います
それを九頭龍に…!』

BJ 『……!なるほど!確かにあの神経なら…!
しかしあの神経はカムクライズル用に
作られたものだろう…作れと言って
作れるものじゃない…』

日向 『だからそれを先生はくすねて下さい』

BJ 『………!そんなことをすれば直ぐに
バレる!』

日向 『くすねると言っても九頭龍に
使う分だけを、残りでカムクライズルの
手術を行ってください、そうすれば
結果だけ見るお偉い方は気づかないでしょう』

BJ 『そんな不完全な状態で手術なんて
してみろ!どうなるか私にもわからんぞ…!』

日向 『でも…!これしか方法がないんです!
九頭龍が助かるにはあの人工神経を使うしかないんです!』

BJ 『だからといって君が犠牲になる必要は
ない!』

日向 『普通神経なんて渡すとなると
氏ぬんです。俺のはまだ可能性が…希望がある!
俺を…!俺を信じて下さい!』

BJ 『……………』

~~カムクラ手術の時~~

BJ 『あと少し席を外してくれないか?
患者と話がしたい』

お偉いさんA 『ええ、わかりました
それでは五分だけ』スタスタスタ

BJ 『(行ったな)』

スッスッスッ 人工神経をBJの鞄に

日向 『………』

BJ 『日向君…本当にこれでいいのかい…』

日向 『九頭龍を助けるにはこれしかないんですやりますよ……

113: 2016/10/31(月) 02:08:29.07 ID:MbozYIa40
お偉いさんB 「そ、そんなぁ」ガクッ

BJ 「まぁ安心しなよ、もう直ぐ
カムクライズルなんかよりも優秀な生徒が
この学園に入るんだからな」スタスタスタ

お偉いさん方 「?」

~~今に戻る~~

BJ 「本当にあの時は何を言い出すかと
思ったがまさかこういう結果になるとはね
人工神経に送る情報が人工神経が通常よりも
少ない分すぐにカムクライズルが
解けたんだろう」

日向 「まぁ三日間は持ってくれてホント
よかったですよ、ロシアンルーレットとかも
やられされたんですよ」

BJ 「それはご苦労なこった」

日向 「笑い事じゃないですよ!」

BJ 「そうだ日向君」

日向 「?」

BJ 「一週間でも全知全能になった気分は
どうだった?」

日向 「うーん」



日向 「思ったよりつまらなかったですかね」



~~第四章的なの終わり~~


114: 2016/10/31(月) 02:10:17.43 ID:MbozYIa40
113
初めの3行は間違えました気にしないで下さい

書き込もうとしたらundefinedと表示され焦りましたが
なんとかなりました

116: 2016/10/31(月) 02:39:23.47 ID:MbozYIa40
~~第五章的なの~~

霧切 仁 「だから前の君の妹さんの件のように
この学園の推薦制はかなり厳しいんだ
何回言っても君の妹は…
…妹?君の妹さんは氏んだんじゃ…」

九頭龍 「俺の妹は生きてんだよぉ!
あと今回推薦するのは妹じゃねぇ!こいつだ!」書類バン!

霧切 仁 「日向…創?予備学科の生徒じゃ
ないか、九頭龍君、予備学科の生徒に情が
湧いたからといって私情で推薦してはいけない」

霧切 仁 「前にも言った通りこの学園の推薦は
超高校級の才能を持った人間10人にその才能が
認められることだ、容易でないくらい君にも分かるはずだ」

九頭龍 「ヘッ、そんなのは覚えているんだよ!ほらよ!」
ビデオテープバン!

117: 2016/10/31(月) 02:57:58.03 ID:MbozYIa40
左右田 『日向?あぁ!あいつは良い奴だぜ!
俺の人生を変えてくれたからよぉ!なんと
今度ソニアとデートへ行くんだぜ!田中も同伴だけどよ!』

七海 『日向君は…とっても凄い才能を持ってると
思うよ?多分…いや絶対…?
一緒にいると楽しいし相談は聞いてくるし
なによりもゲームが日向君のおかげで強くなったよ!』ふんす

流流歌 『日向君は良い子だよぉー!
流流歌の話を一生懸命聞いてくれるし
日向君から貰ったアドバイスを実行すると
いつもよいちゃんに喜んでもらえるんだぁー!』

十六夜『日向か…あいつは良いことを言う…』

忌村 『日向君はね…私にどんな薬を作れば
お客さんに喜ばれるとか
どうすれば流流歌ちゃんともっと仲良くなれるか
一生懸命考えてくれるんだ
この前は日向君のおかげで流流歌ちゃんと
クッキー作ったよ!』

逆蔵 『日向か…あいつのおかげで俺は
生まれ変われたんだ、充分本科を跨ぐ
資格はあると思うぜ、あと日向に伝えといてくれ
三人で上手くいってるってな』

雪染 『日向君?うんうん!彼は良い子だよぉ!
逆蔵君の悩みも解決したらしいし私も
よく彼に京介についてアドバイスもらってるしね!
カモン!本科へ!』

ペコ 『日向か…日向のおかげで私も坊ちゃんも
以前よりずっと親交を深めることができた…
ここで礼を言わせてもらおう、また今度
坊ちゃんがどういうことをすれば喜んでくれるのか
教えて欲しいのだが…』




118: 2016/10/31(月) 03:15:40.72 ID:MbozYIa40
九頭龍 「後当然俺もだ!あいつとは
兄弟の杯を交わしたくらいだ
あいつはこの学園でも充分通用するのを保証する」

霧切 仁 「………確かに彼はこれだけの
超高校級の才能を持った者に認められているが
君を入れてもまだ9人だ、ルールはルールだ
惜しかったがまた別の機会に…」

九頭龍 「ヘッ!テープはまだ一つ残ってんだ!
それを見てからだ」

霧切 仁 「………!この人は……!」

BJ 『私は人を治すことに関しては
世界一の技術を持っていると自負しているが
心は治せない、日向君は人の心を
癒す才能がある、私なんかよりも素晴らしい
才能の持ち主だ、私は高校生ではないが
そこんところはサービスしてもらいたいですな学園長?』

霧切 仁 「どんな怪我や病をも治すと
言われているブラックジャックじゃないか…!
君……!彼と知り合いなのかね…!?」

九頭龍 「妹を治したのはブラックジャック先生だよ、そして日向はそのブラックジャック先生の助手なんだよ」

霧切 仁 「……………!わかった……
彼の本科への移動を許可しよう」

九頭龍 「本当かい!やったぜ!」

霧切 仁 「クラスは君と同じ77期生って
ことでいいかい?」

九頭龍 「あぁその方が有り難い」

霧切 仁 「それに彼の才能は少し抽象的だから
名前はなんとするか…ええと」

九頭龍 「それに関してはもう決めてあるぜ」



九頭龍 「あいつの才能は超高校級の相談窓口だ」

126: 2016/10/31(月) 14:11:49.78 ID:6xzxX5zvO
~~77期生のクラス~~

雪染 「知っている人もいると思うけど
自己紹介してもらうよ!どうぞ!」

日向 「超高校級の相談窓口の日向 創だ
これからよろしく頼む」ペコ



九頭龍 「よう!どうだ?俺のネーミングセンスはよぉ!」

日向 「もっと良い名前があっただろう!
超高校級のカウンセラーとか!」

九頭龍 「ヘッ、決まったもんは
変えられねぇよ」

日向 「それで妹はどうなったんだ?」

九頭龍 「あいつなら『よく考えたら超高校級の妹に
なったとしてもそれって結局お兄ちゃんの力を
借りてることになるじゃん!そんなのダメ!
私は私の才能を見つけるんだ!』
とか言って日本を出ていったよ」

日向 「本当に何をしでかすかわからないな…」

九頭龍 「返す言葉がねぇよ…まぁ妹のことは気にすんな
あいつはどっかで朽ち果てるほどやわじゃねぇよ」

日向 「そうだな、改めてよろしくな九頭龍」

九頭龍 「ああ、よろしくな」握手 ガシッ


左右田 「よう久しぶりだな!日向!」

日向 「左右田じゃないか!それで…
上手くいっているのか?」

左右田 「ああ!絶好調よ!前のデートの時は
じゃんけんに負けて俺は観覧車に
乗れなかったけどよ!」

日向 「(まだじゃんけんで決めてるだけ
不遇ではないか…)」



七海 「日向君、おめでとう…なのかな?
おめでとう」

日向 「ああ、ありがとう七海」

七海 「これで授業中もゲーム仕放題だね!」

日向 「いや授業中はダメだろ」


ペコ 「日向」

日向 「よう辺古山」

ペコ 「お前が本科に移動できたこと
心から歓迎してするぞ」

日向 「ああ、ありがとうな」

ペコ 「それでだ日向、坊ちゃんがバニーガールが
お好きだというのは本当か…!?」

日向 「ああ、あいつ前酔った勢いで
『ペコがバニーでもなってみろ!
俺は月まで吹っ飛んで月で餅つくだろうよ!』
とか言ってたし」

九頭龍 「おいテメェ!何言ってんだぁ!」






128: 2016/10/31(月) 14:16:47.73 ID:6xzxX5zvO
御手洗 「僕は超高校級のアニメーター
よろしくね、日向君」

日向 「ああ、よろしく
アニメーターってやっぱお前くらい
栄養貯めてないといけないくらいハード
なのか?」

御手洗 「ああ、最後に信用できるのは
肉だけだ」キリッ

日向 「(なんか一瞬キャラ変わった?)」


花村 「やぁ!これまた美味しそうな男の子♂が
入ってきたねぇ!」

日向 「そっちの人?」

花村 「いや僕は男も女の子もイケるだけだよ!
日向君は僕の好みだからね!痛くしないよ!」

日向 「御免被る、というか花村は
超高校級の料理人らしいけど俺はこの頃
超高校級のお菓子職人のお菓子ばっか
食べてるからかなり舌は肥えてるぞ?」

花村 「フフフーン、確かに
安藤先輩のお菓子はそれはもう
トレビアーンだけど!世の中何事も
メインディッシュが大事だからね!
今度ご馳走してあげるよ!僕がいないと
生きていけない体にしてあげるさ!」

日向 「あ、ああ…(ケツだけは締めておこう)」



澪田 「このクラスに入ってもう
溶け込んでるなんてもしかして創ちゃんは
超高校級のハーレマーなんじゃ…!?」

日向 「いや、ハーレマーってなんだよ」

澪田 「まさかこうやって話している時も
創ちゃんから出てるハーレムフェロモンで
唯吹も堕とされているんじゃ…!?」

日向 「ないない」

澪田 「もうーノリ悪いっすねー
そんなんじゃ唯吹の特訓にはついてこれないっスよ!」

日向 「俺の許可なしに特訓が始まるのか…!?」

澪田 「ハイっス!唯吹の強化合宿で
創ちゃんは世界一のメタラーになるんスよ!」

日向 「おい!そこはせめてハーレムを
絡めてボケろよ!」


九頭龍 「あいつ超高校級のツッコミでも
やっていけるんじゃねぇのか」


129: 2016/10/31(月) 14:22:38.15 ID:6xzxX5zvO
小泉 「ねぇ…ええと日向でいいんだよね?」

日向 「ああ、タメで構わないさ」

小泉 「その…あの娘を助けてくれて
ありがとうね…貴方がいなかったら
今頃…」

日向 「いや俺は何もしていないさ
最終的に物事を解決したのはサトウと
九頭龍(妹)と小泉さ、それよりも変に
気とか使わないでくれよ?そっちの方が傷付く」

小泉 「…………!………わかった、日向!
あんたもここの男子みたいに馬鹿なことしたら
私が許さないからね!」

日向 「ああ、よろしくな」



西園寺 「なぁに?日向おにぃは小泉おねぇが
狙いなのぉ?あんたみたいに人の話聞くこと
ぐらいしかできない奴が小泉おねぇと
釣り合うわけないじゃん!」

日向 「…………」

西園寺 「何よ…黙って…
まさかあんた私狙い?口リコンなんて
日向おにぃキモいよぉ!」

日向 「いや俺の先輩(ピノコ)の面影を
感じてな…」

西園寺 「え…!私が先輩…!?
(先輩みたいなんて初めて言われた…!)」

西園寺 「ま、まぁパシリくらいには
使ってやるから感謝しなさい!」

小泉 「(めっちゃ嬉しそう…)」

130: 2016/10/31(月) 14:25:11.00 ID:6xzxX5zvO

ソニア 「貴方が日向さんですね!
左右田さんからは話を聞いています!
なんでも左右田さんのソウルフレンドとか!」

日向 「(あいつの中の俺はそんなにデカイ存在なのか…)」

ソニア 「貴方のおかげで左右田さんの
他人行儀みたいな態度が治りました!
ありがとうございました」ペコォ

日向 「(やっぱり嫌だったのか)」

日向 「ところでソニアは田中と左右田
どっちの方に傾いているんだ?」こそこそ

ソニア 「フフフ、日向さん、そういうのは
女子に聞いてはまいっちんぐですよ!」




田中 「貴様が煉獄からの堕天使か…
ここはお前が思っている以上に魔翌力の偏りが
激しい…ここが貴様の墓場にならないよう
気をつけるんだな…」

日向 「おい」

田中 「どうした…?俺様のただならぬ気に
押されて怖じ気付いたか?」

日向 「俺の恩師が教えてくれたことだが…
人と話す時は相手に分かりやすく言葉で伝えろ!
そんな意味わかんねぇ言葉を
一々解釈してたら日が暮れちまうだろぉ!」

田中 「なっ…!貴様…さては異世界からの
訪問者か…!?」

日向 「それだよそれ!」

ガヤガヤガヤガヤ

左右田 「俺田中の喋り方にあんなに真正面からつっこんでる奴初めて見たぜ…」

小泉 「暗黙の了解だったからね
日向って凄いんだね…」


131: 2016/10/31(月) 16:55:10.34 ID:MbozYIa40
罪木 「その…私は…そのゲロ豚ですが…
よろしく…」

日向 「人と話す時はハキハキと喋らないと
ダメだろ!そんなのじゃ相手に言いたいことは
伝わらないぞ!」

罪木 「ふぇっ!?ご…ごめんなさい…!
こんなゲロ豚と喋るのなんて嫌ですよね…」

日向 「それは違うぞ!
俺はもっとお前のことが知りたいんだ!
だからもっとちゃんと話してほしいんだ!」

罪木 「ふぇっ!?///は…はい!///」


澪田 「やっぱり創ちゃんからは
ハーレムフェロモンが出ているんじゃ…」

左右田 「否定できねぇ…」


日向 「ふぅー、一通りは皆と話したな、ん?
この席は?」

小泉「そこは体育館爆発させて停学中の
狛枝の席だよ」

左右田 「超高校級の幸運で悪い奴じゃ
ねぇんだけどいつも希望希望って
うるさくてよ、多分今頃>>125みたいな
ことでも言ってるだろうよ」

日向 「そうなのか」



日向 「ここからまた新しいことが始まる…!
俺も頑張らないとな!」

七海 「誰に言ってるの?日向君?」

日向 「えぇ!?声に出てた!?」

~~第五章的なの 続く~~








132: 2016/10/31(月) 17:03:23.66 ID:MbozYIa40
終里と弐大が抜けていました…すいません



弐大 「お主は超高校級の相談窓口だそうじゃのう?」

日向 「ああ」

弐大 「超高校級のマネージャーとして
選手のメンタルケアは大事じゃなことじゃ」

弐大 「だから日向、時間がある時でいい、
主の力をワシに貸してくれんか?」

日向 「俺はその為にここへ来たんだ
役に立てるなら、幾らでも手伝うよ」

弐大「そうか!じゃあ今ワシが見てる
500人あまりの選手をだな…!」

日向 「…………」


終里 「よう!オメェの才能は俺の腹を
膨らましてくれるのか!?」

日向 「腹は満たされないかもしれないが
心は満たされるかもしれないぜ?」ドヤッ

終里 「…………」

日向 「…………」

終里 「それって腹は膨れんのか?」

日向 「今言ったことは忘れてくれ…
恥ずかしい…」

終里 「?」

133: 2016/10/31(月) 17:07:45.80 ID:MbozYIa40
少し息抜きとして
誰と誰の絡みを見たいかリクエストを募集します
78期生も入学していることにするのでリクエスト
してもらって大丈夫です。
よければお付き合い下さいorz

139: 2016/10/31(月) 19:14:18.64 ID:MbozYIa40
~~サカノボール~~

雪染 「はー」ため息

日向 「(俺今休学中なのに希望ヶ峰学園に来るの
多くなってないか?まぁいい、さっさと用事を
終わらしておいちいお菓子を…」スタスタ

雪染 「はーーーーーー」ため息

日向 スタスタスタ

雪染 「ちょっと待ちなさいよ!いかにも構ってよオーラ
出してるじゃない!」

日向 「いや、雪染先生って悩みなんてなさそうな
人だから相当面倒くさいことでも考えてるだろうなと…」

雪染 「ねぇ日向君?人間の骨って粉々にしても
再生するって知ってる?」ゴゴゴゴゴゴゴ

日向 (オワタ)

~~何時間後~~

日向 「え?居場所がない?」ボロボロ

雪染 「そうよ!予備学科では白い目で見られて
仲間外れにはされるし!逆蔵君は私よりも京助と
イチャイチャしてるし!」

雪染 「体育館爆破させたのは狛枝君で教師の私が
責任取るのは当たり前だし、逆蔵君の悩み聞いて
背中押したのも私だけど私不遇すぎじゃない!?」

日向 (確かに…)

雪染 「予備学科の子ってなんであんなに人の心の
デリケートな所にクリティカルに攻撃してくるの!?
あの子達超高校級のハートブレイカーでもやって
いけるわよ…!」

日向 「なんて言われたんですか…」

予備学科生A 『えww先生胸武器にしてたのに
自分より胸デカい人に好きな人取られたんですかww』

予備学科生B 『胸を武器に敗けた奴の末路は
何も残らない!なぜなら胸しか取り柄がないからなww』

予備学科生C 『いや胸は残るだろww』

予備学科生D 『垂れてくるけどなww』


140: 2016/10/31(月) 19:30:51.87 ID:MbozYIa40
日向 (エグい…)

雪染 「それにこの頃京助とさらに仲が深まった
逆蔵君は私になんて言ったと思う!?ねぇ!
なんて言ったと思う!?」

日向 「えぇと、お前には負けねぇぞ、とか?」

雪染 「違うわよ!」

逆蔵 『おい雪染、宗方の腹筋って意外に
硬いんだぜ?』

雪染 「そんなの知らないわよぉぉ!!ちょっと
控えめに教えてくるのがムカッとする!そこは
もっと威張りちらして言いなさいよぉ!
そんな対応されたら今喚き散らかしている
私が子供見たいじゃない!ウワァァァン!!!」

日向 (ごもっともです)

日向 「先生…まぁ落ちついて…」

雪染 「落ちついていられる訳じゃない!
私一人ぼっちじゃない!どうすれば
いいのよ!ねぇ日向君!!」

日向 (予備学科の生徒は本科を嫌ってるし
逆蔵さんが宗方さんと本気で向き合った分
雪染先生より今は勝ち越しているんだろう…
うーん、どうするべきか)

BJ 『人間一番好きなのは利益さ
自分に得があるとわかると人はコロッと変わるさ』

ピノコ 『ピノコのれんあいけいけんから
いうと男は女の涙に弱いのよさ!』

日向 (よし、これでいこう)

日向 「先生、俺に良い手がある」







141: 2016/10/31(月) 20:04:09.36 ID:MbozYIa40
~~何日か後~~

雪染 「ハーイみんなー今日は先生から
お話がありまーす!」

予備学科生A 「なんだよまた失恋話か?」

予備学科生B 「おいwwやめろよww
まえフルボッコにして半泣きにさせただろww」

雪染 「みんな宗方京助君のことは知ってるかな?」

予備学科生C 「ああww彼氏だろww」

予備学科生D 「違う違うww元彼だよww」

雪染 「京介は今海外の方にも
希望ヶ峰学園を作ろうとしてるの」

予備学科生E 「それで海外の超高校級の才能を
持った人もスカウトできるってことでしょ?
私達には関係ないじゃん」

予備学科生F 「前の仕返しに嫌味ですかぁ?
これだから本科の人間は」

ガヤガヤガヤガヤ

雪染 「ちょっと皆待って!
本題はここからなの!京介は
海外に希望ヶ峰学園を作ろうとしているけど
上層部には協力してもらえてなくて
全然人手が足りていないの」

雪染 「そこの生徒達に指導や
海外支部の運営などの仕事をここの生徒から
推薦しようと思うの」

予備学科A 「………は?そんなの本科の方が
適任だろ?俺たちみたいな落ちこぼれなんて…」

雪染 「違う!京助が作ろうとしてるのは
超高校級の才能を生み出す学園!
確かに貴方達には突発した才能はないかも
しれないけどオールマイティに勉強し
努力してきた人材が京介の夢には必要なの!」

予備学科生徒達 「……………」

雪染 「京助はあなた達を本科のおまけ
なんて思っていない!劣っているとは思っていない!
むしろ貴方達の力が必要なの!」

雪染 「京助は言ってた定員制限はない
お前が推薦した者を採用すると」

雪染 「だからあなた達も腐らないで希望を見て…!」




142: 2016/10/31(月) 20:22:08.94 ID:MbozYIa40
それからの予備学科生の学習意欲は凄まじく
雪染に対しての態度も改め
積極的に彼女を頼りそしてそれに彼女は答え
予備学科の生徒はバンバンと推薦枠を貰い
本科のお偉いさんは自分達が海外支部に
抜かれるんじゃないのかと危惧していたり
宗方 京助に関しては「え?こんなに沢山優秀な
人材予備学科にいたの?え?マジで?」と
今まで見たことのないような反応を見せ
この功績が認められ雪染ちさは
本科及び予備学科の特別教師として認められ
本科と予備学科を自由に行き来でき
どちらの生徒からも慕われたとさ

チャンチャン

143: 2016/10/31(月) 20:33:44.49 ID:MbozYIa40
宗方 「凄いなちさ、お前のお陰で俺の夢が予定より
早く叶いそうだ、ありがとう」

雪染 「ううん、貴方の夢は私の夢、私が頑張るのは
当たり前じゃない、でも……」

宗方 「?」

雪染 「この頃逆蔵君ばかりに優しくして
私寂しいかな…」ウルウル

宗方 「……………!」

宗方 (待て!待て待て待て待て!なんだこれは…!?
可愛すぎる…!?いつも強気なちさがこんな
切ない目をするなんて…!!?ダメだ…!
あの目を見ていると罪悪感で自分で自分を殺めて
しまいそうだ…!確かにこの頃逆蔵の本意を聞き
逆蔵ばかりに気がいってしまいちさをほったらかしに
していた……!クソッ!こんな俺が希望ヶ峰学園なんて
建てる資格があるのか…!?)

宗方 「ちさ…すまない…俺も逆蔵の本意を聞いて
浮かれていたかもしれない、だから…」

雪染 「だから…?(日向君のアドバイス通り
硬派な男ほど女の涙に弱いってホントだったのね)」ウルウル

宗方 「……………!ちさ!」ガバッ


この後めちゃくちゃダンガンロンパした

Q 宗方さんは逆蔵君と雪染さんどっちを選ぶんですか?

A 宗方「一夫多妻制




145: 2016/10/31(月) 20:46:15.43 ID:MbozYIa40
~~今~~

雪染 「なんてこともあったわねー」

日向 「これに関しては俺、ブラックジャック先生と
ピノコちゃんの意見しか借りてなくて役に立ってないと
思うんですけど…」

雪染 「いやいやあの後も色々相談したじゃない
『京助に何を渡したら喜ぶだろう』『京助が私にデレて
くれるにはどうしたらいいのだろう』
『京助の性感帯はどこだろう』とか色々
まぁ全部日向君のアドバイスの
お陰でなんとかなったけどね!」

日向 「(最後らへんのエスカレートした相談には
まいったけどな…)」

雪染 「京助が言ってたよ!私と逆蔵君がお世話に
なってるから是非会ってみたいって!」

日向 「宗方さんにですか?宗方さんて噂だけだと
結構怖そうなんですよね…」

雪染 「大丈夫大丈夫!日向君!」

日向 「?」


雪染 「京助は私と逆蔵君で両腕抱え込んだら
骨抜きになるから!」



日向 (宗方さん人生謳歌してるなぁ)


~~雪染編的なの 終わり~~

147: 2016/11/02(水) 11:46:03.25 ID:v58srlN4O
江ノ島 「ねぇ、お姉ちゃん、私思うんだけどさー」

戦刃 「どうしたの?盾子ちゃん?」

江ノ島 「この頃この学校から絶望が消えてきてる気が
するんだよねー」

江ノ島 「絶望臭かった予備学科の生徒が希望臭く
なってるし、お偉いさん方が隠してた絶望臭い秘密が
盾子ちゃんセンサーに反応しなくなってるし
超高校級の絶望の私からしたら大惨事のことよ!」

戦刃 「盾子ちゃんってセンサーあったんだね」

江ノ島 「今反応するのはそこじゃねぇだろ!
これだから残姉は残姉なんだよ!今大切なのはどうして
こんなに希望が溢れ出したかなの!」

江ノ島 「私の見立てでは日向 創が希望なんて
いうゴミをばら撒いてるとみたわ!」

戦刃 「日向 創?確か私たちより一つ上の先輩だよね?
そんなに凄い人とは思わないけど…」

江ノ島 「あいつはああ見えて色々な超高校級の才能を
手玉に取ってる厄介な奴なの!それにここのお偉いおじさん
達とも一悶着あったらしいし、端からは日向勢力と
呼ばれるくらいあいつは今この学園で重要な
ポジションなのよ!」

148: 2016/11/02(水) 11:57:28.32 ID:v58srlN4O
江ノ島 「そこでお姉ちゃんには日向 創の偵察を
お願いしたいの!私はおじさん達から情報収集
しとくからさ!」

戦刃 「ええと、私は日向君の何を調べればいいの?」

江ノ島 「なんでもいいのよ!あいつは誰とよく
居るかとか、好きなものはなんだとか弱みとか
とにかくあいつを調べてほしいの!
お姉ちゃんのストーカースキルがあれば楽勝でしょ?」

戦刃 「盾子ちゃん、ストーカーじゃなくて
スニーキングだよ?」

江ノ島 「うるせぇよ!どっちでも一緒でしょ!」

戦刃 「スニーキングは兵士の中では伝説とも言われる
ビッグボスから伝授されたもの…いくら盾子ちゃんでも
馬鹿にするとCQCかますよ?」

江ノ島 (ホント残姉…)

149: 2016/11/02(水) 12:20:53.64 ID:v58srlN4O
日向 創 観察1日目
今日は超高校級の相談窓口としての仕事はしないらしく
七海さんとゲームセンターに向かっている
所謂デートというやつなのだろうか、私も一度は苗木君と
デートなんてしたいものだ、どうやら二人で
対戦型シューティングゲームをしていたらしく日向君は
七海さんにボコボコにされた模様
しかし終わった後は良い雰囲気で野暮なので
目を背けようと思ったが盾子ちゃんの頼みなので
そのまま観察を続けた。二人は手を繋いで帰っていった
日向君の顔は大変ニヤけていた。日向君の弱点は
七海さんなのだろうか、良い情報を収穫できた

とりあえずあの二人がしてたゲームは私がスコアを
塗り替えておいた

151: 2016/11/02(水) 12:39:24.51 ID:v58srlN4O
日向 創 観察2日目
今日はどうやら仕事をするようだ、相談相手は桑田君
内容はどうすれば自分がチャラい男ではなく一途な男
か想い人にわかってもらうからしい。
実際桑田君は私なんかにも話を掛けてきてくれ
クラスでは苗木君の二番目には喋っているのではないのか
しかし私と彼の生きてきた環境が違うせいか
いかんせんノリが合わず桑田君に迷惑を掛けて
しまっている。と私が桑田さんについて振り返っていると
話は進んでいたらしく桑田君は今まで見たことの
ないよう顔で日向君の話を真剣に聞いている
それほど想い人のことが好きなのだろう
色々話して二時間、桑田君は納得したような顔で
日向君にお礼を言い部屋を出ていった
何を日向君は桑田君にアドバイスしたのか簡潔に
まとめると桑田君はもっと芸能界についての認識を
改めろということらしい
それで相手との亀裂は埋まるだろうと

つまりは相手のことをよく考えてから喋れということだ
今度私も実行してみようと思う


~~~~~~~

戦刃(苗木君は普通を気にしてるから…)

戦刃 「苗木君て普通普通言うけど周りに沢山女の子いて
全然普通じゃないよね」

葉隠 「確かに戦刃っちの言う通りだべ!」

山田 「私たちへの皮肉にも聞こえますな!」

苗木 「確かに超高校級の軍人の戦刃さんと
仲が良いなんて全然普通じゃないよね~」

戦刃 「!?//////」

江ノ島 (自爆してんじゃねぇよ)


152: 2016/11/02(水) 12:53:17.43 ID:v58srlN4O
日向 創 観察三日目

昨日は苗木君からの思わぬ奇襲を受けあの後は再起不能に
なって寝不足だったが盾子ちゃんの頼みだ
頑張らないといけない
今日はどうやら仕事はしないらしく何処かへ行くらしい
私も付いていくことにする
1時間後山奥のポツンと建った家に日向君は入っていった
こんな所に何の用があるのだろうか
中を見てみると一人の男と小さな女の子がいた
話してる内容は近況報告と他愛もない雑談だった
そういえばあの男の声はどことなくビッグボスと
似ている、懐かしいなぁ
唯一私がボコボコにされた相手だ、手も足も出ないとは
まさにあのことだ。私は身体に傷がないことが
売りみたいになっているがボスとの戦いは傷だらけに
なった。しかしボスからもらったレーションを食べると
傷が治った。流石ボスとしかいいようがない

そんな昔の思い出に浸っていると日向君は帰っていた
一応あの男については盾子に報告しておこう


153: 2016/11/02(水) 12:55:46.19 ID:v58srlN4O
>>152
盾子に ×

盾子ちゃんに ◯

155: 2016/11/02(水) 13:35:21.29 ID:v58srlN4O
余談ですがダンガンロンパ3の絶望編て
後半もう戦刃さんファンの為のアニメと化してました
よね^^;色々な戦刃さんが見れて僕は嬉しかったですが
小泉さんや戦刃さんのように少し地味な感じの女の子が
好きです

156: 2016/11/02(水) 13:54:01.26 ID:v58srlN4O
~~一週間後~~

戦刃 (さあて、今日も観察を…)

日向 「誰だ!」

戦刃 「!?」ガバッ!

戦刃 (どうして…!?どうして私のスニーキングが
ばれたの!?私が思っているよりこの人やる…!?)

日向 「…………」

苗木 『この頃戦刃さんが日向先輩の話をよく
するんですけどなんかあったんですか?』

日向 (スニーキングは完璧だったのに…残念…)

戦刃 (どうする…!?こうなったら[ピーーー]しか…!)

日向 「ええと戦刃だよな?」

戦刃 (いや、でも尋問して色々聞かないといけないから
四肢のどれかは持って行っていいから拘束
しないと…!)

日向 「何か相談か?」

戦刃 「え?」


157: 2016/11/02(水) 14:07:33.17 ID:v58srlN4O
~~相談室的な~~

戦刃 「ホントになんでも解決してくれるの?」

日向 「流石になんでもは難しいかな」

戦刃 「私も貴方と七海さんのよう苗木君とデート
したいのに…」

日向 「見てたのか!?」

戦刃 「手を繋ぐところまでバッチリ」親指グッ

日向 「…………」

戦刃 「解決してくれなかったら
SNSで流出する…」

日向 「映像まで取ってたのか!?」

戦刃 (今の私ならセレスさんに勝てそう)

日向 「わかった!解決するからどうか御内密に!」

戦刃 「じゃあ私も苗木君とデートに…」

日向 「………うーん」

戦刃 「やっぱりダメそう…?」

日向 「いや、むしろだな」

戦刃 「?」

日向 「苗木なら普通に頼めばokしてくれるんじゃ
ないのか!?」

戦刃 「ホントに?///もしダメだった場合は…」

日向 「苗木も案外チョロいからな、それとだな
戦刃、色々アドバイスを………


158: 2016/11/02(水) 14:22:00.68 ID:v58srlN4O
~~放課後~~

戦刃 「ね、ねぇ苗木君?」

苗木 「どうしたの?戦刃さん?」

戦刃 「今度の休みに一緒に遊園地に行きたいんだけど
どうかな?///」

霧切 セレス 舞園 「!?」ガタッ

苗木 「え!?」

戦刃 「やっぱり…ダメだよねゴメンね…
(あのクソアンテナ…やっぱり潰すしか…)」

苗木 「僕なんかでいいの?」

戦刃 「え?」

苗木 「僕なんかナヨナヨしたのが超高校級の軍人の
戦刃と一緒にだなんて…いいのかなって…」

戦刃 「ううん、いつも苗木君は私に優しく
してくれるからお返しじゃないけど…」

苗木 「戦刃さんが大丈夫なら僕は大歓迎だよ!
女の子とデートなんて初めてだし!」

戦刃 「デ、デート///」

苗木 「あ///」

戦刃 「と、とりあえず今度の休み~~で集合で大丈夫?///」

苗木 「う、うん!///細かい事は後で連絡するね///」

ガヤガヤガヤガヤ

セレス 舞園 霧切 「……………」

葉隠 「桑田っち、確かに日向っちのおかげでこの頃
舞園っちとは仲良くなったかもしれないが
今の舞園っちに触れるのは…」

桑田 「馬鹿野郎!男は砕けてもいいから当たりに
行かなきゃいけねぇ時があるんだよ!」

山田 「砕けるどころか粉微塵になりますぞ…」

162: 2016/11/06(日) 23:00:38.38 ID:VwOJ7nQo0
~~デート当日~~

苗木 (まいったな…デートなんて初めてだから服何
着ていくか迷って集合時間ギリギリに…戦刃さんて
時間凄いキチンと守りそうだしなぁ…少し早めに
来たかったのに…)※狛枝君みたいな服

苗木 (あれ?戦刃さんまだきてないや、これで
一応メンツを保ててラッキー!)

五分後

戦刃 「ご、ごめんね苗木君…服何着ていくか
迷っちゃって…」※盾子ちゃんの服(変装してた時の)

苗木 「………」

戦刃 「な、苗木君…?」

苗木 (おいおいおい反則か!?反則だろこれ!
戦刃さんて凄い身体綺麗だからあの少し派手な感じで
派手すぎではない…!しかしちゃんとスカートで
ギャルっぽさを醸し出してるあの服がたまらなくマッチ
している…!
あれって江ノ島さんの服だよな…?
まさかのそこでマッチさせてくるとは…!
なんだ…?江ノ島さんの
入れ知恵なのか…!?だとしたら僕は彼女にお礼を
しなくては…!もう足を向けて寝られないよ!)

苗木 「戦刃さん…僕はもう無理かもしれない…」

戦刃 「ええ!!?苗木君まだ始まってもないよ!?
そんなに遅れたのがダメだった…?」ウルウル

苗木 (ああ、僕は今日氏ぬんだ…)

苗木 「その戦刃さん…僕ただでさえデートなんて
初めてなのにそんなエ…可愛い服で来られたら僕
今日持つか心配だよ…」

戦刃 「可愛い///」

苗木 「あ///」

苗木 「とにかく!///僕も男だし今日は戦刃さんを
エスコートするから!(途中で氏ぬかもしれない)」

戦刃 「(カッコいい苗木君…)うん…よろしくね!」






163: 2016/11/06(日) 23:12:33.49 ID:VwOJ7nQo0
日向 『戦刃、もしお前がデートするなら集合時間の
何分前には着いてる?』

戦刃 『5時間前』

日向 『それは早過ぎだ…』

戦刃 『でも時間守るのは大事なこと…遅れたら
苗木君に迷惑…』

日向 『苗木はお前に良い所を見せたいんだ
だからあいつもそれなりに早く来る、それなのに
5時間から前に来てましたなんて言うとその時点で
苗木の精神はタジタジだ』

戦刃 『そ…そんな…それじゃあどうしたら…』

日向 『相手より五分遅れて行くんだ、苗木の
メンツを保つためにな、やっぱり男は女に
良い所見せたいだろうし』

戦刃 『わかった…遠くから苗木君が来るのを確認し
その五分後にちゃんと着けるように調整
要するにスナイパーと一緒…簡単…』

日向 (一緒なのか…?)

日向 『あと服はいつもと少し違う感じの方が
男は喜ぶ』

戦刃 『どうして?』

日向 『まず第一に!その人の違う印象を見れた気分に
なれて得した気分になるから!そのニ!自分のために
オシャレしてきてくれたのかと嬉しくなるから
その三!ギャップ萌えって威力凄いから!』

戦刃 『そうなのかな…

~~今に戻る~~

日向 「よし!ファーストコンタクトは順調だ!」双眼鏡

七海 「日向君まで付いてくる必要あったの?」

日向 「ま、まぁ依頼人の成功を見守るのも
仕事だからな!(言えない…これを口実に七海と
遊園地に行く算段なんて絶対言えない…)」










164: 2016/11/06(日) 23:25:00.09 ID:VwOJ7nQo0
苗木 「舞園さんはプレッシャーが半端無い
霧切さんは会話が続かない、セレスさんは僕を
ギャンブルでイジメてくる…僕ってこの三人に嫌われてる
のかな…」テクテクテク

戦刃 (えぇ…苗木君三人の好意に気付いていないの…?
私より残念なんじゃ…)

戦刃 「それは照れ隠しとかじゃないの?」テクテクテク

戦刃 (あ!恋敵に塩を送るようなことを!私ってホント
残念…)

苗木 「僕があの三人に?そんなことある訳ないじゃ
ないか!」

戦刃 (清々しい笑顔で堂々と否定…)

戦刃 「じゃあ!例えばその三人が苗木君のこと
好きだったら誰を選ぶ?」

偵察中の舞園 霧切 セレス 「!!!」

苗木 「うーん、そうだなぁ」


167: 2016/11/27(日) 22:01:42.48 ID:W2rMURPi0
苗木 「まず舞園さん」

舞園 「!」

苗木 「あんなに可愛くて優しい舞園さんが僕のことが
好きだったらそれはもう多分世界一の幸せ者じゃないかな僕」

戦刃 「(世界一かぁ…)」

舞園 「よっしゃーーー!!!」ガッツポーズ

苗木 「元々結構仲良くさせてもらってるしね
その時点で僕ってかなり幸せ者なんだけど…」

戦刃 「なんだけど?」

苗木 「舞園さんと話してる時他の女の子の名前出すと
めっちゃ怖いんだよね…」

168: 2016/11/27(日) 22:16:27.00 ID:W2rMURPi0
いつか

舞園 『へーそんなお店があったんですか!今度
私も苗木君とご一緒していいですか?』

苗木 『舞園さんが僕と!?いいの?舞園さん仕事なのに…』

舞園 『はい!アイドルの仕事も大切ですが学生ですし
青春をちゃんと謳歌するのもアイドルの勤めです!』

苗木 『嬉しいなぁ…、じゃあ後は朝比奈さんと…大神さん
も呼ぼうかな』

舞園 『え?』

苗木 『え?』

舞園 『どうしてそこで朝比奈さんと大神さんの名前が
出てくるんですか?』ニコッ

苗木 『え、いやその、元々あのお店教えてもらったの
朝比奈さんからだったし大神さんも朝比奈さんと仲良いし
多い方が良いかなーって』

舞園 『どうしてそんなこと言うんですか!』机バンッ

苗木 『うわっ!』

教室の皆 ビクッ

舞園 『苗木君は私のことが嫌いなんですか?だから
そんないじわる言うんですか?』涙ポロポロ

苗木 『いや!違うよ!僕はただ…

舞園 『私と二人きりがつまらないからいつもニコニコ
していて楽しそうにしている朝比奈さんを連れていこう
とするんでしょ!私が自分のことばかり話すから
聞き上手な大神さんを連れていこうとするんでしょ!』

苗木 『いや…その…』

舞園 『どうなんですか!苗木君!私と行かないのか!
私を置いて他の娘と行くのか!』

苗木 『…………』チラッ

朝比奈 『(舞園ちゃんと二人で行って来なよ!)』
アイコンタンクト

大神 『(我も同感だ)』アイコンタント

苗木 『じゃあ今度二人で行こうか…舞園さん…』

舞園 『はい!それでは楽しみにしています!あ!もう
そろそろ現場入りしないと行けないので私はこのへんで!』
タッタッタッ

苗木 『……』

169: 2016/11/27(日) 22:33:20.99 ID:W2rMURPi0
戦刃 「私がいない時にそんなことあったんだね…
(確かに苗木君が舞園さんと話してる時初めは楽しそう
だけど最後いつも怒鳴られている気が…)」

苗木 「あんな可愛くて優しい舞園さんが僕に対してだけ
当たりが強くて…あの時の舞園さん怖くていつも涙が
出掛かっているよ…でも優しくしてくれることもあるから
僕が悪いんだ…」


偵察側

霧切 「あなたがしていることほぼDVじゃない!」

舞園 「私は苗木君にちゃんと私の気持ちを知って
もらいたくて!」

セレス 「それで苗木君がいつも泣きそうになって
辛い思いをしているのにそれはいいさか自分勝手では?」

舞園 「グッ…!」

霧切 「しかもいつもいつも私達の前で教室で堂々と…
苗木君の気持ちを考えたことがあるの?皆の前で
恥ずかしい思いをして、苗木君にも男としてのプライド
があるの」

セレス 「苗木君の気持ちがわからない貴方みたいな
ゲロ豚は苗木君に近づかないで下さい」

舞園 「……」ボーゼン







170: 2016/11/27(日) 22:40:36.21 ID:W2rMURPi0
苗木 「まぁ舞園さんは僕みたいにいつも怒らせてしまう
奴なんかより優秀な人と一緒にいるのが良いと思うよ
例えば十神君とか!」

舞園 「………」チリになる

戦刃 「じゃあセレスさんは?」

苗木 「セレスさんかぁ」

セレス 「さぁ次は私の出番ですわ!」

苗木 「セレスさんていつもポーカーフェイスで何考えて
いるかわからないイメージがあったんだよ」

戦刃 「あぁ、盾子ちゃんのマシンガントークもセレス
さん終始真顔だった時あったよ」

苗木 「でもねセレスさんて」

171: 2016/11/27(日) 22:50:07.58 ID:W2rMURPi0
いつか

苗木 『あー!また負けだー!セレスさん強すぎるよ!』

セレス 『フフフ、苗木君は正直者だからどういう手で
勝負にでるか分かりやすいのですよ』

苗木 『そんなに僕って単純なのかな』

セレス 『いえいえ、しかし先ほどの勝負
前までの勝負に比べて随分成長したと見れます
私が貴方を超高校級の幸運として本気で勝負に出たから
勝てたものの手を抜いていたら負けていたかもしれません』

苗木 『え、僕さっきセレスさんに勝てそうだったの…!?
もしかして僕にもギャンブラーの才能ある?』

セレス 『フフフ、それはあまりにも夢を見過ぎです
苗木君、貴方は精々私専用のディーラーにでもなるのが
お似合いですよ』

苗木 『いやわからないよ!僕のこのくせ毛みたいに
いきなりグイッとスゴイ秘策が思いついて勝つことも!』

セレス 『………』

苗木 『セレスさん?』

セレス 『……くせ毛みたいにって!アハハハハ!
中々シャレが効いていますね苗木君!私の
ポーカーフェイスを崩すほどそんな馬鹿な事が
言えるなんてアハハハハ!』

苗木 『えー!そんなに笑わなくていいじゃないか!』

セレス 『笑うなと言う方が難しいですよ!アハハハハ!』




172: 2016/11/27(日) 22:56:00.78 ID:W2rMURPi0
苗木 「セレスさんの笑う顔ってめっちゃ可愛いんだよね
正直あの時僕の理性が保てたことが奇跡だよ」

戦刃 「想像できないなぁ」

苗木 「あの笑顔で負けてと言われれば多分どんな
ギャンブラーでも負けてくれるよ」

戦刃 「そんなに凄いの?」

苗木 「いつも常識人で通ってる僕が桑田君達を
集めて深夜まで語れるくらい凄いよ」


偵察側

セレス 「私の時代が来た!これからはポーカーフェイス
なんて崩してこれからはニコニコ多恵子ちゃんで!」

霧切 「いまのあなたニコニコ多恵子ちゃんというより
ニヤニヤ多恵子ちゃんよ」

舞園 「………」チリのまま

173: 2016/11/27(日) 23:08:14.88 ID:W2rMURPi0
戦刃 「じゃあ三人の仲ではセレスさんが一番?」

苗木 「いや可愛さについての話なら舞園さんに
誕生日プレゼント渡した時の満面の笑みや前に遊びに
行った時の霧切さんの照れてる姿見てたり割と匹敵
するのはあるけどね」

偵察側

舞園 「!?」復活

霧切 「上げて落とされたわね」ニヤニヤ

セレス 「うるせぇぞ!ビチグソがぁ!お前も褒められて
嬉しそうにするんじゃねぇぞ!でも私は舞園さんと
違って苗木君に酷いことなんてしてませんので!
私の方が優位なのですよ!」


苗木側

苗木 「でもセレスさんに負け続けだからお金すぐ
なくなるんだよね…昼食なんていつも皆からちまちま
分けてもらってるし…」

戻って偵察側

霧切 「貴方苗木君からお金巻き上げていたの!?最低ね!」

セレス 「い、いやそれは結婚資金としてですね…

舞園 「苗木君が栄養不足で倒れたらどうするんですか?
それになけなしのお金で買ってもらった私への
プレゼント、少ない貯金の中で私に買ってくれて…
どれだけの想いが詰められているか…そこの所は
セレスさんに感謝ですね」ニコッ

霧切 「苗木君からお金を徴収するような人は
今後苗木に近づかないで」

セレス 「……」灰になる

174: 2016/11/27(日) 23:30:07.92 ID:W2rMURPi0
戦刃 「じゃあ霧切さん?」

苗木 「霧切さんかー」

霧切 「邪魔者は倒したわ!私が苗木君をGETよ!」

苗木 「霧切さんてセレスさんと同様あまり感情を
表に出さないじゃん?」

戦刃 「そうだね、くーるって奴だよね!」

苗木 「でもね、霧切さんて結構ああみえてメンタル
弱いんだよね」

戦刃 「?」

いつか

葉隠 『おいおい珍しく霧切っちと苗木っちが喧嘩してるべ』

山田 『近づかない方が吉ですな…』


苗木 『なんだよ!そんな言い方ないじゃないか!
僕は僕なりに考えて!』

霧切 『いいえ、苗木君それは貴方にとっては善意なの
かもしれないけどこの状況に至ってはそんなものは
不要なの、邪魔なの』

苗木 『!』

霧切 『まぁ、でも参考として取ってお

苗木 『もういいよ!霧切さんなんて大嫌いだ!』

霧切 『え?』

苗木 『あ、(しまった!言い過ぎたかな…)』

霧切 『え…いや…私は』涙ポロポロ

苗木 『あ、霧切さんゴメ…

霧切 『ゴメンなさい…私貴方に酷いこと言って…』涙
ポロポロ

苗木 『いや!悪いのは僕だよ!』

霧切 『いいえ、貴方に嫌われる程のことを
言ったのは私…私が悪いのよ…』ヒックヒック

苗木 『違うよ!あれはちょっと言いすぎて!
僕が霧切さんのことを嫌うわけないじゃないか!』

霧切 『ホ…ホント…?』上目遣い&涙目

苗木 『う、うん…ホントだよ…』

霧切 『良かった…ありがとう!』ニコッ


この時僕は思った
ただでさえ上目遣い&涙目で僕の理性が一瞬飛んで
襲いかけてなんとかこらえてぎこちない返事をしたけど
その後にとても安堵したかのような笑顔で僕に
上目遣いで言ってきた時はここが教室じゃなくて
誰もいない第四理科室なら僕は欲のまま霧切さんに
ぶつけていただろうと
ここで僕が理性を抑えれたのはファインプレーどころでは
ない場外ホームランをキャッチしたくらいの偉業だと
僕は僕を褒め称えたい

175: 2016/11/27(日) 23:34:17.49 ID:W2rMURPi0
苗木 「ってことがあって」

戦刃 「あー確かにそんなことあったね(だからあの時
苗木君プルプラ震えていたんだ)」

苗木 「本当にあの時程理性が憎いと想ったことはないよ」

戦刃 「じゃあやっぱり霧切さん?」

霧切 「勝ち申した」

苗木 「霧切さんは盗撮してくるからちょっと…」

偵察側

セレス 舞園 「犯罪者は苗木君に近づかないで、どうぞ」

霧切 「………」


176: 2016/11/27(日) 23:42:14.56 ID:W2rMURPi0
苗木 「そんなこと言っている内に遊園地着いたね」

戦刃 「ここが遊園地…思ったより大きいね」

苗木 「戦刃さんは遊園地初めてだもんね!
できる限りリードしていくよ!」

戦刃 「あ//うん//ありがとう//」

苗木 「(いちいち照れられると僕の理性が保つ気が
しない)」


偵察側2

日向 「よーし戦刃!頑張れよ!」

七海 「日向君あれ乗ろー」


※苗木君は別に誰が好きとかではなく普通の高校生です
可愛い女の子に言い寄られると喜ぶのは健全な
高校生の明かしです。

177: 2016/11/27(日) 23:57:30.98 ID:W2rMURPi0
戦刃 「(まずはプラン1)」

戦刃 「ね、ねぇ苗木君…」

苗木 「どうしたの?戦刃さん?」

戦刃 「メインストリートは人が多いしはぐれたら
困るし、その手繋いでもらってもいい?」

苗木 「え///いいの?」

戦刃 「うん、苗木君がよければ…」

苗木 「それじゃあ」手ギュッ

戦刃 「苗木君の手、温かいね、それに思ったより
硬くて、男の子って感じの手がする…それなのに
私の手はゴツゴツしてて女の子らしくないでしょ?
ゴメンね…」

苗木 「でも戦刃さんの手とても綺麗だよ
真っ白で、軍人だとは思えないよ、それに言うほど
ゴツゴツしてないし十分女の子の手だよ」

戦刃 「あ、ありがとう///」

苗木 「う、うん///それじゃあ行こうか」

戦刃 「うん!」

苗木 「(氏んでもいい)」

戦刃 「(これも全部日向君のおかげ…盾子ちゃんの
ついでにお土産買っておいてやろう)」

偵察側1

皆 無事氏亡

偵察側2

日向 「ほらな!苗木は頼まれたら断れないタイプ!
しかも女の子から手繋ぎのお誘い!これは
成功すると思ったぜ!」

七海 「説明役のために来ただけじゃ…」

178: 2016/11/28(月) 00:15:41.46 ID:6ChyjTOE0
某ネズミランドの亀とおしゃべりできるアレ

亀 「よー!みんなー!こんにちはー!今日は
来てくれてありがとな!」

戦刃 「凄い!亀が喋ってる!」目キラキラ

亀 「お、そこのお嬢ちゃん!俺は普通の亀と違って
凄い亀だからな!お喋りなんてお茶の子さいさいさ!」

戦刃 「え!?会話もできるの!?」

亀 「当たり前さ!ところでお嬢ちゃんは今日は誰と
来たんだい?」

戦刃 「苗木君と…」

亀 「苗木君?おー!隣の君か!弟さんかい?」

苗木 「苗木君って上の名前で呼んでるんだから
弟なわけないじゃないですか!」

亀 「冗談だよ冗談!それに
しても中々のツッコミだね君!
さてはツッコミ慣れてるな?」

会場ドッハッハッハッ

亀 「こういうところで聞くのは野暮なんだけど
お嬢ちゃん、苗木君が弟ではないってことは
とどのつまり彼氏かな!?」

戦刃 「え///そんな関係じゃあ///」

亀 「おいおい、顔がタコさんのように真っ赤だぜ
怒って俺に墨なんかかけないでくれよ?」

戦刃 「私たちは…そ…その…まだ…とも…友達で!
いや!まだっていうのはいつか来るってわけじゃなくて
きてほしいなーっていうかあの…その!///」

亀 「これ以上聞くのは流石に亀の名が廃れるな!
そこんところはお前さんがたに任せるとして
スバリお嬢ちゃん!俺に質問はないかい?」

戦刃 「し、しつもん?」

亀 「ああ!恋愛相談 人生相談 なんでもござれだ!」

戦刃 「それじゃあ…」



戦刃 「残念はどうやったら治るんですか!」

179: 2016/11/28(月) 00:27:25.24 ID:6ChyjTOE0
亀 「残念?」

戦刃 「私3Zだから妹からよく残念残念だと言われて
挙げ句の果て残姉てあだ名まで付けられるし…」

亀 「つまりやることなすことドジでヘマをすると!」

戦刃 「そう!その通り!」

苗木 「そこ元気良く返事していい所なのかな」

亀 「うーん!確かにお嬢ちゃんは残念かも
しれない!しかしだ!」

戦刃 「しかし?」

亀 「苗木君!君はお嬢ちゃんの残念さに困ったことは
あるかい?」

苗木 「うーん、確かに戦刃さんて少しドジな所
あるけどそんなに困ったこととかはないかな」

亀 「ということだ!お嬢ちゃん!」

戦刃 「どういうこと?」

観客 「(ああ、こういうところが残念なのか…)」

亀 「確かに君がすることなすことは残念かも
しれない!でもそれで周りは別に困ってない!
それは形が少し歪でも周りにちゃんと君の想いが
伝わってるということだ!だから気にしなくても
いいじゃないか!むしろドジっ娘属性は男の子は
好きだ!」

戦刃 「そうなの?」

苗木 「どうかなー」めそらしー

亀 「だから君は君らしくていいんだよ!」

戦刃 「そうか、別に治さなくていいんだね!
ありがとう亀さん!」

亀 「どういたしまして!お嬢ちゃん!これからも
苗木君とお幸せに!」

戦刃 「だからそんなんじゃ!//」

会場ドッハッハッハッ

180: 2016/11/28(月) 00:32:06.74 ID:6ChyjTOE0
日向 「何か凄く立場が危ういと感じたんだが」

七海 「まぁ亀さんと日向君の違いって甲羅あるか
ないかくらいだもんね」

日向 「その理屈でいくと俺全身緑なんだが!?」

また別の時間帯に

舞園 「どうすれば苗木君と仲良くなれるか教えて
ください!」

霧切 「苗木君のもっと良い盗撮の撮り方を!」

セレス 「苗木君の調教の仕方を!」

亀 「苗木君ならさっき良い感じの雰囲気で
可愛いお嬢ちゃんと出て行ったぜ、手繋いで」

偵察側1 二度目の氏亡

181: 2016/11/28(月) 00:43:15.11 ID:6ChyjTOE0
チャッキー的な

戦刃 「(次はプラン2)」

苗木 「お化け屋敷かぁ、僕結構苦手なんだよなぁ
戦刃さんは?」

戦刃 「私も怖いかなー」

苗木 「ホント?戦刃さんて軍人だからてっきり平気だと」

戦刃 「私も女の子だから」

苗木 「じゃあ僕が守らないとね」

戦刃 「(カッコいい)」


~~回想~~

日向 『戦刃はお化け屋敷を知っているか?』

戦刃 『知っている、意味のないフェイスペイントを
している集団がわかりやすいトラップを張り
わかりやすいタイミングで出てくるあのこの世で
一番意味のない箱のことでしょう?』

日向 『そう言われるとお化け屋敷の怖さ一気に
なくなるな…』

戦刃 『つまりそこで私は苗木君を完璧に守り抜き
脱出するのが私の任務』

日向 『それは違うぞ!』

戦刃 『?』

日向 『男は女の子の前では良いところを見せたいんだ
だからそこはわざと怖がって苗木にメンツを
保たせるんだ』

戦刃 『なるほど』

日向 『戦刃、演技はできるのか?』

戦刃 『任せて、たまに盾子ちゃんがサボるために
私が影武者してる時もあるし演技力なら…




182: 2016/11/28(月) 00:49:07.59 ID:6ChyjTOE0
数十分後

戦刃 「いやー怖かったねー」

苗木 「そ、そうだね…」

苗木 「(お化けが出る前に完璧な間合いで戦闘態勢に
入ってた…恐がっていたけどあれ絶対演技だよな…
戦刃さん演技上手いんだなぁ)」

戦刃 「(完璧)」フンス


日向 「あー戦刃の演技はともかく
敵が出るということで戦刃の本能だけは隠し
通せなかったかプラン2は失敗かな」


185: 2016/11/28(月) 08:05:37.93 ID:0qQaHOraO
お昼休憩

苗木 「戦刃さん、何食べる?」

戦刃 「ええと、私クレープってやつを
食べてみたいな!」

苗木 「クレープか、クレープ屋はあっち
だね、じゃあ行こうか!」ギュッ

戦刃 「(何も言わなくても手を握って
率先してくれる…優しいしとっても嬉しいなぁ)」

クレープ屋

店員 「いらっしゃい!何にいたします?
(はえーこれまた美男美女なこと)」

苗木 「チョコバニラとストロベリーを
一つずつ」

戦刃 「(凄い!綺麗な食べ物いっぱい!
朝比奈さんとか喜ぶんだろうなぁ)」

店員 「かしこまりました、がお二人さん方
もっといいクレープがありますよ!」

戦刃 「もっといいクレープ?」

店員 「その名もカップルクレープ!」

戦刃 「カ///カップル!?///」

店員 「(あれ違ったかな?まぁいいや)
このカップルクレープは通常の2倍の
大きさだけど価格は通常と同じの値段!
まぁでも大きすぎて二人で一緒に
持ちながら食べるしかないけどね」

戦刃 「ど、どうする?苗木君?」

苗木 「(今日は僕の理性でも頃しにきてるの
かな?)戦刃さんはどうしたいの?」

戦刃 「私は食べてみたいかな…///
クレープ食べたことないし…」

苗木 「じゃあそのカッ、カップルクレープ
も一つ///」顔まっかっかー

店員 「はい!喜んで!(初々しいなぁ)」

186: 2016/11/28(月) 08:26:56.35 ID:0qQaHOraO
机に座ってクレープ食べるんです

苗木 「確かにこの大きさは二人で
持たないと崩れちゃうね…」

戦刃 「うん…、苗木私邪魔になっていない?」

苗木 「いいや大丈夫だよ!むしろ僕の方こそ
近づきすぎて迷惑になってないかなって!」

※いま二人は大きいクレープを二人で
支えているのでスゴい体が近いです

戦刃 「それじゃあいただきます」パクッ

戦刃 「スゴく美味しい!あれ?苗木くん?」

苗木 「(戦刃さんてこんな良い匂いしたのか…
ハッ!待て待てこんなこと考えてるなんて
変態と同じじゃないか!でもこんな至近距離
で女の子といるなんて初めてだからな…
というか戦刄さんのクレープ食べている姿
可愛すぎじゃないか!?なんでそんな
ハムハムと食べるんだ!可愛すぎて
僕がおかしくなりそうだ!)」

戦刄 「?」

偵察側1

二度ある事は三度ある
皆無事氏亡

偵察側2

七海 「じゃあー私達もカップルクレープ
一つー」

日向 「七海!?俺たちもそれ食うのか!?」

七海 「うん、美味しそうだしお得だし、
日向君は私と食べるの嫌?」ウルウル

日向 「(これ本当ズルいと思う)」

187: 2016/11/28(月) 08:38:38.28 ID:0qQaHOraO
その後も日向に伝えられたプランを戦刃さんは
実行し確実に距離を縮めていくのに連れ
偵察3娘は生気を失っていきました

戦刃 「楽しかったね!」

苗木 「そうだね、ジェットコースターで
まさか戦刃さんあんなに怖がるなんて
思ってもみなかったよ」

戦刃 「それは恥ずかしいから止めて…」

戦刃 『ジェットコースター?フフン苗木君、
私は超高校級の軍人だよ?あんなスピードだけ
で楽しませようなんて乗り物私には
お茶の子さいさいだよ』フンス

数十分後

戦刃 『この世のものとは思えない
恐ろしさだった…あんな乗り物一般人に
乗せてもいいの…』

苗木 「(戦刃さんがマジで恐がっていて
隣の僕にしがみ付いてきた時は
男の勲章を手に入れた気がした)」

戦刃 「どうして苗木君はジェットコースター
大丈夫なの?」

苗木 「僕は小さい時身長足りなくて
乗れなかったことがあったからね
その反動で乗れるようになったときは
乗りまくったからね」

188: 2016/11/28(月) 11:19:34.85 ID:0qQaHOraO
苗木 「あ、射的みたいなのあるね
戦刃さんやってみる?」

戦刃 「任せて」キリッ

店員 「さぁさ!倒したものは全て
持って帰ってちょうだい!誰かやる人は
いないかい」

戦刃 「やる」

店員 「お、お嬢ちゃんがかい?
お嬢ちゃんにはちょっと難しいかも
しれないよ!」

戦刃 「……」

店員 「一回五発でどれか倒せたら
また五発!ルールはわかった?じゃあ
これが銃だ」

戦刃 「……」スチャ

パンッ

店員 「お嬢ちゃんどこ狙ってるんだい!
擦りさえもしていないじゃないか!」

戦刃 「今ので全て把握した」

店員 「え?」

戦刃 「ショータイムの始まり」

数十分後

店員 「じゃ、じゃあ景品は
送って置きます…」

戦刃 「ありがとう」

野次馬 A「景品全部当てやがった…」

野次馬 B 「鬼だ…」

189: 2016/11/29(火) 07:56:18.47 ID:Iz8w/SzsO
苗木 「流石戦刃さんだね」

戦刃 「フフン」フンス

戦刃 「あ、苗木君
ガラガラ(回して玉出して景品もらうやつ)が
あるよ」

苗木 「戦刃さんが良いところ見せてくれたん
だし次は僕の番だね」

苗木 「すいません、一回回します」

店員 「はい、喜んで!」

苗木 「(一等がハワイ旅行で二等がここの
遊園地の年間パス…このあたりを当てたいな)」

苗木 「(戦刃さんとハワイ旅行…)」

戦刃 『苗木君どうかな?この水着…』
スゴイ水着装着

苗木 「(………)」

苗木 「僕の幸運よ!ここで来ておくれ!」
ガラガラガラガラ

ポロッ

苗木 「ピンク?」

店員 「おめでとうございます!特別賞の
本日限りのホテル宿泊券でございます!」

苗木 「え?」

戦刃 「え?」

偵察3娘 「え?」

190: 2016/11/29(火) 09:11:19.07 ID:Iz8w/SzsO
数日後 教室

戦刃 「苗木君…私お弁当作ってきたんだけど
どうかな…?」

苗木 「ホントに!?また作ってきてくれたの?
嬉しいなぁ」

戦刃 「今回は可愛さに力を注いでみました!」
お弁当パカッ

苗木 「凄い!前はまんまレーションだったのに
今回凄い可愛い!」

戦刃 「もー酷いよー苗木君(笑)」

苗木 「ゴメンゴメン(笑)」

苗木 「というか昨日のアレでの勝負
戦刃さんが負けたんだから罰ゲームだよ」

戦刃 「皆の前でアーンなんて恥ずかしいよ///」

苗木 「いいじゃないかー」

イチャイチャ

山田 「苗木殿と戦刃殿ってあんなに
仲良かったですかな?」

葉隠 「いやあれはもう仲良いのレベルを
簡単に超えてるべ…」

桑田 「なんだ?苗木の奴戦刃ちゃんと
この数日後の間なんかあったのか?」

不二咲「ねぇ///あんなの僕達見てて
いいのかな?///」

大和田 「見てるこっちが恥ずかしいぜ…
ほら兄弟が注意しに行ってるぜ」

石丸 「こら君達!仲睦まじいことは大いに結構
だが度が過ぎているぞ!周りに悪影響が
出たらどうするんだ?」

苗木 「え?何か僕ら悪いことしてるかな?」
キョトン

戦刃 「わからない」キョトン

石丸 「(あれ?これが普通なのか…?)
いやすまない!僕の早とちりだったらしい!
邪魔して申し訳なかった!」


大和田 「兄弟もあの天然二人組の前には
敵わねぇけどな」

葉隠 「桑田っち、今が舞園っちと仲良く
なるチャンスじゃないのか?」

桑田 「いや…流石に俺だって空気を読む時は
空気を読む…今の舞園ちゃんに話しかけれる
わけない…」

山田 「桑田殿が自重するとは
相当ヤバイんでしょうな…」

不二咲 「またアーンしてる///いいのかな?
いいのかな?あんなの見てても!?///」

石丸 「兄弟あれくらいは普通のこと
なのだろうか…?」

大和田 「俺に聞くんじゃねぇ!!」

※ただ単にホテルで普通に過ごし楽しい話をして
仲良くなったかもしれません。
またはナニをして仲良くなったかもしれません
苗木君と戦刃さんがホテルで何があったのかは
ご想像にお任せします




191: 2016/11/29(火) 20:15:26.44 ID:+oMHIIUg0
どこか

江ノ島 「あー、あの調子じゃお姉ちゃんはもう
使い物にならないなぁ」

江ノ島 「まー元々残姉は残姉だし私一人で
なんとかしますかー」

江ノ島 「おーいそこのあなたー」タッタッタッ

真御手洗 「?」

最終章へ

ブラックジャック「カムクライズル…?」【後編】

引用元: ブラックジャック「カムクライズル…?」