1: 2012/09/09(日) 20:05:40.36 ID:oCBrK2Hc0
シンジ「な、なんで」

アスカ「どーでもいいでしょそんな事。それより、分かった?」

シンジ「いや……あれって生理現象だから、勝手に禁止とか決められてもさ」

アスカ「朝のとかだけは許してあげる。けど他はダメよ」

アスカ「この私と付き合うんだから、他の女に一切目をやらないくらいとーぜんよね」
新世紀エヴァンゲリオン(1) (角川コミックス・エース)

3: 2012/09/09(日) 20:10:25.56 ID:oCBrK2Hc0
シンジ(付きあおうってアスカから言ってきたのに……)

アスカ「なによその不満そうな顔」

シンジ「不満ってわけじゃないけど、そんな約束しても完全に守るのは無理かなって」

アスカ「まさか浮気する気!?」

シンジ「そーいうんじゃないってば!」

アスカ「心底私だけ好きなら何の問題もないでしょ」

シンジ「そう……なのかな」

アスカ「じゃ、念のためテストするから」

5: 2012/09/09(日) 20:12:31.65 ID:oCBrK2Hc0
シンジ「テストって?」

アスカ「じゃーん、これ」

シンジ「ディスク……」

アスカ「そ。相田から調達してきたエOチなビデオ」

シンジ「だから、女の子がそういう事やめなって」

アスカ「はいはい。いいからノートPC開きなさい」

7: 2012/09/09(日) 20:14:45.15 ID:oCBrK2Hc0
ウィーン

シンジ「……」

アスカ「……」

シンジ「……ねえ。止めようよアスカ」

アスカ「なによ逃げんの? 私のこと好きなら証拠見せて」

シンジ「そんな事言ったって」

9: 2012/09/09(日) 20:19:28.01 ID:oCBrK2Hc0
アッ、アッ、アッ、アッ


シンジ「……ゴク」

ぎゅムッ

シンジ「はぁう!?」

アスカ「お………っきくなってる」

シンジ「そ、だって無茶だよ! 当たり前だろ!?」

ぎゅむぅぅぅゥゥ

シンジ「いだだだだだだっ」

アスカ「サイテー!! なによスケベ、あんた女なら何でもいいんじゃないの!?」

10: 2012/09/09(日) 20:22:36.92 ID:I5lmiPu/0
中学生に無茶すぎるだろw

11: 2012/09/09(日) 20:22:53.32 ID:oCBrK2Hc0
シンジ「ちが、違うって! こういうのはだから、生理現象で」

バチン!!

シンジ「ぶへっ」

アスカ「バカ……変態」



シンジ「……はぁ」

シンジ(行っちゃった。可愛いけど、ムチャクチャだよなアスカ)

シンジ(あれで反応しなかったらそっちの方が問題じゃないか)

シンジ(大体……自分はどうなんだよ……)

13: 2012/09/09(日) 20:27:13.98 ID:oCBrK2Hc0
♪~

シンジ「あ、カヲル君。碇です。うん」

シンジ「実はさ、頼みがあるんだけど―――」



カヲル『つまり、惣流さんを誘惑すればいいんだね?』

シンジ「……うん。すっごくヘンなお願いだとは思うんだけどいいかな? 一回でいいんだ」

カヲル『他ならぬシンジ君の頼みなら、僕が断る理由はないさ』

シンジ「ありがとう」

17: 2012/09/09(日) 20:34:16.67 ID:oCBrK2Hc0
シンジ「アスカ、ご飯できたよ」



シンジ「どうぞ」

アスカ「ふんっ」

ミサト「あら。アスカどうしたの」

シンジ「ねえ、そろそろ機嫌直してよ」

アスカ「……」モグモグ

シンジ「アスカぁ」

ミサト「どうかしたの、あんた達」

アスカ「ミサトは関係ないわよ」

ミサト「ありゃ」

シンジ「まぁ、ミサトさんには関係ないです」

ミサト「ガーン」

19: 2012/09/09(日) 20:39:51.11 ID:oCBrK2Hc0
トントン

シンジ「はい」

アスカ「シンジ……入るわよ」

シンジ「う、うん」

アスカ「反省した?」

シンジ「えっと」

アスカ「反省したかって聞いてんの」

シンジ「努力して精進します」

アスカ「……私以外に欲情なんてしちゃ許さないから」ギュゥ

シンジ「アスカ……」

アスカ「……」ギュゥゥ

シンジ「うん」

アスカ「じゃ、仲直りのキスね。んー」

21: 2012/09/09(日) 20:42:34.87 ID:oCBrK2Hc0
3日後

カヲル『やあ。こんばんはシンジ君』

シンジ「こんばんは。どうしたの?」

カヲル『先日頼まれた惣流さんの件についてさ』

シンジ「あ!」

シンジ(あの後のアスカが可愛くてすっかり忘れてた……!)

シンジ「カヲル君、ゴメン。あれはもう」

カヲル「とりあえず、今度の休日に二人で買い物に行く約束を取りつけておいたよ」

シンジ「!!?」

27: 2012/09/09(日) 20:53:24.01 ID:oCBrK2Hc0
シンジ「え、そ、だって」

カヲル『話の流れを誘導して、シンジ君を媒介に使わせてもらったよ』

シンジ「僕を?」

カヲル『そう、シンジ君についての秘密の大切な相談がある言って釣りだしたんだ』

シンジ「あ…………ああ、そうなんだ。何を相談するの?」

カヲル『それはこれから考えてみるとするよ』

シンジ「……」

カヲル『シンジ君。本当にこのまま続けていいのかい?』

シンジ「……」

29: 2012/09/09(日) 20:57:43.11 ID:oCBrK2Hc0
シンジ(今やめてもらえば何も―――)

シンジ(でも……それも疑って、怖くてやめちゃったみたいな気分になりそうだし……)

シンジ(一回だけなら……)

カヲル「シンジ君?」

シンジ「続けてみて」

カヲル「分かったよ、君が望むとおりにしよう」

36: 2012/09/09(日) 21:09:25.85 ID:oCBrK2Hc0
休日

アスカ「ただいまぁ」

シンジ「あ。アスカ、おかえり」

アスカ「ん? 何してんのよテレビもつけないで」

シンジ「いや特になにも……ほら、アスカがそろそろ帰ってくるかなって思って」

アスカ「ば~か」

シンジ「冷たいもの入れとくから、うがいしてきなよ」

アスカ「そね」

シンジ(良かった。いつもと変わりないや)

41: 2012/09/09(日) 21:17:00.13 ID:oCBrK2Hc0
アスカ「ンク、ンク……ぷはぁ」

シンジ「外暑かった?」

アスカ「あっつかったわよ。日焼け対策入念にしといて正解だったわ」

シンジ「ふーん」

アスカ「シンジ」ゴソゴソ

シンジ「何?」

アスカ「はい、これあげる」

シンジ「あげるって―――本? あ、これって!?」

アスカ「ふふん。欲しいのに売ってなーいって騒いでたでしょ? 今日古本屋はしごして見つけたやったのよ」

シンジ「ありがとうっアスカ!」

アスカ「うんうん、もっと感謝しなさい」

43: 2012/09/09(日) 21:23:47.58 ID:oCBrK2Hc0
シンジ「でも大丈夫なの? 結構高い本なのに……」

アスカ「あんたバカ? 好意で用意されたプレゼントは、余計な心配しないで素直に受け取るものよ」

シンジ「そ、そっか。うん。ホントにありがとう」ギュゥ

アスカ「あ……」

シンジ「アスカ……」

アスカ「………………ストップ」

シンジ「どうしたの?」

アスカ「ん、外暑くてかなり汗かいちゃったから。キスとかは我慢」

シンジ「気にしないのに」

アスカ「女の子は気にするのよ、バカシンジ」

51: 2012/09/09(日) 21:30:47.12 ID:oCBrK2Hc0
アスカ「ハァ」

ミサト「なーによアスカ。今日はため息ばっかついちゃって」

アスカ「は? そうだっけ?」

ミサト「気づいてないわけ?」

アスカ「色々回ったからちょっと疲れてんの」

ミサト「ふーん」

ペンペン「クェエ」

ミサト「シンちゃん、実はまたアスカとケンカでもした?」

シンジ「してませんよ。全然」

ミサト「ふーん」

アスカ「……ハァ」

54: 2012/09/09(日) 21:37:11.70 ID:oCBrK2Hc0
カヲル『―――失敗したよ』

シンジ「!!」

カヲル『いや、シンジ君にとってその方が良かったのなら、失敗とは言えないのかな?』

カヲル『とにかく、今日一日かけて僕なりに本気で彼女の心を惑わせようと試みたんだけどね』

シンジ「そっか、ゴメン……ありがとう」

カヲル『いいんだよ。最初に言っただろ? 君の頼みなら……シンジ君』

シンジ「カヲル君……」

カヲル『実は僕からプレゼントまであげたんだ。それでも今日だけではキスまでで限界だった』

シンジ「!!!??」

おわれ

114: 2012/09/09(日) 23:05:53.36 ID:fmytwBEa0
中学生なのに昼メロ出来る才能は貴重

115: 2012/09/09(日) 23:09:31.20 ID:LzAOEr2uO
続きはよ

143: 2012/09/09(日) 23:52:43.30 ID:SQwNKYtPP
でもアスカって割と流されやすそうだよな
強引に迫ればイケるで

引用元: アスカ「シンジ。あんた今日から私以外での勃起禁止」