149: ◆m9tEpcJqyE  2014/12/06(土) 07:35:17.00 ID:QeLRYobaO




前回はこちら



提督「…………はっ」

元帥「やっと起きたか……」

霧島「期待通りの成果が得られましたね」(気付け薬

提督「……そうか、私は気を失って」

那智「その、すまなかったな、司令官がそういう体質だと知らなくて」

提督「ヒッ……あ、い、いや、私の方こそすまなかった。最近、慣れた子たちとしか接していなくて……」

元帥「(お前の鎮守府、毎月提督がコミュニケーション取ってくれないって満足度調査に書かれてるんだが)」(ぼやき

霧島「(提督がコミュニケーションを取ってると言うなら、そうなのでしょうね……提督の中では、ね)」(呆れ

那智「そうか……まあ、その辺は私も追々慣れてもらうとして」

提督「ぜ、善処しよう」

那智「うむ。では、改めてよろしく頼むぞ、司令官!」


那智ハンド<那智の滝で僕と握手!


提督「すまないが、それは遠慮させていただこう」(キリッ

那智「」


??「(Noと言える日本人……ですの、この場合?)」(ボソ

??「(わ、わかりません……)」(ヒソ

元帥「オッホン……一人目が終わったことだし、そろそろ二人目の自己紹介に行こうか」

霧島「そうですね、意外と時間が押していますし」(腕時計check

提督「!」(ビクッ

??「!?」(ビョクッ

??「(つ、つつつついにきき来て、来てしまいましたわ!)」(ドキバク

??「(平常心……ヘヘヘイッ常心!)」(スハースハー


熊野「……重巡 きゅま野っ!」(裏声

提督「きゅ、きゅま?」

熊野「」

元帥「(君、カッミカミやね)」

霧島「(噛み噛みですね、貴女)」

熊野「(や、やってしまいましたわぁぁぁぁーーっ!?)」(ガビーン

熊野「(め、名家の娘として不用意に男性と接するべからずの教えを守り、幼稚園から訓練学校まで一貫して男性のいないところで育ったせいで……私、私!)」

熊野「(殿方とどう接すればいいのか、何一つこれっぽっちもわかりませんのよぉぉぉぉーーー!)」(ノヨーノヨーノヨー(谺)

熊野「(あわあわ……!こんなことになるなら訓練学校の時、鈴谷さんに男性と会話を弾ませるための十の法則を聞いておけば……!!)」(悔恨

提督「(……何故だろう、彼女には親しみを持てそうな気がする)」(温かい眼差し

霧島「(人間、自分より下の人がいると安心してしまうものですよね)」

元帥「(同類相憐れむ、って奴だな)」


※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ




150: 2014/12/06(土) 07:35:55.97 ID:QeLRYobaO

提督「そ、その、きゅま野…………熊野君?でいいのだろうか。言い間違いは誰にでもあることだ。あ、あまり気に病まず……」

熊野「ピャア↑ッ!?」(ビクッ

提督「うぬ!?」(ビョクッ

熊野「き……気安く話しかけるだなんて、提督、あなた少し思い上がりをされてるのではなくてっ!?」(キッ

提督「」

熊野「あ」

熊野「(や……やってしまいましたわ……。何と返せばいいのかわからなくて、つ、つい……!)」(青ざめ

熊野「…………その、し、失礼しました、少し気が昂っておりまして。もし不快だと仰るのでしたら、あ……謝ってあげてもよろしくてよ!?」

那智「(何で上から目線なんだ……)」

提督「…………いえ、結構です。身の程もわきまえず話しかけてしまい、大変申し訳ありませんでした、どうかお気遣いなく」(震え声

熊野「(あ、私の第一印象終わった臭いですわ)」(ハイライトOFF

元帥「(救いようがないな、コミュ障と男性恐怖症の組み合わせって。やはりコイツに任せるのは早計だったか?)」

霧島「(しょうがないですよ、彼女のご両親に信頼できる提督に預けてくださいとお願いされたんですし)」

元帥「(戦力のバランス的にも、重巡洋艦の追加は望ましかったしな)」

提督「(早く鎮守府に帰りたい……)」

熊野「(穴があった飛び込んで埋めてもらいたい気分ですわ……)」」(どんより



元帥「(ところで熊野君、男性恐怖症なのにどうして私は平気なのだ?)」

霧島「(お父様と同じぐらいの年齢までいくと、『異性』として認識しにくいのではと分析します)」

元帥「(別にそれが残念というわけではないが…………年は取りたくないもんだなぁ)」(遠い目

霧島「(なに黄昏てるんですか……)」

162: 2014/12/08(月) 00:41:01.98 ID:lz7OM2RmO
元帥「ンッンー!さて、そろそろ三人目の紹介といこうか」

??「は、はいっ」

提督「先生……もう、許してください。これではあまりに……あまりに酷な仕打ちではありませんか……」

元帥「ふん、艦娘三人追加するだけで泣き言をいうような鍛え方はしてないはずだが」

元帥「というかだな、鎮守府に重巡洋艦が二隻しか配備されていない状態をいつまでも続けられるのは困るのだよ、大本営的に」

元帥「主戦力が駆逐艦と軽巡洋艦でも大丈夫なんだ、と新人提督がお前や他所、メガネ、オネエみたいな奇人変人連中の真似をしたらどうするのだ、まったく」

霧島「(自分の一番の教え子たちを奇人変人呼ばわり……)」

提督「せ、先生、お言葉ですが私は他所たちと違い、奇人変人の類などでは……!」(異議アリ!

元帥「はて……軍学校時代、工廠妖精たちと意気投合した挙げ句、一緒になって訓練艦を近代化改修して回ったのはどこのどいつだったか……なあ?」(ジロッ

提督「」(目逸らし

霧島「(昔から機械関係にはアグレッシブだったんですね)」

??「あ、あの~」

元帥「おっと、すまないな、話が横道にずれた。さ、自己紹介してやりたまえ」

提督「せ、先生……!」

元帥「うるさい、黙って聞け。そうすれば、お前の気も変わるだろうさ」

提督「ぬ、ぬう……?」


??「えと、い、いきますっ!」




伊良湖「きゅ、給糧艦『伊良湖』です。提督さんのお話は間宮さんからよく伺ってますっ……よろしくお願いします!」(ペコリン

提督「なん……だと……」

元帥「ふん、ちょっとした交換条件という奴だ」

提督「こ、交換条件、でありますか」

元帥「お前が那智君、熊野君の着任を受け入れるなら、○○鎮守府に伊良湖君が着任できるよう手を回す……そう言っておるのだよ」

元帥「すごいぞぉ、伊良湖君は。老舗の和菓子屋で修業を積み、この年で餡作りを任されるほどの腕だそうだ」

提督「あ、餡作りを……」(ゴクリンコ

伊良湖「そ、そんな、私なんてまだまだで……洋菓子の方は、間宮さんの足元にも及ばないですし……」(テレテレ

元帥「そんな伊良湖君だけに、彼女の着任を希望する鎮守府は多くてな……お前がこの話を受けないなら、当初の予定通り給糧艦『伊良湖』は……」(チラッ

提督「……ぐ……ぬう」

元帥「よもや断ったりはせんよなぁ?」(ニヤニヤ

提督「……っ」(ガクリッ

元帥「(堕ちたな)」

霧島「(堕ちましたね)」

提督「い、伊良湖たちの着任の件…喜んで……お受けしたいと思い……ます」(ハァ…

伊良湖「……」

那智「……」

熊野「……」

「「「(すごく嫌そう(だな)(ですわ)……)」」」

174: 2014/12/08(月) 07:43:54.54 ID:eGr1pehYO
《大本営》母港

提督「突然で悪いが……あ、新しく着任した艦娘たち……だ」

那智「重巡 那智だ、よろしくお願いする!」(ドンッ

熊野「同じく重巡洋艦 熊野、推参しましてよ」(シャラン

伊良湖「きゅ、給糧艦 伊良湖です……よろしくお願いします!」(ペコーン

漣「ふむ…………伊良湖さんを回してもらうって条件で新人さんの着任を受け入れたんですね、わかります」(ジッチャンノナニカケテ!

那智熊野伊良湖『(あってる!!?)』

提督「その……情けない提督ですまない」

漣「いいえ~、いつものことなので。ねえ?」

曙「っとに、しょうがないわね、このクソ提督は……フンッ、許してあげるわよ!」

潮「甘いもの大好きですもんね、えへへ」

朧「提督の活力源だから、ある程度は、うん」

提督「(みんなの優しさが痛い……)」(ショボリ

漣「ちょっ、なんでしょげてんですか、も~」

那智「(なるほど、彼女が例の……できるな)」

熊野「(せ、戦艦と殴り合いのできる駆逐艦って、ホントですの?)」(ビクビク

伊良湖「(間宮さんの言ってた通り、本当に仲良しさんなんですね~)」(ほっこり


提督「…………と、ところで、何故ここに……比叡君がいるのかね?」

比叡「エヘヘヘヘ、お久しぶりです兄様!」(ハギュー

提督「は、離れてくれないか」(グィー

比叡「あぁっ、意地悪しないでくださいよ兄様~」(ブーブー


漣「食堂で比叡さんから話しかけてこられまして。ご主人様を待ってる間、あれやこれや雑談してた次第です、ハイ」

比叡「英国にいた頃の兄様や金剛お姉様との思い出、たっくさんお話しできて満足でした!」

提督「そ、そうか」

比叡「ハイッ!」(満面の笑み

比叡「あ、ところで兄様?いつになったら金剛お姉様とケッコンカッコカリ…………」

提督「で、ではみんな、明日の出航に備えて今日は早めに休むように。以上、解散!」(脱兎

比叡「あっ、兄様!?なんで逃げるんですか、兄様ー!」(ダッシュ!

<気合!入れて!!捕まえたぁ!!!(タッチダウン!

<ヒェェェェ……!!?


那智「その、新参者の私が言うのもなんだが、助けなくていいのか?」

漣「あー、人懐っこいゴールデンレトリバーにじゃれつかれてる犬嫌いな人状態ですしねー」

曙「ま、大丈夫じゃない?」

潮「う、うん……じゃなくて、はい」

朧「最近は中型犬(軽巡)クラスまでは耐えられるようになってるから、なんとかギリギリ……たぶん」

那智「なるほど、信頼されているのだな彼は」

熊野「し、信頼と言っていいんですの?単に見放されてるだけじゃ……」

伊良湖「あ、でもどんなに疲労してても甘味を食べさせてあげれば元気になるって間宮さんが」

熊野「それ、ホントに甘味ですの?何か危ないお薬でも入ってるのではなくって!?」

194: 2014/12/09(火) 15:06:24.15 ID:dWRFg96eo
【だって当然だろ?デュエリストなら】


(夕方)
《鎮守府》食堂


赤城「ふぅ……今日もいい修練を積むことができました。これで艦載機の操作精度も少しは向上するはずです」

赤城「新人の方たちも着任したことですし、一航戦として提督の顔に泥を塗るようなことはあってはいけませんしね」(ムンッ

赤城「あら?」



提督「……これは1枚でいいか。あとは効果破壊時の防御札に――――をピンで挿して……」(ブツブツ

赤城「提督……ご休憩ですか?」

提督「むっ? あ、ああ、赤城君か。書類仕事は全て終わったので、息抜きにテレビ見がてら昔使っていたデッキの調整をな」

赤城「昔使っていた?」

提督「今は軍学校を卒業した時に渡されたカードを軸にしたデッキを使っているからな。この子たちには申し訳ないと思っている」(慈しむ眼差し

赤城「大切なデッキなんですね」

提督「ああ!」


テレビ<お楽しみは~、これからだ♪


赤城「そういえば、今テレビでやっているのは……」

提督「うむ、これが今放送されている最新作だ」

赤城「なるほど……。あの、提督? もしよければ、後学のために私もご一緒してもよろしいでしょうか」

提督「! もちろんだとも。さあ、座りたまえ、今お茶を淹れよう」(いい笑顔

赤城「は、はい」

赤城「(本当に好きなんですね……コミュ障が消えちゃうぐらい)」

195: 2014/12/09(火) 15:08:26.16 ID:dWRFg96eo
(提督、赤城、アニメ視聴中・・・)

<アクションマジック! ――――カード効果による破壊を無効にする!


<トラップ…発動!! ――――無効にし、攻撃力を1000ポイントupさせる!


赤城「(なるほど、魔法カードやトラップと呼ばれる罠カード、そして召喚したモンスターを駆使して相手のLPを削ればいいんですね)」

赤城「(毎回引くカードはランダム、単純なように見えて複雑すぎるくらいの効果の応酬……なるほど、戦術や戦略を鍛えるのによさそうなゲームですね)」

赤城「(それにしてもこの青年、幼い子供相手に少し攻撃が苛烈すぎるんじゃ……)」


<マジで本気出しちゃうから……!


赤城「(あ、でも本気を出すということは、この子供もまだ余裕がある――)」


<現れ出ちゃえ! 全てを封じる鎖の獣――――!!


赤城「(ええっ、可愛らしい羊さんが不気味な怪物に!?)」


<ゾクゾクしてきた……! もっともっと僕を楽しませてくれ!

<貴様が味わうのは断末魔の苦しみだけだ……!


赤城「(な、なんだか会話の内容が不穏なことに……)」


<薄ら笑いはどうした?

<貴様たちはいつも笑いながら、俺たちの仲間たちを襲い続けた……!

<はぁ? 余裕がない? 冗談言うなよ、こんなデュエル、キャンディー舐めながらだって僕にはできる。

<遊びさぁ、本気でやるわけないじゃん!――――だって、君たちは僕らにとってハンティングゲームの獲物なんだから!


赤城「」

赤城「(なんですか、この展開……人間狩りをゲーム? コレって本当に子供向けのアニメ? そ、それより、こんな過激な内容、提督が聞いたら……!)」

提督「ふむ、いつも通りだな」(ケロッ

赤城「ええぇぇぇ」

提督「む、どうかしたのかね?」

赤城「……いえ、デュエリストってすごいんですね」

提督「この程度、よくあることだからな」(訳知り顔



(放送終了後・・・)

<あの、提督……私にもデュエル、始められるでしょうか? 今日見たあの鳥型のモンスターが格好良くて……

<もちろんだとも! ちょうど先日、代行天使デッキを神通君にあげてな、赤城君にも一つ組んであげたいと思っていたところだ。故あって大量に余ったBFがあるから、それで下級と展開力云々を(以下略


【この後、無茶苦茶構築した】

200: 2014/12/09(火) 17:54:43.34 ID:dWRFg96eo
【12月8日は神通の進水日(誕生日)】


旬彩《鳳翔》

那珂「昨日は神通ちゃんの誕生日だったのに、遠征のせいでお祝いできなくてゴメンね~。お詫びに今日は川内ちゃんと那珂ちゃんがご飯奢っちゃうから♪」

川内「そーそー、遠慮せずにじゃんじゃん注文してね」

神通「そ、そんな、悪いです……」

鳳翔「ウフフ、本当に3人は仲良しさんね。はいこれ、昨日渡せなかったプレゼント」

手袋<フワフワモフモフであったかいよ~

神通「鳳翔さんまで……ありがとうございます」(テレテレ

那珂「あーあ、それにしても提督も酷いよね。神通ちゃんの誕生日パーティーするから一緒に行こうって誘ったのに、『い、いや、こういうのは姉妹水入らずでやりたまえ(ヅカvoice)』だって」

川内「もうさー、首に縄つけて引っ張ってくればよかったんじゃない?」

神通「あっ、あのっ、提督に酷いことはしないであげて……!」

那珂「ブーブー、ホントに神通ちゃんは提督に甘いなぁ」

川内「そうだよー、ライバル多いんだからこういうとこで機会を作っていかなきゃ。それで夜戦だよ、夜戦!」

神通「も、もうっ、川内姉さん!!」(真っ赤

川内「アハハッ、ゴメンゴメン」

那珂「でもさ、川内ちゃんの夜戦脳は置いとくとして、提督も神通ちゃんにプレゼントの1つでもあげたらいいのに……ねえ?」

神通「え……あ、それは、えっと」(しどろもどろ

那珂「?」

川内「ん~? あーやしーいなー、さては神通、なんか隠してるだろ!」

神通「ふぇ!?」

鳳翔「あらあら、もう正直に話しちゃった方がいいんじゃない?」(クスクス

神通「ほ、鳳翔さん……!」

那珂「なになに、何があったの!」

川内「話さないと今日の支払い、全部神通に任せちゃうぞ~!」

神通「うぅ……実は昨日も提督に鳳翔さんのお店に連れてきてもらい、ました」(ボソボソ

那珂川内「「な、なんだってーーーーー!?」」(MMR感

神通「お食事をごちそうになって、あ、あと、たいしたものじゃないけどってマフラーをくれて……そ、それで……!」

川内「ふんふん、それでそれで!?」

那珂「まさか提督からそんなアプローチがあったなんて……。那珂ちゃん、さすがに気分が高揚してきました!!」

神通「――――こ、これ以上は言えませんっ」(真っ赤

川内「お……おぉ……お?」

那珂「え、もしかして本当に神通ちゃん、大人の階段を上っちゃったの!?」

神通「~~~~~」(モジモジ

鳳翔「あらあら、神通ちゃんったら照れちゃって」(苦笑

神通「(だって、やっぱり意識しちゃいます……アテナみたいに綺麗なカードがイメージに合うと思った、なんて言われたら)」(至福の笑み

川内「じ、神通が女の顔してる」

那珂「これはひょっとして提督をお義兄ちゃんって呼ぶ日も近い……?」

鳳翔「(真相を知ったら提督、二人に猛抗議を受けちゃいそうですね。ま、いい薬だと思いますけど♪)」(ニコニコ



※後日提督、プレゼントにデッキを渡したことが判明し、川内と那珂にデートのやり直しを命じられる模様

213: 2014/12/10(水) 01:08:37.81 ID:2kAbL5z/o
【瑞鳳と喧嘩】元ネタ:瑞鳳と趣味での意見の不一致で喧嘩


瑞鳳「…………」(ハイライトOFF

祥鳳「ず、瑞鳳、いい加減、機嫌を直したら?」

瑞鳳「別に拗ねてないし」

瑞鳳「艤装の調整するのに瑞鳳のこと呼んでくれなかったり、神通さんや赤城さんにデッキあげて趣味仲間増やしたりしたこと、全っ然気にしてないし」(プクーッ

祥鳳「(すっごく気にしてるじゃない)」(苦笑

瑞鳳「~~~~!!」(ムスーッ

瑞鳳「うー、ちょっと走りに行ってくる!」

祥鳳「あっ、ちゃんとヘルメットは被るのよー」

<わかってるー!


祥鳳「自分が一番仲良しだと思ってた友達を盗られた……みたいな? 瑞鳳もまだまだ子供ねぇ」(ほっこり

214: 2014/12/10(水) 01:09:25.61 ID:2kAbL5z/o
(郊外)

ズイバス2000<もっと……熱くなれよォ!!

瑞鳳「ふぅ、久しぶりに走らせたけどいい調子♪」

瑞鳳「あ~あ、すごく空気が澄んでて気持ちのいいし、提督と走りたかったなぁ」

瑞鳳「も~、提督のバカバカッ、趣味仲間の私を蔑にするなんて許せないわ!」(プンスカ


???「お困りのようですね」

瑞鳳「んぅ!? だ、誰っ……ですか?」

???「これは失礼、驚かせてしまったようですね。お嬢さんお困りの様子だったので、つい声をかけてしまいまして」

???「お悩みを解決できるかはわかりませんが、気晴らしだと思って私に話してはいただけませんか?」

??<コロコロ・・・成功


瑞鳳「えっと……そ、そうね。初めてあった人にこんなこと愚痴るのもアレな気がするけど――――」

???「いえいえ、お気になさらず」(ニッコリ

???「お嬢さんの悩みも……私にとってはただの『暇つぶし』ですから」(ボソ


(瑞鳳、愚痴り中・・・)


瑞鳳「――――という訳なのよ。もう、失礼しちゃうわよね、ホント! 少しは瑞鳳にも相談するべきだと思わない?」

???「ええ、まったくですね」

瑞鳳「そうよね、アナタもそう思うよねっ!」

???「はい。それで、一つ提案があるのですが」

瑞鳳「なぁに?」

???「そんな提と……おっと、お嬢さんの知り合いに自分のことを見てもらうイイモノがあるのですよ」

瑞鳳「え、それホント!?」

???「ハイ。ここで会ったのも何かの縁……ですので、これをお嬢さんにお譲りしたいと思います」(スッ

瑞鳳「――――!! コレって……いいの、こんな凄いもの」

???「ええ、私のは必要のないものですから」

瑞鳳「す、凄い太っ腹ね。えと、ありがとう」

瑞鳳「あ、そういえば名前とか聞くの忘れてたわ」

???「名乗るほどのものではありませんよ。ただ、そうですね……通りすがりの物理学者とだけ言っておきましょうか」(ウインク

瑞鳳「へ、へえ……それにしてもコレ、すごいなぁ、見てるとなんだかすごく強くなれる気が―――――」(ハイライトOFF

物理学者?「どうか、御武運を」(ニッコリ

215: 2014/12/10(水) 01:10:09.48 ID:2kAbL5z/o
《鎮守府》工廠

提督「よしっ、これで鋼号の最終調整は終わったな」(キラキラ

妖精A「ついにやりました」

妖精B「頃してでも奪い取りたい……そんなマシンに仕上がりましたね」

妖精C「我々の技術の結晶だからさもありなん」

提督「うむ、ではさっそく慣らし運転に…………?」

瑞鳳「――――」(ユラッ

提督「ず、瑞鳳君? どうしたのだね、少し様子が――」

瑞鳳「おい、デュエルしろよ」(ハイライトOFF

提督「な、なに?」

瑞鳳「瑞鳳が負けたら、提督にはもう何も言わない。けど、私が勝ったら……提督にはずっと私の遊び相手になってもらうから」(ニタァ…

妖精A「どういうことだ、まるで意味が分からんぞです」

妖精B「私だけを見て的な意味でしょーか? 何それ恐い」

妖精C「というか、何故か瑞鳳さんから二度と会いたく名前を呼んではいけない人的な気配を感じます」(ガクブル

瑞鳳「どうする? 別に逃げてくれても構わないけど、そしたらこの勝負、瑞鳳の勝ちだからね♪」(クスクス

提督「――――いいだろう、勝負だ」

提督「(運の悪いことに、今持っているのは調整したばかりの昔のデッキだが……やるしかない)」

瑞鳳「フフッ、フフフフ! 先攻は先にコーナーを曲がり切った方よ!」

提督「いいだろう……!」

提督瑞鳳「「――――アクセラレーション!!」」




提督「先攻は貰った! 私はモンスターをセット、カードを2枚セットしてターンエンド!!」

瑞鳳「私のターン、ドロー! 手札のマジックカード・簡易融合発動――――これが私の新たに手に入れた力よ! 現れ来なさい、旧神ノーデン!!」

提督「なんだと!? な、何故、瑞鳳君の幻機獣デッキにそんなカードが!」(カンコーン!

瑞鳳「キヒヒヒッ! さあ、瑞鳳のこと満足させてよ! ノーデンの効果を発動――――!!」


※この後、提督が1ターンで鉄壁にされたり、絶許無貌の神したり、まさかの機皇帝入り電池メン1ショットkill決めたりした結果、瑞鳳は無事正気に戻った

216: 2014/12/10(水) 01:12:33.96 ID:Z5r3hUuxO
ぼくしってる
デュエルって氏人が出る程危ない戦いなんでしょ

217: 2014/12/10(水) 01:40:41.68 ID:gQrNetpC0
心配するな小1からやってるけど無理しなければ12年間生きていけてるから

218: 2014/12/10(水) 02:14:36.67 ID:+rPi+vX3o
まぁ一週間ぶっ通しで出来るくらいには安全だよ、デュエルは



次回はこちら


引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話5【ネタ募集】