1: 2017/04/01(土) 22:42:01.441 ID:AozvNILI0.net
ラフィエル「下着泥棒ですか?」
ガヴリール「たぶんそうだと思う。でも、私外に干さないからさ、どこで盗まれるかが分からないんだよ」
サターニャ「ねぇ?下着泥棒は変態!ってのは分かるんだけど、なんでパンツを盗むの?」
ラフィエル「それは……やっぱりそういうことをするためじゃないですか」
サターニャ「そういうことって?」
ラフィエル「うーんサターニャさんにはまだ早いですね」
サターニャ「なによ!私を馬鹿にしてるの!この大悪魔サタニキア様に早すぎるものなんてないのよ!」
ガヴリール「たぶんそうだと思う。でも、私外に干さないからさ、どこで盗まれるかが分からないんだよ」
サターニャ「ねぇ?下着泥棒は変態!ってのは分かるんだけど、なんでパンツを盗むの?」
ラフィエル「それは……やっぱりそういうことをするためじゃないですか」
サターニャ「そういうことって?」
ラフィエル「うーんサターニャさんにはまだ早いですね」
サターニャ「なによ!私を馬鹿にしてるの!この大悪魔サタニキア様に早すぎるものなんてないのよ!」
6: 2017/04/01(土) 22:43:34.391 ID:AozvNILI0.net
ラフィエル「……そうですか。でしたら今度私の家に来ませんか?じっくりっと教えますよ」
サターニャ「分かったわ!このサタニキア様に教えさせてあげるんだから感謝しなさい!」
ガヴリール「うわー……あれ?さっきからヴィーネ静かだけどどうした?」
ヴィーネ「えっ……な、なんでもないわよ」
ガヴリール「?なんかあやしいなー」
ヴィーネ「あやしくないわよ!それで、下着が盗まれるっていつ頃からなの?」
ガヴリール「んーそうだな……一週間前からかな」
ヴィーネ「そ、そうなんだ」
サターニャ「分かったわ!このサタニキア様に教えさせてあげるんだから感謝しなさい!」
ガヴリール「うわー……あれ?さっきからヴィーネ静かだけどどうした?」
ヴィーネ「えっ……な、なんでもないわよ」
ガヴリール「?なんかあやしいなー」
ヴィーネ「あやしくないわよ!それで、下着が盗まれるっていつ頃からなの?」
ガヴリール「んーそうだな……一週間前からかな」
ヴィーネ「そ、そうなんだ」
9: 2017/04/01(土) 22:45:37.616 ID:AozvNILI0.net
ガヴリール「ほんと盗むとかやめてくれないかな。ただでさえ課金でお金ないのに……」
ヴィーネ「わ、私がお金出そうか?」
ガヴリール「なんでヴィーネがお金出すんだよ」
ヴィーネ「そ、それは……」
ガヴリール「なんかさっきから挙動不審じゃない?」
ヴィーネ「そ、そんなことないって!あ、私用事思い出したから帰るわね!」
ガヴリール「……ふーん」
ラフィエル「ヴィーネさん、どうしたんでしょうね」
ガヴリール「さあ?」
ヴィーネ「わ、私がお金出そうか?」
ガヴリール「なんでヴィーネがお金出すんだよ」
ヴィーネ「そ、それは……」
ガヴリール「なんかさっきから挙動不審じゃない?」
ヴィーネ「そ、そんなことないって!あ、私用事思い出したから帰るわね!」
ガヴリール「……ふーん」
ラフィエル「ヴィーネさん、どうしたんでしょうね」
ガヴリール「さあ?」
10: 2017/04/01(土) 22:47:18.480 ID:AozvNILI0.net
――――――
ヴィーネ「はぁ……」
ヴィーネ(やっぱり逃げたのはまずかったかしら……)
ヴィーネ(でも言えないわよね)
ヴィーネ(ガヴのパンツ盗んでいるのがおそらく私だなんて……)
ヴィーネ(事の始まりは一週間前だった)
ヴィーネ(朝起きたらなんとパンツが枕元にあったの)
ヴィーネ(あの時はほんとに焦ったわ)
ヴィーネ「はぁ……」
ヴィーネ(やっぱり逃げたのはまずかったかしら……)
ヴィーネ(でも言えないわよね)
ヴィーネ(ガヴのパンツ盗んでいるのがおそらく私だなんて……)
ヴィーネ(事の始まりは一週間前だった)
ヴィーネ(朝起きたらなんとパンツが枕元にあったの)
ヴィーネ(あの時はほんとに焦ったわ)
12: 2017/04/01(土) 22:49:04.420 ID:AozvNILI0.net
ヴィーネ(朝起きたら誰のか分からないパンツがあるのよ?)
ヴィーネ(正直気持ち悪いし、誰のかもわからないしで一日目はゴミ箱に入れたんだけど……)
ヴィーネ(次の日からも朝起きたらパンツが枕元にあるようになったのよ)
ヴィーネ(怖いし不気味だけど、このままじゃいけないと私推測を立てたの)
ヴィーネ(もしかしたら、夜な夜な人のパンツを盗んでいるんじゃないのかって)
ヴィーネ(でも、同性愛者ってわけじゃないから同性のましては知らない人のパンツなんて盗むかしら?)
ヴィーネ(って今日まで疑問に思っていたんだけど……)
ヴィーネ(正直気持ち悪いし、誰のかもわからないしで一日目はゴミ箱に入れたんだけど……)
ヴィーネ(次の日からも朝起きたらパンツが枕元にあるようになったのよ)
ヴィーネ(怖いし不気味だけど、このままじゃいけないと私推測を立てたの)
ヴィーネ(もしかしたら、夜な夜な人のパンツを盗んでいるんじゃないのかって)
ヴィーネ(でも、同性愛者ってわけじゃないから同性のましては知らない人のパンツなんて盗むかしら?)
ヴィーネ(って今日まで疑問に思っていたんだけど……)
13: 2017/04/01(土) 22:51:09.002 ID:AozvNILI0.net
ヴィーネ(今日のガヴの発言……そうガヴのパンツが盗まれているってことよ)
ヴィーネ(それを聞いて思ったの!私が盗んでいたのはガヴのパンツなのでは?……って)
ヴィーネ(知らない同性のパンツを盗むのはない!って断言できるわ……)
ヴィーネ(でも、今日、ガヴのパンツなら盗むかもしれないって思ってしまったの)
ヴィーネ(それに、始まった時期も同じとなってしまうと……)
ヴィーネ(やっぱり私が盗んだのかしら)
ヴィーネ「はぁ……」
ヴィーネ(それを聞いて思ったの!私が盗んでいたのはガヴのパンツなのでは?……って)
ヴィーネ(知らない同性のパンツを盗むのはない!って断言できるわ……)
ヴィーネ(でも、今日、ガヴのパンツなら盗むかもしれないって思ってしまったの)
ヴィーネ(それに、始まった時期も同じとなってしまうと……)
ヴィーネ(やっぱり私が盗んだのかしら)
ヴィーネ「はぁ……」
15: 2017/04/01(土) 22:52:49.403 ID:AozvNILI0.net
ヴィーネ(やっぱり返した方がいいのよね)
ヴィーネ(でもなんて言って返そうかしら……)
ヴィーネ(流石に私が盗んでたなんて言えない)
ヴィーネ(それに盗んでる時の記憶がないし……)
ヴィーネ(そもそもガヴのなのかも確信ないし……)
ヴィーネ(ほんとどうしようかしら)
ヴィーネ(でもなんて言って返そうかしら……)
ヴィーネ(流石に私が盗んでたなんて言えない)
ヴィーネ(それに盗んでる時の記憶がないし……)
ヴィーネ(そもそもガヴのなのかも確信ないし……)
ヴィーネ(ほんとどうしようかしら)
17: 2017/04/01(土) 22:56:21.236 ID:AozvNILI0.net
――――――
ラフィエル「ヴィーネさん帰っちゃいましたし、私たちも帰りましょうか」
ガヴリール「そうだな」
ラフィエル「ヴィーネさんと一緒に帰らないの珍しいですね」
ガヴリール「そういやここ最近ずっと一緒に帰ってたな」
ラフィエル「前から気になっていたのですが、ヴィーネさんって毎日ガヴちゃん家にお世話しにいってるんですか?」
ガヴリール「そうでもないなー昨日は来なかった」
ラフィエル「眠たそうですね」
ガヴリール「そうだなーイベントで忙しいから」
ラフィエル「ヴィーネさん帰っちゃいましたし、私たちも帰りましょうか」
ガヴリール「そうだな」
ラフィエル「ヴィーネさんと一緒に帰らないの珍しいですね」
ガヴリール「そういやここ最近ずっと一緒に帰ってたな」
ラフィエル「前から気になっていたのですが、ヴィーネさんって毎日ガヴちゃん家にお世話しにいってるんですか?」
ガヴリール「そうでもないなー昨日は来なかった」
ラフィエル「眠たそうですね」
ガヴリール「そうだなーイベントで忙しいから」
19: 2017/04/01(土) 23:00:55.794 ID:AozvNILI0.net
ラフィエル「そうなんですか」
ラフィエル「そういえばガヴちゃん」
ガヴリール「何?」
ラフィエル「下着泥棒の話ですが……」
ガヴリール「あーうん」
ラフィエル「外に干してないのに無くなるということは家に入られたってことですか?」
ガヴリール「いや、どうだろう。流石の私でも知らないやつを家に上げないよ」
ラフィエル「でしたら、考えたくありませんが……」
ラフィエル「そういえばガヴちゃん」
ガヴリール「何?」
ラフィエル「下着泥棒の話ですが……」
ガヴリール「あーうん」
ラフィエル「外に干してないのに無くなるということは家に入られたってことですか?」
ガヴリール「いや、どうだろう。流石の私でも知らないやつを家に上げないよ」
ラフィエル「でしたら、考えたくありませんが……」
22: 2017/04/01(土) 23:05:06.392 ID:AozvNILI0.net
ガヴリール「……だろうな」
サターニャ「え、何?どういうこと?」
ガヴリール「あーサターニャ居たのか……」
サターニャ「居たわよ!このサタニキア様を忘れるっていったいどういうことよ!」
ラフィエル「ガヴちゃん、サターニャさんが珍しく、本当に珍しく空気を読んで黙っていてくれたんですからそんな扱いはダメですよ」
ガヴリール「ああ、そうだなラフィ。ごめんなサターニャ悪かった!」
サターニャ「し、仕方ないわねー許してあげる!……あれ?なんの話してたんだっけ?」
ラフィエル「下着泥棒の話ですね」
サターニャ「え、何?どういうこと?」
ガヴリール「あーサターニャ居たのか……」
サターニャ「居たわよ!このサタニキア様を忘れるっていったいどういうことよ!」
ラフィエル「ガヴちゃん、サターニャさんが珍しく、本当に珍しく空気を読んで黙っていてくれたんですからそんな扱いはダメですよ」
ガヴリール「ああ、そうだなラフィ。ごめんなサターニャ悪かった!」
サターニャ「し、仕方ないわねー許してあげる!……あれ?なんの話してたんだっけ?」
ラフィエル「下着泥棒の話ですね」
23: 2017/04/01(土) 23:09:10.065 ID:AozvNILI0.net
サターニャ「そうよ!それ、何が考えたくないのよ?」
ラフィエル「外に洗濯物を干さない、家に知らない人を上げないとなると……考えられるのは一つですよね」
サターニャ「……?」
ラフィエル「……えーとですね」
ガヴリール「知り合いが犯人かもしれないってことだ」
ラフィエル(……え?)
サターニャ「知り合いって……もしかして」
ガヴリール「うん。ヴィーネ、ラフィ、サターニャの三人だ」
サターニャ「私はやってないわよ!」
ラフィエル「外に洗濯物を干さない、家に知らない人を上げないとなると……考えられるのは一つですよね」
サターニャ「……?」
ラフィエル「……えーとですね」
ガヴリール「知り合いが犯人かもしれないってことだ」
ラフィエル(……え?)
サターニャ「知り合いって……もしかして」
ガヴリール「うん。ヴィーネ、ラフィ、サターニャの三人だ」
サターニャ「私はやってないわよ!」
25: 2017/04/01(土) 23:13:13.844 ID:AozvNILI0.net
ガヴリール「それは分かってるよ。それにラフィでもない……」
サターニャ「それって……まさか、ヴィネットを疑ってるの!」
ガヴリール「そうとしか考えられないだろ。それに今日もこの話題出した途端に挙動不審になったしさ」
サターニャ「ふ、ふざけんじゃないわよ!見損なったわ!ヴィネットが……あのヴィネットがそんなことするはずがないでしょ!」
ガヴリール「落ち着けよ」
サターニャ「落ち着けるわけないでしょ!あんたはそんなこと言う奴じゃないと思ってたのに……もう知らない!」
ラフィエル「あ、サターニャさん!」
ガヴリール「私だって疑いたいわけじゃないんだ……」
サターニャ「それって……まさか、ヴィネットを疑ってるの!」
ガヴリール「そうとしか考えられないだろ。それに今日もこの話題出した途端に挙動不審になったしさ」
サターニャ「ふ、ふざけんじゃないわよ!見損なったわ!ヴィネットが……あのヴィネットがそんなことするはずがないでしょ!」
ガヴリール「落ち着けよ」
サターニャ「落ち着けるわけないでしょ!あんたはそんなこと言う奴じゃないと思ってたのに……もう知らない!」
ラフィエル「あ、サターニャさん!」
ガヴリール「私だって疑いたいわけじゃないんだ……」
26: 2017/04/01(土) 23:17:24.160 ID:AozvNILI0.net
ラフィエル「ガヴちゃん……」
ガヴリール「ごめんラフィ……ここからは一人で帰る」
ラフィエル「……はい。また明日」
ガヴリール「ああ」
ラフィエル(サターニャさん大丈夫でしょうか……)
ラフィエル(……今回の件は少し不思議なところがありますね)
ラフィエル(私の想像通りでしたらすこし面白そうです)
ガヴリール「ごめんラフィ……ここからは一人で帰る」
ラフィエル「……はい。また明日」
ガヴリール「ああ」
ラフィエル(サターニャさん大丈夫でしょうか……)
ラフィエル(……今回の件は少し不思議なところがありますね)
ラフィエル(私の想像通りでしたらすこし面白そうです)
27: 2017/04/01(土) 23:20:20.519 ID:AozvNILI0.net
――――――
サターニャ「ほんっと信じられないわ!よりによってヴィネットを疑うなんて」
サターニャ(でも、それだけガヴリールも追い詰められているってことよね……)
サターニャ(ヴィネットの疑いも晴らしてガヴリールを助ける方法ってないかしら……)
サターニャ(……!)
サターニャ「そうだわ!簡単じゃない私が犯人を捕まえればいいのよ!」
サターニャ「ほんっと信じられないわ!よりによってヴィネットを疑うなんて」
サターニャ(でも、それだけガヴリールも追い詰められているってことよね……)
サターニャ(ヴィネットの疑いも晴らしてガヴリールを助ける方法ってないかしら……)
サターニャ(……!)
サターニャ「そうだわ!簡単じゃない私が犯人を捕まえればいいのよ!」
28: 2017/04/01(土) 23:22:56.400 ID:AozvNILI0.net
サターニャ(どう捕まえたらいいのかしら……!待ち伏せしたらいいのね!)
サターニャ(でも、いつ頃なくなるのかしら?)
サターニャ(時間が分かってないと難しいわよね……)
サターニャ(いえ、分からないのならずっと見張っていればいいだけね)
サターニャ「ふふふ、待ってなさい!この大悪魔サタニキア様が成敗してあげるわ!」
サターニャ(でも、いつ頃なくなるのかしら?)
サターニャ(時間が分かってないと難しいわよね……)
サターニャ(いえ、分からないのならずっと見張っていればいいだけね)
サターニャ「ふふふ、待ってなさい!この大悪魔サタニキア様が成敗してあげるわ!」
29: 2017/04/01(土) 23:27:02.365 ID:AozvNILI0.net
――――――
ヴィーネ(やっぱり私が持ってるのはダメよね……)
ヴィーネ(ガヴにばれないように返せないかしら)
ヴィーネ(ガヴのものって確証はないけど、状況的にはガヴのよね……)
ヴィーネ(ガヴが居ないうちに合鍵使って家に入って返すとか)
ヴィーネ(でも、家主が居ないときに家に入るのはちょっと……)
ヴィーネ(ガヴが寝てるときに忍び込むのはどうかしら)
ヴィーネ(これも悪いことだけど、いないときに入るよりはマシよね)
ヴィーネ(早速今日の深夜に返しに行こうかしら)
ヴィーネ(やっぱり私が持ってるのはダメよね……)
ヴィーネ(ガヴにばれないように返せないかしら)
ヴィーネ(ガヴのものって確証はないけど、状況的にはガヴのよね……)
ヴィーネ(ガヴが居ないうちに合鍵使って家に入って返すとか)
ヴィーネ(でも、家主が居ないときに家に入るのはちょっと……)
ヴィーネ(ガヴが寝てるときに忍び込むのはどうかしら)
ヴィーネ(これも悪いことだけど、いないときに入るよりはマシよね)
ヴィーネ(早速今日の深夜に返しに行こうかしら)
30: 2017/04/01(土) 23:29:24.509 ID:AozvNILI0.net
――――――
ラフィエル「ふう、宿題も終わりましたし何をしましょうか?」
ラフィエル「今、サターニャさんは何処にいるのでしょう?」
ラフィエル「あれ?もう結構遅い時間なのに家に居ませんね……」
ラフィエル「この座標はガヴちゃんの家付近ですか……」
ラフィエル「面白いことが起きそうです!」
ラフィエル「ふう、宿題も終わりましたし何をしましょうか?」
ラフィエル「今、サターニャさんは何処にいるのでしょう?」
ラフィエル「あれ?もう結構遅い時間なのに家に居ませんね……」
ラフィエル「この座標はガヴちゃんの家付近ですか……」
ラフィエル「面白いことが起きそうです!」
33: 2017/04/01(土) 23:32:21.453 ID:AozvNILI0.net
――――――
サターニャ(暇ねー)
サターニャ(ガヴリールの話だと毎日来てるみたいだから今日も来るはずよね)
サターニャ(こんな夜遅くに外にいるなんてかなり悪魔的な行為なんじゃないの!)
サターニャ(それにしても本当に暇ね、早く来ないかしら……)
サターニャ(……!)
サターニャ(来たわね、覚悟しなさい!)
サターニャ(暇ねー)
サターニャ(ガヴリールの話だと毎日来てるみたいだから今日も来るはずよね)
サターニャ(こんな夜遅くに外にいるなんてかなり悪魔的な行為なんじゃないの!)
サターニャ(それにしても本当に暇ね、早く来ないかしら……)
サターニャ(……!)
サターニャ(来たわね、覚悟しなさい!)
34: 2017/04/01(土) 23:34:07.451 ID:AozvNILI0.net
ラフィエル(ガヴちゃんの家を見ているみたいですね)
ラフィエル(犯人を捕まえようとしているのでしょうか……犯人なんていないと思うんですけどね)
ラフィエル(しかし、まだ日も変わっていない時間から見張る意味なんてあるのでしょうか?)
ラフィエル(……?見るからにあやしい人がいますね……あれ?)
ラフィエル(犯人を捕まえようとしているのでしょうか……犯人なんていないと思うんですけどね)
ラフィエル(しかし、まだ日も変わっていない時間から見張る意味なんてあるのでしょうか?)
ラフィエル(……?見るからにあやしい人がいますね……あれ?)
35: 2017/04/01(土) 23:37:05.085 ID:AozvNILI0.net
ヴィーネ(うー……確か23時をまわったら補導されるのよね)
ヴィーネ(誰にも見つからないようにしないと……)
ヴィーネ(でも、こんな時間に外出なんて悪いことじゃない?)
ヴィーネ(私も立派な悪魔なのよね!)
ヴィーネ(……はあ、気が滅入るわね)
ヴィーネ(てか、勢いで出てきちゃったけどこの時間だったらガヴ起きてる気がするわね)
ヴィーネ(その時はその時で遊びに来たことにしようかしら……)
ヴィーネ(でもこんな時間にインターホンって鳴らしていいのかしら)
ヴィーネ(電話をかけてみる……でももしそれで起きちゃったら本末転倒だし……)
サターニャ「覚悟しなさい!この変態!」
ヴィーネ「え?」
ヴィーネ(誰にも見つからないようにしないと……)
ヴィーネ(でも、こんな時間に外出なんて悪いことじゃない?)
ヴィーネ(私も立派な悪魔なのよね!)
ヴィーネ(……はあ、気が滅入るわね)
ヴィーネ(てか、勢いで出てきちゃったけどこの時間だったらガヴ起きてる気がするわね)
ヴィーネ(その時はその時で遊びに来たことにしようかしら……)
ヴィーネ(でもこんな時間にインターホンって鳴らしていいのかしら)
ヴィーネ(電話をかけてみる……でももしそれで起きちゃったら本末転倒だし……)
サターニャ「覚悟しなさい!この変態!」
ヴィーネ「え?」
38: 2017/04/01(土) 23:40:08.820 ID:AozvNILI0.net
サターニャ(思った通りガヴリールの部屋の前まで来たわね)
サターニャ(変態め……あんたのせいでガヴリールは傷ついたし、ヴィネットは謂れもない罪を擦り付けられそうになっているのよ)
サターニャ(絶対に許さない!)
サターニャ(何かもたついてるわね……今がチャンス!)
サターニャ「覚悟しなさい!この変態!」
ヴィーネ「え?」
サターニャ(変態め……あんたのせいでガヴリールは傷ついたし、ヴィネットは謂れもない罪を擦り付けられそうになっているのよ)
サターニャ(絶対に許さない!)
サターニャ(何かもたついてるわね……今がチャンス!)
サターニャ「覚悟しなさい!この変態!」
ヴィーネ「え?」
39: 2017/04/01(土) 23:42:50.822 ID:AozvNILI0.net
ラフィエル(あれってヴィーネさんですよね……)
ラフィエル(まさか本当に下着泥棒だったんでしょうか?)
ラフィエル(そんなわけないですよねーこの時間だと絶対ガヴちゃん起きてますし)
ラフィエル(あーサターニャさんがヴィーネさんを追いかけてますね)
ラフィエル(なかなか面白くなってきました)
ラフィエル(あ、サターニャさんが飛び出しました!)
サターニャ「覚悟しなさい!この変態!」
ヴィーネ「え?」
ラフィエル(ぷぷぷ)
ラフィエル(まさか本当に下着泥棒だったんでしょうか?)
ラフィエル(そんなわけないですよねーこの時間だと絶対ガヴちゃん起きてますし)
ラフィエル(あーサターニャさんがヴィーネさんを追いかけてますね)
ラフィエル(なかなか面白くなってきました)
ラフィエル(あ、サターニャさんが飛び出しました!)
サターニャ「覚悟しなさい!この変態!」
ヴィーネ「え?」
ラフィエル(ぷぷぷ)
41: 2017/04/01(土) 23:44:57.150 ID:AozvNILI0.net
――――――
サターニャ「は?」
ヴィーネ「えっ?サターニャ?何?変態って?」
サターニャ「うそでしょ……私、信じてたのに……信じてたのに」
ヴィーネ「ホントどうしたの?泣いてるの?大丈夫?」
サターニャ「触らないでよ!この変態!」
ヴィーネ「やっぱり変態って私のこと!?」
サターニャ「当たり前でしょ!まさかあんたがガヴリールのパンツを盗んでいたなんて……」
ヴィーネ「ち、違うわよ!」
サターニャ「は?」
ヴィーネ「えっ?サターニャ?何?変態って?」
サターニャ「うそでしょ……私、信じてたのに……信じてたのに」
ヴィーネ「ホントどうしたの?泣いてるの?大丈夫?」
サターニャ「触らないでよ!この変態!」
ヴィーネ「やっぱり変態って私のこと!?」
サターニャ「当たり前でしょ!まさかあんたがガヴリールのパンツを盗んでいたなんて……」
ヴィーネ「ち、違うわよ!」
42: 2017/04/01(土) 23:48:55.046 ID:AozvNILI0.net
サターニャ「嘘よ!だったらなんでこんな夜遅くにガヴリールの家に来てるのよ!」
ヴィーネ「それは……」
サターニャ「言えないんでしょ!やっぱりあんたが犯人じゃない!」
ヴィーネ「違うの……お願い信じて!」
サターニャ「信じられるわけないでしょ!それにあんたが今持ってる袋には何が入ってるのよ」
ヴィーネ「えーとこれは……」
サターニャ「ちょっと見せなさい」
ヴィーネ「あっ……」
サターニャ「ぱ、パンツじゃない……この変態!」
ヴィーネ「それは……」
サターニャ「言えないんでしょ!やっぱりあんたが犯人じゃない!」
ヴィーネ「違うの……お願い信じて!」
サターニャ「信じられるわけないでしょ!それにあんたが今持ってる袋には何が入ってるのよ」
ヴィーネ「えーとこれは……」
サターニャ「ちょっと見せなさい」
ヴィーネ「あっ……」
サターニャ「ぱ、パンツじゃない……この変態!」
44: 2017/04/01(土) 23:52:03.078 ID:AozvNILI0.net
ヴィーネ「違うの……ほんとに違うのよ……信じてよ」
サターニャ「何泣いてるのよ!こんな変態が同じ悪魔だなんて……」
ヴィーネ「ひっぅ……ぐす……」
ガヴリール「……なあ、お前ら何してるんだ?」
サターニャ「あんたが言った通り変態はヴィネットだったわ。ほら、これあんたのパンツでしょ?」
ガヴリール「あーそういうことか……とりあえず部屋はいれよ。外で騒がれると迷惑だし」
ガヴリール「えーと、ヴィーネ?大丈夫?立てるか」
ヴィーネ「ぐす……うん……」
サターニャ「そんな奴に親切にする必要ないわ」
サターニャ「何泣いてるのよ!こんな変態が同じ悪魔だなんて……」
ヴィーネ「ひっぅ……ぐす……」
ガヴリール「……なあ、お前ら何してるんだ?」
サターニャ「あんたが言った通り変態はヴィネットだったわ。ほら、これあんたのパンツでしょ?」
ガヴリール「あーそういうことか……とりあえず部屋はいれよ。外で騒がれると迷惑だし」
ガヴリール「えーと、ヴィーネ?大丈夫?立てるか」
ヴィーネ「ぐす……うん……」
サターニャ「そんな奴に親切にする必要ないわ」
46: 2017/04/01(土) 23:54:24.694 ID:AozvNILI0.net
――――――
ガヴリール(私は何を間違えたのだろうか……?)
ガヴリール(毎日、神足通でヴィーネにパンツを送り)
ガヴリール(下着泥棒にあったとみんなに伝える)
ガヴリール(状況的にヴィーネが疑われ)
ガヴリール(みんなで距離を置く)
ガヴリール(そこへ天使のような優しさの私がヴィーネを許すことで)
ガヴリール(ヴィーネが私へ依存し、今までよりも優しくかつイチャイチャできる!)
ガヴリール(って完璧な流れだったはずなのに……)
ガヴリール(まさかサターニャがこんなに怒るとは想定外)
ガヴリール(ホントのことが言えない空気だし……)
ガヴリール(ヴィーネがかわいそうになってきた……)
ガヴリール(私は何を間違えたのだろうか……?)
ガヴリール(毎日、神足通でヴィーネにパンツを送り)
ガヴリール(下着泥棒にあったとみんなに伝える)
ガヴリール(状況的にヴィーネが疑われ)
ガヴリール(みんなで距離を置く)
ガヴリール(そこへ天使のような優しさの私がヴィーネを許すことで)
ガヴリール(ヴィーネが私へ依存し、今までよりも優しくかつイチャイチャできる!)
ガヴリール(って完璧な流れだったはずなのに……)
ガヴリール(まさかサターニャがこんなに怒るとは想定外)
ガヴリール(ホントのことが言えない空気だし……)
ガヴリール(ヴィーネがかわいそうになってきた……)
48: 2017/04/01(土) 23:56:51.991 ID:AozvNILI0.net
サターニャ「で、ヴィネットはなんでパンツを盗んだの?」
ヴィーネ「だ、だから盗んでないの……」
サターニャ「はあ?証拠までそろってるのに盗んでないっていい加減にしなさいよ!」
ヴィーネ「ほんとなのよ……」
サターニャ「だから信じられないって言ってるの!」
ヴィーネ「ひっ」
ガヴリール「な、なあ、サターニャ?」
サターニャ「なによ?」
ガヴリール「盗みは悪魔的にはいいことじゃないのか?」
ヴィーネ「だ、だから盗んでないの……」
サターニャ「はあ?証拠までそろってるのに盗んでないっていい加減にしなさいよ!」
ヴィーネ「ほんとなのよ……」
サターニャ「だから信じられないって言ってるの!」
ヴィーネ「ひっ」
ガヴリール「な、なあ、サターニャ?」
サターニャ「なによ?」
ガヴリール「盗みは悪魔的にはいいことじゃないのか?」
50: 2017/04/01(土) 23:59:01.539 ID:AozvNILI0.net
サターニャ「たしかにそうよ」
サターニャ「でもね、こいつはガヴリールを怖がらせたのよ!」
サターニャ「私の大事な友達を傷つける奴は許さない……!」
サターニャ「それに……信じてたのに……」
ガヴリール「そ、そうか……」
ガヴリール(サターニャがすごいかっこいい……かっこいいんだけど)
ガヴリール(そこまで求めてないんだよな)
サターニャ「でもね、こいつはガヴリールを怖がらせたのよ!」
サターニャ「私の大事な友達を傷つける奴は許さない……!」
サターニャ「それに……信じてたのに……」
ガヴリール「そ、そうか……」
ガヴリール(サターニャがすごいかっこいい……かっこいいんだけど)
ガヴリール(そこまで求めてないんだよな)
52: 2017/04/02(日) 00:01:19.679 ID:WYwQ5FJG0.net
ガヴリール「でもヴィーネの言い分も聞くべきじゃないかな」
サターニャ「……ガヴリールがそう言うなら」
サターニャ「ヴィネット、一応聞いてあげるわ」
ヴィーネ「……ぐす」
サターニャ「早く話しなさいよ!」
ヴィーネ「ひっ」
ガヴリール「ちょ、ちょっと、サターニャも落ち着けって!」
ガヴリール「ヴィーネ、ゆっくりでいいからな」
ヴィーネ「うん……」
サターニャ「……ガヴリールがそう言うなら」
サターニャ「ヴィネット、一応聞いてあげるわ」
ヴィーネ「……ぐす」
サターニャ「早く話しなさいよ!」
ヴィーネ「ひっ」
ガヴリール「ちょ、ちょっと、サターニャも落ち着けって!」
ガヴリール「ヴィーネ、ゆっくりでいいからな」
ヴィーネ「うん……」
53: 2017/04/02(日) 00:03:50.108 ID:WYwQ5FJG0.net
ヴィーネ「……一週間ほど前から起きたらパンツが枕元に落ちてるようになったの」
サターニャ「はあ?」
ガヴリール「サターニャ、ストップ。で?」
ヴィーネ「今日のガヴの話を聞いて……私が無意識に盗んでるんじゃないのかって思って」
ヴィーネ「返しに来たの……」
サターニャ「だったらなんでこんな時間に来たのよ?正々堂々返せばいいじゃない」
ヴィーネ「誰にも知られたくなかったから……」
サターニャ「はぁ、それで信じてもらえると思ってたの?」
サターニャ「まさか、あのヴィネットがこんな嘘をつくなんてね」
サターニャ「見損なったわ……」
サターニャ「はあ?」
ガヴリール「サターニャ、ストップ。で?」
ヴィーネ「今日のガヴの話を聞いて……私が無意識に盗んでるんじゃないのかって思って」
ヴィーネ「返しに来たの……」
サターニャ「だったらなんでこんな時間に来たのよ?正々堂々返せばいいじゃない」
ヴィーネ「誰にも知られたくなかったから……」
サターニャ「はぁ、それで信じてもらえると思ってたの?」
サターニャ「まさか、あのヴィネットがこんな嘘をつくなんてね」
サターニャ「見損なったわ……」
54: 2017/04/02(日) 00:05:51.530 ID:WYwQ5FJG0.net
ガヴリール(キレてるサターニャと泣きじゃくるヴィーネ、そして立ち尽くす私)
ガヴリール(なんだろうこの地獄絵図……魔界ってこんな感じなのかな)
ガヴリール(私が元凶だと言い出せない空気だし、正直言いだす勇気もない)
ガヴリール(ああ、わが主よ!どうか、どうか私に勇気を!)
ガヴリール(この地獄に救いを与え給え……)
(その願い私が叶えて見せましょう!)
ガヴリール(なんだろうこの地獄絵図……魔界ってこんな感じなのかな)
ガヴリール(私が元凶だと言い出せない空気だし、正直言いだす勇気もない)
ガヴリール(ああ、わが主よ!どうか、どうか私に勇気を!)
ガヴリール(この地獄に救いを与え給え……)
(その願い私が叶えて見せましょう!)
55: 2017/04/02(日) 00:07:35.936 ID:WYwQ5FJG0.net
ガヴリール「えっ?」
「こんばんはー」
ガヴリール「ラフィエル!」
ラフィエル「ガヴちゃん!あなたに救いを持ってきましたよ!」
ガヴリール(やばい奴が来てしまった……でも)
ガヴリール「まかせた!」
「こんばんはー」
ガヴリール「ラフィエル!」
ラフィエル「ガヴちゃん!あなたに救いを持ってきましたよ!」
ガヴリール(やばい奴が来てしまった……でも)
ガヴリール「まかせた!」
57: 2017/04/02(日) 00:10:14.929 ID:WYwQ5FJG0.net
――――――
ラフィエル「お二人とも落ち着いてください」
サターニャ「なによラフィエル私は落ち着いているわ」
ヴィーネ「ぐす……」
ラフィエル「この事件実は犯人はヴィーネさんじゃないんです!」
サターニャ「何言ってるのよ?状況的にヴィネットしか考えられないじゃない」
ラフィエル「甘いですよサターニャさん!」
ラフィエル「ヴィーネさんがガヴちゃんのパンツを持っていたから犯人っていうのは安直ですよー」
ラフィエル「お二人とも落ち着いてください」
サターニャ「なによラフィエル私は落ち着いているわ」
ヴィーネ「ぐす……」
ラフィエル「この事件実は犯人はヴィーネさんじゃないんです!」
サターニャ「何言ってるのよ?状況的にヴィネットしか考えられないじゃない」
ラフィエル「甘いですよサターニャさん!」
ラフィエル「ヴィーネさんがガヴちゃんのパンツを持っていたから犯人っていうのは安直ですよー」
58: 2017/04/02(日) 00:14:10.587 ID:WYwQ5FJG0.net
ラフィエル「この事件の問題点はいつ下着が盗まれたかです」
ラフィエル「ヴィーネさんの証言は起きたら下着が枕元にあったで間違いありませんね?」
ヴィーネ「え、ええ……」
ラフィエル「この証言から分かることは、犯行は夜間に行われているということです」
サターニャ「ヴィネットの嘘かもしれないじゃない!」
ラフィエル「そうかもしれません。でしたら、いつ盗んだのかです」
ラフィエル「一番考えられるのはお昼です。ガヴちゃんも学校に行っているので家にいませんから」
ラフィエル「ですが、ガヴちゃんが学校にいるならヴィーネさんも学校にいると思いませんか?」
ラフィエル「ヴィーネさんの証言は起きたら下着が枕元にあったで間違いありませんね?」
ヴィーネ「え、ええ……」
ラフィエル「この証言から分かることは、犯行は夜間に行われているということです」
サターニャ「ヴィネットの嘘かもしれないじゃない!」
ラフィエル「そうかもしれません。でしたら、いつ盗んだのかです」
ラフィエル「一番考えられるのはお昼です。ガヴちゃんも学校に行っているので家にいませんから」
ラフィエル「ですが、ガヴちゃんが学校にいるならヴィーネさんも学校にいると思いませんか?」
59: 2017/04/02(日) 00:18:09.388 ID:WYwQ5FJG0.net
ラフィエル「するとどうです?ガヴちゃんは出不精ですからね」
ラフィエル「ガヴちゃんが家にいる状況でないとヴィーネさんは盗みに入れません」
ラフィエル「そんな状況で盗みを働くのは難しいですよね」
ラフィエル「それでも盗みを行うならガヴちゃんが行動していないであろう夜しかないんです」
ラフィエル「ヴィーネさんを犯人だと仮定するなら犯行は夜間に行われないとおかしいんです」
サターニャ「な、なるほど」
ラフィエル「しかし、この場合おかしいところがあるんです」
ラフィエル「ガヴちゃんが家にいる状況でないとヴィーネさんは盗みに入れません」
ラフィエル「そんな状況で盗みを働くのは難しいですよね」
ラフィエル「それでも盗みを行うならガヴちゃんが行動していないであろう夜しかないんです」
ラフィエル「ヴィーネさんを犯人だと仮定するなら犯行は夜間に行われないとおかしいんです」
サターニャ「な、なるほど」
ラフィエル「しかし、この場合おかしいところがあるんです」
61: 2017/04/02(日) 00:21:53.449 ID:WYwQ5FJG0.net
ラフィエル「最近イベントで寝不足のガヴちゃんは夜に寝ていたのか?」
ラフィエル「たとえ寝ていたとしてもいつ寝ているか分からない人の家に忍び込むのはリスキーです」
ラフィエル「そして、ヴィーネさんの性格から考えて遅すぎる外出はしないでしょう」
ラフィエル「以上のことからヴィーネさんが犯人じゃないと考えられませんか?」
サターニャ「ちょっと待って!よくヴィネットはガヴリールの面倒を見てるわ!その時に盗むことだって考えられるはず」
ラフィエル「その通りですサターニャさん!ですが、その場合ヴィーネさんは毎日ガヴちゃんのお世話に来なければいけません」
ラフィエル「たしか昨日はお世話に行ってないんですよね?」
ヴィーネ「そうだけど……」
ラフィエル「たとえ寝ていたとしてもいつ寝ているか分からない人の家に忍び込むのはリスキーです」
ラフィエル「そして、ヴィーネさんの性格から考えて遅すぎる外出はしないでしょう」
ラフィエル「以上のことからヴィーネさんが犯人じゃないと考えられませんか?」
サターニャ「ちょっと待って!よくヴィネットはガヴリールの面倒を見てるわ!その時に盗むことだって考えられるはず」
ラフィエル「その通りですサターニャさん!ですが、その場合ヴィーネさんは毎日ガヴちゃんのお世話に来なければいけません」
ラフィエル「たしか昨日はお世話に行ってないんですよね?」
ヴィーネ「そうだけど……」
63: 2017/04/02(日) 00:25:13.640 ID:WYwQ5FJG0.net
ラフィエル「その説で行くと昨日は盗みが行われていてはいけないんです!」
サターニャ「そ、そんな……だったら私は罪のないヴィネットを責めてたってこと?」
ラフィエル「そうですね」
サターニャ「ごめんなさい……ヴィネット本当にごめんなさい……」
ヴィーネ「……いいのよ。サターニャが友達思いってことでしょ……」
ヴィーネ「怒ってるサターニャは怖かったけど……ガヴのこと真剣に考えてるんだって分かったし」
サターニャ「ヴィネット……」
ラフィエル「あーお二人ともまだエンディングじゃないですよ」
サターニャ「そ、そんな……だったら私は罪のないヴィネットを責めてたってこと?」
ラフィエル「そうですね」
サターニャ「ごめんなさい……ヴィネット本当にごめんなさい……」
ヴィーネ「……いいのよ。サターニャが友達思いってことでしょ……」
ヴィーネ「怒ってるサターニャは怖かったけど……ガヴのこと真剣に考えてるんだって分かったし」
サターニャ「ヴィネット……」
ラフィエル「あーお二人ともまだエンディングじゃないですよ」
64: 2017/04/02(日) 00:27:35.419 ID:WYwQ5FJG0.net
サターニャ「なんでよ!」
ラフィエル「ヴィーネさんの無実が分かっただけで犯人が分かってないじゃないですか」
ラフィエル「ですよねガヴちゃん?」
ガヴリール「そ、そうだな」
ラフィエル「では、コホン」
ラフィエル「犯人はこの中にいます!」
サターニャ「えー!!」
ヴィーネ「それってつまりラフィエルが……」
ラフィエル「もちろん私ではないですよー」
ラフィエル「ヴィーネさんの無実が分かっただけで犯人が分かってないじゃないですか」
ラフィエル「ですよねガヴちゃん?」
ガヴリール「そ、そうだな」
ラフィエル「では、コホン」
ラフィエル「犯人はこの中にいます!」
サターニャ「えー!!」
ヴィーネ「それってつまりラフィエルが……」
ラフィエル「もちろん私ではないですよー」
65: 2017/04/02(日) 00:30:00.297 ID:WYwQ5FJG0.net
サターニャ「なんですって!だったら誰が……」
ヴィーネ「ま、まさか……」
ガヴリール「ああそうだよ。わた」
ラフィエル「これは本当に難しい問題でした」
「「「えっ?」」」
ガヴリール「あの?ラ」
ラフィエル「しかし問題を解くカギはきちんとあったんです」
ガヴリール「ねぇ?ラフィ?」
ヴィーネ「ま、まさか……」
ガヴリール「ああそうだよ。わた」
ラフィエル「これは本当に難しい問題でした」
「「「えっ?」」」
ガヴリール「あの?ラ」
ラフィエル「しかし問題を解くカギはきちんとあったんです」
ガヴリール「ねぇ?ラフィ?」
66: 2017/04/02(日) 00:32:34.245 ID:WYwQ5FJG0.net
ラフィエル「今回の事件。不思議だったのはあのガヴちゃんが被害状況を理解していたということ」
ラフィエル「駄天使なガヴちゃんは下着が減ったことをなぜ知っていたのか」
ガヴリール「あーもういいや」
ラフィエル「他にも、私は空き巣の可能性を上げようとしたら知り合いが犯人だと言い出したり」
ラフィエル「そしてガヴちゃんは神足通で下着だけを飛ばせる……!」
ラフィエル「ですよね!ガヴちゃん、あなたが犯人です!」
ガヴリール「あーそうだな」
ラフィエル「駄天使なガヴちゃんは下着が減ったことをなぜ知っていたのか」
ガヴリール「あーもういいや」
ラフィエル「他にも、私は空き巣の可能性を上げようとしたら知り合いが犯人だと言い出したり」
ラフィエル「そしてガヴちゃんは神足通で下着だけを飛ばせる……!」
ラフィエル「ですよね!ガヴちゃん、あなたが犯人です!」
ガヴリール「あーそうだな」
67: 2017/04/02(日) 00:34:55.471 ID:WYwQ5FJG0.net
サターニャ「でもなんでガヴリールがそんなことをしたの?」
ガヴリール「なあラフィ、サターニャ。ヴィーネと二人きりにしてもらえないか?」
サターニャ「なんで?私も聞きた」
ラフィエル「ええ分かりました。サターニャさん私の家に行きましょうか」
サターニャ「どうしてよ!気になるじゃない!」
ラフィエル「大丈夫ですよ……私がすべて教えますから」
サターニャ「むーしかたないわね!行くわよラフィエル!」
ラフィエル「はい!」
ガヴリール「なあラフィ、サターニャ。ヴィーネと二人きりにしてもらえないか?」
サターニャ「なんで?私も聞きた」
ラフィエル「ええ分かりました。サターニャさん私の家に行きましょうか」
サターニャ「どうしてよ!気になるじゃない!」
ラフィエル「大丈夫ですよ……私がすべて教えますから」
サターニャ「むーしかたないわね!行くわよラフィエル!」
ラフィエル「はい!」
68: 2017/04/02(日) 00:37:25.897 ID:WYwQ5FJG0.net
――――――
ヴィーネ「ねぇガヴ?なんでこんなことしたか聞いていい?」
ガヴリール「ああ」
ガヴリール「ヴィーネともっと一緒にいたかったんだ」
ヴィーネ「それだったら言ってくれれば……」
ガヴリール「違うんだよ」
ガヴリール「ヴィーネには私だけを見てほしかった……他のやつに笑いかけてほしくなかったから……」
ガヴリール「ヴィーネを孤立させてさ……私だけいればいい状態を作りたくて……」
ヴィーネ「……ねえ」
ヴィーネ「ねぇガヴ?なんでこんなことしたか聞いていい?」
ガヴリール「ああ」
ガヴリール「ヴィーネともっと一緒にいたかったんだ」
ヴィーネ「それだったら言ってくれれば……」
ガヴリール「違うんだよ」
ガヴリール「ヴィーネには私だけを見てほしかった……他のやつに笑いかけてほしくなかったから……」
ガヴリール「ヴィーネを孤立させてさ……私だけいればいい状態を作りたくて……」
ヴィーネ「……ねえ」
69: 2017/04/02(日) 00:40:07.593 ID:WYwQ5FJG0.net
ヴィーネ「ガヴは私が他の人と仲良くするのいや?」
ガヴリール「嫌だよ……」
ヴィーネ「そっか……」
ヴィーネ「私もね、ガヴが他のこと仲良くしてるの見るとチクチクするんだ」
ガヴリール「えっ?」
ヴィーネ「ガヴと一緒に居たい……私だけを見てほしい」
ヴィーネ「その気持ちはよくわかるよ」
ヴィーネ「でもね……相手を縛るのはダメなことなんだと思うの」
ヴィーネ「サターニャやラフィ、私そしてガヴ」
ガヴリール「嫌だよ……」
ヴィーネ「そっか……」
ヴィーネ「私もね、ガヴが他のこと仲良くしてるの見るとチクチクするんだ」
ガヴリール「えっ?」
ヴィーネ「ガヴと一緒に居たい……私だけを見てほしい」
ヴィーネ「その気持ちはよくわかるよ」
ヴィーネ「でもね……相手を縛るのはダメなことなんだと思うの」
ヴィーネ「サターニャやラフィ、私そしてガヴ」
70: 2017/04/02(日) 00:41:51.577 ID:WYwQ5FJG0.net
ヴィーネ「この四人で居る時のガヴが、みんなといるガヴが好きなんだって最近思うんだ」
ヴィーネ「ガヴはどう思う……?」
ガヴリール「うん……サターニャやラフィと笑い合ってるヴィーネも好きだよ」
ヴィーネ「ありがと」
ガヴリール「ごめんね……ごめんなさい……」
ヴィーネ「大丈夫だよ……ガヴの気持ちを知れたから」
ヴィーネ「私もガヴが大好きだよ……」
ヴィーネ「ガヴはどう思う……?」
ガヴリール「うん……サターニャやラフィと笑い合ってるヴィーネも好きだよ」
ヴィーネ「ありがと」
ガヴリール「ごめんね……ごめんなさい……」
ヴィーネ「大丈夫だよ……ガヴの気持ちを知れたから」
ヴィーネ「私もガヴが大好きだよ……」
71: 2017/04/02(日) 00:44:02.497 ID:WYwQ5FJG0.net
――――――
ラフィエル「こういうことだと思うんです」
サターニャ「なるほど。ガヴリールがヴィーネのことを好きだったってことね」
ラフィエル「そうです。サターニャさんには分かりますか?」
サターニャ「うーんそうね……よく分からない」
ラフィエル(やっぱりサターニャさんには少し早いですかね)
サターニャ「だって、ラフィエルは誰といたって私のことを見ててくれるでしょ?」
ラフィエル「えっ……?」
サターニャ「ラフィエルはいつだって私といてくれるから寂しくなんかないわ!」
ラフィエル「サターニャさん……」
サターニャ「どうしたのよ泣きそうな顔して」
ラフィエル「いえ、やっぱり大悪魔様はすごいんだなって思いまして……」
ラフィエル「こういうことだと思うんです」
サターニャ「なるほど。ガヴリールがヴィーネのことを好きだったってことね」
ラフィエル「そうです。サターニャさんには分かりますか?」
サターニャ「うーんそうね……よく分からない」
ラフィエル(やっぱりサターニャさんには少し早いですかね)
サターニャ「だって、ラフィエルは誰といたって私のことを見ててくれるでしょ?」
ラフィエル「えっ……?」
サターニャ「ラフィエルはいつだって私といてくれるから寂しくなんかないわ!」
ラフィエル「サターニャさん……」
サターニャ「どうしたのよ泣きそうな顔して」
ラフィエル「いえ、やっぱり大悪魔様はすごいんだなって思いまして……」
75: 2017/04/02(日) 00:46:36.389 ID:WYwQ5FJG0.net
――――――
ガヴリール (いろいろあった一週間だったけど上手くまとまったと思う)
ガヴリール(あの後、大きく変わったことはなかった)
ガヴリール(まだ、私とヴィーネは友達のままで十分なのだ……)
ガヴリール(これから先、互いを形成する周りの環境も含めてヴィーネを好きでいられるなら)
ガヴリール(私だけにと思わなくなれたなら……)
ガヴリール(そのときは)
ガヴリール(精一杯の気持ちを込めて)
ガヴリール「告白しようと思うんだ」
ガヴリール (いろいろあった一週間だったけど上手くまとまったと思う)
ガヴリール(あの後、大きく変わったことはなかった)
ガヴリール(まだ、私とヴィーネは友達のままで十分なのだ……)
ガヴリール(これから先、互いを形成する周りの環境も含めてヴィーネを好きでいられるなら)
ガヴリール(私だけにと思わなくなれたなら……)
ガヴリール(そのときは)
ガヴリール(精一杯の気持ちを込めて)
ガヴリール「告白しようと思うんだ」
76: 2017/04/02(日) 00:46:57.466 ID:WYwQ5FJG0.net
終わり
77: 2017/04/02(日) 00:48:06.312 ID:WYwQ5FJG0.net
以上です
昨日上げた奴のラフィサタバージョンを書こうと思ってたはずなのに全然違うのが出来上がった……
そして自分が描くガヴは基本病んでる
昨日上げた奴のラフィサタバージョンを書こうと思ってたはずなのに全然違うのが出来上がった……
そして自分が描くガヴは基本病んでる
78: 2017/04/02(日) 00:49:06.322 ID:p4nTsU/L0.net
乙
引用元: ガヴリール「パンツがなくなるんだ……」
コメント
コメント一覧 (1)
esusokuhou
が
しました
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