1:2015/02/26(木) 19:16:16.91 ID:Jta9zX8C0.net
リゼ「なんでもお父さんと二人暮らしで、息子がチノと同じ学年らしいぞ」

チノ「……」
7:2015/02/26(木) 19:35:14.23 ID:Jta9zX8C0.net
ピンポーン

ココア「はーい」

ガチャ

???「こんばんは」

ココア「こんばんは~、えっと、あなたは?」

???「この度隣に引っ越してきたフユキと申します」

ココア「あ、そうでしたか!よろしくね~」

フユキ「はい」
9:2015/02/26(木) 19:36:57.53 ID:dLOtRx2k0.net
ココアちゃんは俺が貰うよ
11:2015/02/26(木) 19:39:39.78 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「あ、せっかくだからうちにあがってコーヒーでもどう?」

フユキ「いえ、お誘いのところ悪いですけど、父が仕事中でいつ帰ってくるかわからないので、今回は」

ココア「そう?遠慮しなくてもいいのに」

フユキ「では失礼します」

ココア「は~い」

ガチャ

チノ「……」
15:2015/02/26(木) 19:45:11.57 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「あ、チノちゃん、さっきね?」

チノ「お隣さんですか」

ココア「そう!その子がね、とっても礼儀正しくあいさつに来てくれてさ~、チノちゃんと同じ学年なのにすごいね!」

チノ「…そうですか」

ココア「どうしたの?チノちゃん、浮かない顔して」

チノ「なんでもありません」
16:2015/02/26(木) 19:53:27.34 ID:Jta9zX8C0.net
~冬の朝~

リゼ「うっ…寒いな…」

???「……」

リゼ「ん?あれは…」


リゼ「おはよう、フユキくん」

フユキ「あ、おはようございます」

リゼ「こんな寒い朝からゴミ捨てか、偉いな」

フユキ「いえ、家事はすべて父にやってもらってるので、これくらいは自分でお手伝いしないと」
18:2015/02/26(木) 19:58:01.95 ID:Jta9zX8C0.net
BBA「おはよう、リゼちゃん、フユキくん」

リゼ「あ、おはようございます」

フユキ「おはようございます」

BBA「フユキくんは偉いねえ、こんな朝早くから」

フユキ「いえ」

BBA「そういえば、土曜にある町内清掃にも参加してくれてるみたいじゃない?」

リゼ「へぇ…そうか、偉いな!」

BBA「そうなのよ」

フユキ「いえいえ、僕の好きでやってることなんで」

BBA「またまたそんな謙遜しちゃって~」
19:2015/02/26(木) 20:03:48.83 ID:Jta9zX8C0.net
~夕方~

リゼ「よっ」

チノ「こんにちは、リゼさん」

ココア「リゼちゃんこんにちは~」

リゼ「そういえば、今朝ランニングしてたらお隣のフユキくんと会ったんだが」

チノ「」

リゼ「こんな真冬の朝からゴミ出しをしてたんだぞ」

ココア「へぇ~、偉いんだねえ!」

リゼ「そうだぞ、しかも土曜日には、町内清掃も手伝ってるそうだ」

ココア「すごいねぇ!わたしじゃ寒くて起きられないよ~」

チノ「……」
20:2015/02/26(木) 20:08:45.31 ID:Jta9zX8C0.net
リゼ「どうしたんだチノ?さっきから黙りこくって」

チノ「……なんでもありません」

リゼ「そうか。それでな、次の土曜の朝から私たちも町内清掃に参加しようと思う」

チノ「……えっ」

リゼ「当たり前だろ、お隣のフユキくんはチノと同い年なんだぞ」

リゼ「フユキくんにできてお前らにできないわけがないだろう」

ココア「えぇ~?休日の朝くらいゆっくり寝ていたいよぉ~」

チノ「……」
23:2015/02/26(木) 20:14:04.16 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「……納得いきません」

チノ「やりたい人がやればいいじゃないですか、そういうのは」

ココア「そうだよリゼちゃん!」

リゼ「そんなのはダメだ、誰かがやんなきゃ駄目だろう」

リゼ「それにココア、お前はゆっくり寝ていたいだけだろう」

ココア「うっ…」

チノ「……そういうのは、よそはよそ、うちはうちです」

リゼ「うるさい!やると言ったらやるんだ!!」

ココア・チノ「「……!!」」ビクッ

ココア「……うん」

チノ「……はい」
24:2015/02/26(木) 20:15:08.97 ID:dLOtRx2k0.net
リゼちゃんが凄いことになってる
25:2015/02/26(木) 20:17:20.07 ID:Qp4rw9BX0.net
リゼちゃんを嫌なやつにするな!
27:2015/02/26(木) 20:21:54.61 ID:Jta9zX8C0.net
~土曜・AM6:30~

ジリリリリリリリ

ココア「あと10分……ぐぅ」

ココア「Zzz…」


リゼ「おいココア、起きろ」

ココア「Zzz…」

リゼ「おい!!!起きろって言ってんだよ!!!」バン!!!

ココア「!?」ビクッ

リゼ「ココア!!!さっさと準備しろ!遅刻するぞ!!!」

ココア「は、はい!」


ココア(……なんでリゼちゃんがこの部屋にいるの……?)
30:2015/02/26(木) 20:29:48.17 ID:Jta9zX8C0.net
~AM7:30~

ココア「うっ…さむ…」

チノ「さむいですね…天気も悪いような気がします」

リゼ「頑張って掃除すれば身体もあたたまるぞ」

ココア「そ、そうだね…」

リゼ「あ、そうだ。今日は頑張ってもらうからな」

ココア「うん!もちろんだよ!」

リゼ「もしサボったりしたら…わかってるな?」

ココア・チノ「「!!」」ビクッ!!
32:2015/02/26(木) 20:37:35.75 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「あっ、シャロちゃんと千夜ちゃんだ!おはよう~!」

シャロ「おはよう~」

千夜「おはよう~」

ココア「2人とも、こんなところで会うなんてびっくりだよ!」

シャロ「リゼに誘われてねぇ」

ココア「そうなんだ、奇遇だね!わたしたちもそんな感じだよね、チノちゃん?」

チノ「…はい、そうですね」

千夜「がんばりましょうねぇ~」

ココア「うん!」
33:2015/02/26(木) 20:41:11.46 ID:SGmfq6yK0.net
呼び捨てわろた
34:2015/02/26(木) 20:44:42.81 ID:Jta9zX8C0.net
マヤ「あっ、おはよー」

メグ「おはよう~」

リゼ「おう、チマメ隊も揃ったか」

ココア「リゼちゃんに誘われたの?」

マヤ「そうなんだよー」

ココア「朝早くからえらいねぇ」

メグ「いや~フユキくんのほうがえらいよ~」

ココア「ずっと参加してるんだもんねえ、すごいよ」

マヤ「よくやるよなー」

チノ「……」
35:2015/02/26(木) 20:52:23.88 ID:Jta9zX8C0.net
フユキ「あっ、みなさんおはようございます」

リゼ「おう、朝早くから偉いな」

フユキ「いえいえ」

ココア「あっ、フユキくんだ、おはよう~!」

フユキ「おはようございます」

ココア「今日はがんばろうねぇ」

フユキ「はい」

フユキ「あっ、香風さんもおはよう…」

チノ「……」
36:2015/02/26(木) 20:56:28.57 ID:Jta9zX8C0.net
おっさん「では、各々清掃を開始してください」


リゼ「じゃあ、お前ら頑張ってな」

ココア「えっ?リゼちゃんは一緒に掃除しないの?」

リゼ「私は一人で掃除するよ」

リゼ「お前ら、フユキくんに負けないようにゴミをいっぱい集めるんだぞ」

ココア「わかったよ~」

チノ「はい…」
38:2015/02/26(木) 21:01:33.20 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「うっ…さむいよぉ…」

ココア「ふぁぁ~…それに眠い…」

チノ「ココアさん、冗談でも寝たりしないでくださいね」

チノ「リゼさんに怒られますので」

ココア「わかってるよぉ…」
40:2015/02/26(木) 21:05:00.04 ID:Jta9zX8C0.net
おっさん「ねえ君、これは燃えるゴミなのかい?」

フユキ「あっ、それは燃えないゴミです」

おっさん「そうかい、毎度悪いねえ」

フユキ「いえいえ」

おっさん「じゃあこれは燃えるゴミなのか?」

フユキ「それも燃えないゴミです」

フユキ「あ、そのゴミは僕が分別しておくのでその辺に置いておいて大丈夫ですよ」

おっさん「いやあ、毎度毎度本当に悪いねえ」

フユキ「いえいえ」



フユキ「はぁ……」
41:2015/02/26(木) 21:11:05.33 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「ねえチノちゃん、これは燃えるゴミなの?」

チノ「燃えるゴミです」

ココア「ごめんねぇ、じゃあこの新聞紙は?」

チノ「どう考えても燃えるゴミでしょう」

ココア「ごめんねぇ、じゃあこっちは?」

チノ「燃えるゴミです!……いい加減覚えてください」イライラ

ココア「ご、ごめん…」

チノ「まったく、何やってんだか…」
42:2015/02/26(木) 21:12:20.85 ID:ae6IU7Axa.net
あほここあちゃんかわいい
43:2015/02/26(木) 21:14:45.85 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「飽きたよぉ~」グッタリ

チノ「…ち、ちょっと、何サボってるんですかココアさん!!!!」

ココア「だって寒いしつまらないんだも~ん…」

チノ「だからって…リゼさんに見つかったら何を言われるかわかりませんよ!」

ココア「だいじょうぶだよぉ~…」
46:2015/02/26(木) 21:19:50.76 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「ベンチに寝っ転がってないでちゃんと働いてください!」

ココア「ふぁ~…Zzz」

チノ「ち、ちょっと…!」


リゼ「……おい、何やってるんだ二人共?」


チノ「……!」ビクッ

ココア「Zzz…」

チノ「あ、いや、……」


リゼ「おいチノ!!!何やってるか聞いてんだよ!!!何とか言えよ!!!!!」
47:2015/02/26(木) 21:25:02.33 ID:Jta9zX8C0.net
チノ・ココア「「!?」」ビクッ


リゼ「やっと起きたか、ココア」

ココア「え……リゼちゃん……?」

リゼ「二人して何サボってるんだよ」

リゼ「サボるなと言ったのを覚えてないのか…?」

ココア・チノ「「……」」ブルブル
48:2015/02/26(木) 21:30:46.05 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「あ、あの、これはココアさんが…」

リゼ「あ?ココアがどうした」

チノ「うっ…」

リゼ「何自分がサボったのをココアのせいにしてんだよ」

チノ「いや、でも……」

リゼ「つべこべ言わずにゴミを集めろ!」

チノ「はい…」

リゼ「そしてココア…次こんなことがあったらわかってるだろうな…?」

ココア「ヒッ…!は、はい!」
49:2015/02/26(木) 21:31:34.10 ID:dLOtRx2k0.net
自衛隊の教官かよ
51:2015/02/26(木) 21:36:56.17 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「ココアさんのせいです」

ココア「ごめんね…」

チノ「これ以上サボったら本当に覚悟しなければいけないかもしれないです」

ココア「そうだね…」

ココア「あっ、フユキくんだ!」

チノ「……」


ココア「おーいフユキくーん!」

フユキ「あっ、どうも」

ココア「それで何袋め?」

フユキ「3袋目です」

ココア「へぇ、すごいねえ!私たちは二人合わせてまだ1袋あつめ終わったところだよぉ」

フユキ「いえいえ、人にはそれぞれペースがありますから」
52:2015/02/26(木) 21:44:29.11 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「ココアさん、ところでこのいっぱいのごみ袋、どこにやればいいのでしょうか」

ココア「わたしに聞いても分かるわけないよ~フユキくん、どこかわかるかな?」

フユキ「あ、それならこの道の突き当たりを左に曲がった先に集める場所がありますから」

ココア「……チノちゃん、わかる?」

チノ「……すみません、わかりません」

フユキ「あ、じゃあ…」

フユキ「香風さん、僕がかわりに持っていくけん、そのゴミ袋くれん?」

ココア「え、いいの?悪いねえ」
53:2015/02/26(木) 21:47:16.63 ID:Jta9zX8C0.net
フユキ「いえいえ」

ココア「あ、じゃあね!」

フユキ「はい、それでは」

チノ「……」


チノ「……言いたいことがあるなら、言ったらどうですか?」


フユキ「えっ…?」

ココア「チノちゃん…?」
54:2015/02/26(木) 21:54:46.71 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「言いたいことがあるのなら、言ったらどうなのですか、って言ってるのですが」

フユキ「……」

チノ「聞こえないんですか」

ココア「ちょっと、チノちゃん……」

チノ「あなたを見てると、イライラしてきます」

チノ「本当は、町内清掃もやりたくないんじゃないんですか」

フユキ「……」

ココア「チ、チノちゃん!!ご、ごめんね~チノちゃんはこういうところがあって…」

ココア「じ、じゃあ行くね~また後でね!フユキくん」

チノ「……」



フユキ「……」
56:2015/02/26(木) 22:00:57.80 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「それにしてもフユキくんのゴミの量すごかったねえ」

ココア「リゼちゃん、フユキくんに負けないように頑張れって言ってたけど、こんなの出来っこないよ…」

チノ「そうですね…ゴミがたくさんある場所を探さないと、いっぱいゴミを集めることはできないですね」

ココア「それもそうだね~…」

ココア「うーん…あっ…!」

ココア「河川敷とかどうだろう!あそこならあんまり人も行ってないはずだからゴミもまだ多いんじゃない?」

チノ「…そうですね。河川敷にならゴミはたくさんありそうです」

チノ「河川敷に行きましょう」
57:2015/02/26(木) 22:02:07.93 ID:8Ly+rMZ00.net
何がしたいんだ
58:2015/02/26(木) 22:04:30.59 ID:Jta9zX8C0.net
~河川敷~

ココア「うっ、さむい…」

チノ「…さすがに河川敷は寒いですね」

ココア「……それにしても、ゴミがたくさんあるねえ」

チノ「そうですね……この辺は不法投棄の温床ですから」

ココア「じゃあ、この辺でゴミをいっぱい集めちゃおう!」
59:2015/02/26(木) 22:10:35.32 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「ふぅ…」

チノ「けっこう集まりましたね」

ココア「そうだね~フユキくんには負けるかもだけど、これだったらリゼちゃんもほめてくれるよ!」

チノ「そうだといいのですが……」


~公民館前~

おっさん「そろそろ本日の町内清掃は終わりにしますが、まだ戻ってきてない人いますか?」

リゼ「まだアイツらが戻ってきてないな…」

リゼ「どこをほっつき歩いてんだ…」
60:2015/02/26(木) 22:16:14.01 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「ねえチノちゃん、もうそろそろ掃除終わりじゃない?」

チノ「あっ、そうですね。作業に夢中になってました」

チノ「そろそろ帰らないと」

ココア「そうだね!」



ココア「……」

チノ「……」

ココア「ところでチノちゃん、ここどこ?」

チノ「……」
61:2015/02/26(木) 22:20:15.96 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「困りましたね…これじゃあ帰れません」

ココア「どうしよう…」

チノ「でも歩かないことには帰れません」

チノ「来た方向を思い出しながら帰りましょう」

ココア「うん!」

チノ「まずはあっちです」

ココア「はい!」
62:2015/02/26(木) 22:24:38.00 ID:Jta9zX8C0.net
~30分後~

チノ「……」

ココア「ふぇぇ…」

ココア「迷っちゃったよぉ…」

チノ「私のせいです……」

ココア「いやいや気にしないで……どうしよう……」

チノ「ゴミ袋持って歩いてたから手もパンパンだですね…」

ココア「そうだねえ…雪も降ってきたよぉ…」
63:2015/02/26(木) 22:26:19.66 ID:Jta9zX8C0.net
リゼ「ったくあいつら…いつになったら帰って来るんだ!」

リゼ「……」

リゼ「ちょっと探してきます!」

おっさん「おう!気をつけてな!」
64:2015/02/26(木) 22:32:13.26 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「ああっ!」

チノ「どうしたんですか」

ココア「ゴミ袋が破けてるよぉ…」

チノ「あっ…私のも破けてます…」

ココア「いや、こうやって抱えて…」

チノ「ココアさん!無理しないでください!もうゴミ袋は諦めて帰りましょう」

ココア「リゼちゃん心配してるだろうし、帰らなきゃね…」

チノ「はい…」
65:2015/02/26(木) 22:34:40.51 ID:Jta9zX8C0.net
~さらに30分後~

チノ「……」

ココア「……」

チノ「もう随分と歩いていますが、わかりませんね……」

ココア「そうだね…」

チノ「……」

ココア「……」


リゼ「おい!!お前ら!!!」


チノ・ココア「「!!!」」
66:2015/02/26(木) 22:38:23.25 ID:dLOtRx2k0.net
ふぇぇ
68:2015/02/26(木) 22:43:05.22 ID:Jta9zX8C0.net
リゼ「まったく……何してたんだよ……」

ココア「ふぇぇん……リゼちゃぁぁん……」ギュウウ

チノ「……」ギュウウ

ココア「河川敷に行ってたらね、迷ってね、ごめんなさい…」グスン

リゼ「まったく…帰るぞ」

リゼ「ついてこい」
70:2015/02/26(木) 22:45:32.92 ID:Jta9zX8C0.net
~公民館前~

リゼ「ただいま戻りました」

おっさん「おー戻ってきた!よかったよかった!」

ココア「ごめんなさい……」

おっさん「ボロボロじゃないか…迷っちゃったのかい?」

チノ「はい…」


おっさん「では、みなさん揃ったので今日は終わりにします!お疲れ様でした!」
71:2015/02/26(木) 22:48:46.67 ID:UtgHDi/s0.net
ごちうさに男はいらないんや
72:2015/02/26(木) 22:49:25.37 ID:ae6IU7Axa.net
これからおっさんはおねえさんになります
75:2015/02/26(木) 22:52:59.98 ID:Jta9zX8C0.net
リゼ「……」

リゼ「ところでお前ら」

ココア・チノ「「!!」」ビクッ

リゼ「どこをほっつき歩いてたんだ?」

ココア「あ、ああああの、河川敷にゴミを集めに行ったら、ま…迷っちゃって…」

チノ「そ、そうです……」

リゼ「そうか…その割には、ゴミ袋の一つも持ってなかったじゃないか…」

チノ「そ、それは…迷ってる間に、ゴミ袋が全部破けてしまって……」

リゼ「本当か?」

ココア「う、うん!」

リゼ「そうかそうか…でもなお前ら、二人ともその割には目が泳いでるじゃないか?」

チノ「……そ、そんな!」
77:2015/02/26(木) 22:59:51.72 ID:Jta9zX8C0.net
リゼ「私はなあ、ウソとか不誠実とか、そういう類のものが一番嫌いなんだよ…」

ココア「う、うそじゃないもん…」ボロボロ

リゼ「泣けば済むとでも思ってんのかよ!!」バキッ

ココア「あがっ!!!…」

チノ「ひっ……!」


リゼ「おい…何逃げようとしてんだよクズ」

チノ「い、いやああああああああ!!!」

リゼ「これはサボりと嘘への然るべき罰だ」バキッ

チノ「う〝っ!!!…」
78:2015/02/26(木) 23:00:50.67 ID:ae6IU7Axa.net
やめろ
83:2015/02/26(木) 23:04:26.56 ID:Jta9zX8C0.net
リゼ「お隣のフユキくんは6袋もゴミを集めたそうだ」

チノ・ココア「「……」」

リゼ「しかもなあ、ちゃんと時間通りに帰ってきた」

チノ・ココア「「……」」

リゼ「お前らとは大違いだ」

チノ・ココア「「……」」

リゼ「私は心の底から残念だ」

チノ・ココア「「……」」

リゼ「お前らがまさかここまで怠け者の嘘つきだとはな」

チノ・ココア「「……」」

リゼ「少しはフユキくんを見習えよ」
86:2015/02/26(木) 23:09:58.86 ID:Jta9zX8C0.net
リゼ「この件はタカヒロさんに報告させてもらう」

ココア「そ、そんな…………」

リゼ「今日の働きが悪ければ今日のご飯は抜きだと、タカヒロさんは言っていた」

チノ「えっ……」

リゼ「タカヒロさんもさぞ悲しんでるだろうなあ」

チノ・ココア「「……」」

リゼ「自分の愛娘たちが、こんなに怠け者で嘘つきのクズだとはな」

チノ・ココア「「……」」

リゼ「これはご飯抜きだけで済むかどうか、わからないな…」

チノ・ココア「「そんな………」」
88:2015/02/26(木) 23:13:23.27 ID:Jta9zX8C0.net
~その夜~

ココア「お腹空いたねえ…」グゥー

チノ「そうですね…」グゥー

ココア「……」

チノ「……今日はもう、寝ましょう」

ココア「そうだね……」

チノ「おやすみなさい…」

ココア「おやすみなさい…」
91:2015/02/26(木) 23:18:44.46 ID:Jta9zX8C0.net
~翌朝~

ココア「Zzz…」

ココア「んっ…もう朝かぁ…」

ココア「ふぁぁ…」

ココア「……」


チノ「……」

ココア「チノちゃん、どうしたの?」

チノ「……」

チノ「嘘をついた罰として、今日の朝までご飯抜きだそうです」

ココア「えっ……」
93:2015/02/26(木) 23:22:29.26 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「……」グゥー

チノ「……」グゥー

ココア「お腹すいたねえ」

チノ「……はい」

チノ「……もうそろそろ何か食べないとヤバいです」

ココア「そうだねえ…」

ココア「部屋を色々探してみようか?」

チノ「…そうですね」
94:2015/02/26(木) 23:24:39.76 ID:Qp4rw9BX0.net
ハッピーエンドですか?
みんな笑顔になれますか?
97:2015/02/26(木) 23:26:43.82 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「見事に何もないですね…」

ココア「でもそろそろ耐えられないよぉ…」グゥー

チノ「……」グゥー

ココア「あっチノちゃん、引き出しの中に何かあるよ?」

チノ「本当ですね、中身が気になります」

ココア「うーん、開かない…」

チノ「貸してください」

チノ「うーん、開かないですね…」

ココア「何とかして開けないと…」
100:2015/02/26(木) 23:32:56.56 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「ここにバールのようなものが…」

ココア「でかしたぞチノちゃん!それを使ったら開けられるかも!」

チノ「じゃあ私が押さえておくので、ココアさんが開けてくれますか」

ココア「オッケー」

ココア「うーん」

スポン

ココア「やった!開いたよ!」

チノ「……ところでこれは」

ココア「……なにかな?」
101:2015/02/26(木) 23:38:21.17 ID:Jta9zX8C0.net
ココア「これは…?」

チノ「ウサギのアクセサリー…ですかね?」

ココア「ガラス製だね」

チノ「そうですね…」

ココア「食べられないね…」

チノ「当たり前です」

ココア「ちょっと貸してよ、チノちゃん!」

チノ「あっ、そんな乱暴に奪わないでください!」

ストーン

ココア「ああっ!」

チノ「何やってるんですか!ココアさん!」
102:2015/02/26(木) 23:40:56.26 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「耳のところが割れてます…」

ココア「ごめんね…」

チノ「まあこれは私のじゃないので……」

ココア「……!」

ココア「ところでチノちゃん、それ誰のだろう?」

チノ「さあ……誰のなんでしょうかね?」

チノ「前々からうちにあったものではないとは思います」

ココア「うーん…」

チノ「……あっ」
105:2015/02/26(木) 23:44:48.46 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「それ、まさか……」

ココア「ん?」

チノ「リ、リリリ、リ……」

ココア「?」

チノ「リ……」

ココア「なに?」


チノ「リゼさん、が……大切にしていたものでは……」


ココア「えっ…」
106:2015/02/26(木) 23:47:09.66 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「……どうするんですか……」

ココア「ど、どうしよう……」

チノ「ココアさんのせいです……」

ココア「わかってるよぉ……」

チノ「わ、わたしはなにも知りません…」

ココア「そ、そんなあ!」
108:2015/02/26(木) 23:49:12.93 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「……」

ココア「……」

チノ「ともかく、それは何とかしなければなりません」

ココア「……」

ココア「そうだ…接着剤でつけちゃおう!」

チノ「……」

チノ「そうするしかないですね」
109:2015/02/26(木) 23:54:43.05 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「接着剤とピンセット持ってきました」

ココア「ありがとう」


ココア「……」プルプル

チノ「……」ジィー

ココア「……」プルプル

チノ「……」ジィー

ココア「ハ、ハックション!」

パキッ

ココア「あっ!」

チノ「ちょっと何やってるんですかココアさん!」

チノ「さらにひどいことになりました…」
111:2015/02/26(木) 23:58:14.74 ID:Jta9zX8C0.net
チノ「これはちょっと修復不可能ですね…」

ココア「ごめんね…」

チノ「まあこうなることはわかってました」

チノ「となると…」


リゼ「こんにちはー!」


ココア「うわっ!リゼちゃん来ちゃったよ!!!」

チノ「ど、どど、どうしましょう」

ココア「とりあえずこれ隠さなきゃ!」

チノ「はい!」
112:2015/02/27(金) 00:01:22.13 ID:9y9isrxf0.net
ココア「リゼちゃんが上がってくる前に!はやく!」

チノ「わ、わかってます!」



リゼ「おいーっす」

ココア「リ、リゼちゃんおはよう!」

チノ「お、おはようございます!」

リゼ「おう」


ココア(あれ、隠せた?)

チノ(な、なんとか…)
113:2015/02/27(金) 00:05:51.53 ID:9y9isrxf0.net
リゼ「どうしたんだお前ら?そんなに慌てて」

チノ「な、なんでもないです」

ココア「それよりリゼちゃん、なんでこんな時間に?」

リゼ「ああそれなんだが、ちょっとこの家に忘れ物をしてな」

チノ「何を忘れたんですか?」

リゼ「これくらいのケース見なかったか?この中に確かウサギのアクセサリーが…」

チノ・ココア「「」」ギクゥ
115:2015/02/27(金) 00:09:17.61 ID:9y9isrxf0.net
リゼ「確かこの辺に…」

ココア「あ、あああのリゼちゃん!」

リゼ「なんだ?」

ココア「今そんなに急いでいるの!?」

リゼ「まあそうでもないが」

ココア「それなら、ちょっとコーヒーでも飲んでくつろいでいきなよ!」

リゼ「いや、でも悪いし…」

ココア「まあそんな遠慮せずに!」

リゼ「お、おぅ…じゃあいただこうか」

ココア「じゃ、チノちゃんおねがい!」

チノ「はい、わかりました!」
116:2015/02/27(金) 00:12:31.19 ID:9y9isrxf0.net
ココア(チノちゃんはここで時間稼ぎしておいて!わたしは雑貨屋とかを巡って探してくるから!)

チノ(わかりました!)


チノ「じゃあ、コーヒーをいれるのでここに座っておいてください」

リゼ「いや、そんなにお構いなく」

チノ「いえ、ここに座って待っておいてください!」

リゼ「お、おぅ…」
118:2015/02/27(金) 00:18:33.21 ID:9y9isrxf0.net
ココア「外に出たはいいものの…一人じゃ自信ないなあ…」

ココア「せめてもう一人いれば探せそうな気はするけど…」

ココア「今日は千夜ちゃんもシャロちゃんも忙しいし…」

ココア「あっ、そういえば…!」


ピンポーン

フユキ「あ、こんにちは」

ココア「おはようフユキくん!お願いがあるんだけど!」

フユキ「は、はぁ…」

ココア「あの、かくかくしかじかでね、お願い!」

フユキ「は、はい…」

ココア「ほんとごめんね!」

フユキ「いえ、困ったときはお互い様なので」

ココア「じゃあ見つかったらこっちに連絡してね!じゃあ!」タッタッ


フユキ「行っちゃったばい…よっぽど焦っとるとやろうか…」
119:2015/02/27(金) 00:24:24.37 ID:9y9isrxf0.net
フユキ「うーん…どこにもなかばい」

フユキ「でも…探さんと悪いし…」

フユキ「さむか~…」


ココア「うーん……どこにもないなぁ……」

ココア「……ヘクチッ!」

ココア「寒いなあ……」

ココア「……探さないと……」
122:2015/02/27(金) 00:28:58.46 ID:9y9isrxf0.net
~3時間後~

チノ「リゼさん、おかわりは」

リゼ「あのなぁ、もう7杯飲んだんだぞ?」

リゼ「さすがにそろそろ…」

チノ「いえ、もうちょっとゆっくりしていってください」

リゼ「……」

チノ(ココアさん……何してるんですか!早く帰ってきてください……!)
123:2015/02/27(金) 00:35:46.31 ID:9y9isrxf0.net
ココア「うぅ…どこにもないよぅ…」

タッタッタッ

ドテッ

ココア「うぅ….膝擦りむいちゃったよぅ…いたい…」

ココア「……」

ココア「はぁ……」

ココア「…………」

ココア「帰ろうかな……」
128:2015/02/27(金) 00:42:23.17 ID:9y9isrxf0.net
~ラビットハウス~

チノ「リゼさん!あともうちょっと!」

リゼ「もういい!さすがに探させろ!」

チノ「ああっ!」


リゼ「さて…」

リゼ「しかし、あれはどこなんだ…」

リゼ「失くしたら困るんだが…」


チノ「はぁ…もう終わりです…」


???「こんにちはー!」


チノ「!?」ビクッ
129:2015/02/27(金) 00:48:11.75 ID:9y9isrxf0.net
チノ「な、なんで…」

フユキ「あ、香風さん…」

チノ「ど…どうしたんですか」

フユキ「香風さん、ウサギのアクセサリーば探しとっとやろ?」

チノ「!?」

フユキ「事情は保登さんから聞いとんやけど、大変やね」

チノ(ちょ、ちょっと声が大きいです!!)

フユキ「えっ…?」
130:2015/02/27(金) 00:52:17.61 ID:9y9isrxf0.net
チノ(今丁度リゼさんが来てるんです!)

フユキ(なるほど…ところで、保登さんは?)

チノ(まだ帰ってきてないです……聞くまでもないですが、アクセサリーは)

フユキ(ごめん…見つけられんかったとばい…)

チノ(まぁしかたないです)


リゼ「おーいチノ!こんくらいのケース、本当に見覚えないか?」


チノ「!!」ビクッ
131:2015/02/27(金) 00:56:08.14 ID:9y9isrxf0.net
リゼ「あ、フユキくん来てたのか、こんにちは」

フユキ「こんにちは」

リゼ「ところで、フユキくんはどんな用で来ているんだ?」

リゼ「コーヒーでも飲みに来たのかい?」

フユキ「あっ、いいえ…実は」

チノ「ちょっ…!」
132:2015/02/27(金) 01:05:20.05 ID:9y9isrxf0.net
フユキ「実は保登さんにウサギのアクセサリーを~……」

フユキ「それはリゼさんの私有物だからということで~……」

フユキ「僕も探しに行ったんですが、見つけることができず~……」


フユキは今日起きたことをありのままに語った。
ココアとチノがリゼのケースを勝手に開けたこと。
そのケースの中にあるリゼの大切にしているアクセサリーを壊したこと。
それを隠蔽し修繕して事なきを得ようとしたこと。
それに失敗したので終いにはフユキをも利用して同じアクセサリーを手に入れようとしたこと。
この全てを、フユキは忠実に、事細かに語った。それも見事すぎるほどに。


リゼ「…………」
135:2015/02/27(金) 01:10:10.10 ID:9y9isrxf0.net
リゼ「フユキくん、ありがとう」

フユキ「いえ、僕は……見つけられずに申し訳ないです……」

リゼ「いや、フユキくんは何も悪くないよ」

リゼ「フユキくん、君はもう帰るんだ」

フユキ「え……」

リゼ「今度コーヒーでも飲みに来てくれ。今日は生憎豆が切れてしまってね。私が飲みすぎてしまったせいで」

リゼ「ごめんね。またこんど来てくれ」

フユキ「は、はぃ…」

フユキ「それではお邪魔しました…」



リゼ「…………」
137:2015/02/27(金) 01:17:03.12 ID:9y9isrxf0.net
リゼ「おい」

チノ「……」ブルブル

リゼ「何か言うことは?」

チノ「……」ブルブル

リゼ「そういえば、こういうものが二階にあった」

チノ「……!!」ブルブル


リゼ「バールだ」


チノ「……」ブルブル

リゼ「さてこれは、何に使ったのかなあ~?」

チノ「……」ガクガク
139:2015/02/27(金) 01:23:04.36 ID:9y9isrxf0.net
リゼ「もう言わなくてもわかるよな?」


ガッ!ドカッ!バキッ!!


チノ「ウッ……ゲホッゲホッ!!」

リゼ「私がどうして怒ってるかわかるか?」

チノ「……」

リゼ「お前は賢いからわかるだろう」

チノ「……」

リゼ「そこに座ってろ」


そこでリゼが指差したのは玄関のドアのすぐ側であった。
140:2015/02/27(金) 01:26:47.91 ID:9y9isrxf0.net
~帰路~

ココア「うっ…寒いよぉ…」ガクガク

ココア「相変わらず天気悪いし…雪降ってきたよぉ…」

ココア「もうちょっとでラビットハウスだ…」

ココア「膝…痛いなぁ…」

ココア「……」


ココア「…………」



ココア「………………」




ガチャ
141:2015/02/27(金) 01:30:07.79 ID:SCBByOzw0.net
怖い
142:2015/02/27(金) 01:30:44.56 ID:9y9isrxf0.net
ココア「……!」



リゼ「お帰り、ココア」

チノ「うぅっ…」プルプル

リゼ「……何故私が怒ってるか、わかるよなぁ?」

ココア「……」ガクガク

リゼ「お隣のフユキくんが、ぜーんぶ教えてくれたよ」

ココア「……」ガクガク

チノ「……」プルプル
144:2015/02/27(金) 01:36:43.30 ID:9y9isrxf0.net
リゼ「何故私が怒ってるか……わかるか?」

ココア「……」ガクガク

リゼ「別に私は、お前がアクセサリーを壊したから怒ってるわけじゃないんだ」

ココア「……」ガクガク

リゼ「私の嫌いなものは、嘘偽りや、不誠実だ」

ココア「……」ガクガク

リゼ「今のお前らを表すのに、これほどぴったりの言葉はないだろう?」


ココア「うっ……」ボロボロ


リゼ「…………」




「ごめん……なさい…………」




~完~
145:2015/02/27(金) 01:37:15.45 ID:rp2Zw0eo0.net
いやいや
147:2015/02/27(金) 01:41:09.85 ID:PwR6kcwW0.net
2期を象徴する暗黒回
149:2015/02/27(金) 02:04:56.41 ID:9y9isrxf0.net
疲れた
150:2015/02/27(金) 02:08:02.78 ID:302F5eKH0.net
リゼ「チノ、お隣さんが新しく引っ越してくるらしいぞ」
引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1424945776