1: 2010/12/03(金) 22:00:46.59 ID:qlq2rykD0
サーニャ「あんまりじゃれつかないで、く、くすぐったい」

エイラ「ハッ、ハッ♪」

サーニャ「きゃっ! 駄目だって言ってるのに」

エイラ「♪♪」

サーニャ「えっと、お座り」

エーリカ「さーにゃん。それはイヌのしつけだよ。今のエイラは狐なんだから」

サーニャ「そ、そうなの? えっと……きゃっ!」

エイラ「♪♪」

ゲルト「……どうしてこうなった?」


2: 2010/12/03(金) 22:17:49.38 ID:qlq2rykD0
【一時間ほど前 ブリーフィングルーム】

坂本「新種の病気?」

ミーナ「ええ、ウィッチだけにかかる特有の病気が流行っているらしいの」

ペリーヌ「そんな病気があるなんて初耳ですわ」

ゲルト「体調管理を怠っていなければ済む話だが、一応警戒は必要だな」

坂本「なるほど、で、どのような病状なんだ?」

ミーナ「それが……」

ガチャン キャァァァ!

ゲルト「何だ!」

エーリカ「今の声、さーにゃん?」

ミーナ「いきましょう!」

4: 2010/12/03(金) 22:22:58.84 ID:qlq2rykD0
【エイラーニャの部屋】

坂本「悲鳴はここから聞こえてきたが……」

宮藤「坂本さん! い、今の声は……」

坂本「分からん。ドアをあけるぞ!」

ガチャリ

サーニャ「……」

芳佳「サーニャちゃん! どうしたの?」

サーニャ「エイラが……エイラが……」

ミーナ「エイラさんがどうしたの?」

サーニャ「……動物みたいになっちゃった……」

一同「……はっ?」

6: 2010/12/03(金) 22:28:09.67 ID:qlq2rykD0
エイラ「キュー♪ キュー♪」

リーネ「え、エイラさん! 何で4つんばいで歩いてるんですか?」

エイラ「キュー♪」

サーニャ「きゃ!」

芳佳「あっ、サーニャちゃんを舐めた」

ゲルト「まるで動物だな……」

ミーナ「これは……」

坂本「何か知っているのか? ミーナ」

ミーナ「ええ、これは……さっき言っていた病気よ」

ペリーヌ「へっ? どういうことですの?」

8: 2010/12/03(金) 22:33:09.61 ID:qlq2rykD0
ミーナ「最近、アフリカ付近で発見された病気なのだけれども、ウィッチが一時的に動物化してしまうの」

坂本「動物化?」

リーネ「あっ、そういえばエイラさんに耳と尻尾が生えてます」

ミーナ「そう、耳と尻尾が常に生えた状態で、更には行動までその動物に近くなってしまうの」

ゲルト「何か、可愛い病気だな」

ミーナ「でも、アフリカでは指揮系統が取れなくなって大変らしいわ」

坂本「どんな状況だ? いや、確かにウィッチが戦力にならないときついか」

ミーナ「そうね。アフリカのロンメル中将たちも頭を抱えてるでしょうね」

11: 2010/12/03(金) 22:46:14.10 ID:qlq2rykD0
【同日・アフリカ戦線】

マルセイユ「♪♪」 ライーサ「チチチチ♪♪」 シャーロット「♪♪」 真美「ニャー♪」

圭子「マルセイユもライーサも、か、可愛い」

マイルズ「ケイ。落ち着きなさい。そして、仕事して」

ルコ「シャーロットちゃん、マミ……可愛い……抱きしめて……」

マイルズ「ルコも落ち着いて!」

ロンメル「やはり、我輩の娘は可愛いな。どれ、抱きしめて」
モンティ「そのとおりだな。ワシも魔女は。頭をなでても構わんかな?」
パットン「マイエンジェルちゃんは今日もプリティーだな」

マイルズ「閣下も落ち着いてまともに仕事しろぉぉ!! この変態どもぉぉ!」

副官「マイルズ少佐! 落ち着いてぇぇぇぇぇぇ!」

12: 2010/12/03(金) 22:55:59.71 ID:qlq2rykD0
【戻って、エイラーニャの部屋】

エイラ「キュー♪ キュー♪」

坂本「しかし、どうすれば治るんだ?」

ミーナ「今のところは時間に任せるしか無いみたい」

芳佳「でも、エイラさん。サーニャちゃんになついてますね」

エーリカ「まぁ、動物になったとはいえ、エイラだし」

ミーナ「まぁ、そうなるわね。あっ! あと、これはスオムスで確認された例なのだけれども」

芳佳「こっちだよ~」

エイラ「むっ!(ガブリ)」

芳佳「きゃぁぁあああ!」

リーネ「ああっ、芳佳が噛まれた!」

13: 2010/12/03(金) 23:04:04.71 ID:qlq2rykD0
芳佳「い、いった~い」

ペリーヌ「まぁ、エイラさんはサーニャさんがらみの時は宮藤さんを目の敵にしてましたから」

サーニャ「エイラ。噛んだら駄目よ。 めっ!」

エイラ「キュゥ……」

リーネ「芳佳ちゃん! 大丈夫?」

芳佳「ワン?」

リーネ「えっ?」

ゲルト「み、宮藤にも耳が?」

宮藤「ワン! ワン!」

リーネ「きゃっ! あは、よ、芳佳ちゃん! そんなに胸にほお擦りしないでぇ」

ゲルト「どういうことだ? 宮藤までエイラのように……うらやmゲフンゲフン」

15: 2010/12/03(金) 23:10:49.25 ID:qlq2rykD0
ミーナ「感染したのよ」

ゲルト「感染?(ポタポタ)」

ペリーヌ「大尉……鼻血が出てますわよ」

ミーナ「さっきの続きなのだけれども」

坂本「スオムスで見つかったという話か」

ミーナ「ええ、この病気は噛まれたりすると感染するらしいの」

ペリーヌ「狂犬病みたいですわね」

ミーナ「ええ、ほぼ確実に発症するらしいわ」

坂本「見つかった場所のスオムスも混乱しているかもしれんな」

17: 2010/12/03(金) 23:18:38.26 ID:qlq2rykD0
【同日・多分混乱中のスオムス】

智子「ふ、二人ともやめ……きゃ!」

ハルカ「♪♪(ペロペロ)」

ジュゼッピーナ「ニャー♪♪(ペロペロ)」

智子「いや、そこは、舐めちゃ……だ、誰か助けて……」

ウルスラ「……(穴にこもっている)」

ビューリング「平和だな」

エルマ「平和ですねぇ」

キャサリン「いつもと変わらないネー」

23: 2010/12/03(金) 23:32:37.50 ID:qlq2rykD0
【戻って、エイラーニャの部屋】

エイラ「キュー♪」

サーニャ「よしよし……いい子ね」

芳佳「ワンワン♪」

リーネ「よ、芳佳ちゃん。飛びつくのは良いけど、胸に顔が当たってるよぉ」

ゲルト「しかし、これでは収拾がつかんな」

ペリーヌ「仕方ありませんわ。ところでシャーリー大尉たちは?」

ミーナ「そういえば……」

バンッ!

シャーリー「大変だ! ルッキーニが!」

24: 2010/12/03(金) 23:38:25.47 ID:qlq2rykD0
坂本「ルッキーニがどうした?」

シャーリー「それが……何か動物みたいになって、木の上に」

一同「……」

ルッキーニ「~~♪♪」

一同「……」

ルッキーニ「にゅ~……ZZZ」

一同「いつもと変わらないような……」

ミーナ「まぁ、ルッキーニさんの事はいいとして、今感染してるのは……」

エーリカ「ミヤフジにエイラ、そしてルッキーニかぁ……」

坂本「まぁ、とりあえず誰が世話、ではなくて介護をするかが問題だな」

26: 2010/12/03(金) 23:56:45.52 ID:qlq2rykD0
ペリーヌ「でも、それも決まっているようなものですわよね」

坂本「そうだな。シャーリー、リーネ、サーニャ、頼めるか」

リーネ「わ、私は大丈夫です」

シャーリー「私も大丈夫だぞ」

芳佳「ワン♪ハッハッハッ」

シャーリー「ほら、宮藤も喜んでるしな」

ゲルト「少佐。わ、私もだな……」

坂本「何だ? 何かあるのか?」

ミーナ「そうだったわ。バルクホルン大尉に書類があるので、後で私の部屋に」

ゲルト「え? あ、ああ、分かった……しょぼん」

29: 2010/12/04(土) 00:20:31.64 ID:zMHGTnNS0
サーニャ「大丈夫かな?」

ペリーヌ「サーニャさん?」

サーニャ「エイラに迷惑にならないように出来るかな?」

エーリカ「大丈夫だって」

サーニャ「えっ?」

エーリカ「さーにゃんはさーにゃんらしくエイラに接すれば良いよ」

サーニャ「でも、エイラは……」

エーリカ「病気でもなんでもエイラはエイラ。さーにゃんの事が大好きなエイラには変わりないじゃん」

エイラ「キュ~♪」

エーリカ「エイラだって、それを望んでるだろうしね」

サーニャ「ハルトマンさん……分かりました」

30: 2010/12/04(土) 00:27:38.58 ID:zMHGTnNS0
【そして、1時間後】

エイラ「♪♪」

サーニャ「えっと、狐のしつけは……」

シャーリー「リーネ。知ってるか?」

リーネ「その狐狩りは知ってるんですけど」

芳佳「ワン♪ワン♪」

ルッキーニ「うにゃ~♪」

シャーリー「うおっ! 宮藤も胸に飛びこんできた」

リーネ「ルッキーニちゃんと芳佳ちゃんは抱っこされるのが好きなんでしょうか?」

32: 2010/12/04(土) 00:37:19.61 ID:zMHGTnNS0
シャーリー「顔を胸の辺りにほお擦りしてくるからな。犬と豹だからか?」

サーニャ「エイラはペロペロ舐めてきて……」

リーネ「よっぽど、サーニャちゃんになついてるんですね」

エイラ「キュ?」

サーニャ「でも、可愛い。首の辺りをなででも気持ちよさそうにするし」

シャーリー「おっ、ルッキーニにも試してみるか……よしよし」

ルッキーニ「~~♪♪」

シャーリー「おお、喜んでる喜んでる」

33: 2010/12/04(土) 00:41:11.47 ID:zMHGTnNS0
サーニャ「でも、こういうのも楽しいかも」

リーネ「サーニャちゃん?」

サーニャ「……」

ギュッとエイラを抱きしめる

エイラ「キュ?」

サーニャ「温かいよ、エイラ」

エイラ「キュ~」

シャーリー「なるほどな。ルッキーニ」

シャーリーはルッキーニの頭を撫でる。

ルッキーニ「♪♪」

シャーリー「こういうのを見ても本当にルッキーニだなぁって思うよ」

36: 2010/12/04(土) 00:47:34.30 ID:zMHGTnNS0
リーネ「芳佳ちゃんもかなぁ?」

芳佳「クゥン?」

リーネ「うん、でもやっぱり芳佳ちゃんなんだね」

芳佳「ワン♪」

リーネ「きゃっ! 舐めたらくすぐったいよ」

ゲルト「……」

リーネ「あっ、バルクホルン大尉。どうしたんですか?」

ゲルト「いや、様子を見たくて部屋に戻る途中で寄っただけだ」

シャーリー「どうしたんだ? 元気が無いじゃないか」

ゲルト「そ、そんな事無いぞ、リベリアン。じゃあ、これで失礼する」

ゲルト(……くぅ、うらやましい)

37: 2010/12/04(土) 00:54:51.57 ID:zMHGTnNS0
リーネ「あ、行っちゃった。何だったんだろう」

芳佳「ワン!」

エイラ「うう~」

リーネ「って、芳佳ちゃん? どうしたの?」

シャーリー「どうやら、サーニャにもじゃれ付こうとしたけど、エイラに威嚇されてるな」

芳佳「ワン! ワンワン!」

エイラ「ウウウ~~~!」

リーネ「そういえば、犬と狐って仲が悪いって聞いた事もありますし、ど、どうすれば?」

39: 2010/12/04(土) 00:59:57.39 ID:zMHGTnNS0
サーニャ「二人ともメッ!」

エイラ「キュ!」

芳佳「くぅん」

サーニャ「喧嘩しちゃ駄目。皆仲良く」

そのまま二人を抱き寄せて

サーニャ「みんなで居ればきっと温かいよ」

エイラ「キュゥ」

芳佳「くぅん」

シャーリー「へぇ、サーニャには良く懐くな」

サーニャ「シャーリーさんもリーネさんにも懐いてるよ」

シャーリー「へぇ、嬉しいこと言ってくれるな」

41: 2010/12/04(土) 01:05:19.88 ID:DrOiQii30
ペリーヌが犬になったら誰が世話するんだろう…

53: 2010/12/04(土) 11:50:34.04 ID:85nrwy7Q0
リーネ「あの、私は?」

芳佳「ワン♪」

エイラ「キュ?」

シャーリー「安心しろよな。リーネにもなついてくれるから」

リーネ「よ、良かった~」

サーニャ「でも、皆可愛い」

リーネ「普段だとこういうことなんて無いですし」

シャーリー「ルッキーニはいつもだけどな」

ルッキーニ「にゅ~(ペロペロ)」

シャーリー「おいおい、舐めるなって」

55: 2010/12/04(土) 12:18:48.61 ID:85nrwy7Q0
ミーナ「今は何事も無いようね」

エーリカ「調子はどうかな~?」

リーネ「あっ、ミーナ隊長にハルトマン中尉」

ミーナ「少し心配したのだけれども、サーニャさん達も楽しそうで」

リーネ「そんなに心配しなくても」

ミーナ「いいえ、実はこの病気にはもう一つ特徴があってね」

ミーナ「感染者の本当の欲求が行動に出やすいとか言われてるの」

リーネ「えっ?……その……それって……」

ミーナ「リーネさん、何を考えたかは分かるけど、違うわよ」

シャーリー「つまり……」

ルッキーニ「うにゅ~……Zzz」

シャーリー「ルッキーニが病気になってから良く寝るのはそう言う理由か」

ミーナ「ルッキーニさんはお昼寝が大好きだからかしらね」

エーリカ「いつもと変わんないような」

57: 2010/12/04(土) 12:28:39.29 ID:85nrwy7Q0
リーネ「じゃあ、芳佳ちゃんは」

芳佳「ワン♪」

リーネ「きゃっ!」

芳佳「くぅん、くぅん」

リーネ「ちょ、くすぐったいよぉ」

シャーリー「よく、私やリーネの胸に飛び込んできてほお擦りするな。どうしてだ?」

エーリカ「甘えるのが好きなのかな?」

サーニャ「あの、エイラは……」

エーリカ「それは言わなくても分かるんじゃない?」

シャーリー「さっきからサーニャに甘えてばっかりだからな」

60: 2010/12/04(土) 12:49:14.94 ID:85nrwy7Q0
エイラ「キュ♪」

サーニャ「あっ……うん」

エイラ「キュ~」

シャーリー「まぁ、それは良いんだが、さすがにこのままだとまずくないか?」

ミーナ「そうね。ネウロイが何時出るとも限らないし……」

エーリカ「まぁ、薬が出来るまでの辛抱じゃない?」

サーニャ「でも、私は夜間哨戒が……」

シャーリー「私も色々あるしな」

ミーナ「そうね……」

ゲルト「コホン……サーニャ、宮藤たちの面倒なら私が……」

ミーナ「あっ、トゥルーデ。良かった、実はあなたへ見せる書類があるの」

ゲルト「えっ? あ、ああ……しょぼん」

62: 2010/12/04(土) 13:10:50.59 ID:85nrwy7Q0
ぐぅぅ~

リーネ「えっ? 何の音」

エイラ「キュ~」
芳佳「くぅん」

サーニャ「お腹が空いたの?」

シャーリー「ん? そういえば何を食べさせれば良いんだ?」

リーネ「えっ?」

シャーリー「いや、体は人間だけど中身は動物だろ?」

リーネ「そういえば……でも、動物の餌を食べさせるわけにも」

バン!(ドアを開ける音)

坂本「話は聞かせてもらった!」

63: 2010/12/04(土) 13:17:56.22 ID:85nrwy7Q0
ミーナ「美緒。どうしたの」

坂本「ここは人間も動物も食べられる扶桑の料理『猫メシ』の出番だな」

エーリカ「それ、違うような……」

坂本「この一晩置いた大根の味噌汁を飯の上にかけて、削り節をかけると完成だ」

エーリカ「下品な食べ物っぽい! でも美味しそう」

リーネ「あっ、芳佳ちゃん」

芳佳「ワン! もぐもぐ」
エイラ「きゅ~ もぐもぐ」

エーリカ「二人とも食べてるし!」

ミーナ「さすが美緒ね」

エーリカ「少佐は関係ないような気もするよ!」

65: 2010/12/04(土) 13:38:41.87 ID:85nrwy7Q0
【そう言うわけで、夜】

サーニャ「じゃあ、私はそろそろ夜間哨戒に行かないと……」

ゲルト「じゃあ私が宮藤たちの面倒を……」

ミーナ「サーニャさん、安心して。美緒と相談した結果、今日の夜間哨戒は私とバルクホルン大尉が変わることになったわ」

サーニャ「で、でも……」

坂本「はっはっは、休息も大事だぞ。サーニャ」

ミーナ「ずっと、起きてたんだから疲れているでしょう?」

サーニャ「あ……はい」

ゲルト「……ぐすん」

67: 2010/12/04(土) 13:58:10.27 ID:85nrwy7Q0
【お風呂】

ルッキーニ「うにゅー!」

シャーリー「おいおい、ルッキーニ。暴れるな。髪が洗えないじゃないか」

ルッキーニ「うにゅ~」

リーネ「はい、流すよ。芳佳ちゃん」

芳佳「わぅ~(ブルブル)」

リーネ「きゃっ! 水を飛ばさないでよぉ」

サーニャ「……何か楽しいよね。エイラ」

エイラ「キュ?」

サーニャ「うん、ほら、流すよ」

エイラ「キュ~」

68: 2010/12/04(土) 14:19:13.01 ID:85nrwy7Q0
【エイラーニャの部屋(介護室)】

それぞれ一緒のベッドに入る

サーニャ「じゃあ、お休み」

エイラ「キュゥ~」

ルッキーニ「Zzz……Zzz……」

シャーリー「はっはっは、ルッキーニの奴。昼間も寝てたのに夜も早いな」

リーネ「あはは、ほら、芳佳ちゃんも一緒に寝よう」

芳佳「ワン!(ペロペロ)」

リーネ「よ、芳佳ちゃん……」

サーニャ「じゃあ、電気を消すから」

69: 2010/12/04(土) 14:25:21.14 ID:85nrwy7Q0
真っ暗になった部屋でそれぞれが寝息を立て始める。

サーニャ「……エイラ」

サーニャ以外が寝たのを確認すると、寝ているエイラを抱きしめる。

サーニャ「……可愛い。そして、温かい」

ミーナの言葉を思い出す。

ミーナ『感染者の本当の欲求が行動に出やすいとか言われてるの』

サーニャ「ありがとう」

思い出すのはあのときの言葉。

エイラ『サーニャは私が守るんダー!』

サーニャ「いつも側に居てくれて、いつも守ってくれて、いつも温かくしてくれる」

サーニャ「それは本当に一緒にいたいって思っててくれたのね」

エイラ「Zzz……Zzz……」

だからぎゅっと抱きしめる。

サーニャ「エイラ。私も大好き」

71: 2010/12/04(土) 14:48:56.78 ID:85nrwy7Q0
【翌朝】

シャーリー「ZZZ……ZZZ……うう~ん(むぎゅ)」

ルッキーニ「うにゃぁぁぁぁ!」

リーネ「! な、何!」

シャーリー「うぉぉ! 何だ?」

ルッキーニ「うじゅ~、シャーリーの手が頭に当たった~」

シャーリー「ル、ルッキーニ? 元に戻ったのか?」

芳佳「ふぇぇ……あ、あれ? リーネちゃん。何で私の布団に?」

リーネ「よ、芳佳ちゃんも!」

エイラ「うう~、お前ら五月蝿いゾ。人の部屋で何してんダ」

リーネ「エイラさん! 皆元に戻ったんですね」

72: 2010/12/04(土) 14:55:51.61 ID:85nrwy7Q0
エーリカ「うう~、朝っぱらから何の騒ぎだよぉ」

ペリーヌ「五月蝿いですわよ」

リーネ「エイラさんたちが元に戻ったんです!」

エイラ「え? どういうことダ?」

ルッキーニ「うじゅ?」

~~~状況解説中~~~

エイラ「そ、そんな事が……」

エーリカ「楽しかったよ~、皆のことぺろぺろ舐めたり」

芳佳「わ、私もですか!」

ペリーヌ「むしろ、宮藤さんの方が多かったような気もしますわ」

73: 2010/12/04(土) 14:58:35.66 ID:85nrwy7Q0
シャーリー「まぁ、戻って何よりだ」

エイラ「サーニャに迷惑かけたノカ?」

リーネ「大丈夫です。サーニャちゃんも嬉しそうでしたよ」

芳佳「そういえば、サーニャちゃん起きてきませんね」

エイラ「介護で疲れてんノカ? どれどれ……」

そして、そのまま布団をめくる。そこには……

サーニャ「ニャン?」

一同「えっ?」

きっと騒動はまだ終わらない

          ~終わり~

74: 2010/12/04(土) 15:01:19.42 ID:85nrwy7Q0
と、二日にわたって書き終わったら正気に戻った。
何を書いているんだと。
別に前が欝話でテンションあげたかったとか、エイラのぺろぺろが見たかったとかそう言う理由じゃないはず。
ちょっと、枕に頭を埋めて足をバタバタしてくる。

75: 2010/12/04(土) 15:02:42.86 ID:QNqS0Wa90
うむ、乙であったぞ

つ柏葉剣付騎士鉄十字勲章

引用元: サーニャ「え、エイラ……そんなに舐めないで……」