1: ◆3pCIhha3Cw 2015/05/06(水) 20:00:07.36 ID:SNctPzqz0


奉仕部部室

八幡「雪ノ下......」

雪乃「比企谷くん......」

八幡「まぁ、これからは恋人として宜しくお願いします?」

雪乃「どうして疑問系なのかしら」

八幡「なんかあまり実感がわかなくてな」

八幡(そりゃ、今までの出来事を抜きにしても散々罵倒されたり、友達になろうとして断られたからな)

雪乃「もしかして罰ゲームで告白してるとでも?」

八幡「罰ゲームだとか、お前相手にそんな事をする命知らずなんていないだろ」

雪乃「ええ、そういう輩は一時間程かけて泣かしてあげるわ」ニコ

八幡「笑顔で怖いこと言うな」

ガララ

いずれ彼ら彼女らは真実を知る。

2: 2015/05/06(水) 20:01:09.59 ID:SNctPzqz0
陽乃「雪乃ちゃん、比企谷くん、ひゃっはろー!」

雪乃「姉さん?どうして学校にいるのかしら?まさか......」

陽乃「偶然だよー。ちょっと学校に用事があってその後に雪乃ちゃん達のいる所に寄ろうとしたんだけど」

陽乃「中の様子は2人きりで覗いて見たらなんと!カップルが成立した瞬間でした!」

八幡「......」

陽乃「しかも雪乃ちゃんが比企谷くんに告白するなんて!」

陽乃「やっぱり2人はお似合いだと思うんだよねー、このこのっ!」

雪乃「......」

陽乃「比企谷くんには色々ちょっかい出したけどあまり意味がなかったかも!」

陽乃「それと勘のいいガキなんて言ってごめんね?あれはちょっと言葉が悪いね。てへ♪」

八幡「いえ......」

3: 2015/05/06(水) 20:01:53.06 ID:SNctPzqz0
陽乃「雪乃ちゃんとも色々あったけどこれからは本当の意味で姉妹仲良くしないとね!」

陽乃「ということでこの前の借りもなしでいいよ!そんなのがあっても堅苦しいだけだから」

雪乃「......ありがとう姉さん」

陽乃「初めて比企谷くんと会った時に彼氏かどうか聞いたけどその通りになったね!」

陽乃「そういえば彼氏になったらお茶行こうって言ったっけ」

八幡「......」

陽乃「祝福として私がおごるよ。最近、ちょうどいい店見つけたんだ」

陽乃「あ、雪乃ちゃん。これは将来の義弟との親睦を深めるだけだからね?」

雪乃「......」

陽乃「義弟といえば比企谷くんが私の事をお義姉さんって呼ぶ日も近いね!」

陽乃「というより今からお義姉さんって呼んでも全然オッケーだよ♪」

八幡「......」

雪乃「......姉さん」

4: 2015/05/06(水) 20:02:39.73 ID:SNctPzqz0
陽乃「ん?」ポロポロ

雪乃「......どうして泣いてるのかしら?」

陽乃「......え?」ポロポロ

陽乃「あはは......目にゴミが入ったなんてごまかしはきかないかな?」ポロポロ

雪乃「ええ、姉さんの泣くところなんて初めて見たわ」

陽乃「雪乃ちゃんが泣いたところは昔たくさん見たのにね」グス

雪乃「まさか......」

陽乃「うん、雪乃ちゃんと比企谷くんがくっつけばいいなーって思ったんだけど......」グス

陽乃「私も......いつからか比企谷くんの事が......」グス

雪乃「......姉さん」

陽乃「でも姉としては妹の事を祝福してあげないといけないから」

5: 2015/05/06(水) 20:03:14.98 ID:SNctPzqz0
陽乃「ごめんね?みっともないとこ見せちゃって」

雪乃「そうね、姉さんなら欲しい物を力づくでも奪い取ると思うのだけれど?」

陽乃「さすがに物じゃないからそんな事はできないよー」

雪乃「なら2人で付き合うのはどうかしら?」

陽乃「え!?」

雪乃「私も男女交際は初めてで相手がこんな男というのがすごく不安なのよ」

雪乃「だから姉さんも一緒に付き合って欲しいわ」

陽乃「......雪乃ちゃん」

雪乃「それとも、なんでも出来るはずの姉さんには難しい事かしら?」ニコ

陽乃「それ......挑発のつもりかな?」

雪乃「ええ、我ながら安い挑発だとは思うわ」

6: 2015/05/06(水) 20:04:10.61 ID:SNctPzqz0
陽乃「いいよ、私も男の子と付き合うのは初めてだけどちょっと本気を出せば比企谷くんを惚れさすくらい簡単だから」

雪乃「どうかしら?初めて会った時から比企谷くんは姉さんの外面のよさに気づいているのだからそんなに簡単ではないと思うわ」

陽乃「言ったね......比企谷くんが雪乃ちゃんより私の方を好きになっても知らないよ?」

八幡「」ポカーン

八幡(陽乃さんが俺の事を......確か今までスキンシップとか、ちょっかいを出されたりしたが)

八幡(でもそれは本心なわけがなくて......なんかややこしくなってきた)

八幡(つーか、こんな男ってなんだよ。あまり否定できない気もするがほんとに俺の事好きなのか?)

八幡(それ以外にも色々とツッコむところがあるはずだが言葉が出ない......)

八幡(そもそも俺に拒否権はないの?2人と付き合うの?)

7: 2015/05/06(水) 20:05:08.54 ID:SNctPzqz0
雪乃「さて、疑り谷くん」

八幡「何も言ってないのに変な呼び方しないでくんない?」

雪乃「今の姉さんを見てどう思う?」

八幡「……お前ほど雪ノ下さんの事は知らないが今のは嘘泣きに見えないと思った」

雪乃「ええ、私もこんな姉さんは初めて見たわ」

八幡「そ、そうか」

雪乃「という事で比企谷くん」

八幡「な、なんだよ」

雪乃「姉妹共々よろしく」ニコ

ーーーーー
ーーーー
ーーー

8: 2015/05/06(水) 20:05:57.41 ID:SNctPzqz0
数週間後、奉仕部部室

八幡「うーす」

雪乃「こんにちは、比企谷くん」

八幡(今日は2人きりか......)

八幡(そういや一色もあまり来なくなったな。まぁ、面倒な用事を持ち込まれても困るが)

八幡「よいしょっと」ストン

雪乃「はい」カチャ

八幡「おう、悪いな」

八幡「......」ペラ、ズズ

雪乃「......」ペラ

八幡「......」ペラ

雪乃「......」パタン

八幡「......」

雪乃「比企谷くん、ドアに鍵を掛けてくれないかしら?」

9: 2015/05/06(水) 20:06:53.22 ID:SNctPzqz0
八幡「......わかった」

雪乃「......」

スタスタ

ガチャ

クル






八幡「!?」

雪乃「......///」

10: 2015/05/06(水) 20:07:49.03 ID:SNctPzqz0
八幡(いつのまに目の前に立ってる......)

八幡(上目遣いで可愛い......って)

ガシ、ガタン、チュゥゥゥ

八幡「ん!んんー!」

雪乃「んん!んちゅ、れろぉ、んんっ」

八幡(突然、舌を入れてキスしだした)

八幡「ん!んちゅ、んんー」

雪乃「んちゅ、れろぉ、んんっ、ちゅる、ちゅ」

八幡(いい匂いはするし唇も柔らかくて気持ちいいには違いないんだが......)

バッ

八幡「まてまて!いきなりすぎるだろ」ガシ

雪乃「嫌なの?」ウルウル

八幡「そうじゃないが......」

雪乃「せっかく久しぶりに2人きりになれたのに......」

11: 2015/05/06(水) 20:09:02.55 ID:SNctPzqz0
――――――
―――――

八幡(俺は雪ノ下......姉妹と付き合い始めた)

八幡(雪ノ下はこうして2人きりだったり、大丈夫な日だったりで突然スイッチが入る)

八幡(初行為もこの部室だった。しかも雪ノ下は体力がないので不安もあるが無事にすることができた)

八幡「ほら、ここドア越しだからな?」ナデナデ

雪乃「~♪」

八幡(最初は女子の頭を撫でるとかちょっと抵抗があったが雪ノ下は嬉しがったり大人しくなる)

八幡(俺は抱きつかれながらも部室の中央辺りまで移動して自ら床に腰を下ろす)

八幡(そうでもしないと雪ノ下に押し倒されたりするからだ)

八幡(ひどい時は抱きつかれたまま、いきなりすっ転ばされたりもする)

八幡(しかも悪びれるような態度はしない)

八幡(毒舌や暴言が減った分、少し強引になった感じだ)

八幡(もっとも、雪ノ下に押し倒されるなんて悪い気はしないが)

24: 2015/05/06(水) 20:21:39.11 ID:SNctPzqz0
ーーーーー
ーーーー

雪乃「早くしないと下校時間になってしまうわ」

八幡「お前も掃除手伝えよ」ゴシゴシ

雪乃「私が体力がないのは知ってるでしょう?」

八幡「よく言うよ。今のお前ならマラソンで完走ぐらいはできるんじゃないか?」ゴシゴシ

雪乃「ふふ、それなら優勝できる位の体力がついたら手伝おうかしら」

八幡「そりゃ無理だろ......つーか、なんで服がはだけたままなんだよ」ゴシゴシ

八幡(いい意味で目の毒だからさ......)

雪乃「あなたに脱がされたのだからあなたが直して?」

八幡「しょうがねぇな」

八幡(雪ノ下の服を直そうと近づくと......)

八幡「あれ?」スル

25: 2015/05/06(水) 20:22:39.31 ID:SNctPzqz0
八幡「おわっ!?」ドスン

八幡(なんかよくわからないまま転ばされた。これもひょっとして空気投げ?)

八幡「たた......」

バッ、ガシ

八幡(そして仰向けになったとたん、雪ノ下が上に乗っかってきた)

八幡「おい!雪ノ下、そういう強引なのは......」

雪乃「......」ムス

八幡(あれ、なんか機嫌が悪くね?)

26: 2015/05/06(水) 20:23:39.30 ID:SNctPzqz0
雪乃「......その雪ノ下というのはやめてくれないかしら?八幡?」

八幡「き、急に名前で呼ぶなよ」ドキ

雪乃「初めてではないわ?」

八幡(ひょっとして前にボソって言ってた、バカ、ボケナス、八幡ってやつ?)

八幡「ゆ、雪乃」

雪乃「何かしら?八幡」ニコ

八幡(嬉しそうだな)

八幡「雪乃、まだ掃除が終わってないからどいてくれないか?」

雪乃「いや♪」ギュウウ

八幡「ったく......」

31: 2015/05/07(木) 21:00:10.98 ID:jjHS6twP0
比企谷家、玄関

八幡(ふうー、やっと帰宅だ)

八幡(今日も疲れた。というか凄かった......)

八幡(見つからないとはいえ、学校でするのは控えないとなぁ)

八幡「ただいまー」ガチャ





陽乃「おかえり♪あ・な・た♪」

八幡「」

32: 2015/05/07(木) 21:00:54.99 ID:jjHS6twP0
八幡「また......」

八幡(確かにエプロン姿もサマになってるけど)

陽乃「ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?」

八幡「せめて来るなら連絡入れてからにして下さいよ」

ブーブー

陽乃「ほらほら、電話だよ?」

八幡「......もしもし」

小町『ひゃっはろーお兄ちゃん。小町、お友達の家に泊まりに行くから』

小町『今日も家の事は陽乃さんに任せるね?ちゃんと言う事聞くんだよ?』

八幡「またか」

33: 2015/05/07(木) 21:01:48.16 ID:jjHS6twP0
小町『まぁまぁ、受験が終わって小町も羽を伸ばしたいんですよー』

小町『それにこんな気遣いができるなんて小町的にポイント高いよ!それじゃあねー』ガチャ

八幡「アホだろ、あいつ......」

陽乃「という事らしいよ?」

八幡「なんかもう......小町がどんどん洗脳されていく感じですね」

陽乃「洗脳なんて人聞きが悪いなー、ちょっと小町ちゃんにお願いしただけだよ?」

八幡(ひゃっはろーって挨拶もだいぶサマになってきてるんだよな)

陽乃「私も大学や色々な用事で中々会えない中、比企谷くんに尽くしてあげようって思ってるのに......」シクシク

八幡「まぁ、それはありがたいんですが......てか、飯の準備も出来てるんですか?」

陽乃「うん、今日は早めに来たから準備しちゃった」

陽乃「もちろん、このまま『はるのー、お前が欲しい!』って感じで押し倒してくれるのが一番嬉しいけど♪」

八幡「......腹減ったんで飯食いたいです」

陽乃「はーい」

34: 2015/05/07(木) 21:02:46.48 ID:jjHS6twP0
――――――
―――――

八幡(たまにこうして家に帰ると陽乃さんが出てくる)

八幡(小町にとってもこの状況は慣れており、陽乃さんの事はお義姉ちゃん的な感覚なのだろう)

八幡(雪ノ下は嘘をつかないし俺を好きというならいいが......)

八幡(腹の底が見えない陽乃さんが俺を好きと言っても信じられなかった)

八幡(俺の事を理性だの自意識の化け物と言ったが今では『なにそれ?おいしいの?』という始末だ)

八幡(それでも共通の相手を好きになってるというべきか、姉妹仲は以前より良くなったような気がする)

八幡(陽乃さんとも行為に及んだ。意外な気もしたが初めてだった)

八幡(雪ノ下はそうでもなかったが陽乃さんは痛さのあまり泣いてしまったのが印象的だ)

八幡(俺は2度も陽乃さんの泣くところを見たわけだが『雪乃ちゃんには言わないで!』とお願いされた)

八幡(なんか弱みを握った気もするがどうしたもんだろう......)

35: 2015/05/07(木) 21:03:34.53 ID:jjHS6twP0
リビング

陽乃「準備出来たよー」

八幡「うわ......すごくおいしそうですね」

八幡(ってなんか薬で盛られたりとか)

陽乃「媚薬なら盛ったかも?」ニコ

八幡「」

陽乃「ってそんな事しないってばー、いいから食べよう?」

八幡「それじゃあ......いただきます」

陽乃「はいどうぞー」

36: 2015/05/07(木) 21:04:37.52 ID:jjHS6twP0
ーーーーー
ーーーー

八幡「ごちそうさまでした」

陽乃「おそまつさまー」

陽乃「それでどうだったかな?こうやって作るのも結構久しぶりなんだけど」

八幡「いや、ほんとおいしかったです。お金とれるレベルじゃないんですか?」

陽乃「ありがとー、でもお金なんていらないから別の事はして欲しいな?」

八幡「......なにをですか?」

陽乃「雪乃ちゃんと学校でしてる事♪」

八幡「う......」

陽乃「奉仕部の部室がある辺りはあんまり人も来ないからねー」

八幡「でも大体あいつから押し倒されたりするんですよ」

37: 2015/05/07(木) 21:05:46.64 ID:jjHS6twP0
陽乃「おおっ!小さい頃から大人しかったあの雪乃ちゃんが!」

八幡「俺も嫌じゃないんですけど」

陽乃「うんうん、それも比企谷くんのおかげだね!お姉さんも嬉しいよ!」

八幡「そうですかね?」

陽乃「私も制服を着たほうがいいかな♪」

八幡「俺、別に制服マニアじゃないんで......」

八幡(と言いつつちょっと見たい気がしたり)

陽乃「あと、私が雪乃ちゃんと同じ事をしても仕方ないからやっぱり比企谷くんから襲って欲しいかも?」ズイ

八幡「襲うって」

陽乃「工口同人みたいに!だっけ?」

八幡「そんな言葉まで知ってるんすか。襲いませんけど風呂の準備も出来てるんですよね?」

陽乃「うん、私は洗い物済ませるから先に入っちゃっていいよ?」

38: 2015/05/07(木) 21:06:56.02 ID:jjHS6twP0
ーーーーー
ーーーー

カポーン

八幡「......」ゴシゴシ

ガラ

陽乃「おまたせー」

八幡「う......」フイ

八幡(風呂場だから当然だけど全裸で......どこも隠そうとせず......)

陽乃「あー、顔反らす事ないじゃないー」

八幡「せめてどちらかでも隠してくれないと」

陽乃「でも私も比企谷くんとあんな事やこんな事した仲だよ?」

八幡「そりゃあしましたけど」

陽乃「ひょっとして私の体に飽きちゃった?実は大きいのは嫌い?」シュン

39: 2015/05/07(木) 21:07:45.29 ID:jjHS6twP0
八幡「いやいや、そんなのバチ当たりすぎますし、体目当てとかじゃないんで」

陽乃「よかった。背中はまだだよね?私が洗ってあげるよ」

八幡「それじゃあ、お願いします」

陽乃「......んしょっと」ムニィ

八幡(胸を押し付けてきた!?)

八幡「ちょ......雪ノ下さん?」

陽乃「は・る・の♪」

八幡「呼び捨ては抵抗あるんで陽乃さん」

陽乃「しょうがないなー、それで?」ニュル、ニュル

八幡「背中洗うんですよね?」

陽乃「こうした方が喜んでくれるかなって」ニュル、ニュル

八幡「そりゃ、嬉しいんですが」

40: 2015/05/07(木) 21:08:42.37 ID:jjHS6twP0
陽乃「それで比企谷くん。今日は雪乃ちゃんと何回したのかな?」

八幡「......1回」

フゥゥー

八幡「わっ」

八幡(耳に息を吹きかけられた......)

陽乃「耳、弱いんだっけ?」

八幡「そ、それ、知っててやってるんすか?」

陽乃「うん♪でもだめだよ?嘘ついちゃ?」

八幡「......口を含めて3回です」

陽乃「凄いね!じゃあ私にもそれだけしてくれるのかな?」

八幡「俺、そこまで絶倫じゃないです」

48: 2015/05/07(木) 21:17:00.91 ID:jjHS6twP0
ーーーーー
ーーーー

カポーン

陽乃「~♪」

八幡「......」

八幡(お互いの体を洗い終えて2人で湯船に浸かってる)

八幡(......陽乃さんは抱きついた状態で)

八幡(当然、色々と近い)

八幡(さすがに俺の方は限界でそれには反応しないが......)

八幡「後ろ向いた方がいいんじゃないですか?」

陽乃「いいじゃないー、そうだとこれが出来ないよ?」

八幡「?」

チュ

49: 2015/05/07(木) 21:18:00.86 ID:jjHS6twP0


八幡(ねっとりと舌を絡めてキスしてきた)

八幡(先程の行為とは裏腹にやさしいキスだ)

陽乃「ちゅる、ちゅ、んんっ、ん」

八幡「んちゅ、んん、ちゅ、んちゅ」

陽乃「んはぁ、どう?」

八幡「い、いいですね」

陽乃「でしょ?八幡♪」ニコ

八幡「い、いきなり名前で呼ばないで下さいよ」ドキ

陽乃「ドキドキする?」

八幡「ま、まぁ......」

50: 2015/05/07(木) 21:18:50.91 ID:jjHS6twP0
陽乃「でも何回か呼んでるし文実の時に名前で呼んだら苦笑してた感じだったよね?」ニコ

八幡「そ、それはまだこういう関係じゃなかったんで......」

陽乃「なら今はもういいよね?という事で陽乃って呼んでよ♪」

八幡「年上の人に呼び捨ては抵抗あるなーって」

陽乃「意地っ張りだなー。まさか雪乃ちゃんの事もまだ苗字で呼んでるの?」

八幡「いえ、突然怒られました」

陽乃「だよねー、それじゃあ私の名前も呼ばないと♪」

八幡「くっ......」

陽乃「1回だけでいいから」

八幡「......陽乃」

陽乃「ちゃんと言えるじゃないー」

八幡「嬉しそうっすね?」

陽乃「うん!嬉しいよ!好きに人に呼ばれてるんだから♪」

八幡「......」フイ

51: 2015/05/07(木) 21:19:51.14 ID:jjHS6twP0
陽乃「あ!照れてるー」ニコニコ

八幡「そ、それよりそろそろ上がりませんか?」

陽乃「ごまかしちゃってー、もちろん一緒に寝てくれるよね?」

八幡「ま、まぁ......」

陽乃「八幡と一緒にだとすごく寝心地がいいし」

八幡「抱き枕じゃないんですから」

陽乃「それで八幡の部屋に隠してある『美人なお姉さん特集』はいつ見せてくれるのかな?」ニコ

八幡「......俺が持ってるのは『かわいい妹特集』ですよ?」

陽乃「おっと、そんな切り替えしがくるとは」

八幡「残念ながらお姉さん物はないです」

陽乃「でも私にも雪乃ちゃんというかわいい妹がいるんだよ?興味があるな♪」

八幡「くっ......」

陽乃「じゃあ、さっそく見せてね?」ニコ

八幡「ごめんなさい、変な嘘つきました」

56: 2015/05/09(土) 20:00:08.73 ID:Y458dq6r0
数日後、奉仕部部室

雪乃「......」ペラ

八幡「......」ペラ

八幡(今日も久々に2人きりだが......)

八幡(まぁ、そうがっつくもんじゃないしな。というか期待する俺も俺だな......)

雪乃「......八幡」

八幡「なんだ」ビク

雪乃「姉さんがあなたの家に来てるそうね?」

八幡「ああ、たまに家に帰ると陽乃さんが居たりする」

雪乃「その姉さんが『新妻ごっこしてるんだよー』と自慢してくるのよ」

八幡「わ、悪い」

57: 2015/05/09(土) 20:00:50.96 ID:Y458dq6r0
雪乃「謝る事はないわ。姉さんも私と同じくらいに八幡の事が好きなのだから」

雪乃「そ、それできょ、今日は私の家に来てくれないかしら?」

八幡「きょ、今日か?」

八幡(こいつも『ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?』みたいな事でもしたいのかな)

雪乃「......嫌?」ウルウル

八幡「そうじゃない。つーか、俺が行くのはいつぞやの見舞い以来だな」

雪乃「ごめんなさい。もっと早くに来てもらってもよかったのだけれども、本当に2人きりだと......その......///」

八幡(どうするつもりなんだよ)

八幡「じゃあ、小町にも伝えないとな」

雪乃「もう伝えたわ」

八幡「そ、そうか。いつの間に......」

雪乃「『あのゴミいちゃんが雪乃さんと陽乃さんにモテてるみたいで小町も嬉しいです!』と言っていたわ」

八幡(いや、他にもっと突っ込むとこがあるだろ......アホか)

58: 2015/05/09(土) 20:02:08.97 ID:Y458dq6r0
雪乃のマンション

ガチャ

雪乃「開いてるわ......まさか」

スタスタ

陽乃「雪乃ちゃん、八幡。お帰りー」

雪乃「......なぜ、姉さんがいるの?」

陽乃「勝手に上がってごめんね?なんとなく2人が来ると思って」

八幡(まさか、部室に盗聴器でも仕掛けられたり)

雪乃「色々言いたい事はあるけど無駄なのかしら?」

59: 2015/05/09(土) 20:03:10.58 ID:Y458dq6r0
陽乃「まぁまぁ、私は雪乃ちゃんの保護者みたいなものだし」

陽乃「それに1人暮らしの雪乃ちゃんこそ男の子を連れ込んで何するつもりだったのかな~」

雪乃「///」

陽乃「という事で......」チラ

陽乃「美人姉妹のハーレムだね!」

八幡「そ、そうですかね......」

陽乃「その前に、ご飯も作っちゃったから食べよ?」

雪乃「姉さんの料理なんて久しぶりだわ」

陽乃「八幡の家で作っててちょっと楽しくなってねー」

60: 2015/05/09(土) 20:04:10.04 ID:Y458dq6r0
ーーーーー
ーーーー

雪乃「おいしかったわ。姉さん」

陽乃「ありがとー」

八幡「ふー」

陽乃「八幡の分は結構、多めにしたのによく食べたね」

八幡「いや、おいしいには違いないんですけど」

陽乃「それはもう八幡には頑張ってもらわないと♪」

八幡「」

陽乃「それでお風呂も沸いてるけど八幡、一緒に入ろっか?」

雪乃「だめよ、姉さんは八幡の家でそういう事をしてるでしょう?」

雪乃「ということで私と一緒に入りましょ」ニコ

61: 2015/05/09(土) 20:04:58.57 ID:Y458dq6r0
八幡「おいおい......なんか揉めそうだから俺だけ入っていいか?」

陽乃「しょうがないなー、それじゃあ雪乃ちゃん。その後に一緒に入ろうね」

雪乃「絶対に嫌」

陽乃「そんなに即答することないじゃないー、久しぶりに姉妹水いらずって事で」

雪乃「昔、一緒に入ってどういう事されたか忘れてないわ」

八幡(なにされたんだろ?)

陽乃「聞きたい?八幡?」ニコニコ

雪乃「姉さんそれだけはほんとにやめて、お願いします」

八幡(トラウマなんだろうかな?)

陽乃「じゃあ、一緒に入るよね?雪乃ちゃん?」

雪乃「......わかったわ」

62: 2015/05/09(土) 20:05:50.37 ID:Y458dq6r0
ーーーーー
ーーーー

陽乃「おまたせー」

雪乃「......」シュン

八幡(俺の入浴後、2人も入って上がった後だが......)

八幡(明らかに雪乃が元気ない)

雪乃「......」グス

八幡「お、おい......大丈夫か?」

雪乃「八幡......」ギュウウ

八幡「おわっ」

八幡(なんかかわいい......)

陽乃「あー、ずるーい。私も抱きつくー」ギュウウ

63: 2015/05/09(土) 20:06:49.95 ID:Y458dq6r0
八幡「ちょ......2人して抱きつかれると......」

雪乃「......姉さんなんか嫌いだわ」グス

陽乃「えー、2人とも八幡が好きで姉妹仲良くなったのにー」

八幡「なんかしたんすか?」

陽乃「普通に雪乃ちゃんとお風呂入って体を洗い合ったりしただけだよ?」

八幡(やっぱ胸の事だろうか)

雪乃「......」グス

八幡「とりあえず......そろそろ寝るか?」

雪乃「何を言ってるのかしら?」

陽乃「今日は寝かせないよ!」

八幡「ですよねー」

64: 2015/05/09(土) 20:07:51.63 ID:Y458dq6r0
寝室

雪乃「ちゅる、んちゅ、れろぉ、んん」

陽乃「んちゅ、ちゅる、んん、んちゅ、ちゅ」

八幡(抱きつかれたままベットに移動して服を脱ぎがら俺を押し倒してきた)

八幡「んんっ!んっ!ちゅっ、ちゅ」

八幡(そして2人で交互に俺の頬や口にキスしてくる)

雪乃「こっちも......」グイ

陽乃「そうだね」スルスル、ポロン

八幡(そう言うと俺のシャツやパンツを脱がしてくる)

雪乃「......///」ジー

陽乃「八幡のここ、今日もすごいね♪」ツンツン

86: 2015/05/10(日) 22:00:16.80 ID:hB5ukV0e0
八幡(ん......朝......時計見るともう昼じゃねぇか)

八幡(そうか......雪乃んとこに泊まってるんだったな)

八幡(つーか2人ともいないけど......)

八幡(......それより)ジー

八幡(昨日あんなにしたのにもう元気だ......)

八幡(俺って絶倫なの?飯はめちゃくちゃおいしいけど実はなんか盛られてるんじゃね?)

八幡(まぁ、寝起きで何かするって事はないか)

八幡(あ......いい匂いがする。ご飯でも作ってるのかな)

87: 2015/05/10(日) 22:01:30.95 ID:hB5ukV0e0
リビング

八幡「うー......っす!!?」

雪乃「あら、起きたわね」

陽乃「ひゃっはろー八幡」

八幡「ふ、2人とも......な、何を?」

雪乃「朝食ならぬ昼食を作ってる最中なのだけれど?」

陽乃「私と雪乃ちゃんの愛情たっぷりだよ♪」

八幡「俺が聞きたいのは2人ともなんでエプロンだけって事だよ!」

雪乃「は、裸エプロンというのは男の人の夢だと聞いたわ///」

陽乃「私もちょっと恥ずかしいけど2人でやれば怖くないみたいな?」

八幡「」

雪乃「という事で、もうすぐ出来るから待っててもらえるかしら?」

八幡「......」

トントントン

98: 2015/05/10(日) 22:12:47.15 ID:hB5ukV0e0
ーーーーー
ーーーー

雪乃「~♪」

八幡「......」

陽乃「~♪」

八幡(あれからご飯を食べて今はソファーでくつろいでる)

八幡(2人とも俺を挟んでくっつきながら......)

八幡(ちなみに既に普段着)

八幡(しかし今更ながらすごいね。学校一の美少女とその美人なお姉さんって両手に花なんてレベルじゃないんだが)

八幡(ていうかこれからの事はどうしよう......)

陽乃「......」

八幡(まず、由比ヶ浜の事だろうなぁ。あいつh)

グイー

99: 2015/05/10(日) 22:13:43.65 ID:hB5ukV0e0
八幡「いたたた!」

陽乃「あれぇ?八幡?何を考えてるのかなー」

八幡「たた!耳ひっぱらないで!」

陽乃「浮気は感心しないって前にも言わなかったっけ?」

八幡「た、たっ!そもそも浮気なんてありえないんでっ」

陽乃「でも私達の前で他の女の子の事を考えてるのはどうかと思うよ?」

雪乃「八幡?」ジー

陽乃「ひょっとしてガハマちゃんかな?」

八幡(そこまでわかるのかよ!てかそうなるのかな......)

雪乃「由比ヶ浜さんがどうかしたのかしら?」

八幡「浮気じゃない。特に雪ノ下は聞いてくれ」

雪乃「雪ノ下?ここに雪ノ下は2人いるのだけれど?」ギロ

八幡「つ、つい......」

100: 2015/05/10(日) 22:15:51.62 ID:hB5ukV0e0
陽乃「とりゃ」ガシ

八幡「おわっ」

陽乃「雪乃ちゃん!」

雪乃「ええ」ガシ

八幡(よくわからない内に左右から手首を極められた......なにこの手際のよさ)

八幡「......こういうのって自分の身を守る為にするやつじゃないんですか?」

陽乃「んー、これは八幡が浮気した時の必殺技?」ニコ

八幡「必殺技って」

陽乃「そういえば私が高校生の時、ちょっと授業中にうるさくしたり制服を着崩しただけで静ちゃんがふぁーすとなんとかって来たのを思わず投げ飛ばしそうになっちゃった♪」

雪乃「着崩したり授業中にうるさくする方が悪いのでは......」

八幡(優等生じゃないってのがわかった気する......苦労したんだろうな先生も。だからこそ誰か早く貰って上げて!)

陽乃「だってー、静ちゃんも本気じゃないと思うけど女の子にぐーで殴りかかろうとするなんてひどいじゃない」

雪乃「姉さんったら」クス

八幡(......今のうちに抜けられt)

陽乃「それは甘いよ?」ギリ

八幡「いっ!」

101: 2015/05/10(日) 22:17:07.14 ID:hB5ukV0e0
陽乃「暴れたり、変に動くと余計危ないからね?」

八幡「く......」

雪乃「でも大丈夫よ?怪我をしたらその間のお世話をするわ」ニコ

八幡「全然大丈夫じゃねぇ。そういう事を笑顔で言うな」

陽乃「それでガハマちゃんがどうしたのかな?」

八幡「い、いや、俺達3人の事を知れば雪乃と由比ヶ浜はさすがに気まずくなるだろ?」

雪乃「......」

八幡「こういう関係になっておいてなんだが2人の仲が悪くなるところを俺は見たくない」

陽乃「ふぅん?そうならないようにガハマちゃんも攻略して八幡ハーレムの一員にしちゃうってわけ?」ギリギリ

八幡「いだだ、そ、そんなつもりないんで、つーか八幡ハーレムってなんすか」

八幡(どうでもいいけど八幡ハーレムより比企谷ハーレムの方が語呂がいい感じがするな)

陽乃「なんかガハマちゃん以外にも誰かいそうだね?」

雪乃「少し前に城廻先輩に見つめられてデレデレしてたわ」

陽乃「へぇー」ギリギリ

102: 2015/05/10(日) 22:18:29.37 ID:hB5ukV0e0
八幡「だっ、デレデレしてねーよ。あれは俺の名前を覚えたって向こうから近づいてきただけだろ」

八幡(その時『それは放っておいて』とか言ってたじゃねーか。あれが妬いてるんだったらわかりずらすぎるぞ)

陽乃「めぐりはあんな感じの子だけど男の子とはあまり縁がないからねー。脈あるかも?ハーレムの4人目?」

八幡「いやいや、そもそも3人目もあり得ないんで」

雪乃「一色さんが奉仕部に来る事が多くなったのも八幡が関係してると思うのだけれど?」

陽乃「つまり八幡は放課後には3人の女の子に囲まれて過ごしてるんだね」

八幡「それも凄い誤解なんで。そもそも面倒な事になりそうなんで勘弁して欲しいです」

陽乃「まだまだ八幡の周りに私の知らない女の子がいるみたいで嫌だなー」

陽乃「という事で雪乃ちゃん。監禁しちゃおっか?」

八幡「え、なにそれ、小町と戸塚に会えなくなるの?」

雪乃「姉さん。今の聞いた?監禁すると言われて一言目が妹と友人の事よ?私達よりも大切という事ではないかしら?」ギリギリ

陽乃「うん、それは私も思った。ひどいよねー」ギリギリ

八幡「いだっ、いたっ!それはともかく監禁ってのは......」

陽乃「監禁というより軟禁かな?外出させない以外、八幡に不自由させないから♪」

雪乃「それも悪くない考えね。おいしいご飯も毎日作るわ」

103: 2015/05/10(日) 22:19:32.19 ID:hB5ukV0e0
八幡「うわっ、なんて姉妹だ」

雪乃「由比ヶ浜さんは勿論、小町さんと戸塚くんの事は私が責任を持ってフォローするから安心して?」ニコ

八幡「全然安心できねぇ。だからそういう事を笑顔で言うな」

陽乃「ところで戸塚くんって、あの太っててちょっと変な喋り方する子だっけ?」

雪乃「彼は、材......違うわ。文化祭の打ち上げの時にもう1人男子が居たでしょう」

陽乃「あ、思い出した。雪乃ちゃんとガハマちゃんが猫と犬で争ってた時にうさぎって言った子?」

八幡「......」

雪乃「そうよ。そして八幡は戸塚くんが別の男子と勘違いされてる事に対して姉さんに腹を立ててるわ」

陽乃「そうなんだー。ごめんね?私達よりも大切な戸塚くんの事を間違っちゃって♪」ギリギリ

八幡「いっ!そ、そうじゃないんで。てか何も言ってないのに勝手な事言ってるんじゃねぇ」

雪乃「ところで八幡」ギリギリ

八幡「だだっ!なんだよ?」

雪乃「猫の方が好きよね?」ニコ

八幡「それ、ただの脅迫だろ......」

104: 2015/05/10(日) 22:20:47.95 ID:hB5ukV0e0
八幡(これは少し後の話になるが由比ヶ浜についてだ)

八幡(俺達の関係を知ってか知らずか、奉仕部に来る頻度が減ってきた)

八幡(このまま、本当に気まずくなってしまうのかと思いきや......)

八幡(戸塚と付き合い始めた。しかも告白したのは戸塚の方らしい)

八幡(由比ヶ浜はトップカーストの面々との関係も維持しつつ、カップルとして交際も順調なようだ)

八幡(俺に対しても戸塚との事で相談したり自慢してくる......特に後者)

八幡(それからも、3人で下らない話をしたり奉仕部の活動をするような関係は今も続いている)

八幡(結局、由比ヶ浜の料理の腕はアレなままだが......)

八幡(なんと戸塚が料理をしたり由比ヶ浜に弁当を作ってくることもあるようだ)

八幡(戸塚の料理......戸塚の手料理!......超食いてぇ!!)

105: 2015/05/10(日) 22:21:47.95 ID:hB5ukV0e0
八幡「そろそろ手首痛いんで離してくれないっすか?」

陽乃「うーん、どうしよっか雪乃ちゃん?」

雪乃「八幡は私達の事、好き?」

八幡「も、もちろんだ。今更どちらかを選べと言われても難しい」

雪乃「ええ、あなたなら選べと言われれば自分を貶めて私達に振られる行動をとる事も考えられるわね」

陽乃「そんな事しても無駄だから♪それこそ監禁しちゃうぞ♪」

八幡「うわぁ、本気そうで怖い......」

雪乃「だからこそちゃんとした言葉で言ってほしいわ」

八幡「ああ、2人とも好きだ」

陽乃「なんか言わされてる感じだねー」

雪乃「そうね」

八幡「くっ......」

雪乃「八幡?」

陽乃「八幡?」


八幡「す、好きだよ!雪乃と陽乃を愛してる!!」

106: 2015/05/10(日) 22:22:54.04 ID:hB5ukV0e0
雪乃「///」カァァァ

陽乃「///」カァァァ

八幡(なんか前に似たようなセリフを言ったか......?)

八幡(......いや、俺がそんな事を言うはずがない)

八幡(それより自分で言ってて、なんだか俺らしくもないくっさいセリフだなぁ......)

雪乃「そ、そういう事をもっと早めに言って欲しかったわ///」パッ

陽乃「雪乃ちゃんの後だけど呼び捨てにしたから許してあげる///」パッ

八幡(うわぁ、すげぇデレデレだ......2人とも意外とチョロい?)

陽乃「あと、私は愛人って事でいいよ♪」

雪乃「ね、姉さん?」

陽乃「大丈夫、雪乃ちゃん。これは貸し借りとかじゃないから」

陽乃「もしくは将来、ちょっと頑張って重婚をできるようにするとか!」

107: 2015/05/10(日) 22:24:07.94 ID:hB5ukV0e0
八幡「はぁ!?」

陽乃「でも比企谷ハーレムを作るためじゃないから2人まででね♪」

八幡(いつの間に呼び方変ってるし)

八幡「なんかラブコメの主人公みたいっすね......」

陽乃「え?何だって?」

八幡「......いやそれ、どちらかっていうと俺が言うセリフですよ。そういうのも詳しいんですか?」

陽乃「うん、最近ちょっと覚えちゃった♪」

雪乃「私もそういったものを知らないといけないのかしら......」

八幡「......なんか軽いノリで愛人とか重婚とか、すげえ条件でも付けられそうなんすけど」

八幡(この人がその気になればそれくらい出来る......のかな?)

陽乃「そんな事ないよ?ただ、私達をちゃんと大切にしてくれる事くらいかな」

108: 2015/05/10(日) 22:25:30.72 ID:hB5ukV0e0
陽乃「私が落ち込んだり、元気がない時はちゃーんと慰めること♪もちろん雪乃ちゃんもだよ?」

八幡「まぁ、俺に出来る事であれば」

陽乃「八幡と雪乃ちゃんで恋人同士として振舞ってもいいけど......学校とかで噂になるとまずいんだっけ?」

雪乃「ええ、言えるとしたら由比ヶ浜さんくらいかしら」

八幡(一応俺と雪乃が付き合うとだけ言えば嘘にはならないよな?後はそれを聞いた時の由比ヶ浜次第か......)

陽乃「それとお母さんをごまかさないといけないけど、ちょっと骨が折れるかもしないし」

雪乃「......」

陽乃「あ、心配しなくてもいいよ雪乃ちゃん。お母さんね、前に八幡とガハマちゃんが一緒にいるとこを見て結構喜んでるみたいだったから」

109: 2015/05/10(日) 22:26:54.76 ID:hB5ukV0e0
陽乃「その1人が彼氏になったと知ればお母さん的にもポイント高いかも♪」

雪乃「姉さん......」ジーン

八幡(そこで小町のマネされても......つーか雪乃はなんか感動してるし)

八幡「その彼氏が俺っていうのはポイント、じゃなくて大丈夫なんですか?」

陽乃「うん。お母さんは他の人には優しいんだから」

陽乃「ついでに言えばうちはこう見えても許婚だとか政略結婚とは無縁だからね♪」

八幡「そ、そうすか」

陽乃「それと雪乃ちゃんもあまり学校でしちゃだめだよ?」

雪乃「///」

陽乃「ということで八幡」

八幡「な、なんですか」

陽乃「姉妹共々よろしく♡」ニコ

おわり

113: 2015/05/10(日) 22:32:35.20 ID:8l+Kwt+fo

引用元: 陽乃「美人姉妹のハーレムだね!」