960:◆6RLd267PvQ 19/11/30(土)12:33:02 ID:ugU
少し未央誕にはフライングですが、更新します。
ぷちかれ・ぷちみおシリーズ
ぷちみおシリーズ最終回です。

ぷちみお「デカミー!」未央「だからでかみーはやめてってば、もー!」

961: 19/11/30(土)12:33:36 ID:ugU
ぷちみお「オワー…!」

未央「ちょっとちょっとぷちみー、急に走り出してどこ行っちゃうのかと…」タタタッ

ぷちみお「デカミー アレー」

未央「だからでかみーはよしてって……ん? あぁ、そっか…もうそんな季節かぁ」

クリスマスツリー「ピッピカチュウ」キラキラ

ぷちみお「ミオッシャー!」パシャパシャリ

未央「おお、凄い勢いでシャッター切ってる…ホント、好奇心のカタマリだね、ぷちみーってば」

ぷちみお「デカミー トラセーイ」オーイ

未央「わっ、私も!? もー、仕方ないなぁ…ツリーの前に立ってればいい?」

ぷちみお「アトハオマカセーイ!」ピョコピョコ

未央(寒い冬だけど、心だけはいつもポカポカしてるなあ…ぷちみーのおかげかな、なーんて)フフッ

ぷちみお「デカミーヤーイ」

未央「だーから、でかみーはやめてって言ってるでしょー」

未央(ぷちみーの事、ぷちみーってあだ名で呼んでたら、いつの間にかぷちみーから「デカミー」と呼ばれるようになってまして。もっと他になかったのかなーって。お互い様と言われればまぁ、そうなんだけどさ)


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962: 19/11/30(土)12:33:57 ID:ugU
~事務所~

P「おかしい…何度見直しても見当たらん」

加蓮「あ、それ、クリスマスツリーのオーナメント? 随分色々あるよね…」

P「うちのアイドルの象徴的なものを飾りにしてるからな。もういくつかは飾り付けし始めてるんだが…」

加蓮「あ、ホントだ、いくつかぶら下がってる。…ぷっ、サッカーボールとか法螺貝だけぶら下がってるの、何か変な感じ」

P「全部飾り付ける頃にはわりとどうでも良くなるけどな。何せどれもこれも負けず劣らず個性的というかアクが強いというか…って、そういう話じゃないんだった」

加蓮「ああ、何か探してるんだっけ、手伝うよ?」

P「すまん、助かる。またトップスターが見当たらなくてな…」

963: 19/11/30(土)12:34:21 ID:ugU
加蓮「え、また…? 前もこんな事なかったっけ…」

P「ああ、あの時はぷちかれが…」

ぷちかれ「キラキラー キラキラー♪」キャッキャ

P「ぷちかれが……ぷちかれだな……」

加蓮「今年も相変わらず、か。仕方ない、ここは私が一肌脱ぎますか…ぷちかれー、ポテト買いに行くよー」

ぷちかれ「ポテテ!ポーイ!」スタタタ

加蓮「出かけるからそのお星さまはPさんに返してきな」

ぷちかれ「キラキラ!」ハイッ

P「おう、サンキュ。…慣れたもんだな、加蓮も」

加蓮「ま、伊達に5匹分面倒見てないって。あ、何だったらチキンも買っちゃうけど?」フフッ

P「気が早いって。ツリーは出したけど、クリスマスはまだ先の話だろ」

加蓮「それもそっか。んじゃ、行ってきまーす」

P「車に気をつけてなー」

ぷちかれ「キヲツケテナー」トテトテ

P「気をつけるのお前だっつの」

ぷちかれ「ポテェ?」


~~~~~

964: 19/11/30(土)12:34:38 ID:ugU
~商店街~

未央「ほい、メンチカツはんぶんこ。熱いからちゃんとフーフーしなよー」

ぷちみお「ドーキドキー フッフー!」ピョコピョコ

未央「だからサンフラワーじゃなくって…もう」

ぷちみお「リュセ? オワー!」トテテテ

未央「ちょ、ちょっとぷちみー!またいきなりどこ行くのさ~!おーい!」

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965: 19/11/30(土)12:35:02 ID:ugU
~おもちゃ屋~

ぷちみお「プチミーソード…!」キラキラ

未央「あ、よかった、わりと近くだった……あぁ、ほら、口の周り食べかす付いてるよ」フキフキ

ぷちみお「モモガ」ジタバタ

ぷちみお「コレ プチミーソード!」ピョンコ

未央「ああ…そう言えば前から欲しがってたっけ、剣のおもちゃ。ビニールのナイフかぁ…ちっちゃいし、確かにぷちみーでも遊べそうだね」

ぷちみお「ヨコセーイ」

未央「わわ、待って待って…ふむ、これくらいの値段なら……よし」

未央「すみませーん、これくださーい!」

ぷちみお「オワー! ナンテジタイダー!」ワーイ!

未央「一足早いけど、クリスマスプレゼント……の、前払いかな。当日は忙しくて、プレゼント買うにしても間に合うかわかんないし。…あ、これボタン付いてるよぷちみー。ビニール製なのに凝ってるねぇ」

ぷちみお「ホホーウ」パフ!

966: 19/11/30(土)12:35:25 ID:ugU
ぷちみお「オワー!」パフ!パフ!パフ!

未央「あはは、ナイフなのに音が変!アヒルのおもちゃみたい」

ぷちみお「スゲー!」パフ!パフ!

※とっても気に入った様です。
念願のぷちみーソードを手に入れました。

未央「さて、と…それじゃ他のお店も回って……ん?」

ぷちなかの「ふんす。」ムギュー

有香「す、すみません、すぐ離しますから……うう、かわいい熊のぬいぐるみに見惚れていたらいつの間にやら…かのちゃん、気に入ったの?」

ぷちなかの「おふこおす。」ムギュー

有香「うう…懐は少々厳しいものがあるけど……背に腹は代えられない…代えられない……代えられないか……」ムググ

有香「あのっ、この熊のぬいぐるみなんですけど!」

有香「……ええっ、表示は税抜き価格なんですか!?ど、どうしましょう…消費税分足りないなんて……」

未央「ゆかちー、よければ私が立て替えるよ、それくらいなら」

有香「ふぇっ? あ、み、未央ちゃん? …もしかして…見てました?」

未央「一部始終」

有香「あう……その、手持ちが足りないだけで、明日にでもお返しできると思うので……甘えて、いいですかね…」

967: 19/11/30(土)12:35:41 ID:ugU
未央「了解了解、困った時はお互い様だもん。…にしても、熊のぬいぐるみかぁ…」

有香「? 何かありました?」

未央「いや、ほら…みほちーの時も似たような事があったなーって」

有香「ああ、ぷちみほちゃん…そう言えば、ぬいぐるみから離れなかったんですよね」

未央「そうそう、それでりーながさ……あっと、その前にお会計済ませなきゃ…えーと」

~~~~~

968: 19/11/30(土)12:36:07 ID:ugU
「ありがとうございました~」

未央「いや~、思ったより長居しちゃったね、おもちゃ屋さん」

有香「はい…この歳になっても誘惑に抗えないとは…恐ろしい所です」

未央「あはは。でもぬいぐるみ見てる時のゆかちー、満更でもないっていうか、ちょっとキラキラしてたよ?」

有香「それはその…はい、やはり、可愛いものを見ると、つい、心を奪われちゃうと言いますか…かのちゃんもそれは一緒みたいで」

ぷちなかの「おす♪」

ぷちみお「デタナ! プチミーソードヲ クラエーイ」パフ!

ぷちなかの「うぉーず!」ポコスカ

ぷちみお「マケヌカラー!」パフ!パフ!パフ!

未央「ちょっと、アーケード街とはいえ道の真ん中で危ないでしょ!」

有香「でも、ちょっと癒やされます…」ホワワ

未央「確かに……っておーい、ゆかちー、帰ってこーい!」

有香「かわいい……♪」デレデレ

未央「ダメだこりゃ…」

※可愛いものを見ると戦意喪失する有香なのでした。

未央「こりゃ、ぷちには相当甘いんだろうねえ…」

※子煩悩ならぬ、ぷち煩悩ですね。
今までにいそうでいなかったタイプです。


~~~~~~

969: 19/11/30(土)12:36:27 ID:ugU
未央「と、そんなこんなでちょっと早めのクリスマスって雰囲気だったんだけどね。あ、もちろん本番はちゃんとしっかりお祝いするしプレゼントだって……」

凛「未央、マいてってカンペ出てる」

未央「おっとと、つい喋り過ぎちゃったかな、えへへ」

卯月「私もつい長電話しちゃうから、気持ちはわかるよ、未央ちゃん」

未央「うう、しまむーの優しさがしみるぜぃ……」

凛「私もわかるけど時間は時間だから、ほら未央」


未央「はーい。…え~、ではでは!早めのクリスマスついでと言っては何ですが! 私達からの歌のプレゼント、聴いていってくださいっ!…せぇの!」

「「「『流れ星キセキ』!!」」」

ワアアアアア……


~~~~~

970: 19/11/30(土)12:36:46 ID:ugU
~流れ星を 探そうよ~

未央『はい!4番、本田未央です!よろしくお願いしまーす!』


未央『どんなアイドルになりたいか……ですか? そんなの、決まってるじゃないですか!』


未央『みんなを笑顔にして、みんなと仲良くなれるアイドルに、なってみせます!!』


未央『そうすればきっと……一人の時よりもっと、楽しい事や大きな事……色んな事ができるようになるって思うから』

未央『でしょ? それって…凄く素敵な事じゃないですか!だから……』

971: 19/11/30(土)12:37:05 ID:ugU
~舞台袖~

P「……あの時の言葉、しっかり叶えたんだな…未央」

ちひろ「プロデューサーさん? ほら、このハンカチ、使っちゃって下さい」

P「ああいや、自前のがありますから…って言うか、ちひろさんこそ目の周り…」

ちひろ「私は大丈夫です。今は…しっかり目に焼き付けておきたいから」

P「俺も同じですよ。…この輝きは……きっといつの日か伝説になるって」


未央「~~~~!」

ワアアアアア……!


P「そう、信じてますから」

972: 19/11/30(土)12:37:20 ID:ugU
P「…そうだ、それともう一つ……へへ、サプライズプレゼントが、あるんですよねっと」ヒョイッ

ぷちみお「リュッセン!」フンス

ちひろ「ぷちみおちゃん?」

P「せっかくのバースデーライブなんですから、特大の爆弾を、って奴ですよ。ほら、行ってきな」

ぷちみお「ミツボシー!」シャラララララ……


~~~~~

973: 19/11/30(土)12:37:39 ID:ugU
未央「えー、名残惜しくはありますが、そろそろ終了の…」

卯月「お時間ですがその前に!」

未央「へっ、しまむー?」

凛「あとちょっとだけ、時間、いいよね皆」

ザワザワ……

未央「えっ、何なに、私何も聞いてないんだけど…?」

ぷちみお「ミオミー!」シャラララララ ピョンコ

974: 19/11/30(土)12:37:57 ID:ugU
未央「ぷ、ぷちみー!? …って言うか…今」

ぷちみお「ミオミー! ハピバー!」ピョンピョコ

未央「………!」

凛「これ、サプライズね」

卯月「こっそり練習してたんですよ、ぷちみおちゃん。結局、「ミー」は抜けませんでしたけど」

未央「は、はは……ずる……ずるいよ、こんな……こんなの、さぁ…」グスッ

卯月「改めまして、未央ちゃん」

凛「誕生日、おめでとう」

オメデトー! オタオメー! チャンミオー! 

975: 19/11/30(土)12:38:14 ID:ugU
未央「……二人とも…こんな事したからには……覚悟はできてるんだろうねぇ」グシュ…

凛「ふふ、最初からそのつもりだよ」

卯月「アンコールの時間、あらかじめ作ってたんです。けど、サプライズなので」

未央「…ホント、敵わないなぁ…」チラッ

P「……」グッ

ちひろ「………♪」フリフリ

未央「ぷちみーも、準備、いいよね?」

ぷちみお「オワー マカセーイ!」

未央「じゃあ……行くよ皆! これが、私達の……」

「「「ミツボシ☆☆★」」」

ワアアアアア!

~~~~~

976: 19/11/30(土)12:38:33 ID:ugU
~それから数日後~

P「ええ、はい、そっちは何とか…あ、その日でしたらユミラウネが空いてます、はい」

P「はい、よろしくお願いします、失礼します」ピッ

P「ふう……毎年ながら、師走っていうだけあって、誰も彼もてんやわんやだな…事務所でちょっと一息…」

ぷちなかの「ぽおず」

P「…いや、ポーズて、止まれってか」

有香「す、すみません…ぷちあきちゃんの門番ごっこを見て、どうしても真似したくなっちゃったみたいで…」

P「ふむ……なら、こういうのがあるんだが…これで通しちゃもらえんかね、ほれ」ピラッ

有香「え……これって」

ぷちなかの「……!」

977: 19/11/30(土)12:38:52 ID:ugU
『ぷちなかのシリーズ 次回始動』

P「な、どうよ」

ぷちなかの「とおす!!」ピョンピョコ!

P「よーしよし、いい子だ、後でお菓子をやるからな」

有香「た、大役です……あたしなんかで、その、大丈夫なんでしょうか…」

未央「なんかで、じゃないよ、ゆかちー」ヒョコッ

加蓮「有香だから、でしょ?Pさん」

P「ま、そういう事。ほらほら入った入った、おっさん寒くて敵わんよ」

ぷちかれ「カナワンヨ!」

ぷちみお「オハインナセーイ」

加蓮「ほら、有香」

未央「いこっ」

有香「…押忍!…じゃなかった、はいっ♪」

ぷちなかの「にゅーぽすと!」フンス!

978: 19/11/30(土)12:39:04 ID:ugU
~ぷちみおシリーズ 了。

ぷちなかのシリーズへ続く。

979: 19/11/30(土)12:41:55 ID:ugU
ぷちみおシリーズ、いかがだったでしょうか。

お読み頂いた皆様、応援して下さった方々には感謝しています、本当にありがとうございました。


次回からは新シリーズです。
語彙力が試されそうなぷちですか、どうかお手柔らかに。

今後もぷちかれ、ぷちみおの出番も変わらずちまちま挟んでいきますので、よろしくご愛顧のほどを。

では、今シリーズもお目汚し、失礼をば。

980: 19/11/30(土)20:30:59 ID:Yhr
有香とは意外
乙、また新シリーズで癒されに来ます

引用元: 未央「今日も事務所は波乱万丈!」ぷちみお「ナンテジダイダー」