762: ◆m9tEpcJqyE  2014/11/10(月) 01:02:00.80 ID:XoVyUJaCo




前回はこちら



《鎮守府》工廠

瑞鳳「あれ、朧じゃない、どしたの?」

朧「ちょっと見学。瑞鳳さんは妖精さんの手伝い?」

瑞鳳「そうねー、艤装のメンテしてあげてるの。最近、艦載機とのリンクが甘くてねー」(カチャカチャ

妖精A「感心、感心」

妖精B「助かってます」

妖精C「どこかの正規空母さんたちにも見習ってもらいたい」

瑞鳳「一航戦の人(赤城さん)は艦載機の遠隔操作訓練に余念がないから。瑞鶴さんは……ウン」

妖精A「天才タイプだから努力できないって加賀さんが言ってたです」

妖精B「認めてはいるんですね」

妖精C「ツンデレですね、キマシタワーです」

朧「普通にいい先輩でいいんじゃないかな……」

瑞鳳「ハァ、提督が手伝ってくれたら半分の時間で終わるのになー」

妖精A「提督さんはご多忙ですから」

妖精B「この間、休み日に工廠の隅っこでずっっっっと艤装弄ってたです」

妖精C「変える時、無茶苦茶キラキラしてました」



(扉の陰)

漣「自分の艤装の整備とか、普通は無理ですよねー」

曙「た、たまに手伝いぐらいはしてるわよ!」

潮「わ、私もドライバー渡したりとか」

漣「ちなみに漣はご主人様に手取り足取り、艤装メンテのノウハウを教えていただいています」(どやぁ

曙「…………」(手四つ

漣「ぬうぅぅぅっ……!」

潮「け、喧嘩はダメぇ……!?」


※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ




771: 2014/11/10(月) 23:56:41.14 ID:8iYN6Z10O
《鎮守府》母港

朧「機械いじりか……提督に頼んだら教えてくれるかな?」(ボー


漣「何をするでもなく海を眺めてる……」(コソコソ



朧「……ん?」

那珂「ややっ、朧ちゃん発見~♪」

朧「こんにちは、那珂ちゃん。何か用ですか?」

那珂「ちょうどよかったー、今ね新しい曲の歌詞を考えてたんだけど、サビの部分で悩んでてね」

那珂「誰かに聞き比べしてくれないかなーって、エヘヘ!」(チラッチラッ

朧「……私でいいなら」

那珂「ワーイ!朧ちゃん大好き♪それじゃいっくよ~、聞いてくださいっ、『解体LOVEハート』!!」


(那珂ちゃん絶唱中・・・)


那珂「~♪」

朧「……」(パチパチパチ

那珂「みんな~ありがと~♪それじゃ『解体LOVEハート』ver2!」


(那珂ちゃん再度絶唱中・・・)


那珂「~~~♪」(キメッ

朧「…………」(パチパチパチ

那珂「ハァ……ハァ……どうかな、どっちの方がいい感じ?」

朧「そうだね……」

那珂「ウンウン♪」

朧「……とりあえず、曲名は変えた方がいいんじゃないかな」

那珂「そこからダメ出し!?」(ガーンッ



漣「『提督LOVEハート』でいいんじゃないですかね」(結論

曙「そこまで露骨なタイトルだと歌いにくいんだけど……べ、別に提督のこと好きなわけじゃないけどね!!」

潮「パーティーの時、歌う人たくさんいそうだね」

漣「(CD出たら練習しよ……)」

772: 2014/11/10(月) 23:57:47.34 ID:8iYN6Z10O


(夕方)

朧「……お腹すいてきた」(ぐぅ…

<カァー……カァー……

朧「カラスが鳴くからかーえろ」(トッコトコ



<ガサッ

漣「……休みなのにほぼ丸々、海を眺めてた件について」

曙「……もしかして疲れてるんじゃない?」

潮「そ、それとなく聞いた方がいいのかな……」

漣「ま、第七駆逐隊のよしみです。話ぐらいは聞いてあげますかっ」

曙「しょーがないわね……大事な仲間で、友達だもんね」

潮「う、うん!」



(夜)
《艦娘用宿舎》第七駆逐隊の部屋

朧「へ?何か悩んでることはないか?」

朧「今日は1日、思いっ切り羽を伸ばしてスッキリしてるけど……なんで?」(キラキラキラキラ

漣「」

曙「」

潮「」

朧「?」

784: 2014/11/11(火) 23:32:25.99 ID:H728bSWso
【艦娘行動学】

※艦娘行動学は艦娘の行動を研究する艦娘学の一分野である。


《鎮守府》工廠

提督「……フ、フフフ、ついに……ついに完成したぞ!」(キラキラ

妖精A「長い……道のりでした」

妖精B「まさか、あんなプロセスで新エンジンの出力を上げるとは」

妖精C「ちょっとした艦娘の艤装システムの応用ですね」

妖精A「あとは試運転だけです」

提督「ああ!」

提督「最高に高めた私のフィールで最高の結果を出してみせる!……と言いたいところだが、さすがにここ数日の作業で限界が近い。『鋼号』の試運転は仮眠を挟んでからにしよう」

妖精B「たしかに事故っては元も子もない」

妖精C「我々もー、おねむなので渡りに船」

提督「うむ……では、4時間後に作業再開……と…いうこ……と」(ドサッ!

妖精A「仮眠のために工廠隅に畳を用意しといて正解……でし、た」(ポテッ

妖精B「うぉぉぉ……世界が回る」(パタッ

妖精C「提督さん、お隣失礼……」(コロンッ





ケース1:提督の睡眠(無防備)時における艦種別行動

790: 2014/11/12(水) 00:31:33.57 ID:5Yfx5bTMo
【駆逐艦】編

(6時間後)


漣「ご主人様~、有給とって趣味に熱中するのは構いませんけど、ちゃんとご飯は食べてますかー? たぶん食べてないだろうと思って、ご飯作りにきました…………って」

提督「ぐぅ……」

妖精A「すやぁ」

妖精B「すぴー」

妖精C「くかぁー」

漣「…………ひと段落ついて緊張の糸が切れて泥のように~、って感じか。氏屍累々ですねー」

漣「やれやれ、毛布もかぶらずに風邪ひいたらどうするんですか……」

漣「つーか、油臭っ!? ご主人様ー、疲れてるのはわかりますけど、寝るならシャワー浴びてからにしてくださいー、ご主人様ぁー!」(ユッサユッサ

提督「む……ぅ……」(ゴロン

漣「むぅ、意地でも起きないつもりですね。なら、漣にも考えがありますよ」(スッ

漣「秘技・氏者の目ー覚ーめー!」(カッ!!


フライパン&おたま<音撃打・爆裂真紅!!


提督「ヌウーーーー!?」(ガバッ

妖精A「グワー!?」

妖精B「な、何事ですか!?」

妖精C「ぐかぁー!」

漣「やっと起きましたねー。ほらほら、お疲れなのはわかりますけど、休むならちゃんとお風呂入って、しっかりご飯食べてからにしてくださいねー」(グイグイ

提督「む……ぅ、さ、漣君……?」(ぽやー

妖精A「ぬー」(フラフラ

妖精B「もぁー」(グッタリ

妖精C「すぴー」(爆睡

漣「はいはい、コッチですよー。妖精さんたちもついてきてくださーい」

提督「ぬう……りょ、了解……」(フラフラ

漣「まったく、本当に手のかかる人ですねえ、ご主人様は♪」(腕組み

提督「……………………」(コックリコクリ

793: 2014/11/12(水) 01:46:08.47 ID:5Yfx5bTMo
【文月弥生】の場合


文月「…………そー」(コソ

弥生「司令官…?」

文月「(しーっ、ダメだよ弥生ちゃん。司令官が寝てる時は邪魔しちゃダメって蒼龍ちゃんに言われてるもん!)」

弥生「ん……」(コクコク

提督「すぅ……」

文月「んしょ……んしょ」(毛布ズリズリ

弥生「手伝い…ます」(ズリズリ

文月弥生「「せーの」」(バサー


毛布<温めてやるよ……


提督「む、ぅ……」(寝返り

文月「……」(じー

弥生「文月ちゃん?」

文月「えへへ~」(ゴソ


毛布<いいぜ、どこまでもクレバーに受け止めてやる


提督「む、うぅぅ……」(うなされ

弥生「ぁ……」

文月「弥生ちゃんもいっしょにお昼寝しよ~」(提督ギュー

弥生「……うん」(ゴソゴソ


毛布<来た、メイン幼女来たこれで勝つる!


弥生「……え、えへ」(提督ぎゅぅ

提督「ふぐ……うっ……ソ、ソーンウィップはやめ……」(うなされ





蒼龍「文月ちゃ~ん、弥生ちゃ~ん? 提督、見つかった~……って」

提督「ぬぅ……うぅぅ……」

文月「すぴぃー……」(ぎゅぅ

弥生「くぅ……」(ダキー

妖精A「すや」

妖精B「ぐぅ」

妖精C「すぴくー」

蒼龍「帰ってこないと思ったら、みんなで仲良くお昼寝中だったかー……」

蒼龍「私も混ぜて欲しいけど……難しいよね、コレは」

蒼龍「文月ちゃんと弥生ちゃんはまだ耐えられるんですね、て・い・と・く♪」(ほっぺツンツン

提督「うぅぅ……」(悪夢なう

801: 2014/11/14(金) 13:20:48.20 ID:6/dfo1Rno
ケース1:提督の睡眠(無防備)時における艦種別行動

【軽巡洋艦】編


【ハイパーズ】の場合


北上「はーい、提督~、大本営からお手紙来てるよー……って、ありゃ」

提督「ぐぅ……」

妖精A「すぴー」

妖精B「むにゃ」

妖精C「ぐげげげげげ!」(ビクビクンッ

北上「おうおう、みんなぐっすり眠っちゃって……寝てるんだよね、本当に」(ツンツン

妖精C「ギリギリギリ……!」(歯軋り

北上「うん、そっとしとこ~……」

北上「にしても珍しいなー、提督が警戒せずに寝てるの。そうだ、せっかくだし写メ撮っとこ」(パシャパシャッ

提督「……ぬ、ぬぅ…!」(苦悶

妖精A「お……お前の魂いただくよ……です」

北上「……コミュ障の人って写真撮られたりするの極端に嫌がるよね~」(パシャーパシャー!

北上「う~ん、この辺が上手く撮れてるかな」(チェックなう

北上「そーだ、せっかく撮ったんだし大井っちに送ってあげよーっと」※無断の写真撮影&拡散ダメ絶対!




携帯<ルル…ルルルー…

大井「あら、北上さんからメールが。なにかしら♪」


from 北上さん
sub 撮ったどー
『珍しいもの発見したから送るねー

添付:睡眠中提督の超近距離写真』

大井「」




北上「およ、もう返信来たよ」


from 大井っち
sub Re:撮ったどー
『今 ど こ で す か ?』


北上「…………」

北上「大井っちさ、意外と提督のこと好きだよねー」

北上「ま、私も提督のことは嫌いじゃないんだけどさ♪」(ほっぺプニプニ

提督「ぬぅん……ぬぅぅん……っ」(悶絶

803: 2014/11/14(金) 13:28:25.42 ID:6/dfo1Rno
【流行】


《鎮守府》執務室

漣「そういえばご主人様、御存じですか?」(wktk

提督「な、何をだね?」

漣「なんでもー、最近鎮守府の艦娘の間で『壁ドン』が流行っているらしいです」

提督「壁ドン……?」

漣「ハイ! こう……女の子を壁際に立たせて、顔の横をグーでドンッと!」(スタンバイ

提督「…………そ、そうか」

漣「そーなのです!」

漣「(ホントは夜中とかにうるさい川だ…ゲフン、人に『うっせーよ』って壁を殴ってアピールすることですけど、壁ドンの意味をリ・コントラクト・ユニバースさせていただきました)」

漣「(いける! これでご主人様の壁ドン、ゲットだぜ!!)」(グフフ

漣「というわけで、ご主人様! 何事も体験、いっぺん漣に『壁ドン』してみてください!」(

提督「き、危険ではないのかね?」

漣「だ~いじょうぶですっ、それがむしろご褒美なんですから! 漣が腰砕けになっちゃうような一発ヨロです!」

提督「よ、よくわからんが、漣君がどうしてもと言うのなら……」(スゥッ

漣「(ktk……)」

提督「セイァッ!!」(壁ドォォォォォンッ!!


壁<ああ…なんだ……風が やんだじゃねえか……


漣「は、はわわ……」(ペタン

提督「さ、漣君? 大丈夫かね、漣君……!?」

漣「ぁ……ヤb」(ブルリ

提督「漣君?」

漣「…………」

提督「漣君!?」

漣「――――っし、波おさまった! ご主人様、漣ちょっとお花を摘みに行ってきます!!」(ソロソロ

提督「あ、ああ……武運を、祈る」(目逸らし

漣「命をォォ……燃やせェェェェェェェェッ(半泣き)!!」(ソ口リソロソロ…




遠征任務:TOTO急行――――大成功!

※駆逐艦『漣』、航路にて某超駄級戦艦やワレアオバとの遭遇はあったが無事、輸送作戦に成功せり

819: 2014/11/15(土) 07:28:49.62 ID:gqkbwySPO
【木曾】の場合


木曾「おーい、提督、大本営から手紙が届いたぞ……って」

提督「くかぁ……」

妖精A「くぴー」

妖精B「すやぁ」

妖精C「ニョホホ」

木曾「おいおい、無用心だな。こんなとこで眠りこけて敵に襲われたりしたらどーすんだ」(厨二感

木曾「毛布も被ってねえし、放っておいたら風邪ひきそうだし……しょうがねえ、起こしてやるか」

木曾「おい、提督起きろ……おい」(ゆさゆさ

提督「うぐ……ぅ」(ゴ口リ

木曾「……こりゃ、ちょっとやそっとじゃ起きそうにないな」

木曾「…………チラッ」(提督の右側髪掻き上げ


提督眼帯<見るんじゃない……感じるんだ


提督「む……」(ムニャムニャ

木曾「……やっぱ前のが格好いいよなー」

提督眼帯<大丈夫だ、問題ない

木曾「……にしてもこの眼帯、イカすな」

木曾「行きつけの眼帯ショップでも見たことないぞ、こんなイカしたの」(サワサワ

提督「……う、うぅ」(苦悶

木曾「…………」(ウズウズ

木曾「いいな…この眼帯欲しいな……」



提督眼帯<ねだるな、勝ち取れ!


木曾「……ちょ、ちゃっと試着するぐらいなら許してくれる、よな?」(ほどきほどき

提督「ぬ……ぅ、や、やめたまえレ級……」

木曾「レ級……?まあいいや、よっし、取れたぜ」


球磨「木曾ー、こないだ貸した漫画そろそろ返して欲しいんだクマー……って、何やってるクマ?」(ヒョコ

木曾「」

820: 2014/11/15(土) 07:30:10.57 ID:gqkbwySPO
提督(眼帯なし)「ぬーん……ぬぅーん……」(汗ダラダラ

球磨「……提督の眼帯、勝手に外してどうするつもりクマ?」

木曾「い、いや、球磨姉!これは違うんだっ、ちょっとした興味本意というか……!」

球磨(素)「言い訳はいいから。どうしてこんなことしたのかって聞いてんだ」(真顔

球磨「提督が神通たちとか……あと、球磨に目の傷見せるのが嫌で眼帯してるの、知 っ て る よ ね ?」(ニッコリ

木曾「ヒヒィッ!?」

<ゴ、ゴメン、お姉ちゃん、ゴメンなさい許して……!

<謝る前に、さっさと提督に眼帯戻すクマー!

<ハ、ハハハイッ!!



提督「…………ぐぅ」

木曾「あ、あの、球磨姉……」(ビクビク

球磨「……ハァ。お姉ちゃんはもう怒ってないから、木曾は提督にかける毛布待ってきてほしいクマー」

木曾「お、おう、任せとけ!」(ダッシュ!

球磨「まったく、ウチの愚妹には困ったもんだクマ」

提督「すやぁ……」

球磨「提督もそう思うクマー?」(ナデナデ

提督「か……っ」(ジタバタ

球磨「……提督のことも球磨が守ってやるから安心して寝るクマ♪」(ナデナデ

提督「」(ガクッ



<……提督、もしかして息してないクマ?

<…………(チアノーゼ

<た、大変だクマー!?

821: 2014/11/15(土) 07:32:45.75 ID:gqkbwySPO
【潮が改二になりました】
《鎮守府》工廠

妖精A「ほい、改二あがったよ~」

妖精B「おあがりよ」

妖精C「それ、どこかしらで脱がないとダメだからやめるです」

潮(改二)「これが……これが近代化改修……」

潮「艤装とのリンクが前よりもうんと上がってる……凄い」

曙(level99)「へー、やっぱり変わるもんなのね~」(興味

朧(level99)「見える世界が変わった感じ?」(津々

潮(level99)「え、えへへ、ちょびっとだけ……」

漣(level99?)「そりゃー羨ましいお話ですねー。ねえ、ご主人様?」

潮「さ、漣ちゃん、それに提督も……」

提督「ふ、ふむ、改修は無事に完了したようだな」

妖精A「我々にかかればチョロイもんです」

妖精B「むしろ、もっと改修させてくれても構いません」

妖精C「これから毎日、艦娘を改修しようぜ!です」

提督「で、できることなら、漣君や曙君たちも改二化してやりたいのだが……いかんせん、大本営で改修計画が難航していてな」

妖精A「提督さん、世の中バレなきゃ罪にはならないんですよ?」(ヒソヒソ

妖精B「あーんなシステムやこーんな装備、使ってみたくないですかー?」(コショコショ

妖精C「積んでみるだけ、艦に積んでみるだけでいいですから、ね!」(ボソボソ

提督「………………むう」

漣「はいそこー、ご主人様のメカニック魂をくすぐらない」


曙「心揺らしてんじゃないわよ、このクソ提督!」

妖精ズ<えぇ~!

朧「(私は1度くらいなら改修受けてもいいかなぁ)」(ポケー

潮「え、えっと、み、みんなもきっとすぐに改二改修受けられるから……その」

漣「……これが勝者の余裕って奴ですかね」

曙「すぐっていったい何日までが含まれるのかしら」

朧「そういうの、火に油注ぐだけだから言わない方がいいよ」

潮「さ、先に言ってよ朧ちゃん~」


<ちくしょー、その潮っぱいの感度を改二にしてやりましょーか!?

<なに食べたらそんなにおっきくなるのよ!このっ、このぉ!

<彼女の胸は豊満であった……うん、ホントに大きい

<キャ、キャァァァァッ!?て、提督、助けてぇ……って、いない!あれぇ!?


提督(@逃走中)「潮君……非力な私を許してくれ」

提督「しかし……各鎮守府による艦娘の独自改修、か。これは一考の価値があるやもしれんな」

提督「駆逐艦の速度や装甲の向上……遠中近の各間合いで戦える軽巡洋艦用外部パーツ……潜水艦に巡洋艦クラスの主砲」(キラキラキラキラ

提督「そして戦艦に接近戦用ブレードやアンカーの実装……」(ブツブツ


《当然、大本営に却下された》

832: 2014/11/16(日) 22:39:24.97 ID:CkGN0lbQO
【軽巡洋艦】編

【神通】の場合

神通「あ、あの、提督、差し入れに間宮さんのお菓子をお持ちしました…………?」

提督「すや……すや……」

妖精A「うー……提督さん枕、硬い……」

妖精B「むにゃ……」

妖精C「ぷぴぽー……」(鼻提灯

神通「ぁ……」

神通「(ふふっ……提督、疲れて眠ってしまわれたんですね)」

神通「えっと、お菓子はここに置いて……」

神通「毛布毛布……」(毛布カケカケ

神通「ゴミも溜まっていますね……」(パタパタ

神通「工具は……ここでいいんでしょうか?」(カチャカチャ

神通「ネジとか散らばっていていますね……」(拾い拾い


(神通、片付け中・・・)

833: 2014/11/16(日) 22:40:08.73 ID:CkGN0lbQO
神通「……ふう、とっても綺麗になりました」

提督「すやー……うむ…回転率がぬかのひ……」

妖精A「むにゃ……ギアをにまはかねみればぁ……」

妖精B「だからそこはなやひねと……うみぃ」

妖精C「落ち着け小僧どもォ!!……ぐぅ」

神通「ね、寝言で議論されてます……」

提督「うーむ……」(ゴ口リ

神通「あ……提督、頬に汚れが……」

神通「そ、そーっと、そーっと……」(ドキドキ

提督「ん……」(モゾモゾ

神通「……はい、これで綺麗になりましたよ」(ニッコリ

提督「くぅ……」

神通「…………」(キョロキョロ

神通「(い、今なら誰も見てないですよね?ちょ、ちょっとだけ……)」

神通「し、失礼します」(添い寝

提督「む……うぅ……?」

神通「(……あたたかいです。それに、提督の匂いに包まれて……幸せな気分)」

提督「む………ぐぅ……」(冷や汗

神通「いつか、こんなことが普通にできる仲になれたら……」

神通「(……いけない……わたしも…ねむく……)」(ウト…

神通「すぅ……すぅ……」(安眠



(工廠の外)

那珂「うぅむ、提督が目を覚ます前に起こしてあげるべきか、ショック療法で起こさないでおくべきか……悩むとこだね」(心配してつけてきた

川内「いいじゃん、神通もお昼寝したかったんだし、そっとしとこうよー。そんなことより、早く間宮さんに戻ってお茶しよー、お茶ー」

川内「アイス溶けちゃう、アーイースー」(ジタバタ

那珂「……夜戦の時じゃない川内ちゃんは本当にバカだなー」(ジトー

川内「なんだとぉ!?」

836: 2014/11/16(日) 22:48:13.28 ID:CkGN0lbQO
【艦娘行動学】

ケース1:提督の睡眠(無防備)時における艦種別行動

【空母】編

【赤城】の場合

赤城「提督、今度の海域攻略作戦についてご相談が……」

提督「すぅ……ぐぅ……」(熟睡


赤城「」

赤城「…………痛い」(頬つねり

赤城「提督が寝てる……しかも、私が近づいても目を覚まされない……」

赤城「こ、こんなに無防備な提督は初めて見ました」(マジマジ

提督「ぬぅ……んん」(ゴ口リ

赤城「…………」(そろーり

赤城「……」(肩つんつん

提督「っ……」(ピクンッ

赤城「(やはり相当、鍛えておられるご様子……ふむ、これは……ふむ)」(肩さわさわ

赤城「(これで人間恐怖症さえなければ、心技体、どこにも文句のつけようのない立派な大和男児なのに……)」(胸板さわさわ

赤城「(い、以前、浴場で遭遇してしまった時に見てしまった男性の、ア、アレがどのサイズからご立派になるのかはわかりませんけど!!)」(首ブンブン

提督「ぅ……うぬ?」(パチクリ

赤城「!?」


提督「な……なにを、して……いるのかね……?」(震え声

赤城「て、提督……」

提督「」(後退り

赤城「違うんですっ、これは誤解、そう誤解です、つい出来心で!い、いえ、出来心といっても決して疚しい意味ではなくて、と、とととにかく違うんです、赤城を信じてください……!」

提督「赤城君……私は君のことも、漣君たちと同じぐらい信じていたのに……」(絶望の眼差し

赤城(ハイライトOFF)「」


妖精A「むーん、何事……?」

妖精B「ふむ……壁際に逃げた提督と、目に光のない赤城さんの組み合わせ。こから導き出される答えは1つ」

妖精C「赤城さん、まさかの大和さん化ですか。薄い本が厚くなります」

赤城「(ごめんなさい……雷撃処分、してください……)」(さめざめ

845: 2014/11/19(水) 02:01:21.99 ID:ZBwqomRKo
【艦娘行動学】

ケース1:提督の睡眠(無防備)時における艦種別行動

【戦艦】編

【大和】の場合

大和「て・い・と・く!大和に何かご用はございますか?お食事からお着替え、ストレス(意味深)の解消まで何でもお手伝いいたしますよ♪」(ヒョコッ

提督「すぴぃー……」

妖精A「くぅくぅ」

妖精B「ぐぅぐぅ」

妖精C「回せ回せ回せ、キヒッ、キキキキキキキキキィ……!」

大和「提督、お休み中でしたか」

大和「……………………」(凝視

提督「む……ぐ?…………ぐぅ」

大和「ハァ……提督、大和の前だからそんなに無防備な姿を晒しているのですね。少し気恥ずかしいです」(恍惚

大和「じーーーーー」

提督「っ……うぐ、うぅ」(ゴ口リ

大和「普段であれば、人の気配がするだけで目を覚まされるのに……」

大和「……ハッ!もしかして、これは提督が大和のことを試しているのでしょうか?」

大和「『私はいつでも構わないよ』という、提督からの無言の誘惑……!」

大和「…………」(ムラムラ


『 Cast off 』(電子音


大和(半裸)「こんな場所でなんて……もう、提督もお好きなんですから」(モジモジ

大和「それでも、提督が求めてくださるのなら大和は……大和は……!」(ガバァッ






846: 2014/11/19(水) 02:02:11.13 ID:ZBwqomRKo
提督「すぴぃー……」

妖精A「くぅくぅ」

妖精B「ぐぅぐぅ」

妖精C「回れ回れ回れキヒッ、キキキキキキキキキィ……!」

大和「…………あれ?」

大和(服着用)「お、おかしいです、確か大和は提督と交合っていたはず……」

大和「まさか白昼夢……いえ、そんなはずありません……!」

大和「……交合えていないのならもう一度!」

『Cast off !』(電子音



提督「すぴぃー……」

妖精A「くぅくぅ」

妖精B「ぐぅぐぅ」

妖精C「回れ回れ回れキヒッ、キキキキキキキキキィ……!」

大和「」

大和「そ、そんな馬鹿な……提督が無防備に寝ている今がチャンスだというのに、触れることさえ許されないのですか?そんな……なんて、生頃しっ」(ワナワナ

提督「ん、んん……」(ゴ口リ

大和「あんなにあどけない顔で大和を待ってくださっているのに、大和はだ、大和はなんて無力なの……」

大和「っ……いいえ、まだ、まだ諦めるわけにはいきません。超弩級戦艦の力、見せてあげましょう!」


『 Hyper Cast off !!』(電子音

大和「さあ、提督……大和と子作り致しましょう!」(ガバァッ!




提督「……みんな、よく来てくれた。君たちが自身の力を最大限に発揮してくれることを期待している」

大和「え……えぇっ?」

提督「ど、どうかしたのかね? もしかして、こんな鎮守府には来たくなかった? そ、それなら大本営にかけあって、すぐにでも異動の手続きを……!」

漣「ハイハイ、ご主人様~、知らない艦娘が増えるの嫌だからって、人員削減しようとしないでくださ~い」

漣「すみませんねー、大和さん。ウチのご主人様、ちょ~っとばかし人見知りが過ぎまして~」

大和「え、あ、いえ、知っているので問題ないです……」

漣「え、ご主人様のコミュ障ってそんなに有名になってるんですか!?」

大和「有名というか、その……」

漣「?」

提督「?」

大和「い、いえ、何でもないです♪」(アセアセ

大和「(ま、まさかここまで巻き戻しされるなんて……)」

大和「(――これは、最初から提督の攻略をやり直しなさいという天のお告げですね!!)」(超ポジティブ

大和「超弩級戦艦 大和、提督のために粉骨砕身、頑張らせていただきます!」(敬礼

提督「う、うむ、頼りにさせてもらおう」

漣「(なーんか怪しいけど、たぶん気のせいですよね……)」


《この後、華麗に提督の攻略に成功した》

849: 2014/11/19(水) 02:30:37.09 ID:ZBwqomRKo
これらの話はケッコンカッコカリしりーずと同じくIF話ということで
金剛、瑞鳳書いたら【艦娘行動学】シリーズは一旦おしまいします

851: 2014/11/19(水) 05:50:55.18 ID:2+PiEGyB0

最大の危機は去ったか

金剛、瑞鳳は安心な気がする

854: 2014/11/19(水) 14:43:40.51 ID:TGLOD6F4O
【艦娘行動学】
ケース1:提督の睡眠(無防備)時における艦種別行動

【戦艦】編

【金剛】の場合

《鎮守府》工廠

金剛「HEY 提督~、せっかくお休み取ったんだから私とどこか遊びに行くネ~!」(バンッ


提督「スカー……」

妖精A「むにゃむにゃ」

妖精B「ねむねむ……」

妖精C「ハ~……サッパリサッパリ…」


金剛「oh 珍しく寝てマス……」

金剛『訳:おーい、起ーきーなーさーいーよー』(チョンチョン

提督「ぬ、ぬう……むぅ」(ゴロン

金剛『訳:人に触られても目を覚まさないなんて、明日雨でも降るんじゃないかしら?』(ツンツン

提督「う、うぅ……やめろ……金剛、やめろォ……」(悪夢

金剛『訳:どーいう夢見てるのよ、失礼しちゃうわね、まったく』(ジトー

提督「ぐぅ……」

金剛「(コイツの寝顔なんて久しぶりに見たな……)」(じーーーーー

金剛『訳:……本当は起きてたりしない、よね?』(ツンツン

提督「うぅ……」(ゴ口リ

金剛『訳:ねえ……早く起きないと…………キス、しちゃうよ?』

提督「ぐぅ……すぅ……」

金剛『訳:……そっか、起きないのね』



金剛『訳:じゃあ…………』(ズイッ

855: 2014/11/19(水) 14:44:11.77 ID:TGLOD6F4O



提督「ぐ…………ぅ?」

妖精A「もう食べられないです……」

妖精B「甘いものは別腹~……」

妖精C「ギ……ギップリャ……」

提督「ヒトゴーヨンマル……いかん、寝すぎた」(アワアワ

金剛(@三角座り)『訳:……やっと起きた』

提督「ッ!?こ、金剛?来ていたのか」

金剛『訳:ちょっと前にね。随分、気持ち良さそうに寝てたわよ』

提督「む……ここ何日か寝ずに作業していたものでな」(ポリポリ

金剛『訳:ふ~ん、相変わらず機械弄りが好きなのね』

提督「ああ!」

提督「……ところで金剛」

金剛『訳:……なに』

提督「……やけに顔が赤いが、どうかしたのか?」

金剛(真っ赤)『訳:…………知らないっ!』(プイッ

提督「???」

865: 2014/11/20(木) 07:51:11.10 ID:/zIJNonrO
【艦娘行動学】

ケース1:提督の睡眠(無防備)時における艦種別行動

【軽空母】編

【瑞鳳】の場合

《鎮守府》工廠

瑞鳳「ふぅ、ただいま~。提督ぅ、補充のパーツと食料と、新発売のパック買ってきたよー」

提督「むにゃ……」

妖精A「すやすや」

妖精B「すぴー……くぴー……」

妖精C「すやぁ……」

瑞鳳「あらら、みんな寝落ち……?」

瑞鳳「ん~、エンジンは完成してるっぽい。てことは、後は試運転して調整かな」(カチャカタ

瑞鳳「あーぁ、どうせならこの子が完成した瞬間に立ち会いたかったなー。きっと提督、柄にもなく大はしゃぎだったろうし♪」

提督「ぐう……ぐう……」

妖精A「う……うりあっと……」

妖精B「インド人を……右に……」

妖精C「うぅ……にゃんぱす~」

瑞鳳「これはしばらく起きそうにないね」

瑞鳳「んぅ、勝手に鋼号弄るわけにもいかないし、どうしよ………………あ、そうだ」


カードBOX<多々買え……多々買え……


瑞鳳「提督には悪いけど、今のうちにパック剥いちゃおーっと♪」(ペリペリ

<お酒に機械弄りにカード、充実してるよねー……と、来た来たホロレア♪(ペリペリ

<んぅ、この子はまだプールが少ないし、採用は難しいかな……アニメ効果のままなら考えたけど(パリパリ

<……強いデッキ、弱いデッキ、そんなの人の勝手。本当に強いデュエリストなら、自分の好きなデッキで勝てるように頑張るべき……とはいっても、限界はあるよねー(ピリピリ

<……そういえば提督、軍に入る前に使ってたデッキがあるって言ってたけど、なに使ってたのかなぁ?(バリバリ

866: 2014/11/20(木) 07:51:39.55 ID:/zIJNonrO



瑞鳳「……って感じで剥いてたら、気がついたら、そのぉ」

提督「私の分の箱まで確認し終えていた、と」

瑞鳳「う、うん♪」

提督「そうか」

瑞鳳「テ、テヘへ……」

提督「…………そうか」(ショボリ

瑞鳳「」

妖精A「アレはガチで凹んでるです」

妖精B「致し方なし」

妖精C「パックを開けるワクワクを奪われました」(プンスカ


<て、提督ぅ、元気だして!ホ、ホラ、マシンが完成したんだから試運転しよっ!

<うむ……

<瑞鳳のズイバス2000も提督の新マシンと走りたいって言ってるから、ね!

<うむ……

<提督ぅ、ツーリングしようよぉ……ねえってば~(泣)



妖精A「瑞鳳さんピンチ?」

妖精B「友情崩壊?」

妖精C「提督さんの心の傷は深いです」

874: 2014/11/20(木) 12:50:17.73 ID:B79Kf1H5O
おつです

瑞鳳やっちまったなw
めずらしい友人?枠に裏切りを受けた提督www



次回はこちら


引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話4【ネタ募集】