204: ◆m9tEpcJqyE 2014/07/17(木) 23:02:39.39 ID:dY6hAMewo


前回はこちら


 ※王様ゲームとは、古代民族リントの飲み会で行われていた定番のレクリエーションゲームの一つである。

籤でランダムに決めた「王様」が出す命令を、ランダムに決められた参加者が実行する。
命令の内容は「王様」となったリントの良識によりけりで、時にゲームと称してふしだらな行為を強要されるという危険な一面も持ち合わせている。
(民明書房刊『宴会におけるレクリエーションゲームの歴史』より)



青葉「みなさん、割り箸は引き終えましたね?」

青葉「それじゃ、せーの!」

<王様だーれだっ!!

北上「私が王様かぁ……」

青葉「では王様、ご命令を! あ、命令の内容は倫理・一般常識から逸脱しない範囲でお願いしますね?」

北上「うーん、そう、そうねぇ……」

北上「じゃあ、21番と7番、『両手を握り合って真正面からじっと5分見つめ合う』でよろしくぅ」

提督「……」(21番

陽炎「げっ、私!?」(7番

北上「あちゃあ、大井っちは外しちゃったか」

大井「なにさり気なく怖いこと言ってるの、北上さん!?」



陽炎「手を握り合って5分見つめあうって、初っ端からとんでもないものが来たわね……」

陽炎「(えっと、こういう場合、マナー的な意味で手袋は外した方がいいのよね? 下手に手袋つけたままだと、提督、『そうだな、私のような者と直に手を触れ合わせるのは苦痛だろうしな』とか言いそうだし)」(ヌギヌギ

提督「……か、考え直すなら今のうちだぞ?」(ズキズキ

陽炎「しょ、しょーがないじゃない、王様の命令は絶対なんだから!」

陽炎「ほ、ほら、司令も手ぇ出してよ……」(オズオズ

提督「やるしか…ないのか」(ぎゅっ

陽炎「ひゃ……!?」

陽炎「(え、なにこれ、手おっきい! それにゴツゴツしてて逞しいっていうか……お、男の人の手ってこんな風になってるんだ……)」(ポッ

提督「が、我慢してほしい……わた、私も……耐え、ぐうぅぉッ…!」(ガクガクッ

陽炎「なんで今にも消滅しそうなの!? 手を繋いで見つめてるだけじゃない!!」


(5分経過)

提督「」(仰向け目元タオル

漣「冷却用の氷持ってきてー」(団扇パタパタ

神通「お、お水飲まれますか?」(オロオロ

大和「では大和は膝枕を」

金剛「トドメを刺すのはやめるネー」



陽炎「あー、恥ずかしかった……」(手仰ぎ

不知火「…………」

陽炎「ただいまー……って、どしたの不知火? 私のことじっと見て」

不知火「……」(ニギリ

陽炎「自分がやりたかったからって、私の手を握るなぁー!!」



青葉「一発目からなかなか面白いものが見れましたねえ。では次、いってみましょー!」



※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ





210: 2014/07/17(木) 23:47:21.99 ID:dY6hAMewo
<王様だーれだっ!!


加賀「私ですか……」

青葉「さあさ王様、ご命令を!」

加賀「そうね、せっかくのパーティーだし、空気の読めないことはしたくないわ」

加賀「じゃあ……15番と25番、衣装を交換してください」

提督「」(15番

木曾「お? 俺か……」

提督「」(チラッ

球磨「提督が物悲しそうにコッチを見てるクマー」(ヒソ

多摩「王様の命令で決まったことは回避できないニャ」(ヒソヒソ

青葉「え、えー、ではお二人で予備の服を交換してもらって、あっちとそっちの空き部屋で着替えて、どうぞ!」


(提督・木曾、服装チェンジ中・・・)



木曾(提督服)「ありだな!」(ドンッ

青葉「ふむふむ、これはなかなか! 歴戦の女提督って感じがよく出てますねー!!」(激写

青葉「では次はお待ちかね、司令官さんの番です! 着替えは済んでますよね? 登場、お願いしますっ!!」


襖<控えおろう!


提督(キャプテン・キッソーstyle)「…………」(ドドドドドド・・・

提督「笑いたければ……笑うといい。どうせ元から欠片ほどしかない、提督としての威厳なのだから……」(荒んだ笑み


<…………

漣「もうご主人様が艤装背負えばいいんじゃないですかねえ」(真顔

朧「正直、勝てる気がしない」(本音

潮「ビ、ビッグセブンだって敵じゃないです……」(畏怖

朧「(スカートじゃなきゃ、十分かっこいいわね、うん)」


提督「…………」(チャキッ

青葉「お、おもむろに軍刀を抜いて首に当てないでください!?」

212: 2014/07/17(木) 23:52:53.85 ID:dY6hAMewo
間違えたので再投下します


<王様だーれだっ!!


加賀「私ですか……」

青葉「さあさ王様、ご命令を!」

加賀「そうね、せっかくのパーティーだし、空気の読めないことはしたくないわ」

加賀「じゃあ……15番と25番、衣装を交換してください」

提督「」(15番

木曾「お? 俺か……」

提督「」(チラッ

球磨「提督が物悲しそうにコッチを見てるクマー」(ヒソ

多摩「王様の命令で決まったことは回避できないニャ」(ヒソヒソ

青葉「え、えー、ではお二人で予備の服を交換してもらって、あっちとそっちの空き部屋で着替えて、どうぞ!」


(提督・木曾、服装チェンジ中・・・)



木曾(提督服)「ありだな!」(ドンッ

青葉「ふむふむ、これはなかなか! 歴戦の女提督って感じがよく出てますねー!!」(激写

青葉「では次はお待ちかね、司令官さんの番です! 着替えは済んでますよね? 登場、お願いしますっ!!」


襖<控えおろう!


提督(キャプテン・キッソーstyle)「…………」(ドドドドドド・・・

提督「笑いたければ……笑うといい。どうせ元から欠片ほどしかない、提督としての威厳なのだから……」(荒んだ笑み


<…………

漣「もうご主人様が艤装背負えばいいんじゃないですかねえ」(真顔

朧「正直、勝てる気がしない」(本音

潮「ビ、ビッグセブンだって敵じゃないです……」(畏怖

曙「(スカートじゃなきゃ、十分かっこいいわね、うん)」


提督「…………」(チャキッ

青葉「お、おもむろに軍刀を抜いて首に当てないでください!?」

216: 2014/07/18(金) 01:15:16.24 ID:mCN+XxA0o
提督「……」(ずぅん

青葉「え……と、司令官さんがちょっぴり沈みこんでいますが、もうちょっと続けたいと思いまーす!」


<王様だーれだっ!!

潮「う、潮……です」

青葉「おやおや、これは意外な人が……」

潮「す、すみません」

青葉「い、いえいえ! 楽しんでもらうために企画したゲームですから、誰が王様でも文句なしです!」

潮「じゃあ、いきますっ……!」

潮「じゅ、17番の人、1番の膝に座ってくださいっ!」(真っ赤

曙「げ、わ、私!?」(17番

提督「潮君、君もか……」(1番

潮「!?」




曙「ほ、ほらっ、さ……さっさとソコに座りなさいよ!」

提督「う、うむ」(キリキリ…

曙「じゃ、じゃあ座るわよ? 動いたり、変なことしたら承知しないんだからね!?」(トサッ

曙「(う、うぅ、微妙に座り心地いいのが……)」(プルプル

提督「――――」(遠い目

曙「(こ、こうやって背筋伸ばしっぱなしもきついし……え、えぇ~い!)」(ポスッ

提督「」(披露度:赤



漣「ここぞとばかりに甘えるスタイル……」(ギリッ

朧「あざといねさすが、駆逐艦あざとい」

曙「べ、別に糞提督のなんとも思ってないんだから、こんなことしてもらってもどうってことないわよっ!!」

提督「(な、ならばすみやかに撤退してほしい……)」

229: 2014/07/19(土) 00:03:50.58 ID:NxngD3Nho
青葉「なんだかんだで司令官さんに甘える曙さんにホッコリしたところで、次の王様決めちゃいましょう!! せーの!」


<王様だーれだっ!!

瑞鶴「お、私ね!」

青葉「さすが幸運艦! ここで王様を引いてくるとは!」

瑞鶴「さーて、どんな命令しちゃおっかな~?」(悪い顔

提督「(6番は嫌だ6番は嫌だ6番は嫌だ6番は嫌だ……)」(ガクブル

漣「(ああ、とうとうお祈りを始めちゃいましたねえ……)」

瑞鶴「それじゃ、いくわよ! 22番が6番の服で彼シャツ!!」

提督「ふぐ、うぅ、ぐうぅぅっ……」(蹲り

漣「さすがのドロー力」(背中さすり

瑞鶴「あちゃあ、また提督か~。そんで?22番は……」

金剛「アハハ、私デース」(苦笑

青葉「えー、そろそろ司令官さんに申し訳なくなってきましたが、当たっちゃったものは仕方ありません」

青葉「では金剛さんっ、あちらの部屋でこの司令官さんYシャツに着替えてきてくださいっ!」

金剛「わかったネー」


(金剛、着替え中・・・)

231: 2014/07/19(土) 00:05:00.64 ID:NxngD3Nho
金剛「き、着替えたワ……」(オズオズ

瑞鶴「お、おお、これが噂の朝チュンコスチューム」(ゴクリンコ

川内「朝チュン? それって夜戦したってこと!?」(ガタッ

那珂「川内ちゃん、ちょっと黙ってて」

敷波「Yシャツの隙間とか裾から見えそうで見えない下着がエOチぃ……」

金剛(提督シャツ装備)「さ、さすがにこの格好でみんなの前に出るのは恥ずかしいデス」(モジモジ

提督「ングング――ふぅ。だったら拒否すればよかったのだ」(やけ酒なう

金剛『訳:なによその言い方……王様の命令は絶対なんでしょ?』(ムカッ

提督『訳:いくらなんでも限度があるだろう……』

金剛『訳:まったく、そういうところで空気読めないこと言うの、よくないわよ?』

金剛『訳:せっかく私がこんな格好してるんだから、少しは興奮してよ……ホラ』(前屈み


<オ、オォォ……!?(どよめき


提督『訳:やめたまえ、はしたない』(目逸らし

金剛『訳:フン、この根性なし……』(照れ

金剛『訳:それにしても……あなた、もしかして背が伸びた? 軍学校の時より袖とか余るんだけど……』(ダボッ

提督『訳:少しな。肉がついたのもあるし、サイズを変更した』

金剛『訳:肉って……ああ、筋肉の方ね。ガッシリしてるのはいいけどさー、ムキムキすぎるのは嫌よ、私』(二の腕胸板ペタペタ

提督『訳:なんなのだ、そのリクエストは……というか、あ、あまり触るな、あとそろそろ着替えてきてくれ』

金剛『訳:フフッ、もうちょっとー。ほら、お酒注いであげるから飲んで飲んで♪』



<は、離れたまえ……!

<いいじゃない、意地悪~(ムスー


瑞鶴「なに喋ってるかわかんないけど……普通にイチャついてるっぽい」(砂糖吐きそうな顔

青葉「(軍学校の時よりとか、青葉とんでもないこと聞いちゃったような!?)」

232: 2014/07/19(土) 00:41:28.33 ID:NxngD3Nho
青葉「え~、金剛さんの聞き捨てならない発言については、後日、追調査を行うとして……次の王様を決めちゃいましょう!! せ~の――――!」


<王様だーれだっ!!


衣笠「王様は衣笠さんにお任せ!」

衣笠「じゃあ……13番が1番をハグして頃し文句を囁く!」


<おぉ~!

<キャー♪


青葉「おぉ~、これはまた大胆な命令が出ました」

衣笠「さーてさて、犠牲者は誰かしら~?」

提督「……私が何をしたというのだ」(13番

衣笠「」

青葉「(なんかもう、不正でも働いてるんじゃってくらい当たり……外れ? を引いてますねー)」

提督「何なのだこれは……。ドローか? ドローの練習をしているのが悪いのか?」(ドンヨリ

衣笠「えーっと、これももう一人にはご褒美になっちゃう感じかな?」

衣笠「ハーイ、1番の人はだーれだっ!!」

大和「ハイッ、大和が1番です!」(満面の笑み

衣笠「」

青葉「――――あちゃ~」

大和「みなさんの前で抱き締めてもらえて、しかも頃し文句まで囁いていただけるなんて、なんだか晴れがましいですっ!」(ハキハキッ

漣「あ、あんなにマトモな大和さん、久しぶりに見ました……」(驚愕

金剛「目の光が消えてなければ、タダの大和撫子だからネー」(苦笑

蒼龍「ガツガツ攻める大和撫子ってアリなのかなぁ?」


大和「さあ、提督!どうぞ遠慮なさらずっ、大和はいつでも準備万端です!」(ルンルン

青葉「えー、もう待ちきれないご様子ですので、司令官さん……やっちゃってください!」

提督「どうしてこうなった……」(キリ…キリ…

大和「……」(ソワソワソワッ

提督「(……これはもう、レ級と再会するまであるな)」(諦観

提督「」(ダキ…

233: 2014/07/19(土) 00:42:11.60 ID:NxngD3Nho
<いったぁ!?

<痺れるゥ~!

<やぁりま~した~!


提督「(ああ、胃が砕けそうだ…)」(ブルブル

大和「ふ、ふわぁ……」(至福

青葉「さ、さすが司令官さんっ、胃痛に負けず王様の命令をこなす! そこに痺れる、憧れるっ!!」

青葉「しかし、だがしかし、王様の命令はハグだけじゃありません! 大和さんが一撃で着床しちゃうような頃し文句、お願いしちゃいます!」

漣「着床いうな、縁起でもない」

曙「大和さんの場合、ホントにそれだけでどうにかなりそうだから怖いのよね……」



大和「(ああ、大和は幸せ者です。幸せすぎて、もうこのまま轟沈してもいいぐらいです)」(ギュウ…

提督「(……ところで、頃し文句とはなんだ、どういう効果を持っている?)」

提督「(字面を見るに……『お前を頃す』的な言葉、だろうな)」

大和「(提督は大和にどのような言の葉を囁いてくださるのでしょう……)」(ドキワク

提督「(あまりこうした言葉を吐くのは好まんが、ルール効果だ……致し方あるまい)」(ゴクリンコ



提督「――明日のデイリー任務、君を解体しようと思うのだが……構わんかね?」(迫真

大和「!?」

青葉「待って司令官さんっ、そっちの頃し文句じゃないですよ!!?」

提督「む?」

大和「大和が……解体? どうして? そんな……嘘、嘘です――――嘘だッ!!!」(ハイライトOFF

漣「ヤバイッ、大和さんが発症した!!」

金剛「提督、絶対に離しちゃダメヨ!!」

提督「む……む!?」(ギュウ!


※この後、無茶苦茶謝った

238: 2014/07/19(土) 01:15:45.49 ID:NxngD3Nho
大和「ヒック……グス……提督、大和を……大和を捨てないでください、なんでもしますからぁ……」

青葉「泣き疲れて眠ってしまった大和さんはそっとしておくとして……そろそろ次の王様を決めたいと思いまーす。はい、せーの」


<王様だーれだっ!!


雷「雷が王様ね!」

雷「じゃあねー……えーっと……そうねっ、9番が31番の人にマッサージしてあげて!」

満潮「チョイスがお母さんっぽいわね……」

朧「さすが」

雷「なんか誉められてる気がしないけど……さあ、9番と31番は誰かしら!?」

提督(絶望)「」(9番

神通「あ、あの……提督、しっかりしてください、て、提督……!」(31番

雷「……」(ギギギ…

雷「えっと、やり直しってありかしら?」

青葉「もちろん……」(ニッコリ

提督「……!」(パァッ

青葉「だがノン! です!」(バッテン

提督「」(ショボリ

雷「そりゃそうよね……ゴメンね、司令官」

提督「……ああ、構わないさ……今日は無礼講……無礼講、だからな」(ズゥン…

木曾「これで5回目だしな、へこみもするよな」

多摩「1発目からいっぱいいっぱいだったニャ」

青葉「え、えーっと、司令官さんが落ち込んでるようですが、王様の命令ですから!」

青葉「張り切って神通さんのマッサージ、やっちゃってください!!」(REC

提督「……仕方あるまい。神通君、ここに来たまえ」(座布団シキシキ

神通「は、はい……すみません、お、お願いします」(オズオズ

提督「では、始めるとしよう」

神通「…………」(ドキドキ

提督「……」(キュム

神通「キャヒッ……!」(ビクンッ

提督「だ、大丈夫か、痛かったのかね?」

神通「へ……平気です。少し痛いけど、が、我慢できます」

提督「そうか……では、つ、続けるぞ?なるべく痛くないようにするから……君も力を抜いてほしい」(モミモミ

神通「っ、ァ……は、はい……ッッ」(ピクッ、ビクン

提督「…………固いな。ゆっくりと解していこう」(モミュ、コリコリ

神通「あ……ンンッ……!?」(ブルブル

提督「ほ、本当に大丈夫なのか……?」

神通「ハ……イ、続けて……ください」

神通「痛みはまだあるけど……ちゃんと気持ちいい、ですから……」(紅潮

提督「む、むう、そうか……辛くなったら、ちゃんと言いたまえよ」(ムギュムギュ

神通「ひぅ! ~~~ッッ!!」(口押さえ

239: 2014/07/19(土) 01:16:56.03 ID:NxngD3Nho
提督「(普段から艤装のような重いものを背負っているせいか、随分と疲労が溜まっているようだ……)」(グリグリ

提督「(それでなくとも、神通君は秘書艦の仕事や演習を頑張りすぎる嫌いがある……せめてもの労いとして、真剣にマッサージをしてやるべきかもしれん)」(使命感

神通「(ダ、ダメです……提督の指で押されたとこ……神経を直接撫でられてる、みたいにビリビリする……)」(プルプル

提督「ふ、ふむ、だいぶ解れてきたようだし……そろそろ本格的に動かせてもらおうか」

神通「ふぇっ……!?」

神通「(ま、まだ準備の段階だったの……これで?そんな、こ、これ以上強くされたら、私……私、どうなっちゃうんでしょうか……)」(ドキドキ

提督「ぬ……むっ」(ギュウ、ムギュ

神通「ヒッ……ふぁっ!? や……あァッ……!」(ビクビクッ

提督「きついか……? もし苦しいのなら、ここで終わりにするが……」

神通「……! まだ、まだ神通は耐えられます、だから止めないで……さ、最後まで続けてくださいっ」(首フリフリ

提督「そうか、では……」(グリクリッ、ニュム…コリリッ…

神通「ッ……ん、ぁ…………うくっ、んんぅ……!」(ビクッ…ピクンッ

提督「…………」(ギュウギュウ、モミモミ

神通「くっ、ハァ……ハッ…………ンッ、ふぁ…」(モジモジ

神通「(ど、どうしましょう……提督のマッサージが気持ちよすぎて……体が火照ってきてしまいました)」(真っ赤

提督「……ここか」(凝り発見

神通「~~~ッ!!?」(ビクンッ!

神通「ぁ……て、提督、ソコは……」(怯え

提督「あ、安心したまえ、すぐ楽になる……」(グリグリ

神通「提督っ、ンッ、ダメです……ダメぇ……! それ以上されたら、神通は……神通は、お、おかしくなっちゃ……ンッ、んんぅ…………ひぁぁァッ!!?」(ビクンッ!




那珂「もうやめたげてよぉ! 神通ちゃんのライフ(理性)は0だよ、提督!?」(タオル投げ

提督「ぬ?」

川内「あー、さすがにこっから先は夜戦突入待ったなしだし? 続きはまた二人っきりの時に、ね!?」(アセアセ

提督「あ、ああ……」

神通(艶)「ハァー……ハァッ………あ、あ……れ?」(ポヤー

提督「だ、大丈夫かね? 私が考えていた以上に疲労が溜まっていたようだが……」

神通「~~~~!!!」(ガバッ

神通「す、少し……風に当たってきます……!」(脱兎

提督「これで……少しは体が軽くなっていればいいのだが」

青葉「えー、軽くなるどころじゃなかった気もしますが……こ、今回の命令はこの辺でよろしいでしょうか、王様!?」

雷「え、ええ、もちろんよ! っていうか、この辺にしといてっ、雷たちのために!」

青葉「そですねー……」

青葉「(後で音声だけ抜き出してソフトに焼いておきましょう。高値で買ってもらえそうですし)」

240: 2014/07/19(土) 01:18:46.45 ID:NxngD3Nho



漣「ご主人様、右手が万全じゃない状態でアレとか……どんだけー」(ゴクリンコ

金剛「マッサージしてるだけってわかってるのに、NOな気分になりそうだったワ……」(ゴクリンコ

蒼龍「神通さんみたいに激しくされるのはちょっとだけど、提督のマッサージは私も受けたいかも。結構、肩凝りやすいからなぁ……」(ドタプン

金剛「ちょっとだけ同意するネー……」(タプン

漣「……くっ」(ギリィッ

漣「自慢ですか!?」(フシャァー!

蒼龍「え、な、なんですか?」

262: 2014/07/21(月) 01:14:48.69 ID:zyugFqzuo
<ガラ……


神通「……も、戻りました」(シズシズ

漣「えーっと、神通さん、だ、大丈夫でした?」

神通「…………」(カァァ…

漣「(あ……)」(察し

金剛「(oh……提督、テクニシャンネー)」

蒼龍「(マッサージでコレかぁ……。提督がソッチ方面に本気出したら、私たちどうなっちゃうんだろ)」(ドキドキ

神通「うぅ……提督ったら、ヒドイです……」(モジモジ



青葉「え、えー、ゴホンッ! 神通さんが戻ってきたところで、次の王様決めちゃいましょう!」

青葉「みなさんっ、気合! 入れて! せーーのっ!」


<王様だーれだっ!!


球磨「球磨だクマー!」

青葉「では球磨王様っ、命令を!」

球磨「球磨王……強そうな響きだクマー。クマー……4番が14番を肩車したげるクマ!」

青葉「なかなか素朴でピュアな命令ですね!では、4番と14番の方、お願いします!」



4番(提督)「もう酒でも飲まねばやってられんな……」(クピクピ

不知火「不知火が……司令に肩車を……」(14番

提督「(まあ、命令が肩車でよかった……肩車なら、文月君や弥生君で慣れている)」(安堵

不知火「あの、司令、ほ、本当によろしいのでしょうか……?」

提督「む……きょ、今日は無礼講と言ってしまったからな」

不知火「ですが……」

提督「な、なに、不知火君なら、妙なことをする心配もあるまい……。さ、さあ、遠慮せず乗りたまえ」(しゃがみ

不知火「ぅ……」(オズオズ

提督「で、では、立つぞ。落ちないよう、気をつけてな」

不知火「は、はひっ」(キュッ

提督「(ぐう……び、微妙に足が首を締めてきて苦しい……)」

不知火「(こ、これが文月さんや弥生さんの特権と噂される司令の肩車……!)」(パアァァァッ

不知火「これは……とてもいい……」(キラキラキラキラ


陽炎「不知火……輝いてるわねー」

雷「べ、別に羨ましくなんかないんだから!」


<不知火君、そろそろ……

<あ、あと5分だけ……

<ぬう……

263: 2014/07/21(月) 01:30:15.62 ID:zyugFqzuo
不知火「……」(ポワァ

青葉「えー、至福の笑みを浮かべてる不知火さんはそっとしておいて。次、いってみましょー」


<王様だーれだっ!!


祥鳳「私……ですか」

青葉「ここでやって来ました、祥鳳さん! 王様の特権です、遠慮なく命令しちゃいましょー!」

祥鳳「さ、さすがに提督もお疲れでしょうし……7番の人は28番の方に膝枕をしてあげてください」


漣「ッシャ、ktkr!」(7番

提督「(もう私が選ばれること前提で命令を考えられている気がする……)」(28番

漣「さ、さー、ご主人様、遠慮なさらずズズイッと漣に甘えてくださいっ」(太ももパンパン

提督「むう……す、すまない、少しの間だが我慢してくれ」(ゴロン

漣「少しの間と言わず、メンタルが回復するまで横になってて、どうぞ」(ナデナデ

提督「撫でるのは勘弁してほしいが……ありがとう、ほんの僅かだが楽になった」

漣「アハハ、だいぶお疲れのご様子。ちょっとぐらいなら寝ちゃってもいいですよー」

提督「……さすがに、それは」

漣「まあまあ、そこはご主人様と漣の仲ということでひとつ」

提督「む……むぅ……」



青葉「……これは一時中断の流れでしょうか」(ヒソヒソ

祥鳳「邪魔をしてはいけない雰囲気です……」(ヒソヒソ

青葉「しかし、これが最初期艦への信頼度……。疲れ果てているとはいえ、あの司令官さんが逃げ出さないなんて……」(ゴクリンコ

264: 2014/07/21(月) 01:57:41.31 ID:zyugFqzuo
青葉「まだまだいきます! 次の王様は誰になるのでしょうか!」

<王様だーれだっ!!


朧「朧の番だね……」

青葉「おおっ、クールに王様の座をゲットしたのは朧さん!」

青葉「ではではーっ、時間も押してきていますし、ちゃちゃっと命令しちゃってくださーい!」

朧「……じゃ、20番が5番をお姫様抱っこ」

青葉「了解しました! さあ、女の子の憧れ、お姫様抱っこ! 果たして誰と誰の間にロマンスが生まれるのでしょうか!?」

赤城「5番? 私ですね」

提督「…………」(チラッ

割り箸<ジャンジャジャーン! オレ、20番~!

提督「っ……く……こうなれば、もう奥の手を……!」(ピカッ

漣「ご主人様ー、めっ!ですよー。力技で番号を書き換えようとしないでくださーい」

提督「ぬう……」(ショボリ

青葉「司令官さんの普段からは想像もできない悪足掻きを見たところで、命令を実行していただきましょーうっ!」

赤城「あの、提督、よろしくお願いしますね?」

提督「あ、ああ……」(ヒョイ

赤城「ひゃっ……!? ちょ、ちょっといきなりは……!」(アワアワ

提督「暴れると落としてしまう……。服を掴んで体を安定させたまえ」

赤城「う……で、では、失礼して」(腕回し

提督「(服を掴んで、と言ったはずなのだが……)」(ガクガク

赤城「(う、うわー、これがお姫様抱っこですか……。提督の顔が凄く近くて……それに、体温と……男の人の匂い……)」(クンクン

赤城「(加賀さんじゃないけど……ちょっと気分が高揚しちゃう)」(顔埋め


提督心臓<いいノリしてるじゃねえかッ!!

赤城「(……提督の胸もドキドキしてますね)」

提督「(ど、動悸が激しすぎて……目眩がしてきた)」(プルプル

赤城「あ、あの、提督? 私、重くないですか? 右腕もまだ本調子ではありませんし、きついようでしたら、もう降ろしてくださっても……」

提督「む……むう、そこまで心配する重さではないと思うが……」

赤城「そ、そうですか」

提督「あ、ああ。それに……君一人、支えられないほどヤワな鍛え方はしていないさ」(苦笑い

赤城「」

提督「……む?」

赤城「へ?あ、い、いえ、その、べ、別に何でもありませんよ!?」

青葉「(そーいう頃し文句、大和さんの時に言ってあげてほしかったなぁ)」


(部屋の隅)

大和「…………」(三角座り

漣「……これに関しては漣、大和さんに同情します」(肩ポン

大和「大和も……大和も、赤城さんのように優しい言葉を囁かれたいです……」(シクシク

金剛「諦めたらそこで恋は終了デスヨ……」(肩ポン

大和「漣さん……金剛さん……」(ジーン

266: 2014/07/21(月) 02:04:46.27 ID:zyugFqzuo
青葉「はい、ライバルたちの間に奇妙な友情が生まれたところで、そろそろ次の王様を決めたいと思います」

青葉「司令官さんに安息は訪れるのか!? 王様交代の時間でっす!」

<王様だーれだっ!!

陽炎「あ、私が王様?」

青葉「ここで続いた、陽炎型!さあ、命令をどうぞ!」

陽炎「そうねー……じゃあ、ここらで一発すごいのお見舞いしちゃいますか!」

陽炎「司れ……8番と26番でポッキーゲーム!!」

提督(26番)「もう番号を指定するのさえ無駄と思われているのか……」(ズッキンズッキン

陽炎「テヘヘ、なんかもー外れるビジョンが見えないから……」

青葉「はい、安定の司令官さんですね! では、その相方となるのは~?」

大井「なんの冗談よ、これ……」(8番

青葉「あ」

陽炎「(アカン)」

提督「」(ゴプッ

267: 2014/07/21(月) 02:06:10.75 ID:zyugFqzuo
青葉「えと、これはあくまでゲーム、ゲームですからぁ……あまりカリカリせず楽しんでいただけると……」

大井「チッ……なんで私がこんなこと」(ポッキーくわえ

提督「」(ビクッ

大井「ふぁにやっへるんれふか……ふぁやくくふぁへへくらふぁい」(ポッキーふりふり

提督「う……ぬ、ぬうぅ……」

大井「ン……」


<カリ……コリ……


提督「」(カタカタ

大井「あむ……ム……」


<カリ……パリ……


提督「」(ガタガタ

大井「…………」(じー

提督「???」(涙目

大井「……」(イラッ


<カリカリカリカリ……!


提督「…………!!?」


<…………ポキッ!


大井「……ふぅ。これで満足していただけましたか、王様?」(ジロッ

陽炎「え、ええ、もちろんオッケーよ!」(コクコク!


提督「ヒュー……ゼヒー……」(ドキバク

大井「お疲れ様でしたー、提督♪」






北上「大井っち、お疲れ~。惜しかったねー、あと3センチー」

大井(赤面)「…………」(プルプル

北上「(カワイイ)」

<うぁぁぁ……!!

<大井っちー、一気はヤバイってー、一気は

268: 2014/07/21(月) 02:15:19.37 ID:zyugFqzuo
青葉「大井さんのアタック、苛烈でしたねー。さすがは重雷装巡洋艦!」

青葉「果たして、司令官さんは絶望の未来を回避できるのか!? せーの……!」

<王様だーれだっ!!?

敷波「あたし? うーん、命令か……どうしよっかなっと」

敷波「そんじゃねー、1番が29番にキスしちゃってー」

<キャ~~~♪

綾波「ちょっと敷波、そんな命令しちゃって大丈夫?」

敷波「ヘヘッ、平気平気。せっかくのパーティーだもん、こんくらい羽目外しても大丈夫だって」

綾波「いえ、私が言ってるのはそっちじゃなくて……」


提督「」

割り箸(29番)<これがオレのファンサービスだ!

敷波「あ、ヤッバ、忘れてた」

綾波「ほら、言わんこっちゃない……」

青葉「安定の司令官さんはさて置き……1番の割り箸を引いた幸運艦は果たして誰なのか!?」

<ゴクリンコ……

蒼龍「ア、アハハ……えっと、当たっちゃった……」(オズオズ

青葉「来たーーッ! ここで『真打ち登場!』とばかりに蒼龍さん!」

青葉「なんだか命令内容が過激になりつつある気がしますが、宴会の恥はかき捨て!!さあ蒼龍さんっ、一部勢力の方々が暴走する前にチューッと!ムチュッといっちゃってください!」(カメラ装備

提督「も、もういっぱいいっぱいなのだ……蒼龍君、後生だ、か、考え直してくれ……頼む」(命乞い

蒼龍「んもぅ、提督のそういう反応、結構傷つくんですから」(ジトー

蒼龍「あの、提督。目、瞑ってもらえますか?」

提督「ぬ、うぅ……」(ブルブル

蒼龍「(そこまで怖がらなくても……)」

蒼龍「せーの……えい」


提督ほっぺ<オレの側に近寄るなああーーーーーー!!


<チュッ!


提督「あ…ぁ…?」(ガタガタ

青葉「おおっと、蒼龍さん意外に控え目! 彼女の唇が触れたのは司令官さんのほっぺたでした!」

蒼龍「いくらなんでもゲームで本気のキスはちょっとね、なーんて」

蒼龍「(それに、どうせならやっぱり、提督から唇にキスしてもらいたいし?)」(唇なぞり


大和「ほっぺた……ギリギリ許容範囲ですね」

金剛「ま、まあ、ホッペや手の甲なら、英国にいた頃に私だって……」

神通「…………」(目泳ぎ

漣「……あー、ご主人様とキスしたら、どんな気持ちになるんでしょーか。ねえ、神通さん?」(クワッ

神通「」(ビクッ

大剛「「?」」

269: 2014/07/21(月) 02:17:36.34 ID:zyugFqzuo
青葉「さあさ、なんかもう内容盛りだくさんで会場もヒートアップしてまいりましたよ!?」

青葉「このままオール、行っちゃいますかー!?」

<行っちゃえー!!

<余裕クマー!

<フシャー!

<誰だっ、多摩姉にマタタビ酒飲ませたの!?


青葉「いい返事ですねー! それじゃ、みなさーーんっ!?」

<王様だーれだっ!!



提督「……ああ、私は今日、ここで氏ぬのか」(虫の息

レ級(天使の羽と輪っか装備)『大丈夫、提督ハレ級ガ守ルヨ』(パタパタ

提督「」

提督「(いかん、本当に迎えがやってきてしまった……意識が…………遠…く)」

レ級(エンジェル)『アレ? 提督ー、オーイ?』(ツンツン



<て、提督? ……た、大変ですっ、提督がまた意識不明に!!

<那珂ちゃん、AED取ってくる!

<では大和が人工呼吸を!!

<超駄級戦艦は座っててくださいっ! ご主人様っ、しっかりしてください、ご主人様ーーーーーっ!!



《この後、無茶苦茶お医者様に怒られた》

270: 2014/07/21(月) 02:20:43.40 ID:zyugFqzuo
今日はここまで。王様ゲーム編、終了です
女の子は悪ノリすると怖い

271: 2014/07/21(月) 02:24:09.05 ID:+BHKrS2L0
乙です!

272: 2014/07/21(月) 02:29:48.63 ID:tK+Rh0Vyo
おつ
超駄級戦艦がすっかり定着してしまっているwwww



次回はこちら


引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話3【ネタ募集】