穂乃果「ぅ絵里ちゃー･･･え？」

海未「な、何故スーツなのですか！？」

花陽「今日何か大事な式典でもあったっけ？」

絵里「･･･」

真姫「･･･」

ｽﾄﾝ

にこ「何事も無いかの様に座ってるの腹立つわね」

ことり「･･･？」

希「スーツ･･･」

絵里「マッキー、向こうにはマリファナBARがあるってホント？」

全員「「！？」」

真姫「ええ、ホントよ」

絵里「合法なのかしら？」

真姫「100%って訳じゃないわ、家とか、決められた場所で吸わせる様にしてるのよ」

穂乃果「マリファナってなぁに？」

海未「あ、あの真面目で素直な真姫と絵里が、マリファナぁ！？」

花陽「アバババババ･･･」

ことり「花陽ちゃぁん！」

にこ「･･･何か聞いた事あるような」

希「えーと何やったっけか･･･」

絵里「そういう物なのね、マリファナBARってのは」

真姫「買うも合法持つも合法、マリファナBARをやってるなら、売ったっていいのよ」

穂乃果「えぇ！？危ない薬なの！？」

海未「覚せい剤やシャブ程危険視されてはいませんが、危ない事に変わりはない物です！！」

花陽「海未ちゃんの口からシャブって言うとは思わなかったよ」

ことり「私も初めて･･･」

にこ「何だっけ･･･サタデーナイトフィーバーだっけか」

希「多分近いよにこっち、俳優さんが同じ気がする･･･」

絵里「そういや警察はどうしたのよ、普通止めない？」

真姫「向こうの警察は、私達が持っていても身体検査出来ないわ」

真姫「身体検査する権利を持ってないから」

絵里「オウ、ジーザス･･･行かなきゃ、向こうへ」ｽｸｯ

真姫「ええ、きっと気に入るわ」ｽｸｯ

ﾊﾞﾀﾝ･･･

穂乃果「うぅ、穂乃果は悲しいよ･･･絵里ちゃん真姫ちゃんが悪の道に･･･」ｼｸｼｸ

海未「私もです･･･かくなる上は我ら園田組の力を行使してでも辞めさせなければ･･･」

花陽「何だか不穏な言葉が聞こえなかったことりちゃん」

ことり「きっと何でもないのよなんでも」

にこのぞ「「･･･あっ」」

にこ「パルプ・フィクションだ！！」

希「それや！！」

ｶﾞﾁｬ

凛「･･･」

花陽「あ、凛ちゃん！！」

ことり「な、何でハンバーガーのセットを持ってるの･･･？」

ｽﾄﾝ

ｶﾞﾁｬ

えりまき「･･･」

凛「･･･」

にこ「まだ続くのね･･･」

希「全部は思い出せないけど、確かこの後は･･･」

絵里「ごきげんよう、私達はミス・ミナミのビジネスパートナーよ」

ことり「ﾁｭﾝ!?」

穂乃果「ことりちゃんまで悪の道に･･･」

海未「もう頼れるのは穂乃果だけです･･･」ｼｸｼｸ

ことり「ことりじゃないよ！多分お母さんだよ！」

希「堂々と理事長売ったで」

にこ「何がなんでも悪の道には行きたくないのね」

絵里「ああ、そのままでいいのよ」OKﾏｰｸ

花陽「あ、はい･･･」

ことり「特に動いてないけど･･･」

絵里「･･･昼ご飯の時に来て悪かったわ、何食べてるの？」

凛「･･･ハンバーガー」

絵里「ハンバーガー！栄養満点の昼飯の代表ね！」

希「ﾌﾞﾌｯ」

にこ「迫真ね」

絵里「どこのハンバーガー？」

凛「あ、チーズバーガー」

絵里「どこで買ったか聞いてるの、マクドナルドかウェンディーズか、ジャックインザボックスか」

凛「えと、ビッグカフナバーガー」

にこ「かくかくしかじか」

穂乃果「なぁんだ！映画の真似かぁ！」

海未「肝が冷えましたよ･･･」

にこ「暇だし、暫く付き合ってやりましょ」

絵里「ビッグカフナバーガー！ハワイアンバーガーの店でしょ？あそこのバーガーは美味しいんだってね！」

絵里「味見してもいいかしら」

凛「あ、どうぞ･･･」

絵里「･･･」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

希「ﾌﾞﾌｫｯ」

ことり「あの絵里ちゃんがハンバーガー･･･」

花陽「前に食べた時にハマったとか･･･」

絵里「･･･うーん！いやぁ、これはイケルわね！」

絵里「マッキー！カフナバーガーを食べた事は？」

真姫「･･･」ﾌﾙﾌﾙ

絵里「味見してみて！とても美味しいから」

真姫「お腹すいてないわ」

絵里「そう、今度食べてみなさいな」

穂乃果「･･･真姫ちゃん久しぶりに喋ったね」

海未「ところで、真姫はさっきから何を咥えているのです･･･？」

ことり「何か煙草みたい･･･」

花陽「ﾋﾟｬｧｯ!!真姫ちゃん煙草ｽｯﾁｬｯﾀﾉｫ!?」

真姫「･･･」ﾋﾟﾗｯ

にこ「え、何これ、メモ？」

希「なになに？」

「これはペロペロキャンディよ、煙が出てるのは物凄くペロペロしてるから」

希「えぇ･･･」

にこ「摩擦か何か？」

穂乃果「何だペロペロキャンディか！あとでもーらおっと！」

海未「ほっ、杞憂でしたか･･･」

花陽「良かったです！」

ことり「信じるんだ･･･」

絵里「うちのはベジタリアンでね、まあ、菜食主義ってのは影響されるわよね」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

絵里「でも美味しいハンバーガーは別よ！」

希「にこっち野菜スナック食べる？」

にこ「･･･今は良いわよ」

絵里「ふう、美味しかった、これ何が入ってるの？」

凛「あ、えと、スプライト」

絵里「スプライト、よし」

絵里「これで、今食べたハンバーガーを胃に流し込みたいんだけど構わないかしら？」

凛「ど、どうぞ」

絵里「･･･」ﾁｭｰ･･･

絵里「･･･ｳｺﾞﾌｯ･･･ﾁｭｰ･･･」

希「そりゃ炭酸やからむせるやろ！！wwwww」

にこ「ああ、そんな一息に」

穂乃果「海未ちゃん、お水」

海未「あ、頂きます」ｺﾞｸｯ

海未「ﾌﾞﾊｧｯ!!」

穂乃果「それ炭酸水だよー！」

ことり「氏にたがり屋さんかな？」

花陽「ああ、凛ちゃんのハンバーガーセットがみるみる･･･」

凛「ま、待ってほしいにゃ！」

えりまき「「･･･」」

にこ「え、何事」

凛「り、凛はあなた達の名前も知らないんです、えと、そちらはマッキーさn」

絵里「私はエリーよ！！」

凛「わ、分かりましたエリーさん」

凛「あ、あなた達の目的は分かる！あのカバンの事だろ！」

絵里「･･･」ｽｯ

凛「アレについては是非取引して貰いたい！我々にとっても利益がある筈にy」

ﾊﾟｧﾝ!!

花陽「」ﾄﾞｻｯ

にこ「は？」

希「かよちゃんまで買収されとったんか」

穂乃果「花陽ちゃぁぁああん！！」

海未「絵里！！貴女は一体なんて事を！！」

絵里「あらごめんなさい、続けて？」

凛「にゃっ･･･！！」ｶﾞｸｶﾞｸ

絵里「続けないの？じゃこちらから聞くわね」

絵里「ミス・ミナミはどんな姿形をしていたかしら」

凛「え、え？」

ｶﾞｯｼｬｧﾝ

希「にこっち！！にこっちにジュースの氷が！！www」

にこ「･･･」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

穂乃果「花陽ちゃん･･･貴女の事は一生忘れないよ･･･」

ことり「い、生きてるよ･･･一応保健委員だし」

海未「気休めはいらないのです！！」

ことり「ﾋﾟｨ!!」

絵里「何度も言わすんじゃないわよ！！貴女国はどこ！？」

凛「な、何」

絵里「何なんて国何処にも無いでしょうが！！貴女アメリカ人でしょう！？」

凛「そ、そうです！！」ｶﾞｸｶﾞｸ

希「絶対ちゃうで」

絵里「じゃあ言ってみなさい！ミナミ・ウォレスはどんな姿形をしていたのか！！」

凛「え、えぇ？」

絵里「いちいち聞き返すんじゃないわよ耳障りね、この猫！！今度聞き返してみなさい、貴女はその場でWonder zone行きよ！！」ｽﾁｬｯ

にこ「どこよそれ」

ほのうみ「「･･･」」ｺﾞｸﾘ

ことり「見入っちゃってるよ･･･」

凛「に、日本人で」

絵里「それから！？」

凛「とさか頭で」

絵里「ことりみたいな人かしら！？」

ことり「引き合いに出さないでよ･･･」

凛「え、えぇ！？」

ﾊﾟｧﾝ!!

凛「にゃあああああっ！！！」

絵里「ミナミ・ウォレスはことりみたいな人だったか聞いてんのよ！！」

にこ「よく血のりなんか買ってきたわね」

希「無駄に金かかっとるな」

凛「ちがぁう！！」

ことり「えっ」

絵里「じゃあ何でことりに突っかかるような真似したの！？」

凛「してないにゃあ！！」

絵里「いや、した！貴女はしたのよ凛！！」

絵里「ミナミのとさかにぶっ込んだのかしら？」

凛「し、してない！」

絵里「でしょうね、ミナミのとさかにぶっ込んでいいのは、ミナミの娘だけなんだよ」

希「おっほほほほwww」

にこ「とさかにぶっ込むって何よ･･･」

ことり「私目の敵みたいになってない？」

絵里「･･･貴女、聖書は読むかしら」

凛「は、はい･･･」ｶﾞｸｶﾞｸ

希「嘘こけ」

にこ「絵里はともかく、凛は絶対読まないでしょうね」

ことり「にこちゃんは分かるの？」

にこ「当たり前でしょ、常識よ！」

希「目泳いどるで」

真姫「･･･」ｽﾁｬｯ

絵里「聖書に、今この状況にピッタリの一説があるの、教えてあげる」

絵里「エゼキエル書第二十五章十七節」

絵里「されど、心優しき者の行く道は、心悪しき者の利己と暴虐によって、行く手を阻まれるものなり」

絵里「愛と善意の名によりて、暗黒の谷より弱きものを導きたる彼の者に神の祝福あれ」

絵里「何故なら彼は兄弟を守る者、迷い子達を！救う者なり」

ことり「よく覚えてるね･･･」

にこ「どこに真面目になってんだか」

絵里「主なる神はこう言われる、我が兄弟を滅ぼそうとする、悪しき者達に私は！怒りに満ちた懲罰を以て、大いなる復讐を彼等に成す！！」

絵里「私が彼等に仇を返すその時！彼等は私が主であることを知るだろう！！」ｽﾁｬｯ

真姫「･･･」ｽﾁｬｯ

凛「に、にゃa」

ﾊﾟｧﾝﾊﾟｧﾝﾊﾟｧﾝ!!ﾊﾟｧﾝﾊﾟｧﾝ･･･!!

凛「」ｸﾀｯ

絵里「･･･」

真姫「･･･」

全員「･･･」

絵里「･･･どうだった？」

にこ「いや普通に聞くんかい！！」

希「良かったで、えりちの演技！」

穂乃果「うんうん！思わず見入っちゃったよ！」

海未「是非本家を観てみたいものですね、なんでしたっけ？」

にこ「パルプ・フィクションよ、海未は辞めた方がいいかも」

海未「何故です！？」

ことり「知らなくていい事もあるんだよ、海未ちゃん」

花陽「･･･ふう」ﾑｸｯ

穂乃果「花陽ちゃんが生き返った！！」

花陽「ｼﾝﾃﾞﾅｲﾖｫ!?」

真姫「咄嗟の判断だったの、ありがとう花陽」

ことり「と、咄嗟なの？」

真姫「さっきのメモの裏に書いてあるわ」

希「ほえ？」ﾋﾟﾗｯ

「これを見た人、もうすぐ絵里がそっちに向かって撃つから倒れて」

花陽「裏見たの、私だけだったんだね･･･」

にこ「結果的に良かったじゃない、何人も見て、同時に倒れるなんて変だし」

穂乃果「西部劇の早撃ちの人みたい！」

真姫「早撃ち･･･ね」

凛「絵里ちゃん怖かったにゃ」ﾑｸｯ

絵里「ありがとう、凛」

絵里「みんなもごめんなさい、昨日観た映画が面白くてつい」

にこ「ついでやるレベルじゃないわよこれ」

希「面白かったからええやん！」

･･･ｶﾞﾁｬ

凛「凛も！女優目指そうかな！」

真姫「単純ね」ｶﾐﾉｹｸﾙｸﾙ

花陽「いい演技だったよ凛ちゃん」

ほのことうみ「･･･」ｶﾞｸｶﾞｸ

絵里「真姫もありがとう、無理言っちゃって」

真姫「いいのよ、私もあの映画好きだし･･･っ！？」

絵里「えぇ、ありがとう･･･後ろ見てどうしたの？」ｸﾙｯ

理事長「･･･」

絵里「り、りりり理事長･･･！！」ｶﾞｸｶﾞｸ

理事長「銃声のようなものが聞こえたから、何かと思えば･･･」

穂乃果「ひ、久しぶりに見た、理事長が怒ってるところ･･･！」

ことり「私も･･･！」

海未「･･･」ｶﾞｸｶﾞｸ

花陽「」ﾄﾞｻｯ

凛「」ﾄﾞｻｯ

にこ「ちょっと！！こいつら血糊をいい事に氏んだフリしてるわよ！？」

真姫「」ｸﾞｸﾞｯ

希「真姫ちゃん銃をこめかみに当てないで！！」

理事長「主犯は･･･あなたですね、絢瀬さん」

絵里「違うんです理事長！ふざけていた訳では無いんです！！」

絵里「話を聞いて下さい！！」

理事長「えぇ、聞かせてもらうわ」

理事長「近くに馴染みの雑貨屋をやってる人がいてね、地下室を持ってるから静かに話せるわ」

絵里「チ、チカァ･･･！？」

にこ「ダブルミーニング」

理事長「さ、行きましょう、終末はクソ近いわ」

絵里「ﾁｶｧｧｧｧｧ･･･」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

にこ「･･･やっぱり」

希「ことりちゃんって･･･」

ことり「ミナミ・ウォレス・コトリなのかなぁ･･･」

終わり

次はDJANGOかI AM LEGENDかな

絵里「雨の日のコーヒー」

穂乃果「第一次音ノ木坂抗争」

絵里「青に」にこ「落ちていく」

前作でぇす

思った以上に影響受けすぎだった
乙