389: ◆m9tEpcJqyE  2015/01/29(木) 21:10:04.07 ID:uq1VNBrCo




前回はこちら



【鬼は外と言われたので…】
《鎮守府》執務室

漣「さて、もうすぐ節分パーリーなのですが、パーティーの頭でやる豆まき、誰が鬼の役やるんです?」

提督「あ、ああ、それは私だ」

漣「え?」

提督「いくら役とはいえ、君たちを『鬼』にして豆をぶつけるのは……私としては心苦しいのでな」

提督「そ、それにせっかくの行事だ、みんなに参加して楽しんでもらいたいのだ」

漣「ご主人様……」(じーん

漣「(ご主人様自らイベント参加表明……漣、感激かも、ちょっとね♪)」



提督「…………」




※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ



390: 2015/01/29(木) 21:10:57.61 ID:uq1VNBrCo
2月3日(節分当日)

<よーし、それじゃパーティーの前に景気づけに一発、豆まきいってみよー!
<オーーーッ♪

提督(虚の仮面)『さあ、来たまえ』(ドドドドドドッ!!

蒼龍「さ、さあ、鬼さんがやって来たよ~。文月ちゃん、弥生ちゃん、お豆を投げて追っ払って!」

文月「えぇい、鬼はそと~♪」

弥生「福は…内♪」

川内「豆まきだー! 鬼は外ー!」

那珂「福は内~♪」

神通「て、提督、ごめんなさい……え、えい!」

<よーし、みんな続けー!
<鬼はー外ー!!
<福はー内ー!!

提督(虚の仮面)『…………』(ダッ!

<鬼が逃げるぞー、追いかけろー♪
<鬼はー外ー!
<アハハ、福は~内~!

提督(虚の仮面)『…………』(タッタッタッタッ

<ガチャ……パタンッ

漣「はーい、見事、鬼を追っ払ったところでみなさーん、豆で転ばないよう気をつけつつパーティー楽しんでくださーい!」(手パンパンッ

<オーーーッ♪

漣「ご主人様~、鬼の役お疲れ様でした。パーティー始めますから、中に戻ってきてくださーい」

<しーーーーん


漣「ご主人様~? あれ……オーイ、ご主人様~?」



<しーーーーーーーーーーーん




金剛「戻ってこないデスね」

神通「あ、あの、提督……扉の外にいらっしゃらないみたいです……」(トコトコ

漣「――――ハッ!? まさか、最初からパーティーをボイコットするために鬼役に立候補した!?」

金剛「あ」

神通「!!」

漣「クソッ、やられた! みんなーっ、ご主人様がパーティーから逃げ出しました!! 急いで連れ戻しに行きますよ!!」

<オーーーーッ!!



(パーティー会場外)

<待ぁーてぇーーーーー!!!
<こすい手、使ってんじゃないわよクソ提督!!
<おっ、提督発見したクマー! 多摩、木曾、駆逐艦連れて三方向から挟撃するクマッ!
<フッ、ついに俺の必殺技part3を出す時が来ちまったな……!


提督(虚の仮面)『ぬ、気づかれたか……だが遅い、逃げ切らせてもらう……!』(シュタタタタッ!



《この後、提督対艦娘の壮絶な鬼ごっこが開始された》

401: 2015/01/30(金) 01:09:11.44 ID:ABwYs4mOo
【アゲラタムの花】

(少し昔)
《鎮守府》母港


文月「あ~、神通ちゃん、川内ちゃん、那珂ちゃんだ、おはよぉ!」

川内「ゼヒッ……ぜっは……あ~、おはよー……」

那珂「おっはよー、文月ちゃん!」

神通「文月ちゃん、おはようございます。お散歩ですか?」

文月「おはよぉ。文月はねぇ、花壇のお花にお水あげてたの。みんなはお外走ってたのぉ?」

神通「ハイ、川内姉さんが落ちたスタミナを取り戻したいって言うから……」

那珂「早朝のランニング、付き合ってあげてるんだ~♪」

川内「ゲッホ、オェ……オッフ……」(ぷるぷる

文月「川内ちゃん、バテバテだねぇ。大丈夫ぅ?」(背中サスサス

川内「だ……大丈夫だ、問題……ない」(真っ青

文月「お水持ってくるぅ?」

<お……お願……ウぇップ……!?
<ほわぁ!? が、がんばってぇ……!(パタパタ


那珂「今日も元気だね~、文月ちゃん。……ココに来たばっかりの時から信じられないぐらいに」

神通「……ええ、そうですね」


神通「本当に――――」




《大本営》元帥執務室

元帥「……ま、そんな訳でお前たちに視察の名目で、秘密裏にココで行われていることを調べてもらいたいのだ」

提督「わ、私がですか……」

他所提督「うへぇ、面倒くせー……」(ボソッ

元帥「ん? 何か言ったか?」(ギョロッ

他所提督「いえ、何も言ってません! この任務、喜んでお受けいたします!!」(敬礼

提督「あ、あの、先生……」

元帥「ん、どうした」

提督「……よ、他所提督が向かうのでしたら、私は必要ないと思うのですが」(目逸らし

元帥「フッ、この馬鹿一人に任せたら、解ける謎も解けなくなるだろうが」

元帥「あちらの人間との折衝や調査と、馬車馬のようにこき使ってやるといい」

他所提督「ヒデェ!?」(ガーン

元帥「期限は1週間。先ほど説明した通り、何かしらの危険はあると思われる……気をつけてな」

提督「……はっ!」(敬礼

他所提督「ヘーイ」


<真面目に返事せんか!(ゴツンッ
<イッテェ!? なんで俺だけ!!

402: 2015/01/30(金) 01:10:07.23 ID:ABwYs4mOo
《大本営》休憩所

漣「……あや、帰ってきましたねー。お帰りなさい、ご主人様! 元帥さんのお話、何でした?」

提督「そ、その……辺境にある育成所に出向き、1週間視察を行えとのことだ」

漣「またえらく急なお話……」

提督「う、うむ」

漣「ま、秘書艦としてバッチリ、フォローするのでモーマンタイです! 帰ったら着替えとか用意しないとですね。さーて、どんな服持ってこっかなー」(ウッキウキ

提督「あ、ああ、いや、今回は――――」

漣「ほへ?」



(4日後)
《辺境の島》艦娘育成所第2563号

<錨下ろせー
<了解~!


軽巡洋艦《神通》

妖精A「デハ、我々艦ノ補給ト整備ヤッテオクデス」

妖精B「イツデモ動ケルヨウニシテオキマス」

妖精C「何カアッタラ機関部ヘ」

提督「ああ、お願いするよ」



川内「――よぉし、着いたー!」

那珂「遠かったね~」

神通「こんなに遠くの島にも、艦娘のための訓練所があるんですね」

提督「う、うむ……目立った場所に訓練所を作ると、深海棲艦に襲われるのでな。戦闘に関して素人な子たちの育成を行うため、どうしても奴らの襲撃を受けにくい辺鄙な場所に限定されるのだ……」

川内「私たちの場合、もうちょっとだけ本土に近いとこだったけどね」

那珂「訓練所……懐かしいなぁ」

神通「そ、そういえば、今回のお仕事……どうして私たちが同行することになったんでしょうか?」

提督「ああ、そ、それは私たちがここを視察している間、君たちに実戦を経験している軽巡洋艦の艦娘として、育成所の艦娘たちの指導に当たってもらいたいのだ……」

神通「だ、だから私たちなんですね」

川内「よぉし、じゃあ夜戦だ! 夜戦のなんたるかを教えちゃうぞー!」

那珂「じゃあじゃあ、那珂ちゃんはライブやっちゃおーっと!」

神通「せ、川内姉さん、那珂ちゃんも、遊びに来たわけじゃないですから……」

提督「(神通君一人に任せるのは大変だろうと思い、川内君たちも連れてきたが……失敗したかもしれん)」(キリキリ…

403: 2015/01/30(金) 01:13:40.54 ID:ABwYs4mOo
他所提督「よぉー、やっと到着したか」

提督「む……他所提督。も、もう着いていたのか」

他所提督「おう。俺んトコの軽巡、飛ばすと燃料が無くなっちまうからな。燃料節約のためにちょっと早めに出たら、昨日の内に着いちまった」

龍田「初めまして、龍田だよ。ウチの提督が迷惑、かけてないかなあ~」

他所提督「ちょ、おま」

提督「…………」(目逸らし

他所提督「目ぇ逸らすなよ!? なんか俺がかわいそうな奴みてーだろ!!」

提督「す、すまない……」

他所提督「ったく、軍学校の時から変わらねえな、お前はよ~」

他所提督「んで、お前が連れてきたのは――――こりゃ、川内型か?」

神通「け、軽巡洋艦『神通』です……どうかよろしくお願いします」

他所提督「…………神通? 神通って、あの神通? 華の二水戦の!?」

神通「? は、はい…」(オド…

他所提督「はー、へー、ほーぉ……この子がねえ。『あの』神通の艦娘だから、もっとこう……『この程度の訓練でへこたれるようでは使えませんね(ニッコリ』みたいな、龍田と同系統の子を想像してたんだけどな」(ジロジロジロジロ

神通「ぁ、その……」(カクレカクレ

提督「し、史実の二水戦と神通君の性格を同一視するのはやめてくれないか。他の『神通』の適格者の中には、そうした過激な子がいるのかもしれんが、私のところの神通君は性根の優しい子なのだ……」(庇い庇い

神通「提督――」(袖ギュッ

提督(マジ顔)「な、何より、そんな子がウチに来たら……私の胃がもたないではないかっ」(クワッ

神通「」

他所提督「あー、そだな、お前のとこにそんな物騒な艦娘、先生が寄越すわけなかったよな」




所長「――お待ちしておりました、ようこそ当艦娘育成所へ」

提督「!?」(ビクッ

他所提督「おお、所長さん」

所長「このような辺境の島に、すこぶる優秀と噂の提督殿が二人も訪ねてきてくださるとは、所長冥利に尽きます」

他所提督「ナハハ、そんなに褒められると照れるぜ!」

提督「ど、ど、どうも、本日はお日柄もよよよく……」(ガクブル

所長「ハハハ、そう堅くならないでください。階級を見れば、私の方がずっと下なのですから」

他所提督「(そーだぜ、もうちょっと堂々としてろよ! 怪しまれたらどうすんだよ)」(肘ツン

提督「(す、すまない……)」

404: 2015/01/30(金) 01:14:38.35 ID:ABwYs4mOo
所長「しかし、実戦経験のある軽巡の艦娘の指導を受けられるとは、育成所の駆逐艦たちにとって良い経験となるでしょう」(チラ…

龍田「お役に立てて光栄です~」(ニッコリ

川内「水雷戦隊の指揮なら任せてください!」

那珂「那珂ちゃ……コホン、川内型三番艦『那珂』、新人たちの手本となれるよう尽力させていただきますっ!」(敬礼

神通「……あ、その、頑張ります」

所長「――――実に頼もしい。どうか、ウチの艦娘たちのことよろしくお願いいたします」(ニッコリ

所長「では、提督さんも長旅でお疲れでしょう。先にお部屋のご案内を……どうぞ、こちらです」

提督「む……」(チラ

他所提督「…………」(コクリ

提督「で、では、お言葉に甘えさせていただこう」

提督「じ、神通君たちも一緒に来てくれたまえ」

神通「は、はい」

川内「はーい」

那珂「ハイッ!」


<ところで~、私と同系統の子……って、どういう意味なのかしら~?
<あ、いや、それはちょっとした言葉の綾っつーか……アァァァァァッ!? 槍ダメェ! 切っ先、首に押しつけるのダメェッ!?
<ウフフ~、動くと余計に危ないわよ~♪

所長「ハハハ、他所提督殿が来てから毎日が賑やかで……私も楽しませてもらっています」

提督「そ、そうですか……」


《艦娘育成所》花壇

??「……」(シャー…
??「…………」(ザク…ザク…


提督「あ、あの……しょ、所長……あそこにいるのは?」

所長「む――――ああ、ウチの訓練生ですな。その、少し素行に問題のある子でしてな……」

所長「ああして暇があると、花壇の手入ればかりしている子で……まあ、訓練自体はキチンとこなしているので大目に見ているのですが」(嘆息

提督「そ……そうですか」

??「――?」(ヒョイ

提督「(む……)」


??「…………」(フイ…
??「………………」(ザク…ザク…


提督「……その、彼女は何型の艦娘なのでしょうか」

所長「あの子ですか? ココでもっとも多く育成している睦月型の七番艦『文月』です」

提督「文月君、ですか」

提督「……………………」(じぃ…

川内「ん、提督どーかしたの?」

那珂「所長さん、先に行っちゃってるよ?」

神通「も、もしかして、お疲れですか? 休める時にお休みしてくださいね……」

提督「い、いや、そういうわけではない。そうだな、い、行こうか」(スタスタスタ


文月「………………」(ザク…ザク…ザク…ザク…
文月「はやく大きくなぁれ……はやく大きくなぁれ……」(じーーーー

418: 2015/01/30(金) 23:39:30.36 ID:keQ7GZHdO
【時報しりーず】神通編

マルマルマルマル 提督……ぁ、お疲れ様です。いま、お布団の用意をしますね。

マルヒトマルマル ぁふ……私も……眠くなってしまいました。し、失礼しますね……?(モゾモゾ

マルフタマルマル 

マルサンマルマル 

マルヨンマルマル 

マルゴーマルマル ぇ……あっ、お、おはようございます!? あの、すみません……私の寝顔、おかしくなかったですか……?

マルロクマルマル 今日の早朝訓練はお休みなので、朝ごはんの用意は神通にお任せください。

マルナナマルマル お待たせしました、朝ごはんです。朝の果物は健康にいいですから、そちらも食べてくださいね。

マルハチマルマル そろそろ執務室へ向かう時間ですね。提督、忘れ物はありませんか?

マルキューマルマル 今日もお仕事がたくさん……一緒に頑張りましょうね。

ヒトマルマルマル 提督、そろそろ息抜きしませんか? 美味しいお菓子、用意しています。

ヒトヒトマルマル ……あの声、不知火さんたちですね。みんな、訓練頑張ってくれてるみたい。

ヒトフタマルマル 提督、お昼はどうされますか? その……もしご予定がないのでしたら、お弁当作ってきているので、中庭で……ど、どうでしょうか?

ヒトサンマルマル お昼ごはんの後は、やっぱり少し眠いです。え……ひ、ひどいです、川内姉さんみたいに隠れてお昼寝なんてしないです……。

ヒトヨンマルマル 那珂ちゃんの歌……とっても上手ですね

ヒトゴーマルマル 提督、間宮さんのところへ行くんですか……。え……わ、私も……いいの?

ヒトロクマルマル もう今日の分のお仕事はおしまいですか? では、本日も執務、お疲れ様でした。

ヒトナナマルマル 夕飯の材料を買って帰らないと……。提督、今日のお夕飯、何かリクエストはありますか?

ヒトハチマルマル お夕飯、用意できまし。鰻の山椒焼きとトロロ汁、オクラの胡麻和え、あとお魚屋さんに頂いた牡蠣もあります。いろいろ食べて、疲れを癒してくださいね?

ヒトキューマルマル どういうことでしょう……体が、火照ってきてしまいました…。

フタマルマルマル て、提督、私……お風呂、入ってきますね。

フタヒトマルマル と、遠くで川内姉さんが夜戦したいって叫んでます…………明日、みなさんに謝りに行かないと…。

フタフタマルマル 提督……あの……その…あのっ…! ごめんなさい……何でも、ないです…。




《艦娘用宿舎》神通の部屋

神通「……いくつか時間が埋められません」(カキカキ…

神通「そ、それに、時報を作るの……思った以上に恥ずかしいです」

神通「(それにこの内容だと、まるで私と提督が一緒に暮らしてるみたい……)」

川内「ん~、せっかくなんたからもっと提督と夜戦しなよ、夜戦」(ヒョコッ

神通「ふえっ!? ね、姉さん、いつの間に!?」(ノート隠し

川内「ノックしたよ? でも返事ないから、どうしたのかなって覗いたら一生懸命、ノートになんか書いてたから……」(ニヤニヤ

神通「…………あ、あの、川内…姉さん」(オドオド

川内「フッフー、どうしよっかな~」

川内「あー、なんだか私、明日急に間宮さんのパフェが食べたくなっちゃったなー」(ニマニマ

神通「っ、う…………わ、わかり、ました」

川内「え? なになに、神通ご馳走してくれるの!? ヤッター、夜戦の次くらいに嬉しいよー♪」

神通「(うぅ……こんなことなら、ちゃんとお部屋の鍵、かけておけばよかったです……)」(プルプル…



《なお当日、居合わせた提督にうっかり口を滑らせた川内が、全員分の間宮代を支払った模様》

461: 2015/02/01(日) 00:49:53.63 ID:cSuwW78/O
【2月攻略作戦用意!】

《鎮守府》会議室


漣「えっえー、2月の頭にある作戦開始の日が近づいて参りましたー」

漣「みなさんにお集まりいただいたのは、今回の作戦の概要の確認と、厳しい戦いに向けて決意を新たにしていただこうという試みであります」

漣「作戦についてはお手元の資料を見ていただくとしてー……みんなー、覚悟はできてるかー!!?」

神通「私でよろしければお任せください!」(キリッ

川内「夜戦なら任せておいてっ!」

那珂「那珂ちゃんセンター、頑張りまーす♪」

北上「まぁ、やれるだけのことはやるよー」

大井「深海棲艦の連中にありったけの酸素魚雷を叩き込んでやるわ……」(据わった目

球磨「意外と優秀な球磨ちゃんにお任せクマー!」

多摩「静かに、確実に敵を仕留める……それだけニャ」(ギラギラ

木曾「(目がマジだ……)フ、フフ、さすが多摩姉、頼もしいぜ!」(カタカタ

462: 2015/02/01(日) 00:50:41.01 ID:cSuwW78/O

雷「雷もいるわ!」

綾波「駆逐艦の力、侮らないでください!」

敷波「そうそう!」

吹雪(改二)「と、特型駆逐艦も忘れないでもらえるとー……」

曙「(提督には助けてもらってばっかだし……よ、よーし、やってやる、やってやるわ!)」

朧「(曙、気合はいってる)」

潮「(だね……。わ、私たちも頑張ろうね!)」

祥鳳「全力を尽くします!」

瑞鳳「正規空母にだって負けないんだから!」

赤城「一航戦として恥ずかしくない戦いを……」

加賀「少しは期待してるわ、五航戦」

瑞鶴「そんなこと言って、MVP取られて吠え面かかないでくださいよー?」

イムヤ「潜入と偵察ならイムヤにお任せ!」

青葉「みなさんの活躍、バッチリ記録に撮らせていただきますね!」

衣笠「いや、私たちも頑張ろうよ」

熊野「みなさまに格の違いというものわ教えてさしあげてよ?」

那智「なんなら指揮も任せてもらおうじゃないか」

伊勢「おっと、私ら戦艦組も忘れちゃ困るよ」

金剛「イエース! 何だって最後に物を言うのは圧倒的火力ネー」

大和「提督と大和の前に立ち塞がる障害は、例え相手が何者であろうと消し飛ばしてご覧にいれます♪」

<気合だ気合だ気合だ気合だ気合だーーー!
<エイエイ、オーッ!!


漣「よーしよし、みんないい感じに気合はいってますねー」(ご満悦

提督「…………」

漣「なに難しい顔してるんですかー、ご主人様? そんなに心配しなくても、みんなが一緒なら向かうところ敵なしですって!」

提督「む? う、うむ、そうだな……」

提督「(今回の作戦に参加した鎮守府や基地に新たに建造された潜水艦や練習巡洋艦の艦娘が配属される、と聞いたのだが…………ど、どうにかしてウチへの配属を避ける方法はないものか)」

提督「…………っ、そうか」(ミコーン!

提督「(今回の作戦が終了後、新しい艦娘を迎え入れない程度に鎮守府の資材を消費させればいのだ)」

提督「(毎回、出撃には道中支援と決戦支援艦隊を出撃させ、補給は常に満タンまで。例え軽微であっても、損傷は完全に修復させる……これを、繰り返す!)」

提督「みんな……今度の作戦、共に頑張ろう。君たちが気兼ねなく力を奮えるよう、私も全力を尽くす!」(キリッ

<おお、提督が本気モードだ……!
<私たちも負けてらんないわね!
<よーし、みんな! ウチの実力、深海棲艦の連中に見せつけてやろうね!!
<オォォーーーッ!!

提督「(フ、フフ、私にしては珍しく完璧な作戦ではないか。あとは作戦で資材を浪費するのみ)」(計画通り…



《なお提督、保有限度目前の資材の山を前に途方に暮れる模様》

463: 2015/02/01(日) 00:55:03.30 ID:cSuwW78/O
短いですが、小ネタ投下。おやすみなさいです
正直なところ、一年も続けられるとは思いませんでした
しかも、動画にしていただけるとか……ドンに書き換えられている気分です
とろりあえず、エタったりせず終わりまで書けるよう頑張らせていただきます

440: 2015/01/31(土) 15:23:41.21 ID:tJj1JvOYo
いつの間にやらスレを始めて一年が経っていました、みなさまに感謝です
夜、イベント前ネタだけ投下します、たぶん

>>438 MMD紙芝居は作り方よくわかりませんが、作るの大変だったと思います
そちらに迷惑がかからないのでしたら、こちらとしては特に問題ない……と思います
ここの艦娘たち(と提督)がどう動くのか楽しみにさせていただきますね
(動画についてはURLなどなしで、ご報告だけいただければ探しに行きます)

475: 2015/02/01(日) 10:45:36.13 ID:JY/lHE+so
一周年乙です。
いつも楽しく読ませてもらっています。
これからも頑張ってください。



次回はこちら


引用元: 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話6【ネタ募集】