1:◆qEJgO2U6bM 2013/05/29(水) 12:21:10.09 ID:ywQs7X2DO
*モバマスSS短編です。
*16レスくらい? できるだけさくさく投下します。

Reバース IMC/001B-011 市原 仁奈 (C コモン) ブースターパック シンデレラガールズ劇場

2: 2013/05/29(水) 12:22:41.65 ID:hpf395oIo
パコン


仁奈「あう」

「あっ」

コトッ

仁奈「……」イタイ…

仁奈「? これは…なんでごぜーましょう」ヒョイ

「ご、ごめ…その、顔にぶつけるつもりは…」ワタワタ

仁奈「?」

仁奈「……だ、…だれか…そこにいやがりますか…?」

「!」

「そ、そうだった。隠れてるんだった…」

「い、いないぞ。ウチはいないから! 気のせいだ!」

仁奈「そうでごぜーますか」

(信じるのかよ!)

4: 2013/05/29(水) 12:23:56.35 ID:ywQs7X2DO
ガチャ


「!」ビクッ サッ


P「仁奈はいるかー」

仁奈「あ、P! 仁奈はここにいやがりますよ!」タタッ モフッ

P「……どうして足にしがみついて来るんだ?」

仁奈「仁奈は元気でごぜーます!」

P「うん」

仁奈「けほっ」

P「けほ?」

仁奈「う…か、風邪なんて引いてねーですよ! …けほっ」

P「分かりやすいなお前」

5: 2013/05/29(水) 12:25:26.18 ID:hpf395oIo
P「そっか。風邪引いちゃったか」ナデナデ

仁奈「みゅ……ご、ごめんなさい…」シュン

P「謝ることなんてないよ」

仁奈「で、…でもお仕事とか…」

P「風邪なら仕方ないよ。というよりこの場合は、仁奈の体調が悪いことに気付けなかった俺が悪いからな」

仁奈「そ、そんなことはねーですよ…」モフ…

6: 2013/05/29(水) 12:26:29.09 ID:ywQs7X2DO
P「とりあえず暖かくして横になってろ。なにか買って来るよ」

モフン

仁奈「……」

仁奈「あの、…キグルミを着てやがりますから…なにもその上に毛布までかけてなくても…」

P「ちゃんと暖かくして、大人しくしているんだぞ?」ニッコリ

仁奈「……」

仁奈「わ、分かりやがりました」コクン

P「よし。じゃすぐ戻って来るからな」パタン

仁奈「……」モフモフ

仁奈「…えへへ…モフモフでごぜーます…」


「……」

7: 2013/05/29(水) 12:27:29.04 ID:hpf395oIo
仁奈「…みゅ…」モフ…

仁奈「…」スピー…


「……」

「寝たか…」モゾ

仁奈「…」モフピー…

「まったく…風邪なんか引きやがって…不用心なやつめ」ペチ

仁奈「あう」??

「ウチと仕事するときに限って病気になるなんていい度胸だ」ペチペチ

仁奈「??」アウー

8: 2013/05/29(水) 12:28:59.97 ID:ywQs7X2DO
仁奈「…」ウーン

「ふん」

「ちゃんと寝て…治すんだぞ。早く治さないと許さないぞ。じゃなきゃ今度はひっかくからな」

仁奈「…」コクコク…

「…ふん」


ガチャ


「!」ビクッ ササッ

9: 2013/05/29(水) 12:30:21.28 ID:hpf395oIo
バンッ


P「仁奈は無事か!?」

比奈「寝てるんでしょ。静かにするッス」バシ

P「いて」

比奈「はあ…血相を変えて走って来るのでなにかと思ったッス」

P「に、仁奈が風邪を引いたんだぞ! 落ち着いてなんていられるか!」

比奈「静かにしろっつってんだろ」ガシ

P「もがが」


ガサガサ


柚「はふー。ペットボトルがあると重いねー」ドサ

楓「袋の中はポカリばっかりね…ふふ…」ニヘラ

比奈「どう見ても買い込みすぎでスけどね。何人ぶっ倒れた設定でスか」

P「う、うるさいなあ! あったら飲むだろ!」

比奈「まあそうでスけど」

10: 2013/05/29(水) 12:31:25.91 ID:ywQs7X2DO
柚「とりあえず冷蔵庫に入れて来るねー」ガサ

楓「一本だけ置いておきますね」

P「ありがとうございます」

比奈「仁奈ちゃんは…ああ、よく寝てるッスね」

比奈「? なんだプロデューサー、あれは買わなくてよかったんじゃないでスか」

P「ん?」


仁奈「…」モフ…


比奈「冷えピタ。もう貼ってあるッスよ」

P「……本当だな」

比奈「…本当だなって…そんな他人事みたいな」

P「俺は貼ってないからな」

比奈「……」

P「……」

比奈「面白くないでスよ?」

P「冗談じゃないって」

11: 2013/05/29(水) 12:32:29.98 ID:hpf395oIo
P「あとで小梅に聞いてみよう」

比奈「原因不明の事態を全部小梅ちゃんの管轄にするのはやめて欲しいッス」

P「…まあ、ちひろさんかだれかだろ」

比奈「でスかね」


パコ


比奈「…ん」ナンカケッタ…

比奈「……これ…」ヒョイ

比奈「ふふ」ニコ

比奈「ねえプロデューサー、どうやら風邪薬も買って来なくてよかったみたいでスよ」

P「え?」

比奈「たぶんプロデューサーが選んだやつよりもよく効くッス」

P「えっなにそれひどい」


仁奈「……」モフピー…


「……」

12: 2013/05/29(水) 12:33:36.25 ID:ywQs7X2DO





仁奈「…にゅ」パチ

柚「あ」

仁奈「?」

柚「Pサーン、仁奈チャン目が覚めたみたい」

P「本当か!?」ガタッ

比奈「いや…よく寝てただけで、意識が戻らないとか、そんな大ごとじゃないんでスから…」

P「うおおお仁奈ああああ!」

仁奈「」ビクッ

比奈「仁奈ちゃん怯えてまスよ」

13: 2013/05/29(水) 12:34:22.22 ID:hpf395oIo
モフモフ


楓「おはよう仁奈ちゃん。いま飲み物、持って来るね」

仁奈「あ…ありがとう…ごぜーます」ニコ…

P「無事か?」

比奈「その問い方は意味不明でスけど」

仁奈「ふふ…Pがたくさん毛布をかけてくれたので…ぽかぽかで、とっても良くなったですよ…」ニコ

P「……。そっか」

比奈「口リコン」

P「断じて違う」

仁奈「?」

14: 2013/05/29(水) 12:35:25.83 ID:ywQs7X2DO
柚「よしよし。お腹は空いてないカナ?」

仁奈「あ…です、…ちょっと、空いてごぜーます」

P「薬も飲まなきゃいけないしな。お粥でも作ろう」

比奈「プロデューサーって料理できるんでス?」

P「一人暮らししてるし。きっと比奈よりはできるぞ」ニヤニヤ

比奈「…腹立つけど言い返せない……い、今に見てるッスよ!」

P「ふはは! いつでもかかって来い!」



仁奈「……ふふ」

柚「?」

柚「仁奈チャンなんだか嬉しそうだね」

仁奈「…。そうですか?」

柚「うん♪」

仁奈「…えへへ。そうかもしれねーです」

15: 2013/05/29(水) 12:36:16.43 ID:hpf395oIo
柚「でもその気持ちはなんだか分かるかも。病気で学校お休みするときって、なんだかわくわくするよねっ」

P「こらそこの不良少女。うちの仁奈を毒すんじゃありません」

柚「てへ?」

楓「ふふ。プロデューサーさんは、仁奈ちゃんのお父さんみたいですね」

比奈「プロデューサーの側にいる方がよっぽど有害な気がするッス」

P「有害ってひどくないか!」


ワイワイ


仁奈「……ふふ。楽しいでごぜーます」ニヘラ

16: 2013/05/29(水) 12:37:17.33 ID:ywQs7X2DO
楓「じゃあプロデューサーさんがおいしいご飯を作って来てくれるまで…もう少し、お休みしてましょうか」ナデナデ

仁奈「はい…。楓おねーさんの膝枕は、気持ちいーでごぜーます…」ウト

楓「本当? 嬉しいな」ニコ

柚「じゃーアタシは子守り歌を!」ポンポン

仁奈「ゆ、柚おねーさん。子守り歌はともかく、お腹はぽんぽんしなくていいですよ。仁奈はもうそんなに子どもじゃねーです…」//

比奈(でも子守り歌はありなんでスね)カワイイナァ

17: 2013/05/29(水) 12:38:21.54 ID:hpf395oIo





バンッ


仁奈「おはようごぜーます!」

P「お。おはよう仁奈」

仁奈「はい! 仁奈は元気です!」

P「そうだな」

仁奈「はいっ!」ニパッ

比奈「仁奈ちゃんは回復が早いでスね」

P「ゲームのキャラを評価したような言い方だな」

仁奈「きっとキグルミのおかげでごぜーます!」

P「そっか」ニコニコ

仁奈「あ、それと!」

P「? それと?」

18: 2013/05/29(水) 12:38:58.95 ID:ywQs7X2DO
仁奈「みんなの看病と、友達のくれた薬のおかげですよ!」ニパッ



(ばれてる!?)ビクッ

幸子「どうしてばれないと思ったんですかね」



おわり

19: 2013/05/29(水) 12:41:12.33 ID:hpf395oIo
こんな平和なお話。仁奈いい子美玲ちゃんもいい子。
おまけで美玲ちゃん奮闘記を書こうと思いましたがおまけのはんちゅうを超えそうだったのでやめました。

では、ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。

20: 2013/05/29(水) 12:42:51.23 ID:fSm60AQK0
おつです
今回もなごんだっす

24: 2013/05/29(水) 13:13:44.68 ID:hpf395oIo
画像いつもどもでス!

引用元: 市原仁奈「なにか飛んで来やがりました」