609: ◆m9tEpcJqyE 2014/08/08(金) 00:22:11.44 ID:702X9Octo




前回はこちら




《艦娘たちとコミュニケーション》金剛編


(夕方)

提督父「いやあ、疲れた疲れた」

提督母「さすがに1日で全員とお話はできなかったわね~」

提督父「遠征中の子たちもいるしな。なに、残りは明日会えばいいさ」

提督父「というわけで、一晩厄介になるぞー」

提督母「今日は久しぶりにお母さんがご飯、作ってあげちゃうから~」

提督「……とてもたのしみです」(憔悴



《鎮守府》提督の部屋

提督「……」(ガチャー

提督父「ほうほう、艦娘用の宿舎とは別のところに住んでいるのだな」

提督母「お邪魔しま~す」

提督「狭いところですが…………?」


<ル~ルル……ル~ルルル♪


提督父「どうした?」

提督「いえ、台所に人の気配が……お二人はここに」(警戒


提督「…………」(ヒョイ



金剛(私服エプロン)『訳:お帰りー。どしたの、今日はやけに早いじゃない』(振り返り

提督「何を……しているのだね?」

金剛『訳:いやね、今日お休みだったのはいいんだけど、することなくて暇でねー……アハハ』

金剛『訳:部屋でゴロゴロも飽きたし、暇潰しも兼ねてね、あなたの晩ごはん作って驚かせようかなって!』(ペロ

金剛『訳:あ、でも、こんなに早く帰ってきたなら一緒にご飯、食べられるわね』

金剛『訳:私もここで食べるつもりで、ちょっと多目に作ってたし……あれ、もしかして誰かいる?』(ヒョイ

提督父「……」

提督母「……」

金剛「…………どちら様デスカー?」(ヒソ

提督「両親だ」

金剛「え」



※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ





621: 2014/08/08(金) 01:58:47.26 ID:702X9Octo
提督父「おい、息子よ、こちらのお嬢さんは? 留守中に部屋に上がって料理とか、アレか、アレなのか」(興味

提督母「ひょっとして、ひょっとするのかしら~?」(津々

提督「アレが何を指していて、どうひょっとするのかはわかりませんが……」(キリキリ

提督「彼女は金剛。戦艦の艦娘で……英国にいた頃、なにかと迷……世話になった友人です」

金剛(借りてきた猫)「エト……ドウモ」(ペコ

提督父「ホーホーホー、金剛! 彼女がお前の手紙に度々登場した金剛!」

提督母「あらあらまあまあ~♪」

提督「ま、待ってください、その話は……!」

金剛「(そんなに慌てて……しかも、た、度々登場? それってつまり、そういうこと?ちょっと、照れるじゃない、も~!)」(テレテレ

提督父「鬼、悪魔、金剛!」

提督母「胃袋の破壊者さん~♪」

提督父「一体どんな子かと思ったら……なんだ、可愛らしいお嬢さんじゃないか」

提督母「聞いてたよりもマトモそうね~」

金剛「」(ハイライトOFF

提督「あ、あぁ……」(絶望


金剛「……コホン。さあ、こんなところで立ち話はbadですカラ、お父さんとお母さんは居間へどうぞネー」

金剛「腕によりをかけて、追加のメニュー作っちゃいマース!」

提督父「おお、そりゃ楽しみだ」(スタスタ

提督母「私はお料理、手伝っちゃおうかな~。材料たくさん買ってきたから♪」

金剛「ワーォ、これは気合を入れないといけませんネ♪」(ニコニコ

提督「(ど、どうやら怒っていないようだ……)」(安堵

金剛「居間はコッチデース♪」(通りすがり

金剛『訳:……どーいうことを書いたのか、後でじっくり聞かせてもらうからね』(ボソ

提督「」

640: 2014/08/09(土) 02:23:46.55 ID:ponSXVtRo
《鎮守府》提督の部屋

<ぴんぽーん


提督父「おや? お客さんみたいだぞ」

提督「……見てきます」



提督「は、はい?」(ガチャ

神通「あ、あの……! 提督、今日はご自宅で、お、お父様やお母様とお食事されると聞いて……その、お夕食を作らせていただこうと……」(モジモジ

神通「ご……ご迷惑、でしたか?」(涙目

提督「……はいりたまえ」

神通「――は、はい!」(安堵



<こ、金剛さん? どうしてここに……

<オー、神通も来ましたカ。これは……どちらの料理が上か勝負の流れネ!

<ま、負けません……!

<じゃあ、審査は私たち一家でやるわね~♪



提督「…………」

提督父「(作戦中みたいな厳つい顔しとるな)」

641: 2014/08/09(土) 02:25:21.82 ID:ponSXVtRo
<ピンポーン

提督「」(ビクッ

提督父「………お客さんのようだな」


提督「……だ、誰だ?」(おそるおそる

漣「こーんばんわー、突撃ご主人様の晩ご飯のお時間ですー!」

漣「ご主人様のお父さんお母さんが来ているのに、おもてなし一つしないとあっては初期艦の名折れ。というわけでー、ご飯作りに来ちゃいました!」

漣「あ、この子らはアシスタントです」

曙「誰がアシスタントよ!! ……ふ、普段まともにご飯食べないんだから、こういう時ぐらいちゃんとしたもの食べさせてあげようと思って……文句ある!?」

朧「アシスタントA……よろしく」

潮「ア、アシスタントB、です……えへへ」

提督「……君たちまで」

漣「君たち?」


<な、なんで金剛さんと神通さんが……ハッ、まさか抜け駆け!?

<さ、漣さん……これは、その……

<私は暇だったから、提督の部屋でゴロゴロしてただけデース!

<そっちの方がなんかタチ悪くない!?

<そんなことより料理しよう……私、おうどん食べたい

<お蕎麦ならお中元で貰ったのあるよ……?

642: 2014/08/09(土) 02:26:04.09 ID:ponSXVtRo
提督「…………」

提督父「(減量中の力石みたいな顔してるぞ、こいつ……)」


<ピンポーン

提督「」(スタスタ

提督父「……もう腹は決まったって感じだな」



提督「はい」(ガチャ

蒼龍「あはは、今日は家でご飯食べるって聞いて……間宮さんのケーキ、持ってきました~」

文月「文月が選んだんだよ~」(フンス

弥生「弥生も…選びました」(フンス

提督「……」(ナデナデナデナデ

文月「えへへ~」

弥生「~♪」

提督「狭いところだが上がりたまえ……」(ノロノロ

文月「わ~い!」(パタパタ

弥生「……♪」(トテトテ

蒼龍「(あれ、私は? 撫で撫でないの?)」(待機

643: 2014/08/09(土) 02:28:52.49 ID:ponSXVtRo
<ピンポーン


提督「」(カチャ

大和「あ、あの! お父様とお母様のお口に合うかわかりませんが、お料理持ってきましたぁ!!」(タンシチュー&ローストビーフ

大和「もしかしてお邪魔でしたでしょうか!? か、家族団欒の邪魔をしてしまったでしょうか!?」

大和「も、もしそうでしたら大和、帰ります! お料理だけ食べていただければ、それで十分なので……!!」(目グルグル

提督「(こうしていれば、大和君も歳相応で可愛らしいのだが……)」

提督「ウチの父と母はそういうのは気にしないから……まあ、入りたまえ」(肩ポン

大和「(提督が……大和に優しい!! コレは、もしかして、ご両親と一緒に食事をしてほしいというアプローチ!?)」



金剛「大和も来ましたカ……」

神通「ど、どうも……」

漣「フッ、一足遅かったようですねー」

大和「な、なぜ、あなたたちが……!?」

曙「なんか気合入ったもの持ってきた……」

蒼龍「(私、ケーキしか持ってこなかったんだけど、これってかなり不利?)」

提督母「あらあら、昔からあの子は隅に置けないわね~」

提督母「どうしようかしら、さすがにこの人数じゃ居間に入りきらないわ~」



<ピンポーン

提督「もう…勘弁してくれ」(頭抱え

提督父「千客万来だなー……どこまで増えるのかワクワクしてきたぞ!」(ニヤニヤ

646: 2014/08/09(土) 03:01:53.94 ID:ponSXVtRo
旬彩《鳳翔》


鳳翔「それで、ウチのお店ですか」

提督「すまない、急に押しかけて……しかし、あの人口密度はもう耐えられなかったのだ……」

鳳翔「まあ、宴会にもってこいの場所ではありますけどね……」(チラ



提督母「あの頃はね~、艦娘も装備もロクに揃っていない状況で……」

提督母「練習艦でのんびりやってたのに、海防艦になって~、警備艦になって~、そこから対潜護衛艦って……所属がコロコロ変わって大変だったわ~」

北上「大変でしたね~。提督のおとーさんとは何時会ったんです?」

提督母「それは練習艦の時に~。遠方に航海してる時に深海棲艦に襲われて~、それをお父さんの指揮で乗り切ってね~♪」(テレテレ

北上「練習艦かー、大井っち、感想どうぞ」

大井「練習艦経験してるからって、そんな答えにくいこと振らないでくれます!?」

提督母「あなたも練習艦だったの?」

大井「ま、まあ……」

提督母「ウフフ、個人的に軽巡の艦娘さんは応援してあげたいんだけど~……あなたも神通ちゃんと同じで軽巡の艦娘なの~?」

大井「私は重雷装巡洋艦……」

提督母「神通ちゃん~、あの子が中学生の時にこっそり買ってた本にね~」


<ふ、ふえぇ!?


大井「~~~~!!」

北上「どうどう、大井っち、短気は損気だよ~」

647: 2014/08/09(土) 03:40:23.19 ID:ponSXVtRo
提督母「あら~?」

イムヤ「ヒッ!?」

提督母「イムヤちゃんじゃない、お久しぶり~。元気にしてた?」

イムヤ「は、はい! 問題なしであります!!」(敬礼

提督母「ここに配属されたって聞いて心配してたのよ~。あの子のことだから、水着の子に話しかけられるのが怖いとか言うんじゃないかって~」

イムヤ「ど、どうして水着なのかは聞かれました……あと、《霧》クラスの戦力を求められたりとか……」

イムヤ「で、でも、世間で噂になってるほどコミュニティ障害は酷くないんじゃないかな~、なんて……」

提督母「ここの提督になってから、あの子もずいぶん、コミュ障マシになったのね~。これもここの子たちのお陰かしら? お母さん、感激」

イムヤ「(今の状態でマシとか……昔は日常生活もダメだったってことですね、わかります)」

提督母「そういうイムヤちゃん、えOちなパソコンゲームはそろそろ卒業できたのかしら~? 軍学校時代、よくそれに熱中しすぎて訓練に遅刻してたけど~」

イムヤ「く……黒歴史を掘り出さないでくださいよぉ、八雲教官~……!」

提督母「あらあら、ウフフフ♪」



イムヤ「そういえば、今回の訪問はどうしてですか? かなり急な感じでしたけど……」

提督母「今度の大規模作戦に向けて各鎮守府に部隊編成の指令を出さなきゃいけなくなってね~。ここは艦娘の数もすくないから、視察のついでにあの子の様子見よ~。あの子、いまだに心配なところがたっくさんあるから~」

イムヤ「(……確かに)」

提督母「パーティーのお陰で、会えなかった子たちにも会えたし、後は遠征から帰ってきた子たちに会えば今回のお仕事は終了よ~」

イムヤ「今、遠征に出てる艦娘というと……」




(艦娘、遠征中・・・)


吹雪「資材の確保完了。あとは鎮守府に帰るだけなんですけど……退屈ですねー」

伊勢『しょうがないよ、ウチは遠征も籤で決めてるし。引いちゃった自分が悪いって』(カチカチ

吹雪「それはそうですけど……さっきからパソコン打ってるみたいですけど、何してるんです?」

伊勢『んー? 前まで書いてた小説が完結したから、次の話をねー』

吹雪「(満喫してるなー、ウチの鎮守府ライフ)」

吹雪「前のって、あのラノベっぽいのですよね。次はどんな話にするんですか?」

伊勢『今回はガチガチの戦闘ありのシリアスなお話にしようかなって思って』

吹雪「へー」

伊勢『今、触りの部分を書き終わったところなんだけどね』



 人見知りなテイトクであったコミュ・ショウは、深海棲艦の襲撃で嫁艦を轟沈させられてしまう。
 自身も瀕氏の重傷を負った彼に、全ての深海棲艦への憎悪を燃やすランカー・テイトクのソウルが憑依。ショウは赤黒い軍服を纏い、「深」「殺」 の二文字と共に復活する。
 深海棲艦を沈める者……深海スレイヤーとして!



伊勢『どうかな? まったく新しい提督のお話になると思うんだけど!』

吹雪「…………いいんじゃないですかねー」

648: 2014/08/09(土) 03:47:35.94 ID:ponSXVtRo
両親関係の話はこれで粗方終了です
提督母は八雲。出雲が出た時はひやりとしました

イベントどうしようかな、もうALだけでやめようかな
スレほどではないけど、ウチも育ててる艦が極端に少ないし、正直面ど……今日はここまでにして寝ます

687: 2014/08/13(水) 16:09:23.36 ID:5vQ5BH2eo
《鎮守府》大浴場


提督母「まあ、いいお湯~」(リラーックス

漣「我が鎮守府自慢の艦娘用保養施設ですからね~」(リラック~ス

神通「い、いくら大浴場だからって、入れる艦娘全員はやりすぎなんじゃ……」


<極楽クマ~

<ニュ~

<オイッ、湯船にタオルつけんな!


川内「えー、いいじゃん、こういうの面白い!」(スッポン

那珂「そーそ……それんしいても、神通ちゃん」(ポーン

神通「な、なんですか……?」

川内「……普段サラシ巻いてるから気付かなかったけど、ちょっと胸部装甲厚くなった?」(フニフニ

神通「ヒャアァァッ!?」

金剛「オー、神通もなかなか……」(プルン

大和「さすがに戦艦クラスではないようですけどね」(プルルン



曙「なんなのよ、あのワガママボディたち……」

朧「しょせん、私たちは駆逐艦ってこと」(かぶりを振る

曙「駆逐艦、ねえ……」

潮「ふえ? ど、どうしたの、曙ちゃん?」(タップン

曙「なにをすればここまで大きくなるのかしら」(糸目

朧「その胸は豊満であった」(糸目

潮「あ、あまり見ないでぇ~……」



文月「わふぅ~」

弥生「目…痛い…」

蒼龍「ああっ、弥生ちゃん大丈夫!? ほら、顔バシャバシャして!」(ドタプン

弥生「ハイ…」



漣「はぁ~、相変わらず蒼龍さんの胸部装甲は強烈ですねー」

神通「……」(ポヨポヨ

那珂「神通ちゃん、ただ揉むだけじゃ胸は大きくなんないよ……」

神通「!?」

川内「あー、夜戦(意味深)で興奮しなきゃホルモンが増えないどーのって聞いたことあるよーなないよーな」

688: 2014/08/13(水) 16:10:34.33 ID:5vQ5BH2eo
提督母「……それにしても、安心したわ~。あの子がここで楽しくやってるみたいで」

漣「……楽しく?」

神通「(よく苦行のようなお顔をされていますが……)」

提督母「私がハーフのせいか、あの子、日本じゃ『あいのこ』っていじめられたりしてたし……」

提督母「英国に行って、『ここでは自分も日本人のようです』なんて手紙が届いた日には、もうお母さん悲しいやら悔しいやら」

提督母「……うっかり、あの子を虐めた連中の家に乗り込みかけたわ」(目見開き

金剛「うっかりでしていい顔じゃないデース……」


(艦娘たち入浴中)


大和「そういえば、お母様も元艦娘とのことですが、どういった種類の船を操っておられたのですか?」

提督母「ん~、装甲巡洋艦って呼ぶとカッコイイんだけど、とにかく古い艦で……」

提督母「下手をすれば、駆逐艦の子にも負けちゃうから、ずっと神経張り詰めてたわ」

提督母「その反動か、引退したらすっごく気が長くなっちゃったけど~」

曙「(ウソだぁ)」

漣「はぁ~、随分と苦しい戦いをされてたようでー」

提督母「ウフフ、それでも私の隣にはお父さんがいてくれたから、へっちゃらだったわよ~♪」

<オ、オォー……

<なんかカッコイイ!

<戦場のLOVEロマンス! いい記事になりそうですねー

<青葉、その髪の毛どしたのさ?


提督母「クスクス……さて、ウチの子の隣には誰が立ってくれるのかしら~?」


<これは……圧倒的アピールの流れ!

<よくわかりませんが、司令のサポートでしたら私が!

<はーいはい、あんたは少し黙ってなさい

<不知火に落ち度でも……?



<キャッキャウフフ

689: 2014/08/13(水) 16:11:17.89 ID:5vQ5BH2eo
《提督用岩風呂》

(壁越し)

<キャッキャウフフ

<ちょっと、ど、どこ触ってるんですか!?



提督父「あっちは楽しそうだなー。いいなー、私も混ざりたい」

提督「…………………………………………」(じー

提督父「じょ、冗談、冗談だ」

提督父「オホン……しかし、お前もなかなか、あの子たちには心を開いているようだな」

提督「みな、心根の優しい良い子たちです」

提督「正直なところ、その優しさを私を放置する方向に向けてほしい子も何人かいますが」(氏んだ魚の目

提督父「あいっ変わらず、お前という奴は……」(頭痛

提督「……なんにせよ、信頼できる部下に恵まれて提督冥利につきます」

提督父「まあ、提督として慕われ、尊敬されとるのはいいとして……」

提督「む?」

提督父「なあなあ、お前、あの艦娘たちの中で誰が一番好みよ?」(ヒソヒソ

提督「父よ、学生のようなノリはお止めください」

提督父「いいだろ、なあ。誰にも言わないからっ、父さんにだけコソッと!」

提督父「あの子か?それともあの子か?……まさか全員か!このいやしんぼめッ、父さんはありだと思うぞ!」

提督「…………」(ススス

提督父「お、観念して白状する気になったガボボボボ……!!?」

提督「」(頭押さえ



(壁越し)

<いいお湯ですね、父よ

<アイェェェッ!?(バシャバシャッ!



提督母「あらあら~、あの子ったら照れちゃって~」

漣「照れてるんですかねー、コレ」

提督母「ウフフ、どうかしら? さあ、みんな、のぼせる前にあがりましょうか~♪」


<ハーーイ!

690: 2014/08/13(水) 16:11:57.23 ID:5vQ5BH2eo
(翌日)


提督父「さて、本来の目的だった視察も終わったことだし、そろそろ帰るとするか」

提督「お疲れさまでした」

提督父「たまには実家に帰ってこいよ。お手伝いさんたちも、みんなお前に会いたがってる」

提督「その件については、前向きに検討させていただく所存にて……」(汗ダラダラ

提督父「公約守らん政治家か、お前は……」(呆れ

提督「帰れば構われるのがわかっているからこそ、実家に帰りづらいのです」(キリッ

提督父「威張るな、アホタレ」

提督「む……」

提督父「(……どうしよう、こういう軽口をきいても倒れない息子の成長っぷりに涙が出てきた)」(ウルウル

提督「ち、父よ、どうされました?」

提督父「ばんでもばい……!」(男泣き

691: 2014/08/13(水) 16:12:55.75 ID:5vQ5BH2eo
提督母「それじゃ~、あの子のことよろしくね~」

漣「はい、お任せあれ!」

神通「も、もちろんです、お母様……!」

蒼龍「なんか照れちゃうなー、こういうの」

大和「大丈夫です、提督は大和が……大和が命に変えてでもお守りいたします!」

金剛「心配無用ヨ、大船に乗せたつもりで任せてほしいネー」

提督母「ウフフ、とっても頼もしいけど~、そんな風に余裕ぶっこいてると、案外あっさりあの子を撃沈されちゃうわよ~?」

提督母「元・対潜護衛艦の勘だけど、ココ……『潜水艦』が結構、いそうよ~?」


漣神蒼大金「「「…………」」」(チラ


<サッ

<ササッ

<スサササッ


漣神蒼大金「「「……気をつけます」」」



提督母「ウフフ~、じゃあね~♪」(フリフリ

提督父「では、これにて失礼」

提督「お二人とも、体に気をつけて」




提督「――――フゥ」


<ドサーッ!


<ハイッ、ご主人様が限界を迎えましたー!

<那珂ちゃん、担架を取りにいきましょう!

<オッケー!

<毎度毎度、何かある度に倒れてない? ウチの提督……

<不甲斐ない提督で済まない……クマー

<倒れて入院するまでがセットの提督になるのは遠慮したいニャ

<提督の右目に魔眼とか邪眼……? カッコイイじゃん、それ

<おお、もうこのキャプテン・キッソーは……


《提督両親襲来編》終了

692: 2014/08/13(水) 16:14:20.05 ID:5vQ5BH2eo
E-1突破記念に投下……39回もかかるなんて聞いてない

このあと小ネタを一つ投下

693: 2014/08/13(水) 16:16:41.06 ID:5vQ5BH2eo
(とある旅館)

《歓迎、潜水艦艦娘様御一同》

伊58(ゴーヤ)「えー、それではゴーヤたち潜水艦艦娘の慰労会、始めたいと思いまーす!」

伊8(はっちゃん)「スパシーバ」

伊19(イク)「はっちゃん、その台詞は別の人の台詞なのね!」

伊401(シオイ)「まーまー、固いこと言いっこなしで」

伊168(イムヤ)「それにしても、ホントに久しぶりよね。こうしてみんなで集まるのって!」

イムヤ「やっぱりみんなもお休み取るの大変だった?」

ゴーヤ「……大変だったでち」

はっちゃん「今日のためにはっちゃん、1週間分のノルマを3日短縮したよ……」

イク「イクも……。これでまた、スケジュールが過密になっちゃうかもなのね」

シオイ「私はみんなほどじゃないけど、やっぱりねー」

58・8・19・401「「「ハア……」」」

イムヤ「つ、疲れ果ててるわね……」

ゴーヤ「みんなはいつもどこ行ってるでち?」

はっちゃん「はっちゃんはオリョクル……」

<あー

<デフォなのね

<そうそう


イムヤ「(オリョクル……?オラクルの言い間違いかしら?)」

ゴーヤ「ゴーヤはカレーでち……」


<定番なのね

<あそこもしんどいよねー

<カレー、嫌い……


イムヤ「(あれー?はっちゃん、カレー嫌いだったっけ?)」

イク「正直、キスはやめてほしいのね……」

<わかるわ

<吸われるもんね……

<あれ、どうしてだろうね

イムヤ「(今度は……キ、キス!?しかも、すす吸われるって、まさかディープの方!?)」

シオイ「シオイはねー」

イムヤ「ちょっ、ちょっ、ちょっと待った!みんな、なんでいきなりキスの話なんてしてるの!?」

イムヤ「し、しかも、は、激しい方とか……えと、まさかみんな、鎮守府の提督さんとそーいう関係……なの?」

ゴーヤ「イムヤこそなに言ってるのね?」

イク「なんだか話が通じてないっぽいの」

はっちゃん「えっとね、イムヤ?いま、はっちゃんたちはね……」



(はっちゃん説明中・・・)

694: 2014/08/13(水) 16:18:43.52 ID:5vQ5BH2eo
イムヤ「オリョクルコワイ……カレーキライ……キスハヤメテ……」(カタカタ

ゴーヤ「むしろ、オリョクル知らないイムヤの方が怖いでち」

はっちゃん「イムヤとはっちゃんたちに、こんなにも意識の差があったなんて……」

イク「はっちゃん、なんか部屋の中がモヤモヤするからやめるのね」

シオイ「えー、でもオリョクルとかやったことないって、イムヤのとこの鎮守府は資源どうやって集めてるの?」

イムヤ「集めてるっていうか……」



提督『むう……』

漣『むう……、じゃないですよー、ご主人様?どうすんですか、とうとう各資材、備蓄倉庫に入りきらなくなりましたよ……』

提督『な、何故こんなことに……』

漣『何故って、使わないからだってハッキリわかんだね』

漣『というわけで、ご主人様!建造チャンスのお時間ですっ、チャーラン♪』

提督『』

漣『さすがに青葉さんと衣笠さんだけじゃ、層が薄いですし、漣的には重巡の建造がオススメですねー』

提督『い、嫌だ、私は絶対に建造しないぞ……』

漣『えぇ~……いつ建造するのか!?』(耳に手を当てて両目を瞑る

提督『い、いまでないことだけは確かだ』(目逸らし



イムヤ「むしろ余ってる?」

シオイ「なにそれこわい」

ゴーヤ「で、でも、さっきイムヤ、『みんなもお休み取るの大変だった?』って」

イムヤ「あ、ああ、だってウチ、潜水艦操れるのイムヤしかいないから……」

イムヤ「周辺海域の警戒を考えたら、あんまりシフトに穴あけられないし」

イムヤ「でも、今日のこと話したら、提督も鎮守府のみんなも、気にせず楽しんでおいでって、エヘヘ」(テレテレ


ゴーヤ「」

イク「」

はっちゃん「」

イムヤ「?どしたの、みんな」

イク「どうやら裏切り者は見つかったようなのねー!」(ガバー


<お仕置き、するのね!

<ゴーヤ、潜りまーす(意味深

<フォイア!

<ンヒャアァァァァァッ!?


シオイ「ま、そうなるよねー」

シオイ「あー、お茶とお饅頭おいしー」(しみじみ

イムヤ「キャンッ……!?ちょっと、どこ触って……た、助けて~!?」


《この後、無茶苦茶ムチャクチャされた》

695: 2014/08/13(水) 17:48:39.97 ID:bckqcy/T0
潜水艦たちの中は良好なようでww
突破おめでとうございますー
E2もなかなか難しいのでご注意を…1回しか撃破できてません、支援なしはちょっと無理かも?

697: 2014/08/13(水) 18:30:33.68 ID:HPR8wySAo
乙。E-1が39回で済むとか幸運値高くて羨ましい。E-2は支援出せばボコれるから楽勝
正直今回のイベントはミッドウェー、帝都空襲よりも強い陽動作戦(E-2除く)があるらしい、って感じだったな

699: 2014/08/13(水) 20:11:42.24 ID:RVdtlxQRo
乙です



次回はこちら


引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話3【ネタ募集】