春香「あ、ああ、まだテレビ見る？」

千早「千早チャンネルが見たいわ」

春香「え？」

千早「え？」

春香「…え？もしかして、さっきのセリフってテレビで放映されてるの？」

春香「盗聴？それとも…盗撮で？」

千早「そんな番組内容なの？」

春香「いや、知らないよ！でも、『千早ちゃん寝る？』(って言った場面)を見たいんでしょ？」

千早「ええ」

千早「それに、どんなものかも見てみたいもの(自分の名前を使ってるし)」

春香(えー…千早ちゃんそんな趣味あるの…？)

春香(ま、その番組見てから寝よっかな…)

春香「わかったよ、見よう。で、それは何チャンネル？」

千早「千早チャンネルよ」

春香「は？」

千早「え？」

春香「いや、そんなチャンネルあるの？」

千早「いや、春香が言ったんじゃない！」

春香(私が言った？何を？確か…千早ちゃん寝る？って聞いて…)

春香(あー…なるほど…)

春香「あのね、千早ちゃん？今絶対勘違いしてる。うん、間違いなく」

千早「どういうこと？」

春香「要約すると…多分、千早ちゃんは…」カキカキ

千早チャンネル

春香「って私が言ったと思ってるんだろうけど」

春香「実際は…」カキカキ

千早ちゃん寝る？

春香「って聞いたの」

千早「…///」カァァァ

千早「ごめんなさい春香、勘違いしてたわ」

春香「うん、そういうことあるよ。あるある」

千早「じゃあ、寝ましょうか」

春香「うん、おやすみー」

翌朝
パシャパシャ

春香「んー！…」

パシャ

千早「あっ」

春香「…千早ちゃんなにやってるの？」

千早「…バレてしまったのね」

千早「春香、前に言ったわよね？」

春香「何を？」

千早「『私のカメラは、美しか追及しないのよ！』と」

春香「いや、知らないよ！？元のセリフは知ってるけど」

千早「あれよね、クリス富○の使い勝手は本当にすごいわね」

春香「いやクリス○竹って何！？クリス○村でしょ！？っていうか、そもそもクリスってなに！？」

春香「富○さんでしょ！？」

千早「そうとも言うわね」

春香「いや、そうとしか言わないよ！！」

千早「…春香。今のは聞き捨てならないわね」

千早「『ジ○ウさん』とか『富○二佐』とかいろいろあるのよ？」

春香「いや、富○さんの呼ばれ方は今どうでもいいよ！！」

春香「それよりも…なんでさっき私のこと撮ってたの？」

千早「春香…」

千早「これは少し重い話になるのだけれど…」

春香(え？盗撮で重い話？どういうこと？)

～回想～

春香「なんか始まったよ！」

千早『あれは、そう…遠い昔の話』

千早『あるところに、二人の姉妹がいたの』

千早『その姉妹の姉は、ある日、私にこんな事を言ってきた』

姉「実はもう、あんまり長くないんだ…」

千早「えっ…」

姉「持って1ヶ月ってところかな…」

姉「…お願い。氏んじゃう前に765プロの誰か寝顔の写真を撮ってきて…」

千早「…わかったわ」

春香『いや、なんで765プロ限定！？ってか、この子見たことあるような気がするんだけど！？」

ガチャン

姉「」ニタァ

春香『何か今にやけたよこの子！絶対に確信犯だよこれ！』

千早『…私は探したわ…自然な寝顔を』

春香『いや、別に自然じゃなくてもいいような』

千早『そんなの…その子に失礼じゃない！』

春香(えー…っていうか、1ヶ月なんでしょ…設定では)

千早『それで、丁度良いタイミングで転がり込んできたのが…』

千早『春香とのお泊り会だった』

～回想終わり～

千早「…」

千早「…」つ～回想終わり～

千早「はい」つ～回想終わり～⊂春香「えっ」

春香「…」つ～回想終わり～

千早『それで…』

春香『まだあるの！？っていうかこれどうやって外したの！？』つ～回想終わり～

千早『もちっとだけ続くんじゃ』

春香『なにそれ！？』つ～回想終わり～

千早『それで…』

千早『私は葛藤したわ…』

千早『いくら頼まれたからとは言え、人の寝顔を盗撮なんて…』

春香『いや、あらかじめ許可取ってから撮ればよかったと思うよ？』つ～回想終わり～

千早『…許可取った後に撮る…ふふふふふっ』

春香『…』つ～回想終わり～

千早『だけど、約束は約束よ！守らなきゃ…ということで、私は決行することにしたのよ…』

千早『…』

千早『春香、KAISOU NO OWARIを渡して」

春香『なにセカオワみたく言ってるの！？』つ～KAISOU NO OWARI～

春香『っていうか、あれ！？回想終わりそのものが変化してるゥゥウ！？」つ～KAISOU NO OWARI～

春香(…で、でもまぁ、これで終わるんなら…)つ～KAISOU NO OWARI～

春香『はい』つ～KAISOU NO OWARI～⊂千早『ありがとう』

千早『…』つ～KAISOU NO OWARI～

～KAISOU NO OWARI～

春香「…ふぅ」

春香「千早ちゃん、ちょっと突っ込ませてもらってもいいかな？」

千早「なにかしら？」

春香「これのどこが重い話！？いやもうこれ千早ちゃんいいように利用されてるだけだよ！！」

春香「っていうか、1ヶ月前って結構最近のことだよね！？」

春香「それに、さっきあの女の子真美だよ。あえてはぐらかしたけど十中八九真美だよ。」

春香「そんでもって、自分のやったこと全っ然正当化できてないよね！？」

千早「ど、どうしたの…アル？定春？」

春香「いや、無理にやろうとしなくていいから！っていうか私定春じゃないよ！」

千早「…それもそうね。今は赤・兎馬春だったわ」

春香「定春から離れてよ！！」

千早「なら、春八ならいいかしら？」

春香「新○くんと私の名前を足すってこと？」

春香「…そういえば、前にゲロゲロキッチンに招待した時」

春香「私と千早ちゃんが作ったまるでダメなお料理、略して『マダオ』を食べて体調崩したらしいね。」

千早「そういえばそうだったわね」

春香「…その新○くんとはキャラも若干被ってるし、って言いたいの？」

千早「『リボンが本体』と『メガネが本体』そして『サングラスが本体』の長○川さん料理を作れる」

春香「いや、長谷○さん料理ってなに！？」

千早「うん、完璧ね」

春香「どこが！？」

千早「…と、いうことで」

千早「春香、明日から春香の名前は『天人海マミューダパオ定春八』だよ！」

春香「いや、なんで！？」

千早「春香、明日から春香の名前は『天海マミューダパオ定春八』だよ！」

春香「二回も言わなくていいよ！！っていうか、それよりも盗撮！盗撮はどうするの！？」

千早「…それは…」

千早「とりあえず真美に渡したら、それで終わりだから、今回は大目にみて？」

春香「…はぁ～…分かった。なんかもう、突っ込む気なくなってきたし」

春香「でも、つぎからは寝顔撮るにしてもちゃんと断ってから撮ってね？」

千早「わかった」

千早(…後で自分の分も焼いておこう)

end