1：2016/12/06(火) 00:12:25.123
普段は顔に険しさを帯び、身も心も会社に捧げ、営業スマイルを除けば決して笑みなど見せない社畜――
しかし、今日の社畜は満面の笑みを浮かべていた。
ネクタイも彼の心を象徴にするように真っ赤だ。
社畜「……」ﾜｸﾜｸ
なぜなら今日は――
ボーナスの日なのだから！
しかし、今日の社畜は満面の笑みを浮かべていた。
ネクタイも彼の心を象徴にするように真っ赤だ。
社畜「……」ﾜｸﾜｸ
なぜなら今日は――
ボーナスの日なのだから！
2：2016/12/06(火) 00:15:10.533
ｺﾂｯ… ｺﾂｯ… ｺﾂｯ…
規則正しいハイヒールの足音が近づくたび、社畜の胸が高鳴る。
己のネクタイのように、社畜の顔が紅潮していく。
社畜「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ
規則正しいハイヒールの足音が近づくたび、社畜の胸が高鳴る。
己のネクタイのように、社畜の顔が紅潮していく。
社畜「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ
3：2016/12/06(火) 00:15:25.914 ID:T4JE6TEIr.net
ワラタ
4：2016/12/06(火) 00:16:27.250
ｶﾞﾁｬｯ…
女社長「待たせたな」
女社長「ほぉ～ら、ボーナスだぞ～」
社畜「！」ﾋﾟｸｯ
社畜「ﾜﾝﾜﾝ！ ﾜﾝ！」
女社長「ふふふ、かわいい奴め」
女社長「待たせたな」
女社長「ほぉ～ら、ボーナスだぞ～」
社畜「！」ﾋﾟｸｯ
社畜「ﾜﾝﾜﾝ！ ﾜﾝ！」
女社長「ふふふ、かわいい奴め」
6：2016/12/06(火) 00:18:35.424
女社長「ボーナス、つまり明細はこの封筒の中に入っている」ﾋﾟﾗ…
社畜「！」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
社畜「ﾊｯﾊｯﾊｯ」ﾌﾘﾌﾘﾌﾘ
女社長「コラコラ、ベルトの振りすぎだ。ベルトが壊れてしまうぞ」
社畜「ﾊｯﾊｯﾊｯ」ﾌﾘﾌﾘﾌﾘﾌﾘﾌﾘ
女社長「衝動を抑えきれないか……しょうがない奴め」
社畜「！」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
社畜「ﾊｯﾊｯﾊｯ」ﾌﾘﾌﾘﾌﾘ
女社長「コラコラ、ベルトの振りすぎだ。ベルトが壊れてしまうぞ」
社畜「ﾊｯﾊｯﾊｯ」ﾌﾘﾌﾘﾌﾘﾌﾘﾌﾘ
女社長「衝動を抑えきれないか……しょうがない奴め」
7：2016/12/06(火) 00:19:58.912 ID:T4JE6TEIr.net
ベルトｗｗｗ
8：2016/12/06(火) 00:20:40.837
女社長「しまった！ 投げたら、窓から会社の外に落ちてしまった！」
社畜「ﾊｳｯ！？」
女社長「まずいぞ！ 明細とはいえ誰かに拾われたら、ボーナスはそいつのものになってしまう！」
社畜「ﾏｼﾞｽｶ！？」
女社長「それが嫌なら、外まで取ってくるのだ！」
社畜「ﾜﾝﾜﾝﾜﾝ！」ｽﾀﾀﾀﾀｯ
社畜「ﾊｳｯ！？」
女社長「まずいぞ！ 明細とはいえ誰かに拾われたら、ボーナスはそいつのものになってしまう！」
社畜「ﾏｼﾞｽｶ！？」
女社長「それが嫌なら、外まで取ってくるのだ！」
社畜「ﾜﾝﾜﾝﾜﾝ！」ｽﾀﾀﾀﾀｯ
9：2016/12/06(火) 00:21:56.980
女社長「しまった！ 投げたら、窓から会社の外に落ちてしまった！」
社畜「ﾊｳｯ！？」
女社長「まずいぞ！ 明細とはいえ誰かに拾われたら、ボーナスはそいつのものになってしまう！」
社畜「ﾏｼﾞｽｶ！？」
女社長「それが嫌なら、外まで取ってくるのだ！」
社畜「ﾜﾝﾜﾝﾜﾝ！」ｽﾀﾀﾀﾀｯ
社畜「ﾊｳｯ！？」
女社長「まずいぞ！ 明細とはいえ誰かに拾われたら、ボーナスはそいつのものになってしまう！」
社畜「ﾏｼﾞｽｶ！？」
女社長「それが嫌なら、外まで取ってくるのだ！」
社畜「ﾜﾝﾜﾝﾜﾝ！」ｽﾀﾀﾀﾀｯ
10：2016/12/06(火) 00:23:17.590
通行人「……ん？」
ﾋﾟﾗ…
通行人「あそこにあるビルから、封筒が落ちてきたぞ……」
通行人「どれ、拾ってみるか……」
社畜「ﾜﾝﾜﾝﾜﾝﾜﾝﾜﾝ！！！」
通行人「！？」ｷﾞｮｯ
ﾋﾟﾗ…
通行人「あそこにあるビルから、封筒が落ちてきたぞ……」
通行人「どれ、拾ってみるか……」
社畜「ﾜﾝﾜﾝﾜﾝﾜﾝﾜﾝ！！！」
通行人「！？」ｷﾞｮｯ
12：2016/12/06(火) 00:26:33.840
社畜「ｶﾞﾙﾙﾙﾙ…」
通行人「な、なんだよ！？」
社畜「ﾌｰｯ！ ﾌｼｬｰｯ！」
通行人「ひっ！」
通行人「わ、分かったよ！ 拾わないよ！」
社畜「……」ﾆｯｺﾘ
通行人「な、なんだよ！？」
社畜「ﾌｰｯ！ ﾌｼｬｰｯ！」
通行人「ひっ！」
通行人「わ、分かったよ！ 拾わないよ！」
社畜「……」ﾆｯｺﾘ
13：2016/12/06(火) 00:28:15.309 ID:dLplKael0.net
もう振込み済みなのにどうやって拾った人のものになるんだ
14：2016/12/06(火) 00:29:15.627
社畜「ﾜﾝ！」
女社長「おお、拾ってきたか。えらいえらい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
社畜「ｸｩ～ﾝ」
女社長「では拾ってきたご褒美に……その封筒を開封することを許す！」
社畜「！」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
社畜「ﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ…」ﾋﾞﾘｯ
女社長「おお、拾ってきたか。えらいえらい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
社畜「ｸｩ～ﾝ」
女社長「では拾ってきたご褒美に……その封筒を開封することを許す！」
社畜「！」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
社畜「ﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ…」ﾋﾞﾘｯ
15：2016/12/06(火) 00:32:22.325
『スカ』
社畜「……」
女社長「アッハッハッハッハ！」
女社長「どうだ？ 面白かったか？」
社畜「ｸｩ～ﾝ」ｼﾅｯ…
女社長「あらら、ベルトがしなびてしまった」
社畜「……」
女社長「アッハッハッハッハ！」
女社長「どうだ？ 面白かったか？」
社畜「ｸｩ～ﾝ」ｼﾅｯ…
女社長「あらら、ベルトがしなびてしまった」
16：2016/12/06(火) 00:33:35.596 ID:T4JE6TEIr.net
ベルトで反応すんなｗ
17：2016/12/06(火) 00:34:09.678 ID:QQUz/AP5d.net
ベルトになんの力を持ってるんだよ
18：2016/12/06(火) 00:35:17.863
女社長「冗談だよ、冗談」
女社長「実は今回のボーナスは、現金で手渡すことにしたんだ」
女社長「その方がありがたみも増すだろうと思ってな」
社畜「！」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
社畜「ﾊｯﾊｯﾊｯ…」ﾌﾘﾌﾘﾌﾘ
女社長「よしよし、いい子だ。それじゃボーナスをやろう」
女社長「実は今回のボーナスは、現金で手渡すことにしたんだ」
女社長「その方がありがたみも増すだろうと思ってな」
社畜「！」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
社畜「ﾊｯﾊｯﾊｯ…」ﾌﾘﾌﾘﾌﾘ
女社長「よしよし、いい子だ。それじゃボーナスをやろう」
19：2016/12/06(火) 00:37:44.170
女社長「はい、五円」ﾁｬﾘｰﾝ
社畜「……」
女社長「お前はまだ独身だろう？ ご縁があるように、ということで五円だ！」
女社長「どうだ？ 嬉しいだろう？」
社畜「ｲﾔｲﾔｲﾔﾝ」
女社長「そんなにしょぼくれた顔をするな……私まで悲しくなる」
社畜「……」
女社長「お前はまだ独身だろう？ ご縁があるように、ということで五円だ！」
女社長「どうだ？ 嬉しいだろう？」
社畜「ｲﾔｲﾔｲﾔﾝ」
女社長「そんなにしょぼくれた顔をするな……私まで悲しくなる」
20：2016/12/06(火) 00:40:50.649
女社長「実はな……ボーナスはここにはないのだ」
社畜「！」ｶﾞﾋﾞｰﾝ
女社長「今はたしか、経理にいる娘が持っているはずだ」
女社長「というわけで、ひとっ走りもらってこい！ 行け！」
社畜「ﾜﾝﾜﾝﾜﾝ！」ﾀｯﾀｯﾀ…
社畜「！」ｶﾞﾋﾞｰﾝ
女社長「今はたしか、経理にいる娘が持っているはずだ」
女社長「というわけで、ひとっ走りもらってこい！ 行け！」
社畜「ﾜﾝﾜﾝﾜﾝ！」ﾀｯﾀｯﾀ…
21：2016/12/06(火) 00:44:24.509
経理娘「あら、社畜さん。どうしました？」
社畜「ﾜﾝ！」
経理娘「ボーナス？ わたしが？ 持ってるわけないじゃないですか」
社畜「ﾅﾝﾃﾞｽｯﾃ！？」
社畜「ｿﾝﾅﾊｽﾞﾊ…」
経理娘「社長が？ アハハ、またからかわれたんですよ。あの人、イタズラ好きだから」
社畜「ﾔﾗﾚﾀ！」
社畜「ﾜﾝ！」
経理娘「ボーナス？ わたしが？ 持ってるわけないじゃないですか」
社畜「ﾅﾝﾃﾞｽｯﾃ！？」
社畜「ｿﾝﾅﾊｽﾞﾊ…」
経理娘「社長が？ アハハ、またからかわれたんですよ。あの人、イタズラ好きだから」
社畜「ﾔﾗﾚﾀ！」
22：2016/12/06(火) 00:47:35.782
社畜「ﾜﾝ！」
経理娘「え？ 社長のもとに戻る？ ちょっと待って下さい」
社畜「？」
経理娘「実はわたし、昼間はこうして眼鏡をかけて地味に経理なんてやってますけど」
経理娘「夜はエスエム嬢なんです！」
社畜「ｷｬﾝ！？」
経理娘「ボーナスはあげられないけど……その代わり、鞭を受け取って下さい！」ﾊﾞｼｰﾝｯ
社畜「ｲﾐﾜｶﾗﾝ！」
経理娘「え？ 社長のもとに戻る？ ちょっと待って下さい」
社畜「？」
経理娘「実はわたし、昼間はこうして眼鏡をかけて地味に経理なんてやってますけど」
経理娘「夜はエスエム嬢なんです！」
社畜「ｷｬﾝ！？」
経理娘「ボーナスはあげられないけど……その代わり、鞭を受け取って下さい！」ﾊﾞｼｰﾝｯ
社畜「ｲﾐﾜｶﾗﾝ！」
23：2016/12/06(火) 00:49:43.358 ID:T4JE6TEIr.net
マジかよ
24：2016/12/06(火) 00:50:53.519 ID:rHJf9qx90.net
ｲﾐﾜｶﾗﾝ！
25：2016/12/06(火) 00:50:58.070
経理娘「オラオラオラ、この会社の犬っ！ 会社のためなら靴でもなめる犬畜生がっ！」
経理娘「女王様とお呼びっ！」ﾋｭﾊﾞｯ
ビシッ！ バシッ！ ビシィッ！
社畜「ｷｬｲ～～～～～ﾝ！」
経理娘「オーッホッホッホ！ いい声よ！ それでこそ社畜よ！」
経理娘「女王様とお呼びっ！」ﾋｭﾊﾞｯ
ビシッ！ バシッ！ ビシィッ！
社畜「ｷｬｲ～～～～～ﾝ！」
経理娘「オーッホッホッホ！ いい声よ！ それでこそ社畜よ！」
26：2016/12/06(火) 00:53:18.301
社畜「……」ﾎﾞﾛｯ…
女社長「そうか、ボーナスはもらえず、鞭をもらってしまったか」
女社長「それはすまないことをしたな」
社畜「ﾃﾞﾓ…」
女社長「でも？」
社畜「ﾁｮｯﾄｷﾓﾁﾖｶｯﾀ…」
女社長「それはよかった」
女社長「そうか、ボーナスはもらえず、鞭をもらってしまったか」
女社長「それはすまないことをしたな」
社畜「ﾃﾞﾓ…」
女社長「でも？」
社畜「ﾁｮｯﾄｷﾓﾁﾖｶｯﾀ…」
女社長「それはよかった」
28：2016/12/06(火) 00:56:26.885
社畜「ﾜﾝ！」
女社長「分かった分かった、今度こそボーナスをあげるって」
女社長「え～っと、どこにやったかな……」
女社長「あっ、そうだ！ 社長室に忘れてきてしまった！」
女社長「というわけで、取りに行ってきてくれるか？」
社畜「ﾜﾝﾜﾝ！」ﾀﾀﾀｯ
女社長「分かった分かった、今度こそボーナスをあげるって」
女社長「え～っと、どこにやったかな……」
女社長「あっ、そうだ！ 社長室に忘れてきてしまった！」
女社長「というわけで、取りに行ってきてくれるか？」
社畜「ﾜﾝﾜﾝ！」ﾀﾀﾀｯ
29：2016/12/06(火) 00:57:08.087 ID:vdsGXlaC0.net
マジキチ
30：2016/12/06(火) 00:58:58.893 ID:0bwiSgYEa.net
女社長って普通40は超えとるよな･･････
31：2016/12/06(火) 01:00:25.108
秘書「え？ ボーナス？」
社畜「ﾜﾝ！」
秘書「社長室にはありませんわよ。多分、社長にからかわれたのでは？」
社畜「ｸｿｰ、ﾏﾀｶｰ」
秘書「あ、お待ち下さいませ」
社畜「ｸﾝ？」
秘書「まさか、手ぶらで帰られるおつもりですか？」
社畜「ｴｴｯ！？」
社畜「ﾜﾝ！」
秘書「社長室にはありませんわよ。多分、社長にからかわれたのでは？」
社畜「ｸｿｰ、ﾏﾀｶｰ」
秘書「あ、お待ち下さいませ」
社畜「ｸﾝ？」
秘書「まさか、手ぶらで帰られるおつもりですか？」
社畜「ｴｴｯ！？」
33：2016/12/06(火) 01:04:03.144
秘書「わたくし、トリミングの資格を持っておりますの」ﾁｮｷﾁｮｷ
秘書「身だしなみを整えて差し上げますわ」ｻｯｻｯ
社畜「ﾜﾝ！」
秘書「え、トリミングはペットの手入れをする資格だろうって？」
秘書「なにをおっしゃる。社畜さんは社長のペットのようなものではありませんか」
秘書「シャンプーします。かゆいところがあったら、おっしゃって下さい」ﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬ
社畜「ｱｵﾝｱｵﾝｱｵﾝ！」ﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
秘書「身だしなみを整えて差し上げますわ」ｻｯｻｯ
社畜「ﾜﾝ！」
秘書「え、トリミングはペットの手入れをする資格だろうって？」
秘書「なにをおっしゃる。社畜さんは社長のペットのようなものではありませんか」
秘書「シャンプーします。かゆいところがあったら、おっしゃって下さい」ﾜｼｬﾜｼｬﾜｼｬ
社畜「ｱｵﾝｱｵﾝｱｵﾝ！」ﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
35：2016/12/06(火) 01:06:33.730
社畜「……」ﾋﾞｼｯ
女社長「おや、ずいぶん身だしなみが整ったじゃないか」
社畜「ﾜﾝ！」
女社長「なに？ 秘書が、お前は私のペットだといったのか？」
社畜「ﾜﾝﾜﾝ！」
女社長「気分を害してしまったか。すまんすまん」
社畜「ﾃﾞﾓｷﾓﾁﾖｶｯﾀ…」
女社長「それはなによりだ」
女社長「おや、ずいぶん身だしなみが整ったじゃないか」
社畜「ﾜﾝ！」
女社長「なに？ 秘書が、お前は私のペットだといったのか？」
社畜「ﾜﾝﾜﾝ！」
女社長「気分を害してしまったか。すまんすまん」
社畜「ﾃﾞﾓｷﾓﾁﾖｶｯﾀ…」
女社長「それはなによりだ」
36：2016/12/06(火) 01:07:44.650 ID:2Y7GgpYxd.net
大丈夫だよもう安心して寝ろよ
お前は抱え込みすぎなんだよ
お前は抱え込みすぎなんだよ
37：2016/12/06(火) 01:09:11.934 ID:0bwiSgYEa.net
むしろここで吐き出さないと眠れないのでは･･････？
38：2016/12/06(火) 01:09:31.131
女社長「では、今度という今度こそ、ボーナスをやろう」
社畜「ﾜﾝ！」
女社長「まず、棒を用意します」ｻｯ
女社長「続いて、ナスを用意します」ｻｯ
女社長「棒をナスに刺して……」ｸﾞｻｯ
女社長「はい、ボーナス！」ｼﾞｬﾝ!
社畜「……」
社畜「ﾜﾝ！」
女社長「まず、棒を用意します」ｻｯ
女社長「続いて、ナスを用意します」ｻｯ
女社長「棒をナスに刺して……」ｸﾞｻｯ
女社長「はい、ボーナス！」ｼﾞｬﾝ!
社畜「……」
39：2016/12/06(火) 01:13:04.445
社畜「ｳ～…」
女社長「あ、やっぱりダメ？」
社畜「ﾜﾝ！ ﾜﾝﾜﾝ！」
女社長「ハハハ、すまんすまん」
社畜「ﾜﾝ！」
女社長「しかし、ナスをなめてもらっては困るぞ」
女社長「今から私が少しばかりナスの素晴らしさをレクチャーしてやろう」ﾊﾞｻｯ
社畜「ｱｵﾝ！」
女社長「エプロン姿もよく似合う？ ふふっ、ありがとう」
女社長「あ、やっぱりダメ？」
社畜「ﾜﾝ！ ﾜﾝﾜﾝ！」
女社長「ハハハ、すまんすまん」
社畜「ﾜﾝ！」
女社長「しかし、ナスをなめてもらっては困るぞ」
女社長「今から私が少しばかりナスの素晴らしさをレクチャーしてやろう」ﾊﾞｻｯ
社畜「ｱｵﾝ！」
女社長「エプロン姿もよく似合う？ ふふっ、ありがとう」
40：2016/12/06(火) 01:16:50.947
女社長「まずはナスを切り……」ﾄﾝﾄﾝ
女社長「水につけ、アクを抜く」
女社長「その間に味噌、砂糖、みりん、醤油を混ぜる」
女社長「フライパンを温め、ナスを入れて炒める」ｼﾞｬｯｼﾞｬｯ
女社長「先ほど混ぜた味噌などを加え、絡めながら炒める」ｼﾞｬｯｼﾞｬｯ
女社長「仕上げに白ごまをかけたら――完成！」
女社長「ナスの味噌炒めだ！」ｼﾞｬﾝｯ
社畜「ｱｵﾝｯ」
女社長「水につけ、アクを抜く」
女社長「その間に味噌、砂糖、みりん、醤油を混ぜる」
女社長「フライパンを温め、ナスを入れて炒める」ｼﾞｬｯｼﾞｬｯ
女社長「先ほど混ぜた味噌などを加え、絡めながら炒める」ｼﾞｬｯｼﾞｬｯ
女社長「仕上げに白ごまをかけたら――完成！」
女社長「ナスの味噌炒めだ！」ｼﾞｬﾝｯ
社畜「ｱｵﾝｯ」
42：2016/12/06(火) 01:21:57.245
社畜「ﾊｯﾊｯﾊ…」ﾌﾘﾌﾘﾌﾘ
女社長「待て！ ステイ！」
社畜「！」ﾋﾟﾀｯ
女社長「まだだぞ……まだ！」
社畜「……」
女社長「よし！」
社畜「！」ﾋﾟｸｯ
社畜「ﾜﾝﾜﾝﾜﾝ！」ｶﾞﾂｶﾞﾂﾑｼｬﾑｼｬ
女社長「あまりがっつくな。ノドにつっかえてしまう」
女社長「待て！ ステイ！」
社畜「！」ﾋﾟﾀｯ
女社長「まだだぞ……まだ！」
社畜「……」
女社長「よし！」
社畜「！」ﾋﾟｸｯ
社畜「ﾜﾝﾜﾝﾜﾝ！」ｶﾞﾂｶﾞﾂﾑｼｬﾑｼｬ
女社長「あまりがっつくな。ノドにつっかえてしまう」
43：2016/12/06(火) 01:25:40.358
社畜「ｺﾞﾁｿｳｻﾏﾃﾞｼﾀ！」
女社長「全部食べてくれたか。味はどうだった？」
社畜「ﾜﾝ！ ｵｲｼｲ！」
女社長「ふふっ、ありがとう」
社畜「ﾃﾞﾓ…」
女社長「ん？」
社畜「ﾔｯﾊﾟﾘﾁｬﾝﾄｼﾀﾎﾞｰﾅｽﾓﾎｼｲ…」
女社長「そうか……その通りだ。年に二回のボーナス、会社員にとっては命綱だろう」
女社長「だが、大変言いづらいことなのだが……」
女社長「全部食べてくれたか。味はどうだった？」
社畜「ﾜﾝ！ ｵｲｼｲ！」
女社長「ふふっ、ありがとう」
社畜「ﾃﾞﾓ…」
女社長「ん？」
社畜「ﾔｯﾊﾟﾘﾁｬﾝﾄｼﾀﾎﾞｰﾅｽﾓﾎｼｲ…」
女社長「そうか……その通りだ。年に二回のボーナス、会社員にとっては命綱だろう」
女社長「だが、大変言いづらいことなのだが……」
44：2016/12/06(火) 01:29:46.178
女社長「実は我が社も不景気でな」
女社長「今年の冬は……ボーナスを出せないのだ！ すまないっ！」
社畜「！」ｶﾞｰﾝ
女社長「どうしても言い出せなくて……こんな回りくどいことをしてしまった！」
女社長「来年の夏は絶対に出すから……この冬だけは我慢してくれ！」
女社長「この通りだっ！」ｶﾞﾊﾞｯ
社畜「……」
女社長「今年の冬は……ボーナスを出せないのだ！ すまないっ！」
社畜「！」ｶﾞｰﾝ
女社長「どうしても言い出せなくて……こんな回りくどいことをしてしまった！」
女社長「来年の夏は絶対に出すから……この冬だけは我慢してくれ！」
女社長「この通りだっ！」ｶﾞﾊﾞｯ
社畜「……」
45：2016/12/06(火) 01:35:11.720
社畜「頭を……上げて下さい、社長」
女社長「！」
社畜「今、会社が厳しいことも、それでも社長が精一杯やってることも、私はよく理解しています」
社畜「だから……大丈夫です」
女社長「ボーナスがなくても……我慢してくれるの？」ｸﾞｽｯ…
女社長「こんな不甲斐ない経営者を……許してくれるの？」ｳﾙｳﾙ…
社畜「許すもなにも、私は雇って頂いてる身……会社の存続のためなら、ボーナスがなくても平気です」
社畜「泣かないで下さい」
女社長「ありが……とう……」
女社長「！」
社畜「今、会社が厳しいことも、それでも社長が精一杯やってることも、私はよく理解しています」
社畜「だから……大丈夫です」
女社長「ボーナスがなくても……我慢してくれるの？」ｸﾞｽｯ…
女社長「こんな不甲斐ない経営者を……許してくれるの？」ｳﾙｳﾙ…
社畜「許すもなにも、私は雇って頂いてる身……会社の存続のためなら、ボーナスがなくても平気です」
社畜「泣かないで下さい」
女社長「ありが……とう……」
47：2016/12/06(火) 01:36:44.856 ID:Imx5Z6+or.net
ｼｬﾍﾞｯﾀｧｧｧ
46：2016/12/06(火) 01:36:25.720 ID:BwRgw/95a.net
こんだけバカにされて結局無いとか良く許せるな
48：2016/12/06(火) 01:39:41.306
女社長「なーんちゃってな」
社畜「へ？」
女社長「ちゃんとボーナスは出るぞ。ほら明細だ」
社畜「ﾜﾝ！？」
女社長「たしかに景気は厳しいが、うちとて堅実にやっているからな」
女社長「もうイタズラはないぞ、受け取れ！」
社畜「ﾜﾝ！ ﾜﾝﾜﾝ！」ﾌﾘﾌﾘ
社畜「へ？」
女社長「ちゃんとボーナスは出るぞ。ほら明細だ」
社畜「ﾜﾝ！？」
女社長「たしかに景気は厳しいが、うちとて堅実にやっているからな」
女社長「もうイタズラはないぞ、受け取れ！」
社畜「ﾜﾝ！ ﾜﾝﾜﾝ！」ﾌﾘﾌﾘ
49：2016/12/06(火) 01:42:47.237
社畜「ｺﾝﾅﾆｲﾀﾀﾞｹﾙﾝﾃﾞｽｶ！？」
女社長「ああ、お前は頑張ってくれていた。これぐらいは当然だろう」
社畜「ｱｵﾝｱｵﾝｱｵﾝ！」ﾌﾘﾌﾘﾌﾘ
女社長「おお、よしよし」
社畜「ﾊｯﾊｯﾊ…」ｶﾞﾊﾞｯ
女社長「ハハ……飛びつくのはよせ。くすぐったいぞ」
社畜「ｸｩ～ﾝ」
女社長「よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
女社長「ああ、お前は頑張ってくれていた。これぐらいは当然だろう」
社畜「ｱｵﾝｱｵﾝｱｵﾝ！」ﾌﾘﾌﾘﾌﾘ
女社長「おお、よしよし」
社畜「ﾊｯﾊｯﾊ…」ｶﾞﾊﾞｯ
女社長「ハハ……飛びつくのはよせ。くすぐったいぞ」
社畜「ｸｩ～ﾝ」
女社長「よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
50：2016/12/06(火) 01:47:29.612
女社長「と、ところで……今夜なんだが……」
女社長「どうだろう？ ぜひ、二人きりで夜のボーナスとでもしゃれ込み……」
同僚「おーい、ボーナス出たから飲みに行こうぜーっ！ 今日ぐらい残業はやめとこうぜーっ！」
社畜「おーうっ！」
女社長「あっ……」
社畜「社長、ありがとうございました！ 今後も会社のために尽くします！ では私はこれで！」
女社長「う、うむ……」
女社長「どうだろう？ ぜひ、二人きりで夜のボーナスとでもしゃれ込み……」
同僚「おーい、ボーナス出たから飲みに行こうぜーっ！ 今日ぐらい残業はやめとこうぜーっ！」
社畜「おーうっ！」
女社長「あっ……」
社畜「社長、ありがとうございました！ 今後も会社のために尽くします！ では私はこれで！」
女社長「う、うむ……」
51：2016/12/06(火) 01:51:11.319
女社長「……」
女社長「社畜……」
女社長「会社員としては思い通りになるが、一人の男としてはなかなか思い通りにならない……」
女社長「私が彼というボーナスを手に入れるのは、一体いつになるやら……」
＜終わり＞
女社長「社畜……」
女社長「会社員としては思い通りになるが、一人の男としてはなかなか思い通りにならない……」
女社長「私が彼というボーナスを手に入れるのは、一体いつになるやら……」
＜終わり＞
52：2016/12/06(火) 01:54:33.636 ID:WSPD9uxi0.net
乙
53：2016/12/06(火) 02:00:15.613 ID:6h6lTxsKr.net
乙
なんだかんだでいい会社だな
なんだかんだでいい会社だな
54：2016/12/06(火) 02:10:54.127 ID:whgqHVWNa.net
社畜ハーレムって新しいジャンルか？
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります