306: 2018/01/13(土) 20:54:12.27 ID:NJCIoJsqo
武内P「変身ヒロイン、ですか」
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS LITTLE STARS! Max Beat
307: 2018/01/13(土) 20:58:00.13 ID:NJCIoJsqo
武内P「ラブライカのお二人に、そういう趣味があったとは……」

ガチャッ!


アーニャ「ミニャー ザヴート シンデレラ・ホワイト!」ビシッ!


武内P「白をモチーフにした、変身ヒロインですね」


美波「溢れる痴性の泉! シンデレラ・全裸!」ビシッ!


武内P「絶対にツッコミませんよ」

308: 2018/01/13(土) 21:02:06.15 ID:NJCIoJsqo
アーニャ「ドーブラエ ウートラ、おはようございます、プロデューサー」

武内P「おはようございます、アナスタシアさん」


美波「溢れる痴性の泉! シンデレラ・全裸!」シャキーン!


アーニャ「どう、ですか? 似合っている、でしょうか?」

武内P「はい。アナスタシアさんの魅力が引き出されているかと」


美波「溢れる痴性の泉! シンデレラ・全裸!」パカッ


武内P「ゴリ押しはやめてください。そして、脚を閉じてください」

309: 2018/01/13(土) 21:04:49.50 ID:NJCIoJsqo
美波「どうですか? この格好、似合ってますか?」

武内P「私に聞かないでください」

アーニャ「美波、とっても似合ってます!」

美波「うふふっ、ありがとアーニャちゃん♪」

武内P「アナスタシアさん、新田さんを甘やかさないでください」

アーニャ「イズヴィニーチェ……すみません」

美波「アーニャちゃん……アーニャちゃんが謝ることないわ!」

武内P「ええ、本当に」

310: 2018/01/13(土) 21:07:46.35 ID:NJCIoJsqo
美波「聞いてください、プロデューサーさん!」

武内P「聞きましょう、言い訳を」

美波「まだ、変身の途中だったんです!」

武内P「本当ですか?」

アーニャ「ダー。途中も見てもらった方が良いと、そう、思いました」

武内P「……なるほど。まだ、変身の途中だったのですね」

美波「どうしてアーニャちゃんに確認を取ったんですか?」

武内P「当然の結果です」

311: 2018/01/13(土) 21:11:47.94 ID:NJCIoJsqo
武内P「しかし……申し訳ありません、新田さん」

美波「? どうして謝るんですか?」

武内P「私は、てっきり別の趣味に付き合わされたと、辟易してしまいました」

美波「もうっ! ひどいですよ、それ!」

アーニャ「途中を見せたがったのは、美波では……?」

美波「プロデューサーさんでも、許しませんよ?」

武内P「何を許さないのか、仰ってください」

312: 2018/01/13(土) 21:15:01.81 ID:NJCIoJsqo
武内P「では、今度はちゃんと変身を終えてからにしてください」

美波「待ってください。まだ、この格好について何も聞いてません」

武内P「聞かないでください」

アーニャ「お願いします、プロデューサー。美波が、可哀想です」

武内P「……」


美波「溢れる痴性の泉! シンデレラ・全裸!」ビシッ!


武内P「クレイジーだと、そう、思います」

313: 2018/01/13(土) 21:19:43.09 ID:NJCIoJsqo
  ・  ・  ・

武内P「また全裸だったら、ひっぱたく。そう、考えています」

ガチャッ!


アーニャ「ミニャー ザヴート シンデレラ・ホワイト!」ビシッ!


武内P「先程よりも、アクセサリー等が増えていますね」


美波「くるくると回る一輪の花! シンデレラ・クリア!」シャキーン!


武内P「体にサランラップを巻いたら、叩かれないと思いましたか?」

314: 2018/01/13(土) 21:23:24.35 ID:NJCIoJsqo
アーニャ「変身、アー、完了、です!」ムフー

武内P「とても可愛らしく、また、凛々しい姿だと思います」

アーニャ「……スパシーバ!///」


美波「くるくると回る一輪の花! シンデレラ・クリア!」シャキーン!


武内P「変化している前口上が、イラッときます」


美波「くるくると回る一輪の花! シンデレラァァァ……クリア!」ズギャーン!


武内P「何故、名乗りをためたのですか?」

315: 2018/01/13(土) 21:26:32.69 ID:NJCIoJsqo
美波「どうですか? 私も、変身完了です!」

武内P「変身というか、変態です」

アーニャ「美波は、とっても可愛いです!」

美波「うふふっ、ありがとアーニャちゃん♪」

武内P「本当の感想を言えば、プラネタリウムに連れて行きましょう」

アーニャ「美波は、頭がおかしいです」

美波「アーニャちゃん!?」

武内P「何故、ショックを受けられるのか、私にはわかりません」

316: 2018/01/13(土) 21:29:48.59 ID:NJCIoJsqo
美波「聞いてください、プロデューサーさん!」

武内P「聞く価値があるのか、疑問ですが」

美波「サランラップじゃないんです!」

武内P「本当ですか?」

アーニャ「ダー。サランラップではなく、アー、クレラップ、です」

武内P「……なるほど。サランラップでは、無かったと」

美波「やっぱり、私にはサランラップより、クレラップの方が合うかな、って」

武内P「謎のこだわりを見せないでください」

317: 2018/01/13(土) 21:33:55.24 ID:NJCIoJsqo
武内P「ですが……申し訳ありません、新田さん」

美波「? どうして謝るんですか?」

武内P「ラップ一枚程度では、全裸と変わりません」

美波「ええっ!? そ、そうでしょうか?」

アーニャ「何回も巻いたら見えなくなると、言っていたような……?」

美波「ごめんなさい、これならいけるって思ったんですけど」

武内P「どこへいこうと言うんですか、貴女は」

318: 2018/01/13(土) 21:38:34.59 ID:NJCIoJsqo
武内P「良いですか。次が、最後のチャンスです」

美波「待ってください。まだ、この格好について何も聞いてません」

武内P「ひっぱたきますよ」

アーニャ「お願いします、プロデューサー。美波が、可哀想です」

武内P「……」


美波「くるくると回る一輪の花! シンデレラ・クリア!」シャキーン!

…はらっ

美波「キャアッ!?/// ら、ラップが……!///」


武内P「さっきは全裸でも平気だったのに、何故!?」

319: 2018/01/13(土) 21:46:47.08 ID:NJCIoJsqo
  ・  ・  ・

武内P「新田さんは、服を着てくると思いますか?」

アーニャ「ニェート。私は、美波を信じています」ニコッ

武内P「良い笑顔です。ですが、嫌な答えです」

ガチャッ!


美波「オークに捕らわれた騎士のプリンセス! シンデレラ・プリンセス!」ビシッ!


武内P「! 新田さんが、服を!?」


美波「くっ、殺せ!」


武内P「何故!?」

320: 2018/01/13(土) 21:51:45.02 ID:NJCIoJsqo
美波「私は、アナタ達になんか屈しないわ!」

武内P「今までで、一番変身ヒロインをしています、新田さん!」

アーニャ「ハラショー! 美波、とてもカッコイイです!」

美波「くうっ! 駄目よ美波、負けちゃ駄目!」

武内P「頑張ってください!」

アーニャ「ファイトです、美波!」

美波「ああっ、だ、駄目ええええっ♡ 美波、いきますっ♡」

武内P「はい、そこに正座してください」

322: 2018/01/13(土) 21:57:34.12 ID:NJCIoJsqo
武内P「新田さん」

美波「ごめんなさい、プロデューサーさん♡ 私、負けちゃいました♡」

武内P「アナスタシアさん、新田さんのちょっと良い話を」

アーニャ「美波は、私に日本語を教えるため、ロシア語を勉強してます」

美波「あ、アーニャちゃん?」

武内P「成る程。新田さんは、とても優しいですね」

美波「や、やめてください……/// は、恥ずかしいですから///」

武内P「はい、正気に戻られたようですね」

323: 2018/01/13(土) 22:01:39.95 ID:NJCIoJsqo
武内P「新田さん、服を着た事は、とても素晴らしいと思いました」

美波「本当ですか?」

武内P「しかし、その後が今日一番で最悪でした」

美波「そ、そんな……!?」

武内P「まず、名乗っている時点で捕まっています」

アーニャ「プロデューサー、美波を責めないでください!」

美波「いいえ、もっと責めてください! もっと!」

武内P「何故、服を着たら言動がひどくなるのですか?」

325: 2018/01/13(土) 22:08:38.86 ID:NJCIoJsqo
武内P「……やはり、お二人には変身ヒロインは難しいかと」

アーニャ「……イズヴィニーチェ、すみません、時間、とらせてしまって」

美波「気にすることないわ。アーニャちゃん、頑張ったもの!」

武内P「新田さん、貴女は気にしてください」

美波「それに、アーニャちゃんは、いつでも私のヒロインよ♪」ニコッ

アーニャ「美波……スパシーバ!」ニコッ

武内P「……良い、笑顔です」

武内P「それでは、ひっぱたこうと思います」

326: 2018/01/13(土) 22:11:58.90 ID:NJCIoJsqo
  ・  ・  ・

武内P「……というわけで、昨日は大変でした」

ちひろ「うふふっ、お疲れ様です」

武内P「もう、二度とあの様な事が無いよう、願っています」

ちひろ「あら? 知らないんですか、プロデューサーさん」

武内P「? 何を……でしょうか?」

ちひろ「プロジェクトの子達が、変身ヒロインの話で盛り上がってる、って」

武内P「!?」

327: 2018/01/13(土) 22:16:02.28 ID:NJCIoJsqo
武内P「待ってください、その話は――」


?「ちょっと、本当に私からなの?」

??「大丈夫! しぶりんならいけるって!」

??「凛ちゃん、ファイトです!」

????「リン、応援、しています」

??「一番乗りは任せるわ!」


武内P「……」

ちひろ「五人組……美少女戦士、ですかね?」

武内P「……あのドアが開いて欲しくないと、本気で思います」

329: 2018/01/13(土) 22:19:59.70 ID:NJCIoJsqo
武内P「……」

ガチャッ!


凛「か、駆け抜ける蒼い風! ぷっ、プリンセス・ブルー!」ビシッ!


武内P「……」

凛「……」

武内P「……」

凛「……は、早く次の人――」


バタンッ!


凛「!?」

凛「なんで!? ねえ、どうしてドアを閉めたの!?」

武内P「……」

凛「……!?」

331: 2018/01/13(土) 22:26:38.81 ID:NJCIoJsqo
凛「……な、何!?」

武内P「いえ……別に」

凛「もう! この状況は何なの!?」

武内P「……」


武内P「――お前一人で立ち向かうつもりか、プリンセス・ブルー」


一同(乗った――!?)


凛「アンタまでふざけないで! バカにしてるの!?」


ガチャッ!

一同「台無しじゃねーか!」

凛「! 皆、来てくれたの!?」

一同「今、乗る!?」


武内P「……やはり、皆さんにはアイドルが一番向いています」



おわり

引用元: 武内P「起きたらひどい事になっていました」