225: ◆m9tEpcJqyE  2014/12/10(水) 13:22:21.75 ID:2kAbL5z/o




前回はこちら



【不審者】元ネタ:提督を探して徘徊する大和に無言の腹パンor通報

(深夜)

??「ハァ……いけませんね、いけませんよ提督、日が落ちたというのに洗濯物を干しっぱなしにしているだなんて」

??「これは私が責任を持ってお預かりしなくては。ええ、責任を持って……ウフ、ウフフフフフフ」(恍惚




(翌朝)

提督「え、ええ……最近、鎮守府内を不審人物が徘徊しているとの報告を受けている。主に被害を受けているのは私の肌ぎ……私物だが、みんなも無関係とは言えない。遅い時間帯の不用意な外出は避けるように」

<は~い!

<了解!


敷波「ここに侵入とか……命知らずなのかな、ソイツ」

綾波「漣さんや神通さんといった地上での戦闘でも凶悪な面子に加えて、司令官までいらっしゃるというのに」

漣「もしかして:自殺志願者?」

曙「文月と弥生に指一本でも触れたら……怖い怖い」

潮「で、でも、やり過ぎちゃったら提督が……」

朧「その時のために私たちがいる……たぶん」

提督「き、君たちは私に何をさせようとしているのだね……?」

艦娘一同「「そりゃ勿論、鎮守府の治安維持です(よ)」」

提督「ぬ、ぬう……」

提督「ま、まあ、君たちに危害が及ぶのは望ましくないのは確かだ。これからしばらくの間、毎晩私と……君たちでローテーションを組んで深夜の巡回を行いたいと思う」

漣「不審者を発見したら雷撃してもおk?」

提督「――――君たちに危害を加えようとして侵入している可能性のある人物、やむかたなしだ」

艦娘一同「「よーし、やるぞ、オオォォォーッ!!」」

提督「……やはり下着泥棒は許されない犯罪なのだな」


※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ




226: 2014/12/10(水) 13:26:27.23 ID:2kAbL5z/o
(提督艦娘夜警中・・・)


提督「し、しかし、犯人は何故私のものだけを執拗に……」(キリキリ

漣「あー……まあ、心当たりがあるっちゃ、あるんですが」(テコテコ

提督「む、そ、そうなのか?」

漣「いえ、まだ疑わしいというだけなのでー……証拠を掴んだらお教えします、はい♪」

提督「そ、そうか……と、す、すまない、少し手洗いに行きたいのだが構わないだろうか」

漣「どぞどぞー。あ、戻ってくる時にあったか~い飲み物があったりすると漣、感激です」

提督「フッ、了解した。少しの間、一人にしてしまう……十分に気を付けてくれたまえ」

漣「かしこまり!」(敬礼


<タッタッタッタ・・・



漣「さて、と……」(ゴソ

漣「――あー、うっかり手が滑ってご主人様に借りたまま返すの忘れてたハンカチが落っこっちゃったー(棒)」


??「なんですって、それは大変! 早く拾って汚れを落とさなくては!!」(ズザザザー!

漣「嘘ですよ。そんな大事なもの、漣がうっかり落っことすわけないでしょーが」

漣「アナタもそう思うでしょ――――大和さん?」(ニタァ

大和「くっ……騙したのですね、卑怯な」

漣「こんな手に引っかかる方が悪い……まあそれは置いておくとしてー、何か言い残すことあります?」(佐々気風指ペキ

大和「提督が……提督がいけないのです! ここ最近、提督は大和のことをじらしてばかりで……提督成分が足りないのですっ、補給するのは当然の行為ではないですか!」(涙フキフキ

漣「いや、まあ言いたいことはわからなくもないですがー……って、大和さん、アンタそれ」

大和「ハイ、なんですか?」(ほっこり

提督シャツ<や、やめたまえ……

漣「…………フンッ!!」(腹パン

大和「フキュン!?」

漣「っとに油断も隙もないな、この超駄級戦艦は」(シャツたたみたたみ

漣「これはまた私物検査が必要かもしれませんねー」(糸目

漣「(今回は絶対にバレないよう、隠し場所を厳選しなくちゃ……なのです)」(ハイライトOFF



<ぬお、な、何故大和君が倒れているのだ?

<あ、ご主人様~、犯人捕まえましたー♪

<は、犯人……そんな、や、大和君が!?



事件は全てまるっとスリっとエブリシング解決・・・?

229: 2014/12/10(水) 14:30:08.76 ID:2kAbL5z/o
【青葉、見ちゃいました!】


青葉「今日も今日とて面白スクープを探して徘徊中~♪」(鼻歌


《鎮守府》工廠

<こ、こう……ですか

<うむ、きつく握り過ぎないようにな……


青葉「!!」

青葉「(この声は……例によって例のごとく、司令官と神通さんですねー)」

青葉「(どうせ今回も思わせぶりな会話をしてるだけ……いや、でも神通さんなら……神通さんんあらきっとやってくれるはず!!)」(キラキラ



<あっ……だ、だんだん熱くなってきました…

<う、うむ……では、先端をゆっくり、触れるか触れないかのタッチで……そう、上下させて

<は、はい……んっ……あ、ヌ、ヌルヌルしてきました……!?

<そ、それでいいんだ、落ち着きたまえ……次はそれを筋全体に塗りつけて……

<て、提督……ふ、震えてきてしまいました……

<っ……すぐに終わる、だから、も、もう少しだけ続けてくれたまえ

<は、はい……神通、頑張ります……!


青葉「……………………」(ソロ~


神通「て、提督、私上手にできましたか?」

提督「うむ、はみ出しもないし……初めてのはんだ付けとは思えないほど綺麗だよ」

神通「―――!」(パアァァッ

神通「て、提督の教え方が上手だからです」(上目遣い

提督「そう言ってもらえると、教えた甲斐があるというものだ」

提督「では、出来上がった基盤を機械に組み込む作業に移ろう。妖精君たち、補助を頼む」

妖精A「合点承知の助ですー」

妖精B「自分の艤装を整備できるようになりたい……いい心がけ」

妖精C「現状、提督さんと一番親密になる方法、見逃す手はないです」



青葉「……ペッ、どうせそんなことだろうと思ってましたよ、ええ思ってましたとも!」(荒んだ目


(後日、青葉著『ていとくの気持ち特別増刊号~二人で工廠に出かけよう!~(応募者全員大サービス:スペシャル鎮守府ブロマイド応募券封入)』が販売され、即日完売した)

236: 2014/12/10(水) 23:09:08.76 ID:NtTYT05DO
【模様替え:冬】

《鎮守府》執務室

漣「……へっくし!うぅ~、さすがにこの時期になると寒いですねー」

提督「う、うむ……特に君たちは寒そうな出で立ちの子が多いしな」

提督「(特にイムヤ君)」

漣「あー、一応艤装の一部で、妖精さん技術のお陰である程度の温度調整は可能ですけどね」

漣「女の子ですから、この辺はどーしても……ハイ」(スカートひらひら

提督「や、やめたまえ」(目反らし

漣「えへへ、失礼しました」(ペロッ

提督「(しかし、私でも辛いのだ、艦娘の子たちはもっと寒いはずだ……)」

提督「これはどうにかすべき問題、だな」

漣「?」



(数日後)

提督「……というわけで、執務室の模様替えを行ってみた」

漣「きゅ、急に妖精さんたち呼んでカンコンやり始めたと思ったら……なんということでしょう」

提督「き、君たちにはいろいろ苦労をかけているのに、秘書艦までしてもらっているのでな」

提督「任務中は仕方がないが……帰港した時などに暖を取ってもらえると幸いだ」

漣「ご主人様……」(じ~ん

237: 2014/12/10(水) 23:10:52.73 ID:NtTYT05DO
(それから数日後)

球磨「クマー、演習終了!寒かったクマ~」(ゴローン

多摩「はぁ~、あったか……生き返るニャ」(ゴロゴロ

木曾「フッ……薪暖炉ってのがまたオツな感じだぜ」(ごろ寝

提督「そ、それはよかった……」


北上「ねーねー提督、マシュマロ炙っていーい?」

大井「北上さ~ん、ココア淹れてきましたよ。熱いですから、気をつけて飲んでくださいね♪」

大井「あ、ついでに提督にも用意しましたから。も・ち・ろ・ん、飲みますよね?」

提督「(目が笑っていない)い、いただくとも」(震え声

大井「ハイ、どうぞ♪」

北上「提督~、マシュマロ刺すピックどこ~?」



敷波「いやぁー、遠征後の暖炉……生きてるって感じだね」

綾波「もぅ、大袈裟ね敷波は。でも……はぁ、癒されますねぇ。司令官に感謝です」

提督「お、お礼を言われるほどのことは……」(キリキリ…



提督「ど……どうすればいいのだろう、漣君。暖炉を設置してから、遠征や演習が終わるごとに艦娘たちが入れ替わり立ち替わり……」(頭抱え

漣「むしろ、リフォームしてる時に気付かなかった……あ(察し)」

提督「よ、妖精君たちと……どんなデザインにするか話し合っている内に楽しくなって……」


文月「司令官~、ただいま~!遠征任務、大成功ぉ~♪」(えへん

弥生「資材…たくさん、持って帰ってきました…」(フンス

蒼龍「は~い、じゃあ暖炉の前に集合ー。あんまり火に近寄っちゃダメだからね~」


文月「ほわぁ、ポカポカ~」

弥生「あったかい…です」

蒼龍「文月ちゃんたちが風邪ひかないように、って提督が作ってくれたんだよ~?」

文月「えへへ、司令官、ありがとぉ~♪」(にぱぁ

弥生「ありがとうござい…ます♪」(ニコッ

提督「よ……喜んでもらえて……私も、嬉しいよ」(ニコォ…



漣「ま、冬の間の辛抱です。はい、お薬。ちゃんと白湯で飲んでくださいね」

提督「う、うむ……」(ザラザラ…

242: 2014/12/11(木) 13:17:53.90 ID:LtUZtKGRo
【新しい艦娘が着任しました】

《鎮守府》食堂


提督「え、ええ……それでは、新しく鎮守府に加わった仲間に……」

<かんぱーーーーい!!

提督「では、わ、私は部屋の隅にいるので、みんなは楽しんでくれたまえ」(そそくさ

提督「(間宮君と伊良湖君の菓子……実に楽しみだ)」(キラキラ

漣「(甘味(ターゲット)ロック……甘味を駆逐する!)」(糸目

神通「(甘いものを取りに行かれたんですね)」(苦笑

金剛「(その積極さ、もう少し私に向けなさいよ……)」(口尖らせ

文月「あ~、司令官、文月もいっしょにお菓子食べるよぉ~♪」(パタパタ

弥生「弥生…も」(トタトタ

蒼龍「こぉら、走らないの。あ、提督、飲み物は紅茶でよかったですか?」

大和「甘味なら、甘味なら大和のラムネも是非ご一緒に……!」

提督「そ、そっとしておいてくれたまえ……」

提督「すまないな、伊良湖君。歓迎会の主役の一人に菓子を作ってもらったりして」

伊良湖「い、いえっ、お菓子作り好きだから、全然そんなっ!」

間宮「ウフフ、今日は私と伊良湖ちゃんの合作もありますから、存分に味わってくださいね」

提督「あ、ああ、もちろんたとも」(キラキラ



<クマー、クマクマ♪

<ニャー、ニャニャー!

<うわぁっ、なんだ多摩姉……!も、もしかしてもう酔って……マタタビだコレェ!?

243: 2014/12/11(木) 13:19:10.70 ID:LtUZtKGRo
那智「ハハッ、なかなか賑やかなところだな」

熊野「歓迎会とかいって、ただ単に騒ぎたいだけですわ」

那智「まあ、そういうな。このご時世、こうして気晴らしができるのは有難いことなのだから」

熊野「……否定はしませんわ」

青葉「どもどもー、お二人さん。1枚よろしいですか~?」(パシャーパシャー!

熊野「ちょっ、許可を得る前に撮ってるじゃありませんの!?」

青葉「いやぁハハハ、これは失礼。久しぶりの新人さんでテンションが上がって、つい」

青葉「やー、お久しぶりです、那智さん、熊野さん。重巡艦娘の研修以来ですね。元気してました?」

那智「ああ。お前も変わりないようだな」

熊野「貴女に会うまでは元気でしてよ……ハァ」

青葉「タハハ、手厳しいですねー」

那智「ところで、さっき新人が久しぶりだと言っていたが、どのくらいぶりなんだ?」

青葉「そですねー、司令官が復帰されてから……ひのふのみのよ……ん~、青葉も忘れちゃいました!」

熊野「人材補充がないって大丈夫ですの、ここ?」

青葉「――――艦娘同士の仲も良い、とてもアットホームな鎮守府です♪」

熊野「どう考えても真っ黒な鎮守府の謳い文句でしてよ!?」

青葉「……そんなに叫んで疲れません?」

熊野「誰が叫ばせてるとお思いですの!?」

青葉「アハハハ、いやぁ、相変わらずいいツッコミの冴えですねー」

那智「ああ。若さに溢れている感じだ」

熊野「~~~もぉぉ↑ぉぉぉっ↓!!」(地団駄

244: 2014/12/11(木) 13:25:27.91 ID:LtUZtKGRo
青葉「さて、熊野さん弄りはこの辺にして、ココはいいところですよ」

青葉「ちょこーっとばかし、司令官さんのコミュニケーションが足りない傾向にありますがね」

那智「ハハハッ! まあ、あの司令官ならそれも致し方ないだろうな!」

青葉「……でも、本当にいいところですから。きっと、那智さんや熊野ンも気に入っていただけますよ、青葉が保障します」(ニッコリ

那智「……そうか」

熊野「ま、まあ、おかしな方が多いと見受けられますが……青葉さんがそう仰るのでしたらそうなのでしょうね」

青葉「ロンモチです、熊野ン♪」

熊野「言い方が古臭い……というか、熊野ンって呼ばないでくださいまし!!」

那智「…………」

那智「(あの青葉にも落ち着ける場所が見つかったようでなにより)」

那智「お陰で私としても俄然興味が湧いてきた。なにせココには――――腕の立つ者たちも多いようだし、な」(ニヤッ




漣「おぉう?」(ゾワゾワ

神通「……!」(キョロ

金剛「ム~?」(首ポリポリ

大和「?」(モグモグ

球磨「――――」(野獣の眼光

多摩「フーッ!」(牙獣の眼光

木曾「だぁぁっ、いってーから噛ーむーなーよーッ!!」(半泣き

赤城「ふむ、なにやら不穏な気配を感じますね」

伊勢「いやいや、面白くなりそうじゃん♪」

北上「あ~、なんかめんどくさー」

不知火「胸騒ぎ……まさか、司令の身に危険が……!」(戦艦クラスの劇画調

陽炎「どしたの不知火……って、顔怖っ!?」

(以下、同様の虫の知らせを受け取る者多数)



提督「(ああ……これが、これが老舗の餡作りを任されたという伊良湖君の最中! すっきりした甘味、しっかりとアク取りされていることがわかる。素晴らしい、これ程とは……!!)」(キラキラ

伊良湖「(て、提督さんの目がシイタケみたいに……)」

間宮「本当に伊良湖ちゃんのお菓子が美味しいのね。フフッ私も負けてられないわ~」(ニコニコ

間宮「(給糧艦の誇りにかけて……久しぶりに本気で新商品、開発しちゃおうかしら♪)」(スゥ…

羽黒「(ヒィィッ!? て、店長の目が笑ってないですぅ……!?)」



那智「な、なんだか思っていた以上に兵が多くて正直、引いているが……今夜ばかりは私も飲ませてもらうとしよう!」

熊野「そう言いながら毎晩、飲みまくるタイプでしょうに貴女……」

那智「自分へのご褒美だ!」

青葉「よ~し、青葉もお付き合いしちゃいます♪」

那智「おお、さすが青葉、話がわかる!」

熊野「やれやれ……あまり飲みすぎないでほしいものですわ」


《この後、無茶苦茶鯨飲した(熊野含む)》

258: 2014/12/12(金) 23:17:24.75 ID:s/Qz1gToo
【漣改二?(Xmas仕様)】


《鎮守府》艦娘用宿舎

(漣の部屋)

漣「……ついに届きましたねー」

AmaZ-ONE<さあ荷物を開くのです・・・

ミニスカサンタ服<12月ktkr!!


漣「コレはさすがにあざとい気もしますがー、ま、まあ、クリスマスだしヘーキヘーキ」

漣「んっんー……当日に着れなかったら困りますし? 一回袖通してみましょうかねー」(ヌギヌギ…


(漣、着替え中・・・)


鏡<鏡よ鏡、世界で一番サンタコスが似合う艦娘はだぁれ?

漣(サンタコス)「おお、自分で言うのもなんだけど、けっこーアリじゃない?」(まじまじ

漣「……クリスマスktkr! ケーキ、ンッマー♪」(キラッ☆

漣「タハハ、ちょっとテンション高すぎかな。でも、これだったらご主人様も喜んでくれそっ」



漣『メリ~クリスマース! サンタさんからケーキのプレゼントです♪』

提督『さ、漣君……よく、似合っていると思うよ』

漣『どもども。ハイ、ご主人様~、アーンしてください。漣特製ケーキ、食べさせてあげちゃいますよ~』

提督『ア、アーン……』

漣『……あ~、口の端にクリームが付いちゃいましたねー。漣が……綺麗にしてあげますね?』

提督『さ、漣…君――――ンムッ……む』

漣『プハァ……ねえ、ご主人様――』




漣「ケーキと一緒に漣もどうですかー、なーんちゃって! なーんちゃってー!」(バンバンッ

青葉「――――」(じー

漣「デュフフ、そのまま夜戦で赤いサンタコスを真っ白に――――ハッ!?」

青葉「えっとぉ、司令官に書類のことで聞きたいことがあるから呼んできてって頼まれたんですけどぉー、お取り込み中のようなので青葉ぁ、ちょーっと出直してきまぁす♪」(パシャッ!

漣「あ……あぁ……青葉アァァァァァァァァァァァァッ!?」

青葉「ではではー♪ 撤収!!」(ダッシュ!

漣「――――ス……絶対に……(自主規制)すっ!」(ダダダッ!!

青葉「青葉はこのスクープを記事にするまで氏にませぇん!!」(決氏の逃避行





(3分後)

<…頃すぞ。刺殺、絞殺、撲殺、斬殺、圧殺、完殺、全殺、惨殺、狂殺、どれでも選べ……どれかを選べ

<あ、あぁぁ……メーデー、メーデー! ワ、ワレアオバワレアオ―――アアァ……ア゛ア゛ァーーーーーッ!?


《この後、無茶苦茶入渠した(青葉が)》

263: 2014/12/13(土) 02:27:20.79 ID:38BDwekYo
【間宮&伊良湖改二?】


喫茶《間宮》


間宮「もうすぐクリスマス!! ということで、期間限定の制服を用意してみました!」

伊良湖「おぉー」

羽黒「ど、どうしたんですか、これ」

間宮「ウフフ、那珂ちゃんが、クリスマスライブ用の衣装の練習で作ったのが余ったって」

羽黒「那珂ちゃんさんが……」

間宮「クリスマスライブ、頑張るんだって張り切ってたわよ。あぁ、あと、神通ちゃん用のサンタさん衣装の参考にするから着心地、教えてほしいって」

伊良湖「那珂さんって……アイドルもされてる方でしたっけ? 有名な野外音楽堂でライブされたって聞いたことあります!」

羽黒「確かそれ、司令官さんの勘違いで会場を取られたって聞いたんですけど……」

伊良湖「え」

間宮「アハハ、まあそれが切っ掛けでブレイクした部分もあるから」

伊良湖「(提督さんって何者なんでしょう……)」

間宮「と、とりあえず、せっかくもらったんだし着てみましょうか!」

羽黒「い、今ですかぁ?」

伊良湖「こ、こんなにスカート短いの、は、恥ずかしい……」

間宮「まあまあ、なんだって試してみるものよ! 今ならお客様もいないし、着替えてみましょ♪」

羽黒「て、店長がそこまで言うなら……」

伊良湖「も、もう、ちょっとだけですよ?」


(店員、着替え中・・・)


間宮(サンタコス)「コレ……なんだか落ち着かないわね」

羽黒(サンタコス)「な、なんで私の衣装、こんなにスカート短いんですかぁ?」

間宮「ああ、たぶんそれが神通ちゃん用の試作衣装なのね……」

伊良湖(サンタコス)「さすがにこれで接客は恥ずかしいですよ~」

間宮「そ、そうね、那珂ちゃんには悪いけど、この企画はなかったことに――」


<カランカラ~ン

間宮羽黒伊良湖「「「!!?」」」

提督「やあ、息抜きに寄らせてもらった……のだが――――と、取り込み中だったようだね、じ、時間を改めてお邪魔させていただこう」(クルッ

間宮「ち、違うんです提督さんっ、これは……!」

提督「……覗きのような卑劣な真似をする提督で本当にすまない!!」(ダッ!

羽黒「て、店長っ! 司令官さん、もう逃げちゃってます!」

間宮「!!? お、追うわよ羽黒ちゃん! このままだと、きっと提督さん憲兵に……!!」

羽黒「はははい!!」

伊良湖「え? えっ!?」

間宮「提督さんに提督を続けてもらいたかったら伊良湖ちゃんも手伝って! 提督さんの更迭されたい癖が再発しちゃったの!」

伊良湖「それなんて病気ですか!?」



《この後、無茶苦茶説得(甘味で懐柔)した》

276: 2014/12/13(土) 15:40:39.26 ID:dzddFyTeO
【オチテタ…】


《鎮守府》工廠

提督「……ふむ、こんなものか」(満足

クリスマスツリー<み な ぎ っ て き た !

妖精A「駆逐艦まっしぐら」

妖精B「喜ぶ顔が目に浮かびます」

妖精C「あとはこれを当日まで隠し通すだけ」

提督「そうだな……さて、どこに置こうか」

妖精A「工廠の廃材置き場、どうです?」

妖精B「最近、廃材を持っていかれてるので注意が必要?」

妖精C「ブルシでくるんでおけばモーマンタイ?」

提督「む……おそらくな」

妖精A「では運びます」

妖精B「我々にお任せ」

妖精C「ほいさっさー」

<艦娘のた~めな~らエーンヤコーラ♪

提督「(こうして荷物を運んでもらっていると、ピ○ミンをしている気分になるな……)」
(深夜)ー
《工廠裏》廃材置き場

???「オイテケ……オイテケー……」(キョロキョロ

ブルーシート<もーいーくつ寝ーるーとーク~リ~ス~マ~ス~♪


???「……?」(ガサガサ

???「――――!!」(パァァァッ♪

277: 2014/12/13(土) 15:41:08.35 ID:dzddFyTeO
(翌日)

提督「す、すると、今朝妖精君たちが起きた時にはなかったと……」

妖精A「影も形も」

妖精B「迂闊でした」

妖精C「センサー類が軒並み壊されてました」

提督「まさか深海棲艦?しかし、それなら何故クリスマスツリーだけが被害に……」

妖精A「どーしましょう」

妖精B「捜索?」

妖精C「ある程度なら追跡可能」

提督「……いや、相手の目的がわからない以上、深追いすべきではない」

提督「監視センサーの再設置と、侵入者迎撃システムの強化に留めておこう」

妖精A「でも、そーすると……」

提督「ツリーは作り直し、だな。なに、それくらいどうということはないさ」

妖精B「なら、次はもっと派手にしましょう」

妖精C「回って光らせますか?」

提督「そうだな、まず図面の引き直しから行うとして……」






《北方海域》離島

北方棲姫「~♪」(ルンタッタ

離島棲鬼「……クリスマス仕様?ドウシタノ、ソノツリー」

北方棲姫「オチテタ」

離島棲鬼「ドコニ?」

北方棲姫「……」(プイッ

離島棲鬼「正直ニ言イナサイ、盗ンデキタンデショウ?」

北方棲姫「オチテタッ」(ブンブン!

離島棲鬼「チョットソレ渡シナサイ」(取り上げ

北方棲姫「カエセッ!!」(激オコ

離島棲鬼「爆弾トカ付イテタラ危ナイデショー!?」




港湾棲姫「……」(アミアミ

中間棲姫「ナニシテル」

港湾棲姫「ホ、北方棲姫ノ手袋ヲ……」

中間棲姫「フン、バカバカシイ」(スタスタ

港湾棲姫「ァ……」(ショボリ

中間棲姫「(プレゼントガ被ッタ……ニット帽ニシヨウ)」

278: 2014/12/13(土) 15:44:28.33 ID:dzddFyTeO
【大和ホテル】


《鎮守府》執務室

提督「ふぅ……」(カタッ

大和(当日秘書艦)「お疲れ様です、提督。今、お茶をご用意しますね」

大和「お茶請けに大和手作りの練りきりもありますから、是非ご賞味ください!」

提督「う、うむ、ありがとう」

大和「~♪」

提督「(もうすぐクリスマス……か。プレゼントの手配などは済んだが、パーティーの会場はどうするか)」

提督「(前と同じく食堂?いや、そうすると私まで強制的に参加させられる。できれば私など気遣わず、艦娘たちだけで楽しんでもらえる所が望ましい)」

提督「(以前、赤城君のリクエストで会場を借りたホテル?いや、ああいった場所を借りるなら、礼儀として私も顔を出さねばなるまい……)」

提督「うぐぅ……」(キリキリ

大和「あ、あの~提督、つかぬことを伺いますが……」

提督「う、うぬ?」

大和「提督は、その、クリスマスのご予定などございますでしょうか?」

大和「もし、予定に空きがあるのでしたら、どうでしょう……戦艦『大和』の艦内で(大和と)パーティーなど」(ワクワク

提督「戦艦『大和』の艦内で(みんなと)パーティー……」

提督「(そうか、『大和』の中なら会場として広さ、質ともに申し分ない。料理も……ある程度、間宮君や鳳翔君に助けてもらえば十分)」

提督「(しかも船上となれば、途中で私が逃げても追跡は困難……!)」(ティンときた!

大和「いかがでしょうか?当日は大和も腕によりをかけて料理を用意しますので!」

提督「そ、それはありがたい。実に良い案だと思う」

大和「では……!」(パァァッ

提督「う、うむ。(みんなが)迷惑をかけると思うが、よろしく頼む」

提督「できる限りのサポートは(間宮君たちにも頼むから)任せたまえ」

大和「ハ……ハイ!提督と一緒なら、この大和、ありとあらゆる困難を撃ち砕いて、最高のパーティーを開いてみせます!!」

大和「(聖夜、提督と二人きりの艦上パーティー……夢のようなシチュエーション……)」


提督『ご覧、大和君、ホワイトクリスマスだ』

大和『素敵……きっと、聖夜も提督と大和のことを祝福してくださっているのですね』

提督『今日はいつも以上に特別な夜になりそうだな……』(顎クイ

大和『て、提督……ン、ぁ、チュプ……こ、こんな所では体が冷えてしまいますよ?』(上目遣い

提督『なに、私が芯まで熱くしてあげよう』(ガバッ

大和『あ~れ~♪』



大和「(やはり順番は一姫二太郎?しかし、提督の赤ちゃんでしたら大和はどちらでも愛せます……!)」(悶々

提督「(後でクリスマスパーティー開催の案内を作らなくてはな。少し洒落た感じにして、文月君と弥生君にはサンタとトナカイの飛び出すクリスマスカードわ……)」(悶々

281: 2014/12/13(土) 16:56:25.29 ID:cYyWxs0YO
ふつうに進入されてますがな
防備が薄いのかほっぽちゃんが凄いのか

282: 2014/12/13(土) 17:11:31.12 ID:fOw5DQ5Q0
大和「あ~れ~♪」でフイタwwwwww
ないないwwwwwwwwww



次回はこちら


引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話5【ネタ募集】