160: 2009/08/13(木) 15:00:20.75 ID:8JpJCIKG0
幼女「ねぇ、お姉ちゃん」 

娘「………」 

幼「お姉ちゃんってばっ!」 

娘「…お姉ちゃんとは、私のことですか」 

幼「ほかにだれがいるの?」 

娘「誰も居ませんね」 

幼「でしょ」 

娘「…ところでなんでしょうか」 

幼「お姉ちゃんはなにをしてるの?」 

娘「待っているんですよ」 

幼「まってる?」 

娘「はい、鈍感で、馬鹿で、どうしようもない人を待ってます」 

幼「??」
161: 2009/08/13(木) 15:04:19.84 ID:8JpJCIKG0
娘「ふふっ わからないって顔をしていますね」

幼「ええと…… どうしようもないひとをまってるの?」

娘「そうですよ」

幼「それってボクのおとうさん?」

娘「コラコラ、違いますよ」

幼「それじゃあだれ?」

娘「それは、秘密ですよ」

幼「えぇ~! 教えてよ!」

娘「ふふっ ……好奇心が猫を殺すって知ってますか?」

幼「…ごめんなさい……」ビクビクッ

162: 2009/08/13(木) 15:07:39.49 ID:8JpJCIKG0
娘「まったく、乙女に秘密の一つや二つは持たせてください」

幼「でも、おねえちゃんなんでおこったの?」

娘「怒った…… いえ、怒ってませんよ」

幼「うそだぁ、ぜったいおこったもん!」

娘「そんなわけないでしょう」

幼「……わかった! おねえちゃんのまちびとってこいびとさんだ!」

娘「なにいってやがりますか」

幼「そうでしょ?」

娘「違いますよ」

幼「ぜったいそうだよ! そうでしょ!?」

娘「……好奇心は…」

幼「ごめんなさい」

娘「はい、まったく……」

164: 2009/08/13(木) 15:36:10.16 ID:8JpJCIKG0
娘「私のことよりも貴女です」

幼「ボク?」

娘「はい、何か御ありですか?」

幼「なにって、なにが?」

娘「……いえ、なんでもありませんでした」

幼「えぇ! なにそれ、きになるよっ!」

娘「それより、甘いはちみつパンなんて如何ですか」

幼「たべるっ!!」

娘「はい、でしたら準備いたしますね」

幼「ありがとう、おねえちゃん!」

娘「いえいえ、どう致しまして」

165: 2009/08/13(木) 15:39:43.02 ID:8JpJCIKG0
幼「んーっ! おいひぃ!!」

娘「それはよかったですよ」コポコポッ

幼「はむはむっ」

娘「そんなに急いで食べますと詰まってしまいますよ、お茶です」コトッ

幼「はひはほー!」

娘「口に物をいれて喋らないでくださいよ、まったく……」

幼「んくっ、んくっ…… ふー、もういっこちょうだいっ!」

娘「それで御夕食が食べられるならよろしいですよ」

幼「……ん~っ…たべるっ!」

娘「いえ、その顔は食べられないけど魅力に負けそうな顔です」

幼「だ、だいじょうぶだよっ!」

娘「それでは、もし食べられなかったらハリ千本飲みますか?」

幼「うっ……ええ~と…」

娘「まったく…… ふふっ♪」

166: 2009/08/13(木) 15:43:46.08 ID:8JpJCIKG0
娘「そろそろ日が落ちますか…… さてと……」スッ

幼「ん、どうしたの?」

娘「待ち人さんが来ないので今日は帰ろうと思います」

幼「そっかぁ~」

娘「貴女は帰らないのですか?」

幼「う~ん、もう少しここにいるよ」

娘「そうですか、それではお先に失礼しますね」

幼「うん! おねえちゃん、またね~!!」

娘「はい、また会いましょう」

………

幼「……ひとりになっちゃったな…」

167: 2009/08/13(木) 15:46:41.43 ID:8JpJCIKG0
………

ガチャッ

幼「……ただいま…」

………

幼「おかあさん、ねぇおかあさんっ」

母「………」

幼「おとうさんはどこ?」

母「……知らない」

幼「まだかえってこないの?」

母「知らない」

幼「……っ ご、ごめんなさい……」

………

168: 2009/08/13(木) 15:50:34.81 ID:8JpJCIKG0
………

幼「それじゃ、おやすみなさい」

………

幼「………」

てくてく……

ガチャッ バタンッ

………

母「……ごめんね…グスッ…」

169: 2009/08/13(木) 15:53:32.39 ID:8JpJCIKG0
娘「うぅ…… 慣れない事はするものじゃないですねぇ、眠いですよってあれ?」

幼「あっ! おねえちゃん、こんにちわー!!」

娘「こんにちは、どうしましたか」

幼「ここでねてるときもちよくって、つい… てへへっ」

娘「なるほど、確かに良い場所かもしれないですね」

幼「それよりもっ! きょうはおねえちゃんのまってるひとくるかなっ!?」

娘「それはわかりかねますよ」

幼「えぇ~? なんか、今日は来るっ! みたいに思ったりしないのぉ?」

娘「そんな能力があったらいいですね」

幼「なんかつまんないのっ!」

娘「ふふっ、面白いものではありませんからね」

170: 2009/08/13(木) 15:57:14.63 ID:8JpJCIKG0
………

幼「そのときっ! いじめっこにボクのひっさつキックがさくれつした!!」

娘「おぉー」

幼「それでドロドロしたさんかくかんけいはおわりをつげたのだっ!」

娘「子供が何言ってるんですか」

幼「えぇ~、本当のことを言ってるんだよ~?」

娘「本当と思いたくない内容ですねぇ」

………

幼「ということもあったんだよっ!」

娘「ふむふむ、おっと忘れるところでした、お茶飲みますか」

幼「のむ!」

娘「今ならもれなくクッキーもついてきますが」

幼「たべる!!」

娘「はいはい」

171: 2009/08/13(木) 16:01:26.59 ID:8JpJCIKG0
幼「サクサク甘いよ~」

娘「お味の方はどうですか」

幼「んぐっ、んぐっ」

娘「それはよかったです」コポコポッ

幼「………っっっっ!!!」

娘「はい、お茶ですよ」トンッ

幼「ンクッ……ンクッ……っぷはぁ!!」

娘「まったく、ふふっ♪」

172: 2009/08/13(木) 16:05:20.74 ID:8JpJCIKG0
幼「ごちそうさまでしたっ!!」

娘「はい、お粗末さまでした」

幼「……ほんとはもっとたべたいけど…」

娘「ハリ千本飲みます?」

幼「ううんっ! いらないよ!!」

娘「まったく、っともう日が落ちますね」

幼「……うん、そうだねっ!」

娘「はい、それでは行きましょうか」

幼「……? どこに?」

娘「私の家にですよ」

173: 2009/08/13(木) 16:09:31.99 ID:8JpJCIKG0
幼「え? えぇ!?」

娘「あれ? 貴女の御母様にお話ししたはずなのですが……」

幼「聞いてないよっ!」

娘「そうですか…… それじゃ行きましょうか」

幼「えぇ!?」

娘「どうしましたか?」

幼「でも、だって、勝手に着いて行っちゃ……」

娘「大丈夫です、それなら私が無理矢理連れて行きますから」

幼「……え、ええ!? えええぇぇ!!?」

ズズズズッ……

174: 2009/08/13(木) 16:15:47.32 ID:8JpJCIKG0
娘「こちらが私の家ですよ」

幼「………」

娘「無返事は無礼ですよ」

幼「あ、はい…… じゃなくて!!」

娘「ん、なんですか?」

幼「ごういんだよ!」

娘「そうですね、ところで……」


幼「え? な、なに? もしかして……」

娘「はい、そうです」

幼「そんなぁ……ボク…さらわれちゃったの…?」

娘「晩御飯の手伝いをしてもらいたいと思います」

幼「ボクをさらっても…… え? ばんごはん?」

娘「そうです、どう致しましたか」

幼「……なんでもないよっ!」

娘「そうですか、ふふっ」

175: 2009/08/13(木) 16:19:10.40 ID:8JpJCIKG0
娘「さて、出来ましたね」

幼「うわぁ…… おいしそう…っ!!」

娘「幼女ちゃんにも手伝ってもらいましたから、上手く出来ましたよ」

幼「……じゅるっ…」

娘「と、さっさと食べないと冷めてしまいますね」スッ

幼「うんっ!」すっ

娘「はい、いただきます」

幼「いただきまーすっ!!」

ガツガツッ…!

娘「……やっぱり賑やかだといいですね」

幼「はぐっ…もぐもぐっ……?」

娘「なんでもないですよ」

176: 2009/08/13(木) 16:22:30.53 ID:8JpJCIKG0
幼「ごちそうさまでしたっ!」

娘「はい、お粗末さまでした」

幼「うんっ! おそまつさまでしたっ!」

娘「はい、ご馳走様でした」

幼「ひさしぶりにたべたよぉ」

娘「ふふっ、そんなに美味しかったんですか」

幼「うんっ!すっごくおいしかった!!」

娘「そういってもらえると、頑張ったかいがありましたよ」

幼「おなかいっぱいだよぉ~」

娘「それは、あんなに食べればそうでしょうね、ふふっ」

幼「ボクはせいちょうきだからいいんだもんっ!」

娘「そうですか、ふふっ」

幼「むねだっておねえちゃんとちがっていまから」

ゴゴゴゴゴッ………!!!

幼「……おねえちゃんといっしょでせいちょうきだからおっきくなるもん!!」

娘「フォローになってませんが、そうですか、ふふふっ……」

177: 2009/08/13(木) 16:26:01.75 ID:8JpJCIKG0
幼「なっ! はたけしごとにこんならくのしかたがあったの!?」

娘「様は、やることの順番と本質の捉え方ですね」

幼「な、なら! これはどう!!」

娘「残念ですが、2年程前に通った道です!」

………

娘「っと、もう遅いですね」

幼「そうだね」

娘「でしたら、寝ましょうか」

幼「うんっ!」

娘「部屋は、其方を使ってください」

幼「おやすみなさ~い!」

娘「はい、おやすみなさい」

178: 2009/08/13(木) 16:30:33.45 ID:8JpJCIKG0
………

ガチャッ

娘「寝ましたか?」

幼「………」

娘「寝てませんよね」

幼「……っ…」

娘「声をだして、泣いても良いんですよ」

幼「っ! …っく……ひっく…!」

娘「辛いんですよね、まったく……」

ギュッ

幼「うあっ、うああっ!あうっ、ひっく…!」

娘「よしよし……」

179: 2009/08/13(木) 16:34:36.39 ID:8JpJCIKG0
幼「くー……くー……」

娘「くすっ、可愛い寝顔ですね」

幼「……くー…」

娘「すっきりして、ぐっすり眠れていると」

ガチャッ

娘「…さて、お客さんですね…… おやすみなさい」

バタンッ

娘「どうもこんばんは、クソ爺」

長老「………

180: 2009/08/13(木) 16:40:02.01 ID:8JpJCIKG0
娘「相変わらずですね、吐き気がしますよ」

長老「………」

娘「どうせ、あの娘の親を『内通者』にするのでしょう」

長老「………」

娘「知ってますか? あの娘、友達も居なくなったんですよ」

長老「………」

娘「母親だって、子供を構ってやれないほど弱ってますし」

長老「………」

娘「何か喋れ」

長老「……仕方ないだろう」

181: 2009/08/13(木) 16:44:56.82 ID:8JpJCIKG0
娘「なにがですか?」

長老「人は、理由がないものを怖がる それが不利益を被るものならなおさら……」

娘「だから、村人を犠牲にしてでも理由をつけると」

長老「何度も、理由も無く攻められる村に安心して住めると思うか?」

娘「そうですか」

長老「家庭一つで済むなら…… 仕方の無いことなんだ…」

娘「黙れ」

長老「………」

娘「クソ爺、話があります そのために呼びました」

182: 2009/08/13(木) 16:47:47.53 ID:8JpJCIKG0
………

娘「おはよう御座います、起きてください」

幼「……ん、なに…?」

娘「事情が変わりました、帰ってください」

幼「…ん ……え?」

娘「はい、着替えて着替えて」

幼「え? ……え?」

娘「荷物は大丈夫ですか?」

幼「え? う、うん」

183: 2009/08/13(木) 16:50:09.81 ID:8JpJCIKG0
娘「それでは…… あ、あと…」

幼「?」

娘「私に二度と話しかけないで下さい、では」

ガチャッ バタン

………

娘「……ふぅ、これでよし」

幼「おねえちゃん、ボクまだそとにでてないよ?」

娘「……出てください」

184: 2009/08/13(木) 16:53:32.01 ID:8JpJCIKG0
幼「おねえちゃん、どうしたんだろう……」

………

幼「いきなりおウチにかえれ、なんて…」

………

幼「って、ついちゃった…… どうしよう…」

………

ガチャッ

幼「ただい……ま…」

父「…おかえりっ」

………

幼「……パパ…?」

父「うん、ただいま」

幼「っ! パパァ!! おかえりなさいっ!!!」

185: 2009/08/13(木) 16:56:59.67 ID:8JpJCIKG0
………

娘「今日は晴れましたねぇ、遠くまで見えそうですよ」

………

娘「しかしこのままでは暑いのですが、暑さ対策の麦わら帽子で解決です」

………

娘「ただ、何故か頭しか守れていないような気がするのですが何故でしょうか」

………

幼「おねえちゃん、それおふろのおけだよ……」

娘「………知っていました…」

186: 2009/08/13(木) 17:00:37.70 ID:8JpJCIKG0
幼「おねえちゃん、おはよぉ」

娘「私に何の用ですか」

幼「なにもないよ?」

娘「私に喋りかけるなと言ったでしょう」

幼「そうだったっけ?」

娘「いいから子供は子供と遊んできなさい」

幼「やだもんっ」

娘「嫌?」

幼「おねえちゃんといっしょのほうがいいもんっ」

娘「……少し嬉しいじゃないですか、まったく…」ボソッ

幼「なに?」

娘「なんでもないです」

187: 2009/08/13(木) 17:04:31.08 ID:8JpJCIKG0
娘「しかし、よく私と一緒に居られますね」

幼「なんで?」

娘「私は、貴方の家族を騙した悪女かもしれないのですよ?」

幼「うん」

娘「私が罪をなすりつけたせいで、貴方の父が捕まったのですよ」

幼「うん、おかあさんもそういってた」

娘「だったらさっさと消えて…」

幼「でも、わたしはおねえちゃんだいすきだもんっ」

娘「…意味が解りません」

幼「おねえちゃんは、そんなことするひとじゃないっておもうもん」

娘「……貴方がどう思うも何も、本人が認めて」

幼「おねえちゃんっ! きょうのおやつはなに?」

娘「……甘いお餅ですよ」

188: 2009/08/13(木) 17:09:27.80 ID:8JpJCIKG0
幼「はむはむっ……」

娘「まったく…… 私と一緒だと友達居なくなっちゃいますよ」

幼「んむっ だったら、おねえちゃんと一緒の方がいいもんっ はむはむっ」

娘「それは良くないですよ、仲良き事は素晴らしきかな、です」

幼「おねえちゃんとおともだちになっただけでいなくなっちゃうともだちなんていらないもん」

娘「だけでって…… 私は一応、村を売った悪女かもしれないんですから…」

幼「だって、おねえちゃんはわるいひとじゃないもん」

娘「……もういいですよ、平行線を辿るだけですし」

189: 2009/08/13(木) 17:14:00.36 ID:8JpJCIKG0
娘「まったく…… まぁ元気そうでよかったですよ」

幼「うんっ! ボクはげんきだよ!!」

娘「まった……く………?」

幼「ん、どうしたの? おねえちゃん」

娘「…………」

幼「あ、たびびとさんみたいだね」

娘「……すぅー、はぁー……すぅー、はぁー…」

幼「……?」

190: 2009/08/13(木) 17:17:19.55 ID:8JpJCIKG0
………

娘「こんにちは、ここは、農民の村です」

幼「むらですっ」

「……うん、知ってる」

娘「そうですか、旅の疲れを癒す宿屋ならあちらに、道具屋は向こうです」

「うん、知ってる」

幼「?」

娘「ここの宿では新鮮な野菜を使った料理を振舞います」

「ありがとう でも、ここで旅はやめる」

娘「そうですか、でしたら良い方法がありますが、条件が厳しいですよ?」

「その条件を、聞かせてくれないか」

娘「とりあえず一発殴らせてください」

191: 2009/08/13(木) 17:21:57.27 ID:8JpJCIKG0
パァンッ………!

幼「……っ!!…」

「……痛い」

娘「このくらいで泣き言言わないで下さい」

「そうだな」

娘「他には農業の手伝い、道具の手入れ、物品の購入……」

「まだ条件があるのか」

娘「……あと、とりあえず私の頭を撫でてください」

「………」

ギュッ

娘「誰が抱きしめろ何て言いましたか」

「……ごめん」

娘「……許してあげますよ、まったく…」

………

娘「お帰りなさい、ヨウヘイさん」

男「ただいま」

192: 2009/08/13(木) 17:27:12.81 ID:8JpJCIKG0
………

幼「……ぉぉぉ…!!」

男「……ところでこの娘は」

娘「私の友達さんですよ」

男「そうか」

幼「ねぇ、おにいちゃんって、こいびとさん?」

娘「なにいってやがりますか」

男「だったらいいと思ってる」

娘「……にゃににぃってやがりますか///」

幼「おねえちゃん、なんでかおをかくしてるの?」

娘「五月蝿いです知らないです気にしないで下さいっ!」

193: 2009/08/13(木) 17:30:40.10 ID:8JpJCIKG0
その後のことをどうこう言うのは、ちょっと無粋かなって思う


ともかく、ボクの村は平和だし、楽しいし、明るいところです!

だって、おねえちゃんが居てくれてるし

おにいちゃんが守ってくれてるし

「おねえちゃん、ただいまっ!」

娘「ただいまじゃありませんよ、ここは貴女の家じゃないんですから」

「きにしないでよぉ~、おにいちゃんっ! 例のやつ出来たっ?」

男「あぁ、竹刀か。 十本程、用意したがこれでいいか?」

「うん、ありがとっ! コレで足りるよ! おにいちゃん大好きっ!」

男「どういたしまして」

娘「何言ってやがりますか」

「それじゃ、いってきまぁす!」

みんなが居てくれてるから、とっても楽しいですっ!

194: 2009/08/13(木) 17:35:00.47 ID:8JpJCIKG0
こんなところで、終わりです
正直、練りが足らないと言われたらそうですねと言わざるをえない……orz

一応、コレで終わりです。これ以上は本当に蛇足以外のなんでもないので
続けない方がよかったって方、沢山いると思いますがごめんなさい

二度目ですが、見てくださった方、本当に有難う御座います
またじっくり何か作って行きたいと思います
ちなみに幼女がボクッ子なのは>>1の趣味からです、余り気にしないで

195: 2009/08/13(木) 17:36:42.23 ID:yiHciJLT0
乙!!楽しかった!
男うらやましすぎだぜこのやろうw

197: 2009/08/13(木) 20:41:50.88 ID:JZSus1h4O
乙!
また泣いた!

205: 2009/08/14(金) 16:20:49.70 ID:3YsDxmzy0
どうも、>>1です 村の内情わかんねぇよ~ というものがありましたので少々、

まず物語前から、
設定として もともとこの村は辺りの見晴らしが良く、障害物が離れた森くらいしかない
いったものがあります
そういうことで、結構この村は襲われることが多く、自衛隊なんかを作ったりしていたのですが
ある時、その自衛隊が壊滅的打撃をうけてしまいました

コレは、単に運が悪かっただけなのですが、
村人としては、大事な仲間が死んだのに理由なしってのは辛いので
何か理由があるに違いないと考える様になってしまいました

そこで、村長さんは一つの家庭を『内通者』に仕立て上げようと考えました
で、コレの犠牲者になったのが娘さんの両親です
村人は理由が欲しかったので、余り考えることなく彼らを『内通者』だと信じて
「彼らが俺たちの情報を漏らしたから、俺たちはこんなに仲間を失ったんだ」
そう考えました

その流れに逆らえず、娘の両親は『内通者』になることを受け入れ、代わりに娘の安全を懇願して
処刑されました

ってところが物語前のお話です

206: 2009/08/14(金) 16:30:11.80 ID:3YsDxmzy0
で、このままだと自衛隊も弱いし、マズイでしょってことで
ヨウヘイさんが呼ばれることになりました
ここが、物語中です

んで、蛇足部分は
長老さん言ってますが、こう何度も攻められる村ってマズくない?
って村人が考えてしまうことを恐れました
娘さんが出歩いているところから、別の村にも比較的簡単に行くことが出来ます

つまり、周辺の村と比べることが出来て、その結果この村攻められすぎ、危い!!
ってことがばれてしまう時代です
なので、今回も内通者が居たんだよ、この村のせいじゃないよ
って話に持っていこうとしてたのです。その犠牲者さんが、幼女ちゃんの父です

それを見てしまった娘が、私が内通者だったかもしれないって噂を流してください
と長老さんに頼み、
「娘が内通者みたいだけど、手を出せない」という空気を作らせて 終わり
ってところが蛇足部分です

余計わからなくなってたらごめんなさい

207: 2009/08/14(金) 19:01:57.59 ID:8GF477psO
>>206
なるほど。
納得です~、乙でした。

引用元: 村娘「あなたはどちら様ですか?」