1: 2017/11/07(火) 20:57:55.48 ID:EFrbuSkNo
未央「えっ?」

美嘉「はっ?」

凛「ふーん?」

武内P「昨夜、三時間程悩みましたが……」

武内P「皆さんのあだ名を考えてきました」

三人「……」

三人「!?」



2: 2017/11/07(火) 21:01:20.23 ID:EFrbuSkNo
未央「いやいやいや、どうしたの急に?」

美嘉「熱でもあるの? マジヤバくない?」

凛「エイプリルフールの時期じゃないよ、プロデューサー」

武内P「いえ、本当です」

未央「……えっ、ウソでしょ?」

武内P「本当に、考えてきました」

美嘉「またまたー★ アタシ達をからかってるんだよね?」

武内P「あの……本当に考えてきました」

凛「ふーん。そう」

武内P「……」

3: 2017/11/07(火) 21:04:12.63 ID:EFrbuSkNo
未央「いやー、プロデューサーも冗談を言うんだね!」

美嘉「ホント、アタシもビックリしちゃった★」

凛「まあ、私は最初から冗談だってわかってたけどね」

武内P「あの……本当に考えてきたんですが」

武内P「今西部長の命令で」

三人「……」

三人「!?」

4: 2017/11/07(火) 21:07:01.56 ID:EFrbuSkNo
未央「……どう思う?」

美嘉「美城常務……じゃなかった、専務の命令じゃない所が本当っぽい」

凛「待って。まだ本当かわからないから」

武内P「……」

武内P「以前より、今西部長から『あだ名位良いのではないか』と言われていました」

武内P「それで……あだ名で呼ぶのはともかく、考える位はしてみろ、と」

三人「……」

三人「!?」

5: 2017/11/07(火) 21:11:06.70 ID:EFrbuSkNo
未央「待って待って! コレ、ガチなやつだよ美嘉ねえ!?」

美嘉「ウソでしょ!? えっ……えっ!?」

凛「ふーん。まあ、私は最初から本当だってわかってたけど」

武内P「……それで、宜しければ、ですが」

三人「……」

武内P「私が考えてきたあだ名を聞いて、感想を頂けないでしょうか?」

三人「……」

三人「!?」

6: 2017/11/07(火) 21:14:07.60 ID:EFrbuSkNo
未央「ぷ、プロデューサー?」

美嘉「アタシ達に感想を聞くってことは……?」

凛「……もしかして」

武内P「……はい、皆さんのあだ名も考えてきています」

三人「!?」

武内P「あ、いえ、まだ全員分は考えていないのです」

三人「……」

三人「!?」

7: 2017/11/07(火) 21:17:43.64 ID:EFrbuSkNo
武内P「今、この場に居る中で考えてきているのは……」

三人「……」

武内P「本田さんと」

未央「うっし! うっし、きた! 未央ちゃんの時代がきた!」

凛「ふーん。ってことは、残りは私? 当然だよね、アンタ、私のプロデューサーだし」

美嘉「……」

武内P「あ、いえ……城ヶ崎さんです」

美嘉「!?」

凛「……」

凛「!?」

8: 2017/11/07(火) 21:21:42.98 ID:EFrbuSkNo
未央「美嘉ねえ……美嘉ねえ!」

美嘉「未央……未央!」

未央「燃やせ♪」

美嘉「友情パッションは♪」

未央・美嘉「ミツボシ!☆☆★★★★★★★」

未央「もー! 美嘉ねえったら、★多いよ!」

美嘉「ゴメンゴメン★ テンション上がっちゃってさー★」

武内P「……」

凛「……」

9: 2017/11/07(火) 21:26:49.43 ID:EFrbuSkNo
凛「……でもさ、プロデューサーが考えたあだ名なんだよね」

武内P「はい。あくまで私なりに……ですが」

未央「良いんだよ、プロデューサー」

美嘉「そうそう★ 頑張って考えてくれただけでも、ね★」

武内P「本田さん……城ヶ崎さんも……ありがとうございます」

凛「……」

凛「私の分は?」

武内P「その……企画検討中です」

凛「……」

10: 2017/11/07(火) 21:30:46.65 ID:EFrbuSkNo
未央「えっと、それじゃあ……聞かせて貰っちゃおうかな!」

美嘉「おっ、未央ったら積極的だねー★」

未央「おっと美嘉ねえ、もしかしたらだけど、ホント、もしかしたらだけどね?」

美嘉「ん?」

未央「私を次に呼ぶ時は、プロデューサーの考えたあだ名を要求するかもよ!?」

美嘉「……ヤバい★ えっ、それ、チョーヤバいんだけど!★」

武内P「……そこまで期待されると、その、緊張します」

凛「……」

11: 2017/11/07(火) 21:33:52.82 ID:EFrbuSkNo
凛「未央、あんまり期待しない方がいいよ」

未央「わかってるって! でも、楽しみなんだからしょうがないじゃん?」

凛「……」

武内P「それでは……その、考えてきた本田さんのあだ名ですが」

未央「……!」


武内P「みーちゃん、です」


未央「へっ!?」

美嘉「……ウソ★」

凛「……」

12: 2017/11/07(火) 21:36:23.63 ID:EFrbuSkNo
未央「プロデューサー、あの、ちょっと、もう一回言って?」

武内P「? すみません、緊張して声が小さかったかもしれません」

未央「ああまあ、うん、そんな感じ」


武内P「みーちゃん、です」


未央「……えっ? あっ、えっ?」

美嘉「普通に……えっ、普通にカワイイあだ名なんだけど!?」

凛「……」

13: 2017/11/07(火) 21:40:11.28 ID:EFrbuSkNo
未央「美嘉ねえ……美嘉ねえ!」

美嘉「未央……ううん★」


美嘉「みーちゃん!」


未央「お、おおおっ! 凄い、なんだか今物凄く私の時代な気がする!」

美嘉「もう完全にみーちゃんの時代★ いよっ、みーちゃん★」

未央「ちょ、ちょっともー! あんまり呼ばないでよー///」

武内P「……そこまで喜んでもらえるとは……考えた甲斐がありました」

凛「……」

15: 2017/11/07(火) 21:43:42.96 ID:EFrbuSkNo
未央「それで? プロデューサーは、いつ私をみーちゃんと呼ぶのかな? ん?」

武内P「それは……はい、善処します」

美嘉「ちょっとー、欲張りすぎ★」

未央「えへへっ、いっけね! みーちゃん焦っちゃった」テヘペロ

美嘉「……でもさ、この感じだと」

未央「美嘉ねえのあだ名も……期待出来ちゃいますなー!」

美嘉「やっぱり!? やっぱりみーちゃんもそう思う!?★」

凛「……」

17: 2017/11/07(火) 21:48:03.07 ID:EFrbuSkNo
未央「ほらほら! モタモタしてると気が変わっちゃうかもよ!」

美嘉「そ、そんなの有り得ないっしょ★ あだ名聞けないとかナイナイ★」

凛「……」

武内P「それでは……その、考えてきた城ヶ崎さんのあだ名ですが」

美嘉「……!」


武内P「みーちゃん、です」


美嘉「へっ!?」

未央「……ウソ、えっ、また可愛いあだ名じゃん!」

凛「……」


凛「……ん?」

21: 2017/11/07(火) 21:52:34.55 ID:EFrbuSkNo
美嘉「ヤダ……ウソ、ホントに……?」

未央「ホントだよ! ちゃんと、可愛いあだ名だよ!」

凛「ねえ、待って」

美嘉「夢じゃないよね? ねえ、これって夢じゃないよね?」

未央「現実だよ! 現実を受け入れて前に進もう!」

美嘉「~~っ!」


未央・美嘉「みーちゃん!」


未央・美嘉「!?」

凛「かぶってるんだけど」

未央・美嘉「……」

未央・美嘉「!?」

武内P「!?」

凛「なんでプロデューサーも驚いてるの」

22: 2017/11/07(火) 21:57:02.25 ID:EFrbuSkNo
未央「……あれ、おかしいな」

美嘉「……ちゃんと、見といてって言ったじゃん」

武内P「……!?……!?」

凛「ねえ、プロデューサー」

武内P「し、渋谷さん?」

凛「あだ名を考えてきたのって、この二人以外は誰?」

武内P「それは……新田さんと、前川さんですね」

凛「あだ名は?」


武内P「みーちゃん、です」


未央・美嘉「!?」

凛「みーちゃん、四人いるね」

23: 2017/11/07(火) 22:00:55.36 ID:EFrbuSkNo
凛「やっぱりさ、向いてないんだって」

武内P「……」

凛「変に考えるんじゃなくてさ、そのまま呼べば良いのに」

武内P「そのまま……ですか?」

凛「ちゃん付けとかは、頑張るとしてさ」

武内P「ちゃん付け……ですか」

凛「そう。ちゃん付け」



未央・美嘉「……」

未央・美嘉「!?」

24: 2017/11/07(火) 22:05:13.70 ID:EFrbuSkNo
凛「渋谷凛。し、ぶ、や、り、ん」

武内P「? 渋谷さん?」

凛「し、ぶ、や、り、ん。ほら、繰り返して」

武内P「……し、ぶ、や、り、ん」

凛「ちゃん付け」

武内P「……ちゃん付け」


未央「ねえ……あれ、名前をちゃん付けで呼ばせようとしてる!?」

美嘉「ウッソ……えっ? それズルくない!?」

25: 2017/11/07(火) 22:16:54.40 ID:EFrbuSkNo
凛「今、私が言った中にヒントがあるから。2……ゲフンゲフン」

武内P「2?……! わかりました」

凛「ふ、ふーん? 何がわかったの?」

武内P「渋谷さんの、可愛いあだ名です」

凛「か、可愛いんだ」

武内P「聞いて……いただけますか?」

凛「い、良いけど……」

武内P「それでは……今考えついた渋谷さんのあだ名ですが」

凛「……!」


武内P「ぶーちゃん、です」



おわり

26: 2017/11/07(火) 22:26:40.69 ID:EFrbuSkNo
HTML化依頼だしておきます

27: 2017/11/07(火) 22:50:41.15 ID:r3zNMSs9O
おつ
ぶーちゃんとふーりん、似てるような気がしなくもなくもない

引用元: 武内P「あだ名を考えてきました」