ワタル「 いくぞ、ミニリュウでピカチュウを攻撃！」

1500vs700

ピカチュウが破壊された！

サトシ「 くっ…、ピカチュウの効果発動、静電気！」

ミニリュウは麻痺した！

タケシ「 よし、麻痺したポケモンは攻撃と表示形式の変更が出来ないぞ」

カスミ「 やるじゃん、サトシ！」

ケンジ「 四天王も案外まぬけだなー」

ワタル「 フッ…、ターン終了だ」

サトシ「 俺のターン、ドロー」

サトシ「カメールを守備表示で召喚！」

カメール　守1700

サトシ「 リバースカードを1枚セットし
、ターンエンドだ」

タケシ「 防戦一方だな…」

ケンジ「 大丈夫かよぉー」

カスミ「ねぇ ちょっと待って、なんかミニリュウが元気になってない？」

ワタル「フフッ、 気づいたか小娘。これぞミニリュウの持つ特殊能力、脱皮だ！」

脱皮：エンドフェイズに50%の確率で状態異常を治す

ワタル「 これで俺のミニリュウは攻撃が可能となった」

サトシ「 そ、それがどうした！ミニリュウの攻撃力じゃ、カメールは倒せないぜ」

ワタル「 ならば俺のターン、このカードを使わせてもらおう」

ワタル「 アイテムカード、竜の牙を発動！ミニリュウに装備」

竜の牙：ドラゴンポケモンの攻撃力を500ポイント上げる　

タケシ「 まずいぞ！！」

ワタル「 更にミニリュウをもう一匹召喚！攻撃表示」

ワタル「 攻撃力2000のミニリュウでカメールを攻撃だ！」

ケンジ「 あかーん！」


サトシ「 リバースカードオープン！技カード、まもる」

まもる：発動したモンスターはこのターン、あるゆる攻撃を防ぐ

サトシ「 これでカメールはこのターン倒されないぜ！」

ワタル「 フッ、そう甘くはなかったか」

サトシ「 俺のターン、ドロー」

サトシ「… よし！いいカードを引いたぜ！」

サトシ「 アイテムカード、ふしぎなアメを発動！」

ふしぎなアメ：ポケモン一体のレベルを上げ、攻撃力を500ポイントアップさせる

カスミ「 あのカードは…」

タケシ「 シゲルが持ってたカードだ！」

ケンジ「 サトシの奴盗んだのか？」

サトシ「 カメールに使うぜ！」

カメールはレベルアップしカメックスに進化した！

カメックス　攻撃力2400＋500

サトシ（シゲル…亡くなったお前の魂のカード…大事に使わせてもらうぜ）

サトシ「 そして俺は、カメックスに技カードなみのりを発動！」

なみのり：1000ライフ払って発動。使用モンスターの攻撃をフィールド全体に拡散する

サトシHP4000→3000

タケシ「サトシの奴、 大ダメージを狙う気だ！」

カスミ「 攻撃力2900の拡散…すごいわサトシ」

ワタル「 フッ…」

サトシ「 ミニリュウ2体を破壊！」



カスミ「 あれ？破壊されてなくない？」

タケシ「 な、何故だ！？」

ケンジ「さては、 なんかズルしやがったな～」

ワタル「 フハハハ、これぞドラゴンポケモンの強さだ！」

サトシ「 なに！？」

ワタル「 ドラゴンタイプは炎草水電気属性の技カードによる攻撃を受けた時、その威力を半減させるのだ！」

サトシ「 な、なんだって！？」

ケンジ「 ドラゴンつえええ」

タケシ「 つまり、カメックスの攻撃の威力は1450になってしまったのか…！」

カスミ「 だから倒せなかったのね…」

サトシ「 そうだったのか…！でも、遠隔攻撃のおかげで反撃は食らわずカメックスは生き残ったぜ」

サトシ「 ターンエンドだ！」

ケンジ「 俺もドラゴンほしいわー」
　
ワタル「 フフフ、たかがミニリュウでそんなに驚かれては困る…、俺のターン、ドロー！」

ワタル「 貴様ら知っているか？このポケモンデュエルマスターズにおいて最強と言われるポケモンの名を…？」

サトシ「 な、なにぃ！？」

タケシ「 最強のポケモン…聞いたことがある。確かカイリューという名の、世界に3枚しかない伝説のレアカードがあると」

カスミ「 ま、まさか…」

ケンジ「 いや、ないないない、世界に3枚だぞ？」

ワタル「 ミニリュウ2体を生け贄に捧げ、俺はこのポケモンを召喚する！」

ワタル「 いでよカイリュー！」

カイリュー　攻撃力3000

サトシ「 か、カイリュー！？」

ワタル「 カイリュー、カメックスに攻撃だ！滅びの破壊光線！」

攻撃力3000vs攻撃力2900

カメックスは破壊された！

サトシHP3000→2900

サトシ「 ぐわあああ！！」

ワタル「 リバースカードを1枚伏せターン終了だ！」

タケシ「 まずいぞ！今サトシのフィールドにはカードが無い」

カスミ「 それに引き換えワタルの場には攻撃力3000のポケモンが…！」

ケンジ「 これは早いとこ降参した方がいいんじゃないか？」

サトシ「 まだだ！俺は諦めねぇ！ドロー！」

サトシ「 スバメを守備表示で召喚！」

スバメ　守備400

サトシ「 更に技カードかげぶんしん！」

かげぶんしん：守備表示の守備力500以下モンスターのみ使える。4匹の分身を作る。

サトシ「 ターンエンドだ！」

ワタル「 フフフ、ただの時間稼ぎじゃないか」

サトシ「 くっ…！」

ワタル「 俺のターン、ドロー！」

ワタル「 残念ながら俺のカイリューの前ではそんな時間稼ぎすら通用しない…」

ワタル「 技カード、りゅうせいぐんを発動！」

りゅうせいぐん：使用モンスターの攻撃力を2000ポイントあげ、攻撃を敵全体に拡散する。使用後、使用モンスターの攻撃力は半分になる。

タケシ「 強力すぎる！」

ケンジ「 やいやい、卑怯だぞ～！そんなカード」

ワタル「 この技カードの使用可能ポケモンは上級ドラゴンタイプのみ…」

ワタル「そして、 これまでに製造されたドラゴンタイプのカードはミニリュウ、ハクリュー、カイリューの3種のみ。その中で上級ドラゴンはカイリューただ一匹」

タケシ「 実質カイリュー専用の技カードということか…！」

ワタル「 その通り、ドラゴンは余りに強力な力を持つため、製造を制限されているのだ」

ワタル「 さあ、攻撃だ！りゅうせいぐん」

スバメ×5が破壊された！

カスミ「 またサトシのフィールドががら空きに…」

サトシ「 だが、これでカイリューの攻撃力は半分になったぜ！」

ワタル「 リバースカードオープン！しろいハーブ」

しろいハーブ：ポケモン一体の能力下降効果を打ち消す

ワタル「 これでカイリューの攻撃力は元通りだ」

タケシ「 隙がない…！」

ワタル「 更にコイキングを守備表示で出し、リバースカードをセット し終了だ」

コイキング　守100

サトシ「 くっ、どんなにピンチになっても俺は諦めないぜ！ドロー！」

サトシ「 …よし！いいカードを引いたぜ！」

サトシ「 メタモンを召喚！」

メタモン　攻撃力？
相手モンスターに変身する

サトシ「 カイリューに変身だ！」

メタモン　攻撃力3000

カスミ「 やるじゃんサトシ！」

タケシ「 メタモンはこれまで何度もサトシのピンチを救ったカードだ！」

ケンジ「 へー」

サトシ「 メタモンでカイリューに攻撃！」

タケシ「 相討ちを狙う気だ！」

ワタル「 フフフ、なる程いい判断だ」

ワタル「 俺の伏せカードがなければな！」

ワタル「 リバースカードオープン！バリアー！」

バリアー：使用モンスターを守備表示にし、守備力を800ポイント上げる

カイリュー　守備力2500＋800

サトシ「 しまった…！」

攻撃力3000vs守備力3300　　

サトシHP2900→2600

サトシ「 ぐぅわぁぁぁぁぁ！！」

カスミ「 サトシィーー！！」

サトシ「 効いたぜ…リバースカードを伏せ、ターンエンドだ」

ケンジ「 おいおい、やられてばっかじゃん」

ワタル「 俺のターン、カイリューを攻撃表示にし、技カードたつまきを発動！」

たつまき：攻撃力を600ポイント上げ攻撃する

ワタル「 やれ、カイリュー！メタモンを粉砕だ！」

ケンジ「 今度こそ、あかーん！」

サトシ「 へっ、かかったなリバースカードオープン！」

サトシ「 イベントカード、火傷！攻撃力を下げるぜ！」

火傷：攻撃してきたモンスターを火傷状態にし攻撃力を1000ポイント下げる

カイリュー攻撃力2600vsメタモン攻撃力3000

サトシ「 返り討ちだ！」

タケシ「 いいぞ！ワタルに伏せカードは無い、これは決まったぁ！」

ワタル「 フッ…」

メタモンが破壊された！

サトシHP2600→400

サトシ「 ぐぅわあああ！！！一てぇぇぇ！！！あああああ！！」

カスミ「 サトシーーー！！！」

タケシ「 何が起こった！？」

ケンジ「 サトシ弱っ、サトシ弱っ」

ワタル「 フハハハ、言ってなかったか！？」

ワタル「 ドラゴンは最強だが、弱点はある」

カスミ「 弱点…！」

ワタル「 ドラゴンの弱点、それは…ドラゴンだ！」

ワタル「 ドラゴンタイプにはドラゴンタイプの技カードによる攻撃が倍の威力となって効く！」

ワタル「 これがドラゴンタイプ唯一の弱点だ！フハハハ」

いちいちケンジがうざい

ケンジのキャラどうなってんだよ

サトシ「 ドラゴンタイプ唯一の弱点を…ドラゴン使いに活用されてしまったのか…！」

カスミ「 サトシ…」

タケシ「 まずいぞ…ドラゴンタイプの唯一の弱点がドラゴン技ということは…」

ケンジ「 サトシに勝ち目はねぇな」

ワタル「フフフ、今更気づいても遅いわ」

ワタル「 俺はターン終了だ！」

カスミ「 またサトシのフィールドはがら空き…」

タケシ「 だが大丈夫だ、サトシはこんなピンチを何度も乗り越えてきた！今回だって…」

サトシ「 もうダメだ…」

タケシ「 ！？」

ケンジ「 サトシあきらめたｗｗｗ」

サトシ「 こんなのもう逆転できないだろぉ…！」

サトシ「もう降…」

シゲル「バカヤロー、お前が勝負を諦めてんじゃねぇよ」

サトシ「 シ、シゲル！？」

タケシ「 どうしたんだサトシ！？」

サトシ「 シゲルの声が聞こえる」

ケンジ「 そうか」

ケンジ「 カスミ救急車読んで」

シゲル「俺の声は皆には聞こえないぞ」

シゲル「俺は今お前の心の中に宿っている」

サトシ「 何言って…？」

シゲル「ちょっと変われ」

サトシ「 え！？」

ドクンッ

シゲル「 へー、これがサトシの身体かぁー、軽いなぁ」

タケシ「 ！？」

サトシ「 おい！」

シゲル「今のお前じゃいいカードは引けない、俺が変わりに戦ってやるドロー！」

シゲル「いいカードを引いたぜ！」

シゲル「アイテムカード、ゴールドスプレーを発動！」

ゴールドスプレー：３ターンの間お互いに戦闘を行えない

ワタル「 ちっ、そんなカードを持っていやがったか」

ケンジ「 ふん、また時間稼ぎか」

シゲル「そしてプリンを守備表示で召喚」

プリン　守備力1600

シゲル「ターンエンドだ！」

ワタル「 俺のターン、ドロー」

ワタル「 コイキングを生け贄にプテラを召喚」

プテラ　攻撃力2100

ワタル「 ターン終了」

ワタル「 フフフ、３ターンなぞあっという間だぞ」

シゲル「俺のターン、ドロー！」

シゲル「おっ、手札増強カードじゃん」

シゲル「イベントカード、マサキの施しを発動！」 　

マサキの施し
3枚引いて2枚捨てる

シゲル「 3枚引いてと…、おっこのカードは！」

サトシ「 ああ、お前のデッキにあったカードだ、使い方分からないんだよなぁそれ…」

シゲル「そうか…まあ無理は無いわな」

サトシ「 教えてくれよ、使い方」

シゲル「ばーか、戦いを放棄してる奴に教えて何になるんだよ」

サトシ「 うっ…！」

シゲル「そして2枚捨てるっと」

サトシ「 ああ、なんで俺の切り札捨てちまうんだよ！」

ケンジうざすぎワロタ

シゲル「そしてこのカードを発動するぜ、技カードものまね」

ものまね：相手の墓地の技カードを1枚盗む

シゲル「これで俺はワタルのりゅうせいぐんを貰う！」

サトシ「 あ、バカ！それは使えな…」

シゲル「だから馬鹿はお前だ。お前やっぱり負けを諦めてねぇじゃねぇか」

サトシ「 …！」

シゲル「そろそろ交代すっか」

サトシ「 シゲル…ありがとう」

タケシ「 サトシの奴だいぶ錯乱してるようだ…」

ケンジ「 おい、カスミ、救急車呼べって言ったろ」

サトシ「 みんな、もう心配いらないぜ！」

カスミ「 サトシ！」

サトシ「 げんきのかたまり…そうか、グリーンの奴これを引いてたのか」

げんきのかたまり：自分の墓地のポケモン一体を特殊召喚する

サトシ「 これでメタモンを復活させれば…」

ワタル「 フフフ、やらかしたようだな」

サトシ「 なに！？」

ワタル「 りゅうせいぐんを奪ったということは、俺のカイリューを奪うかコピーするかと言ったところだろう。貴様がカイリューを持っている訳ないしな」

サトシ「 うっ！」

ワタル「 だがそれは失敗だったな」

ワタル「 りゅうせいぐんは他人のカイリューやコピーでは発動できん」

サトシ「 なんだって！？」

ワタル「 りゅうせいぐんはカードとデュエリストとの間に本物の絆が無ければ使うことの出来ない究極技」

ワタル「 貴様が発動するのは100パーセント不可能だ！」

タケシ「 そんなぁ…」

ケンジ「 ハッハッハ」

サトシ「 なんだって！？おいシゲル！駄目じゃないか」

シゲル「…」

サトシ「 くそっ、ターンエンドだ」

ワタル「 フハハハ、俺のターン」

ワタル「 ミニリュウを召喚、更にカイリューに竜の牙を装備」

ワタル「 ターン終了」

サトシ「 俺のターン、ドロー」

サトシ「 くそっ、せっかくのチャンスも生かせないのか…」

サトシ「 いや、諦めるわけにはいかない！さっきシゲルに言われたばかりだ」

シゲル「サトシ…、最後にお前に一つヒントをやるよ」

サトシ「 ！？」

シゲル「見えるんだけど見えないもの」

サトシ「 え…？」

サトシ「 見えるんだけど見えないもの…？」

サトシ「 なんなんだ…？」

サトシ「… 待てよ、ヒントをくれるってことはシゲルは何か策を思いついてるんだ」

サトシ「シゲルの行動を思い出してみよう…」


サトシ「 …」

サトシ「 …そうか！」

ワタル「 おい、早くしてくれないか、こっちは眠いんだ」

ケンジ「 そーだそーだ、もう何時だと思ってんだ」

サトシ「 ああ、ごめん。でももう大丈夫だ」

ワタル「 降参する決心が着いたか」

サトシ「 アイテムカードげんきのかたまりを発動！」

ケンジうっぜぇｗｗｗ

サトシ「 リザードンを特殊召喚！」

リザードン　攻撃力2500

タケシ「 サトシの切り札だ！」

カスミ「 でもなんで墓地に？」

サトシ「 シゲルが捨てたんだ」

サトシ「 シゲルが俺の切り札を捨てたのには何か理由があったはずだ！」

サトシ「捨てた理由は元気のかたまりで復活させるため」

サトシ「 そしてもう一つ気になったのが、このカード」

サトシ「 俺が使い方の分からなかったカードだ」

サトシ「 このカードを捨てずに残したということは、このカードは使えるということだ」

サトシ「 そして奪ったりゅうせいぐん、シゲル程の男がこのカードの発動条件を知らない訳がない」

ワタル「 な、何を言ってるんだこいつは…！」

サトシ「 いくぜ、アイテムカードを発動！」

サトシ「 メガストーン！」

メガストーン：特定のポケモンのみ使える

タケシ「 なんだあのカードは？」

サトシ「 リザードンのすがたが変わった！？」

メガリザードンＸ　攻撃力2800

ワタル「 ふ、フッ…、姿が変わって攻撃力がちょっと上がったからなんだと言うのだ」

サトシ「 これは…」

サトシ「 …いける！」

ワタル「 ！？」

サトシ「 リザードンにりゅうせいぐんを発動！」

ワタル「 バカな！？それが使えるのはカイリューだけだ…！！」

サトシ「 違う…確かに今まで製造されたドラゴンタイプは3種類だけかもしれないが…」

サトシ「 進化したポケモンなら話は別だ！メガリザードンは見えるけど、メガリザードンのカードは見えない…つまり製造されていないんだ！」

ワタル「 な、なんだと…！？」

サトシ「 いけええええ！メガリザードン、りゅうせいぐうううん！」

ワタル「 あああああ…」

メガリザードンＸ攻撃力9600vsカイリュー攻撃力3500

カイリュー、プテラ、ミニリュウが破壊された！　

ワタルHP4000→0

ワタル「 ｷﾞｨｨｨﾔｱｱｱｱ！！！」

サトシ「 ふう…」

サトシ「 勝ったぜ！」

シゲル「ふっ、これで俺も成仏できるな…」 　

タケシ「 さすがサトシだ」

カスミ「 おめでとー！」

ワタル「 く、くそ。覚えてろ」

タケシ「 あ、逃げた」

サトシ「 あれ、ところでケンジは？」

タケシ「 そういや見ないな」

ケンジ「 たすけてくれー！」

サトシ「 ！？」

ロケット団員「 この男は預かった、返して欲しければシルフカンパニーへ来い」

ロケット団員 「 さらば」

タケシ「 あっ待て！」

サトシ「 ロケット団…シルフカンパニー…」

サトシ「 …」

サトシ「 ケンジだし、いっか」

タケシ＆カスミ 「 うん」

完

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