1: 2013/02/17(日) 06:14:08.31
サトシ「俺は一体……何してたんだっけ」

気が付くとサトシは薄暗い3~4mの部屋の中にいた。
少し頭が痛いが内部からの痛みではない、どこかで頭をぶつけたらしい、

サトシ「この空間見覚えがあるような気がするな」

自分が閉じ込められた原因が頭の痛みと関係あるのかわからないが、
サトシはあたりを探ってみる事にした。

サトシ「な、なんだ?!」

サトシが近くの壁を触ると同時に壁が開き、強烈な光が飛び込んできた。

サトシ「うっ…………あれ?また部屋?」

少し光に目が慣れたサトシが薄目で前を見ると、そこには一人の女性が立っていた。

「サトシさん、ごきげんよう」

2: 2013/02/17(日) 06:14:54.58 ID:runwCBqeP
サトシ「え、エリカさん?!」

その女性はジムリーダーのエリカだった。

エリカ「ようやくお目覚めですわね」

エリカは漆で塗られたようなツヤツヤとした椅子に座り、這いつくばっているサトシを見下ろしていた。
動揺した様子も無く、薄く微笑んでいた。

サトシ「おれ……」

エリカ「思い出しましたか?」

サトシ「思い……あっ!」

エリカ「そうです、サトシさんは負けたんですよ」

5: 2013/02/17(日) 06:17:22.69 ID:runwCBqeP
サトシはほんの数十分前、エリカとポケモンバトルをし、敗北していた。

サトシ「負けたのか……でもさっきの空間は?」

エリカ「あれは私のモンスターボールですよ」

サトシ「モンスターボール?俺その中にいたんですか?!」

エリカ「ええ」

エリカはフフッと笑った。

サトシ「ええって……エリカさん?」

サトシは重い足を持ち上げ、エリカに近づいた。

エリカ「おすわり」

サトシ「えっ?!」

自分の意思で立ち上がったはずのサトシはエリカの一声で、
綺麗に正座させられた。

エリカ「勝手に近づいちゃ駄目ですよサトシさん、
     あなたは私のポケモンになったんですから」

8: 2013/02/17(日) 06:22:15.16 ID:runwCBqeP
サトシ「ポケモン?!モンスターボールじゃ人間は捕まえられないはずじゃあ……」

エリカ「普通はそうだと思います、でもポケモンバトル敗戦で弱った心に眠り粉をかければあら不思議。
     簡単に捕まえられましたわ♪」

エリカはとても楽しそうに言った。

サトシ「あのー、エリカさん?何でおれを捕まえたんですか?
     方法はともかく理由が……」

エリカ「だってサトシくん可愛いから……」

エリカは頬を桜色に染めて呟いた。

サトシ「か、可愛い?!俺のどこがですかぁ?」

サトシは喋りながらもう一度立ち上がってみた。

立てる、どうやら完全に自由を奪われた訳ではないらしい。
真意を聞き出す為強い足取りでもう一度エリカへと近づいた。

11: 2013/02/17(日) 06:28:33.51 ID:runwCBqeP
エリカ「おすわりっていったでしょ?サトシくん」

サトシ「は、はい……」

サトシは親に叱られた子供のように肩を丸くして、また正座の姿勢に戻った。

エリカ「まだご主人様が誰かわかっていないのね……。
     サトシくん、ハイハイで私の足元へ来なさい」

サトシは言われた通りハイハイでエリカの足元へ向かった。

エリカ「よくできました、サトシくん偉い♪」

エリカはサトシの頭を優しく撫で、満面の笑顔を見せた。

13: 2013/02/17(日) 06:35:43.64 ID:BUlbB2vP0
サトシ代われ

16: 2013/02/17(日) 06:45:14.18 ID:runwCBqeP
サトシ「えへへ♪……じゃなくて、どういう事なんですか?!」

思わずサトシも笑顔になったが、すぐに我に返り、エリカへ質問した。

エリカ「まだ言う事聞かないの?う~ん、言う事聞かないサトシくんも可愛いんだけど、
     主従関係はちゃんとわからせないといけないわ」

エリカは着物の裾をゆっくりと上にずらし、雪のように白い肌を露わにした。
そして足をサトシの前へと突き出した。

エリカ「足袋、脱がせてくれる?サトシくん」

サトシ「わ、わかりました……」

サトシはぎこちない手つきでエリカの足袋に指をかけた。
靴下とは違うその感触に戸惑い、もたついた。

エリカ「ふふふ……」

エリカは、自分より年下の少年に足袋を脱がせているという背徳的な光景に、
背筋から昇ってくるでんじはの様な快感を感じていた。

エリカ「よくできました……♥」

18: 2013/02/17(日) 07:00:34.08 ID:runwCBqeP
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「……トシさん、サトシさん」

サトシ「ん?」

エリカ「お目覚めですか?サトシさん」

サトシ「ここは……」

目を覚ましたサトシが辺りを見回すと、高価そうな壷や掛け軸が目に入った。
和室すぎるほどの和室だった。

サトシ「エリカさん?俺変な夢見て……」

エリカ「きっと疲れがでたんですわね……大丈夫ですか?」

どうやらここはジムリーダーエリカの家の一室のようだ。

20: 2013/02/17(日) 07:05:41.63 ID:runwCBqeP
サトシ「大丈夫です。あいたたた……なんか太ももが痛い」

エリカ「大丈夫ですか?きっと慣れない正座をして痛めたのね」

サトシ「正座?俺ってエリカさんとバトルして……」

布団から起き上がろうとするサトシだったが、エリカに額を抑えられ、
再び頭を枕へと戻された。

エリカ「無理しちゃ駄目ですよ……寝ていれば治りますから
     ゆっくり、ゆっくり治していきましょうね。サトシさん……♪」


                                        ~END~

21: 2013/02/17(日) 07:18:19.98 ID:acOwJxwu0
一番いい所を飛ばすとかふざけんなよ…

23: 2013/02/17(日) 07:58:38.66 ID:79rRGxS30
相手がサカキなら危なかった

引用元: サトシ「っつ…………ここはどこだ?」