1: 2011/05/15(日) 09:53:46.34 ID:q2ym3CPa0

まどか「あーお腹空いたな、今日の晩ご飯なんだろ」

さやか「うちなんて2日連続カレーだよ、飽きたっつーの」

まどか「いいなあ。うちのパパ、カレーめったに作ってくれないんだよう」

さやか「あんた今日の晩ご飯は?」

杏子「・・・・・・」

杏子「りんご・・・」

さやか「え?りんご?wwwww」

まどか「さやかちゃんwwwwだめだよwww」

さやか「あごめんwwwwあんた、なんだっけえっとwww」

まどか「ホームレス?wwww」

さやか「あ、そうwwwホームレスなんだっけwwww」

杏子「・・・・・・・」

11: 2011/05/15(日) 10:07:25.44 ID:q2ym3CPa0
まどか「えwwwじゃあお風呂はwwww」

杏子「お金があるときは・・・入るよ」

さやか「うわwwwwwwww」

まどか「そんなのあんまりだよwwwくさすぎるよwww」

17: 2011/05/15(日) 10:11:33.35 ID:q2ym3CPa0

杏子「・・・帰る」

さやか「ホームレスキレたwwwww」

まどか「栄養が足りないから導火線が短いwwww」

さやか「はやくかえれよwwwホームレス中学生www」

まどか「番組変えたら主役になれるよ杏子ちゃんwwwwww 」

25: 2011/05/15(日) 10:15:08.47 ID:q2ym3CPa0

杏子「なんであたしばっかり・・・」

まどか「ごめん嘘wwwwおなかすいてない?www」

さやか「ほんきにすんなってwwww」

杏子「ちょっと・・・」ぐう

まどか「うちにご飯たべにきなよwwwww」

杏子「え・・・・・・」

29: 2011/05/15(日) 10:19:25.94 ID:q2ym3CPa0
まどか「ただいまwwwww」

まど父「おかえり・・・うっわくさwwwww」

杏子「・・・・・・おじゃまします」

まど母「まどか、捨て犬は飼えないって言っただろwwww」

まどか「犬じやないよwwwボロ雑巾だよwwww」

30: 2011/05/15(日) 10:22:35.18 ID:q2ym3CPa0
まどか「生意気にも人間と同じご飯が食べたいんだってwwwww」

まど父「杏子ちゃんwwwwwわきまえろよww」

杏子「あ、あたしは」

まど母「口くさいからしゃべんなwwww」

まどか「はやくすわんなよwwww」

32: 2011/05/15(日) 10:25:10.93 ID:q2ym3CPa0

まどか父「はいwwwどうぞwww」

杏子「あ、ありがとうございます」

まどか母「残すなよwwwwww」

杏子「はふ、はふ」ガツガツ

まどか「ほら、たっくん、犬みたいだねえwww」

40: 2011/05/15(日) 10:27:43.71 ID:q2ym3CPa0
たっくん「あうー(しゃぶれよ底辺www」

杏子「一週間ぶりの・・・夕飯・・・」ボロボロ

まどか「ちょwwww泣いてるwww」

まどか母「どんだけ貧しいんだよおいwww」

まどか父「飯食ったら早く出てってね、掃除が大変だからwww」

まどか「ティヒヒヒwwww」

42: 2011/05/15(日) 10:29:46.66 ID:q2ym3CPa0
杏子「ごちそう・・・さまでした」

まどか「え?」

まど母「は?」

まど父「ん?」

たっくん「おい」

44: 2011/05/15(日) 10:32:00.74 ID:q2ym3CPa0
まどか「まだあるよ杏子ちゃんwww」

まど父「はい、これwww」

杏子「え、これ食べ残し・・・」

まどか「なに言ってんのwww食べれるだけありがたいと思ってよwwww」

まど母「あ、こらたっくん、吐くなってwwww」

たっくん「オエエエエエエ」ビシャビシャ

たっくん「あー(これも残すなよwwww」

まどか「よかったね杏子ちゃん!www」

49: 2011/05/15(日) 10:34:09.46 ID:q2ym3CPa0

杏子「う・・・うう」ガツガツ

まどか「うっわwwwwねえおいしい?www」

まどか父「まるで豚だねwwww」

たっくん「オエエエエエエエエエ」ビシャビシャ

55: 2011/05/15(日) 10:36:45.51 ID:q2ym3CPa0

杏子「ごちそう・・・さまでした」

まどか「ティヒヒヒwwwまたおいでよwww」

まどか父「残飯処理なら大歓迎だよwww」

たっくん「オエエエエエエ」ビシャビシャ

杏子「・・・・・・」

杏子「おじゃましました」

61: 2011/05/15(日) 10:38:59.45 ID:q2ym3CPa0
帰り道
杏子「なんで・・・あたしばっかり」

杏子「いつもそうだよな」

杏子「みんな、家族がいて、家があって」

杏子「暖かいごはんと寝床があってさ」

杏子「あたしには、それがない」

杏子「そんな当たり前のものすら・・・」

杏子「・・・・・・」ボロボロ

64: 2011/05/15(日) 10:41:07.35 ID:q2ym3CPa0
杏子「・・・泣いてたってしかたないな」

杏子「今日は、どこで寝ようか」

杏子「ホテルに泊まるお金はないし・・・」

マミ「あら、あなた」

70: 2011/05/15(日) 10:43:18.63 ID:q2ym3CPa0
マミ「どうしたの?こんな時間に」

杏子「・・・お前こそ」

マミ「わたしは、今日の晩ご飯の買い物よ」

マミ「閉店間際に行くと安いから、買い過ぎちゃった」

杏子「そっか・・・」

マミ「・・・・・・」

マミ「よかったら一緒にどう?」

73: 2011/05/15(日) 10:46:53.05 ID:q2ym3CPa0
マミ「1人で鍋も寂しいs

杏子「いや、やめとくよ」

マミ「え?」

杏子「さ、さっきまどかの家でご馳走になってさ!もうほんとにおいしかった!」

マミ「あら、そうなの?鹿目さんのお家で」

杏子「み、みみみんな優しくてすげー楽しかった!」

杏子「だ、だからもうお腹いっぱい!ほんとに・・・あれ」

杏子「あたしなんで泣いてるんだろ・・・」ボロボロ

杏子「やだな、久しぶりにお腹いっぱい食べたからかな!じゃ、じゃあな」

76: 2011/05/15(日) 10:50:41.31 ID:q2ym3CPa0
マミ「・・・・・・」

マミ「待ちなさい」

杏子「・・・離せって」

マミ「じゃあ離すわよ」

杏子「え?」

マミ「あなたが、それでいいなら離すわ」

杏子「・・・」

マミ「なんかあったんでしょ?いいから来なさい」

77: 2011/05/15(日) 10:52:48.38 ID:q2ym3CPa0
マミ家

マミ「そこに座りなさい」

杏子「・・・・・・」

マミ「紅茶でいいかしら?」

杏子「ほんとになにも」

マミ「はい、落ち着くわよ」

杏子「・・・・・・」ゴクゴク

マミ「で、鹿目さんの家でなにがあったのかしら」

81: 2011/05/15(日) 10:56:21.58 ID:q2ym3CPa0
杏子「・・・・・・」

マミ「言いたくないなら言わなくていいけど、今夜は泊まっていくこと」

杏子「・・・お前」

マミ「今のあなたを放り出したら、すぐにでも魔女になってしまいそうだもの」

マミ「さ、晩ご飯食べましょう」

杏子「なあ、ほんとにいいのか?」

杏子「あたしなんか泊めたってバレたら、お前までまどかたちに」

ぎゅっ

マミ「先輩のいうことは聞くものよ」

杏子「・・・はい」

83: 2011/05/15(日) 10:58:42.49 ID:q2ym3CPa0

杏子「マミ」ぎゅうっ

マミ「さ、ご飯たべましょう」

マミ「それともお腹いっぱいかしら?」

杏子「・・・いただきます」

88: 2011/05/15(日) 11:02:05.24 ID:q2ym3CPa0

食後

杏子「あー、ごちそうさん!食った食った」

マミ「はいお粗末さま」

杏子「ありがと、な」

マミ「こちらこそ、1人より2人の方が美味しいものね」

杏子「えへへ」

マミ「お風呂わいてるわよ、先に入ってきなさい」

杏子「い、いいよ!さすがにそこまで

マミ「入ってきなさい」

杏子「はい・・・」

90: 2011/05/15(日) 11:05:07.10 ID:q2ym3CPa0
風呂

杏子「はー」

杏子「なんで、マミはあたしにこんなよくしてくれるんだろう」

杏子「あたしなんて、なにも恩返しできないのに」

杏子「誰が好き好んでホームレスの中学生なんて拾うんだよ」

杏子「お人よしにもほどがあるぞ」バシャバシャ

マミ「湯加減はどう?」

杏子「うわ、ちょ、ちょうどいいよ!」

マミ「そう、よかった。タオルと着替えここにおいとくわね」

91: 2011/05/15(日) 11:08:48.08 ID:q2ym3CPa0

杏子「いい風呂だった」

マミ「よかったわ、あ、髪の毛濡れてるわよ」

杏子「いいよこのくらい、自然に乾

マミ「はいはい、こっちきなさい」ぎゅっ

杏子「え、ちょ恥ずかしいって!」

マミ「せっかく綺麗な髪の毛なんだから大事にしなさい」ゴシゴシ

杏子「・・・・・・」

杏子「お母さん」ボソッ

マミ「え?」

杏子「あ、あなんでもない!ありがと!」


94: 2011/05/15(日) 11:13:50.16 ID:q2ym3CPa0

マミ「あったまったわー」ガチャ

マミ「もっとお湯使ってもよかったのに」

杏子「ていうか服着ろよ!」

マミ「そんなさけばなくても着るわよ」

マミ「さて。うちにはベッドはひとつしかないわ」

杏子「あ、あたし床で寝るからな!」

マミ「そう、じゃあわたしはベッドで・・・ってなるわけないじゃない!」

マミ「いいからお布団に入りなさい、それとも手前がいいかしら?」

マミ「わたし寝相悪いから、きっと落としちゃうわよ」

杏子「じゃ、じゃあ奥で寝る」

マミ「うん。電気消すわね」

95: 2011/05/15(日) 11:17:02.68 ID:q2ym3CPa0

杏子「なあ、マミ」

マミ「なにかしら」

杏子「マミはなんでこんなに、あたしによくしてくれるんだ?」

杏子「あたしは、何も持ってないし、この年じゃ働けもしない」

杏子「だから、いくらよくしてもらっても、何も返せないし、何もあげられない」

マミ「それがどうしたのかしら」

杏子「だっ、だから

マミ「わたしもね」

マミ「家族がいないの」

マミ「あなたもでしょう?」


96: 2011/05/15(日) 11:19:57.47 ID:q2ym3CPa0
杏子「・・・・・・」

マミ「もうひとりで寂しい夜を越すのはうんざりなの」

杏子「マミ・・・」

マミ「学校や、魔女退治から帰ってきても
迎えてくれるひとも、労ってくれるひともいないの」

マミ「それがどれだけ寂しいことか、あなたにはわかるでしょう?」

杏子「わかるよ、痛いほど」

マミ「だから、もし、あなたが私に恩返しをしてくれるというなら」

マミ「わたしの、家族になってくれないかしら?」

103: 2011/05/15(日) 11:24:57.30 ID:q2ym3CPa0
杏子「家族・・・」

マミ「もちろん、家事は手伝ってもらうわ!お洗濯も、ご飯も、お風呂掃除もトイレ掃除も、やることはたくさんあるわよ!」

杏子「あ、ああ!やるよ!」

杏子「でも、ほんとにあたしでいいのか?」

マミ「もう!ぐちゃぐちゃ言わないの!」

マミ「だいたいあなたは日中ひまなんだから、たくさんやってもらおうかしらね」

杏子「う、たしかに」

マミ「じゃ、これ渡しておくわね」ゴソゴソ

107: 2011/05/15(日) 11:27:55.79 ID:q2ym3CPa0
杏子「ネックレス?」

マミ「この家の鍵よ。なくさないように首からかけれるようにしてあるの」

マミ「今まで私が使っていたのだけれどあなたにあげるわ」

杏子「ほんとに、ほんとにいいのか?後悔しないか?」

マミ「うん、よろしくね」

杏子「・・・よろしく」

109: 2011/05/15(日) 11:31:54.89 ID:q2ym3CPa0


杏子「ふわぁぁ。朝か」

杏子「あれ、マミがいない」

杏子「・・・・・・鍵、か」

杏子「えへへ」

杏子「おはよ」ガラッ

マミ「おはよう、朝ご飯できてるわよ」

杏子「あ、ありがと、学校行くのか?」

マミ「そうね、私はもう食べたから
食べ終わったら食器洗っておいてね」

杏子「うん」

マミ「あ、あとここに昼間やること書いておいたから。
どこか行くときは必ず鍵をかけること、いいわね」

マミ「じゃ、いってくるわね」

杏子「いってらっしゃい」

マミ「・・・いってきます!」

112: 2011/05/15(日) 11:37:49.09 ID:q2ym3CPa0

杏子「いってきます、かあ」

杏子「さて、と」ペラ


・一階のポストから郵便物をもってくる

・お昼は冷蔵庫のなかに昨晩の残り物があるのでレンジでチンすること

・洗濯が終わったら、ベランダに洗濯物を干すこと

・浴槽をシャワーで流して、洗面台の下の洗剤で、お風呂の床を掃除すること

・おかねをおいておいたので近所のスーパーで、安いお肉を買ってくること。

・魔女退治にでかけるとき。
急いでいても必ず鍵をかけること」

杏子「意外に忙しいなあ」






113: 2011/05/15(日) 11:40:09.59 ID:q2ym3CPa0

杏子「とりあえず、買い物が一番大事だよな」

杏子「忘れたら晩ご飯食べれなくなっちゃうし・・・」ガチャッ

杏子「鍵をかけてっと」

杏子「なんか、ほんとに、家族みたいだな」

杏子「お金があまったらポッキーも買おう」

118: 2011/05/15(日) 11:42:40.93 ID:q2ym3CPa0
スーパー

杏子「安いお肉っていろいろあるぞ・・・」

杏子「ま、なんでもいいだろ」

杏子「これにしよう、一個しかないし」

杏子「お」

ほむら「あ」

杏子「」

ほむら「」

120: 2011/05/15(日) 11:44:41.98 ID:q2ym3CPa0

杏子「お、おまえ!学校は?」

ほむら「今日は休みよ。それよりあなた。スーパーで買い物とかするキャラだったかしら?」

杏子「うるせえ、最近家事はじめたんだよ・・・って今日は学校ないのか?」

ほむら「ええ。代休よ」

杏子「・・・?」

123: 2011/05/15(日) 11:46:47.93 ID:q2ym3CPa0
杏子「それは間違いないのか?」

ほむら「あ、でも3年生は模試があるって言ってたような」

杏子「あ、なんだ」

まどか「ほむらちゃーん!まだー?」

杏子「え」

125: 2011/05/15(日) 11:48:51.21 ID:q2ym3CPa0

ほむら「あ、ごめんなさい、今いくわ」

ほむら「佐倉杏子、このお肉は譲ってあげるわ。家事、がんばりなさい」

杏子「お、おう!じゃあな!」

まどか「あれー?wwwwwww」

杏子「(遅かった・・・」

まどか「杏子ちゃん!wwww昨日ぶりwwww」

128: 2011/05/15(日) 11:50:57.99 ID:q2ym3CPa0
杏子「あ・・・おう」

まどか「何買ってるのー?お肉ー?wwww」

杏子「・・・・・・」

まどか「ホームレスでも調理器具持ってるんだwwww
やっぱり火起しは縄文式?wwww」

ほむら「ま、まどか?」

まどか「ほむらちゃんはマジで黙ってて」

130: 2011/05/15(日) 11:53:00.87 ID:q2ym3CPa0
まどか「あ、そうそう。今日も晩ご飯うちで食べるよね杏子ちゃん!wwww」

杏子「・・・・・・」

まどか「たっくんもゲロ吐きながら待ってるよwwwwww」

杏子「行かない」

まどか「・・・は?」

杏子「あたしには帰る家がある!」


135: 2011/05/15(日) 11:55:20.35 ID:q2ym3CPa0
まどか「は?帰る家?」

まどか「どうせ段ボールハウスのくせに生意気言わないでよ!」

杏子「いーや違うね、あたしは鍵も持ってる。ほら」

まどか「・・・・・・なんで」

まどか「どうせ魔法少女の力で」

杏子「違うよ。あたしには家族がいる。そういうことだよ、じゃあな」




141: 2011/05/15(日) 11:59:23.45 ID:q2ym3CPa0

まどか「・・・・・・」

ほむら「ま、まどかさっきはどうしたの?」

まどか「ティヒ」

ほむら「え?」

まどか「ティーヒヒヒヒヒ!ティヒヒヒ!ティーヒヒヒヒヒ!」

ほむら「ちょ、ま、まどか」

まどか「あ、ごめんほむらちゃん」


まどか「笑いが止まらなかっただけだよ」

144: 2011/05/15(日) 12:01:36.77 ID:q2ym3CPa0
帰り道
杏子「交わした約束、忘れないよ♪」

杏子「目を閉じ確かめる♪」

杏子「~♪」

杏子「あ、そうだ」

杏子「りんご、持って帰ろう」

杏子「一個くらいなら、自分のお金で買えるよな」

杏子「マミ、喜ぶかな」

148: 2011/05/15(日) 12:05:09.66 ID:q2ym3CPa0
杏子「たっだいまー」ガチャ

杏子「マミはまだだよな、洗濯物干さなきゃ」

杏子「リンゴは隠しておこう」

杏子「マミ、早く帰ってこないかなあ」

杏子「あたし、魔法少女になってよかったよ」

杏子「魔法少女じゃなかったらマミとも出会えなかったもんな」

151: 2011/05/15(日) 12:07:23.70 ID:q2ym3CPa0
杏子「ってあたしは馬鹿か!何言ってんだもう////」バタバタ

杏子「ベッド、マミの匂いがする」

杏子「・・・・・・」

杏子「・・・・・・」

杏子「・・・ZZZ」

杏子「マミ・・・」むにゃ

155: 2011/05/15(日) 12:10:01.30 ID:q2ym3CPa0

夕方
杏子「マミの首が・・・」むにゃ

杏子「はっ!」

杏子「嫌な夢だったな」

杏子「あたし寝ちゃってたのか、って洗濯!風呂掃除!」

マミ「ただいまー」ガチャ

杏子「」

マミ「言い訳はあるかしら」

158: 2011/05/15(日) 12:13:07.25 ID:q2ym3CPa0
杏子「そ、その、あの」

マミ「あ、でも買い物はいってきたのね」

杏子「お、おう!もちろんだ!」

マミ「威張るな!」ゴツ

杏子「いてっ、ごめんって言ってるだろー」

マミ「しかたないから洗濯物はお部屋のなかに干しましょう。ほら、手伝って」

杏子「おう!」

杏子「(今日は失敗しちゃったから、リンゴは明日にするか」

162: 2011/05/15(日) 12:18:28.48 ID:q2ym3CPa0

マミ「はー、疲れた」

杏子「お疲れさん。食器洗っとくからお風呂入ってゆっくり休んでろよ」

マミ「お言葉に甘えさせてもらうわ。やっぱり2人って楽ね」

杏子「えへへ、そうか?」

マミ「でもこれに加えてまた魔女退治も行かないといけないのよね」

杏子「確かに」

マミ「あなたがこの生活に慣れたら、2人で見回りに行きましょう」

杏子「おうっ!」

マミ「じゃ、お風呂入るわねー」

165: 2011/05/15(日) 12:21:51.74 ID:q2ym3CPa0

マミ「あ、そうそう。
さっき鹿目さんからメールが来てたけど」

杏子「え?」

マミ「あなたの居場所を知らないか、って」

杏子「・・・・・・」

マミ「返信しない方が良さそうね」

杏子「あ、ありがと」

マミ「あなたたちケンカでもしたの?」

マミ「グリーフシードの取り合いとか」

杏子「そんなんじゃねーよ」

マミ「まあ無理には聞かないわ。
でも家族だもの、なんでも話してね」

杏子「マミ・・・・・・」

167: 2011/05/15(日) 12:23:58.72 ID:q2ym3CPa0


マミ「いってきます」

杏子「いってらっしゃい!」

杏子「今日こそは完璧にこなす。リンゴも渡す」

杏子「まずは買い物、だよなあ」

杏子「さすがに今日はまどかに会うこともないだろ」

170: 2011/05/15(日) 12:26:19.82 ID:q2ym3CPa0
夕方

杏子「よし、なんとか全部終わったぞ」

杏子「そろそろ学校終わるよな」

杏子「早くマミ帰ってこないかなあ」

杏子「しかしリンゴだけってのも寂しいし、花でも摘んでこようかな」


175: 2011/05/15(日) 12:28:32.44 ID:q2ym3CPa0
杏子「いーつか君が♪」

杏子「♪」テクテク

杏子「えへへ、やっぱりまだ咲いてた」

杏子「ここの土手はしられざる自然の名所なんだぜ」

杏子「んしょ、んしょ」

177: 2011/05/15(日) 12:30:50.57 ID:q2ym3CPa0
杏子「とりすぎたか?」

杏子「ま、まあまた生えるよな!」

杏子「さて、帰るかな。マミも心配するし」



まどか「きょーこーちゃーーーん!!!!」

184: 2011/05/15(日) 12:32:51.61 ID:q2ym3CPa0
杏子「ま、まどか」

まどか「杏子ちゃん、奇遇だね」

杏子「お、おう。あたし帰らなき

まどか「最近、魔女退治してる?」

杏子「え?」

まどか「だから魔女退治だよ!

ま じ ょ た い じ !」

186: 2011/05/15(日) 12:35:04.73 ID:q2ym3CPa0
杏子「ま、魔女退治?どうしてお前がそんな心配するんだよ」

まどか「やだなあ杏子ちゃん」

まどか「最近、ほむらちゃんが1人ですっごく頑張ってるからさあwwwww」

まどか「杏子ちゃんも同じくらい大変なのかなってwwwwwww」

杏子「・・・・・・」

まどか「あ、あと」



まどか「マミさんも魔法少女だったよね!」

191: 2011/05/15(日) 12:37:22.78 ID:q2ym3CPa0
まどか「マミさんもやっぱり大変なのかな?wwww」

まどか「でも最近は、そんなに大変そうには見えないなあwwwwww」

杏子「マミは関係ねーだろ!」

まどか「あれれー?wwwww」

まどか「何時の間にかあいつ、じゃなくて名前で呼ぶようになったんだwwww」


まどか「まさか、2人がサボってるからほむらちゃんがひとりで頑張ってるなんてそんなはずないもんねwwwwww」


197: 2011/05/15(日) 12:42:33.86 ID:q2ym3CPa0
まどか「ところで家族って誰なの教えてよwwww」

杏子「なんでお前に教える必要が」

まどか「まさかわたしの知り合いなのかなー?だれかなー?wwww」

杏子「え」

まどか「ティヒヒヒティヒヒヒwwwwwどうしたの杏子ちゃん顔色悪いよ!www」バンバンッ

杏子「か、かんけいねーだろ!」

まどか「そうだよね、関係ないよね!wwwwティヒヒヒwwwww」

杏子「じゃ、じゃあな!」ダッ




まどか「うん、じゃあね」

295: 2011/05/15(日) 20:23:33.85 ID:q2ym3CPa0
お待たせしました!
遅くまでありがとう、少しだけ書き溜めたので連続投下いたします

296: 2011/05/15(日) 20:25:37.65 ID:q2ym3CPa0
杏子「マミ、ただいま」

マミ「・・・・・・」

杏子「まだか。何不安になってんだあたし」

杏子「花は、水にぬらしたタオルで包んでおこう」

杏子「何を不安になることがあるんだろう」

杏子「マミは、あたしに家族って言ってくれただろ」

杏子「花と、リンゴ。きっと喜んでくれるよな」

300: 2011/05/15(日) 20:27:48.83 ID:q2ym3CPa0
杏子「いつかあたしもマミを支えられるようになってやる」

マミ「ばあ」ドンッ

杏子「うわっ、なんだよいたのかよ!」

マミ「ふふ、おかえりなさい」

杏子「あ、た、ただいま///」

マミ「どこいってたの?」

杏子「ちょっとな」

302: 2011/05/15(日) 20:30:39.22 ID:q2ym3CPa0
マミ「今日は全部やってあるわね」

杏子「ああ。頑張ったんだ!」

マミ「えらいえらい。よしよし」

杏子「も、もう子供じゃないんだからさあ///」

マミ「ふふ、明日は土曜日だからお出かけでもしましょうか」

杏子「買い物?」

マミ「ええ、どこかでお茶でもしましょう」

杏子「お、おう!楽しみだな」

307: 2011/05/15(日) 20:34:36.38 ID:q2ym3CPa0

杏子「そういえばマミ、ちょっと後ろ向いててくれるか?」

マミ「?」


杏子「もういいぞ」

マミ「リンゴ・・・と花?」

杏子「こ、これな!」

杏子「い一応、あたしの金で買ったんだ!」

杏子「ほんとにありがとう、家族になってくれて」

杏子「あたし、マミにすごく感謝してるって伝えたかったんだ」

杏子「でも、言葉じゃなんか足りなすぎるからさ」

杏子「受け取ってくれるかい?」

マミ「・・・・・・・・・」

杏子「マミ?」

309: 2011/05/15(日) 20:37:11.82 ID:q2ym3CPa0

マミ「わたしって、ほんとバカ」

杏子「え?」

マミ「ありがとう、ほんとに嬉しいわ。
こういう贈り物って素敵よね・・・杏子」

杏子「ば、ばか!照れるって////」

314: 2011/05/15(日) 20:42:54.26 ID:q2ym3CPa0
マミ「あなたと家族になって、ほんとに、ほんとに」

マミ「うう」ボロボロ

杏子「泣くなよバカ!あたしまで泣けるだろ」

マミ「ぐす。そうね。
お花、花瓶にいれとくわね」

杏子「おう!明日が楽しみだな」

315: 2011/05/15(日) 20:45:08.29 ID:q2ym3CPa0


マミ「電気消すわよ」パチッ

杏子「なあマミ」

マミ「どうしたの?」


杏子「今日だけ、抱きしめて寝てくれねーか」


317: 2011/05/15(日) 20:47:24.49 ID:q2ym3CPa0

マミ「ど、どうしたのよ急に///」

杏子「い、いや嫌ならいいんだ!なんか」

杏子「いろいろ、不安になって」

マミ「鹿目さんのこと?」

杏子「それも・・・あるけど、あたしたち、これからどうなっちまうんだろうって」

318: 2011/05/15(日) 20:49:38.22 ID:q2ym3CPa0
杏子「魔女を狩り続けた先に未来はあるのか、とか」

杏子「その、いつかマミとも離れる日がくるのか、とかさ」

杏子「そういうこと考えると、なんか、眠れねえ」

マミ「・・・・・・」ぎゅ

杏子「あ・・・」

マミ「どう?安心したかしら」

319: 2011/05/15(日) 20:51:41.72 ID:q2ym3CPa0


杏子「あったかい///」

マミ「ねえ杏子?」

杏子「なんだよ」

マミ「いつか、2人で家を建てましょう」

マミ「綺麗なお庭に、大きな犬を飼うの」

杏子「いぬ?」

321: 2011/05/15(日) 20:53:43.16 ID:q2ym3CPa0


マミ「そうよ、名前は・・・きゅうべえにしましょう」

杏子「それはちょっと」

マミ「だめかしら、きゅうべえ」

杏子「性格悪くなりそうだしなすごく」

マミ「なんとなくわかるわ」

325: 2011/05/15(日) 20:56:02.32 ID:q2ym3CPa0
杏子「マミ、いい匂いするな」

マミ「な、なによ急に。あなたも同じシャンプー使ってるじゃない」

杏子「そうだけど、なんか」

杏子「あー、なんでもねえ!今の取り消し!」

マミ「はいはい」ぎゅっ

杏子「なんか恥ずかしいぜ、ほんとに」

327: 2011/05/15(日) 20:58:15.44 ID:q2ym3CPa0
杏子「あたしたち、ほんとにそんな大きい家で暮らせるのかな」

マミ「まあ、それまで私に素敵な彼氏ができなかったらの話だけどね!」

杏子「きっとできると思うぜ」

マミ「え?そこはできねーだろははは、とか言うところじゃない?」

杏子「いや、だって優しいし料理うまいし・・・」

杏子「あたしが男だったら告白してるぜ」

マミ「ば、ばかじゃないの///
あなたに言われたって嬉しくなんか・・・ないんだから・・・」

杏子「はは、そうだよな。
早く見つかるといいな、素敵な彼氏」

329: 2011/05/15(日) 21:00:46.90 ID:q2ym3CPa0


マミ「べ、べつにいらないわよ。
ねえ、杏子は・・・」

杏子「ん?」

マミ「・・・・・・」

マミ「やっぱりなんでもない!もう寝ましょう、明日のために」

杏子「よくわかんねーけど、そうだな。おやすみマミ」

マミ「おやすみ、杏子」ぎゅっ

336: 2011/05/15(日) 21:04:58.49 ID:q2ym3CPa0
翌日
杏子「どきどきして逆に眠れなかったぜ・・・」

マミ「・・・zzz」

杏子「マミはまだ寝てるか」

杏子「学校も家事も魔女退治も大変だもんな」

杏子「かわいい、な」

マミ「きょーこ・・・」ムニャ

337: 2011/05/15(日) 21:08:16.23 ID:q2ym3CPa0
杏子「なんかまたどきどきしてきたぞ、
どうしたんだあたし」

杏子「マミ・・・」

杏子「寝てる、よな」

マミ「・・・zzz」

杏子「・・・・・・」

杏子「マミ・・・」ちゅっ

杏子「・・・えへへ」

338: 2011/05/15(日) 21:10:19.31 ID:q2ym3CPa0
杏子「もうちょっとだけこうしててもいいよな」ぎゅっ

杏子「あったかい布団でぬくぬくするのってすごい幸せだぜ」

マミ「・・・・・・zzz」

杏子「・・・・・・」

杏子「・・・・・・zzz」


340: 2011/05/15(日) 21:13:47.29 ID:q2ym3CPa0

マミ「杏子、杏子!」

杏子「ん?」

マミ「起きた?」

杏子「あ、ああ。おはよう」

マミ「もう夕方よ、もー」

杏子「げ。寝過ごしちまった」

マミ「わたしもさっき起きたばかりだから人のことは言えないわね」

杏子「お出かけはなしか」

マミ「残念だけど・・・」

杏子「あ、朝のこと覚えてるか?」

マミ「朝?あなた起きてたの?」

杏子「あ、いやなんでもねー!覚えてないならいいんだ」

341: 2011/05/15(日) 21:16:43.52 ID:q2ym3CPa0
マミ「わたし、洗濯物干しちゃうから、
晩ご飯の買い物にいってきてくれるかしら?」

杏子「お、おう!まかしとけ」

マミ「よろしくねー」

杏子「じゃ、着替えていってくるぜ」

マミ「はい、行ってらっしゃい」

杏子「いってきます」


345: 2011/05/15(日) 21:19:43.23 ID:q2ym3CPa0

杏子「~♪」

杏子「にしてもあたし、朝なんであんなことしちまったんだ?」

杏子「マミは家族だぞ。大事な家族」

杏子「家族にキスって・・・」

杏子「しかも寝てる間にするって、卑怯だよなー」

杏子「はあ」

348: 2011/05/15(日) 21:21:59.93 ID:q2ym3CPa0
杏子「でも、どうしてもどきどきがおさまらない」

杏子「あたしおかしくなったのかもしかして」

杏子「マミのこと考えると、すごく胸が痛い」

杏子「まさか、これが恋ってやつなのか!?」

杏子「・・・//////」

杏子「あたしはバカか!マミは女の子だぞ!」バンバン

353: 2011/05/15(日) 21:26:33.86 ID:q2ym3CPa0
杏子「でも魔女退治もしなきゃな」

杏子「最近すごくサボってる気がする」

杏子「あ、スーパーついた」ウイィン



まどか「きょーこちゃーん!」

杏子「ま、まどか?」

まどか「何にやついてるのー?」


360: 2011/05/15(日) 21:29:31.35 ID:q2ym3CPa0
杏子「どうしてお前は・・・」

杏子「あたしの前に現れるんだ?何が望みなんだよ、言えよ!」ガシッ

まどか「離してよ杏子ちゃん痛いよ!」

杏子「あたしは、あたしは普通に暮らしたいだけなんだよ!つきまとうのはもうやめろよ!」


まどか「だめだよ」

368: 2011/05/15(日) 21:33:14.14 ID:q2ym3CPa0
杏子「は?」

まどか「杏子ちゃんの普通ってなーに?
美味しいご飯を食べて好きな人と仲良く暮らすことー?」

杏子「・・・・・・」

まどか「それって贅沢だよね」

まどか「杏子ちゃんの普通はそっちじゃなくてー。
汚い残飯を漁りながら、今夜はどこで眠るか悩んで、不安に怯えながら1人寂しく野宿するほうでしょ?」

374: 2011/05/15(日) 21:38:35.06 ID:q2ym3CPa0
まどか「だーかーら、身の程をわきまえてよ杏子ちゃんwwwww」

杏子「お、お前・・・」

まどか「わかったら、マミさんのところに寄生するのはやめてさっさとホームレスに戻りなよ、これは最後の忠告だよ?」

杏子「う、うるせえ。
なんでお前に指図されなきゃいけないんだよ、バカじゃねーの!」

まどか「ティヒwwwwwティヒヒヒヒwwwwww」

杏子「あたし、買い物するからじゃあな!」スタスタ

まどか「・・・・・・・」



まどか「あーあ、残念。もうおしまい」

まどか「戻れない戻れないもう戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない戻れない、もどれない」

まどか「ティヒヒヒwwwwwwwww」

386: 2011/05/15(日) 21:44:32.64 ID:q2ym3CPa0
翌日
杏子「昨日はなんだったんだ」

マミ「ただいまー!」

杏子「あ、おかえり。全部終わってるよ」

マミ「お家がピカピカね」

杏子「時間が余ったから掃除もしてみたんだ、綺麗になっただろ」

マミ「うん、合格!」

杏子「よかった、そういえばこの前のリンゴ剥いたんだけどよかったら



マミ「ごめんなさい、わたし今から魔女退治に行かなきゃいけないの」

杏子「そ、そっか。ならあたしも行くぜ」

マミ「それが鹿目さんに誘われてるの・・・魔女退治を見学したいって」

397: 2011/05/15(日) 21:48:21.32 ID:q2ym3CPa0
杏子「あ、そ、そっか」

マミ「う、うん。だからお家で待っててもらえるかしら?」

杏子「・・・おう」

マミ「・・・そんな心配そうな顔しないの!」

杏子「で、でもさ」

マミ「大丈夫よ、すぐに終わらせて帰ってくるから!
そしたらリンゴを食べましょう」

マミ「かえりに蜂蜜を買ってくるわ、
リンゴにかけたらきっとおいしいわよ」

杏子「おう!早く帰ってこいよな」

マミ「うん、いってきます!」

杏子「いってらっしゃい」

406: 2011/05/15(日) 21:51:59.52 ID:q2ym3CPa0
杏子「まどか・・・」

杏子「マミ、大丈夫かなあ」

杏子「やっぱり心配だ・・・」

杏子「・・・・・・」

杏子「でもマミは帰ってくるって言ったからな」

杏子「信じて待つ。家族だから」


412: 2011/05/15(日) 21:55:06.50 ID:q2ym3CPa0

数時間後

ピンポーン

杏子「マ、マミ!」ガチャッ

まどか「ティヒヒヒwwwwわたしでしたwwww」

杏子「マミは!?マミはどうしたんだよ!」

まどか「ティヒヒヒーッヒヒヒヒwwww腹痛いよwww」

杏子「お前ぇぇぇぇ!」ガシッ

422: 2011/05/15(日) 21:57:59.46 ID:q2ym3CPa0
まどか「そんなことしてる場合なのかなあ?wwwww」

杏子「どういう・・・意味だよ」

まどか「えーっとねー、ティヒヒヒッヒヒヒゲラゲラゲラゲラwwwwww」

まどか「えっと、魔女がすんごーく強くて、



まどか「私をかばって大怪我を負っちゃったみたい」


杏子「マミ!!!!」


437: 2011/05/15(日) 22:01:16.89 ID:q2ym3CPa0
まどか「待ってよ杏子ちゃん!wwww」

まどか「今別のところでほむらちゃんも戦ってるらしいの!wwww」

杏子「あいつも?」

まどか「ほむらちゃんのところの魔女もすごーく強くて苦戦してるらしいよ!wwww」



まどか「ねえ、どうする?」



・マミを助けに行く
・ほむらを助けに行く

>>450までで多いほうを書かせていただきます

460: 2011/05/15(日) 22:05:26.43 ID:q2ym3CPa0

杏子「マ、マミはどこで戦ってんだよ!」

まどか「あれー?ほむらちゃんはいいの?wwww」

杏子「いいから早く言えよ!」

まどか「学校の近くの廃ビルだよ杏子ちゃんwwwwww」

まどか「でもよくかんがえたほうが

杏子「うるせえ!」ダッ

465: 2011/05/15(日) 22:07:52.05 ID:q2ym3CPa0
杏子「マミ!ちくしょう、なんで」

杏子「絶対わざとだ、クソッ!クソ!」

杏子「もし2人とも無事に帰れたらマミに胸のどきどきを伝えよう」

杏子「だから今は急ぐしかない!」

468: 2011/05/15(日) 22:09:54.82 ID:q2ym3CPa0
魔女空間

杏子「マミ!マミ!」





杏子「」

478: 2011/05/15(日) 22:14:39.19 ID:q2ym3CPa0
マミ「どうしたの変身までして、もう終わったわよ?」

杏子「よかっ・・・た」ボロボロ

杏子「あたし、マミのこと、大好きだぞ」

マミ「え、え?」

杏子「帰ろう、な」

杏子「あたしたちの家に」

マミ「もう、どうしたのよ急に////」


杏子「××××××××××××××××××××」

488: 2011/05/15(日) 22:17:23.65 ID:q2ym3CPa0
杏子「××××××××××××××××××××」

杏子「××××××××××××××××××××」

杏子「××××××××××××××××××××」

杏子「××××××××××××××××××××」

杏子「××××××××××××××××××××」

杏子「××××××××××××××××××××」

杏子「××××××××××××××××××××」

503: 2011/05/15(日) 22:19:25.50 ID:q2ym3CPa0
杏子「嘘だろ・・・マミ、なあ」

杏子「こんな×××が××××××××××」



杏子「ああああああああああああ」

514: 2011/05/15(日) 22:22:04.84 ID:q2ym3CPa0

杏子「××××××××××××××××××××」

杏子「あは、ははははははははは」


杏子「嘘だこんなの、嘘だ。
絶対認めねえ。××××××××××××××」




杏子「マミの××が××るなんて嘘だ」


杏子「マミが×ぬなんて嘘だ」


杏子「××××××××××××××××××××」

534: 2011/05/15(日) 22:24:59.84 ID:q2ym3CPa0

まどか「残念だったね杏子ちゃんwwwwww」

杏子「××××××××××××××××××××」

まどか「ほむらちゃんを助けに行ってればこんなことにはなってなかったかもねwwwww」

杏子「××××××××××××××××××××」

まどか「ほむらちゃんは、足がすごーく速いんだよ?
時間が止まってるんじゃないかってくらいね!」

まどか「だからマミさんが大怪我ってしったら、きっとすぐ駆けつけてくれたかもしれないのにねwwwwwww」

542: 2011/05/15(日) 22:27:51.67 ID:q2ym3CPa0
まどか「ね、杏子ちゃんっ!wwwww」

杏子「××××××××××××××××××××」

まどか「だめだ、聞こえてないのかなあ?wwwwww」

杏子「マミのこと大好きだぞ」ブツブツ

杏子「どうしたのよきゅうに」ブツブツ

杏子「かえろうあたしたちの」ブツブツ

杏子「そうねかえりましょう」ブツブツ

553: 2011/05/15(日) 22:31:57.74 ID:q2ym3CPa0
杏子「・・・・・・」ブツブツ

まどか「杏子ちゃん、聞こえてないみたいだね。かーえろっと」

杏子「いえをたてるんだいえをたてておおきないぬをかうんだおおきないぬを」ブツブツ

まどか「あ、そうそう杏子ちゃん」




まどか「マミさんが逃した魔女、まだそこらへんにいるから気をつけてね。
ばいばい」


シャルロッテ「ギャオオオオオオ」バクッ

杏子「えへへ」



564: 2011/05/15(日) 22:35:13.63 ID:q2ym3CPa0

まどか「だから言ったのにー」

シャルロッテ「」ガツガツ

シャルロッテ「」グシャグシャガツガツ

シャルロッテ「」ゲップ

まどか「杏子ちゃん、早く帰ろうよwww」

573: 2011/05/15(日) 22:37:40.06 ID:q2ym3CPa0
まどか「あ、ごめんwww家ないんだっけwwwww」

まどか「家、というか身体のいろんな部分がないけど」

まどか「まあせいぜい、2人並んで氏ねたってことで感謝してほしいよ」

まどか「ティヒヒヒ」


おわり

577: 2011/05/15(日) 22:38:45.39 ID:wbOqDFVQ0
あらら


588: 2011/05/15(日) 22:40:33.32 ID:q2ym3CPa0
ご愛読ありがとうございました

ちなみに
物議を醸している、>>478のシーンは
杏子の妄想のつもりでございます

594: 2011/05/15(日) 22:43:03.23 ID:q2ym3CPa0
>>437から

杏子「ほむらは、あいつはどこで!」

まどか「あれえwwwww愛しのマミさんはいいのかなあ?wwww」

まどか「大怪我だから氏んじゃうよおwwww」


杏子「いや、マミは氏なないぜ。
あたしに帰ってくる、って言ったからな」

606: 2011/05/15(日) 22:45:25.98 ID:q2ym3CPa0

杏子「あいつは帰ってくるさ。
あたしたちの家にな。
マミがそう言ったんだ」

まどか「・・・・・・」

まどか「ほむらちゃんは廃病院で戦ってるよ」

杏子「・・・・・・」ダッ

617: 2011/05/15(日) 22:47:56.00 ID:q2ym3CPa0
杏子「マミ、帰ってくるよな?」

杏子「あんな啖呵切っちまったけど、ほんとはすごく怖いよ」

杏子「もしマミが帰ってこなかったら
あたしは家族も家も夢も全部全部失くしちまうことになる」

杏子「もう、家族がいなくなるのは嫌だ」

杏子「だから、あたしはお前を信じるよ」

621: 2011/05/15(日) 22:49:59.70 ID:q2ym3CPa0

魔女空間

杏子「おい!」

ほむら「なんであなた・・・」

杏子「あたしは今からお前を助ける」

杏子「その代わり、お前もあたしをたすけろ」

杏子「・・・いいな?」

631: 2011/05/15(日) 22:55:08.23 ID:q2ym3CPa0
杏子「うおおおおおおおお!」

魔女「ぐきゃぎゃぎゃきゃきゃ」

ほむら「杏子!右!」

杏子「ぐっ」

杏子「とっととくたばれええええええ!」

魔女「」

ほむら「佐倉杏子、あなたに助けられるとは思ってなかっ

杏子「ここの他に魔女がよく出る場所ってどこだ」

ほむら「え?」

杏子「いいから答えろよ!」

ほむら「廃ビル、かしら」

杏子「先に行ってくれ、お前すごいヤツなんだろ?早く、頼む」

ほむら「・・・・・・」シュンッ

杏子「はは・・・さすが早いな・・・」

杏子「・・・・・・」

637: 2011/05/15(日) 22:59:14.71 ID:q2ym3CPa0
魔女空間

ほむら「ここ、ね」

マミ「あ、あなた・・・」

ほむら「話はあとよ、下がりなさい」

マミ「わたしも戦

ほむら「その怪我じゃ無理。それに巴マミ。
あなた、約束があるんでしょう?」

マミ「・・・・・・」

マミ「・・・・・・」ニタァ

648: 2011/05/15(日) 23:01:30.08 ID:q2ym3CPa0

マミ「ありがとう、助かったわ」

ほむら「礼には及ばないわ、
早く杏子のところに行ってあげなさい」

ほむら「歩けないなら連れていってもいいわ」

マミ「ええ、でも、その前に鹿目さんを待たなきゃ」

ほむら「まどかを?」

658: 2011/05/15(日) 23:03:31.22 ID:q2ym3CPa0
まどか「マミさーん!wwwww」

マミ「あ、鹿目さん。やっとこれで終わりね」

まどか「ほんとだよーwwww長かったよwwwww」

ほむら「?」

まどか「あ、ほむらちゃんは帰っていいよwwwww」

ほむら「え?」

まどか「失せろって言ってんだよ」

677: 2011/05/15(日) 23:05:47.31 ID:q2ym3CPa0

杏子「マミ・・・無事かなあ」

杏子「・・・こんなんで倒れるなんて情けねえ」

杏子「マミが見たら、きっと笑うよな」

杏子「ははは」

杏子「早く帰りたいよお・・・」ボロボロ


マミ「杏子!」

690: 2011/05/15(日) 23:07:52.03 ID:q2ym3CPa0
杏子「マ、マミ?」

マミ「わたしのために、よく頑張ってくれたわね、ほんとにありがとう」

マミ「さ、立って。帰りましょう」

杏子「お、おうっ」

マミ「私たちの、家に」

杏子「マミ・・・」


杏子「××××××××××××××××××」

704: 2011/05/15(日) 23:09:54.81 ID:q2ym3CPa0
杏子「××××××××××××××××」

杏子「××××××××××××××××」

杏子「××××××××××××××××」

杏子「××××××××××××××××」

杏子「・・・え?」

720: 2011/05/15(日) 23:11:57.90 ID:q2ym3CPa0
(現)

マミ「ねえ、わたしたちってほんとに家族なの?」

杏子「あたりまえだろ!あたしは、その」

マミ「なにかしら?」

杏子「マミのこと・・・」



735: 2011/05/15(日) 23:15:12.32 ID:q2ym3CPa0
杏子「好き、だ」

マミ「え?」

杏子「優しくて、料理がうまくて、強くて、いい匂いがして、抱きしめてくれる、そんなマミが大好きだ」

マミ「・・・・・・」

杏子「だから、帰ろう」

杏子「帰ってリンゴ食べようぜ」

杏子「あ、そうだ。蜂蜜も忘れずにな!」

杏子「えへへ

マミ「は?」

773: 2011/05/15(日) 23:19:21.20 ID:q2ym3CPa0
マミ「帰るってどこに帰るのかしら?」

杏子「そりゃあたしたちの家に

マミ「あたし“たち”?」

マミ「あまり調子に乗らないでもらいたいわね」

杏子「マ、マミ?」

マミ「しってる?」

マミ「あなたってすごく臭いの。なんていうか、そのドブみたいな臭いがするのよね」

マミ「あなたがいくらお風呂に入っても家中ドブの臭いがして氏ぬかと思ったわ」

マミ「抱きしめさせられたときなんてこの世の地獄かと思ったわよ、ほんとに」

789: 2011/05/15(日) 23:22:07.69 ID:q2ym3CPa0
マミ「それにあなた、私のこと見捨てたよね」

杏子「そ、それはマミなら帰ってきてくれるって

マミ「あー、臭い!臭いから話さないで!」

マミ「それに寝てると思ってキスまでするとか、最低。氏ね」

マミ「生ゴミ寄生虫のくせに変態なの?
ほんと生きてる価値ないわね!
それにプレゼントがリンゴと雑草って。
頭沸いてるとしか思えないんだけど」

809: 2011/05/15(日) 23:25:40.27 ID:q2ym3CPa0
杏子「・・・・・・」

まどか「いやあマミさん最高だよwwwww」

マミ「もう懲りたわよwwww二度とあんな賭けやらないんだからねwww」

まどか「なんでですかwwwやりましょうよwwww
オセロで負けたほうがホームレスを住まわせるゲームwwwwww」

マミ「冗談じゃないわwwww期間中わたしが何回吐いたか知ってる?wwww」

まどか「何回ですかwwww」

マミ「3日で25回wwwwwオエエエエエwwww」

837: 2011/05/15(日) 23:29:00.26 ID:q2ym3CPa0

杏子「かえろうおうちにかえろう」

まどか「でどうします?このゴミwwwww」

マミ「そうねwwww気持ち悪いし目障りだから頃しときましょwwww」

杏子「マミ、りんご買ってきたんだ」

まどか「ティヒヒヒwwwww」

杏子「かえろう、マミ、かえろう、」

マミ「ティロフィナーレっとwwwww」パキュンッ

まどか「はいソウルジェム氏亡wwwww」

杏子「」

864: 2011/05/15(日) 23:34:10.64 ID:q2ym3CPa0

杏子「なあマミ?」

マミ「どうしたの杏子?」

杏子「マミは、あたしなんかと一緒にいて恥ずかしくないのか?」

杏子「あたし、常識知らずだし、学校にも行ってないし・・・」

マミ「・・・・・・」

マミ「・・・バカね」

マミ「あなたはわたしの家族だもの。
とーっても大事な存在よ!」ぎゅっ

杏子「・・・マミ」ぎゅっ

----------------

杏子「×マ×××マミ×××××××」ビクビク

まどか「まだ痙攣してるきもーいwwwww」

マミ「さっさと氏ねっつーのwwwww」


杏子「かぞ・・・く」

おわり

867: 2011/05/15(日) 23:35:01.32 ID:p9BdA4Fm0
どういうこと……

868: 2011/05/15(日) 23:35:04.43 ID:08XfpQeX0
え…?

870: 2011/05/15(日) 23:35:19.03 ID:by94cY5h0
マミ「逝ってしまったわ。円環の理に導かれて。」

873: 2011/05/15(日) 23:35:23.65 ID:iBOCJb6W0
はい
きれいに終わりましたね

878: 2011/05/15(日) 23:35:40.95 ID:R8qcpH/B0
バッドエンド・・・

886: 2011/05/15(日) 23:36:11.78 ID:q2ym3CPa0
ご愛読ありがとうございました!

いつかちゃんとしたまみあんが書きたいと思ってます。

いつかまたそのときまで!

ほんとにありがとうございました


杏子「マミといちゃいちゃしたかった・・・」

引用元: まどか「あ、ごめん家ないんだっけwwww」