1:◆Vysj.4B9aySt 22/12/25(日) 11:18:34 ID:yt6q
「おい、シロクマ。こっちの道でいいんだろうな?」

「うん、大体合ってるよ」

「大体ってねぇ……」

「あーっ!見えたよぉ」

2: 22/12/25(日) 13:47:00 ID:yt6q
カランカラーン

「いらっしゃいませ」



『ラビットカフェへようこそ』

グリズリー「おう、じゃまするぜ」

シロクマ「やぁ」



ココア「わぁ、可愛い!」

チノ「着ぐるみでしょうか?」



グリズリー「お?」カチン

3: 22/12/25(日) 16:17:29 ID:yt6q
グリズリー「俺はアラスカの王者だ!!」グワー



ココア「うわぁ……かっこいい」キラキラ

甜花「な、なーちゃん……甜花、グリズリーさんと一緒にお写真撮る」

甘奈「いいよー、次甘奈ねー」パシャリ





グリズリー「グッスン」

シロクマ「よしよし」

4: 22/12/25(日) 16:30:21 ID:yt6q
ガチャ

藍子「あ、いらっしゃい。グリズリーさんにシロクマさん」

ペンギン「僕もいるから」

パンダ「僕もいるよー!」

藍子「はーい……竹も笹もないけど、コーヒー用意しますのでお待ち下さいね」



ココア「知り合いなの?」

藍子「はい。昔ふらっと立ち寄ったお店の店長さんとそのお友達の皆さんです」

甜花「す、すごい……高森さんはグリズリーさんとお友達なんだ……」

甘奈「で、そのグリズリーさんはどうして?」

藍子「それなんですけど……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ホワンホワン

5: 22/12/25(日) 16:40:58 ID:yt6q
――数日前

――しろくまカフェ

藍子「というわけで、クリスマス限定メニューを考えてまして……」

シロクマ「限定……!」



シロクマ【最近はカメラで馬身を撮ります】

ペンギン「それは判定」

シロクマ【総理大臣の住まわれる】

ペンギン「それは官邸」

シロクマ【これだ!これに決めたんだ!】

ペンギン「それは断定……少し苦しいよ」

シロクマ【支え棒で支えて……】

ペンギン「それは安定」

藍子「えっと……」

シロクマ「とりあえず、簡単に手早く出すとなると食材以外だとそれなりの腕がないとね……」

藍子「やっぱり……」

シロクマ「あ、そうだ!」

藍子「??」

6: 22/12/25(日) 16:44:44 ID:yt6q
telll

グリズリー『もしもし……』

シロクマ「やぁ、グリズリー君」

グリズリー『シロクマか……まぁ、いい。どうした?』

シロクマ「君、お家にカナダ産メープルシロップが沢山あったよね?」

グリズリー『あ゛?俺の大事なメープルシロップをどうする気だ!?』

シロクマ「アイドルの高森藍子ちゃんって知ってるよね?」

グリズリー『おう、藍子がどうした?』

シロクマ「実は……」

7: 22/12/25(日) 16:54:27 ID:yt6q
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ホワンホワン

藍子「というわけで貸してもらう事に……」

グリズリー「なぁに、またうまいサーモンの燻製を作ってくれるならいいさ」

シロクマ「あれは絶品だったものね」

藍子「はいっ!」



咲耶(むしろ、その燻製というのをメニューにしたらいいだろうに?)

結華(三峰が考えるに、ゆるふわの力は今は別のクリスマスメニューを作るのに使っているからじゃないかな?)

咲耶(なるほど、さすがは結華だね)

結華(へへへ……)

8: 22/12/25(日) 22:40:08 ID:yt6q
ペンギン「で、何でアイドルのみんながこんな喫茶店で接客してんの?」

藍子「えっと、それは……」

菜々「藍子ちゃーん!メープルシロップが届いたんですかーっ!?」

志保「さっそく使わせてもらいますよ」





藍子「あの二人が詳しく知ってますから」

全員(あ、説明するのがめんどくさかったんだ)

9: 22/12/25(日) 22:44:28 ID:yt6q
――説明しました

グリズリー「そっか、知り合いが偶然働いていたんで手伝って」

甘奈「甜花ちゃんと甘奈の誕生会を開いてもらったりして」

チノ「だんだんと有名になって、それぞれの事務所と提携するようになりました」



シロクマ「そういうことなら」

グリズリー「俺達も手伝うぜ!」

ペンギン「あ、やっぱそういう流れね」

「まぁ、アイドルと一緒にやるのは悪くないかも」

10: 22/12/25(日) 22:55:20 ID:yt6q
パンダ「それから~」





シロクマ「ほい、お待たせ。ローストポーククランベリーソース乗せだよ」

ココア「うわぁ!おいしそう!」

小糸「な、なんか、一気にクリスマスってメニューだね」

ペンギン「はいはい、次オーダー入るよ」

志保「任せて!」





翼「ここがSNSで話題のお店かぁ」

未来「生クリームいっぱいのパフェがあるんだって?」

静香「たしか、いちごうどんパンもあるのよ」

志保「そういうのはアナタだけ食べなさいよ」

可奈「♪パンケーキ~たくさん食べよう~」

カランカラン



グリズリー「いらっしゃい!」

ミリオン's『』



ココア「あれ?気絶してるよ?」

ペンギン「接客交代。グリズリー君はシロクマ君を補佐して!」

グリズリー「おかしいな……ちゃんとあいさつしたんだが」

チノ(グリズリーなんかがいたらそれが普通の反応です!)

11: 22/12/25(日) 23:03:30 ID:yt6q
――なんだかんだで営業時間終了

チノ「では、皆さん。お疲れ様でした。今からクリスマス会兼」

ココア「甜花ちゃんと甘奈ちゃんと」

菜々「聖ちゃんの誕生会を開きたいと思います!」

聖「あ、ありがとう……ございます」

チノ「それではグラスを」

みんな『かんぱーい!』



シロクマ「さぁさぁ、ローストビーフが焼けたよ」

小糸「ぴゃあ……おっきいお肉だ……」ジュルリ

咲耶「チキンも焼けたよ。切り分けるから欲しい人は並んでくれるかな?」



ワイワイ

マヤ「すげー!肉の塊だぁ!」

メグ「マヤちゃん、はしたないよぉ」

結華「こりゃ、目移りするなぁ」

咲耶「おっと、結華には私だけを見ていて欲しいな」

結華「はいはい、クリスマスだけだからね」

咲耶「光栄だね」



甜花「……」

甘奈「どうしたの甜花ちゃん?」

12: 22/12/25(日) 23:07:55 ID:yt6q
甜花「おうちにいたときは、クリスマスと誕生日が一緒だったからケーキも一個。プレゼントも一個だったのに」

「アイドルになってから、初めてのクリスマスでケーキとプレゼントを誕生日のとは別々にもらって」

「今年なんて……もっと盛大になって」

甘奈「うん……甘奈もびっくりだよ」

「でも、これがふつうの人なら当たり前なのかなぁ……って思うとバチは当たらないと思うよね」

甜花「にへへ……楽しんだもの勝ち……?」

甘奈「うん!」



「さ、もっと盛大にいこーっ!」

甜花「おーっ!」

13: 22/12/25(日) 23:15:22 ID:yt6q
甜花「……」

「で」



シャンシャンシャン

イヴ「はぁい、サンタクロースですよぉ。今年のサンタの橇に乗りたい人は誰かなぁ?」

甜花「て、甜花……パスで」

ペンギン「せっかくだし、乗ってみるかな」

シロクマ「僕も乗れるかな?」

イヴ「大丈夫ですよぉ。プレゼントを満タンに運ぶと、お二人のクマさんより重いですからぁ」

ブリッツェン「ぶもー」



イヴ「それでは」

聖「しゅっ、出発……♪」

ペンギン「わ、わ、わ、ちゃんと浮いてる??」

シロクマ「これはすごいねぇ」

イヴ「それでは改めて」



Merry Xmas

and

Happy Birthday OSAKI TENKA & OSAKI AMANA & MOCHIDUKI HIJIRI

14: 22/12/25(日) 23:17:32 ID:yt6q
さすがに登場人物(?)増やしすぎた……反省



しろくまカフェのアニメってもう10年前か……少しびっくりです



それでは、読んでいただいた方へ、ローストビーフとローストチキンを

引用元: 【アイマス】×【ごちうさ】×【しろくまカフェ】謎の喫茶店へようこそ