ノリスケ「あれあれ～マスオさんじゃないですか～？こんな昼間から何してるんですか？
って！無職でしたよね～」

マスオ「相変わらず君は嫌な奴だなぁ…」

女「ノリさ～ん このおっさんだ～れ？」

ノリスケ「おじさんの婿だよ ほらほら前に行った冤罪で自殺未遂した人」

女「うける」

マスオ「笑いたければ好きなだけ笑えばいいさ そういう君こそそんな若い子をつれて
どうしたんだい？」

ノリスケ「タイコも公認なんですよ？まぁ紹介してくれたのはイクラですけどね」

マスオ「イクラちゃん ずいぶんと質の悪い軍団を作ったみたいだね」

ノリスケ「いやぁ～でも僕はそのおかげで働かずに金とこうして若い女にありつけるわけですよ～」

マスオ「幸せそうでなによりだよ…」

ノリスケ「なんだったらイクラのところで雇ってもらいます？」

マスオ「犯罪者と関わるのはごめんだよ～」

ノリスケ「そうですか！じゃあこれから僕たちはホテルいくので それじゃあ！はい
これお世話になったおじさんへのお見舞いです」

ノリスケはマスオに１０００円札を投げ捨てた

マスオ「ちぇっ １０００円じゃないか しけてるな～」

ワカメ「ちょっとはなして！だれかーーー！」

チンピラ「うるせぇ！騒ぐんじゃねぇよ！」

マスオ「あれはワカメちゃん…どうしたんだろう？」

チンピラ「なめてんじゃねぇぞアバズレ！飯食っただけで２万だって？」

マスオ「あのぉどうしましたか？」

チンピラ「なんだてめぇ！？もしかしててめぇがこの美人局の飼い主か？」

ワカメ「マスオお兄さん！助けて！」

マスオ(本当にこの子は都合がいいなぁ…この前はくそ眼鏡とか馬鹿にしてたくせに！）

マスオ「…知りませんし関わりたくないのでこれで失礼します」

ワカメ「そんなひどいじゃない！」

チンピラ「おらぁっ！こっちこいや！」

カツオ「わかめ！？こんなところでなにやってるんだ！？」

チンピラ「なんだてめぇ！？」

カツオ「その辺にしといたら？」

ワカメ「そうよ！私のお兄ちゃんはヤクザなのよ！あんたなんてすぐにぼこぼこよ！」

チンピラ「ふかしこいてんじゃねぇぞ！」

１０分後

チンピラ「す、すびませんでした…勘弁してください」

カツオ「金輪際妹には関わらないでくれ 」

チンピラ「はい！わかりました」

ワカメ「聞いてよお兄ちゃん！マスオお兄さんったら私のことを見捨てて逃げたのよ！」

カツオ「見捨てられるようなことしてるんじゃないのか？」

ワカメ「別に？」

カツオ「それより母さんと姉さんは元気にしてる？」

ワカメ「あんまり家に帰れないから知らないわ」

堀川「それで本当にお兄さんだったんですね？」

チンピラ「はい…間違いありません！磯野カツオさんです！」

堀川「失礼なことしてないよね？」

チンピラ「…は、はい！もちろん！」

堀川「僕はね無礼な奴が嫌いだけど 嘘つきはもっと嫌いなんですよ」

チンピラ「ひっ！」

堀川「イクラちゃん かなりキツメのやつやっといてください」

イクラ「はい」

ワカメ「あっ！臆病者のマスオお兄さんじゃない！妹を見捨てるだなんて！」

マスオ「君こそなんかいかがわしいことでもしてたんじゃないかい？」

ワカメ「あらやだ！証拠もなしに人をアバズレ扱いだなんて！」

マスオ「誰もそこまでは言ってないじゃないか～！」

ワカメ「いっつもそういう言い訳ばかりね マスオお兄さんは！」

マスオ「なんだって～！だいたいワカメちゃんだっていっつもいっつも」

ワカメ「何よ？言いたいことがあるなら言えば？私は自分で稼いでるわよ？
無職のマスオお兄さんとは違うわ！」

マスオ「だから！それがやましいことだって言ってるんじゃないか！」

カツオ「いい加減にしてよ！！！！久しぶりに帰ってきたんだぞ僕！」

マスオ「ごめんよカツオくん～ワカメちゃんのいう通りさ 僕がいけないんだ
派遣ですらろくに続かないのが現実でね」

ワカメ「わかってるならいいのよ」

カツオ「ワカメ！」

サザエ「ただいま～あらカツオじゃないの！急にどうしたの？」

カツオ「久しぶりだね姉さん ちょっと野暮用でね」

サザエ「野暮用って！アンタ人でも頃すつもりじゃないでしょうね？」

カツオ「冗談はよしてくれよ」

カツオ「このお金、お父さんの医療費 残ったらみんなで何か食べてよ」

サザエ「あらやだこんな大金！５００万はあるじゃない！」

カツオ「じゃあ僕はもう行くよ」

サザエ「ありがとう いつでも帰ってきなさいよ」

マスオ「皮肉な話だよな ヤクザになったカツオくんが1番まともじゃないか」

サザエ「あなた！」

マスオ「お父さんじゃなくて僕が変わりにああなっていればここまでみんな苦しまずに
済んだのかもしれないね」

マスオ「もう限界だ こんなの生きた心地がしないよ！！！」

マスオ「どうしだい？僕は何か悪いことをしたのかい？」

ワカメ「そんな辛気臭い話やめてくれる？」

マスオ「うるさいっ！いっつもいっつもそうやって僕を見下して！馬鹿にして！
何様のつもりなんだよ！」

マスオはワカメの首を絞めようとする

サザエ「マスオさんやめて！おねがい！やめて！」

マスオ「もういい限界だ！みんな勝手にしてくれ！！！」

フネ「あら～マスオさんえらい剣幕だったねぇ いささか先生のところで
買った神のお水はちゃんと飲んでるのかねぇ」

ワカメ「またそんな無駄な買い物をして！何度言ったらわかるのよ！
ただの水を買ったところでお父さんはもう助からないのよ！」

フネ「ワカメ！いい加減にしなさい！このお水はいささか先生がわざわざ
私たちの幸せのために海外から取り寄せてくれてるのよ！」

堀川「失礼します」

サザエ「あら堀川くんじゃない！久しぶりね！」

堀川「お邪魔していいですか？」

ワカメ「何の用？あんたの顔なんて見てる暇ないわ」

堀川「まぁまぁそういわずに おねぇさんちょっといいですか？」

サザエ「私に話？」

堀川「…はい 結構重大な話です」

喫茶店にて

堀川「言うべきか悩んだんですが お兄さん これから人を頃しに行くみたいなんです」

サザエ「！！どういうこと？」

堀川「お兄さんがどういう仕事をしてるかは理解してるつもりです でもさっき
電話で拳銃がどうのこうの言ってるのを聞いてしまって」

サザエ「こうはしてられないわ！」

堀川「待ってください！僕に考えがあります 詳しいことはわかりませんが
お兄さんはうまいように利用されてるんです」

カツオ「それにしても気乗りしないな～花沢さんのお父さんを頃すだなんて…」

カツオ「でもやらなきゃ僕は頭悪いから出世できないしな～」

堀川「ここに花沢社長は来ませんよ？お兄さん」

カツオ「堀川くん？どうして君がここに？」

堀川「白々しい演技はやめてください どうせ知ってるんでしょ？」

カツオ「君が逃がしたってところかな？」

堀川「そんなところです」

カツオ「なるほど　これで君は花沢不動産に大きなカリを作れるわけか」

堀川「そんなスケールが小さいことはどうでもいいんです」

堀川「単刀直入に言いましょう 僕と組んでもらえませんか？」

カツオ「お断りだね」

堀川「いいんですか？このままじゃあの家族も犯罪者になりますよ？」

カツオ「何をした！？」

堀川「今頃 サザエさんは花沢社長を頃しに行くでしょうね」

カツオ「なんだって！？」

回想

堀川「始まりは2年前でした…ずっと黙っていてごめんなさい」

堀川「お兄さんが花沢社長に脅されているところを聞いたんです」

堀川「ワカメちゃんのいかがわしい行為のビデオを収めた映像がどうとか」

サザエ「まぁ！それで？」

堀川「普通ならヤクザ相手にゆするなんて馬鹿げてるじゃないですか？
でも花沢社長は普通じゃないというか」

サザエ「私にできることは！？」

堀川「僕は仕事上知り合いの弁護士がいます！っておねぇさん！どこへ！」

サザエ「決まってるじゃない！話をつけにいくのよ！」

堀川「ってな具合で 花沢のところへ行くように仕向けさせてもらいました ひっそりと
鞄にナイフも入れておきました」

堀川「ただお兄さんが僕と組んでるというなら　臆病者の花沢にすぐに逃げるように
電話しますけど？僕を頃しても無駄ですよ？その時間でおねぇさんが花沢を
頃すかもしれませんしね？」

カツオ「…君ってやつは！」

堀川「みんなのサザエさんを人頃しにはしたくないですよね？」

カツオ「…くっ！」

堀川「それに今まで抱えてきたもの ヤクザになった弟への償いもするつもりなら
花沢のことを頃すでしょうね」

カツオ「わかった…従わせてもらうよ」

堀川「僕は口だけじゃ信用できません １週間以内に組長さんと会わせて紹介してください」

カツオ「わかったよ…」

堀川「あぁ～ご安心ください 花沢はこのあと始末してお兄さんの手柄にしますから
その辺の問題はないので」

その後 カツオは堀川の奴隷に成り下がった

そしてすべてに耐え切れなくなったカツオは屋上から飛び降り自殺を果たしたのだ

しかし氏んだかと思ったカツオが目を覚ますと！！！

なんとあの頃に戻っていた

神様「磯野カツオ お前にもう一度だけチャンスをやろう 救えるものなら救ってみるがいい」

カツオ「やってみせるよ！お父さんの事件をまずは止めてみせるよ！」

カツオ「これは僕の人生のリベンジだ！」

おしまい

打ち切りにすなーっ👆💦