1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/08(月) 19:25:26 ID:mfJZxBYw
どうやら、父さんの知り合いらしかった。

絵に書いたようなお金持ちで、とても大きい屋敷と庭があるらしい。

夫婦はほんとに優しそうで、実際寄付などもしているらしかった。

2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/08(月) 19:30:41 ID:mfJZxBYw
本当にに立派な夫婦だったんだ。

怒ると怖いお父さん。少し老けた母さん。じゃじゃ馬な姉さんばかり見てきた
僕にとっては、まるで天使のようだった。

そんな二人にあった、たった一つの欠点。

「子供がいない」ことだった。

不妊症らしい。僕はつい、「ええ!?そんな病気あるの?」
と、彼らの前で言ってしまい、雷を落とされた。

5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/08(月) 19:42:33 ID:mfJZxBYw
僕は、その天使のような夫婦に惹かれていった。

いつでも、そのことばかり考えていた。

・・・・・・・・・・・そして、ある日。

6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/08(月) 19:44:15 ID:mfJZxBYw
「カツオくんを養子として私たちにくれませんか?」

夫婦はそんなことを言ってきた。

父さんはずっこけた。

8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/08(月) 19:47:13 ID:mfJZxBYw
僕はこの福音に胸をときめかせた。

あんな天使たちの住む家に入れるなんて。

僕以外は全員反対だったけど。(もちろん空気読んだよ。)

9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/08(月) 19:50:45 ID:mfJZxBYw
あの二人は僕に毎日宅配で贈り物を贈ってくれた。

おもちゃに、綺麗な洋服に、文房具に、漫画や本に・・・。

「お兄ちゃんばっかりずるい。」と言われる始末。

プレゼントの中にはいつも

「あなたを愛してる。」と書いた綺麗なカードが入っていた。

僕は思わず泣いてしまった。なんてロマンチックな夫婦なんだろう。

それにくらべて・・・・ここは。

僕は日記をつけることにした。

10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/08(月) 19:56:12 ID:mfJZxBYw
「今日は誤ってガラスを割ったタラちゃんの罪をかぶって怒られました。
 後でタラちゃんは自白したけど、父さんはタラちゃんだけ褒め、
 僕には何も言ってくれなかった。」

後に見られるのは分かっていた。だから、手紙にしてあの夫婦に送った。
・・・・「誰にも言わないで」と添えて。

翌日、「贈り物をありがとう。あなたを愛してる。」と、
妖精が書かれた絵本と共に贈り返してくれた。

僕は夢中でよんだ。父さんはこれを気に入らないらしく、
「男の子はそんなの読んでないで野球でもしてこい」と言ってきた。

11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/08(月) 19:58:11 ID:mfJZxBYw
あの二人に褒められようと、僕は必死に勉強した。

テストの点数は上がり、みんなに褒められた。

ご褒美のケーキもいいけど、それよりもあの二人に手紙を送る方が楽しくて。

「頑張ったね。あなたを愛してる。」

12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/08(月) 20:03:26 ID:mfJZxBYw
あの二人は毎月やってきた。

父さんは必死に断ったけど、二人も粘り続けた。

奥さんなんかは涙さえ流していた。

・・・・・・・胸がいたんだ。

17: 29604 2013/07/09(火) 19:08:04 ID:kjZJa/Nw

僕はなんて無力なんだ。

あの夫婦も、磯野家さえも救えないなんて。

ダメな長男だ。

「・・・・・カツオー。ごはんよー。」

「今そんな気分じゃない。今日はいいよ。」

「・・・・・・?」

食事が喉に通らない日々が続いた。

18: 29604 2013/07/09(火) 19:12:24 ID:kjZJa/Nw
遊ぶ気力もなくなって、本を読むか勉強するかの毎日だった。

おかげで点数は上がったけど、ちっとも嬉しくはなかった。

「お兄ちゃん、ケーキ食べないの?」

「ああ。ワカメにあげるよ。」

「お兄ちゃん・・・・・。」

何もする気が起きない。僕は家を飛び出した。

19: 29604 2013/07/09(火) 19:20:38 ID:kjZJa/Nw
寒い。そろそろ秋なのだろうか。

空蝉が転がっている。

目の前を川が流れている。

僕は飛び込んだ。

冷たくて気持ちいい。

魚が、遊ぼう、遊ぼうと誘ってくる。

20: 29604 2013/07/09(火) 19:29:18 ID:kjZJa/Nw
そうだね、なんか楽しそうだ。今そこに行く。

・・・・・僕があっちに行ったら、みんな悲しむかな?

逆に、喜ぶかな?どっちかな?

ふふふ。

生まれ変わるとしたら、一番星がいいな。

みんなを見守っていられるから。

さよなら。

そしてごめん。

みんな、だいすきでした。

(完)

22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/09(火) 20:05:02 ID:z4gdPHOs
え?

21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/09(火) 20:01:15 ID:SYWIaoLM
いみがわからないよ

23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/09(火) 21:05:25 ID:mfWUEy66
わけワカメちゃん

25: 29604 2013/07/09(火) 22:22:17 ID:kjZJa/Nw
えっと・・・・いろいろ失望させて申し訳ありませんでした。

SSも二次創作も初めてなもので・・・・゜・(ノД`)・゜・

これからここでいろいろオリジナル、二次創作問わず投稿しようと思います。

35: ◆L4zvPJY2uw 2013/07/10(水) 21:42:20 ID:G1GUZKdI
>>19
カツオ死んだって事でおk?

引用元: カツオ「ある日、お金持ちの夫婦が来た。」