1:2015/05/24(日) 21:49:20.260 ID:yHD33alS0.net
王様「新しくこの国の王になった、よろしくな」

村人達「王だって」「そんなまさか」「また暗殺されるのがオチだよ」

王様「今から村人達には強制的に役職についてもらう」

村人達「嘘だろ!?」「仕事しろって言うのか!?」「そんな…ありえない」

秘書「…王様、批判の声が殺到しています」

王様「かまわん、続けるぞ」

秘書「…はい…」
2:2015/05/24(日) 21:50:12.861 ID:yHD33alS0.net
ザワザワ
村人A「嘘だろ、見ろよ俺鍛冶屋だってよ」

村人B「俺なんか農家だぜ」

村人C「いいよなーお前らは楽で、俺なんか勇者だってよ、なんなんだろうな」スタスタ

村人A「…ほんとになんなんだよこれ…この前まで無職だったのにいきなり鍛冶屋やれって言われても無理な話だよな」

村人B「そうだそうだ、全く王はなにを考えているのやら…なあ、村人Cもそう思うだろ」

鍛冶屋「…あれ?村人Cは?」

農家「わかんねー、どっかで勇者やってんじゃない…というか、名前」

鍛冶屋「え?…あ、ほんとだ!名前が鍛冶屋になってる!!ってお前も」

農家「ほんとだ!名前が農家になってる!!」

鍛冶屋「いったいどうなってるんだ?」
3:2015/05/24(日) 21:50:41.796 ID:yHD33alS0.net
農家「とりあえず城に行って、直接王から聞いてみるか」

鍛冶屋「いやいや、ムリがあるだろ」

農家「大丈夫大丈夫、今日王になったばっかりなんだし」

鍛冶屋「だからこそムリだろ!予想以上に王様も時間が無いだろうし、警備が厳重になってると思うから行ったところで門前払いだろ」

農家「だったら別に王に聞かなくてもいいじゃないか」

鍛冶屋「だとしたら誰に聞くんだよ!あてがないだろ!!」

農家「それもそうだな…」

「私が力を貸そうか?」
4:2015/05/24(日) 21:51:02.710 ID:yHD33alS0.net
農家・鍛冶屋「誰だ!?」

情報屋「私は情報屋、一般市民が聞かないような様々な情報を持っております」

農家「…情報屋って言ってるけど、あんたも王の命令の下情報屋になっただけだろ」

情報屋「はい、そうですが」

農家「そうですがって、そしたらあんた、ついさっきの命令が出される前までは普通の無職だったわけだろ」

情報屋「そうですが、なにか?」

農家「なのにどうして一般市民が聞かないような情報をもう入手してるんだ?」

情報屋「…それもそうですね…」

鍛冶屋「どういうことだ?」
5:2015/05/24(日) 21:51:31.076 ID:yHD33alS0.net
農家「わからないやつにはあとで説明するから、とりあえず情報をもってるのは本当なんだろうな」

情報屋「もちろん、なんなら今ここでお教えしましょうか?お金が発生しますけど」

農家「金だと!?商売するつもりか?」

情報屋「当たり前でしょう、私は情報屋ですから」

農家「ぐぐ…くそ、金がない」

情報屋「なら稼ぐ以外に道は無いですね」

農家「どうしてもダメなのか?せめてこの政策の意図が知りたい」

情報屋「政策の意図までは知りませんよ…知ってたとしても法律を犯してしまうので教えられませんけどね」

農家「法律があるのか?」

情報屋「はい、例えば情報屋だと商売以外で情報を外部へ発信してはならないてな具合で」

農家「知らなかった、そんな法律ができたのか…てか、それは話していいのか?」

情報屋「はい、法律の説明をしているだけなのでこれは平気です」

農家「ややこしいな、てかその法律どこで知った?」

情報屋「役職表の上の方に大きく書いてありましたよ」

農家「そうなのか、読んでなかった」
6:2015/05/24(日) 21:52:21.032 ID:yHD33alS0.net
鍛冶屋「…話おわった?」

農家「おわった、一通り」

鍛冶屋「なんかわかった?」

農家「わかった、一通り」

鍛冶屋「どんなこと?」

農家「うーん…とりあえずは役職ごとに決められた仕事をこなして金を稼がないと話が始まらないってこと、わかったな」

鍛冶屋「わかった!頑張る!!」カンカンカン

農家「…(どういうことだ?なんであんなに打ち慣れているんだ?)」

鍛冶屋「痛っ!やべー、指潰しちゃった」

農家「…(気のせいか)さて、俺も農業しようかな」ザッザッザッ

鍛冶屋「農家ってさぁ、どこかで農業の勉強してた?」

農家「なんで?」

鍛冶屋「いや、ずいぶん手慣れてるようだから」

農家「そうか?…そんなことないだろ(やっぱりなんか違和感を感じる)」
7:2015/05/24(日) 21:53:13.187 ID:yHD33alS0.net
農家「あのさぁ…ちょっと街の様子見てくる」

鍛冶屋「まだ仕事始めたばっかだろ!マイペースだなぁ…」

農家「うん、悪いな」タッタッタッ

ーーー街ーーー

農家「(人が集まるところだ、店も沢山並んでる)レストラン、レストラン、あっ、あった!入ろう」カラン

料理人「へいいらっしゃい」

農家「どうも…」

料理人「みすぼらしい格好してるね」

農家「はい、農家なんで…一応」

料理人「…金はあるのか?」

農家「無いです…」

料理人「そうか、なら帰った帰った、仕事の邪魔だよ」
9:2015/05/24(日) 21:53:48.944 ID:yHD33alS0.net
農家「あの、話だけでも…」

料理人「今料理作ってんのが見えないのかよ?」ジュートントントントン

農家「料理人さんは命令が出されるまでに料理の経験ってありましたか?」

料理人「…」

農家「無いとしたら、今そんなに上手く料理を作れるのは不思議だと思いません?」

料理人「…たしかにな」

農家「普通に気づいてましたよね」

料理人「…ああ、でも気づいたところでどうするんだ?まさか魔法があるとも信じ難いし」

農家「聞きに行きません?直接」

料理人「…お前は勇者か」

農家「農家ですけどね」
10:2015/05/24(日) 21:55:18.911 ID:yHD33alS0.net
10分後
料理人「………いや、俺はやめとくわ、行動力だけじゃどうにもならないしな、悪いが他所をあたってくれ」

農家「どうしてもだめですか?」

料理人「どうしてもだ…それに今忙しいしな、ほら、いらっしゃい!」

勇者 カラン「うぅ…疲れたぁー、なんかこってりしたのありますか?」

農家「あ、勇者!」

勇者「あ、農家じゃん!お前どこ行ってたんだよ」

農家「こっちのセリフだよ、急にいなくなったから」

勇者「いや、クエストに…」

農家「あんな急にか?」

勇者「気づいたら集会場のクエストボードの前にいたんだよ」

農家「覚えてないのか?」

勇者「うん…」

農家「そうか…(どういうことだ?俺や鍛冶屋は意識があったのに)」
11:2015/05/24(日) 21:56:20.264 ID:yHD33alS0.net
ーーーその頃城ではーーー
王様「どうだ?順調か?」

秘書「はい、問題ありませんがはやくしないと鋭い村人達は気づきはじめますよ」

王様「そうか…ならできるだけはやく進めてくれ」

秘書「了解」
ーーーまた、鍛冶屋ではーーー
鍛冶屋「くそー、なかなか誰も買いに来ないな、やっぱり支給された武器じゃ買ってくれないか…オリジナルの武器をつくらなきゃ…」カンカンカン

騎士「すいませーん、その剣くださーい」

鍛冶屋「くっそー、オリジナルのもの、オリジナルのもの」カンカンカン

騎士「おい、客きてんぞ、聞いてんのか?」

鍛冶屋「難しいなー、なんで俺鍛冶屋なんだろう」カンカンカン

騎士「もういいや」スタスタ

鍛冶屋「…にしても全然客こないなー」
12:2015/05/24(日) 21:57:59.451 ID:yHD33alS0.net
鍛冶屋「というか農家おそくないか?あいつ街の様子見に行ってくるとか言ってサボってるんじゃないだろうな!?ちょっと俺も見に行こう」タッタッタッ

情報屋「………俺も行こう(ボソッ)」スタスタ
ーーー街のレストランーーー
料理人「はいよ、ステーキ」コトン

勇者「おう、ありがと…ほらお代」ジャラジャラ

料理人「まいどあり」

農家「まて、なんでお前金もってるんだ?」

勇者「は?仕事したからに決まってるだろ」

農家「どんな?」
13:2015/05/24(日) 21:58:36.233 ID:yHD33alS0.net
勇者「そうだな…手始めにスライムなんかをズタズタに切り裂いてやった」

農家「?スライムなんているのか?」

勇者「ああ、詳しくは言えないんだけど…」

農家「法律か…というかお前いつの間に戦えるようになったんだ?」

勇者「そうだな…うーん…あれ?なんかがむしゃらに戦ってたからな…覚えてないな」

農家「やっぱりな…ここの料理人といいお前といい、昨日まで無職だったやつが急にてきぱきと仕事をこなせるわけないだろ!」

料理人「お客さん、さっきもその話してましたけど…そういうのは外でやってくれねーか?」

農家「…やっぱり城に行くべきだ!」

勇者「どうしたんだよ熱くなって…」

料理人「さわぎたてないでくれよ…立派な営業妨害だ」ガサガサ

農家「何してるんだ?」

料理人「法律違反だ…お前達を通報した」

勇者「え?俺も!?」
15:2015/05/24(日) 21:59:49.089 ID:yHD33alS0.net
農家「おい料理人…あんただって疑問に思ってるならなぜ行動しないんだよ!!」

料理人「さっきも言っただろ!行動力だけじゃどうにもならないって!!」

農家「同じ疑問をもった人達を大勢集めて城に駆け寄るんだ!そうしたら城も対応せざる終えないだろ!!」

料理人「法を犯してクーデターをおこせってか?…それにそんな大勢の人を集められないだろう、ただでさえこんなに苦戦してるのに」

農家「法を犯すって…今日王が勝手に決めた法律だろ!それにクーデターと言っても王から事情を聞くだけだ!!」

料理人「事情を聞いた後どうするんだ?」

農家「場合によったら王を…」

料理人「やっぱりクーデターじゃないか…このまま生きていれば普通に生活できるというのに」

農家「普通に生活?勝手に役職を決められて、決められた通りの仕事をこなして金を稼ぐ…どこが普通なんだよ!?」

料理人「…威勢はいいけどそこまでだな」

勇者「くそー!飯食ってただけなのにぃ」ジタバタ

騎士「通報を請けた…法律違反だ、お前達を追放する」ガシッ

農家「くそっ!」バタバタ
19:2015/05/24(日) 22:00:59.132 ID:yHD33alS0.net
農家「まだ話の途中だ!!」ジタバタ

騎士「黙れ!おとなしくついてこい」ガッ

農家「うっ…意識が…遠く………」

勇者「農家ぁぁー!!」

騎士「お前もだ、貴重な役職なのに、残念だな…」ガッ
ザッザッザッ

数分後
ザワザワ
商人達「また誰か追放されたのかい?」「港の方でも追放されてた輩がいたね」「どこに連れたんだろう?」「知らない知らない、関わらない方が身のためだよ」

鍛冶屋「なんだ?何があったんだ?」

情報屋「教えてやってもいいけど…」

鍛冶屋「お前居たんだ…影薄いから」

情報屋「そんな…ひどい」
21:2015/05/24(日) 22:02:38.481 ID:yHD33alS0.net
鍛冶屋「冗談冗談…というか金無いけどいいの?」

情報屋「別にこれは裏情報でもないからな…でも人の居ないところに行こう」
ーーー路地裏ーーー
鍛冶屋「ハァハァ」

情報屋「…大丈夫か?」

鍛冶屋「なんとか…大丈夫…」ドサッ

情報屋「マジかよ」

数分後
情報屋「おい、起きろ」ペチン

鍛冶屋 ムクリ「なんだよ…あ、情報屋か」

情報屋「…単刀直入に言うけど、農家と勇者が法を犯して追放された」

鍛冶屋「え?…これ夢か?」

情報屋「事実だ、料理人といざこざがあったみたいでな…王様の下で警備を務めている騎士が駆け寄ったときにちょうど農家がクーデターをおこすと大声で言ってしまいそのまま勇者も一緒に追放された」

鍛冶屋「そんな…農家バカだな場をわきまえろよ」

情報屋「お前もバカだけどな」

鍛冶屋「そんな…ひどい」
22:2015/05/24(日) 22:03:18.974 ID:yHD33alS0.net
情報屋「と、まぁここから本題なんだけど」

鍛冶屋「まさかの裏情報?」

情報屋「そうだ…でも金はいらん」

鍛冶屋「なんで?法律違反じゃないの?」

情報屋「それは今日王が勝手に決めた法律だろ、それにどうせ後で法律を犯すことになるしな…」

鍛冶屋「(ヤバイ、イケメン///)」

情報屋「さて、重要な事を話すからよく聞いておけよ…いいか、追放された農家や勇者は港へ連れてかれるんだ、そして連れてかれた後は船に揺られて海賊に引き渡されたあと役職が奴隷に変わってしまう、それも死ぬまで一生な」

鍛冶屋「…そんな」

情報屋「海賊は裏で国と繋がっていて、人員を増やして徐々に勢力を伸ばしているんだ…なぜ国が海賊に手を貸しているのかはまだわからないけどな」

鍛冶屋「ZZZ」スーピースーピー

情報屋「…そんな」
23:2015/05/24(日) 22:04:23.286 ID:yHD33alS0.net
情報屋「おい、場をわきまえろ」パチン

鍛冶屋 ムクリ「あっ…なんだ、情報屋か」

情報屋「どこまで聞いてた?」

鍛冶屋「港に連れてかれたところまで」

情報屋「…そうか…まあいい、とりあえず港へ急ぐぞ!船が出航しちまったら間に合わない!」タッタッタッ

鍛冶屋「お、おう…オッケー!!」タッタッタッ
ーーー港ーーー
鍛冶屋「ハァハァ」グラッ

情報屋「堪えろ」

鍛冶屋「…うん…なんとか平気だった」

情報屋「…おい、あれを見ろ!」

鍛冶屋「あっ、農家と勇者!!」バッ

情報屋 ガシッ「待て、バレたら俺達も追放されるぞ」

鍛冶屋「じゃあどうするんだよ」
24:2015/05/24(日) 22:05:23.255 ID:yHD33alS0.net
情報屋「船が出航したギリギリのタイミングで俺達も船に乗るんだ」

鍛冶屋「…その後は?船の上には何人か騎士がいるぞ…多分内部にも何人か」

情報屋「大砲から侵入する」

鍛冶屋「バカを言うな…お前はデ」

情報屋 バコッ「タイミングを逃さないようによーく見てろ」

鍛冶屋「いてて…わかったよ、そんだけ力があるなら大丈夫だ、船ごとぶっ壊せるよ」

情報屋 ズカッ「集中しろ」

鍛冶屋「…」ドサッ

情報屋「マジかよ…あ、名案思いついた」ゴソゴソ
25:2015/05/24(日) 22:06:27.384 ID:yHD33alS0.net
ポイッ「誰かぁ、人が倒れてるぞ!!」

漁師達「なんだと?…ほんとだ!!」「おい、誰か医者を呼んでこい」「運び屋はいないのか?」ザワザワ

騎士「なんなんだ、こんなときに」

情報屋「(よし、上手くいった、次は…)」ガサガサ

騎士達「な、なんだ?街からの通報だ!」 「こっちもだ!」「手が放せないからお前が行ってくれ」「でも人手が…」「わかった俺も行こう」

騎士「なんだか騒がしいな…」ザッザッザッ

情報屋「よし、まわりの騎士を最小限まで減らしたかな…勇者と農家は…居た!もう船に乗り込まれてる!急がないと!!」ダッダッダッ

操縦士「よーし、出航だ!」

情報屋「(今しかない!行くぞ!!)」ザッ

情報屋「(よっしゃぁ!上手くつかまった!)…ごめんな鍛冶屋」
26:2015/05/24(日) 22:07:16.114 ID:yHD33alS0.net
情報屋 ズルッ「(あぶねー、船が木製じゃなかったら今頃海に落ちてたな…大砲まであとちょっとだ)」

騎士達「奴隷は何匹だ?」「4匹です」「そうか厳重に警戒していろ」「もちろんです」

情報屋「(よし、大砲に足がついた…あとは入るだけだ)」スポッ

情報屋「あれ?入れない…嘘だろ…詰まった…くそ…」

ザッザッザッ
騎士「おい、お前ら起きろ!いつまで寝ている!?」

勇者「うぅ…っ!?ここは?」

騎士「船の中だ…これからお前にらは転職してもらう」
27:2015/05/24(日) 22:08:22.684 ID:yHD33alS0.net
勇者「転職だって!?ほんとうか?」

騎士「ほんとうだ」

農家「どうも怪しいな」

騎士「…起きたか」

農家「追放されたかと思ったら都合よく転職されるだけとは考えづらいからな」

騎士「よくわかったなお利口さん…その通りだ…お前らはこれから海賊に引き渡される」

農家「要するに奴隷になると」

勇者「そんな!?奴隷だと!!」ジタバタ

騎士「ムダだ、動けないように鎖を繋いでいる…今さら逃げようなんて無理な話だ」

勇者「そんな…」

メキメキメキ
騎士「ん?何の音だ?」
28:2015/05/24(日) 22:09:08.883 ID:yHD33alS0.net
バコーン
情報屋「力強くて良かったぜ、ほんとに大砲ごと壊して侵入してしまうとはな…」

騎士「なんだ貴様は!?…その腕力…まさか海賊か?取引の場所はまだ先のハズ…裏切りるつもりか?」

情報屋「はやとちりだぜ騎士さんよぉ…安心しな、俺はただの情報屋だ」

騎士「情報屋?なぜ情報屋がここに?」

情報屋「新しい情報が欲しくなってね」

騎士「そのセリフ練習したろ」

情報屋「なっ!そんなわけ」

ザシュッ
騎士「悪いな、手段は選ばないぞ」

情報屋「ぐはぁぁ!!右腕が…」ボトッ

騎士「次はほんとに突き刺してやろう」
29:2015/05/24(日) 22:10:09.547 ID:yHD33alS0.net
勇者「させるか!勇者キック!!」ドカッ

騎士 ヨロ「貴様、いいとこで!」

勇者「手段は選ばないからな」

情報屋「今だ!情報屋タックル!」ドカッ

騎士 スポッ「っ!?大砲の中に!!…待て待ってくれ」

情報屋「さよならだ…」シュボ

ドカァァァン!!
騎士「うわあぁぁぁぁ!!」
30:2015/05/24(日) 22:10:51.519 ID:yHD33alS0.net
騎士達「なんだ?」「何の音だ?」「お前見てこい」「お前が見てこい」「二人で見に行こう」

農家「まずいな…大砲の音で気づかれたようだぞ」

勇者「格好つけるからだよ」

情報屋「はやく船から出よう」

農家「鎖のカギはどこだ?」

情報屋「…大丈夫、いらない」ボキッ

勇者「片手で壊すだと!?」

農家「あんまりムリすると出血多量で死ぬぞ」

情報屋「ハァハァ…そうだな」

勇者「………俺のは?」

農家「…動くなよ」ボキッ

勇者「…お前もできんのかよ」

農家「さて、脱出しようか」

「待ってくれ!!」
31:2015/05/24(日) 22:12:07.858 ID:yHD33alS0.net
農家「誰だ?」

薬師「医者です、そしてこっちは」

運び屋「運び屋だ」

農家「…時間がない急いで鎖を壊すぞ、勇者も手伝え」ググッバキッ

勇者「オッケー…」ググッ

農家「もういい、俺がやる」ググググバキッ

薬師・運び屋「ありがとうございます」

情報屋「…おい、お前ら…悪い情報がはいったぞ」

勇者「なんだよ急に…っ!!」

騎士1「こんにちはー、なんか盛り上がってるね」

騎士2「悪いけど逃がしはしないよ」

農家「戦うしか無いみたいだな…情報屋は下がってろ、片手じゃムリだ」

情報屋「すまない…」
33:2015/05/24(日) 22:13:24.901 ID:yHD33alS0.net
騎士1・2「いくぞ奴隷ども」ザッ

薬師「おらぁ、硫酸ビーム」ジョボボ

騎士1・2「なっ!?バカな…」ジュワァァ

勇者「…あっさりやっちゃったね」スタスタ

薬師「気をつけろ!その液体に触れると溶けるぞ!!」

勇者「えっ…あっぶねー」

農家「油断は禁物だ!さっさと行くぞ!情報屋、走れるか?」

情報屋「あぁ…なんとか…」

薬師「ほら、薬草」スッ

情報屋「すまないな…」

運び屋「ムリだったら俺が運んでやるよ」

情報屋「…遠慮しとく」
35:2015/05/24(日) 22:15:56.107 ID:yHD33alS0.net
ーーー船の上ーーー
騎士達「おい!脱出してるぞ!」「捕まえろ捕まえろ」「弓矢を用意しろ!」「急げ急げ」

農家「急げ急げ!!」ダッダッ

勇者「弓矢で狙われてるぞ!!」ダッダッ

農家「あとちょっとだ!海に飛び込め!」ダッダッ

騎士「放て!!」ヒュンヒュンヒュンヒュン

ザクッ!!
勇者「くっそ!!右足に…」ダッダッ

運び屋「俺なんか両足だぞ」ダッダッ

農家「硫酸は使えないのか?」ダッダッ

薬師「もう空だ、すまないな」ダッダッ

農家「よし!飛び込むぞ!!」ザッ

ザパーン
騎士「しまった!逃がすな!!矢を撃ちまくれ」ヒュンヒュンヒュンヒュン

農家「とりあえず向こうの岸まで泳ぐぞ」ジャバジャバ

運び屋「情報屋は俺が運んでやる」ジャバジャバ

情報屋「………………すまない」ジャバジャバ
37:2015/05/24(日) 22:17:42.145 ID:yHD33alS0.net
ーーージャングルーーー
情報屋「ハァハァ…船がこっちに向かってきてるぞ」ポタッ

農家「ひとまず陸の方へ逃げよう」

情報屋「気をつけろ…ここはジャングルだ…獰猛な生物がうじゃうじゃいる」ポタッポタッ

薬師「情報屋…あんた腕から血が…包帯をした方が…布がないな…なら私の服を使って」ビリビリクルクル

情報屋「私?お前…女だったのか」

薬師「今それどころじゃないだろ!」キュッ

勇者「俺も足から血が…」

運び屋「俺も俺も」

農家「お話はあとだ、追っ手が来る前に行くぞ」
38:2015/05/24(日) 22:18:18.349 ID:yHD33alS0.net
勇者「ここ気味が悪いな…霧もかかってるし」

情報屋「みろ!あそこに小屋があるぞ」

農家「ずいぶんとボロボロな小屋だな、使われていない…廃墟のようだな、行ってみよう」

勇者「行動力あるなぁー」

運び屋「…ねぇねぇ、薬師ー薬師ー」

薬師「だまれ」ボカッ

運び屋「痛っ、怪我しちゃった」

薬師「なんだお前、女ってわかってから気持ち悪いぞ」

勇者「…ほんとに気味が悪いや」
39:2015/05/24(日) 22:18:54.231 ID:yHD33alS0.net
ーーージャングル小屋ーーー
農家「こんなところがあったんだな」

勇者「普段家から出てなかったから知らなかった」

情報屋「…そうだな………そういえば薬師と運び屋はどうして捕まってたんだ?」

薬師「…そうだな…こいつが港付近で運び屋の仕事をしてる途中だ、運び屋は本来依頼によって運んでいる袋の中身を知ってはいけない、ハズなんだ…だけどこいつは袋を開けて中身を見てしまった…そしたら中に何が入ってたとおもう?」

勇者「………刺身?」

薬師「…死体だ、正確に言うとまだ生きていたんだけどな…それに驚いた運び屋は医者を探そうとした、しかし法律を犯して袋を開けてしまったことがバレてしまうと自分の身が危うい、そう考え隠密に心優しい医者を探していたところ偶然私が通りかかった
私は死体を見るや否や死体の異変に気づいた、死体がかすかに呼吸をしている、急いで私が治療を始めようとしていたところを騎士に嗅ぎ付けられて捕まってしまったんだ」

農家「…生きている人が運ばれてたのか?いったいどこへ?」

運び屋「…城だ」
40:2015/05/24(日) 22:19:50.146 ID:yHD33alS0.net
農家「どういう事だ?情報屋は知ってるか?」

情報屋「そこまでは知らないな…王様も自分の害になることは情報として俺達にインプットしていないんじゃないか?」

勇者「インプット?」

情報屋「あくまで根拠の無い話だが、役職ごとに振り分けられた瞬間にその職業の知識がある程度脳内にインプットされたんじゃないかと思って」

農家「確かにな…レストランの料理人がいい例だ、今までろくに料理してこなかったやつがあんなに上手く料理できるわけが無いもんな」

勇者「料理人に恨みでもあんのか?」

薬師「でもいったいどうやって?」

情報屋「わからない…あくまで根拠の無い話だから」

農家「…ん?待てよ、じゃあなんで情報屋に海賊の情報を与えたんだ?」

情報屋「…確かになそうだよな、ずっとつっかかってたんだ」

農家「海賊が国と繋がってることがバレたら国にとってかなりの害になるだろ」

情報屋「そういえば海賊って何か悪事を働いてるか?」

情報屋「…わからない」
41:2015/05/24(日) 22:21:15.780 ID:yHD33alS0.net
勇者「お前達は海賊のこと知らないのか?俺は全く知らないけど」

薬師・運び屋「知らない…」

農家「…やっぱり城に行くべきだな」

情報屋「でももう俺達の情報が城にいってるだろ…次見つかったら追放じゃすまないかもな…」

農家「今さら怖じ気ついたところで何も進展しないぞ」

情報屋「そうだな…行くしかねーな」

勇者「でもどっちだ?ここジャングルだぜ…迷ったら全部水の泡だ」

農家「情報屋わからないか?」

情報屋「ジャングルの地図の情報まではわからないな」

運び屋「…俺わかるわ」

勇者・薬師「それをはやく言えよ!」ズカッ
42:2015/05/24(日) 22:21:56.552 ID:yHD33alS0.net
運び屋「このジャングルのどこかに遺跡がある、近道で使ってたからな」

勇者「どこだよ」

運び屋「たしかー…」

薬師「…ここじゃないの?遺跡」

勇者「なに言ってるんだよ?」

薬師「だってほら、この扉に刻まれた文字」ギギィ

勇者「読めるのか?」

薬師「うん、漢字で遺跡って書いてある」

運び屋「んなバカな……ホントだ」

農家「どうやらそのようだな、こっちに地下通路があるぞ」

情報屋「遺跡は安全なんだろうな」

運び屋「もちろん…多分…1回しか通ったことない」
43:2015/05/24(日) 22:22:33.748 ID:yHD33alS0.net
勇者「…行くのかよ?」

農家「行くわ、今さら引き返せないだろうし」スタスタ

勇者「行動力の塊だねー」スタスタ

ーーー遺跡地下通路ーーー
情報屋「運び屋に案内してもらった方がいいんじゃないか?」

運び屋「任せて任せて」

農家「かなり昔からありそうだな、この遺跡…だんだん暗くなってきたぞ大丈夫なのか?」

運び屋「大丈夫大丈夫」

情報屋「てかこの遺跡どこに繋がってるんだ?」

運び屋「港だよ」

情報屋「もしかして、捕まえられたときにここ通った?」

運び屋「そうだけど…どうして?」

情報屋「だとしたら出口で騎士に待ち伏せされている可能性があるな…他の道はないのか?」

運び屋「わかんないけど…あった気が…する…多分…」

情報屋「あてにならないな…」

農家「待ち伏せされたら待ち伏せされただ、いつでも戦えるように準備しとけ」
44:2015/05/24(日) 22:23:35.490 ID:yHD33alS0.net
農家「港はまだか?」

運び屋「あとちょっとのハズ」

コツコツ
農家「止まれ!足音がする…」

情報屋「追っ手か?」

農家「いや、前からだ」

ズザァァー
運び屋「くそっ!なんだ!?」

勇者「運び屋が!!」

「安心しな…騎士じゃーないよ」

農家「誰だ?」

ゾロゾロ
盗賊1・2「盗賊だ」「まさか人が来るとは思ってなかったけどな、お前達運が悪いな」

情報屋「まて、俺達持ち物なんて持ってないぞ!」

盗賊2・3「見ればわかるよ」「安心しな俺達が欲しいのは、お前達そのものだ」

情報屋「なにっ!?」
45:2015/05/24(日) 22:24:14.685 ID:yHD33alS0.net
農家「ざっと盗賊が4人…俺達を捕まえる目的はなんだ?」

盗賊1「…海賊に引き渡す」ニヤリ

勇者「まさか人拐いをしていた犯人はお前達か?」

情報屋「どういうことだ?」

勇者「街の人達が何人か誘拐されてるらしい…クエストボードに人拐いをしている犯人を倒すクエストがあって気になってたんだ」

盗賊2「まてよ、クエストって…依頼者は誰だ?」

勇者「クエストボードに貼ってある依頼は…ほとんど城からだった気がする」

盗賊3・4「そうか…ちょっとややこしくなってきたな」「まあいい、お前達を拐えば俺達の事も国に知られないだろう」

ザッザッザッ
農家「足音?…盗賊の仲間か?」

盗賊1「違うようだな…」

「まて、そこまでだ」
47:2015/05/24(日) 22:26:42.340 ID:yHD33alS0.net
農家「嘘だろ…最悪なタイミングだ」

騎士1「情報通りだ…地下通路から逃げようとするとは」

盗賊1「なぜ騎士がここに?」

騎士2「お前ら、盗賊だな…なぜ盗賊がここに?」

盗賊2「ちょいと用事がな」

騎士1「そいつらは何も物を持っていないぞ、襲う価値が無い…そいつらを引き渡してもらおうか」

盗賊3「そ、そうだな…そうなら仕方ない、おらよ…」ドサァ

農家「まて、おかしくないか?騎士達は盗賊が俺達を、人拐いをして海賊に引き渡そうとしていることを知らないのか!?」

騎士2「何を言ってるんだ?」

農家「そもそも盗賊をなぜ野放しにしとくんだ?」

盗賊4「黙ってついていった方が身のためだぜ」ニヤリ

騎士1「その通りだ…はやくこい」グググ
49:2015/05/24(日) 22:28:18.922 ID:yHD33alS0.net
騎士2「あと盗賊…お前らもあまり調子に乗るなよ、もしも海賊の差し金ならこちらも容赦しないぞ」

盗賊1・4「ひぇーおそろしー」「こっちも撤退するか」タッタッタッ

盗賊2・3「…なんてな」グサッグサッ

騎士1「なっ!?…貴様」ドサッ

騎士2「裏切りだと?…やはり貴様ら人拐いを…」ドサッ

農家「どういうことだ?」
50:2015/05/24(日) 22:28:48.356 ID:yHD33alS0.net
盗賊1「助けてやったんだ、俺達についてこい」

勇者「ふざけるな!どちらにしても海賊に渡されるんだろ!!」

盗賊2「話を聞いたところお前ら騎士達に追われてるみたいじゃねーか…何をした?」

農家「法を犯して海賊に引き渡される前に船から脱走した」

盗賊1「だったら命拾いしたな…次騎士に捕まったら追放どころじゃ済まなかったと思うぞ…死刑とかな」

情報屋「これから俺らをどうするつもりだ?」

盗賊2「もちろん海賊に引き渡す」

農家「…奴隷になれと」

盗賊3「違うな…海賊だ…お前らは海賊になるんだ」

情報屋「何を言ってるんだ?」
51:2015/05/24(日) 22:29:14.254 ID:yHD33alS0.net
盗賊4「海賊は今人手不足なんだ…国に匹敵する力を得るには人員が必要不可欠だ」

農家「国と戦うのか?」

盗賊1「あぁ、国がその気だからな」

農家「どういうことだ?」

盗賊1・2「今日お前達に役職が与えられただろ」「そこで騎士や兵士、勇者が急激に増えた…なぜだかわかるか?」

勇者「わからない…というか交互に喋るな分かりづらい」
52:2015/05/24(日) 22:29:46.278 ID:yHD33alS0.net
盗賊1「…わからないか…クエストによって少しずつ俺達を減らしにかかってるんだよ、元々海賊と国は対立関係にあってな…」

農家「でもお前達は海賊じゃなくて盗賊だろ」

盗賊1「人拐いをして海賊と繋がっていることに薄々国も気づいていたんだろう」

農家「それじゃあなんで国も法を犯したやつを敵対している海賊に送るんだ?」

盗賊2「見せかけの友好関係だよ…といっても無能な人員を何人かもらっただけじゃこっちの負担が増えるだけなんだけどな」

盗賊1「もちろんそれだけじゃ一定の関係を保てない事をわかった国は、海賊の勢力を周りから崩し、海賊を全滅させる方針にでたんだ…それが役職割」

盗賊2「農家や鍛冶屋、料理人も全て戦士達のバックアップだ」

勇者「そうだったのか!?」

情報屋「情報屋はなんなんだ?」

盗賊1「バックアップのバックアップじゃないか?」

情報屋「ひでー話だ」

運び屋「(俺はなんなんだろう…海賊退治とは関係ない仕事だと思うんだけど)」
53:2015/05/24(日) 22:30:38.542 ID:yHD33alS0.net
盗賊1「とりあえず海賊船までついてきてもらおうか、身の安全は保証しよう」

農家「(あとちょっとで港だったのにな)…仕方ない、ついていこう」スタスタ

勇者「マジかよ農家、戦えば港に出れるかもしれないのに!!」

情報屋「やめておけ…ムダに体力を消耗するだけだ、港に騎士もいるだろうし」

勇者「お前ら海賊になるのかよ!?」

農家「海賊にはなるつもりはない…が、少し海賊と話たい事がある」

盗賊2「決まったな、行くぞ」スタスタ

盗賊3「おら、さっさと歩け」ガッ

薬師「やめろ!触るな!自分で歩く」

盗賊1「手荒なマネはよせ、盗賊3」

盗賊3「チッ…なんか今回甘くないか?」

盗賊1「今までに居ないタイプだからな」

農家「(いったい何人拐ってきたんだ?)」
54:2015/05/24(日) 22:31:26.419 ID:yHD33alS0.net
スタスタ
農家「…そういえば勇者、クエストでスライムを倒してたとか言ってたな」

勇者「そうだけど、どうしてだ?」

農家「スライムは海賊と関係あるのか?」

盗賊1「スライム…?」

農家「知らないのか?魔物だよ魔物」

盗賊1「魔物…?魔物のことは俺達知らないな…そんなものも国は相手にしてるのか」

農家「(魔物と海賊は関係ないのか…どうして国は魔物を相手にしてるんだ?)」
55:2015/05/24(日) 22:32:02.816 ID:yHD33alS0.net
盗賊2「そんなことよりついたぞ」

農家「どこだここは?」

盗賊2「港の横のジャングルを真っ直ぐ突き抜けたところにある、港とは反対側の沖だ」

運び屋「こんなところがあったんだな」

盗賊3・4「海賊船探してくる」「俺も行ってくる」

情報屋「海賊船はここらへんで待機してるのか?」

盗賊1「まあそんなところだ、毎回同じ場所ではないけどな」

運び屋「…海賊王に俺はなりたい」ミツヲ
56:2015/05/24(日) 22:32:52.934 ID:yHD33alS0.net
ダッダッダッ
盗賊3「ありましたよ、海賊船」

盗賊1「よくやった、案内してくれ…ついてこい」

運び屋「ういーっす、船長!!」

薬師 ボコッ「船長じゃねーだろ」

運び屋「………浜辺に埋まっちゃった」

ーーー海賊船ーーー
ドタドタ
海賊「おう、よく来たな、人員は捕まえてきたか?」

盗賊「もちろん、でも今までのやつとはひと味違いまっせ」

海賊「食べたのか?」

盗賊「なわけないでしょう、骨太なんですよ、骨太」

海賊「…問題がありそうだな」

盗賊「一筋縄じゃいきそうにないですね…お前ら、こい」

運び屋「ういーっす!船長!!」

薬師 ボカッ「船長じゃねーだろ!!」

海賊「いや、俺が船長だ…」
57:2015/05/24(日) 22:33:39.897 ID:yHD33alS0.net
農家「ちょっとあんたに聞きたい事があってな」

海賊「ほう…確かに骨太そうだな」

農家「国と海賊の間に何があった?」

海賊「うーん、そうだなぁー…とりあえず王様暗殺したところから話そうか」

勇者「っぅぇ…(ずいぶん急だな)」

海賊「かつては海賊と言っても善良な市民だったんだ、ひとつ違うのは船に乗って海の宝を海賊同士で奪い合ってたところだけだ」

勇者「っぅぉ…(全然違うわ)」
58:2015/05/24(日) 22:34:09.607 ID:yHD33alS0.net
海賊「そんなある日だな…いつものように海賊が海に揺られていたらひとつの大きな船が姿を見せたんだ、しかもその船には輝くなにかが乗っていた
海賊は直感でそれがとてつもない宝だと分かった、急いで準備をして海賊はその船に戦いを仕掛けた…が、結果あんな大きな船に勝てるわけもなく、負けた
そして海賊は大破した海賊船の上からその大きな船の行方を眺めていた…そしたらその船どこに向かっていったと思う?」

運び屋「………袋?」

海賊「…港だ、本来海賊は国には近づきもしないハズなのにその船は港へ入っていき、船から宝をおろしたと思うと、急いで城の方へ運んでいった、あの船は海賊船ではなく、国の船だったんだ
あいつらは海賊との掟を破った」

情報屋「掟?」

海賊「あぁ、海賊達が国に近づかないかわりに国も海賊の海を荒らしてはいけないという掟…つまり海賊と国の縄張りがあったんだ、まぁ宝があるかわりに海賊の縄張りの方が断然と狭かったけどな…
その狭い縄張りに国の船が入って宝をとっていっちまったなんて知れたらもう海賊達はお怒りだ、普段仲の悪い海賊達は団結して国を攻めることを計画したんだ
これが戦争の始まりだ」

勇者「戦争したの?」

海賊「俺達はまだ産まれてなかったからな」

情報屋「どのくらい前の話だ?」

海賊「100年近く前の話」

勇者「ぉぅぃっ(知ってるわけねーだろ)」
59:2015/05/24(日) 22:35:38.108 ID:yHD33alS0.net
海賊「結局宝のありかも宝がなんなのかも知らないままその戦争に海賊は負けた…国も打撃をうけていたようだが、海賊もかなりの打撃をうけ絶滅の危機に襲われていた
残った人員は10人程度、命からがら逃げたんだ…でも実はまだ国に、生き残っていた海賊が何人かいたんだ…そのなかに俺のおじいちゃんもいた」

盗賊「確か俺のおじいちゃんもいたな」

農家「どうでもいい…続けてくれ」

海賊「生き残った海賊は隠密に宝を探した…どこにも見つからない…やがて生き残りの海賊は城へ向かった、夜な夜な城の中へ侵入を繰り返し…王室に侵入したとき、ようやく輝く宝を見つけたんだ…海賊はそして王を暗殺した、しかしそれと同時に城の兵士に見つかってしまった
数で制圧されて、海賊達は次々に倒されていった…残るは2人…1人は兵に囲まれ死に、もう1人は運よく逃げた…その逃げた海賊が俺のおじいちゃんだ」

盗賊「確か俺のじいちゃんは兵に囲まれて死んだような」

情報屋「どうでもいい…続けてくれ」
60:2015/05/24(日) 22:35:58.347 ID:yHD33alS0.net
海賊「その後俺のじいちゃんは急いで情報を伝えようとしたが、息子、すなわちまだ子供である俺の父にしか宝のありかを教えられなかった
なぜなら海賊達の元へ行こうとしたとき、矢で射られたんだ…妻と子供を守って…
その後、妻、すなわち俺のばあちゃんも必死に逃げるが子供を守って射ぬかれてしまい、生き残った幼い俺の父はジャングルの拠点で姿を隠していたところ、先に逃げた海賊達に発見され、国と宝の情報を伝えたんだ」

農家「昔は拠点があったんだな?」

海賊「そうだ、昔の拠点は今の遺跡だ、今ではもう通路としてしか使ってないけどな」

情報屋「港付近に繋がっていたのは前からか?」

盗賊「いや、1年ぐらい前に掘っていた時、ようやく繋がったんだ…国にバレちまったみたいだけどな」

勇者「漢字で遺跡って書いてあったのはなんで?」

海賊「…俺の子供のイタズラ書きだ」

海賊子「イセキイセキ!!」ピョンピョン

勇者 ズコー「…なんじゃそれ」
61:2015/05/24(日) 22:36:33.703 ID:yHD33alS0.net
海賊「そんじゃ、海賊の基本を教えるぞ」

農家「まて、俺達海賊になる気はないぞ」

海賊「…ほんとだ、こいつは面白い」

盗賊「でしょうでしょう」

海賊「気に入った!常用客としてのせてやる」

盗賊「うそーん、せっかく連れてきたのに」

農家「…ありがとう(根っからの悪いやつでは無さそうだな)」

勇者「おい、この後どうするんだ?国に戻っても処されるだけだぞ」

農家「そうだな…城に行きたいな」

勇者「まだ言ってんのかよ!」
62:2015/05/24(日) 22:36:59.334 ID:yHD33alS0.net
農家「100年前はどうやって城に侵入したんだ?」

海賊「そこまでは知らないな…親父に聞いとけば良かった…悪いな」

農家「そうか…自力で侵入するしかないか」

海賊「侵入するつもりなのか…行くんだったらこっちもそれなりに人員が集まってきたからついていってもいいか?」

情報屋「一緒に来てどうするんだ?まさかまた国と戦う気じゃないよな…だとしたらやめやておけ、戦争の二の舞になるぞ」

盗賊「なんだと!!お前なめてんのか?」

海賊「おちつけ、確かにその通りだ……
ただお前らが城に行って何をしようとしてるのかは教えてくれないか?」

運び屋「決まってんだろ…決まってるよな?」

農家「あぁ、色々王と聞きたいことがあってな」
63:2015/05/24(日) 22:37:30.679 ID:yHD33alS0.net
海賊「王と話す…そう簡単にいくか?捕まえられたら終わりだぞ」

農家「それでもいかなきゃならないんだ…今頃村人達は仕事に苦しんでるだろうし」

海賊「そうか…やっぱり気に入ったぜ、俺も連れていけ、安心しろ、手助けをする程度だ」

農家「そうか、ありがとう」

盗賊「俺も行く」

海賊「お前は残れ、この船を任せる」

運び屋「俺も行く」

情報屋「お前も残れ、雑用を任せる…あと…俺も残る、足手まといにはなりたくないしな、………必ず迎えに来いよ」

農家「そうか、船長に協力してやってくれ…必ず迎えに行く………それじゃあ行くか」スタスタ

運び屋「……………マジかよ」
64:2015/05/24(日) 22:38:06.470 ID:yHD33alS0.net
ーーージャングル(夜)ーーー
勇者「さすがに夜のジャングルは危険じゃないか?遺跡から行った方が」

農家「遺跡はだめだ、国から場所がわれてるからな…遠回りして城の後ろから侵入しよう」

勇者「…そうだな………眠いな」コクン

薬師「あ、この草…皆これ食べて」

農家「これは?」

薬師「眠気覚ましの効果がある薬草、まさかジャングルに生えてるとは…」

勇者「助かるわ」ゴクン

農家「城の見張りも元はと言えばほとんどが無職の村人だ、むこうも多少の眠気に襲われてるだろ…やっぱり夜がチャンスだな」

海賊「お前ら無職だったんだ」

勇者「恥ずかしながら」
65:2015/05/24(日) 22:39:24.929 ID:yHD33alS0.net
ーーージャングル中央部(夜)ーーー
勇者「けっこう歩いたな」

薬師「脚がパンパンだ」

勇者「揉んであげよっか?」

ドゴッ
勇者「痛っー…そんなに強く殴らなくてもいいじゃないか」

薬師「私じゃないよ」

勇者「え?じゃあ誰が…嫉妬?」

ゴブリン「ふごーーふごーー」

農家「こいつは…魔物か!?」

勇者「あぁ、こいつはゴブリンだ、小人ながらも怪力を持ってる魔物だ、主に集団で行動している」

農家「集団だと!」

ガサガサ
薬師「来る!!」
66:2015/05/24(日) 22:39:40.843 ID:yHD33alS0.net
ピョコン
海賊「………うさぎだな」

勇者「なんだよビックリした キョロキョロ あれ?ゴブリンは?」

農家「いつの間にか逃げたようだな」

海賊「今のうちにここを離れた方が良くないか?」

農家「そうだな、行こう」タッタッタッ
67:2015/05/24(日) 22:40:21.008 ID:yHD33alS0.net
勇者「かなり歩いたぞ…まだなのか?」

海賊「まだ半分程度だな…城の裏から侵入するなら仕方ない、我慢しろ」

薬師「もう脚がパンパンだ」

勇者「揉んでいいかな?」

バコッ
勇者「いてて…だからそんなに強く叩かなくてもいいじゃないかー」

薬師「私じゃないって」

ガサガサガサ
海賊「なにか来るぞ!」

バッ
勇者「うさぎか?」

ゴブリン達「ふごー」「ふごふご」

農家「いや、残念ながらゴブリンだ…どうやらさっきのゴブリンは逃げたんじゃなくて仲間を呼びに行ったようだな」

海賊「つけられてたのか…」
68:2015/05/24(日) 22:41:05.658 ID:yHD33alS0.net
勇者「5匹もいるぞ、どうするんだ?」

海賊「数が悪い…ここは逃げた方が良くないか?」

農家「そうだな、全力で逃げよう」ザッ

勇者「わかった」ダッダッ

10分後
薬師「おい、まだおわれてるぞ」ダッダッ

農家「しつこいやつらだ…仕方ない、倒すしかないみたいだな」

勇者「マジか…やるしかねーか」キッ

農家「(勇者の雰囲気が変わった?)」
69:2015/05/24(日) 22:42:07.145 ID:yHD33alS0.net
ゴブリン達「ふごー!」「ふごごご!」

農家「ふたてに別れてきたぞ!」

勇者「右の2匹は俺がやる」ザッ

農家「…1人で2匹か……頼んだぞ」

海賊「俺達は左の2匹を倒すぞ!」

薬師「オッケー」

農家「(1匹いないな…)悪いが俺は仲間を呼びに行ったゴブリンを片付けてくる」ザッ

海賊「任せたぞ!」

ゴブリン1「ふごふご!!」ドゴッ

海賊 サッ「動きは遅いな」
70:2015/05/24(日) 22:43:03.693 ID:yHD33alS0.net
薬師「さっきジャングルで採ったツタでアタック!」ペチン

ゴブリン2「ふごー!」

薬師「あんまり効いてない!」

ゴブリン2「ふごごごごー!!」ズズズ

薬師「くっ、ツタを引っ張りやがる…離せっ!!」ブンブン

ゴブリン2「ふんごー!!」ブチッ

薬師「ツタが切れた…まずい!!」

ゴブリン2「ふん!」ペチン

薬師「ぐはっ!よくも!!」ダッダッ

ゴブリン2「ふご!!」ペチン

薬師 サッ「くそっ!うかつに近づけない」
72:2015/05/24(日) 22:44:24.799 ID:yHD33alS0.net
勇者「おらぁ、おらぁ!」ザシュッ

ゴブリン3「ふがーー」ドサッ

勇者「あとはお前だけだ」

ゴブリン4「ふごご?」

勇者「おら!」ズシャシャシャシャ

ゴブリン4「ふごー!」

勇者「とどめだ…」
ボカッ ズザァァー

勇者「くそっ!なんだ?いいところだったのに」バッ

薬師「すまん…押されてて」ムクリ

ゴブリン2「ふごふご!」ペチン

勇者 サッ「あれは厄介だな…」ダッ

ゴブリン2「ふごっ!」ペチン

勇者 サッ「おら!」ザシュッ!

ゴブリン2「ふごーー!!」ドサッ
74:2015/05/24(日) 22:45:41.516 ID:yHD33alS0.net
薬師「ありがとう…っ!!」サッ

ドゴッ
ゴブリン4「ふごごごごー!!」

薬師「危なかった」

勇者「おら!」グサッ!!

ゴブリン4「ふごー…」ドサッ

勇者「ここはあと1匹だけだな」

海賊「ハァハァ…もう終わったぜ…」グラッ

薬師「海賊!左肩が…」

海賊「とどめをさそうとしたとき不意討でやられちまった」

薬師「ちょっと待ってろ…薬草を探してくる」

勇者「…海賊、薬師と一緒に歩けるか?」

海賊「あぁ、なんとか」

勇者「すまないな…頼んだぞ、俺は農家を探しに行ってくる」
77:2015/05/24(日) 22:47:20.928 ID:yHD33alS0.net
ーーーその頃ーーー
農家「どこだ?ゴブリン…あ、いた!!」

ゴブリン「ふごふご!!」キョロキョロ

農家「仲間を探してるんだな…よし、倒しにいこう」バッ

ゴブリン「ふご?」

農家「おらぁ!!」ドゴッ

ゴブリン サッ「ふごっ!!」ズカッ

農家 ズザザァ「くそっ!早い…」

ゴブリン「ふごごー!!」ダッダッダッ

農家「タックルか…あのスピードじゃ急には曲がれないな」ザッ

ゴブリン「ふごー!!」ダッダッダッ

農家「今だ! クルッ よし、ゴブリンの後ろについた!」
79:2015/05/24(日) 22:49:50.895 ID:yHD33alS0.net
ゴブリン「ふご?」グググググルン

ボカッ
農家 ズザザァ「っ!?木の枝を使って無理やり方向転換だと?
このゴブリン、少し知能があるようだ…ぐふっ! ビチャビチャ 口から血が…」

ゴブリン「ふごふご!!」ダッダッダッ

農家 ヨロッ「まずいな…」

ズガァァァ!!
農家「ぐはぁぁ!!」ゴロンゴロン

ゴブリン「ふごごご」ダッダッダッ

農家 ヨロヨロッ「もろに喰らったな…次も避けれないかもしれない」

勇者「諦めるのか?」

農家「勇者!!」
81:2015/05/24(日) 22:50:38.811 ID:yHD33alS0.net
勇者「ずいぶんと追い込まれてるな」

農家「このゴブリン知能があるようだ」

勇者「俺らだって知能があるだろ…同じことだ」ザッ

農家「そうだな…(勇者っぽくなってきたな)」

勇者 ザシュザシュザシュ「とどめだ」グサッ

ゴブリン「ふが…ふがあぁぁぁ!!!」ドサッ

農家「あっさりやっちまったな…」

勇者「早く行こう…最後の雄叫びは仲間を呼んだって可能性もあるからな」

農家「そうだな…肩かしてくれるか?」

勇者「あぁ、行こう」タッタッタッ
82:2015/05/24(日) 22:51:16.442 ID:yHD33alS0.net
薬師「これだ!万能薬になるぞ、塗ると止血の他に解毒もできるし食べると疲労回復効果もあるぞ…」

海賊「便利だな、早速塗ろう ヌリヌリ うわぁぁ!染みるぅ!!」

薬師「大丈夫か?…少し摘んでいこう」

勇者「海賊の声がしたと思ったらそこに居たか」

農家「俺も止血しないとな…」

海賊「皆揃ったか…無事で良かった」

薬師「この薬草食べよう…少しは疲れがとれるから」

海賊「オッケー バクバク うわぁぁ!苦ぇーーー!!」

農家「それじゃあ行くか…朝にならないうちにな」

勇者「そうだな、急ごう」
83:2015/05/24(日) 22:51:45.319 ID:yHD33alS0.net
ーーージャンル奥地(夜)ーーー
農家「ついに着いたな」

勇者「やっとだ…かなり歩いた」

海賊「城壁が見えてるけどどうやって入る?」

農家「登るしかないな」

薬師「あの城壁を登るのか?」

農家「ロープがあったらな」

勇者「ツタならあるよ」

海賊「ムリがあるだろ…裏口から入るしかない」

勇者「見張りをくぐり抜けないといけないのか」

農家「仕方ないな…裏口から行こう」
84:2015/05/24(日) 22:52:45.077 ID:yHD33alS0.net
薬師「こっちに裏口があったぞ」

農家「行こう」

海賊「見張りの騎士が4人いるな」

薬師「1人眠りそうだけどな」

勇者「ばかな騎士だ……zzz」ムニャムニャ

薬師「お前も起きろ、もう一回眠気覚ましの薬草飲むか?」

勇者「飲む、あと薬師のおっぱ」ムニャムニャ

薬師 ボカッ「…頃すぞ、はやく薬草飲め」

勇者 ゴクッ ムクリ「あー…えーっと、これから侵入すんだよな」

農家「……………………あぁ、裏口から」

勇者「オッケー(なんだよその間は)」
85:2015/05/24(日) 22:53:49.789 ID:yHD33alS0.net
ーーー城裏口付近ーーー
海賊「どうする?4人いるぞ」

勇者「ツタで1人ずつ減らしていこう」

農家「そんなことしてたら他の騎士にバレるだろ」

薬師「裏口正面突破しかないな…」

海賊「…それが一番手っ取り早いな」

農家「行くか、なるべくすぐ終わらせるようにしよう」ザッ

騎士1「なんか今音がしなかったか?」

騎士2「うさぎだろ、さっきもうさぎだったし」

ザシュザシュ
騎士1・2「な、なんだ…?」ドサドサ

騎士3「おい、騎士1・2どうした?」

騎士4「異常発生だな、本部に伝えてくる」

ザシュッザシュッ
勇者・海賊「させるかよ」

騎士3・4「なんだ…お前ら…」ドサッドサッ
86:2015/05/24(日) 22:54:07.942 ID:yHD33alS0.net
ーーー城内部ーーー
農家「さて、城の中に入ったはいいが王がどこにいるかわからないな…どこだかわかるか?」

海賊「わからない…親父に聞いた城の構造とかなり変わってるからな、100年も経ったから当たり前だけど…これじゃあ宝の場所も変わってるだろうな」

農家「まさか宝をとりに来たわけじゃないだろうな?」

海賊「違うよ、安心しろ…手助けしに来ただけだって」

勇者「驚かせんなよ!」

薬師「おい、城の中にも見張りがいるんだぞ、隠密に行動しろ」

農家「そうだな…とりあえず上の階を目指そう」
87:2015/05/24(日) 22:54:30.593 ID:yHD33alS0.net
勇者「大広間だ、警備も厚くなってる…近くに王室があるんじゃないか?」

農家「そうだな…あの階段の先が怪しくないか?騎士が8人もいるぞ、明らかに何かを守ってるな」

海賊「8人の騎士をどうやって突破する?」

農家「この大広間のシャンデリアを落として明かりを消そう」

薬師「松明もあるけど…」

勇者「だったらその松明投げつけようぜ」

農家「…やってみるか」

海賊「アバウトだな…誰がシャンデリアを落とす?」

薬師「私がやる、ツタで上手くシャンデリアを落とす」

農家「頼んだぞ…シャンデリアが落ちたら俺達は松明をとって投げつける、いいな、シャンデリアに気をとられてるうちに素早く行動しろ」

薬師「もうやっていい?」

農家「いいぞ、失敗するなよ」
90:2015/05/24(日) 22:55:41.123 ID:yHD33alS0.net
薬師「ていっ! バチン あれ?シャンデリア落ちない…ツタがシャンデリアに絡まっちゃった」

勇者「ひっぱれば?」

薬師「そうだな」グググビヨーン

勇者「薬師がシャンデリアにもってかれた」

騎士達「おい、シャンデリアを見ろ!」「誰か乗ってるぞ!」「侵入者だ!!」「まずい、シャンデリアが落ちたぞ!!」ガシャーン

勇者「なにしてんだあいつ」
92:2015/05/24(日) 22:57:27.173 ID:yHD33alS0.net
農家「シャンデリアに気をとられてる今がチャンスだ、行くぞ!…すまないな薬師」

松明ヒュンヒュンヒュン
騎士達「今度はなんだ!?」「火が飛んできた!!」「あちち、賊か?賊の仕業か!?」「しまった、燃え移ったぞ!消せ、消せ」「誰か、応援を頼む!!」

海賊「させないよー」ガスッ

騎士達「くっ…いったい何者なんだ…」ドサドサドサ

勇者「消火は俺がしといてやるよ」シュボボ

農家「…よし、行こう(全員やったのか?)」ダッダッダッ

ガチャ
農家「階段の先の部屋に着いたけど暗いな…」

海賊「ほら、松明だ」

農家「ナイス…なんだこれは?」
93:2015/05/24(日) 22:58:03.293 ID:yHD33alS0.net
勇者「これは!?人が機械に繋がれてる」

海賊「こんなにテクノロジーが進歩してるとは思わなかった」

コツコツコツ
「騒がしいと思ったら侵入者か…」

農家「だれだ?」

秘書「王様の秘書だ…普通自分達から名乗るのが常識じゃないか?まぁ、侵入者に常識もくそもないけどな…お前達は誰なんだ?」

農家「農家だ」

勇者「勇者だ」

海賊「海賊だ」

秘書「海賊…だと?」
94:2015/05/24(日) 22:58:26.424 ID:yHD33alS0.net
秘書「なぜ海賊がここに?」

海賊「ただの付き添いだ、こいつらが王に話があるみたいで」

秘書「付き添い?信じられるか…そもそも海賊は国に入らないハズじゃ無かったのか?裏切り行為だぞ!」

海賊「それは…」

農家「まぁ待ってくれ、王と話をさせてくれないか?」

秘書「それはムリなお願いだな」

勇者「くそっ!こうなったら力ずくでも」

農家「待てって、ここで争っても意味がない」

「その通りだ、それにここで暴れられても困るしな」スタスタスタ

秘書「………博士…」
96:2015/05/24(日) 22:59:24.354 ID:yHD33alS0.net
勇者「博士?」

博士「そうだ、この部屋で実験をさせてもらってる」

農家「なんの実験だ?」

秘書「博士、これ以上は」

博士「わかっている…しかし海賊がいるからこそこの場で話した方が良くないか?」

秘書「それは絶対にダメです!なにをされるかわかったもんじゃない!!」

海賊「わかったよ、俺を捕まえろ…そうすれば俺も動けないだろ」

秘書「………そうだな」ガチャン

農家「博士、話してくれないか?」

「待て待て、なぜ一般人達に話さなければならないんだ」ゾロゾロ

勇者「騎士が大勢!!」

王「やあ、働く村人君達…それに、海賊」

農家「もしかして…王様か!?」

王「そうだ」
97:2015/05/24(日) 23:00:23.254 ID:yHD33alS0.net
勇者「直接王様の方から来てくれるとは」

農家「王様、あなたに少し聞きたいことがある」

騎士「無礼だぞ貴様!!」ガチャッ

王「やめとけ、騎士…なんだ、聞きたいこととは?」

農家「そうだな…まず、なんで海賊をそんなに警戒しているんだ?」

王「海賊か チラッ 海賊にも色々な海賊が居てな…もちろん100年前の戦争によってほとんどの海賊が国に敵対心を持つようになり、国も海賊に敵対心を持つようになったんだ
あの戦争で王が殺害された後、国は話し合い、また新たな王を決めた、そして私の祖父が王に任命されたんだ
しかし、任命された直後、祖父は国に恨みを持ったひとりの海賊によって暗殺された…戦後直後で国は少し混乱していたため、海賊の侵入を防げなかったんだ
急遽国は話し合い、まだ幼かった王子、私の父が次期の王と任命をうけた、まぁ、幼かったから王の職務はほとんど周りがこなしていたらしいけどな
それから何十年かが経ち、父が立派に王の職務を果たせるようになった頃だ、油断していた国はまたもや海賊に王の暗殺を許してしまったのだ」

勇者「(たくさん暗殺されたんだな…)」
98:2015/05/24(日) 23:01:26.220 ID:yHD33alS0.net
王「そこで国は王をたてると殺害されると思い、この国には王がいなくなった…そのせいか国の士気がなくなり、国全体のまとまりが無くなった、村人達も段々と仕事をしなくなり、無職が多くなったんだ
その一方、海賊は少しずつ人員を増やして勢力を拡大させていった、人拐いも含めてな
ここで国はようやく、海賊を警戒をするようになったんだ」

海賊「…………」

王「それから国は王を決めた、そして王子である私が王に任命された…だが国には公表はしなかった、暗殺を恐れてな…
その後30年の時を経て、私達はようやく海賊に、いや、全世界に匹敵する力を手にいれたんだ、それから私が王であることを公表した」

農家「全世界?いったい何があったんだ?」
99:2015/05/24(日) 23:01:58.697 ID:yHD33alS0.net
王「100年前の戦争の原因を覚えてるだろう…国が海賊達の領域にある宝をとったと、だがあれは宝というより兵器だ…
戦争の前から国の一部は地道にある研究を重ねていた、魔物の研究だ」

農家「魔物?」

王「あぁ、戦争よりずっと前は魔物など存在しない、幻の生物かと思われていたんだがな、時が経つにつれて段々と魔物が姿を表すようになったんだ…
そして魔物によって農地が荒らされたり、ジャングルで人が襲われたりと、国は少なからず打撃をうけた
そこで国は何人か兵士を送り、地道に魔物を減らしていった…だが魔物は増えるばかりだ
困った国は魔物について研究するようになったんだ…何年か研究を重ねるうちに重大なことに気づいたんだ…」

農家「なんだ?」
100:2015/05/24(日) 23:02:19.440 ID:yHD33alS0.net
王「魔物の発生源だ…細かい場所の特定はできなかったが大まかな場所の特定はできた…しかしそこは海賊の領域だった
国は急いで船を作り海賊の領域に向かった…そこで国は発生源を見つけたんだ…発生源は輝きを放つ宝のようだった、乗組員が目を凝らして見ていると、偶然そこから魔物が現れる瞬間を目にしたんだ
国の船は急いでその宝を引き上げ国に持ち帰ることにしたんだ、だが帰る途中海賊に見つかったんだ…
海賊は宝を見るや否や攻撃を始めた、しかし国の船の前に歯が立つこともなく海賊の船は海賊もろとも大破した、そのスキに急いで国に帰ったんだ
それから国は極秘に発生源について研究した…国の中に魔物が出現することもあった…だが海底にあったときもそうだが魔物は主にジャングルに出現することがわかった
このような感じで研究は進められていった、がそんなある日だ
今から100年前、海賊が国に攻めてきたんだ…だが圧倒的な大勢の兵士達によって次々に海賊はやられていったんだ、撤退している海賊も逃がさないようにくまなく海賊を倒していった…
ハズだったが、国に隠れていた生き残りの海賊達が城に侵入したんだ…」

農家「それで暗殺に繋がるんだな…」
101:2015/05/24(日) 23:03:16.394 ID:yHD33alS0.net
王「そうだ、だが王が暗殺されてからも魔物の研究は続いた…研究を重ねていくにつれ、年々発生源の事が解明されていった…そしてついに重大な事が解明されたんだ…
発生源によって魔物は制御できる、この事がわかってから格段と魔物の数は減った…だがまだ完璧に制御できるわけでは無かった
そんな国が研究に没頭してるなか、再び悲劇は起きた…2回目の王、私の父の暗殺だ…これも海賊による襲撃だった」

海賊「……………ごめんね…」ペコリ


王「それから国の魔物研究は続いた、何十年か経ち、国は発生源を別の兵器にする可能性を生み出したんだ、生み出したと言ってもまだ実験もしていなかったんだが…
それからと言うもの発生源の開発が進み、ついに新たな魔物は発生しなくなった、ただ生き残っていた魔物がいなくなったわけじゃ無いけどな…
それから兵器を開発して20年、ようやく兵器が完成したんだ、その兵器は魔物を制御するものではなく、人をコントロールするものだ…ただ実験はしていなかったけどな…
そして私が王であることを国に公表した、それと同時に兵器を使った」

農家「いつの間に使ったんだ?」
102:2015/05/24(日) 23:04:11.171 ID:yHD33alS0.net
王「音を聞いただろ… パンパーカパーン って、あの音を聞くと遅かれ早かれそいつに身合った職業になるんだ…職業の知識も脳内にインプットされてな、言わばちょっとした洗脳だな」

農家「(俺は農家が身合ってたのか…)職業表はどうやって作ったんだ?」

王「元々職業表は決めてあった、ただお前達が自分の意識の中で勝手に自分に身合った職業を自分にふりあてられてると勘違いすると考えていたら案の定正解だった…お前らはただの村人だろ…勝手にAやらBを決めていたのは吹き出してしまったよ」

勇者「なにをぉ!!」

ガシャン
騎士「おとなしくしろ」
103:2015/05/24(日) 23:04:34.298 ID:yHD33alS0.net
王「まぁあれも実験で使っただけだから失敗に終わったんだけどな…本当は意識も全て洗脳したかったんだが、中途半端に職業だけが決まってしまってな
ただ騎士や勇者には洗脳が強くいきとどいてたみたいだけどな…お前は例外で」

勇者「(あのときちょうどイヤホンしてたからな…)まてよ、てことはもしかして無意識にクエストボードまで歩いて行ってたのは洗脳のせいなのか!」

農家「なるほどな…でも失敗ってことは本来別のかたちで村人を洗脳したかったんだろ?」

王「あぁ、別と言っても意識まで全てをコントロールするつもりだっただけだけどな」

勇者「だけじゃないだろ!!」

王「その後も村人を使ってここで実験を続けていったら、段々と意識も全て洗脳することが可能になってきたんだ、さらに踏み込むと魔物と村人の融合も夢じゃ無いな…」

農家「その村人はどこから?」

王「商人が少し多かったから騎士に捕らえさせた後、運び屋に運んでもらってたんだ」

農家「(運び屋が運んでた村人はそういう事だったか、まさか実験用だったとは)」
104:2015/05/24(日) 23:05:27.351 ID:yHD33alS0.net
勇者「なんのためにそこまで人道外れたことをするんだ!?」

王「海賊を絶滅させるためだな」

農家「いや、それだけじゃ無いだろ…あんたは全世界に匹敵する力を手にいれたと言ってたな、世界征服するつもりだろ」

王「…………そのうちな……もうここまで話たんだ満足だろう、捕らえとけ」

騎士達「了解!」バッ

農家「くそっ!目を覚ませ!お前らは洗脳されているだけなんだ!!」ジタバタ

騎士「黙れ!おとなしくしろ!!」ガッ

農家「くそ…くそ」ドサッ
105:2015/05/24(日) 23:07:33.732 ID:yHD33alS0.net
勇者「農家!!」ジタバタ

騎士「お前もだ!」ガッ

勇者「うぅ…」ドサッ

海賊「待て、そいつらをどうするつもりだ?」

王「さぁな?見てればわかるさ」

海賊「めろ…やめてくれ、俺達が悪かった、海賊を代表して謝る!申し訳ない!!暗殺を繰り返した海賊に責任がある!!
今後俺達はもうこの国に近寄ることも一切しない、あの海から出ていく!!だからそいつらは殺さないでくれ!頼む!!…………それでも殺るなら、かわりに俺を殺れ」

王「もちろんお前も殺すがこいつらの後だ」

海賊「頼む…やめてくれ…やめてくれ、この通りだ…やめてくれ…」

王「海賊も捕らえて牢獄に入れておけ…受刑日はこの夜が明けたあとだ」

騎士「了解!!…おら、立てっ」ガシッ
ザッザッザッ
106:2015/05/24(日) 23:08:35.265 ID:yHD33alS0.net
数分後
秘書「………」スタスタ

薬師 サッ「(あの人どこに行く気だろう?)」

ガチャッ
秘書「静かにして!今助けてあげるから」

薬師「(ここは…牢獄?見張りの騎士が倒れてる)」コソコソ

秘書「誰!?さっきからこそこそとついてきているのは」

薬師「(バレたか…)医者の薬師です」スタスタ

秘書「薬師がなんでこんなところに?」

薬師「実は城に侵入したんですけど、仲間とはぐれちゃって…」

秘書「侵入したって自分で言うの………馬鹿なのか?というか侵入者か…じゃあこいつらの仲間か?」

勇者「うぅ…」フラフラ

薬師「そうそう」

秘書「そうか…しまった!!もう見張りが来る!時間がない、急ぐぞ!!」ザッ

薬師「えっ、他の仲間は!?(この人敵じゃないのかな?)」ザッ
107:2015/05/24(日) 23:09:50.694 ID:yHD33alS0.net
タッタッタッタッ
薬師「そういえば薬草があるんだった、使って」

勇者 ゴクン「ぷはぁー…あれ?ここは?」

秘書「薬草か、ようやく復活したな、勇者」

勇者「お前は秘書!!ぶっ倒してやる」

薬師「落ち着いて、敵じゃないよ」

勇者「そんなこと信じられるか…って薬師?無事だったのか」

薬師「シャンデリアの落ちた直後にツタを使って上手く大広間を抜け出したんだ…薬草が無かったら動けなかっただろうけど」

勇者「そうか、よかった…で?なんで秘書がいるんだ?」

秘書「皆の洗脳を解かないといけないと思ってな…」

勇者「王を裏切るのか?」
108:2015/05/24(日) 23:10:23.215 ID:yHD33alS0.net
秘書「そうなっちゃうな…でもいいんだ、海賊が必死に謝ってる姿を見て、今の王様は欲に目が眩んでるだけだと思ったんだ
王様には目を覚ましてもらいたい」

勇者「そうか…でも洗脳を解くことなんて可能なのか?」

秘書「洗脳は兵器の音によって洗脳をするわけだから、その音を逆再生すれば洗脳を解ける…ハズ」

勇者「アバウトだな…でも試すしかないか…で、その兵器はどこにある?」

秘書「実験室の奥だ、したもそれを室外に運ばなきゃいけない…」

勇者「それでもやるしか無いな」

秘書「行こう!目覚ましを鳴らしに!」

薬師 ポンッ「(うまい!!)」
109:2015/05/24(日) 23:11:37.396 ID:yHD33alS0.net
ーーー実験室前ーーー
秘書「つけられてるな…」

薬師「どうやらバレてるようだな」

勇者「実験室の中で待ち伏せされてるんじゃないか?」

薬師「わからない、でも今さら引き返しても捕まるだけだ…行こう」

ガチャ
勇者「……良かった、誰もいない…兵器はどこだ?」

秘書「奥にあるはずなんだが…無いな?移動されてるのか?」

薬師「おい、あれを見ろ!」

怪物「うがぁぁぁ!!」

勇者「大きな怪物が…兵器を持ってる…」
110:2015/05/24(日) 23:11:49.633 ID:yHD33alS0.net
秘書「あの怪物、どうやら村人と魔物が融合してるようだな…しかしまだ完全には融合できているわけでは無さそうだ」

怪物「うがぁ!!」ブンブンドゴォ

薬師「不完全形態のまま無理やり動かしているから暴走してるぞ!」

勇者「こっちに来た!」

秘書「3人であの怪物を倒すのはムリがありそうだな…どうにかしてあの兵器を取り返せないか?」

勇者「あ、名案を思いついた!」
111:2015/05/24(日) 23:12:28.242 ID:yHD33alS0.net
薬師「どんな?」

勇者「怪物は俺らのことを追ってくるだろ、それを利用して怪物ごと兵器を外に持ち出すんだ!」

秘書「やってみる価値はありそうだ!やるぞ!!」ザッ

騎士達「3人が倒れるまでここで待機だ…いいな」「なんか音がしないか?」「実験室で戦ってるからだろ」「いや、段々近づいて来るような…」

バコーン!!
怪物「うがあぁぁぁ!!」

騎士達「うわぁ!実験室の扉をぶち破いて来やがった!」「撤退しろ!!」「おい、なに勝手に命令だしてんだ……逃げろー!!」「こっちに来るなぁ!」

勇者「あとちょっとで外だ!」
112:2015/05/24(日) 23:13:12.535 ID:yHD33alS0.net
怪物「うがあぁぁぁ!!」ブンッ

ドカァ
薬師「ぐはっ!」ドサッ

秘書「薬師が!!」

薬師「私の事はほっといて…早く…兵器を」

勇者「(すまない…薬師)…秘書!早く走れ!追い付かれるぞ!!」

秘書「あぁ、わかってる」

勇者「よっしゃ!外に出たぞ!!秘書、どうすれば兵器を取り返せる?」

秘書「取り返すのはムリそうね…あのまま音を奏でるよう」

勇者「あのまま……わかった、どうすればいい?」

秘書「兵器についてるレバーを下に下げて!そしたら逆再生されると思う!」

勇者「オーケー…任せろ(手のところまで登らなきゃいけないのか)」

秘書「私が敵をひきつけてるうちにはやく!!」

怪物「うがぁぁああ!!」ブンブン
113:2015/05/24(日) 23:14:04.268 ID:yHD33alS0.net
勇者「くっそ!暴れるな!」

怪物「ハァハァ…うがぁ…」

勇者「こいつ、どうしたんだ?」

秘書「さっきも言ったけどその怪物はまだ不完全形態だから欠点がいくつかあるみたいだ!今がチャンスだ!!」

勇者「わかってる!急ごう!!」

怪物「うがが…うがぁ!うがあぁぁ!!」ブゥン

ドゴォ
秘書「ぐはぁっ!!」ドサッ

勇者「くっそ、秘書まで…俺がやるしか」

怪物「うがががぁぁぁ!!」ブンブンブン

勇者「あとちょっとだ!!」
114:2015/05/24(日) 23:15:21.352 ID:yHD33alS0.net
怪物「うがあぁぁ!!」ブゥン

ドゴッ
勇者「がはっ!(…こいつ、自分の肩ごと攻撃しやがった)あとちょっとなんだ…こんなところで負けるわけには」ズズズ

怪物「うがぁぁ!!」ブンブン

勇者「あと、あとちょっとだ…レバーに触れた!」

怪物「うだぁぁ!!」ベチャ

グラッ
勇者「うわあぁ!!(自分の手ごと叩き潰しやがった!)俺の足が…うぐっ…」ズズズ

勇者「(レバーを、下に!!)…ちょうど朝日が顔を出したな」

ンーパカーパンパ

勇者「ハァハァ…やったのか?」
115:2015/05/24(日) 23:16:08.824 ID:yHD33alS0.net
怪物「ぐうぉぉぉぉ!!」

勇者「怪物が村人とオークに別れていく…」

村人「うぅ…」ドサッ

オーク「がぁぁー…」ドサッ

勇者「洗脳は…解除…できたのか…?」ドサッ
117:2015/05/24(日) 23:34:28.060 ID:yHD33alS0.net
「おーい、大丈夫か?」

勇者 パチ「…ここは?」

薬師「街の病院…3日間寝たきりだったから心配した、ムリしないでね」

勇者 ムクリ「あぁ…お前は大丈夫だったのか?」

薬師「なんとか大丈夫、他の皆もね」

情報屋「あのあとどうなったか知りたいか?」

勇者「情報屋!来てたのか!!」

情報屋「あぁ、かすかに音が聞こえたから急いで向かったんだ」

勇者「あのあとはどうなった?」

情報屋「騎士達は皆、自我を取り戻して、事情を知った騎士達は王を捕らえられた…今は牢獄の中でお休み中だ…
海賊は国に近づかない事を誓い、遠くの海へ旅に出たよ
王がいなくなっても村人達は職業を続けたがこの3日間だけでもかなり無職が増えた」

村人A「俺もその1人だ」

勇者「誰だ?」

村人A「鍛冶屋だ」
118:2015/05/24(日) 23:37:06.159 ID:yHD33alS0.net
訂正

「おーい、大丈夫か?」

勇者 パチ「…ここは?」

薬師「街の病院…3日間寝たきりだったから心配した、ムリしないでね」

勇者 ムクリ「あぁ…お前は大丈夫だったのか?」

薬師「なんとか大丈夫、他の皆もね」

情報屋「あのあとどうなったか知りたいか?」

勇者「情報屋!来てたのか!!」

情報屋「あぁ、かすかに音が聞こえたから急いで向かったんだ」

勇者「あのあとはどうなったんだ?」

情報屋「騎士達は皆自我を取り戻したあと、事情を知った上で王を捕らえられた…王は今牢獄の中でお休み中だ…
一方海賊は国に近づかない事を誓い、遠くの海へ旅に出たよ
王がいなくなっても村人達は職業を続けたがこの3日間だけでもかなり無職が増えた」

村人A「俺もその1人だ」

勇者「誰だ?」

村人A「鍛冶屋だ」
121:2015/05/24(日) 23:44:59.762 ID:yHD33alS0.net
勇者「そうだったか…っつ!」

薬師「まだ義足があまり馴染んでないようね」

勇者「そうか…そういえば情報屋の腕は?」

職業屋「義手をつけてもらったんだ…博士に協力してもらってね」

博士「前からこういう仕事がしたかったんだよ」

運び屋「勇者は俺が運んだんだぜ」

農家「俺も忘れないでくれよ」

勇者「農家…お前がいなかったら今頃牢獄のなかだったぜ」

農家「いやいや、皆がいたからここまでやってこれたんだろ」

勇者「そうだな…ありがとう、皆生きてててなによりだ!」

秘書「さて、役者が揃ったところでパーティーしますか、あんまりおおはしゃぎはできないけど」

勇者「やろうやろう!」

料理人「料理作るよー!!」

農家「あいつもいんのかぁー」

情報屋「まあまあ、楽しくやろうぜ」
123:2015/05/24(日) 23:51:21.482 ID:yHD33alS0.net
勇者達は丸1日、パーティーを続けた

ーーーそれから1ヶ月後ーーー
村人B「あーあ、仕事見つかんねーなー、なんか見つかったか?」

村人C「あぁ?見つかんねーよ…やりたい仕事があるからそれやろうかなって」

村人B「何がやりたいんだよ…」

村人C「最近ジャングルの近くで魔物が出没したって聞いたろ…それ退治したいなって」

村人B「勇者かよ、やめとけやめとけ、汗かくだけだぞ」

村人C「大丈夫大丈夫、俺勇者の経験あるから」

村人A「お前が勇者やるんだったら、俺鍛冶屋始めちゃおうかなぁー」

村人B「そうだな…じゃあ俺も農家やっちゃおうかな?」

村人A「いいよ、前育ててたにんじん美味しくなかったし」

村人B「なんだと!お前のところの剣だっておもちゃっぽくて」

勇者「まあまあ、仲良くやろうぜ」

村人B「聞いてるだけじゃなくてお前も言ってくれよ、というか名前」
ーーーおわりーーー
124:2015/05/24(日) 23:53:11.782 ID:ROBgbd9U0.net
おつ
文章がひどかったな
126:2015/05/24(日) 23:54:20.051 ID:yHD33alS0.net
>>124
ごめんなー
もっと勉強して文章力つけるわ、最後までありがとね
127:2015/05/24(日) 23:55:07.498 ID:yHD33alS0.net
おわりです、お疲れ様でした

落ちます
パンパーカパーン「皆の衆、聞いてくれ!!」村人達「なんだ?なんだ?」
引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1432471760