1: 2023/01/18(水) 21:14:06.79 ID:4SLtL4Ec.net
こちらのIFの世界線です。
続編のような感じでストーリーの間に入るお話になります
時系列的にはvsサニパのStarlight Prologueより前になります



【IF SS】かのん「んぅ…何か…夢見てたような…」ありあ「お姉ちゃ~ん!」

3: 2023/01/18(水) 21:16:35.79 ID:4SLtL4Ec.net
すみれ「…今なんて?」


千砂都「バイト…アルバイトを…」


かのん「どうしたの!?お金に困ってるの!?大丈夫!?うちにご飯食べにとか…」


千砂都「いや…そんなことは…おうちで普通にご飯食べるしお金は全然大丈夫だけど…」


すみれ「だったらどうしてったらどうしてよ」


千砂都「その…やっぱりわたしこんな陰気な感じだし人と関わるのとかやっぱりまだ苦手だし…そういうの克服する練習として…」


すみれ「………」


かのん「あ!それならうちで働くのはどう?お母さん達もちぃちゃんなら大歓迎だよ!!」


すみれ「そうね確かに!それ良いじゃない!」

4: 2023/01/18(水) 21:18:17.34 ID:4SLtL4Ec.net
千砂都「その…実は親戚が体験入店的なので1ヶ月だけやってみる?って言ってくれてて…」


かのん「そうなんだ…」


すみれ「……大丈夫?」


千砂都「え?」


すみれ「いや…その…」


かのん「ちぃちゃん…1人で大丈夫かなって…」


千砂都「うーん…わかんないけど…親戚の人のお店だから…」


すみれ「ま、まぁそうねそれなら安心ね!」


かのん「そうだよすみれちゃん!ちぃちゃんが頑張ろうとしてるんだから!


すみれ「そうね!積極的に頑張ろうとするのえらいわね」(よしよし


千砂都「えへへ~」

かのん「ちなみにどんなアルバイトなの?」

5: 2023/01/18(水) 21:20:04.42 ID:4SLtL4Ec.net
千砂都「その…たこ焼き…」

すみれ「たこ焼き?」

千砂都「たこ焼きの屋台のバイト…」

すみれ「へー!たこ焼き良いじゃない!千砂都が好きなものだからピッタリねそこを親戚の人と2人でやるの?」

千砂都「いや…最初流れを教えてくれたら親戚の人は本店に行くからわたし1人…」


かのん「えぇ!?!?1人!?」

すみれ「大丈夫なの!?」


千砂都「基本的にはたこ焼き焼いてソースとかかけるのと注文と会計だけだから…」


すみれ「そう…」

かのん「どこでやるの?」


千砂都「表参道だよ!表参道のどこかはまだ確定ではないけど…」


かのん「そうなんだ…」


千砂都「2人とも心配しないで!大丈夫!この前一通り習ったしこれも人と慣れる練習だから!」


すみれ「そうね…わかったわ応援してるわね」


かのん「ちぃちゃん……がんばってね!」


千砂都「うん!今週末からだから頑張る!」

6: 2023/01/18(水) 21:21:07.16 ID:4SLtL4Ec.net
——————

かのん「ということで…すみれちゃん準備は良い?」

すみれ「もちろんよ。変装も完璧よ」

かのん「…ホントにそれで行くの?」

子ども「あー!うんちだ!うんち被ってるー!!」

すみれ「ちょっと!うんちじゃないわよ!」

かのん「いや…うんちじゃない?ピンクの。それになんで白い服なの…」

すみれ「………着替えてくるわ」

かのん「うん…」

7: 2023/01/18(水) 21:22:12.64 ID:4SLtL4Ec.net
すみれ「ということで気を取り直して…」


かのん「うん。様子を見守りにいこ」


すみれ「バレないようにね。あの千砂都が1人でバイトなんて心配すぎるわ」


かのん「そうだよね…しかも一人で…」


すみれ「最初の頃とか恋にすら怯えてた千砂都がよ?」


かのん「そうだよ!最初とかしかも顔見た瞬間怖がって逃げてたんだから!」


すみれ「そうなの…それは知らなかったわ…でも確かにめちゃくちゃ怯えてたしね…」


かのん「今日は陰ながら見守らないと…」

すみれ「ところで表参道のどこでやるか知ってるの?」

かのん「え?すみれちゃん知ってるんじゃないの?」


すみれ「え?」
かのん「え?」

8: 2023/01/18(水) 21:23:56.10 ID:4SLtL4Ec.net
すみれ「はぁ…はぁ…はぁ…」

かのん「はぁ…はぁ…やっと…見つけた…疲れた…」

すみれ「こういう時は先にリサーチしとくもんよ…はぁ…はぁ…

かのん「てっきりすみれちゃんが知ってるのかと…はぁ…でも居たね」

すみれ「そうね…あんまりお客さんはまだ来てないみたいね」

かのん「そうだね大丈夫かなぁ…」

すみれ「でも普通にたこ焼き焼いてるわよ?」


千砂都『はぁ~!まんまるだー!!まんまるな!たこ焼き!ずっと見てられるなぁ~!』


かのん「楽しそうだね」

すみれ「そうねこれなら安心……」


客『すみませーん』

千砂都『は、はい!』


かのんすみれ「!!!」

9: 2023/01/18(水) 21:25:20.46 ID:4SLtL4Ec.net
客『たこ焼き8個入りひとつで』

千砂都『は、はい!ろ…ろ…650円になりましゅ!』

客『はい。1000円で』

千砂都『1000円おあじゅかりしたので!350円になりましゅ…!あ…!!』((チャリンッチリンッ

客『あ…大丈夫…?』

千砂都『ごめんなさい!ごめんなさい!!』

客『いや大丈夫だよ?落ち着いて』

千砂都『ごめんなさい!350円です!』

客『はいありが……あ、100円多いねはい。返すね?』

千砂都『あぁ…ごめんなさい!!ごめんなさい!!』

客『う…うん……』

千砂都『焼き立てご用意しましゅ!少々お待ちをくだしゃいませ!!』

客『あ、うん…』

10: 2023/01/18(水) 21:27:30.17 ID:4SLtL4Ec.net
かのんすみれ「………………」

すみれ「心配ね」

かのん「そうだね。来て正解だね」

すみれ「そうね」

かのん「!?すみれちゃんみて!」

すみれ「ん?なによ?」





千砂都『(((シュバババッジューックルックルッシャシャッ』

客『え!すご!?はや!返すのうまっ!?』

千砂都『お、おまたせしました!たこ焼きです!』

客『あ、ありがとう…』

千砂都「ありがとうございました…またお越しくださいませ…」((サッサッ…フキフキ…ギュッ

客『え!?!?(((わざわざ手拭いて手握って!?))』

千砂都『??((ニコッ』

客『あっ…ありがと…また来ます((可愛い…)』

11: 2023/01/18(水) 21:29:14.33 ID:4SLtL4Ec.net
すみれ「…たこ焼き焼く時のスムーズさスゴいわね……」

かのん「手際良すぎる…」

すみれ「客と話す時はテンパるけどその後は完璧ね」

かのん「そうだね!慣れたらいい感じな気が…」




千砂都『いらっしゃいま…』

客『あーたこ焼き6パックイケる?8個入りで』

千砂都『6パック…わかりました…』

客『なるべく急ぎで』 




すみれ「なら事前に電話しときなさいよ…!」

かのん「なにが急ぎでなの!6パックも一気に!それなら電話で言っとくのが常識でしょ!」




千砂都『シュバババババックルクルクルッ』

客『おお!すごいね!』

千砂都『お待たせしました…6パックです…』

客『全然待ってないよ!ありがとう!はいこれ代金』

千砂都『ちょうどお預かりします…ありがとうございました…!((ニコッ』

12: 2023/01/18(水) 21:30:20.27 ID:4SLtL4Ec.net
すみれ「…スゴいわね…」

かのん「もしかして天職なんじゃない?」

すみれ「そうかもしれないわね…この調子なら見守るのもいらないかもね…」





可可『あ!ちぃちゃーーん!!』

恋『千砂都さん!アルバイトの調子はどうですか?』

千砂都『あ!恋ちゃんと可可ちゃん!』





かのんすみれ「え!?」

かのん「偶然通りかかったのかな…」

すみれ「私たちはあれだけ探したのに…偶然ってスゴいわね…全員集合じゃない」

かのん「2人にもバレないように隠れないと!」

13: 2023/01/18(水) 21:31:01.64 ID:4SLtL4Ec.net
千砂都「2人とも来てくれてありがとう…!」


恋「いえいえ!千砂都さんがここの場所でアルバイトをするっておっしゃってましたので!」


可可「暇があったら是非来てほしいって言われたからもちろんきまシタ!」


千砂都「2人ともありがとう!」


可可「調子はどうでスカ~?」


千砂都「うん!段々慣れてきたかも!お客さんと話すのはまだ完全には慣れないけど…」


恋「そうなんですね!でも一人でなんてスゴいですね~!」


可可「ちぃちゃんスゴいデス!可可達もたこ焼きくだサイ!」

14: 2023/01/18(水) 21:34:18.47 ID:4SLtL4Ec.net
すみれ「……………」
かのん「……………」


すみれ「あんたなんか聞いてる?お店来てとか」

かのん「いや何も…だって場所すら知らなかったし…」

すみれ「それもそうね…」

かのん「すみれちゃんは?」

すみれ「……私もよ 場所すら知らなかったんだもの」

かのん「……いつもなら真っ先にわたしたちに伝えに来たり、絶対来てね!って言ってくるのにね」

すみれ「うん……いつもピッタリひっついてきてて後ろ着いてきてたり離れないのに…」

かのん「うんうん……なんだか…」

すみれ「そうね……」


かのんすみれ「親鳥から巣立ちするヒナみたいね(だね)」


かのん「……というか2人には言ってたんだ…」

すみれ「そうみたいね…場所もやる時間も…」

かのん「それに来てねって誘ってたみたいだし…」

すみれ「なんだか哀しいような…寂しいような…」

かのん「そうだね…」

すみれ「でも成長してるってことなのよね千砂都も」

かのん「そうだね…でもいつも私たちにいつもピッタリなちぃちゃんが……」

すみれ「そうね……いつもピッタリひっついて離れないくらいなのに…」

15: 2023/01/18(水) 21:35:42.32 ID:4SLtL4Ec.net
可可「美味しかったデス!」

恋「たこ焼きもまんまるでスゴかったです!完璧な丸でしたね!」

千砂都「えへへ~!でしょ~?丸くするのには自信あるんだ~!」

可可「さすがちぃちゃんデスねー!それじゃ可可達はこの辺で!」

恋「はい!お忙しい中失礼しました!頑張ってくださいね!」

可可「応援してマスよ~!ばいばーい!」

千砂都「2人とも来てくれてありがとうー!」




すみれ「あ、くるわよこっち!」
かのん「隠れないと!」





恋「美味しかったですねー!」

可可「ちぃちゃん高校1年生なのにアルバイトしててスゴいデス!」

恋「人に慣れる為という自分の成長の為に体験するというのも素晴らしいですよね。私たちも見習わないとですね」

可可「なんと!練習後にもアルバイトするみたいデスよ!」

16: 2023/01/18(水) 21:37:27.79 ID:4SLtL4Ec.net
すみれ「行ったわね」

かのん「そうだね。というかそうなんだ…練習後にもバイト入るんだ」

すみれ「……それも聞いてないわね…」

かのん「そうだね…2人には言ってるのに…」

すみれ「………もう少し見守ったら帰りましょうか…」

かのん「そうだね…大丈夫そうだし…」


~~~~~~~

千砂都「ありがとう…ございました…!」((サッサッ…フキフキ…ギュッ

客「(((可愛い……)」

千砂都「いらっしゃいませ…」

客「たこ焼き2つ」

千砂都「は、はい!」

千砂都「ありがとうございました…!」((サッサッ…フキフキ…ギュッ

客「(((可愛い…)」

千砂都「いらっしゃませ…!」

客「たこ焼き1つ!」

千砂都「はい!」

千砂都「ありがとうございました…!」((サッサッ…フキフキ…ギュッ

客「(((可愛い…)」

千砂都「ふう……」

17: 2023/01/18(水) 21:39:48.14 ID:4SLtL4Ec.net
すみれ「だいぶ慣れてきたわね」

かのん「そうだね。お客さんも一旦落ち着いたみたいだし。というか」

すみれ「うんわかるわよ」




かのんすみれ「「毎回手握るのいる!?」」




かのん「だよね」

すみれ「そうよね」


かのん「毎回律儀に消毒してタオルで拭いて手握ってるよね」


すみれ「そうよね渡す時に毎回ありがとうございましたって」


かのん「もはや握手会のオプションがついてるよね!?」


すみれ「そうね…ん?あれは…確か…」


かのん「??すみれちゃんどうしたの?あれ?確かうちのクラスの…」


すみれ「あ!!あの子達!!」

19: 2023/01/18(水) 21:43:02.78 ID:4SLtL4Ec.net
生徒1「あれ?嵐さんじゃーん」

生徒2「あ、ほんとだ」

生徒3「こんなとこで何してんのー?」


千砂都「あ……!あ…あう……い…いら…いらっしゃいま…せ…」





~~~~~~~~~


生徒1「でもさこのノートは四角じゃん?w」

生徒2「確かにw表紙にも○ノートって書いてるのに丸じゃなくない?w」

生徒3「ほんとじゃんwそうだ!私達も丸好きだからさ、丸にしてあげるよw」

千砂都「え…どういう……?」

生徒1「ほらこうやって…」ビリッ

生徒2「ノートの中の紙破って…」ビリビリッ

千砂都「あっ……!あの……あぁ……っ!」

生徒3「その紙を丸めたら…」クシャクシャッ

生徒1「ほら!丸くなった!どう?」

生徒2「あ、まんまるじゃなくてごめんね!私たち嵐さんみたいに丸研究出来てないからさ!w」

千砂都「えっ…あの…私のノート……」

生徒1「丸が増えたじゃん感謝してねwそれじゃ!」

千砂都「……………」

生徒3「丸好きな訳ないじゃんねw意味わかんないw」

生徒1「ノートも意味わかんないwあんなびっしりwいきなりめっちゃ話しだすしw」


~~~~~~~~~~

20: 2023/01/18(水) 21:46:15.41 ID:4SLtL4Ec.net
千砂都「あの…その……」

生徒1「もしかしてバイトしてんの?」

生徒2「え!?嵐さんが!?」

千砂都「あの…その…そうです…ごめんなさい…ごめんなさい…」

生徒3「へーたこ焼き屋でバイトしてたんだ」

千砂都「そ…そうです…ごめんなさい…今日から…その…バイトを…」

生徒1「え!?今日から!?!?」

生徒2「ってことは初日じゃん!」






かのん「なにか話してる?ちぃちゃん知り合いだったっけ?」

すみれ「あいつら……!かのんごめん私行ってくるわ」

かのん「え!?どうしたのすみれちゃん!?」

すみれ「いや…その…前ちょっとね…まぁ後で事情は話すわ」

かのん「え?あ、待って!」

すみれ「なによ」

かのん「みてみて!続き聞いてみて!なにか話してるから!」

すみれ「……わかったわ」

21: 2023/01/18(水) 21:48:11.76 ID:4SLtL4Ec.net
生徒3「初日なのにスゴいね~」

千砂都「ごめんなさ……え?」

生徒2「いやーなんかインスタのストーリー見てたらさスゴいたこ焼き屋があるって」

生徒3「なんかまんまるで焼き方上手くて提供も早いたこ焼き屋があってめっちゃ客来てるー的な」

生徒2「気になってきてみたらまさか嵐さんがバイトしてたなんてね」

千砂都「え…あの…ごめんなさい…私なんかが…」


生徒1「たこ焼き3個。」

千砂都「え?」

生徒1「だーかーらたこ焼き3パックちょうだい。あたし達の!」

千砂都「は…はい…!急いで作ります!」

生徒2「あはははw急がなくていいよwずっとお客さん来てて疲れてるでしょ?」


生徒1「ミスられたらこっちが困るし…ゆっくりでいいよ」


千砂都「は…はい…!ありがとう!ございます…」

22: 2023/01/18(水) 21:50:13.57 ID:4SLtL4Ec.net
生徒3「ってか敬語じゃなくて良いって。結構前だけどノートの件はホントごめんね」


千砂都「いや…あの…全然大丈夫…!気にしてないから!新しいのも3冊もくれたし…」


生徒2「でもずっと使ってたやつなんでしょ?ごめんね本当に」


千砂都「大丈夫!ノートは100円のやつだし…それに…」


生徒3人「??」


千砂都「あれがあったから…私…すみれちゃんに出会えたみたいなものだし…あのことがなかったら出会えてるかわからないから…」


生徒3「あ、平安名さん?あの後もホントに何回謝ったことか…」


生徒2「怒ったらホントこわかったよね…」


生徒1「あ、そろそろなんじゃない?たこ焼き」


千砂都「あ、ほんとだ…」((シュバババッジューックルックルッシャシャッ

23: 2023/01/18(水) 21:51:42.65 ID:4SLtL4Ec.net
生徒1「はや!?」

生徒2「えー!すごー!」

生徒3「しかもほんとにまんまるじゃん!早いし返すのうまっ!」

千砂都「おまたせしました…たこ焼き3つです…」

生徒1「はい代金」

千砂都「ありがとう…ございます…」

千砂都「商品です…ありがとうございました…(サッサッ…フキフキ…ギュッ

生徒1「え!?!?手…!?」

千砂都「??? あ…!ごめんなさ……」

生徒2「え、もしかして全員の客と握手してるの?」

千砂都「え…あの…その…はい…渡す時に…ありがとうございますって…」

生徒3「え!そんなの絶対勘違いしちゃう奴いるって!」

千砂都「え?((キョトン」

生徒2「嵐さん……気をつけなね…?」

千砂都「???」

24: 2023/01/18(水) 21:53:37.08 ID:4SLtL4Ec.net
生徒3「あ、そうだもう一回こいつと握手してあげてよw」


生徒1「ばっ!?なんでだよ!」


生徒2「あ、ほんとだ嵐さんお願い!w」


千砂都「あ、はい((ギュッ」


生徒1「な…な……!」


生徒2「こいつさw嵐さんがスクールアイドル初めてから実はめっちゃLiella!のことファンになってさw」


生徒3「いっつも嵐さんのこと可愛い可愛い言ってんだよw」


生徒1「お、おい!!言うなって!!ウソ!ウソだからな!こいつらの!」


生徒2「もうすっかり嵐さん推しwグッズとかも集めてるんだよw」


生徒3「ちぃちゃん可愛いー!っていっつも言ってるじゃんwグッズ見ながらw家めっちゃグッズあるからw」


生徒1「おいって!!言うなって!!!ホントにそんなことないから!ってかいつまで手握ってんだよ!」


千砂都「あ…ありがとう…!ございます…!いつも応援してくれて…!これからもいっぱいいっぱい頑張ります…!」((ギュッ


生徒1「お、おう…」((ドキドキ…


千砂都「だから…精一杯頑張るから…!これからもよろしくお願いします!((ニコッ」

25: 2023/01/18(水) 21:55:46.40 ID:4SLtL4Ec.net
生徒2「(((かわ…っ!)」


生徒3「((え!かわいっ…!)」


生徒1「な…っ……!な…っ…!」


千砂都「ありがとうございました」(ペコリ


生徒2「よかったじゃんw」


生徒3「嵐さんありがとね!たこ焼き3人で食べるねー!」


生徒1「ちょ…この…調子乗んなよ!この…この…」((プルプル…


千砂都「あ…ごめんなさ…」


生徒1「応援してる……また来る…」


千砂都「あ…!ありがとう!((パァァァッ」


生徒1「かわ…っ…!じゃあなっ!」


生徒2「あ!私たちもちゃんと応援してるからねー!」


生徒3「今度の予選頑張ってね!」


千砂都「ありがとうございました!」(バイバイ

26: 2023/01/18(水) 21:56:24.78 ID:4SLtL4Ec.net
すみれ「………」


かのん「へー!全部は聞こえなかったけどあの子ちぃちゃんのファンだったんだー!」


すみれ「………かのん」


かのん「ん?どしたのすみれちゃん?」


すみれ「もう千砂都は大丈夫そうだから帰りましょ」


かのん「そうだね!帰ろっか!お客さんももうかなり引いたしね」


すみれ「そうね」


かのん「いやー心配したけど全然大丈夫だったねー」


すみれ「そうね千砂都も成長してるのね…」


かのん「そうだねー!!」

27: 2023/01/18(水) 22:01:21.76 ID:4SLtL4Ec.net
~~~~~~~~~~

千砂都「この…タコの爪楊枝もあげる…!」((プスッ

子ども「わぁ!お姉ちゃんありがとー!!」

母親「まぁ良かったわねー!ありがとうね!」

千砂都「いえ…!こちらこそありがとうございます!」

子ども「わぁまんまるだ!お母さん全部食べて良い!?

母親「もう!全部食べたら夜ご飯食べれなくなっちゃうでしょ?」

子ども「ぶー!じゃあまた買いにきたい!」

母親「また今度きましょ」

子ども「うん!まんまるたこ焼きのお姉ちゃんまたねー!!」((バイバイ

千砂都「うん…!ありがと…またね!」((バイバイ



千砂都「あ、もうすぐ閉店かな…あと30分かな…?」

??「あ…あの!」

千砂都「あ…いらっしゃいませ…!」

??「今から10パックいけますか!」

千砂都「10!?他のお客さん居ないから大丈夫ですけど…」

??「よっしゃあ!!」

千砂都「ビクッ」

??「あ、ごめん…つい…その…千砂都さんがたこ焼き回してる所動画撮っても良いか!?」

千砂都「え…あ…大丈夫だけど…」

??「よっしゃ!やったぜ!これは永久保存だな!」((ジーッ

28: 2023/01/18(水) 22:03:11.19 ID:4SLtL4Ec.net
千砂都「あ…あの…思ったより…近い…それに顔ばっか撮ってる気が…」


??「あ!つい…!やっぱ生千砂都さん可愛すぎると思ったらつい熱が入っちまって!」


千砂都「そ…そんな…可愛くなんて…」


??「いーや!可愛いね!小さい体なのにダイナミックなダンスと儚げな姿のこのギャップ!長い前髪の中から覗くキラキラのつぶらな瞳にサラサラな髪!丸が好きな所とか少しお茶目な所もたまんねぇ!」


千砂都「あの…もしかして…Liella!のファンの…方ですか…?」


??「そうです!大ファンです!スクールアイドルは全般的に昔から色んな人が好きなんだけど最近はLiella!のファンすぎて来年結ヶ丘の受験も受けようと思ってんだ!」


千砂都「そうなんだ…いつもありがとう!((ニコッ」


??「んはっ!?たまんねぇ!!!可愛すぎる!撮れたか!?今のちゃんと撮れたか!?」

29: 2023/01/18(水) 22:04:25.38 ID:4SLtL4Ec.net
千砂都「あ…そろそろ…」((シュバババッジューックルックルッシャシャッ


??「おほーっ!すげぇ!!」


千砂都「あと5パックはもうちょっと待ってくださいね…」


??「もちろんだよ!いつまでも待てる!というか待つということはそれだけの時間千砂都さんを見れるってことだし最高の時間だ!!!」


千砂都「そうなんだ……(((なんだかスゴい人だなぁ…」


——————


千砂都「お待たせしました」


??「ふぉおおお!千砂都さんの手作りたこ焼き!!たまんねぇ!!!」


千砂都「ありがとうございました…!((サッサッ…フキフキ…ギュッ」


??「え!!?え!?噂はホントだったんだ!!」((ギュッ


千砂都「???」

30: 2023/01/18(水) 22:05:38.39 ID:4SLtL4Ec.net
??「さいっこう……!(((こりゃあいっとき手洗えねぇな…!)」


千砂都「あ…あの…」


??「なんだ?」ギュッ


千砂都「もうお店…閉店の準備するから…手…」


??「あ、すまねぇ!」((サッ


千砂都「いっぱい頼んでくれてありがとう…!またお待ちしてます…!Liella!の方もありがとね((ニコッ」


??「ぐはっ!!可愛すぎる!!反則的な可愛さ!また来ます!!!!」((ダダッ


千砂都「あ……いっちゃった…変な人だったなぁ…」

31: 2023/01/18(水) 22:06:25.04 ID:4SLtL4Ec.net
——1ヶ月後——



千砂都「ねぇねぇすみれちゃんかのんちゃん」


かのん「ん?ちぃちゃんどうしたの?」

すみれ「ん?なに?」


千砂都「これ…あげる…」


すみれ「え!?どうしたのよこれ!」


かのん「え!?プレゼント!?」


千砂都「うん!1ヶ月間バイトするって言ったでしょ?実はデパートで見つけたこれが可愛くて2人にプレゼントしたくて始めたんだ…!」


すみれ「え…!ちょっと…!何よそれ!泣きそうなんだけど…!」


かのん「開けていい!?」


千砂都「うん!」

32: 2023/01/18(水) 22:07:57.40 ID:4SLtL4Ec.net
ガサガサガサ…

かのん「わぁ!フクロウのぬいぐるみだ!!可愛いー!!」


すみれ「私はクジャクのぬいぐるみ!可愛いしカッコいいわね!!」


千砂都「バイトはもちろん人に慣れる練習もあったけど2人が好きな鳥さんのぬいぐるみ見つけたからプレゼントしたくてしてたんだー!」


すみれ「もう…!あんたって子は…!」ギューッ

かのん「ちぃちゃんありがとうー!」ギューッ


千砂都「えへへ~!」


すみれ「今日は私たちでいっぱいギューしつくしてあげるったらあげるわ!」((ギューッ ((よしよし


かのん「やめてーっていってもやめないからね!」(ギューッ ((よしよし


千砂都「えへへー!2人とも苦しいよ~!」

33: 2023/01/18(水) 22:11:49.42 ID:4SLtL4Ec.net
~~~~~~~~~


千砂都「ふぅ…今日も練習疲れた…いやぁアルバイトも良い体験が出来たなぁ2人にプレゼントも渡せたし!!」

千砂都「それに今回のアルバイトを通して少しは人に慣れれたのかも…!」











千砂都「でもそれにしても…あの初日の2人の顔…たまんなかったなぁ…((ゾクゾクッ」


千砂都「あの顔が見たくて可可ちゃんと恋ちゃんだけに教えてわざと2人には場所とか教えなかったんだよね~」


千砂都「わざわざ表参道を探し回ってやっと見つけたんだろうなぁ!2人のあの悲しがる寂しがる顔…っ!忘れらんない…っ!」((ゾクゾクッ


千砂都「しかも私がお客さんに握手してるから2人とも嫉妬してた顔もたまんないなぁ!あれからも何回も私の様子を見に来ては握手するか確認して握手してたらモヤモヤしてる顔してたし!」((ゾクゾクッ


千砂都「はぁ…っ!2人にモヤモヤさせてるあの感じ!あの求められてる感じ…っ!ほんっとたまんない!((ゾクゾクッ

34: 2023/01/18(水) 22:16:23.75 ID:4SLtL4Ec.net
千砂都「あ…そうだ!早速チェックしなくちゃ…」カタカタッ…カチッ…


かのん『ふんふーん♫カフェオレ焼きリンゴ~♫大好きさるるる♫良いお湯だったー!ブラどうしよっかなーまぁ上下違ってもいっか!明日体育ないし! あ!ちいちゃんのフクロウのぬいぐるみ!ほんと可愛いなぁ~よしよしよしー!』


千砂都「かのんちゃん…!お風呂上がりにブラも着けないでパンツだけで無防備だなぁ!女の子だからちゃんとしないと!胸もやっぱり相変わらず可愛いなぁ!」




すみれ『ふぅ~!それにしても千砂都…私たちの為だったなんて…可可と恋だけに言ってたのはそれだからかしら…はぁ~モヤモヤしたわ~!スッキリね!やっぱ千砂都は千砂都ね!よしよしよしー』



千砂都「すみれちゃんずっとモヤモヤしてたんだ~!私のことずっと考えててくれたのかなぁ!私だけで頭と胸がいっぱいだったのかなぁ!」


千砂都「かのんちゃんもすみれちゃんももっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと私のことだけをずっとずっとずーーーっと考えてね」



千砂都「もっと大好きなかのんちゃんとすみれちゃんのこといっぱい知りたい。これからどんどんすみれちゃんとかのんちゃんの写真とアルバムが増えそうだなぁ!」

35: 2023/01/18(水) 22:22:59.48 ID:4SLtL4Ec.net
~~~~~~~

かのん「(((なんだか…最近家でも誰かに見られてる気がするなぁ…気のせいかなぁ…あ!ありあが覗いてるのかも!!もう~ありあはツンデレだなぁ!))」


すみれ「((なんか最近家でも誰かに見られてる気がするのよね…気のせいかしら…それか妹かしらね…またこの前も私の化粧セット勝手に使ってたし…))」


かのん「今日も大会近いし練習がんばろー!」

すみれ「そうね!絶対ラブライブ優勝するわよー!」

千砂都「うん!かのんちゃん!すみれちゃん!頑張ろ!!」

可可「レンレンー!ストレッチ痛いデスー!」

恋「可可さん…練習メニューを増やしたのでこれくらいの柔軟は毎日やらないとですよ!」

かのん「もう!恋ちゃんやりすぎだよ~!」

すみれ「可可あんたね…いつまでそんななのよ…」

千砂都「……………」




終わり

36: 2023/01/18(水) 22:31:18.57 ID:4SLtL4Ec.net
以上になります
現在2年生編のストーリーを思考中です
ストーリーの終わりは既に1年生編の時から決まっているので繋がる部分を考えている途中です。
二期生のそれぞれの加入部分のストーリーはある程度練れているので今月末か来月には更新できると思います

ちなみに決まっている終盤はかなり暗い展開になりますので読む際注意かもしれません




【IF SS】かのん「んぅ…何か…夢見てたような…」ありあ「お姉ちゃ~ん!」

37: 2023/01/18(水) 23:24:51.11 ID:dJGFqj8D.net
続き来たか、待ってました!!

引用元: 千砂都「バイトを始めようと思う…」すみれ「え?」かのん「どうしたの!?」