1: 2012/11/25(日) 10:05:43.19 ID:Da0Wi1g10
やよい「触れたな、貴様!!」

P「か、片づけようと思って……」

やよい「はっ……また私。うぅ……すいませんプロデューサー」

P「う、うん。気にしなくていいよ。でもいきなりどうして?」

やよい「オセロになると人が変わっちゃうんです……こないだ、伊織ちゃんとも」
THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 10 高槻やよい

4: 2012/11/25(日) 10:13:09.20 ID:Da0Wi1g10
――――――
――――
――


伊織「オセロあるわね。というか、石が置きっ放し……。仕方ない片づけておきましょう」

 パチパチパチ

伊織「よし、これでオッケーね」

やよい「ふぅ……おトイレに――――!?」

伊織「あっ、やよい。おはよっ」

やよい「オ、オセロが……くっ、謀ったな、このでこっぱち!!」

伊織「や、やよい?」

やよい「角を全部取らせて勝った対局だったのに!!」

伊織「あ……も、戻すわね、いますぐっ」

 ガチャガチャ――――バシィ

やよい「醜いことはやめろ」

伊織「!?」

6: 2012/11/25(日) 10:17:40.70 ID:Da0Wi1g10
やよい「貴様はどれだけの罪を犯したか、わかっていないようだな」

伊織「ちょっと、やよい?」

やよい「本来ならばこの右手を引きちぎってやってもいいが、今日はもやしの日。気分が良い。
    貴様を看過としてやろう。さぁ、今すぐ退け!! ここから立ちされ!!」

伊織「」

やよい「早くしろ!!」

伊織「は、はい!!」ダダダダ

やよい「ふぅ、またもや私のコスモがうずく――――あっ!! 伊織ちゃ~ん!!」

10: 2012/11/25(日) 10:25:55.48 ID:Da0Wi1g10
――――――
―――
――


やよい「ってことがあったです」

P「ま、まぁ。それぞれあるよ。うん……」

やよい「プロデューサー……私、オセロに触られると――――」

響「はいさーい。みんな!!」

P「ああ、おはよう、響」

響「プロデューサー。はいっ、これ」

P「サーターアンダギーか。ありがと、あとで食べるよ」

響「今食べて欲しいぞぉ」

P「いつ食べてもおいしいから大丈夫だよ」ナデナデ

響「うぅ……そ、そう言うなら――――って、オセロの石が一個だけ白だぞ」

 バチッ

やよい「貴様」

11: 2012/11/25(日) 10:35:09.56 ID:Da0Wi1g10
響「や、やよい?」

やよい「ホワイト イズ リバース」

響「へ?」

やよい「リバース」

P「(響。黒に戻せ)」

響「う、うん」

やよい「それでよし。これで貴様の臓物をぶちまけなくて済んだ。
    ――――って、また、私ぃ……」

響「? プロデューサー?」

P「まぁ、アレだ」

 カクカクシカジカ

P「わかったか?」

響「なるほどぉ~」

やよい「ごめんなさい。響さん」ペコリ

14: 2012/11/25(日) 10:38:26.14 ID:Da0Wi1g10
響「だ、大丈夫だぞ!! ちょっと自分、びっくりしただけで、なんくるないさー!!」

 バンッ

響「イテッ――――って、あっ!!」

P「オセロがデスクから落ちる!!」


 ガチャーン!!


やよい「屋上に来い。そこで盛大な血祭りだ。もやし祭りに負けず劣らず盛上るぞ?」

22: 2012/11/25(日) 10:52:07.90 ID:Da0Wi1g10
P「ひ、響!?」

響「ぷ、プロデューサー!! やよい、痛い!! 引っ張らないで!!」

やよい「貴様は私の手によって嬲られ、辱められ、穢され、そして、その罪を贖うのだ」

P「くぅ――――わるい、やよい!!」バシィ

 やよいの手から響が離される。
 Pは咄嗟に震える響を抱き寄せ、不気味に笑う少女を見据える。

やよい「ふふっ。その罪人を護ると言うのか、貴様?」

P「やよい……なんで」

やよい「貴様は知らんのだ。闇と光は交わらんことを。
    そう。人間、生まれ落ちたそのときから、その本分は決まっているのだ」

P「なにを……言ってるんだ?」

24: 2012/11/25(日) 11:06:46.48 ID:Da0Wi1g10
やよい「封印を解いたのだ。オセロ板に封じ込められた神を解き放ったのだ、貴様らは!!」

P「!?」

やよい「ふたたび封印を施すには、処Oの凌辱が必用。
    ならば、早急に悲嘆の雨を降らすまで」

P「なん……だと。響は処Oだと?」

響「ち、違うぞ!!」

P「じゃあヤリマンなのか?」

響「ち、違う。自分が言いたいのはそこじゃなくて!!」

P「――――はっきりしてくれ!! 処Oなのか、処Oじゃないのか!?」

響「…しょ、じょ、だよ」

P「そうか」ホッ

28: 2012/11/25(日) 11:17:00.34 ID:Da0Wi1g10
やよい「ならば。その小娘を渡せ。私は全人類のために―――――うっ!?」

P「やよい!?」

やよい「ははっ。そうか、憑代としては適当か。光の神よ」

P「何を言ってるんだ、やよい?」

やよい「……もう、封印は、できん。――――貴様らにすべてを託す!!」

響「プロデューサー……やよいの背中から」

P「羽根が」

 やよいの背中から、一双の翼が生える。

やよい「ふっ。なまじ姿は美しいな。光の神よ」

P「やよい。……やよい!!」

やよい「最後の力で……貴様らを護ってみせる」

響「な、何をするんだ、やよい!?」

30: 2012/11/25(日) 11:20:56.67 ID:Da0Wi1g10
やよい「私は貴様らを――――ううん、私はみんな大好き。大切な家族だもん。だから、みんなを護る」

P「そんなこと言うなよ!! やよい!! ずっと一緒に頑張ろうって、トップアイドルになるって言っただろ!?
  それは嘘だったのかよ!? なっ、やよい!? だって家族だろ!?」

やよい「うっう……。私、そのセリフはズルいってかなぁ……って」

 輝きを増し、世界は白く染まる。

P「くっそぉぉぉぉぉぉ!! やよいぃぃぃぃ!!!!!!」



「好き、プロデューサー」

32: 2012/11/25(日) 11:32:33.66 ID:Da0Wi1g10
白昼に上がった白い花火は、澄明な青空に大輪の花を咲かせた。
誰もが息を飲み、足を止める美しさであったが、それは混沌の時代の始まりであった。
世界から雲は排され、悪魔のような日差しが、須らく地面を照らした。

あの花火から一か月後。

水瀬家 地下

伊織「新堂!? 状況は!?」

新堂「水を求めて市民でいっぱいです」

伊織「どうしてこんなことに……どうしてやよいが。ねぇ、プロデューサー!?」

P「俺が悪いんだ。くっ、俺が無力だったあまりに」

響「…………」

伊織「……どうするのよ、ホントに」

春香「元気出そうよ、みんな!! こんなときこそ頑張らないと!!」

 シーン

春香「ねっ、プロデューサーさんも」

伊織「こんな状況なのよ!? 市民は暴徒化して、政府機関も役に立たない。街に出たら、餓氏者の氏体が転がってる
   それに……その犯人がやよいだって……うぅぅ」

春香「…………」

35: 2012/11/25(日) 11:40:38.01 ID:Da0Wi1g10
響「あのとき、自分が氏ぬべきだったんだ……」

春香「ひ、響ちゃん?」

響「そうすれば、みんな助かる」

春香「そんなこと言っちゃだめだよ!!」

響「だって、いぬ美もへび香もハム蔵も、みんな!! いなくなっちゃんだぞ!?
  なら自分だけ生きてても仕方ない!! 全然意味ない!!」

春香「そんなことって……ないよ」

響「だから、自分、氏ぬ――――」

 バタン

響「プ、プロデューサー? いきなり押し倒して――――ぎゃ!!」

36: 2012/11/25(日) 11:44:29.19 ID:Da0Wi1g10
響「やめて、プロデューサー!!」

P「お前の処Oを奪ってやる!!」

響「痛い!! 服を!! ……ん?」

 ポタポタ

響「プロデューサー?」

P「くっ……処Oじゃないと封印できないんだろ? なら、奪ってやる。
  だから、氏ぬなんて言うな、響……」



 どうしてこうなったよ、俺。

37: 2012/11/25(日) 11:47:03.35 ID:dgfPEzqB0
続けて

38: 2012/11/25(日) 11:53:07.18 ID:BM8slwHl0
俺はとんでもないスレに迷い込んでしまったようだ・・・

39: 2012/11/25(日) 11:53:43.41 ID:Da0Wi1g10
響「プロデューサー……」

P「響……」

響「奪っていいぞ……初めて」

P「響……」

春香「ストォォォッォォプ!!」

伊織「…………」

春香「絶対ダメ!! 絶対ダメェ!! そんなことはさせません!!
   だいたいこんなことをするなんて絶対に!!」ゴチャゴチャ

響「んっ、そこはまだ、あっ。」

P「そうか、胸が弱い――――」

――――バシン

P「」ガクン

春香「はぁ、はぁ、はぁ。絶対にさせない」

伊織「」

41: 2012/11/25(日) 12:06:38.67 ID:Da0Wi1g10
真美「こちら真美。亜美隊員、そっちの状況はどう?」

亜美『まこちんと、食料を確保しにスーパーに忍び込んでる。もう少しで確保できそう』

真美「分かった。真美は引き続き、作戦を続行する」

亜美『待ってるよ。真美』

真美「うん。じゃあ、幸運を」

小鳥「ま、真美ちゃん? 大丈夫だって?」

真美「うん。それより、お姫ちんを探さないと」

小鳥「そうね。貴音ちゃんなら、この原因を知ってる筈だから」

真美「でも、女の勘だけど」

42: 2012/11/25(日) 12:07:16.26 ID:Da0Wi1g10
悪い場所が抜けてた。

路地裏。

真美「こちら真美。亜美隊員、そっちの状況はどう?」

亜美『まこちんと、食料を確保しにスーパーに忍び込んでる。もう少しで確保できそう』

真美「分かった。真美は引き続き、作戦を続行する」

亜美『待ってるよ。真美』

真美「うん。じゃあ、幸運を」

小鳥「ま、真美ちゃん? 大丈夫だって?」

真美「うん。それより、お姫ちんを探さないと」

小鳥「そうね。貴音ちゃんなら、この原因を知ってる筈だから」

真美「でも、女の勘だけど」

43: 2012/11/25(日) 12:15:47.29 ID:Da0Wi1g10
小鳥「当てにならない訳じゃないでしょ? 女の勘」

真美「ピヨちゃんの勘だから――――」ガクッ

小鳥「はっ!? 真美ちゃん!? いきなり――――!?」

 ガサッ

「さて、すこし来てもらおうか、2人とも」


水瀬家

伊織「りんご」

春香「ごりら」

響「らっぱ」

P「ぱんつ」

伊織「……しりとりも飽きたわね」

春香「だよねぇ~」チラ

P「響。そんな手を握るな」

響「……好き」

P「俺も好きだよ。だからそんな近づかないでくれ。暑い」

44: 2012/11/25(日) 12:22:22.68 ID:Da0Wi1g10
春香「……あきらめた。私はあきらめた」

伊織「美希が居なくて良かったわね。ホント」

響「美希もだれでも関係ないぞぉ。ただプロデューサーは、自分の大事な人だから」

P「分かったから、暑い」

伊織「はぁ……どうしてこんなに―――――」

 ブゥー

伊織「ん? 真美から電話?」

  「はい、もしもし」

『双海真美は預かった。返してほしくば…………』

…………
……


黒井プロ

冬馬「これで役者はそろったな」

45: 2012/11/25(日) 12:37:55.45 ID:Da0Wi1g10
美希「ハニぃぃぃ」

P「美希!!」

真「プロデューサー!!」

雪歩「プロデューサー!!」

P「真、雪歩!!」

亜美・真美「「兄ちゃん!!」」

小鳥・あずさ「「プロデューサーさん」」

律子「プロデューサー殿……」

P「よかった、生きてたんだ。それに千早も」

千早「…………はい」

P「それと貴音」

貴音「はい。私が皆を集めました」

春香「そうなんだぁ」

伊織「言ってくれれば良かったじゃない。はぁ……」

響「貴音ぇ……」

46: 2012/11/25(日) 12:39:08.12 ID:Da0Wi1g10
P「わざと誘拐したなんて言ったのか?」

冬馬「そんな所だ。まぁこのぐらいしないと来そうになかったからな」

翔太「ノリノリだったくせにぃ~」

北斗「ホントだよ。冬馬」

冬馬「うるせぇー。良いんだよ、過程なんて。
   黒井のおっさんも上でそう思ってるんだろ」

P「し、氏んだのか?」

北斗「…………まぁ、本題に入ろう」

P(っく、やっぱりそうなのか)

貴音「そうですね……」

47: 2012/11/25(日) 12:49:15.15 ID:Da0Wi1g10
……………
……

事務所前

P「真。行くぞ!?」

真「はい!!」

P「一気に階段を上がるぞ!!」

タタタタタ


P(あのとき貴音はこう言った)

貴音『光の神を封印するためには、再びオセロで勝たなければなりません』

P(そのため、俺たちはやよいのオセロ盤を取りに事務所に戻っている)


真「開けますよ、扉!!」

P「ああ、いけ!!」

 バンッ

49: 2012/11/25(日) 12:56:37.52 ID:Da0Wi1g10
P「くっ。言われた通りだな。真」

真「小さなやよいが……いっぱい」


ヤヨイ「ウッウー」


P「攻撃はできん。一気に突破するぞ!!」

真「はい!!」


場所が変わって、黒井プロ。

美希「じゃあ、響とハニーは恋人ってことなの!?」

響「う、うん」

亜美・真美「「じゃあ、じゃあ、キスした!? キスした!?」」

響「う、うん」

美希「ミキ……帰るの。もうおウチに帰るの」

春香「み、ミキ!! 私もそうだったから!!」


冬馬「ホント、罪作りな男だな」

51: 2012/11/25(日) 13:05:37.58 ID:Da0Wi1g10
貴音「ええ。わたくしも……そう思う。すこし粗相を見せ……」

北斗「と、とにかくそれそろ準備を――――」

――――バーン!!

真「はぁ、はぁ、オセロ盤を……」

雪歩「真ちゃん!! なんでそんな!!」

P「すこし無茶したからな。くっ、いてぇ」

雪歩「ううう、2人とも……」

真「立ち止まってる暇なんかないよ、雪歩。ですよね、プロデューサー?」

P「ああ。このオセロ盤をもって行くんだろ? やよいのところへ」

貴音「ええ。わたくしが天へと橋を架けます」

P(もう何があっても驚かないな)

貴音「その前に1つ。あなた様にお願いしたいことがあります」

53: 2012/11/25(日) 13:12:14.72 ID:Da0Wi1g10
P「おう。なんだ――――ん!?」

貴音「ん、ちゅ、ん。……口付けを」

P「」

響「貴音ぇぇぇぇぇ!!!!」

貴音「響」

響「それはダメだぞ!! それは!!」

貴音「ふふっ、これで『最後』なのです。
   ――――さぁ、わたくしが道を作ります。いきなさい、選ばれ者よ!!」

貴音(ふふっ。これでいいのですね、やよい?)

貴音「この面妖でありながら、素晴らしき世界を救うのです!!」

 
 俺はいったい何を書いてるのだろうか

55: 2012/11/25(日) 13:21:52.66 ID:Da0Wi1g10
P(天へとつづく道を作ってくれた貴音を置いて、俺たちは天の世界に来た)

P(思いの外、難なく進み、そして、『やよい』の前にたどり着く)


天上の世界

やよい?「来たか、プロデューサーよ」

P「ああ。みんなでな」

やよい?「数で圧すというのか? 何人集まろうが、私には勝てん。
    オセロで勝てるというのか私に?」

亜美「やよいっち、それは傲慢っしょ。亜美たちが団結すれば負けることなんてない!!」

やよい?「呆れるな」

千早「では、高槻さん。私たちと勝負しましょう」

やよい?「よかろう。引導を渡してやろう!!」


 そして俺たちの戦いがはじまった。

56: 2012/11/25(日) 13:35:54.79 ID:Da0Wi1g10
 しかし、強い。いや強すぎた。


やよい?「私の勝ちだ」

千早「くっ」


やよい?「弱いな」

美希「なの!!」


やよい?「その程度か」

伊織「なんですって!? 私が負けるなんて!!」


やよい?「ふん。笑えるぞ」

亜美「ま、真美、頼んだよ」


 そうやってここに居る、俺以外は負けを喫した。
 だが俺は笑った。勝負はまだ終わってない。

57: 2012/11/25(日) 13:37:09.86 ID:Da0Wi1g10
P「さぁ、やよい」



やよい?「最後だな、貴様が」



P「ああ。この戦いできっぱり白黒つけようぜ」

59: 2012/11/25(日) 13:45:12.01 ID:Da0Wi1g10
対局

パチっ

やよい?「ふん。せいぜい頑張るがいい」

パチっ

P「ああ。アイドルのプロデューサーをなめるな」

パチっ

やよい?「ふん。アイドルごときが神に勝てるはずがない。アイドルの信仰が神の信仰に勝てるとでも?」

パチっ

P「ああ」

パチっ

やよい?「765プロのアイドル全員の力をもってしても勝てんのだよ、私には」

パチっ

P「言ってろ。俺たちはゼッタイに勝つ」

パチっ

やよい?「笑わせるな」

61: 2012/11/25(日) 13:50:30.47 ID:Da0Wi1g10
パチっ

P「見ろよ、このオセロ盤。黒が多いだろ」

パチっ

やよい?「ふん。そうだな」

パチっ

P「なんだ。その笑みは」

パチっ

やよい?「地上でなにを学んだの。我那覇響と交わることしか能になかったのか?」

パチっ

P「やはり地上の様子は見えてるんだな。それでいて、人間を苦しめるのか?」

パチっ

やよい?「あの月の女が教えたのか。ふん、こざかしい」

パチっ

P「角を取らせてもらうぞ」

パチっ

62: 2012/11/25(日) 13:57:58.21 ID:Da0Wi1g10
―――――
――


やよい?「さて、好きなところに置け」

P「置くところがない……だと?」

やよい?「教えてやろう。オセロの勝ち方は最初は相手に多くとらせるのだよ。
     所詮、人間はクズだ。私には勝てん!!」

P「……くっそ」

やよい?「悔しがれ。悔しがるんだな、貴様は!!」

パチっ

P「……また」

やよい?「オセロには一発逆転はない。着実に策を練って、倒す。この光景を下界のものに見せたいがな」

パチっ

P「くぅ」

やよい?「これで最後だ。今頃、酷暑に苦しむ愚民はどうしてるだろうな? なぁ、プロデューサー?」

P「…………」

64: 2012/11/25(日) 14:05:45.28 ID:Da0Wi1g10
やよい?「なにか言わないか、貴様」

P「見てみろよ。その下界とやらを」

やよい?「狂ったか、貴様。いや自暴自棄になったのか」

P「オセロ中は下を覗けないんだってな、やよい」

やよい?「それがどうした。四条の者に聞いたのか?」

P「いや……来たな」

やよい?「何が来たと……」

ダダダダダダダ――――ガチャン

やよい?「貴様は……」

冬馬「はぁ、はぁ、俺たちと勝負だ、神様」

やよい?「な、なんだ、なんだその人数は!!」

 ジュピターの背後に付く数多の群衆。

P「アイドルを舐めるなよ、神様」

66: 2012/11/25(日) 14:13:57.06 ID:Da0Wi1g10
やよい?「貴様、謀ったな!?」

やよい?(下界の様子は……誰もいないだと!?)

やよい?「わざと私と!!」

P「一度たりとも、俺たちは『765プロだけ』とは言ってないぞ」

やよい?「くそっ。この全員と!!」

P「最初に多く相手に取らせるんだろ? オセロだと」

やよい?「ふざけるな、ふざけるな!!」

P「さぁ俺を負かして、次の勝負だ」

67: 2012/11/25(日) 14:26:18.90 ID:Da0Wi1g10
―――――――
――――
――


夜。どこかの屋上

貴音「……久しぶりの月。世界は救われたのですね。多くの犠牲を払いながら」

貴音「これで本当に『最後』に。否、天上で待っててくれるでしょう、皆は」

「貴音。ありがとう」

貴音「声が――――」クルン


END


真美「ってな感じでどう、兄ちゃん?」

P「滅茶苦茶だな。こんなもの次回映画にはできん」

律子「私たち出演してるし……」

小鳥「映画出演ですか。私、美人事務員って話題になるかも」

68: 2012/11/25(日) 14:31:11.59 ID:Da0Wi1g10
真美「うそでしょ? だって、真美たちの出番をさぁ~」

響「……自分、恥ずかしいぞ。プロデューサーと……なんて」

春香「じゃあ、私がやってあげる」

P「俺、出ないし!!」

貴音「キスシーン……」

律子「……はぁ」

小鳥「でも、ほらっ、ちょうどここにオセロ盤あるし、一勝負しましょう?」

 パチっ

やよい「私のオセロに触れるな!!」

P「!?」


おわり

69: 2012/11/25(日) 14:34:20.98 ID:EPVy+R5N0
おつ

70: 2012/11/25(日) 14:38:02.19 ID:AJ4fyJFi0

地球なめるな、ファンタジー思い出した

73: 2012/11/25(日) 14:43:19.19 ID:Da0Wi1g10
スレタイだけが浮かんだ結果がこうなった。

74: 2012/11/25(日) 15:08:27.43 ID:QUxv+RC30

いっそつきぬけろ

引用元: やよい「私のオセロに触るな!!」 P「!?」