709: ◆m9tEpcJqyE 2014/08/16(土) 18:09:26.09 ID:m6MT9avQo




前回はこちら



《艦娘想歌が届きました》その1

《鎮守府》執務室


赤城「提督、お荷物が届きましたよ」

提督「む……そうか、ありがとう」

赤城「(あら? これって、前に来られたプロデューサーさんから……)」

提督「手紙と……CD?」(ガサゴソ

提督「ふむ……」


プロデューサー『先日、収録させていただいた艦娘さんの歌、無事にCDとして近日販売予定ととなりました。よかれと思って、提督さんにもβ版を1つ送らせていただきます』


提督「近日中に、他のβ版も出来上がり次第、送らせていただきますので、どうかお楽しみに……」

提督「そうか、先日のボーカルソングのあれか……」

提督「ふむ、これは赤城君と翔鶴君の歌が入っているようだ」

提督「せっかくプロデューサーさんが送ってくださったのだ、聞いてみるとしよう」

赤城「い!? も、もしかして今、聞くんですか!?」

提督「む、そ、そのつもりだが、何か不都合でもあるのかね?」

赤城「いえ、あの、不都合はないですけど……」

提督「そ、そうか、なら問題ないな」(ポチーッ

赤城「でも、目の前で自分の歌を流されるのはちょっと……って、もうセットしちゃったんですね」


(提督、試聴中・・・)


<~~~♪

提督「ふむ……」

赤城「あ、あぁ……」


<~♪~~~♪~~~~♪


提督「勇ましい歌だが……どこか悲壮な決意も感じられる」

提督「ふむ、なかなかよいのではないか?」

赤城「お、お褒めに預かり光栄です……」

赤城「で、ですが、その、そろそろ歌を止めていただけると……思った以上に恥ずかしい……」(ゴニョゴニョ

提督「うむ……たまには音楽でもかけながら仕事をするのもいいかもしれんな」(閃いた

赤城「」


<~~♪~~♪♪

提督(真剣)「……」(カリカリカリカリ

赤城「(う、うあぁ……提督が私の歌をリピートで聞きながら仕事を……うわぁぁぁぁ……何だか、うわぁぁぁぁぁぁぁっ!?)」(悶え

赤城「(い、今すぐ部屋を飛び出したいけど、今日は私が秘書艦だから、それもできない……!)」

提督「…………」(カリカリカリカリ

赤城「(ウ、ウゥゥ、ご飯の時間はまだかしら……食堂に逃げたい)」(耳赤い


<……小腹が空いたな。虫抑えに買っておいた大福があるのだが……よ、よければ赤城君も食べるかね?

<……お茶、淹れてきますぅ(妥協)



※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ





710: 2014/08/16(土) 18:22:44.87 ID:m6MT9avQo
《艦娘想歌が届きました》その2

《鎮守府》執務室


雷「じゃーん! 司令官に荷物が届いたわ!」

提督「む、そ、そうか、ありがとう」

雷「どういたしまして! あ、雷が開けてあげるね!」

提督「あ、いや、私宛の荷物……」

雷「大丈夫、雷に任せて!」(ビリビリィ!

提督「…………助かるよ」



提督「なるほど、2枚目のβ版か……」

雷「なになに、それって何の音楽が入ってるの?」(ズズイッ

提督「う、うむ、これはこの間、協力してもらった君たちの歌の試作品…………すまない雷君、あまりこちらへ身を乗り出さないでくれないか…」(震え声

雷「あ、ヒッドーイ!」

雷「でも、そっか、この間のお歌がCDになったのね……なんだか照れちゃうわ!」(ニカッ!

提督「(雷君の明るさが眩しくて辛い……)」



(提督試聴中・・・)


<~~♪~~♪♪

提督「…………」

雷「どうかしら、どうかしら!」(ワクワク

提督「君たちは四人姉妹だったな……」

雷「ええ、そうよ! 前に会ったでしょ、暁と響と電!」

雷「変わってるところもあるけど、みんなとってもいい子たちなのよ~」(オカン論

雷「そういえば、最近連絡が来ないわね……。便りがないのは元気の報せって言うけど、やっぱり心配よねえ」(苦笑

提督「………も、もし、姉妹たちと一緒にいたいというのなら、私からあちらの鎮守府への異動願いを…」

雷「やーねー、異動なんて希望するわけないじゃない~」(ケラケラ

提督「む……?」

雷「コミュ障が治るまで、私が傍にいてあげるから! 安心してね、司令官!」

提督「」

雷「あれ、司令官? ちょっと、聞いてるー?」

716: 2014/08/16(土) 20:52:43.43 ID:m6MT9avQo
《艦娘想歌が届きました》その4

《鎮守府》執務室


神通「あの、提督、依然お仕事を依頼しに来られたプロデューサーさんからお荷物が届きました」

提督「む、ありがとう」(イソイソ

神通「(提督、少し楽しそう? 一体なにが送られてきたのでしょうか……)」

提督「ふむ、今回は神通君たちの歌か」(ガサゴソ

神通「……え?」

提督「こうした音楽はあまり聞かなかったのだが……先入観はいけないな。歌詞なども心に訴えかけるものがあるし、なにより部下たちの意外な一面を見ることが……この場合は聞くことか? できて満足だ」

神通「あ、あの、提督! その荷物に入っていたCDってもしかして……」

提督「む? ああ、これか。これは以前、君たちに協力をお願いした艦娘のボーカルソングのβ版だ」

神通「」

提督「さて、さっそく聞いてみると――――?」(ガクンッ

神通「…………」(腕掴み

提督「じ、神通君?」

神通「ダ、ダメ……」

提督「な、何がだね? その、すまないが手を握るのはやめてもらえると……」

神通「ダメです、は、恥ずかしいから提督に聞かれるのだけはダメなんです……!」(状態:混乱

提督「ぬ、ぬおっ、何をするのだ神通君!?」(グラッ


<ドンガラガッシャーンッ


神通「――――ハッ!?」(馬乗り

提督「む、むう」(クラクラ

神通「て、提督? 提督っ、しっかりしてください……!?」

提督「だ、大丈夫だ……大丈夫だから、ど、どいてくれないか」



<ガチャー!


青葉「司令官さーん、この間頼まれた大本営提出用の所有艦隊の写真―――」

神通「あ、青葉、さん…」(絶望

提督「」


青葉「」(無言の激写


<バタン・・・・ダダダダダダッ!!


<スクープです! つ、ついに、ついに神通さんが司令官さんを押し倒しちゃいましたー!!


神通「…………」(チラッ

提督「あ、青葉君の誤報は私がきっちり否定しておくから、早くどいてくれたまえ……」(懇願

神通「は、い……すみません…」(羞恥




《この後、無茶苦(火消しに)茶奔走した》

725: 2014/08/17(日) 06:57:24.18 ID:fTSyw4GGo
《艦娘想歌が届きました》その3


《鎮守府》執務室


金剛「Hey、提督! プロデューサーさんから荷物が届いたネ~」

提督「そ、そうか」

金剛「コレはきっとCDネ、今すぐ聞くデース!」

提督「……う、うむ」



(提督視聴中・・・)



<~♪~~~♪~~~~♪

提督「……」

金剛『訳:ど、どうかしら?』(期待の眼差し

提督『訳:き、君の姉妹たちは元気そうだな、安心したよ』

金剛『訳:……それだけ?』

提督『訳:……君の声は目立つな』

金剛『訳:他に感想はないわけ? このステゴザウルス!』

提督『訳:ほ、他に何を言えと……一人にしないとか、私にとっては嫌がらせでしかないだろう……!』

金剛「」(無言の手刀

提督「ヌウー!?」(白刃取り

742: 2014/08/21(木) 00:23:03.46 ID:wJaXnIvF0
《妖精さんの科学力は世界一》


妖精A「大規模作戦の編成でお疲れの提督さんのために、我々ガンバリました」

妖精B「艦娘さんたちの練度測定器ですー」

妖精C「お役だち」


練度測定器<レベル…たったの5か……ゴミめ

提督「(好意はありがたいが、おそらく今回限りの使用だろうな……)」



提督「……というわけで、妖精君たちにこわれてだな、き、君たちの練度を測定させてもらいたいのだが」

漣「またけったいなものを……さすが妖精さん」

木曾「おいおい、なんだそりゃ!いいぞぉ、燃えるじゃねえかっ!!」

不知火「興味深いですね」

北上「んー、別に勝っても負けてもいいけど……自分がどんなもんかは知りたいかなー」

大井「たしかに気になりますね」

提督「で、では、皆の練度を測定させてもらっても……」

<いいともー!

<提督、測って測ってー!(ズイズイ

提督「(最近、皆の反応や態度が親しげというか……パーソナルスペースを詰め気味で怖い)」

743: 2014/08/21(木) 00:26:12.43 ID:wJaXnIvF0
(提督測定中・・・)

提督「ふむ……」


漣:level99

練度測定器<戦闘力10000……こ、これが駆逐艦だというのか?

漣「ktkr!」


神通:level99

練度測定器<戦闘力……10000…11000…バカな、まだ上昇するだとぉ……

神通「な、なんだか恥ずかしいです……」



北上「まあ、なんていうか流石ー」

大井「ウチの鎮守府の中でも、頭おかしいレベルの強さを誇るエースですものね」

木曾「な、なあ!次、俺!次、俺を見てくれよ!」(ワクワク

提督「う、うむ」

球磨「木曾がすごく楽しそうにしてるクマー」

多摩「子供の心を忘れていないピュアガールなのニャ」


木曾:level99

練度測定器<戦闘力6700……なかなかやるな

木曾「カーッ!やっぱ漣や神通には届かねえか!」

木曾「(でも、これってかなり高い方だよな?フフフッ、これで球磨姉たちを見返してやれるぜ!)」


球磨「せっかくだし、球磨たちも測ってもらうクマー」(ダルーん

提督「ち、近い、もたれかからないでくれ、球磨君……!」

球磨「よいではないかー、よいではないかークマー」

744: 2014/08/21(木) 00:28:10.60 ID:wJaXnIvF0
球磨:level99

練度測定器<戦闘力9920?本当にただの軽巡なのか…

球磨「フフフゥン、お姉ちゃんの意地だクマ~♪」

木曾「ま、まあ、球磨姉ならしょーがねえな」


多摩:level99

練度測定器<戦闘力7000……いや、貴様、まだ力を隠してやがるな

多摩「改二が来たら本気出してもいいニャ」

木曾「俺、もう改二なんだけど……」


北上「ほいじゃ提督ー、いっくよー……ハアァァァァー」(棒読み

北上:level99

練度測定器<せ、戦闘力が膨れ上がって……一瞬だけとはいえ、フラル級を超えやがった…

北上「ハァ、疲れた」

木曾「た、高い戦闘力を維持できる方が安定感あるよな」


大井:level99

練度測定器<そ、そうか、わかったぞ……雷巡の連中は自在に戦闘力を変化させられるんだ!

大井「なんで三下のやられ役みたいな台詞なんですか、この測定器?」

提督「わ、私に聞かないでくれ」

木曾「……俺も雷巡だっつーの」(グスン



木曾「結局、俺がドベじゃねえか……」

球磨「木曾、泣いてるのかクマ?」

木曾「べ、別に悔しくなんかねーし!」(ゴシゴシ

多摩「姉より優れた妹なんて存在しないってことニャ」(ニヒルな笑み

北上「フフフ、まだまだ未熟よのー」

大井「末っ子艦は末っ子艦らしくしてなさいな」

木曾「……ちくしょぉぉ、提督、俺、もっと強くなりてぇよ…!」(ダキッ

提督「わ、わかった、今度一緒に訓練でもなんでもするからしがみつかないでほしい……!」

木曾「ホントか!?約束だかんな!?」(ギューッ!

提督「!!!!」(コクコクコクッ



球磨「……末っ子はワガママだクマー」

多摩「駄々こねて何かしてもらうのはズルいニャ」

北上「無理矢理抱きついて言うことを聞いてもらう……これだ、大井っち」

大井「私に何させようとしてるの、北上さん!?」



神通「提督、いま何でもって……」(ドキドキ

漣「ほほう、なんでも……」(ゴクリンコ

北上「ほら、ぼやぼやしてるとエースの人たちが提督に抱きついちゃうよー?」

大井「お願いだから、筆頭艦娘の連中と一緒にしないで!?」

745: 2014/08/21(木) 00:29:31.77 ID:wJaXnIvF0
提督「ハァ……測定を続けよう」(疲労度:橙色

文月「司令官、司令官!次、文月と弥生ちゃんの番~!」(ピョンコピョンコ

弥生「ん…」(コクコク

提督「よ、よし、わかった、わかったから飛びつかないでくれたまえ……」

提督「……」(ピッ

文月「ほわぁー!」(威嚇する咆哮

弥生「ンンー…!」(プルプル


文月:level99

弥生:level99

練度測定器<戦闘力3000……カワイイ!


文月「司令官、どうですか、どうですかー?」

弥生「弥生…頑張りました」

提督「が、頑張って変化させるものではないと思うが……う、うむ、とても頼もしいよ」(イイコイイコ

文月「えへへ~♪」(はにゃーん

弥生「エヘ…」(ふにゃ…

陽炎「なにアレ、すっごくカワイイ」

不知火「……司令、次は不知火の測定をお願いします」(キッ

提督「ッ……りょ、了解したから、睨まないでほしい……」

陽炎「ちょっと不知火?なに怒ってんのよ」

不知火「は?怒ってなどいませんが?」(ピリピリ

陽炎「滅茶苦茶、機嫌悪いじゃない!?」

不知火「では司令、どうぞ」

提督「ぬ、うむ」(ピピッ


不知火:level99

練度測定器<戦闘力5500……俺でなきゃ見逃しちゃうね


不知火「…………」(チラ

文月「んぅ?」

弥生「?」

不知火「……勝ちました」(ぬぃん

陽炎「ちっちゃい子に対抗意識燃やすなー!!」

不知火「不知火はただ、私も頼りになるということを司令に知っていただきたかっただけで、別に撫でてもらっていたのが羨ましかったわけではありません……。な、なんなんですか、不愉快です、まったく」(キョドキョド

陽炎「崖に追い詰められた犯人張りに自白してるじゃん……」(頭痛

不知火「し、不知火に落ち度でも……」(半泣き

陽炎「司令ー、ちょっとこの子、慰めたげてー」(匙投げ

提督「!?」

《この後、無茶苦茶撫で撫でさせられた》

746: 2014/08/21(木) 00:31:11.57 ID:wJaXnIvF0
不知火「フッ……」(キラキラッ

提督「で……では次にいくとしよう」

大和「はい!はいはいはい!提督、大和をっ、次は大和のことを見てください!」(アピール

提督「…………」(チラッ

曙「ま、まあ、いいんじゃない!」

朧「提督、ファイト」

潮「が、頑張ってください……」

提督「わかった、大和君の練度を測定しよう」

大和「ハイ!大和、とても嬉しいです!」(キラキラ

提督「ど、どれ……」(ピッ


大和:level99

練度測定器<戦闘力……さ、36000…!?あ、悪魔タン…

提督「これは……流石と言うしかないな」

大和「フフ、ご覧になりましたか?コレが真の超弩級戦艦の力というものです」(どやぁ

大和「やはり、提督をお守りするには最低限、大和クラスの戦闘力は欲しいところだとは思いませんか、ねえ?」(チラッ

漣「……」(ビキビキッ

神通「……」(ザワッ

練度測定器<こ、こいつら、まさか……穏やかな心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた伝説の……!?

提督「け、喧嘩はやめたまえ……!」

漣「……」(スゥ…

神通「て、提督がそう仰られるのでしたら……」(フッ…

提督「大和君も……他の艦娘を煽るようなことを口にしてはいけない」

大和「も、申し訳ありませんでした」



瑞鶴「あー、怖かった」(安堵

大鳳「あの面子がぶつかるなんて考えたくもないですからね……」

瑞鶴「金剛さんとか、他の火種になる面子が作戦行動中でよかったよねー……」

大鳳「はい……」

747: 2014/08/21(木) 00:34:02.72 ID:wJaXnIvF0
(そんなこんなで測定終了?)


提督「え、えー、ではこれで鎮守府にいるメンバーは全員測った、か?」

北上「提督ー、まだ提督君の測定が残ってると思いまーす」(挙手

提督「」

北上「フフフ、せっかくだしさー、提督も測っとこうよー」


<確かに不公平……かな?

<私、気になります!

<えるたそー

<鎮守府を預かる人の実力、調べる価値ありですね


北上「ほら、みんなも気になるって」(クレクレ

提督「む、むう……」(渡し渡し

北上「それじゃ、いきますよー」(ピッ

748: 2014/08/21(木) 00:34:30.56 ID:wJaXnIvF0


提督:level109


北上「え」

提督「ど、どうしたのだ?」

北上「んー、ちょっち目が……」(ゴシゴシ

北上「……」(ピピッ


提督:level109

練度測定器<う わ ら ば ! !(ボンッ


北上「うわ、ビックリしたー」

提督「き、北上君、怪我はないかね!?」

北上「だいじょぶ、だいじょぶ。それよか提督ー」

提督「?」

北上「ケッコンカッコカリして限界突破してるなら、先に教えといてよー。私、ビックリしちゃった」

<ナ、ナンダッテー!?

提督「……?」


漣「……」(薬指確認

神通「……」(薬指確認

大和「……」(薬指確認


<指輪あったー?

<ううんー、ない

<ちょっと、誰ー?提督とケッコンカッコカリしてるのー


北上「水臭いなー、もう。で、相手だれ?北上さんにだけコッソリ教えなよー」

提督「ま、待ちたまえ、それは何かの間違い……そ、そう、測定器の故障だ、きっと」

<ホントかなー?

<そういえばこの前、お見合いしてたよね……

<断ったって言ってたけど、もしかして本当は……




《鎮守府》工廠

妖精A「あ」

妖精B「どうしたです?」

妖精A「練度測定器、提督のとこだけレベル上限設定し忘れてたですー」

妖精C「理由のない結婚疑惑が提督さんを襲う!」

750: 2014/08/21(木) 00:39:30.83 ID:wJaXnIvF0
>>1です
今まで使っていたパソコンが轟沈したので、現在繋ぎのパソコン使用しています
今日はこれだけ。次から安価でいただいたネタを書いていきます
それが終わったら…すごく久しぶりに重巡キャラ追加する……かも


イベント終了までに雲龍入手できれば投下早まるはずです

778: 2014/08/23(土) 00:54:03.61 ID:guLtBGqL0
今夜はE-5攻略を休んで資材回収しつつ、小ネタを一つ投下です
少し下ネタ
イベント攻略などしつつ、まったりお待ちください

779: 2014/08/23(土) 00:54:59.14 ID:guLtBGqL0
《艦娘たちとコミュニケーション》お風呂編



《鎮守府》執務室


提督「…………フゥ」(カリカリカリ

漣「おや、珍しいですねー。ご主人様が書類相手にため息なんて」

提督「む? う、うむ……大本営から戦力増加要請の催促が来てな。正直、頭を抱えている」

漣「戦力増加を要請しても通らなくて、頭を抱える提督が普通なんですけどねえ」

提督「私には君たちがいる。戦力の不足などどこにもない」(キッパリ

漣「…………」

漣「そういうこと真顔で言っちゃうから、一人になれないんですよ……」(ボソ

提督「む……?」

漣「コホン。確かに、なんだかんだでウチはバランスよく艦娘が揃ってますよね」

漣「いきなり戦力増やせと言われても困りますなー」

提督「う、うむ」

漣「まあ、ご主人様にこういう問題がすんなり解けるとは思えませんし?」

漣「そんな時は、ゆったりお風呂に浸かるなりして、いいアイデアが浮かぶのを待つが吉です、はい」(ニッコリ

提督「……そうかもしれん」(苦笑

漣「(ハイッ、微笑みいただきましたー!!)」(キラキラ

780: 2014/08/23(土) 01:02:38.33 ID:guLtBGqL0
(夕刻)
《鎮守府》大浴場

不知火(掃除当番)「…………」(ゴッシゴッシ

陽炎「前から思ってたけど、ここ司令しか使わないのに大きいわよねー。私たちが使ってるとこと同じぐらいあるんじゃない?」(コシコシ

不知火「無駄口を叩かず、もっと真剣にやってください。ぬめりが残っていて司令が怪我をされたらどうするんです」(ゴッシゴッシ!

陽炎「あー、ハイハイ」(キュッキュッ

陽炎「ところでさ、不知火ー」

不知火「なんですか?」

陽炎「今日って提督用と艦娘用の浴場、交代する日じゃなかったっけ?」(※参照

不知火「」(ピタ



※妖精さんの○○鎮守府豆知識!

妖精A「艦娘さんたちが普段、利用しているのは天然温泉風の岩風呂。そして提督さんは銭湯風のお風呂を利用してるです」

妖精B「提督さんにも岩風呂を楽しんでいただきたいという、一部艦娘の強い要望により、週の半分を提督さんに利用してもらっているです」

妖精C「一週間は割り切れない? 答えは簡単です。余った1日は提督さんと艦娘さんたちがキャッキャウフフできる混浴にしているのです」



不知火「……岩風呂に提督マークの暖簾を設置してきます」(タタッ

陽炎「いってらー」(ヒラヒラ

795: 2014/08/23(土) 21:41:28.67 ID:WNp8iDaqo
《鎮守府》大浴場(岩風呂)前


不知火「よかった、まだ誰も入っていないようですね」(掲げ掲げ

提督「む……不知火君?」

不知火「し、司令? もしや、これからお風呂でしょうか」

提督「う、うむ、今日は岩風呂を使ってもいい日だし……その、少し息抜きをしようと思ってな」

不知火「(か、間一髪でした。陽炎、感謝します)」

不知火「ではどうぞ、お入りください。清掃はこの不知火が責任を持って行いました、司令にご満足いただけるかと」(フンス

提督「そうか、ご苦労だったな。ありがとう、不知火君。……で、では、遠慮せず使わせてもらうとしよう」(暖簾潜り

不知火「ハ、ハイッ、ごゆっくりどうぞ!!」(手ブンブン



不知火「フフ、司令に褒めていただきました…ご苦労だったな、と」

不知火「おっと、こうしてはいられません。そろそろ、演習を終えた方たちがお風呂を利用しに来る時間です。銭湯式の方の掃除を終わらせなければ」(スタスタ

797: 2014/08/23(土) 21:44:02.19 ID:WNp8iDaqo
間宮(入浴セット装備)「あれは……不知火ちゃん?」

間宮「……暖簾、掛け間違いかしら? 岩風呂が提督さん用になるのは明日のはずだけど」

間宮「しょうがないわね、提督さんが間違って入る前に戻しておいてあげましょう」(外し外し


<ガヤガヤ

<夜戦ッ、夜戦もしようよー! 探照灯だけっ、探照灯だけでいいから!

<川内ちゃん、諦めが悪いよ……


間宮「あら、みなさんお揃いで」

神通「あ…間宮さん。間宮さんもお風呂ですか?」

間宮「ええ、そうなの。お店は羽黒ちゃんがお留守番してくれてるから。みんなは……演習の帰り?」

那珂「そだよ~。2班に分かれて紅白戦♪」

伊勢「普通に別の鎮守府とやるより疲れたわ」

大和「それだけみなさんの練度が高い。即ち、提督の指導が行き届いている証拠」

大和「ああ、流石は大和の提督……」(キラキラ

金剛「イロイロ訂正したいとこはあるけど、練度に関しては否定しないネー」

朧「というか、水雷船隊旗艦の人たちの練度が突出しすぎで怖かった…」

大和「主砲を潜り抜けて突っ込んで来た時は、大和も少し恐怖を覚えました」

金剛「今回は味方側でよかったデース」

伊勢「ホント、ホント」

神通「?」

川内「?」

那珂「??」


曙「ぜぇ……ゼヒ…」

潮「あ、曙ちゃん、しっかり~」

赤城「そうよ、曙ちゃん。今日はとっても頑張っていたし、おかずのコロッケ、半分あげるからもうひと踏ん張りよ」

加賀「では、私もコロッケを半分、差し上げるわ」

曙「この状態で食べろって……アンタたち鬼ぃ?」(疲労困憊

赤城「? 食べれば治るわ」

加賀「動いたのなら、相応に食べて治すべきよ」

間宮「あ、あはは。みんな、訓練お疲れ様。それじゃ、お風呂に入って疲れを吹き飛ばしちゃいましょう!」

<ハーイ!

<ハイッ!!

798: 2014/08/23(土) 21:48:22.55 ID:WNp8iDaqo
《大浴場》岩風呂


提督「……」(体ワッシャワッシャ


<ドザバー


提督「ふぅ。さて、久しぶりの岩風呂だ、ゆっくり浸からせてもらうとしよう」(ペタペタ


<ワイワイガヤガヤ

<大和サンオッキイ…

<金剛サンモ負ケテナイヨ

<ミンナ! ウチノ神通モ負ケテナイッテ

<川内姉サンヤメテ!?

<間宮サン……意外ナ伏兵ガ

<回リガ豊満ナ人バカリデ沈ミタイ


提督「む?」(向き直り


<那珂チャン一番乗リー♪

<ア、ズルーイ!?

<ガラガラー!


艦娘一同「「「え?」」」(真っ裸

提督「」(真っ裸

801: 2014/08/23(土) 21:51:50.63 ID:WNp8iDaqo


那珂「――――て、徹甲弾だ……」(ゴクリンコ

曙「な、なななな、なんでここにいるのよクソ提督!?」(顔背け

朧「ド、ドーモ=提督サン、ゴ入浴中デスカ」(動揺

潮「イヒキャアァァァァァァっ!?」(脱兎

赤城「え……あ、あれ? どうして提督が……それにアレってもしか
して、え? え?」(真っ赤

加賀「赤城さん、落ち着いて素麺を数えるのよ」(混乱

伊勢「あちゃあ、まさかの鉢合わせ……ってか、うん、なんていうか……立派なモノをお持ちですね?」(照れ

金剛『訳:なっ、なんてもの見せるのよバカッ!? なに考えてるの!? し、信じられないっ!!』(体隠し

大和「アレが……アレが提督の主砲……」

大和「アレが大きくなって、大和の装甲を貫いて……掻き分けて……はぅぅ」(恍惚のアレのポーズ

川内「うわー、アレが男の人のナニかー。へーっ、私、初めて見た。ねえねえ神通っ、見てみなよスゴイって提督のアレ!」(子供

神通「……」

川内「はれ? 神通?」

神通「――――キュウゥゥ…」(目渦巻き


<ドサーッ

<ワァー!? じ、神通が気絶したー!

<というか、私たちいつまで提督に裸晒してるの!?

<そうだった! みんなっ、退避!退避ー!!

<ドタバタ……!


間宮「へ? あれ?」(ポツーン

提督「……間宮君も、早くみんなのところへ退避したまえ」(トボトボ

提督(in岩風呂)「私はしばらく、ここから動かん」

間宮「ア、ハ、ハイ……あのっ、お見苦しいものを見せてしまい、失礼しました!!」(タタタッ




提督「……そうだ、憲兵を呼ぼう」(遠い目

808: 2014/08/23(土) 22:37:42.50 ID:WNp8iDaqo
憲兵A「なるほど、提督用と艦娘用のお風呂を交換する日だと勘違いしていて……」

提督「はい――――!」

憲兵A「?」

提督「で、ですが、もしかすると無意識に性欲の発散の行き場を求めて、艦娘たちが来る浴場に待機していたのかもしれません。いや、きっとそうに違いない」

提督「そのような提督にあるまじき卑劣な男が提督を続けていていいのでしょうか? いいえ、私はそうは思いません。そのような危険な人物はすぐに更迭すべきです」(熱弁

憲兵A「(あ、この人、いま提督を辞める口実を思いついたな)」

憲兵B「(大本営の元帥さんから、艦娘と肉体関係持とうが何しようが辞めさせないでほしい、って依頼きてるんだよね)」

憲兵C「(むしろ求められてるんだから、いい加減、艦娘とチョメチョメぐらいすれいいのに)」

憲兵A「ん、まあ、今回も艦娘たちから被害届が出ていないということで、提督さんにはここの責任者を続けていただくということで一つ」

提督「!?」

憲兵B「(なんでって顔してる)」

憲兵C「(提督よ、これが絶望だ)」

憲兵A「あ、あとよろしければコレを」(スッ

提督「?」


ケッコンカッコカリ道具一式<オイ、ケッコンしろよ

薄いゴム製品<避妊すればよかろうなのだぁ!!


提督「ぬうっ!!」(投げ捨て

818: 2014/08/24(日) 00:20:12.10 ID:lCfAw+ffo
漣「……で、ご主人様も不知火さんもお風場呂交換の日を一日早く勘違いしていたと」

不知火「し、不知火は……コヒュッ……し、司令に、ケホッ、エホッ……!! ヒック……日々の疲れを癒していただき……ゲホッ、オェ……」(ボロボロ

漣「あ、あーあー、えずくまで泣くことないじゃないですか」(背中サスサス

不知火「ヒック、グシュ……!」(グシグシ

陽炎「あ、あの、不知火にお風呂交換の日って言ったのは私だから……」

漣「毎回毎回、不知火さんの落ち度にはしないので、ご心配なく」

陽炎「そ、そう、よかった」

漣「あ、陽炎さんにはそれ相応の罰を受けていただきますのでー」

陽炎「」

漣「ご主人様も怒ってない……というか、完全に自分が悪いと考えてるでしょうし」

漣「まあ、憲兵さんたちも慣れてるでしょうし、ご主人様が更迭されるないとして。問題は――」


大和「ああ、いつか提督のアレが大和の中に……」(キラキラ

金剛『訳:ま、まったく、とんでもない目に遭ったわ。ロクでもないもの見せてくれちゃって……』(キラキラ

神通「あんな……む、無理。でも、て、提督が求めてくださるなら、神通……が、頑張ります……!」(キラキラ


<スゴカッタネ…

<アレヨリ大キクナルトカ、信ジラレナイ

<サスガニ気分ガ高揚シマス

<提督ハ上司……尊敬スル立派ナ上司……


曙「フ、フン、あんなのどーってことないわよ!」(キラキラ

朧「……どうしよう、今度から提督の顔、まともに見れないかも」(ポッ

潮「あうあうあう……」(真っ赤

漣「…………」





漣「漣だけすごく損した気分がするのは何でなんですかねえ?」(ギリィッ

821: 2014/08/24(日) 00:34:26.98 ID:lCfAw+ffo
今日はここまで
下ネタ系はもう一個ぐらいあるかもです。大丈夫なら書き溜めて投下

前パソコンが壊れて、保存していたテキストが三つほど消滅
スレに投下したものをコピペ貼り付け作業するのが地味につらいです



次回はこちら


引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話3【ネタ募集】