1:2018/06/20(水) 23:09:53.696
女の子「俺くーんテスト何点だった?」ニコニコ
俺「……」
女の子「俺君?」
俺「……見せたくない」
女の子「フフッ、化学苦手なのかな?」クスッ
女の子「ほらっ、私も苦手なんだぁ、実は。エヘヘ」サッ
俺「……ふーん」
キーンコーンカーンコーン
俺「……」ガタッ
女の子「あっ、私が見せたんだから俺君のも見せてよお!」
俺「……」
女の子「俺君?」
俺「……見せたくない」
女の子「フフッ、化学苦手なのかな?」クスッ
女の子「ほらっ、私も苦手なんだぁ、実は。エヘヘ」サッ
俺「……ふーん」
キーンコーンカーンコーン
俺「……」ガタッ
女の子「あっ、私が見せたんだから俺君のも見せてよお!」
5:2018/06/20(水) 23:20:29.338
俺「……」カッカッ
女の子「テスト勉強?」ヒョイ
俺「……」コクッ
女の子「俺君教室でやるんだぁ、図書室の専用スペースでやってる子も多いけど」ニコニコ
女の子「私も、友達とそっちでやってるし」ニコニコ
俺「……」
女の子「でも教室いいなぁ、なんだか落ち着くなぁ。図書室って、みんな結構不真面目でね」クスッ
女の子「私もこっちでやろうかな! 準備持ってくるね!」
―五分後―
女の子「い、いない……」
女の子「テスト勉強?」ヒョイ
俺「……」コクッ
女の子「俺君教室でやるんだぁ、図書室の専用スペースでやってる子も多いけど」ニコニコ
女の子「私も、友達とそっちでやってるし」ニコニコ
俺「……」
女の子「でも教室いいなぁ、なんだか落ち着くなぁ。図書室って、みんな結構不真面目でね」クスッ
女の子「私もこっちでやろうかな! 準備持ってくるね!」
―五分後―
女の子「い、いない……」
6:2018/06/20(水) 23:21:02.805 ID:cVDRX52V0.net
いいぞ
8:2018/06/20(水) 23:22:19.789 ID:/q15GGARd.net
リアリティーあるな
13:2018/06/20(水) 23:31:36.080
読書俺「……」パラ、パラ
男子生徒「おい、お前」
俺「……?」
男子生徒「お前、最近よく女さんにまとわりついてるよなぁ?」
男子生徒「女さんの事、好きなのか?」
俺「…………」
男子生徒「あのな、はっきり言ってやるキモオタ。お前に女さんは不釣り合いだ、お前、男として見られてないからな?」
男子生徒「女さんはあの容姿にあの性格だ、はっきりモテてる。一年の頃も、わかってるだけで五回告白されて全部断ってる、高嶺の花なんだよ」
読書俺「…………」パラ、パラ
男子生徒「は? お前、俺のこと馬鹿にしてる?」イラ
女の子「どうしたの? 俺君、男君? 二人が話してるなんて、なんだか珍しいね!」ニコニコ
男子生徒「お、お、女さん! いいいいや、実は、俺の奴が読んでた本がさ、好きな本だったからちょっと気になって……」
女の子「へー! 男君も、三島由紀夫読むんだぁ! 私も一回トライしてみたんだけど、難しくて、一番有名な金閣寺しか読んでないなぁー」ニコニコ
男子生徒「???」
男子生徒「おい、お前」
俺「……?」
男子生徒「お前、最近よく女さんにまとわりついてるよなぁ?」
男子生徒「女さんの事、好きなのか?」
俺「…………」
男子生徒「あのな、はっきり言ってやるキモオタ。お前に女さんは不釣り合いだ、お前、男として見られてないからな?」
男子生徒「女さんはあの容姿にあの性格だ、はっきりモテてる。一年の頃も、わかってるだけで五回告白されて全部断ってる、高嶺の花なんだよ」
読書俺「…………」パラ、パラ
男子生徒「は? お前、俺のこと馬鹿にしてる?」イラ
女の子「どうしたの? 俺君、男君? 二人が話してるなんて、なんだか珍しいね!」ニコニコ
男子生徒「お、お、女さん! いいいいや、実は、俺の奴が読んでた本がさ、好きな本だったからちょっと気になって……」
女の子「へー! 男君も、三島由紀夫読むんだぁ! 私も一回トライしてみたんだけど、難しくて、一番有名な金閣寺しか読んでないなぁー」ニコニコ
男子生徒「???」
14:2018/06/20(水) 23:33:16.557 ID:/q15GGARd.net
三島由紀夫www
17:2018/06/20(水) 23:36:21.638 ID:cVDRX52V0.net
感動
19:2018/06/20(水) 23:41:51.188
女の子「今日、陸上部、練習ないんだぁー」ニコニコ
女の子「俺君、一緒に帰らない?」ニコニコ
俺「……家の場所」ボソッ
女の子「方向同じでしょ? 池の近く辺りまでは、同じだよねー?」ニコニコ
俺「…………」
俺「……反対方向の本屋行くから」
女の子「あ、あー、そ、そっかぁー……じゃあダメだなー」
女の子「ま、また、テスト前の早帰りの日とか、誘っていいかな?」ニコニコ
俺「…………」タッタッ
女の子「…………」
女の子「俺君、一緒に帰らない?」ニコニコ
俺「……家の場所」ボソッ
女の子「方向同じでしょ? 池の近く辺りまでは、同じだよねー?」ニコニコ
俺「…………」
俺「……反対方向の本屋行くから」
女の子「あ、あー、そ、そっかぁー……じゃあダメだなー」
女の子「ま、また、テスト前の早帰りの日とか、誘っていいかな?」ニコニコ
俺「…………」タッタッ
女の子「…………」
21:2018/06/20(水) 23:45:06.549
女の子「今日、陸上部、練習ないんだぁー」ニコニコ
女の子「俺君、一緒に帰らない?」ニコニコ
俺「……家の場所」ボソッ
女の子「方向同じでしょ? 池の近く辺りまでは、同じだよねー?」ニコニコ
俺「…………」
俺「……反対方向の本屋行くから」
女の子「あ、あー、そ、そっかぁー……じゃあダメだなー」
女の子「ま、また、テスト前の早帰りの日とか、誘っていいかな?」ニコニコ
俺「…………」タッタッ
女の子「…………」
女の子「俺君、一緒に帰らない?」ニコニコ
俺「……家の場所」ボソッ
女の子「方向同じでしょ? 池の近く辺りまでは、同じだよねー?」ニコニコ
俺「…………」
俺「……反対方向の本屋行くから」
女の子「あ、あー、そ、そっかぁー……じゃあダメだなー」
女の子「ま、また、テスト前の早帰りの日とか、誘っていいかな?」ニコニコ
俺「…………」タッタッ
女の子「…………」
22:2018/06/20(水) 23:50:03.834
―放課後―
俺「…………」サッサッ
女の子「あれ、俺君一人? 担当、三人はいるはずだよね?」ニコニコ
俺「……」
女の子「……男子生徒君達に、押し付けられたんだ」
俺「……」
女の子「じゃあ次から私が、手伝ってあげるね!」グッ
俺「……いい、悪い」
女の子「いいって、いいって、私、俺君と話してるの、すっごく好きだし」ニコニコ
女の子「…………」
女の子「誰も今、いないね」
女の子「あ、あのさ、俺君、全然変な意味じゃないんだけど……」
女の子「わ、私の事って、その……どう、思ってるかな?」
俺「…………」サッサッ
女の子「あれ、俺君一人? 担当、三人はいるはずだよね?」ニコニコ
俺「……」
女の子「……男子生徒君達に、押し付けられたんだ」
俺「……」
女の子「じゃあ次から私が、手伝ってあげるね!」グッ
俺「……いい、悪い」
女の子「いいって、いいって、私、俺君と話してるの、すっごく好きだし」ニコニコ
女の子「…………」
女の子「誰も今、いないね」
女の子「あ、あのさ、俺君、全然変な意味じゃないんだけど……」
女の子「わ、私の事って、その……どう、思ってるかな?」
23:2018/06/20(水) 23:56:05.263 ID:aPe/219e0.net
ふむ…続けたまえ…
25:2018/06/20(水) 23:59:03.932
俺「……」
女の子「邪魔だったり……する、かな?」
俺「…………」
俺「……」フルフル
女の子「よ、よかったぁ……」ホッ
女の子「え、えっと、他には何か……い、言い辛かったらいいんだけど」
女の子「私のこと、な、なんとも思ってないのかな?」
廊下の方を確認する俺「……」チラッ
女の子「!」
俺「女さんは」
女の子「…………」ワクワク
俺「凄く、卑屈な子だと思ってるよ」
女の子「は?」
女の子「邪魔だったり……する、かな?」
俺「…………」
俺「……」フルフル
女の子「よ、よかったぁ……」ホッ
女の子「え、えっと、他には何か……い、言い辛かったらいいんだけど」
女の子「私のこと、な、なんとも思ってないのかな?」
廊下の方を確認する俺「……」チラッ
女の子「!」
俺「女さんは」
女の子「…………」ワクワク
俺「凄く、卑屈な子だと思ってるよ」
女の子「は?」
26:2018/06/20(水) 23:59:48.313 ID:yk3Tn7qa0.net
流れ変わったな
31:2018/06/21(木) 00:10:44.539 ID:rE44rsG90.net
女の子「意味がわからないかな……」
女の子「どうして、そんな失礼なこと、平気で言えるの?」
俺「別に俺はいいんだけど、そろそろ言っておいてあげた方がいいかなって」
俺「誰も言ってあげなかったみたいだから」
女の子(お、俺君が、普通に喋った!?)ドキッ
女の子「俺君に話し掛けたから、私が卑屈ってことになるのかな? どうして?」
女の子「私が俺君なんかに話しかけたからってこと?」
女の子「その考え方は、俺君が卑屈なんじゃないのかな!」バンッ
俺「……」
女の子「あ、あはっ、言い過ぎちゃったかな」
女の子「ごめんね、でも、俺君が先に、訳の分からないこと言うから……」
俺「…………」
女の子「……どうしてそんな、憐れむような目で私を見るのかな?」
女の子「どうして、そんな失礼なこと、平気で言えるの?」
俺「別に俺はいいんだけど、そろそろ言っておいてあげた方がいいかなって」
俺「誰も言ってあげなかったみたいだから」
女の子(お、俺君が、普通に喋った!?)ドキッ
女の子「俺君に話し掛けたから、私が卑屈ってことになるのかな? どうして?」
女の子「私が俺君なんかに話しかけたからってこと?」
女の子「その考え方は、俺君が卑屈なんじゃないのかな!」バンッ
俺「……」
女の子「あ、あはっ、言い過ぎちゃったかな」
女の子「ごめんね、でも、俺君が先に、訳の分からないこと言うから……」
俺「…………」
女の子「……どうしてそんな、憐れむような目で私を見るのかな?」
38:2018/06/21(木) 00:29:28.031 ID:rE44rsG90.net
俺「女さんの思惑通り、俺も全く気にしてなかったわけじゃないよ」
女の子「……」
俺「だから、男子生徒の奴に頼んで、訊いてみたんだよ、女さんに告白した人の話」
俺「で、その内の二人と話してみたよ。二人共、自分に気があると思ってたって言っていたよ」
女の子「……私、八方美人って他の女子から言われることもあるから」
女の子「……それで勘違いさせちゃったのかなあ」
俺「させたんだろ」
俺「ちょっと過剰すぎるよ、いっそ病的なくらい」
女の子「……」
女の子「……」
俺「だから、男子生徒の奴に頼んで、訊いてみたんだよ、女さんに告白した人の話」
俺「で、その内の二人と話してみたよ。二人共、自分に気があると思ってたって言っていたよ」
女の子「……私、八方美人って他の女子から言われることもあるから」
女の子「……それで勘違いさせちゃったのかなあ」
俺「させたんだろ」
俺「ちょっと過剰すぎるよ、いっそ病的なくらい」
女の子「……」
42:2018/06/21(木) 00:39:23.493 ID:rE44rsG90.net
俺「わかるよ」
俺「自分の事で相手が傷ついていて、それでいて自分に非がなかったら、自分に価値がある様に思えたんだよね」
俺「勝手に勘違いしただけだから、自分に非はないもんね」
女の子「……もしも、そうだとして、それ、何か悪いの?」
俺「好意の返報性は知っているかな? 安定したラポールを築くためのメカニズムだよ」
俺「この性質は、集団の構築、生殖において大きく有利に働く。昔の学者が、まともな脳機能を持ってる生物の大半がこの性質を持っていることを実証してるよ」
俺「残念なことに彼の研究は現代科学では曖昧で無意味な統計とされているし、面倒だからわざわざ再検証している人もいないけれどね」
女の子「……何が、いいたいの?」
俺「普通の人はさ、大昔の言語も曖昧だった頃から一貫して、みんな信頼に信頼で返して、正常に回っている」
俺「信頼し合って、愛し合って、互いの価値を認め合い、肯定し合ってる」
俺「なのに女さんは、人を傷つけることでしか、自分の価値を認められない」
俺「だから、卑屈だって言ったんだよ」
俺「自分の事で相手が傷ついていて、それでいて自分に非がなかったら、自分に価値がある様に思えたんだよね」
俺「勝手に勘違いしただけだから、自分に非はないもんね」
女の子「……もしも、そうだとして、それ、何か悪いの?」
俺「好意の返報性は知っているかな? 安定したラポールを築くためのメカニズムだよ」
俺「この性質は、集団の構築、生殖において大きく有利に働く。昔の学者が、まともな脳機能を持ってる生物の大半がこの性質を持っていることを実証してるよ」
俺「残念なことに彼の研究は現代科学では曖昧で無意味な統計とされているし、面倒だからわざわざ再検証している人もいないけれどね」
女の子「……何が、いいたいの?」
俺「普通の人はさ、大昔の言語も曖昧だった頃から一貫して、みんな信頼に信頼で返して、正常に回っている」
俺「信頼し合って、愛し合って、互いの価値を認め合い、肯定し合ってる」
俺「なのに女さんは、人を傷つけることでしか、自分の価値を認められない」
俺「だから、卑屈だって言ったんだよ」
43:2018/06/21(木) 00:42:03.606 ID:YDWxRXe40.net
なるほど分からん
48:2018/06/21(木) 00:50:49.762 ID:rE44rsG90.net
俺「女さんに何があって卑屈に構えてるのかは知らないし」
俺「別に趣味なら、他の子に続ければいいと思うよ。別に邪魔はしないし」
俺「でも健全な人は、自己肯定のために他の人巻き添えにしたりはしないから、それだけは覚えておいて」
女の子「…………」
俺「……もう、箒は片付けようか」ガサガサ
女の子「……ざ、けんなよ」
俺「……?」
女の子「ふざ、けんなぁっ!」ゴォン
ガシャアアン
俺「……」
俺(後頭部温かい。やば、これ、血出てるや)
女の子「そ、それ、お前だろうが! 散々人の事無視して、馬鹿にしやがって!」
女の子「よくも人の心を見て来たようにズケズケと言えると思ったよ! お前が、そうなんだろうが!」
女の子「よっぽどシャイなのかなと思ってたけど、やっとわかった!」
女の子「お前、最初から無視して、困惑するこっちの反応見て、私の事、笑ってやがったんだな!」
女の子「こっ、こ、頃してやる!」
俺「別に趣味なら、他の子に続ければいいと思うよ。別に邪魔はしないし」
俺「でも健全な人は、自己肯定のために他の人巻き添えにしたりはしないから、それだけは覚えておいて」
女の子「…………」
俺「……もう、箒は片付けようか」ガサガサ
女の子「……ざ、けんなよ」
俺「……?」
女の子「ふざ、けんなぁっ!」ゴォン
ガシャアアン
俺「……」
俺(後頭部温かい。やば、これ、血出てるや)
女の子「そ、それ、お前だろうが! 散々人の事無視して、馬鹿にしやがって!」
女の子「よくも人の心を見て来たようにズケズケと言えると思ったよ! お前が、そうなんだろうが!」
女の子「よっぽどシャイなのかなと思ってたけど、やっとわかった!」
女の子「お前、最初から無視して、困惑するこっちの反応見て、私の事、笑ってやがったんだな!」
女の子「こっ、こ、頃してやる!」
53:2018/06/21(木) 00:55:15.131 ID:I+FilO0y0.net
急展開
55:2018/06/21(木) 01:03:15.612 ID:S4sEXLwCa.net
後頭部に一発もらうってずっと相手に背を向けて話してたんか
56:2018/06/21(木) 01:12:16.616 ID:rE44rsG90.net
女の子「大口叩いて偉そうに理屈並べて!」
女の子「アンタが一番、そうなんだろうが!」
女の子「いつもわざとらしく、露骨に無関心装いやがって!」
女の子「アンタは傷つけたつもりはない、興味なかったけど、僕の方が価値のある人間だからこれは仕方ないことなんです、とでも言うつもり!?」
女の子「何が違うっていうのよ!」ゴスッ
俺「…………」グググ
女の子(う、受けられた……)
俺「……そりゃ、俺は卑屈だからね」
俺「顔だってよくないし、運動もできない。性格だって暗くてひねくれてて、趣味だって誰とも合わない。後になって拒絶されるが怖いから、こっちから先に切って、いつも俺なんかに許される範囲内で、周囲を傷つけては自分を慰めてるよ」
女の子「み、認めたな! アンタだって、私と同じじゃない!」
俺「同じじゃダメなんだよ。女さんは美人で運動もできるし、友達も多いし、頭だっていい」
俺「そんな卑屈になって、周囲を、自分を傷つけるような真似は、しなくてもいいんだよ」
女「…………」
俺「この箒は、もう直しておくね」ガタンッ
俺「もう今日は帰りな。俺は、階段で転んだから、保健室に言って来るよ」
女「あ……」
女の子「アンタが一番、そうなんだろうが!」
女の子「いつもわざとらしく、露骨に無関心装いやがって!」
女の子「アンタは傷つけたつもりはない、興味なかったけど、僕の方が価値のある人間だからこれは仕方ないことなんです、とでも言うつもり!?」
女の子「何が違うっていうのよ!」ゴスッ
俺「…………」グググ
女の子(う、受けられた……)
俺「……そりゃ、俺は卑屈だからね」
俺「顔だってよくないし、運動もできない。性格だって暗くてひねくれてて、趣味だって誰とも合わない。後になって拒絶されるが怖いから、こっちから先に切って、いつも俺なんかに許される範囲内で、周囲を傷つけては自分を慰めてるよ」
女の子「み、認めたな! アンタだって、私と同じじゃない!」
俺「同じじゃダメなんだよ。女さんは美人で運動もできるし、友達も多いし、頭だっていい」
俺「そんな卑屈になって、周囲を、自分を傷つけるような真似は、しなくてもいいんだよ」
女「…………」
俺「この箒は、もう直しておくね」ガタンッ
俺「もう今日は帰りな。俺は、階段で転んだから、保健室に言って来るよ」
女「あ……」
58:2018/06/21(木) 01:15:13.233 ID:P9Euu+hs0.net
やだ、かっこいい・・・
63:2018/06/21(木) 01:30:14.495 ID:rE44rsG90.net
―翌日―
キーンコーンカーンコーン
女友「女ー、食堂いこー」ヘラヘラ
女の子「ごめん、今日からちょっと……えへへへ」
女友「え、あ……は? え、彼氏……モゴォ!」
女友2「そっかー! じゃ、私達は食堂行くから!」ガバッ
女友「モゴッ、オゴッ! モウグォーーー!」
女友2「ば、馬鹿! 大声で女に彼氏できたなんて言ったら、教室中大パニックよ!」コソコソ
女友2「女ー……後で、詳しく聞かせてもらうから」ニコニコ
女の子「そ、そんなんじゃ、ないっていうか、その……」
女友2「じゃっ!」ダッ
女友「ンゴォォォオオオオオ!」ジタバタ
俺「……」モグモグ
女の子「俺君、一緒に食べよ?」ニコッ
クラスメイト達「「「……!?」」」
キーンコーンカーンコーン
女友「女ー、食堂いこー」ヘラヘラ
女の子「ごめん、今日からちょっと……えへへへ」
女友「え、あ……は? え、彼氏……モゴォ!」
女友2「そっかー! じゃ、私達は食堂行くから!」ガバッ
女友「モゴッ、オゴッ! モウグォーーー!」
女友2「ば、馬鹿! 大声で女に彼氏できたなんて言ったら、教室中大パニックよ!」コソコソ
女友2「女ー……後で、詳しく聞かせてもらうから」ニコニコ
女の子「そ、そんなんじゃ、ないっていうか、その……」
女友2「じゃっ!」ダッ
女友「ンゴォォォオオオオオ!」ジタバタ
俺「……」モグモグ
女の子「俺君、一緒に食べよ?」ニコッ
クラスメイト達「「「……!?」」」
71:2018/06/21(木) 01:54:20.391 ID:rE44rsG90.net
女の子「……昨日、怪我させちゃって、ごめんね」ストッ
女の子「でも……その、上手く言えないけど、俺君にも……私が、いる、から、その……卑屈にならなくても、いいから……」ボソボソ
俺「…………」
女の子(あ、このわざとらしい無関心顔、逃げる気だ)
女の子「足ッ!」バシッ
俺「つっ!?」ドサッ
女の子「フフフ」ニコニコ
クラスメイト(今、足踏まなかったか?)ボソボソ
クラスメイト(い、いや、そんな……)ボソボソ
女の子「逃がさないから」
俺「…………」
女の子「……確かに私も相当だったのかもしれないけど、俺君の方が遥かに重症そうね」
女の子「……いいよ、俺君が、アンタが、自分の事ちょっとでもマシだって思えるようになるまで、私、横で待っててあげるから」
《完》
女の子「でも……その、上手く言えないけど、俺君にも……私が、いる、から、その……卑屈にならなくても、いいから……」ボソボソ
俺「…………」
女の子(あ、このわざとらしい無関心顔、逃げる気だ)
女の子「足ッ!」バシッ
俺「つっ!?」ドサッ
女の子「フフフ」ニコニコ
クラスメイト(今、足踏まなかったか?)ボソボソ
クラスメイト(い、いや、そんな……)ボソボソ
女の子「逃がさないから」
俺「…………」
女の子「……確かに私も相当だったのかもしれないけど、俺君の方が遥かに重症そうね」
女の子「……いいよ、俺君が、アンタが、自分の事ちょっとでもマシだって思えるようになるまで、私、横で待っててあげるから」
《完》
72:2018/06/21(木) 01:54:59.957 ID:/960qms60.net
乙
75:2018/06/21(木) 01:59:25.868 ID:P9Euu+hs0.net
乙
良かったです
良かったです
74:2018/06/21(木) 01:56:26.309 ID:YDWxRXe40.net
乙
67:2018/06/21(木) 01:36:33.353 ID:Tz5lisADa.net
こういう承認欲求おばけみたいな女の子実際に存在するからすごい
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります