1: 2008/06/03(火) 02:21:29.33 ID:Ngbs0AT50
いつも通りの週末。SOS団の不思議探索は3年になっても続いていた。
今日は俺と長門がペアだ。長い付き合いもあってか最近長門の感情が大分わかるようになってきたのは気のせいではないだろう。

「……」
「どうした?……ん?この指輪が欲しいのか?」
「……」
ふと足を止めた長門の視線の先には露天商の売るアクセサリー。
長門にはいつも世話になってるしプレゼントでもしてやるか。
ああ、わかってるさ。俺が女性に気障なプレゼントを贈るタイプではないことは十分理解しているので批判は勘弁願いたいね。

「ほら。つけてみてくれ」
「……サイズは問題ない」

指輪をつける長門。心なしか表情が緩んでいるように見える。
そういえばこの後ハルヒと2人でこっそり居残り探索をする予定だったが少しぐらい遅れても問題無いだろう。

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「さあて、今日はどこへ行こうかしら」
土曜日の不思議探索の後にキョンと二人で居残りをするようになったのは3年になってからだった。
「あっ、待ち合わせの時間をもう過ぎてるじゃない。今日もまたキョンの奢り決定ね」

キョンとのこれからの楽しい時間を夢想するハルヒの目には道を外れて迫るトラックの姿は映らなかった。
不意に大きなブレーキ音が聞こえ振り向いた時には全てが手遅れだった。
「えっ……」


「やれやれ。今日は災難だな」
ハルヒとの集合場所に向かう途中、交通事故でもあったのか野次馬が群がっている。これでは待ち合わせに更に遅れてしまいそうだ。

「被害者の氏名は涼宮ハルヒ。涼しいの涼に……」
涼宮ハルヒの憂鬱 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫)
25: 2008/06/03(火) 02:52:43.22 ID:Ngbs0AT50
ハルヒの事故からもう3年が経った。俺は今でも無気力な生活を続けていた。
そんな俺が曲がりなりにも大学へと進学する事ができたのは長門のおかげだろう。
あの事故の後、長門は主要な能力を失い普通の女の子としての生活を送っている。

「ハルヒはまだ……目を覚まさないのか?」
「……様態に変化は無い」
「そうか……。朝比奈さんも相変わらずか?」
「……ええ」

あの事故の後、精神的に不安定になった俺は傍にいた長門に救いを求めた。
そんな愚かな俺を優しく支え、今でも隣にいてくれるのは長門だけだった。

「明日は俺がお見舞いに行ってくる」
「……大丈夫?」
「ああ、朝比奈さんともいつかは正面から向き合わないといけない」

口ではそういいながらも今の状況に甘んじている自分に苛立ちながらも俺はどうすることもできなかった。

27: 2008/06/03(火) 02:59:19.42 ID:Ngbs0AT50
あの事故から3年もの年月が経ったが今でもハルヒは眠り続けている。
体は綺麗なもので今にでも起き上がり俺に文句の一つでも言ってきそうな感じだ。

「ハルヒ……。俺ももう大学生だぜ?おかしな話だよな」
「……」

ガチャとドアを開ける音がする。そこにはすっかり大人になり色気を増しながらもどこか疲れた表情の朝比奈さんの姿があった。
「よく平気でお見舞いに来れますね。世界の未来を滅茶苦茶にしてもまだ足りませんか?」
開口一番これである。以前のような愛らしいマスコットキャラであった一つ上の先輩の姿はどこにも無かった。
「……また来ます」
「もう二度と来ないで下さい」


俺達SOS団はあの日捻じ曲がったままなのかもしれない。
「……どうすりゃいいんだよ、教えてくれよ、団長さんよ」
俺の呟きも虚空に消えるのみであった。

28: 2008/06/03(火) 03:08:26.84 ID:Ngbs0AT50
「あら、キョン君じゃない?涼宮さんのお見舞い?」
「……ああ。朝比奈さんは毎日来てるのか?」
「そうね、あの人も大変みたい。あなたもあんまり思い詰めちゃ駄目よ?」

美人で人当たりのよい優等生であった朝倉は美人ナースへと変貌を遂げていた。
え?ナイフで刺されかけた?何の話だか全くわからないな。
「ハルヒは……ハルヒはもう駄目なのか?」
「それは神様だけが知っている事なのかもしれないわね」
「そうか……。じゃあまた」
「うん。長門さんによろしくね」
「ああ」

こうして俺はハルヒが眠り続ける病院を後にした。

29: 2008/06/03(火) 03:36:35.97 ID:Ngbs0AT50
カランカランと心地よい鐘の音が響く。
「いらっしゃいませ。おや、あなたですか。こちらのお席へどうぞ」
俺の姿を認めた瞬間、一瞬だけであるが古泉の表情が暗くなった気がする。
やはりあの日俺達の間にできた見えない溝は思っているよりも大きなものなようである。
古泉は今では普通の大学生活を送っているようだしあまり昔を思い出したくないのかもしれない。

「ハンバーグセットがお一つですね。それでは少々お待ち下さい」
お冷を飲みながらどうしてこうなってしまったのかについて考えてみる。
やはり全てはあの日、あの事故から始まったのだろう。
朝比奈さんはすっかり変わってしまった。古泉も普通の日常を楽しんでいる。
長門は……今でも俺の傍にいてくれる。ハルヒは変わらずに眠り続けている。


もう昔のような関係に戻る事はできないのかもしれない。それでも俺は……思い出を忘れることができない。


30: 2008/06/03(火) 03:44:13.82 ID:Ngbs0AT50

「……私はあなたにためなら何でもできる。涼宮ハルヒには負けない……」

「キョンくん、本当にあなたは最低です。それなのに私は……どうして」

「あなたは朝比奈さんがどんな気持ちかわかりますか?そして、僕の気持ちがどんな気持ちか……」

「……キョン?あの時の約束……覚えてる?」

「もう長門さんは助けに来ないわよ?あなたは私のもの。覚悟してね?」

46: 2008/06/03(火) 08:54:49.60 ID:Ngbs0AT50
「ただいま」
「……おかえりなさい」

あの事故からしばらくして俺と長門は同棲を始めた。
今となって思い出すと自分自身が情けなくなるが事故直後は俺はまともに生活ができる状態ではなかった。
そんなこんなで長門とは妙な距離感のまま同棲生活を続けている。

「ん、この匂いはカレーか?長門の作るカレーは旨いからな、楽しみだ」
「……そう」

不意に長門が俺に近づき頭を下げてくる。
始めは長門の行動の意味がわからず随分戸惑ったものだがと思いながら頭を優しく撫でてやる。
「……んっ」
「……長門、いつも迷惑かけてすまんな」
「……そんな事はない。涼宮ハルヒの事故により統合思念体から切り離された私を救ってくれたのはあなた」
「そんな大層なことじゃないさ」
肩をすくめる俺に寄りかかる長門の体温。触れ合う瞬間に自分の生を強く感じる。
「今の私に生きる意味を与えてくれたのはあなた……」

前に進む事も全てを捨てる事もできず、俺達は今日もお互いの傷を舐めあう。
そうして俺達はお互いに溺れていった。

54: 2008/06/03(火) 09:24:16.03 ID:Ngbs0AT50
「さあっ、キョン。あの駅まで競争よ!」
「ったく、何の意味があるんだか……」
「ほら、ブツブツ言ってると置いていくわよ」

どこまでも青い原色の空を見上げ、俺達は見知らぬ駅のホームで笑っていた。
目的も何も無いが腹立たしいことにハルヒと過ごす時間は楽しかった。

「ほら、キョン。ミートパイを作ってきたわよ。たくさん食べなさい」
「やれやれ、ていうかミートパイ記念日ってなんだ。俺には全く理解できんね」
愚痴りながらもにやけてしまう。畜生、うまいじゃないかこのミートパイ。


「……起きた?」
「んっ、ぅう?長門?」

どうやら夢を見ていたらしい。随分と懐かしい夢だった。胸がズキズキと痛む。
「……?」
長門が首を傾げながら俺の髪を優しく梳いてくれる。手の感触が心地よい。
と思ったのもつかの間、頬を強く抓られる。
「……あなたは今、涼宮ハルヒの事を考えている」
「いてっ、痛いやめてくれ、長門」
「寝言で幸せそうにハルヒと口にしていた」
あの事故以来、長門は主要な能力を失ったわけだが最近ではすっかり普通の女の子らしくなっている。
服装にも少しずつ気をかけるようになったようだが未だに化粧はうまくいかないらしい。
長門ならば化粧など必要ないだろうと思うが女性と男性の感覚は違うのだろう。
「……朝食の用意はできている。着替え次第リビングへ」

今日もまた一日が始まる。胸の痛みもいつしか感じなくなっていた。
こうして少しずつ俺はハルヒを忘れていくのだろうか。

59: 2008/06/03(火) 09:45:03.22 ID:Ngbs0AT50
俺の心とは裏腹に澄んだベルの音。大学の講義も午前で終わり今日はバイトの日だ。

「……おはようございます」
「やあっ来たね、キョンくん。接客なんだからそんな暗い顔しちゃだめにょろ」
耳に心地よいハイテンションな声も今の俺には耳障りなだけだった。
「相変わらずキョンくんはダメダメにょろ。そんなキョンくんは猫のうんこ踏めにょろ!」
何か色々と無理がある気がするがいつもの事なので軽く聞き流す。
「仕方ありませんよ。今日も病院で朝比奈さんに門前払いされたようですし」
「一樹くん……みくるも大変にょろ。キョンくんもそれをわかってあげて」
「……仕方ないですよ、事故の原因は俺にもあるわけですから。4番テーブルが呼んでるので」

俺達の周りにはどうやっても重い空気が付きまとう。
仕事に没頭することでそれを頭から振り払うしか俺にはできなかった。

「いらっしゃいませ。って朝倉?」
「おはよう。あ、今日は食事じゃなくてあなたに用事なの」

朝倉の用事とは今日の夕方に食事をご馳走してくれるというものらしい。
何故そんな事になったのかよくわからないがどうやら最近の俺はいつも以上に病んだ空気を発しているようだ。
そういえば朝倉の家に行くのは初めてである。長門に小言を言われなければいいが。

296: 2008/06/04(水) 00:58:27.69 ID:erqylV030
バイトから帰ってきた1だがID:J7Dw2mmzOの筆力に感動したw
シナリオもきちんと君望本編をなぞっていてなおかつオリジナリティがある


ワッフルワッフル

335: 2008/06/04(水) 02:40:15.60 ID:erqylV030
1のくだらないストーリーも一応終わったのだが合間を見て保守代わりに投下させてもらうよ。

シリアス路線だと被るので大幅に路線変更して完全にイミフだが最後にオXXー投下するわw

353: 2008/06/04(水) 02:59:09.16 ID:erqylV030
>>59の続き

「お待たせ、今日は和食にしようと思うんだけど大丈夫?」
「あぁ、全く問題ないね」
駅前での待ち合わせ。朝倉はスーパーで買ったであろう買い物袋を抱えていた。
袋から飛び出すネギからも朝倉の主婦っぷりが想像できて料理への期待が膨らむ。
「朝倉は一人暮らしなのか?」
「ええ。あなたは今は長門さんと同棲中だっけ?」
「で、家はどの辺りにあるんだ?」
朝倉の意味ありげな視線を振り切り歩き始める。別に照れてなんていないさ。

「……でも今は状況も変わった。長門さんも今となっては脅威じゃないわ」
「ん?何か言ったか?」
「うぅん、何も。行きましょ」

359: 2008/06/04(水) 03:03:00.24 ID:erqylV030
とその時俺のズボンのポケットから電子音が響く。
「ん、メールか?」
送信者は長門だった。そのメールにはいつものように簡潔な文章でこう書かれていた。
【妊娠した】
ゴシゴシと目を擦り再度確認。その後一度メール画面を確認。
うん、今は夏だから間違っても4月1日ではない。
「……んな馬鹿な」
「どうしたの?わたしの家はこっちだけど?」
朝倉の声がどこか遠く聞こえる。確かに可能性はゼロではない。事実俺と長門は……。
「すまん、朝倉。急用ができた。本当にすまん、じゃ」
「あっ、ちょっと……。あーあ、また長門さんにやられちゃったか」
ホームセンターで買った縄、スーパーで買った長ネギを手に途方にくれる朝倉をキョンが振り返り見る事は無かった。

365: 2008/06/04(水) 03:06:14.79 ID:erqylV030
全力ダッシュで家まで駆け抜けドアを力一杯こじ開ける。
全身が悲鳴を上げている。あいにくと俺は運動は得意じゃないんだが。
「はぁ、ただいま! おい、長門さっきのメー」
「嘘」
思わず谷口並みの奇声を発しそうになった。嘘?良かったのか悪かったのか頭がグルグルする。
「何でそんな嘘をついたんだ?おかげで俺は」
「……敢えて言うならば勘」
全く普段の長門らしくない言葉のオンパレードである。いったいどうなってるんだ?
ともあれどうやら長門のユニークなジョークだったようでほっと一安心である。
「あなたがあなたでなくなるような気がした。おそらく環境情報を微弱ながらに観測する事に成功した」
「それが勘か。言い得て妙だがならそう言ってくれれば」
「女の気配がした……」
再度俺の言葉を遮る長門。何かひどく怖い気がするんだが俺の判断は間違いではなかったようだ。
本当に能力を失っているのかという疑問は残るが俺にそれを知る術も無かった。
「……これは罰」
そう呟きながら抱きついてくる長門を俺は優しく抱きしめた。

371: 2008/06/04(水) 03:11:38.27 ID:erqylV030
「おい、長門。せめて食事中ぐらいは離れてくれ」
「……何故?」
つぶらな瞳の上目遣いが俺を捉える。皮肉にも事故以来一段と魅力を増したその顔に俺が逆らえるはずもない。
近頃の長門は高校時代を遥かに凌駕している。谷口風に言えばAAA+は下らないだろう。
「……」
「……んっ」
最近の長門は俺の頬に頬ずりすることがお気に入りらしい。
小動物のように俺に擦り寄る長門を見ていると全てがどうでもよくなってくる。
いかん、ここははっきりと男らしい所を見せなければ。
「長門! 俺は明日もバイトだ。飯も食ったし俺は寝る。お前も寝ろ」
「……そう」
何故か頬を赤らめ頷く長門。もしかすると俺はとんでもない事を言ってしまったのかもしれない。
「……今夜は私が上に」
「な、長門さん?」
次の日俺が腰痛になったのは言うまでも無い。長門は一体どこからそういった情報を得ているのだろうか。
この時の俺は長門の心の奥底に眠る思いに全く気付いちゃいなかった。

377: 2008/06/04(水) 03:17:12.69 ID:erqylV030
照りつける夏の日差しがようやく落ち着き始めた頃、ハルヒが目を覚ました。
俺は連絡を受けた深夜家を飛び出し病院へ訪れたが親族でもない俺は当然の如く面会謝絶、そして今日仕切りなおしとなった。
医者の話によるとハルヒは事故直後の状態のまま、つまり高校3年生に一人取り残されているらしい。
そうしたわけで俺達はハルヒの安静を考え、なつかしの制服を身に纏い病院を訪れている。
SOS団を挙げて喜ぶべき日であったが団員全員が集合する事は無かった。
病院へ訪れたのは俺と長門、そして朝比奈さんだ。
古泉はサークルの試合という何とも大学生らしい理由で欠席だがようやく平穏を手に入れた古泉を責める事はできなかった。

「不本意ですが涼宮さんの体の事を考えて仲良しを演じましょう」
会った直後にそういった朝比奈さんであったが苛立ちは誰から見ても明らかだった。
「……」
そして、遂にハルヒとの面会の時間、そこにいたのは紛れも無くSOS団団長、涼宮ハルヒその人であった。

381: 2008/06/04(水) 03:24:27.45 ID:erqylV030
「みんな心配かけたわね。でも、もう安心しなさい。体も頭もなんともないわ!」
思わず記憶がおかしいままのはずだがと突っ込みそうになったが朝比奈さんからのきつい視線で思いとどまる。

「ところでバカキョンはまだしも何で有希とみくるちゃんも制服着てるのよ?大学でコスプレでも流行ってるのかしら?」
「ふ、ふぇ?……」
ハルヒまさかの衝撃の発言であった。こいつの頭は本当にもう何ともないらしい。
それよりも俺の心は朝比奈さんの発した懐かしくも愛しい声に反応した。
おそらく余りの驚きに素が出てしまったのだろう。マイエンジェルはラブリーなままだったのだ。
今までのきつい態度はすっかり鳴りを潜め真赤な顔を隠すように俯いている。
「……あぁ、朝比奈さんはやはり可愛いと再確認した俺がそこにいた」
「……キョン?何恥ずかしい事言ってんのよ」

しまったと思った時には時すでに遅し。取り返しのつかない爆弾を俺は投下してしまったようだ。
「ふぇ?だって、キョンくんは長門さんと同棲してるんじゃ?」
「ちょ、ちょっとどういうことよ! キョン、有希、ちゃんと私に説明しなさい」
「……私と彼は一昨日も長時間に渡りお互いの体を」
「ちょ、ちょっと待て。長門、落ち着け。ほら深呼吸だ、な?な?」

385: 2008/06/04(水) 03:30:17.91 ID:erqylV030
まさに一触即発の状況であった。
あぁ、神よ、何故俺にこれほどまでに過酷な運命を課すのだなどとぼやいても状況は何も変わりそうにない。
不意にガラガラと病室のドアを開ける音が響く。
「涼宮ぁ、目を覚ましたって聞いたからわざわざ遠路はるばる」
「ちょっとバカキョン! 私との約束は忘れたの? 溶けた心は離れないんじゃなかったの」
「……私が意地張って今まで怒ってたのはなんだったんですかー」
「……あの夜の詳細をここで公開すべき」

「うぉわっすまん。ごゆっくりいぃぃ」
谷口に対する憐れみを覚えつつ俺は途方にくれる。
「おやおや、気になったので急いで来てみれば早速修羅場ですか。全くあなたも罪深い男だ」
まあ、いいさ。ここから俺達、SOS団の新たな関係が始まるのかも知れん。
あの事故から捻じ曲がった俺達の関係はおかしな位置から再スタートする事となってしまったわけだが。
「……まあ、こんな滑稽な悲劇もありかもな」


「何一人で綺麗に締めようとしてんのよ。ほらキョン、手を出しなさい。あれやるわよ」
「……もう禁則事項は無いんですね。わたし頑張りましゅ」
「……妊娠した」

暗くなりきれない俺達の悲劇は終わった。そして俺にとっての永遠の苦悩の日々が始まったのだった。

君が望む楽園(ハーレム)   終わり?

392: 2008/06/04(水) 03:42:34.29 ID:HVbTiz/PO
君望スレかとおもた

394: 2008/06/04(水) 03:46:04.00 ID:gYkhukcD0
君望しらないが怖いな

555: 2008/06/04(水) 12:41:33.91 ID:erqylV030
>>549 安心してスレを乗っ取ってくれw 
さすがにハルヒの工口パロしか書かない元1には欝展開はきつい

引用元: 「被害者の氏名は涼宮ハルヒ。涼しいの涼に……」