(´・ω・`)「うん、『オリオン座』のこと教えてよ」
彡(゚)(゚)「なんやねん急に。オリオン座の何が知りたいんや」
(´‐ω‐)「何がと言われても・・・まぁ全般的にいろいろと」
彡;(゚)(゚)「全部なんて無理やで。前にも”何が分からないのかハッキリさせろ”って言ったやろ?」
(´・ω・)「言ってたっけ?」
| |
| ∥ (゚)(゚)ミ -_もう忘れたんか!腐れ原住民が!
| ∥ グチャァァッ!! つ ミ ─_____ ___
| 从ノ (ミ_(⌒\ ヽ _ ___
( (≡ ̄ ̄ ̄ ̄三\ ⌒ノ ノ)
|(つWつ  ̄ ̄\ ⌒彡) ノ =_
| \つ-つ \,__,ノ ノ
| | ) / / ≡=
| | / ノ ____
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
| ''''""'''"'''"""''"""'''''"'"''''""''"''''"""''"''"''"'''"'''''''"""''"
(#´・ω●`)「思い出しました」
彡(゚)(゚)「ほな蹴りは済んだから本題に入ろか」
(#´・ω●`)「理不尽だね」
~ 彡(゚)(゚) と (´・ω・`) で学ぶ『オリオン座』 ~
同作者による作品です
彡(゚)(゚)「・・・ブラックホール?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・太陽系?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・ニュー・ホライズンズ?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・太陽系外惑星?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・宇宙エレベーター?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・オリオン座?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・アンドロメダ銀河?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・月?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・天動説?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・重力波?」
彡(゚)(゚)「なんやねん急に。オリオン座の何が知りたいんや」
(´‐ω‐)「何がと言われても・・・まぁ全般的にいろいろと」
彡;(゚)(゚)「全部なんて無理やで。前にも”何が分からないのかハッキリさせろ”って言ったやろ?」
(´・ω・)「言ってたっけ?」
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(#´・ω●`)「思い出しました」
彡(゚)(゚)「ほな蹴りは済んだから本題に入ろか」
(#´・ω●`)「理不尽だね」
~ 彡(゚)(゚) と (´・ω・`) で学ぶ『オリオン座』 ~
同作者による作品です
彡(゚)(゚)「・・・ブラックホール?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・太陽系?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・ニュー・ホライズンズ?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・太陽系外惑星?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・宇宙エレベーター?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・オリオン座?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・アンドロメダ銀河?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・月?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・天動説?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・重力波?」
5:2015/12/19(土)15:17:24 pxn
彡(゚)(゚)「んで、どこから教えればええんや?」
(´‐ω‐)「オリオン座とはなにか・・・かな?」
彡(゚)(゚)「何も分からんってことやな」
彡(゚)(゚)「『オリオン座』は星座の一種で、数ある星座の中でも最もポピュラーなものの一つやな。
こういうの、どっかで見たことあるやろ?」
(´・ω・)「見覚えはあるね。でも一番有名なのはやっぱり『北斗七星』じゃない?」
彡(゚)(゚)「あぁ、よく勘違いされとるんやけど、”北斗七星は星座ではない”んやで。
おおぐま座の一部分をそう呼んどるだけや」
彡(‐)(‐)「大きくて見つけやすいし、北斗七星が有名なのは確かやけどな。
どこぞの暗○拳の使い手の影響もあって、日本人なら知らん人は居ないやろってくらいやし・・・」
(´・ω・)「括りが違うんだね。それじゃあオリオン座を実際に見るにはどうすればいいの?」
彡(゚)(゚)「オリオン座は冬に見頃を迎える星座や。
観測だけなら秋~春にかけて可能やけど、一番見やすいのはこれからの時期やな」
彡(^)(^)「形もハッキリしてて分かりやすいし、明るい星が多いから結構目立つで。
冬の晴れた夜中に適当に空を見上げれば簡単に見つかるはずや」
(´・ω・)「これからが見頃なんだね」
(´‐ω‐)「オリオン座とはなにか・・・かな?」
彡(゚)(゚)「何も分からんってことやな」
彡(゚)(゚)「『オリオン座』は星座の一種で、数ある星座の中でも最もポピュラーなものの一つやな。
こういうの、どっかで見たことあるやろ?」
(´・ω・)「見覚えはあるね。でも一番有名なのはやっぱり『北斗七星』じゃない?」
彡(゚)(゚)「あぁ、よく勘違いされとるんやけど、”北斗七星は星座ではない”んやで。
おおぐま座の一部分をそう呼んどるだけや」
彡(‐)(‐)「大きくて見つけやすいし、北斗七星が有名なのは確かやけどな。
どこぞの暗○拳の使い手の影響もあって、日本人なら知らん人は居ないやろってくらいやし・・・」
(´・ω・)「括りが違うんだね。それじゃあオリオン座を実際に見るにはどうすればいいの?」
彡(゚)(゚)「オリオン座は冬に見頃を迎える星座や。
観測だけなら秋~春にかけて可能やけど、一番見やすいのはこれからの時期やな」
彡(^)(^)「形もハッキリしてて分かりやすいし、明るい星が多いから結構目立つで。
冬の晴れた夜中に適当に空を見上げれば簡単に見つかるはずや」
(´・ω・)「これからが見頃なんだね」
8:2015/12/19(土)15:22:02 IMj
>>5
バット持ってるやん
バット持ってるやん
10:2015/12/19(土)15:25:24 pxn
(´‐ω‐)「あれ、でも星座に見頃なんてあるんだ」
彡(゚)(゚)「せやで、見える星座は季節によって少しずつ変わるんや」
(´・ω・)「どうして変わるの?」
彡(゚)(゚)「季節で見える星座が変わる理由は図で見ればわかりやすいやろ」
彡(‐)(‐)「太陽が明るすぎて弱い光はかき消されるから、星が見えるのは基本的に夜だけや。
でも昼の間に向いている方向と夜の間に向いている方向は、地球の公転によって1年サイクルで変化するやろ?」
彡(゚)(゚)「その季節の昼の方向にある星座は太陽に邪魔されて見えず、逆に夜の方向にある星座は見やすくなるわけや」
(´・ω・)「そっか、考えてみたら当たり前の事だね」
彡(゚)(゚)「オリオン座は冬の時期に夜の方向に位置する星座や。
せやからこれからの時期が見頃で、逆に夏の間は見えないってわけや」
(´‐ω‐)「ということは同時に全部の星座を見る事はできないんだね。ちょっと残念」
彡(゚)(゚)「”季節によって違う星座を楽しめる”と言い方を変えることもできるで。
無理なもんはしゃーないしな、ものは考えようやで」
彡(゚)(゚)「せやで、見える星座は季節によって少しずつ変わるんや」
(´・ω・)「どうして変わるの?」
彡(゚)(゚)「季節で見える星座が変わる理由は図で見ればわかりやすいやろ」
彡(‐)(‐)「太陽が明るすぎて弱い光はかき消されるから、星が見えるのは基本的に夜だけや。
でも昼の間に向いている方向と夜の間に向いている方向は、地球の公転によって1年サイクルで変化するやろ?」
彡(゚)(゚)「その季節の昼の方向にある星座は太陽に邪魔されて見えず、逆に夜の方向にある星座は見やすくなるわけや」
(´・ω・)「そっか、考えてみたら当たり前の事だね」
彡(゚)(゚)「オリオン座は冬の時期に夜の方向に位置する星座や。
せやからこれからの時期が見頃で、逆に夏の間は見えないってわけや」
(´‐ω‐)「ということは同時に全部の星座を見る事はできないんだね。ちょっと残念」
彡(゚)(゚)「”季節によって違う星座を楽しめる”と言い方を変えることもできるで。
無理なもんはしゃーないしな、ものは考えようやで」
13:2015/12/19(土)15:32:15 pxn
(´・ω・`)「それじゃあ、オリオン座にはどんな星があるの?」
彡(゚)(゚)「星数の多い星座やから全部は説明できんけど主要な天体はこんな感じや」
※GIF
(´・ω・)「どこかで聞いたような名前も有るね」
彡(^)(^)「せやろな。特に『ベテルギウス』、『リゲル』、『オリオン大星雲』あたりは有名どころや」
彡(゚)(゚)「ベテルギウスとリゲルは1等星(※1)やし、その他も2等星が多いからかなり目立つ星座やな。
中央の三ッ星(アルニタク、アルニラム、ミンタカ)もオリオン座を見つける際の目印になるで」
(´・ω・`)「それはわかったけど、もう少し綺麗な写真は無いの? 天体写真はもっと派手なイメージがあるよね?」
彡;(゚)(゚)「しゃーないやろ。ワイが撮影するにはコレが限界だったんや」
彡(‐)(‐)「安物のカメラやけどな。複数枚撮影して合成したり補正かけたり、これでも色々工夫はしたんやで?」
(´・ω・`)「道具のせいにするんだね」
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※1:『1等星』
太陽を除いて視等級(見かけの明るさ)が1.5より明るい恒星を1等星と呼び、全部で21個存在する
ややこしい表現だが、1等星の中には視等級がゼロを通り越してマイナスになっている恒星もある
彡(゚)(゚)「星数の多い星座やから全部は説明できんけど主要な天体はこんな感じや」
※GIF
(´・ω・)「どこかで聞いたような名前も有るね」
彡(^)(^)「せやろな。特に『ベテルギウス』、『リゲル』、『オリオン大星雲』あたりは有名どころや」
彡(゚)(゚)「ベテルギウスとリゲルは1等星(※1)やし、その他も2等星が多いからかなり目立つ星座やな。
中央の三ッ星(アルニタク、アルニラム、ミンタカ)もオリオン座を見つける際の目印になるで」
(´・ω・`)「それはわかったけど、もう少し綺麗な写真は無いの? 天体写真はもっと派手なイメージがあるよね?」
彡;(゚)(゚)「しゃーないやろ。ワイが撮影するにはコレが限界だったんや」
彡(‐)(‐)「安物のカメラやけどな。複数枚撮影して合成したり補正かけたり、これでも色々工夫はしたんやで?」
(´・ω・`)「道具のせいにするんだね」
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※1:『1等星』
太陽を除いて視等級(見かけの明るさ)が1.5より明るい恒星を1等星と呼び、全部で21個存在する
ややこしい表現だが、1等星の中には視等級がゼロを通り越してマイナスになっている恒星もある
14:2015/12/19(土)15:35:02 t7i
ワイ、ベテルギウスしか知らない
17:2015/12/19(土)15:40:53 pxn
(#´・ω×`)「それじゃあオリオン座の天体について教えてよ」
彡(゚)(゚)「了解や。但しWikipediaから持ってきた情報も多いから鵜呑みにしたらアカンで。
順番はさっきの画像で上から写ってる順や」
◇「ヘカー」
別名「メイサ」。オリオンの頭に当たる星だが、4等星なので都心など光害の多い場所では見づらい。
条件が良ければヘカーの傍にさらに2つの星が見える。
◆「ベテルギウス」
1等星であり、恐らくオリオン座で最も有名な星。明るさが変化する『変光星』と呼ばれる部類の恒星で、
明るさが最大の期間は『リゲル』を超えてオリオン座で最も明るい星となる。肉眼でも赤みを帯びているのが分かる。
◇「ベラトリックス」
天体の名前としてよりも某魔法映画の悪役の名前として有名。ラテン語で女戦士という意味を持つ。
直径は太陽の6倍弱、質量は8~9倍程度で、隣り合うベテルギウスとは対照的に青い色をした2等星。
◇「ミンタカ」
三ッ星を形成する星の一つであり2等星。
見かけは1個の星に見えるが実際には4個の星が集まった多重星であると考えられている。
◇「アルニラム」
三ッ星の真ん中に位置する2等星。隣のアルニタクと名前が似ていてややこしい。
質量は太陽の40倍程度と見られており、かなり重い星である。
◇「アルニタク」
三ッ星を形成する星の一つであり2等星。隣のアルニラムと名前が似ていてややこしい。
ミンタカと同様見かけは1個の星だが、実際には3個の星が集まった多重星である。
◆「オリオン大星雲」
1つの星ではなく『散光星雲』と呼ばれるガスや塵の集まり。
散光星雲の中でも最も見やすい部類であり、天体望遠鏡を使わなくても双眼鏡で見ることができる。
◇「ハチサ」
オリオン座の中では少し目立ちにくい3等星。
肉眼ではオリオン大星雲と同程度の明るさに見え、見かけの位置も近いので2つがセットで見える事が多い。
◇「サイフ」
2等星ではあるがオリオン座の他の2等星と比べるとやや暗く、
周囲に明るく有名な天体が多いためちょっと存在感が薄い。
◆「リゲル」
1等星であり、ベテルギウスが頑張ってる時以外はオリオン座で最も明るい星。
直径が太陽の約70倍と割と大きい恒星である。
彡(゚)(゚)「了解や。但しWikipediaから持ってきた情報も多いから鵜呑みにしたらアカンで。
順番はさっきの画像で上から写ってる順や」
◇「ヘカー」
別名「メイサ」。オリオンの頭に当たる星だが、4等星なので都心など光害の多い場所では見づらい。
条件が良ければヘカーの傍にさらに2つの星が見える。
◆「ベテルギウス」
1等星であり、恐らくオリオン座で最も有名な星。明るさが変化する『変光星』と呼ばれる部類の恒星で、
明るさが最大の期間は『リゲル』を超えてオリオン座で最も明るい星となる。肉眼でも赤みを帯びているのが分かる。
◇「ベラトリックス」
天体の名前としてよりも某魔法映画の悪役の名前として有名。ラテン語で女戦士という意味を持つ。
直径は太陽の6倍弱、質量は8~9倍程度で、隣り合うベテルギウスとは対照的に青い色をした2等星。
◇「ミンタカ」
三ッ星を形成する星の一つであり2等星。
見かけは1個の星に見えるが実際には4個の星が集まった多重星であると考えられている。
◇「アルニラム」
三ッ星の真ん中に位置する2等星。隣のアルニタクと名前が似ていてややこしい。
質量は太陽の40倍程度と見られており、かなり重い星である。
◇「アルニタク」
三ッ星を形成する星の一つであり2等星。隣のアルニラムと名前が似ていてややこしい。
ミンタカと同様見かけは1個の星だが、実際には3個の星が集まった多重星である。
◆「オリオン大星雲」
1つの星ではなく『散光星雲』と呼ばれるガスや塵の集まり。
散光星雲の中でも最も見やすい部類であり、天体望遠鏡を使わなくても双眼鏡で見ることができる。
◇「ハチサ」
オリオン座の中では少し目立ちにくい3等星。
肉眼ではオリオン大星雲と同程度の明るさに見え、見かけの位置も近いので2つがセットで見える事が多い。
◇「サイフ」
2等星ではあるがオリオン座の他の2等星と比べるとやや暗く、
周囲に明るく有名な天体が多いためちょっと存在感が薄い。
◆「リゲル」
1等星であり、ベテルギウスが頑張ってる時以外はオリオン座で最も明るい星。
直径が太陽の約70倍と割と大きい恒星である。
21:2015/12/19(土)15:47:43 pxn
(´・ω・)「それぞれ違った特徴を持つ天体なんだね」
彡(゚)(゚)「質量も直径も太陽を上回っていて、強く青白い光を放つのはほとんどの恒星で共通やけどな。
まぁベテルギウスだけはちょっと例外やけども」
(´・ω・`)「直径が太陽を上回るって、どれくらい大きいの?」
彡(゚)(゚)「さっき挙げた恒星の中には直径がハッキリしてないものもあるから全部は無理やけど、
大まかに判明してるオリオン座の恒星と太陽を比較するとこんな感じになるで。色と形は目安や」
(;´・ω・)「・・・・・・太陽はどこ? というか突っ込みどころ満載だね」
彡(゚)(゚)「この画像やと太陽はちょうど1ピクセルほどの大きさになるで」
彡(‐)(‐)「でも見づらいやろうしな、拡大した画像も用意してあるで」
(´・ω・`)「25倍まで拡大してやっと太陽がまともに見えてきたね。こんなに大きさが違うの?」
彡(゚)(゚)「せやで。推測されるそれぞれの直径は以下の通りや」
◆オリオン座の恒星の直径(太陽を1としたとき)
・ベテルギウス:約1000
・リゲル:70
・アルニラム:26
・アルニタク:20
・サイフ:11
・ベラトリックス:6
・太陽:1
彡(゚)(゚)「質量も直径も太陽を上回っていて、強く青白い光を放つのはほとんどの恒星で共通やけどな。
まぁベテルギウスだけはちょっと例外やけども」
(´・ω・`)「直径が太陽を上回るって、どれくらい大きいの?」
彡(゚)(゚)「さっき挙げた恒星の中には直径がハッキリしてないものもあるから全部は無理やけど、
大まかに判明してるオリオン座の恒星と太陽を比較するとこんな感じになるで。色と形は目安や」
(;´・ω・)「・・・・・・太陽はどこ? というか突っ込みどころ満載だね」
彡(゚)(゚)「この画像やと太陽はちょうど1ピクセルほどの大きさになるで」
彡(‐)(‐)「でも見づらいやろうしな、拡大した画像も用意してあるで」
(´・ω・`)「25倍まで拡大してやっと太陽がまともに見えてきたね。こんなに大きさが違うの?」
彡(゚)(゚)「せやで。推測されるそれぞれの直径は以下の通りや」
◆オリオン座の恒星の直径(太陽を1としたとき)
・ベテルギウス:約1000
・リゲル:70
・アルニラム:26
・アルニタク:20
・サイフ:11
・ベラトリックス:6
・太陽:1
22:2015/12/19(土)15:50:06 t7i
ヒエッ…
25:2015/12/19(土)15:56:13 pxn
(;´・ω・)「随分差があるんだね。オリオン座の恒星はこんなに大きいものばかりなの?」
彡(゚)(゚)「大きい恒星しか無いわけではないで。地球からの距離が遠いから大きくて強く光る星が目立つだけや」
彡(‐)(‐)「というかそもそもの話やけど、一つの星座を構成する天体同士であっても
”地球から見たら近くにあるように見えるだけで実際には前後方向に遠く離れてる”天体が大半や」
彡(゚)(゚)「”同じ星座の天体でもお互いが近くにあるとは限らない”ってことやな」
(´‐ω‐)「そっか。大きい恒星が一箇所に集まってるわけじゃなくて、
地球からは偶然星座の形に見えてるだけなんだね」
(´・ω・`)「ということは、太陽の近くでもオリオン座の星がある場所でも、
大きい星と小さい星の数はあまり変わらないの?」
彡(‐)(‐)「おおまかにはそうやな。太陽系程度のスケールで見れば近くには小さな恒星しかないように感じるかも知れんけど、
銀河レベルのスケールで見れば大きな恒星の分布なんてどこを見ても大して変わらんのや」
彡(゚)(゚)「まぁ『散開星団』(※2)と呼ばれる巨大な恒星が集中的に生まれるパターンもあるから一概には言えんけどな」
(´‐ω‐`)「なるほどね」
(´・ω・)「それにしても、ベテルギウスだけ桁違いに大きいんだね。
あえて突っ込まないでいたけど形も歪だし、色も一つだけ違うし・・・」
彡(゚)(゚)「ベテルギウスは数ある恒星の中でも特に注目度が高いものの一つや。
オリオン座について話すなら触れないわけにはいかない存在やし、特別扱いして解説するで。」
※2:『散開星団』
大量のガスや塵から同時に多くの恒星が生まれ、互いの重力によって集団の状態を保っているもの
材料となるガスや塵が多いため、太陽と比べると質量も直径も大きな恒星が生まれることが多い
富士重工業の自動車ブランド「スバル」の名前の由来にもなっている「プレアデス星団(和名:すばる)」が有名
彡(゚)(゚)「大きい恒星しか無いわけではないで。地球からの距離が遠いから大きくて強く光る星が目立つだけや」
彡(‐)(‐)「というかそもそもの話やけど、一つの星座を構成する天体同士であっても
”地球から見たら近くにあるように見えるだけで実際には前後方向に遠く離れてる”天体が大半や」
彡(゚)(゚)「”同じ星座の天体でもお互いが近くにあるとは限らない”ってことやな」
(´‐ω‐)「そっか。大きい恒星が一箇所に集まってるわけじゃなくて、
地球からは偶然星座の形に見えてるだけなんだね」
(´・ω・`)「ということは、太陽の近くでもオリオン座の星がある場所でも、
大きい星と小さい星の数はあまり変わらないの?」
彡(‐)(‐)「おおまかにはそうやな。太陽系程度のスケールで見れば近くには小さな恒星しかないように感じるかも知れんけど、
銀河レベルのスケールで見れば大きな恒星の分布なんてどこを見ても大して変わらんのや」
彡(゚)(゚)「まぁ『散開星団』(※2)と呼ばれる巨大な恒星が集中的に生まれるパターンもあるから一概には言えんけどな」
(´‐ω‐`)「なるほどね」
(´・ω・)「それにしても、ベテルギウスだけ桁違いに大きいんだね。
あえて突っ込まないでいたけど形も歪だし、色も一つだけ違うし・・・」
彡(゚)(゚)「ベテルギウスは数ある恒星の中でも特に注目度が高いものの一つや。
オリオン座について話すなら触れないわけにはいかない存在やし、特別扱いして解説するで。」
※2:『散開星団』
大量のガスや塵から同時に多くの恒星が生まれ、互いの重力によって集団の状態を保っているもの
材料となるガスや塵が多いため、太陽と比べると質量も直径も大きな恒星が生まれることが多い
富士重工業の自動車ブランド「スバル」の名前の由来にもなっている「プレアデス星団(和名:すばる)」が有名
27:2015/12/19(土)16:04:08 pxn
彡(゚)(゚)「まずはベテルギウスの基本情報からやな」
『ベテルギウス(オリオン座α星)』
分 類:M型超巨星、SRC型変光星
直 径:約13~14億km
質 量:約20太陽質量
距 離:約642±147光年
視等級:0.0~1.3
光 度:約13万5000太陽光度
(´・ω・)「なんだかよく分からない単語ばっかり出てきたね」
彡(゚)(゚)「まず『M型超巨星』ってのは”スペクトル分類がMのかなり巨大な恒星”という意味やで。
スペクトル分類ってのは要は星の色の事で、M型は赤い色を示す分類や。
橙色を示すK型の超巨星と合わせて『赤色超巨星』と表記される事が多いわな」
彡(゚)(゚)「まぁ簡単に言えば”赤く光る超巨大な星”ってことやな。赤星や」
(´・ω・`)「太陽はどんな分類になるの?」
彡(゚)(゚)「”太陽はG型主系列星”や。G型は黄色、主系列星は恒星の一生の中でも最も安定した段階を示す分類やで」
彡(^)(^)「ちなみに藤田太陽はGではなくて、TからLに行って最後がSや」
(´・ω・)「・・・・・・・・・?」
彡;(‐)(‐)「・・・いや、まぁええわ。ついでに書いておくと、主なスペクトル分類は以下の通りやで」
『ベテルギウス(オリオン座α星)』
分 類:M型超巨星、SRC型変光星
直 径:約13~14億km
質 量:約20太陽質量
距 離:約642±147光年
視等級:0.0~1.3
光 度:約13万5000太陽光度
(´・ω・)「なんだかよく分からない単語ばっかり出てきたね」
彡(゚)(゚)「まず『M型超巨星』ってのは”スペクトル分類がMのかなり巨大な恒星”という意味やで。
スペクトル分類ってのは要は星の色の事で、M型は赤い色を示す分類や。
橙色を示すK型の超巨星と合わせて『赤色超巨星』と表記される事が多いわな」
彡(゚)(゚)「まぁ簡単に言えば”赤く光る超巨大な星”ってことやな。赤星や」
(´・ω・`)「太陽はどんな分類になるの?」
彡(゚)(゚)「”太陽はG型主系列星”や。G型は黄色、主系列星は恒星の一生の中でも最も安定した段階を示す分類やで」
彡(^)(^)「ちなみに藤田太陽はGではなくて、TからLに行って最後がSや」
(´・ω・)「・・・・・・・・・?」
彡;(‐)(‐)「・・・いや、まぁええわ。ついでに書いておくと、主なスペクトル分類は以下の通りやで」
41:2015/12/19(土)16:17:01 pxn
(´・ω・`)「それじゃあ『SRC型変光星』っていうのはどういう意味?」
彡(゚)(゚)「簡単に言えば”やや規則的に光の強さが変わる恒星”って意味や。
さっき挙げた基本情報の中に”視等級:0.0~1.3”ってガバガバな数値が書いてあるやろ?
ベテルギウスは変光星であるがゆえに数年周期で明るさが変わるんや」
(´・ω・)「恒星の中には明るさが変わるものもあるんだね」
彡(゚)(゚)「むしろ変光星は普遍的な存在なんやで。
太陽でさえ厳密には明るさが変化しとるし、全く変化の無い恒星は無いと言ってもええ」
彡(‐)(‐)「と言ってもそれなりの変化量が無ければ『変光星』とは呼ばんから、
太陽も変光星であるってのはちょっと無理のある解釈やろうけどな」
(´・ω・)「でもどうしてベテルギウスは明るさが変わるの?」
彡(゚)(゚)「星の大きさが変わることで表面温度が上下して明るさも変化するんやで。
基本的には小さくなると表面温度が上がって明るく、大きくなると温度も下がって暗くなるんや。
まぁ逆に近いパターンもあるんやけどな」
(´‐ω‐)「えっ、星の大きさが変わるの?」
彡(゚)(゚)「せやで。”ベテルギウスは自身を球形に保てないほど活動が不安定”な状態なんや。
せやから大きく膨らんだり縮んだりを繰り返していて、それに伴って明るさも変化しとる」
(´・ω・)「なるほどね。”直径:約13~14億km”って書いてたのは大きさが変わるからなんだね」
彡(゚)(゚)「そういうことや。そもそもの直径が大きいこともあって、
”ベテルギウスは約1億kmの幅で膨張・収縮を繰り返している”と推測されとるんや」
彡(゚)(゚)「”地球を一列に7800個並べると1億km弱”と書けばどれほど大規模な変化なのか分かりやすいやろ」
(;´・ω・)「すごいスケールの話だね・・・」
彡(゚)(゚)「簡単に言えば”やや規則的に光の強さが変わる恒星”って意味や。
さっき挙げた基本情報の中に”視等級:0.0~1.3”ってガバガバな数値が書いてあるやろ?
ベテルギウスは変光星であるがゆえに数年周期で明るさが変わるんや」
(´・ω・)「恒星の中には明るさが変わるものもあるんだね」
彡(゚)(゚)「むしろ変光星は普遍的な存在なんやで。
太陽でさえ厳密には明るさが変化しとるし、全く変化の無い恒星は無いと言ってもええ」
彡(‐)(‐)「と言ってもそれなりの変化量が無ければ『変光星』とは呼ばんから、
太陽も変光星であるってのはちょっと無理のある解釈やろうけどな」
(´・ω・)「でもどうしてベテルギウスは明るさが変わるの?」
彡(゚)(゚)「星の大きさが変わることで表面温度が上下して明るさも変化するんやで。
基本的には小さくなると表面温度が上がって明るく、大きくなると温度も下がって暗くなるんや。
まぁ逆に近いパターンもあるんやけどな」
(´‐ω‐)「えっ、星の大きさが変わるの?」
彡(゚)(゚)「せやで。”ベテルギウスは自身を球形に保てないほど活動が不安定”な状態なんや。
せやから大きく膨らんだり縮んだりを繰り返していて、それに伴って明るさも変化しとる」
(´・ω・)「なるほどね。”直径:約13~14億km”って書いてたのは大きさが変わるからなんだね」
彡(゚)(゚)「そういうことや。そもそもの直径が大きいこともあって、
”ベテルギウスは約1億kmの幅で膨張・収縮を繰り返している”と推測されとるんや」
彡(゚)(゚)「”地球を一列に7800個並べると1億km弱”と書けばどれほど大規模な変化なのか分かりやすいやろ」
(;´・ω・)「すごいスケールの話だね・・・」
44:2015/12/19(土)16:24:00 pxn
(´・ω・`)「でもどうしてそんなに不安定なの? 太陽はそんなに変化しないよね?」
彡(゚)(゚)「現在の太陽は恒星の一生の中で最も安定した『主系列星』と呼ばれる段階やから大きな変化は無いんやで」
彡(‐)(‐)「ベテルギウスも若かりし頃は主系列星だったわけやけど、それはもう昔の話や。
今は主系列星の段階を終えて赤色超巨星となり、活動が極めて不安定なんや」
(´・ω・)「主系列星の段階を終えると不安定になるのはどういう仕組みなの?」
彡(‐)(‐)「どうしても長くなるんやけど、かいつまんで説明すればやな・・・」
彡(゚)(゚)「まず、恒星が発する”莫大なエネルギーの源は『核融合反応』(※3)”や。
恒星として生き続ける為には核融合を続ける必要があって、
核融合が出来なくなる事は恒星としての死を意味するんや」
彡(‐)(‐)「そんで、核融合の材料は何かというと『水素』と『熱』と『圧力』なんやけど、
水素はその恒星が生まれる際に集めた分しか無いから使える量には限りがあるし、
熱と圧力は恒星の外層では足りないから、核融合は高温高圧の中心部でのみ行われるんや」
(´・ω・)「中心部で水素を使い切ったらどうするの?」
彡(゚)(゚)「水素で核融合を行うと『ヘリウム』が作られて恒星の中心部に溜まっていくんやけど、
水素が足りなくなってきたたら溜め込んだヘリウムを核融合の材料として使い始めるんや。
まぁ実際には水素を使い切る前にヘリウムも使い始めるんやけどな」
彡(゚)(゚)「同様にヘリウムを使ったら次は炭素、その次はネオン、さらに酸素、ケイ素、鉄と
徐々に重い元素を核融合の材料として使うようになるんや」
※3:『核融合反応』
原子同士が融合してより重い原子を作り出す反応
その中でも恒星で行われるのは「熱核融合」と呼ばれる部類のもので、継続的な反応には高温と高圧を必要とする
原子力発電に利用される「核分裂反応」とは別の現象だが、語感が似ている為か混同されてしまうことがある
彡(゚)(゚)「現在の太陽は恒星の一生の中で最も安定した『主系列星』と呼ばれる段階やから大きな変化は無いんやで」
彡(‐)(‐)「ベテルギウスも若かりし頃は主系列星だったわけやけど、それはもう昔の話や。
今は主系列星の段階を終えて赤色超巨星となり、活動が極めて不安定なんや」
(´・ω・)「主系列星の段階を終えると不安定になるのはどういう仕組みなの?」
彡(‐)(‐)「どうしても長くなるんやけど、かいつまんで説明すればやな・・・」
彡(゚)(゚)「まず、恒星が発する”莫大なエネルギーの源は『核融合反応』(※3)”や。
恒星として生き続ける為には核融合を続ける必要があって、
核融合が出来なくなる事は恒星としての死を意味するんや」
彡(‐)(‐)「そんで、核融合の材料は何かというと『水素』と『熱』と『圧力』なんやけど、
水素はその恒星が生まれる際に集めた分しか無いから使える量には限りがあるし、
熱と圧力は恒星の外層では足りないから、核融合は高温高圧の中心部でのみ行われるんや」
(´・ω・)「中心部で水素を使い切ったらどうするの?」
彡(゚)(゚)「水素で核融合を行うと『ヘリウム』が作られて恒星の中心部に溜まっていくんやけど、
水素が足りなくなってきたたら溜め込んだヘリウムを核融合の材料として使い始めるんや。
まぁ実際には水素を使い切る前にヘリウムも使い始めるんやけどな」
彡(゚)(゚)「同様にヘリウムを使ったら次は炭素、その次はネオン、さらに酸素、ケイ素、鉄と
徐々に重い元素を核融合の材料として使うようになるんや」
※3:『核融合反応』
原子同士が融合してより重い原子を作り出す反応
その中でも恒星で行われるのは「熱核融合」と呼ばれる部類のもので、継続的な反応には高温と高圧を必要とする
原子力発電に利用される「核分裂反応」とは別の現象だが、語感が似ている為か混同されてしまうことがある
102:2015/12/19(土)23:44:21 pxn
訂正入れるやで
>>44の
彡(゚)(゚)「同様にヘリウムを使ったら次は炭素、その次はネオン、さらに酸素、ケイ素、鉄と
徐々に重い元素を核融合の材料として使うようになるんや」
の部分
これやと鉄も核融合に使うように見えてしまうんやけど、
鉄は恒星として生きてる間に行われる核融合の最終的な生成物やから核融合の材料には使わん
表記ミスやね
申し訳ないンゴ
>>44の
彡(゚)(゚)「同様にヘリウムを使ったら次は炭素、その次はネオン、さらに酸素、ケイ素、鉄と
徐々に重い元素を核融合の材料として使うようになるんや」
の部分
これやと鉄も核融合に使うように見えてしまうんやけど、
鉄は恒星として生きてる間に行われる核融合の最終的な生成物やから核融合の材料には使わん
表記ミスやね
申し訳ないンゴ
49:2015/12/19(土)16:32:52 pxn
(´‐ω‐)「これだけ聞くと何の問題も無いように感じるね」
彡(‐)(‐)「まぁそう思うかも知れんな。
せやけど水素より重い元素を核融合に使うことで、それまでは無かった事が起こり始めるんや」
(´・ω・)「どんな事?」
彡(゚)(゚)「核融合を続けて重い元素が大量に作られると、その元素は中心部に沈んで溜まっていくわけや」
(´‐ω‐)「周りより重いわけだからそうなるよね」
彡(゚)(゚)「そうしてより重い元素が中心部に溜まると、その元素は自分達の重力で潰れ始めるんや。
潰れて縮むと代わりに大量の熱、つまりはエネルギーを生み出すんやけど・・・」
彡(゚)(゚)「さて、そのエネルギーはどこに行くと思う?」
(´・ω・)「どこって・・・中心部で生まれたんだし、外に向かうしか無いんじゃないかな」
彡(゚)(゚)「その通りや。しかしエネルギーが外に向かうと、そこに待ち受けるのは核融合に使われずに余ってた外層の水素や」
彡(゚)(゚)「水素という物質があるからにはエネルギーは素通りできん。
せやから外層の水素がエネルギーを受け止めて加熱、膨張させられる上に外向きに押されてまう。
つまりは”内部で生み出されたエネルギーが外層を押し出してしまう”んや」
彡(‐)(‐)「外層を押し出す、それが何を表すかと言うと・・・?」
(´・ω・`)「恒星自体がが膨張するってことだね」
彡(^)(^)「そういう事やな」
彡(‐)(‐)「まぁそう思うかも知れんな。
せやけど水素より重い元素を核融合に使うことで、それまでは無かった事が起こり始めるんや」
(´・ω・)「どんな事?」
彡(゚)(゚)「核融合を続けて重い元素が大量に作られると、その元素は中心部に沈んで溜まっていくわけや」
(´‐ω‐)「周りより重いわけだからそうなるよね」
彡(゚)(゚)「そうしてより重い元素が中心部に溜まると、その元素は自分達の重力で潰れ始めるんや。
潰れて縮むと代わりに大量の熱、つまりはエネルギーを生み出すんやけど・・・」
彡(゚)(゚)「さて、そのエネルギーはどこに行くと思う?」
(´・ω・)「どこって・・・中心部で生まれたんだし、外に向かうしか無いんじゃないかな」
彡(゚)(゚)「その通りや。しかしエネルギーが外に向かうと、そこに待ち受けるのは核融合に使われずに余ってた外層の水素や」
彡(゚)(゚)「水素という物質があるからにはエネルギーは素通りできん。
せやから外層の水素がエネルギーを受け止めて加熱、膨張させられる上に外向きに押されてまう。
つまりは”内部で生み出されたエネルギーが外層を押し出してしまう”んや」
彡(‐)(‐)「外層を押し出す、それが何を表すかと言うと・・・?」
(´・ω・`)「恒星自体がが膨張するってことだね」
彡(^)(^)「そういう事やな」
53:2015/12/19(土)16:38:43 pxn
(´・ω・)「そうやって膨張した姿が今のベテルギウスなの?」
彡(゚)(゚)「大まかにはそんな感じやで」
彡(‐)(‐)「まぁ本当はもっと複雑なプロセスを経ての巨星化なんやけどな。
核融合に関しては説明できるほど理解できとらんわ・・・」
彡(゚)(゚)「因みに、核融合の材料を重い元素に変えていくことができるのは相応の質量を持った恒星だけや。
全ての恒星が同じ人生を歩むわけではないから注意しといてや」
(´・ω・`)「でもベテルギウスは膨張だけじゃなくて収縮もするんでしょ? 縮んじゃうのはどうして?」
彡(゚)(゚)「さっき説明した外層を押し出すエネルギーが不安定だからやで」
彡(‐)(‐)「次々と重い元素へと核融合を行うことによって、恒星中心部の環境は刻々と変化していくわけや」
彡(゚)(゚)「それに合わせてさっき説明した”外層を押し出すエネルギーの量”も変化するんや」
(´・ω・)「そのエネルギーが変わると膨張したり収縮したりするの?」
彡(゚)(゚)「せや。押し出す力が強くなればその力と重力が釣り合う地点まで膨張し、
押し出す力が弱くなれば重力が勝つから、また釣り合う地点まで収縮するんや」
彡(゚)(゚)「図を描けばこんな感じやろか」
(´・ω・)「そっか。中心部の調子の良し悪しによって外層部が行ったり来たりしてるんだね」
(´‐ω‐)「外層の水素たちも大変だね」
彡(‐)(‐)「せやな。まるで機嫌の悪い上司に振り回される部下みたいや」
彡(゚)(゚)「大まかにはそんな感じやで」
彡(‐)(‐)「まぁ本当はもっと複雑なプロセスを経ての巨星化なんやけどな。
核融合に関しては説明できるほど理解できとらんわ・・・」
彡(゚)(゚)「因みに、核融合の材料を重い元素に変えていくことができるのは相応の質量を持った恒星だけや。
全ての恒星が同じ人生を歩むわけではないから注意しといてや」
(´・ω・`)「でもベテルギウスは膨張だけじゃなくて収縮もするんでしょ? 縮んじゃうのはどうして?」
彡(゚)(゚)「さっき説明した外層を押し出すエネルギーが不安定だからやで」
彡(‐)(‐)「次々と重い元素へと核融合を行うことによって、恒星中心部の環境は刻々と変化していくわけや」
彡(゚)(゚)「それに合わせてさっき説明した”外層を押し出すエネルギーの量”も変化するんや」
(´・ω・)「そのエネルギーが変わると膨張したり収縮したりするの?」
彡(゚)(゚)「せや。押し出す力が強くなればその力と重力が釣り合う地点まで膨張し、
押し出す力が弱くなれば重力が勝つから、また釣り合う地点まで収縮するんや」
彡(゚)(゚)「図を描けばこんな感じやろか」
(´・ω・)「そっか。中心部の調子の良し悪しによって外層部が行ったり来たりしてるんだね」
(´‐ω‐)「外層の水素たちも大変だね」
彡(‐)(‐)「せやな。まるで機嫌の悪い上司に振り回される部下みたいや」
61:2015/12/19(土)16:48:52 pxn
(´・ω・)「膨張と収縮の話は分かったよ。でもさっきの大きさ比較の図みたいに、ベテルギウスは歪な形をしてるんだよね?
梅干しみたいに表面がデコボコしてるし瘤みたいな出っ張りもあるけど、こうなっちゃうのはどうして?」
彡(゚)(゚)「それも恒星の内部構造に原因があるんや。図と一緒に解説するで」
彡(゚)(゚)「ワイが部下に例えた外層にある水素の層は対流して動いてるんや。
ただし太陽のようにあまり大きくない主系列星とベテルギウスのように膨張した巨星では、
外層の厚さと中心から受けるエネルギー量に大きな差があるわけやな」
(´‐ω‐)「まぁ星自体が大きいわけだから層も厚くなるよね」
彡(゚)(゚)「その上巨星化した恒星の外層は中心から遠い分重力による束縛も緩くなるから、
受けるエネルギーが少なくてもより遠くまで運ばれてしまうんや。
要は”大きな恒星の外層ではより大きな対流が起きている”ってことやな」
(´・ω・)「対流が大きくなると表面が歪になるの?」
彡(‐)(‐)「まぁそういうことやな。水を入れて弱火にかけた小鍋と強火にかけた寸胴鍋をイメージしてみるとええ」
彡(゚)(゚)「弱火で中身が沸騰しても小鍋の水面は多少波打つ程度やろ?
でも強火の寸胴鍋では湧き上がる流れが強くなって、水面には大きな凹凸が現れるはずや。
”対流の規模で表層の様子が変わる”という点では同じことやで」
(´‐ω‐)「なるほどね。ベテルギウスの大きな出っ張りも対流が原因で出来たの?」
彡(゚)(゚)「対流も原因の一つだと考えられとるみたいやけど、詳しくは分かってないのが現状やな。
因みにあの瘤は差し渡しが約7億km程度と推測されとるみたいや」
(´・ω・`)「約7億kmねぇ・・・地球を並べると?」
彡(゚)(゚)「5万4875個や」
(;´・ω・)「・・・・・・・・・」
梅干しみたいに表面がデコボコしてるし瘤みたいな出っ張りもあるけど、こうなっちゃうのはどうして?」
彡(゚)(゚)「それも恒星の内部構造に原因があるんや。図と一緒に解説するで」
彡(゚)(゚)「ワイが部下に例えた外層にある水素の層は対流して動いてるんや。
ただし太陽のようにあまり大きくない主系列星とベテルギウスのように膨張した巨星では、
外層の厚さと中心から受けるエネルギー量に大きな差があるわけやな」
(´‐ω‐)「まぁ星自体が大きいわけだから層も厚くなるよね」
彡(゚)(゚)「その上巨星化した恒星の外層は中心から遠い分重力による束縛も緩くなるから、
受けるエネルギーが少なくてもより遠くまで運ばれてしまうんや。
要は”大きな恒星の外層ではより大きな対流が起きている”ってことやな」
(´・ω・)「対流が大きくなると表面が歪になるの?」
彡(‐)(‐)「まぁそういうことやな。水を入れて弱火にかけた小鍋と強火にかけた寸胴鍋をイメージしてみるとええ」
彡(゚)(゚)「弱火で中身が沸騰しても小鍋の水面は多少波打つ程度やろ?
でも強火の寸胴鍋では湧き上がる流れが強くなって、水面には大きな凹凸が現れるはずや。
”対流の規模で表層の様子が変わる”という点では同じことやで」
(´‐ω‐)「なるほどね。ベテルギウスの大きな出っ張りも対流が原因で出来たの?」
彡(゚)(゚)「対流も原因の一つだと考えられとるみたいやけど、詳しくは分かってないのが現状やな。
因みにあの瘤は差し渡しが約7億km程度と推測されとるみたいや」
(´・ω・`)「約7億kmねぇ・・・地球を並べると?」
彡(゚)(゚)「5万4875個や」
(;´・ω・)「・・・・・・・・・」
65:2015/12/19(土)16:56:51 pxn
(´・ω・`)「ところで、太陽もいつかは主系列星じゃなくなるんだよね?
ベテルギウスと同じように赤色超巨星になるの?」
彡(゚)(゚)「赤色超巨星にはならずに『赤色巨星』に留まると考えられとるな。ベテルギウスほど巨大にはならんはずや」
(´・ω・)「膨張はするけどベテルギウスほどではないってこと? どうして?」
彡(゚)(゚)「質量に差があるからや。質量の大きさはそのまま材料の多さやからな。
単純な比例関係ではないんやけど、基本的に”質量の大きい恒星ほど直径も大きくなる”んや」
(´・ω・)「ベテルギウスの質量はどれくらいなの?」
彡(‐)(‐)「基本情報の所で書いたやろ? 20太陽質量や」
(´‐ω‐)「そうだった。太陽の20倍も重い恒星なんだね・・・」
(´・ω・)「あれ、でもちょっと待ってよ。直径は太陽の1,000倍もあるのに、質量は20倍しかないの?」
彡(゚)(゚)「せやで、それだけ余計に膨張しとるってことやな。
中心部は核融合が起こる程の過密状態やけど、”平均密度で言えば地球の大気よりも薄い”んや」
(;´・ω・)「わけがわからないね。宇宙って恐い」
彡(‐)(‐)「そら地球の常識をものさしにしたらベテルギウスには恐怖さえ感じるやろな」
彡(^)(^)「せやけど、そんなベテルギウスもワイらに最高の天体ショーを見せてくれる可能性があるんやで」
(´・ω・`)「天体ショー?」
彡(゚)(゚)「せや、人類史上稀に見る貴重な天体ショー。それが『超新星』や!」
ベテルギウスと同じように赤色超巨星になるの?」
彡(゚)(゚)「赤色超巨星にはならずに『赤色巨星』に留まると考えられとるな。ベテルギウスほど巨大にはならんはずや」
(´・ω・)「膨張はするけどベテルギウスほどではないってこと? どうして?」
彡(゚)(゚)「質量に差があるからや。質量の大きさはそのまま材料の多さやからな。
単純な比例関係ではないんやけど、基本的に”質量の大きい恒星ほど直径も大きくなる”んや」
(´・ω・)「ベテルギウスの質量はどれくらいなの?」
彡(‐)(‐)「基本情報の所で書いたやろ? 20太陽質量や」
(´‐ω‐)「そうだった。太陽の20倍も重い恒星なんだね・・・」
(´・ω・)「あれ、でもちょっと待ってよ。直径は太陽の1,000倍もあるのに、質量は20倍しかないの?」
彡(゚)(゚)「せやで、それだけ余計に膨張しとるってことやな。
中心部は核融合が起こる程の過密状態やけど、”平均密度で言えば地球の大気よりも薄い”んや」
(;´・ω・)「わけがわからないね。宇宙って恐い」
彡(‐)(‐)「そら地球の常識をものさしにしたらベテルギウスには恐怖さえ感じるやろな」
彡(^)(^)「せやけど、そんなベテルギウスもワイらに最高の天体ショーを見せてくれる可能性があるんやで」
(´・ω・`)「天体ショー?」
彡(゚)(゚)「せや、人類史上稀に見る貴重な天体ショー。それが『超新星』や!」
66:2015/12/19(土)17:00:24 t7i
星の密度が地球の大気より薄いとかホンマに意味わからんわ…
68:2015/12/19(土)17:04:26 pxn
(´・ω・)「超新星? 名前からして凄そうな雰囲気だね」
彡(゚)(゚)「現象の名前は『超新星爆発』とも言うんやけど、実際凄い現象やで。
質量が十分に大きい恒星がその一生を終える時、死の間際に一瞬だけ見せる姿なんや。
まぁ一瞬と言っても人間にとっての一瞬とは基準が違うわけやけど・・・」
(´・ω・)「最後の一瞬だけってことは珍しい現象なの?」
彡(゚)(゚)「ワイらのいる銀河系内で最後に超新星が観測されたのは約400年前や。
もしベテルギウスが超新星爆発を起こせばそれ以来の観測になるんやで」
(´‐ω‐)「なるほどね。爆発とは書いてるけど、どんな事が起こるの?」
彡(゚)(゚)「結局はその名の通り爆発なんやけどな。さっき恒星が膨張する理由を説明した時に、
”中心部が潰れるとその分エネルギーが放出されて外層が押し出される”って話をしたやろ?」
彡(゚)(゚)「簡単に言えば、それの超強力バージョンが超新星爆発や。
中心部が一気に潰れる『重力崩壊』という現象が起きて、
その反動で放出された膨大なエネルギーが外層をふっ飛ばしてしまうんや」
(´・ω・)「重力崩壊が起きるのはどうして?」
彡;(゚)(゚)「核融合が限界まで進んで、その限界を超えてしまうと重力崩壊が起こって自分が潰れる。
要はそんな感じや、やりすぎは良くないって事やな」
(´・ω・`)「また説明せずに逃げるんだね」
| |
| ∥ (゚)(゚)ミ -_たまには自分で調べてみろや!
| ∥ ベシャァァッ!! つ ;ミ ─_____ ___
| 从ノ (ミ_(⌒\ ヽ _ ___
( (≡ ̄ ̄ ̄ ̄三\ ⌒ノ ノ)
|(つWつ  ̄ ̄\ ⌒彡) ノ =_
| \つ-つ \,__,ノ ノ
| | ) / / ≡=
| | / ノ ____
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
| ''''""'''"'''"""''"""'''''"'"''''""''"''''"""''"''"''"'''"'''''''"""''"
彡(゚)(゚)「現象の名前は『超新星爆発』とも言うんやけど、実際凄い現象やで。
質量が十分に大きい恒星がその一生を終える時、死の間際に一瞬だけ見せる姿なんや。
まぁ一瞬と言っても人間にとっての一瞬とは基準が違うわけやけど・・・」
(´・ω・)「最後の一瞬だけってことは珍しい現象なの?」
彡(゚)(゚)「ワイらのいる銀河系内で最後に超新星が観測されたのは約400年前や。
もしベテルギウスが超新星爆発を起こせばそれ以来の観測になるんやで」
(´‐ω‐)「なるほどね。爆発とは書いてるけど、どんな事が起こるの?」
彡(゚)(゚)「結局はその名の通り爆発なんやけどな。さっき恒星が膨張する理由を説明した時に、
”中心部が潰れるとその分エネルギーが放出されて外層が押し出される”って話をしたやろ?」
彡(゚)(゚)「簡単に言えば、それの超強力バージョンが超新星爆発や。
中心部が一気に潰れる『重力崩壊』という現象が起きて、
その反動で放出された膨大なエネルギーが外層をふっ飛ばしてしまうんや」
(´・ω・)「重力崩壊が起きるのはどうして?」
彡;(゚)(゚)「核融合が限界まで進んで、その限界を超えてしまうと重力崩壊が起こって自分が潰れる。
要はそんな感じや、やりすぎは良くないって事やな」
(´・ω・`)「また説明せずに逃げるんだね」
| |
| ∥ (゚)(゚)ミ -_たまには自分で調べてみろや!
| ∥ ベシャァァッ!! つ ;ミ ─_____ ___
| 从ノ (ミ_(⌒\ ヽ _ ___
( (≡ ̄ ̄ ̄ ̄三\ ⌒ノ ノ)
|(つWつ  ̄ ̄\ ⌒彡) ノ =_
| \つ-つ \,__,ノ ノ
| | ) / / ≡=
| | / ノ ____
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
| ''''""'''"'''"""''"""'''''"'"''''""''"''''"""''"''"''"'''"'''''''"""''"
74:2015/12/19(土)17:16:27 pxn
(#´・ωU`)「ところで、ベテルギウスが超新星爆発を起こしたら地球からも見えるの?」
彡(゚)(゚)「もちろんや。素の状態のベテルギウスが見えてるんやからな、超新星はもっと明るく見えるで。
一説によれば”満月並に明るく、昼間でもハッキリと見える”と予測されとる」
(´・ω・)「そんなに明るくなるんだ。過去の超新星も同じような感じだったのかな」
彡(゚)(゚)「いや、過去に観測されたのはどれも地球から数千~数万光年以上離れた超新星や。
対してベテルギウスは地球から約642光年しか離れとらんから、観測史上もっとも近い場所での超新星やな。
近い分明るさも過去最大になると予測されとるで」
(´‐ω‐)「そっか、642光年は宇宙の基準では割と近いんだね。
でもあんまり近すぎても恐いね。何か悪影響もありそうな感じもするけど・・・ないよね?」
彡(゚)(゚)「あるで。超新星爆発は強力なガンマ線を放出する『ガンマ線バースト』という現象を伴うんやけど、
これが地球に直撃したらオゾン層が破壊されて生命体に大きなダメージを与えると考えられとる」
(;´・ω・)「結構マズイんじゃないの?」
彡(゚)(゚)「大量絶滅が起こるかもしれないと言われとるな。
ワイは平気やろうけど、きうりや原ちゃんはタダじゃ済まんやろなぁ(ゲス顔」
(;´・ω・)「ええっ! どうしよう!」
彡(^)(^)「まぁ狼狽える必要は無いと思うで」
彡(゚)(゚)「”超新星爆発で強力なガンマ線が放出されるのは恒星の自転軸から2度の範囲”とする研究結果が出とるんや。
地球はベテルギウスの自転軸から約20度の位置にあるから、ガンマ線の影響を受ける可能性は低いとされとる」
(´‐ω‐)「なんだ。大丈夫なんだね」
彡(゚)(゚)「言っとくが”可能性が低い”だけやで。全く何の影響も無いと証明されたわけではないんやからな」
彡(゚)(゚)「もちろんや。素の状態のベテルギウスが見えてるんやからな、超新星はもっと明るく見えるで。
一説によれば”満月並に明るく、昼間でもハッキリと見える”と予測されとる」
(´・ω・)「そんなに明るくなるんだ。過去の超新星も同じような感じだったのかな」
彡(゚)(゚)「いや、過去に観測されたのはどれも地球から数千~数万光年以上離れた超新星や。
対してベテルギウスは地球から約642光年しか離れとらんから、観測史上もっとも近い場所での超新星やな。
近い分明るさも過去最大になると予測されとるで」
(´‐ω‐)「そっか、642光年は宇宙の基準では割と近いんだね。
でもあんまり近すぎても恐いね。何か悪影響もありそうな感じもするけど・・・ないよね?」
彡(゚)(゚)「あるで。超新星爆発は強力なガンマ線を放出する『ガンマ線バースト』という現象を伴うんやけど、
これが地球に直撃したらオゾン層が破壊されて生命体に大きなダメージを与えると考えられとる」
(;´・ω・)「結構マズイんじゃないの?」
彡(゚)(゚)「大量絶滅が起こるかもしれないと言われとるな。
ワイは平気やろうけど、きうりや原ちゃんはタダじゃ済まんやろなぁ(ゲス顔」
(;´・ω・)「ええっ! どうしよう!」
彡(^)(^)「まぁ狼狽える必要は無いと思うで」
彡(゚)(゚)「”超新星爆発で強力なガンマ線が放出されるのは恒星の自転軸から2度の範囲”とする研究結果が出とるんや。
地球はベテルギウスの自転軸から約20度の位置にあるから、ガンマ線の影響を受ける可能性は低いとされとる」
(´‐ω‐)「なんだ。大丈夫なんだね」
彡(゚)(゚)「言っとくが”可能性が低い”だけやで。全く何の影響も無いと証明されたわけではないんやからな」
78:2015/12/19(土)17:23:36 pxn
(´・ω・`)「じゃあベテルギウスが超新星爆発を起こすのはいつなの?」
彡(゚)(゚)「わからん」
(´・ω・)「分からないの? 調べてないだけじゃなくて?」
彡(‐)(‐)「ワイがちゃんと調べてないだけかも知れんな。
せやけど、恒星の将来を正確に予測するのはとても難しい事なんや。」
彡(゚)(゚)「もちろんベテルギウスの死の瞬間が近いことは確かやで。
でもその時が1年後なのか1000年後なのか、そこまではまだ予測できんのや」
(´・ω・)「そっかぁ。じゃあ僕らが生きてるうちに見られるかどうかは分からないんだね」
彡(‐)(‐)「しゃーないやろな。
ワイらが生きているうちに観測するにはベテルギウスがすでに超新星爆発を起こしてないといかんからな」
(´‐ω‐)「どういうこと?」
彡(゚)(゚)「誤差の範囲を無視すれば地球からベテルギウスまでの距離は642光年や。
光が到達するのに642年かかるわけやから、”今見えるベテルギウスは642年前の姿”やで」
(´・ω・`)「既に超新星爆発を起こしてるけど、その光がまだ地球まで届いてないだけの可能性もあるんだね」
彡(゚)(゚)「その可能性も無きにしも非ずやろな」
(´‐ω‐)「昔の姿を見ながら既に過ぎてるかもしれない将来を予測するっていうのもなんだか歯痒いね」
彡(゚)(゚)「それしかできないんやからしゃーない。むしろ光の到達に時間がかかるおかげで遠い昔の事が判明してるんや。
あまり意識する機会も無いかもしれんが、”星空は宇宙の歴史そのもの”なんやで」
彡(゚)(゚)「わからん」
(´・ω・)「分からないの? 調べてないだけじゃなくて?」
彡(‐)(‐)「ワイがちゃんと調べてないだけかも知れんな。
せやけど、恒星の将来を正確に予測するのはとても難しい事なんや。」
彡(゚)(゚)「もちろんベテルギウスの死の瞬間が近いことは確かやで。
でもその時が1年後なのか1000年後なのか、そこまではまだ予測できんのや」
(´・ω・)「そっかぁ。じゃあ僕らが生きてるうちに見られるかどうかは分からないんだね」
彡(‐)(‐)「しゃーないやろな。
ワイらが生きているうちに観測するにはベテルギウスがすでに超新星爆発を起こしてないといかんからな」
(´‐ω‐)「どういうこと?」
彡(゚)(゚)「誤差の範囲を無視すれば地球からベテルギウスまでの距離は642光年や。
光が到達するのに642年かかるわけやから、”今見えるベテルギウスは642年前の姿”やで」
(´・ω・`)「既に超新星爆発を起こしてるけど、その光がまだ地球まで届いてないだけの可能性もあるんだね」
彡(゚)(゚)「その可能性も無きにしも非ずやろな」
(´‐ω‐)「昔の姿を見ながら既に過ぎてるかもしれない将来を予測するっていうのもなんだか歯痒いね」
彡(゚)(゚)「それしかできないんやからしゃーない。むしろ光の到達に時間がかかるおかげで遠い昔の事が判明してるんや。
あまり意識する機会も無いかもしれんが、”星空は宇宙の歴史そのもの”なんやで」
116:2015/12/20(日)19:37:07 Y72
(´・ω・`)「ところでさぁ、さっきからベテルギウスの話ばっかりしてるよね?」
彡;(゚)(゚)「そう言えばそうやったな。本題はオリオン座やったわ」
(´・ω・)「じゃあオリオン座の成り立ちの話とか、何か無いの?」
彡(゚)(゚)「それならあるで。有名な星座には関連する神話があるんや。
オリオン座の神話は主に2つあるから、そのうちの1つについて簡単に解説してこか」
(´‐ω‐)「神話かぁ、なんだか小難しい話になりそうだね」
彡(‐)(‐)「確かにそのままやとちょっと堅いやろな・・・」
彡(^)(^)「まぁ堅苦しい話しても面白くないやろうしな。簡略化して会話型式にして脚色も加えるで」
(・ω・`)「それ原型留めてないんじゃないの?」
彡;(゚)(゚)「そう言えばそうやったな。本題はオリオン座やったわ」
(´・ω・)「じゃあオリオン座の成り立ちの話とか、何か無いの?」
彡(゚)(゚)「それならあるで。有名な星座には関連する神話があるんや。
オリオン座の神話は主に2つあるから、そのうちの1つについて簡単に解説してこか」
(´‐ω‐)「神話かぁ、なんだか小難しい話になりそうだね」
彡(‐)(‐)「確かにそのままやとちょっと堅いやろな・・・」
彡(^)(^)「まぁ堅苦しい話しても面白くないやろうしな。簡略化して会話型式にして脚色も加えるで」
(・ω・`)「それ原型留めてないんじゃないの?」
117:2015/12/20(日)19:40:39 Y72
~ 簡略化して会話型式にして脚色も加えて学ぶ『オリオン座の神話』 ~
◆登場人物◆
彡(゚)(゚) オリオン:パワーに自信ニキ、海神ポセイドンの息子
(o‘ω‘n) アルテミス:コントロールに自信ネキ、純潔と月の神様
(´・ω・`) アポロン:コントロールに自信ニキ、アルテミスの双子の兄(弟)
J( 'ー`)し 毒サソリ:強い
(*^◯^*) ゼウス:アルテミスの父
ある日・・・
彡(゚)(゚)「今日は狩りに行くやでー。ワイのパワーで猛獣どもを捻じ伏せてやるんや!」ドスンドスン
( o‘ω‘n)「おーん、おーん、おおーん♪」トコトコ
彡(゚)(゚)「お!かわええ娘おるやんけ、ナンパしたろ!」
彡(^)(^)「ヘイ彼女、ワイと一緒に遊びに行かへん? これから狩りに行くんや」
(o‘ω‘n)「狩りならおんty・・・私も好きだし得意だおん。一緒に行くおん」
彡(゚)(゚)「なんや! 趣味一緒やんけ!」
彡(^)(^)「なら友達になってくれへん? また一緒に狩りに行こうや!」
(o^ω^n)「喜んでだおん!」
◆登場人物◆
彡(゚)(゚) オリオン:パワーに自信ニキ、海神ポセイドンの息子
(o‘ω‘n) アルテミス:コントロールに自信ネキ、純潔と月の神様
(´・ω・`) アポロン:コントロールに自信ニキ、アルテミスの双子の兄(弟)
J( 'ー`)し 毒サソリ:強い
(*^◯^*) ゼウス:アルテミスの父
ある日・・・
彡(゚)(゚)「今日は狩りに行くやでー。ワイのパワーで猛獣どもを捻じ伏せてやるんや!」ドスンドスン
( o‘ω‘n)「おーん、おーん、おおーん♪」トコトコ
彡(゚)(゚)「お!かわええ娘おるやんけ、ナンパしたろ!」
彡(^)(^)「ヘイ彼女、ワイと一緒に遊びに行かへん? これから狩りに行くんや」
(o‘ω‘n)「狩りならおんty・・・私も好きだし得意だおん。一緒に行くおん」
彡(゚)(゚)「なんや! 趣味一緒やんけ!」
彡(^)(^)「なら友達になってくれへん? また一緒に狩りに行こうや!」
(o^ω^n)「喜んでだおん!」
120:2015/12/20(日)19:44:30 Y72
しばらくして・・・
彡(^)(^) (o^ω^n ) キャッキャウフフ
(・ω・` )「・・・なんだあの見るからに脳筋な男は、僕の自慢の妹と仲良くしやがって」
(´・ω・`)「おいアルテミス!」
(o‘ω‘n)「なんだおん?」
(´・ω・`)「お前は”純潔の神”だぞ? あんな暴力的な男とは別れなさい」
(o‘ω‘n)「嫌だおん。あの人とは趣味も合うし、一緒にいると楽しいおん」
(´・ω・`)「・・・そうか、わかった」
(´‐ω‐`)「(ならば仕方あるまい、彼奴を使うか)」
彡(^)(^) (o^ω^n ) キャッキャウフフ
(・ω・` )「・・・なんだあの見るからに脳筋な男は、僕の自慢の妹と仲良くしやがって」
(´・ω・`)「おいアルテミス!」
(o‘ω‘n)「なんだおん?」
(´・ω・`)「お前は”純潔の神”だぞ? あんな暴力的な男とは別れなさい」
(o‘ω‘n)「嫌だおん。あの人とは趣味も合うし、一緒にいると楽しいおん」
(´・ω・`)「・・・そうか、わかった」
(´‐ω‐`)「(ならば仕方あるまい、彼奴を使うか)」
122:2015/12/20(日)19:47:59 Y72
数日後・・・
彡(゚)(゚)「よっしゃ! 今日も狩りに・・・・・・ん?」
J( 'ー`)し「見つけたわよ! oね(直球)」
彡;(゚)(゚)「ファッ!? サソリやんけ! 逃げなきゃ(使命感)」スタコラサッサ
J( 'ー`)し「しまった!(よし、これでいいわ・・・)」
彡(^)(^)「どうや、海の中までは追って来れんやろ?」
J( 'ー`)し「ぐぬぬ・・・(計画通りよ)」
彡(゚)(゚)「でも近くの岸には上がれんな。サソリに見つかりにくいように”頭だけ水面に出して”逃げたろ!」
彡(゚)(゚)「よっしゃ! 今日も狩りに・・・・・・ん?」
J( 'ー`)し「見つけたわよ! oね(直球)」
彡;(゚)(゚)「ファッ!? サソリやんけ! 逃げなきゃ(使命感)」スタコラサッサ
J( 'ー`)し「しまった!(よし、これでいいわ・・・)」
彡(^)(^)「どうや、海の中までは追って来れんやろ?」
J( 'ー`)し「ぐぬぬ・・・(計画通りよ)」
彡(゚)(゚)「でも近くの岸には上がれんな。サソリに見つかりにくいように”頭だけ水面に出して”逃げたろ!」
123:2015/12/20(日)19:50:59 Y72
同時刻・・・
(´・ω・`)「おいアルテミス、お前最近例の脳筋男と遊んでばかりだな。弓矢の腕が鈍ってるんじゃないか?」
(o`ω´n)「ムッ・・・そんなこと無いおん! コントロールには自信があるおん!」
(´・ω・`)「ならその腕前を見せて貰おうか」
(・ω・` )「ほら、あそこの・・・何かはよくわからんが、”ぽつんと海に浮かんでいるアレ”を射抜いてみせろ」ニヤリ
(o^ω^n)「そんなの朝飯前だおん」パシュ
彡()()「ファッ!?」グサッ
(´・ω・`)「おいアルテミス、お前最近例の脳筋男と遊んでばかりだな。弓矢の腕が鈍ってるんじゃないか?」
(o`ω´n)「ムッ・・・そんなこと無いおん! コントロールには自信があるおん!」
(´・ω・`)「ならその腕前を見せて貰おうか」
(・ω・` )「ほら、あそこの・・・何かはよくわからんが、”ぽつんと海に浮かんでいるアレ”を射抜いてみせろ」ニヤリ
(o^ω^n)「そんなの朝飯前だおん」パシュ
彡()()「ファッ!?」グサッ
125:2015/12/20(日)19:54:20 Y72
後日・・・
(o‘ω‘n)「最近オリオンさんと連絡取れないおん。どこに行ってしまったのかおん・・・」
(o‘ω‘n)「あれ? 浜辺に何か打ち上げられてるおん」
┏━━━━━┓
┃ / \ ┃
┃ / \┃
┃ (゚)(゚)ミ―┃―――<三<
┃ ノ ミ ┃
┃ つ ( ┃
┃ ) ( ┃
┗━━━━━┛
(;o‘ω‘n)「オ、オリオンさんだおん! 一体なにが・・・」
(;o‘ω‘n)「頭に矢が刺さってるおん! これは・・・”あの時私が放った矢”だおん!」
| 柱 |ω・`)「・・・」ニヤリ
| 柱 |ー`)し「・・・」ニヤリ
(o‘ω‘n)「・・・」
(o‘ω‘n)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
(o‘ω‘n)「最近オリオンさんと連絡取れないおん。どこに行ってしまったのかおん・・・」
(o‘ω‘n)「あれ? 浜辺に何か打ち上げられてるおん」
┏━━━━━┓
┃ / \ ┃
┃ / \┃
┃ (゚)(゚)ミ―┃―――<三<
┃ ノ ミ ┃
┃ つ ( ┃
┃ ) ( ┃
┗━━━━━┛
(;o‘ω‘n)「オ、オリオンさんだおん! 一体なにが・・・」
(;o‘ω‘n)「頭に矢が刺さってるおん! これは・・・”あの時私が放った矢”だおん!」
| 柱 |ω・`)「・・・」ニヤリ
| 柱 |ー`)し「・・・」ニヤリ
(o‘ω‘n)「・・・」
(o‘ω‘n)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
129:2015/12/20(日)19:58:13 Y72
さらに後日・・・
(o;ω;n)「悲しいおん寂しいおん、オリオンさんにまた会いたいおん・・・」
(o;ω;n)「有名なお医者様に生き返らせてって頼んだけど、偉い神様に反対されてダメだったおん」
(o‘ω‘n)「こうなったら最後の手段だおん。お父様、オリオンさんを生き返らせて欲しいおん!」
(*´◯`*)「えっ!? さすがに無理なんだ、前半戦で力を使いすぎたんだ・・・」
(o;ω;n)「やっぱりダメかおん・・・(何の話だおん)」
(*^◯^*)「でもそれじゃあ可哀想なんだ。代わりに”オリオン君を星にしてあげる”んだ!」
(o‘ω‘n)「ほ、本当かおん!?」
(*^◯^*)「本当なんだ! 夜限定になっちゃうけど一応会えるんだ!」
(o^ω^n)「やったおん! これでまたオリオンさんに会えるおん!」
こうしてオリオンは夜空に悠然と輝く星座となりましたとさ
めでたしめでたし
(o;ω;n)「悲しいおん寂しいおん、オリオンさんにまた会いたいおん・・・」
(o;ω;n)「有名なお医者様に生き返らせてって頼んだけど、偉い神様に反対されてダメだったおん」
(o‘ω‘n)「こうなったら最後の手段だおん。お父様、オリオンさんを生き返らせて欲しいおん!」
(*´◯`*)「えっ!? さすがに無理なんだ、前半戦で力を使いすぎたんだ・・・」
(o;ω;n)「やっぱりダメかおん・・・(何の話だおん)」
(*^◯^*)「でもそれじゃあ可哀想なんだ。代わりに”オリオン君を星にしてあげる”んだ!」
(o‘ω‘n)「ほ、本当かおん!?」
(*^◯^*)「本当なんだ! 夜限定になっちゃうけど一応会えるんだ!」
(o^ω^n)「やったおん! これでまたオリオンさんに会えるおん!」
こうしてオリオンは夜空に悠然と輝く星座となりましたとさ
めでたしめでたし
130:2015/12/20(日)20:00:04 uVC
どこがめでたいんですかねぇ
132:2015/12/20(日)20:03:50 Y72
(;´・ω・)「めでたいかな・・・?」
彡(‐)(‐)「比較的めでたい部類やと思うで。神話の登場人物は畜生ばっかやからなぁ」
(´・ω・`)「他人のこと言えないでしょ」
| |
| ∥ (゚)(゚)ミ -_ワイの事言うとるんか!
| ∥ ボコォォォッ!! つ ミ ─_____ ___
| 从ノ (ミ_(⌒\ ヽ _ ___
( (≡ ̄ ̄ ̄ ̄三\ ⌒ノ ノ)
|(つWつ  ̄ ̄\ ⌒彡) ノ =_
| \つ-つ \,__,ノ ノ
| | ) / / ≡=
| | / ノ ____
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
| ''''""'''"'''"""''"""'''''"'"''''""''"''''"""''"''"''"'''"'''''''"""''"
(#´・ω◎`)「ちなみにもう一つの神話はどんなものなの?」
彡(゚)(゚)「同じく狩人だったオリオンが力を過信して調子こいてたら、
見かねた別の神様に毒サソリを送り込まれてあっけなく死んだって話やで」
(#´・ω◎`)「どっちみち死んじゃうんだね・・・」
彡(‐)(‐)「比較的めでたい部類やと思うで。神話の登場人物は畜生ばっかやからなぁ」
(´・ω・`)「他人のこと言えないでしょ」
| |
| ∥ (゚)(゚)ミ -_ワイの事言うとるんか!
| ∥ ボコォォォッ!! つ ミ ─_____ ___
| 从ノ (ミ_(⌒\ ヽ _ ___
( (≡ ̄ ̄ ̄ ̄三\ ⌒ノ ノ)
|(つWつ  ̄ ̄\ ⌒彡) ノ =_
| \つ-つ \,__,ノ ノ
| | ) / / ≡=
| | / ノ ____
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
| ''''""'''"'''"""''"""'''''"'"''''""''"''''"""''"''"''"'''"'''''''"""''"
(#´・ω◎`)「ちなみにもう一つの神話はどんなものなの?」
彡(゚)(゚)「同じく狩人だったオリオンが力を過信して調子こいてたら、
見かねた別の神様に毒サソリを送り込まれてあっけなく死んだって話やで」
(#´・ω◎`)「どっちみち死んじゃうんだね・・・」
135:2015/12/20(日)20:10:59 Y72
(´・ω・`)「やっぱりオリオン座だけ見てもつまらないよね」
彡(`)(´)「なんやねん今更。原ちゃんが教えろ言うから教えたんやないか!」
(´‐ω‐)「うん、オリオン座の事は少しずつ分かってきたんだけど、その周りにも色んな星があるわけでしょ?」
(´・ω・`)「全部は無理だけど、オリオン座を見た時近くに見える星くらいは覚えておきたいなーと思って」
彡(‐)(‐)「しゃーないなぁ、ほなオリオン座とその周囲を写した写真も見てみよか」
※GIF
(´・ω・)「地味だね」
彡(‐)(‐)「ワイにはこんなんしか撮れんと言ったやろ?
逆に言えば、安物カメラでも星を撮れなくはないってことや」
彡(゚)(゚)「そんでや。黄色い丸で囲った星は1等星で、白い丸で囲ったのは散開星団や。
『冬の大三角』も入るように撮っといたで」
(´・ω・)「1等星は少ないんだね」
彡(‐)(‐)「何を言っとるんや、むしろ多いんやで。
”1等星は全部で21個しかない”し、その中でも日本全域で安定して見られるのは15個ほどや」
彡(゚)(゚)「せやけどこの写真にはオリオン座の2つと周囲の3つが写っとる。
21個の1等星うち5個が写真一枚の範囲に収まっとるわけや」
(´・ω・)「オリオン座の周りを見れば明るい星が沢山見られるっていうこと?」
彡(^)(^)「そういうことやな」
彡(`)(´)「なんやねん今更。原ちゃんが教えろ言うから教えたんやないか!」
(´‐ω‐)「うん、オリオン座の事は少しずつ分かってきたんだけど、その周りにも色んな星があるわけでしょ?」
(´・ω・`)「全部は無理だけど、オリオン座を見た時近くに見える星くらいは覚えておきたいなーと思って」
彡(‐)(‐)「しゃーないなぁ、ほなオリオン座とその周囲を写した写真も見てみよか」
※GIF
(´・ω・)「地味だね」
彡(‐)(‐)「ワイにはこんなんしか撮れんと言ったやろ?
逆に言えば、安物カメラでも星を撮れなくはないってことや」
彡(゚)(゚)「そんでや。黄色い丸で囲った星は1等星で、白い丸で囲ったのは散開星団や。
『冬の大三角』も入るように撮っといたで」
(´・ω・)「1等星は少ないんだね」
彡(‐)(‐)「何を言っとるんや、むしろ多いんやで。
”1等星は全部で21個しかない”し、その中でも日本全域で安定して見られるのは15個ほどや」
彡(゚)(゚)「せやけどこの写真にはオリオン座の2つと周囲の3つが写っとる。
21個の1等星うち5個が写真一枚の範囲に収まっとるわけや」
(´・ω・)「オリオン座の周りを見れば明るい星が沢山見られるっていうこと?」
彡(^)(^)「そういうことやな」
136:2015/12/20(日)20:17:59 Y72
(´・ω・`)「それじゃあ写真に写ってるのはどんな天体なの?」
彡(゚)(゚)「概要はこんな感じやで」
◆「シリウス」
おおいぬ座に属する1等星で、21個の1等星の中でも最も明るい星。
質量や直径はそこまで大きくないが太陽系から8.6光年とかなり近い位置にあるため明るく見える。
◆「プロキオン」
こいぬ座に属する1等星。太陽系から11.5光年と近い位置にあるため明るく見える。
現在はまだ主系列星の段階にあるが末期であり、膨張しはじめて赤色巨星に進化する途中とされている。
◆「アルデバラン」
おうし座に属する1等星。既に主系列星の段階を終えて赤色巨星に近い状態であり、直径は太陽の44倍程度。
後述のヒアデス星団やプレアデス星団を見つける際の目印になる。
◆「ヒアデス星団」
おうし座に属する散開星団で、肉眼では5~8個ほどの星がV字型に連なっているように見える。
双眼鏡を使うと肉眼では見えない数十個の星が見えるようになって非常に美しい。
見かけ上はアルデバランも星団の中にあるが、ヒアデス星団とは前後方向に大きく離れているので無関係。
◆「プレアデス星団」
同じくおうし座に属する散開星団。見かけの大きさが小さいので肉眼では見づらいが、条件が良ければ6個の星が見える。
一見すると地味だが天体望遠鏡や倍率の高い双眼鏡を使うと全く違う姿が見られるため天文ファンには人気。
天体観測を始めるならまずはプレアデス星団を見るべし。
彡(゚)(゚)「概要はこんな感じやで」
◆「シリウス」
おおいぬ座に属する1等星で、21個の1等星の中でも最も明るい星。
質量や直径はそこまで大きくないが太陽系から8.6光年とかなり近い位置にあるため明るく見える。
◆「プロキオン」
こいぬ座に属する1等星。太陽系から11.5光年と近い位置にあるため明るく見える。
現在はまだ主系列星の段階にあるが末期であり、膨張しはじめて赤色巨星に進化する途中とされている。
◆「アルデバラン」
おうし座に属する1等星。既に主系列星の段階を終えて赤色巨星に近い状態であり、直径は太陽の44倍程度。
後述のヒアデス星団やプレアデス星団を見つける際の目印になる。
◆「ヒアデス星団」
おうし座に属する散開星団で、肉眼では5~8個ほどの星がV字型に連なっているように見える。
双眼鏡を使うと肉眼では見えない数十個の星が見えるようになって非常に美しい。
見かけ上はアルデバランも星団の中にあるが、ヒアデス星団とは前後方向に大きく離れているので無関係。
◆「プレアデス星団」
同じくおうし座に属する散開星団。見かけの大きさが小さいので肉眼では見づらいが、条件が良ければ6個の星が見える。
一見すると地味だが天体望遠鏡や倍率の高い双眼鏡を使うと全く違う姿が見られるため天文ファンには人気。
天体観測を始めるならまずはプレアデス星団を見るべし。
143:2015/12/20(日)20:27:21 Y72
(´・ω・)「オリオン座の周りにも色んな天体が見えるんだね」
彡(^)(^)「二つの有名な星団に冬の大三角、一番明るい星(※4)であるシリウス。豪華メンバーやで」
(´‐ω‐)「大げさだなぁ。豪華って言ってもいつでも同じ姿が見られるわけでしょ?」
彡(゚)(゚)「それは違うで。地球が動くのと同じで天体はそれぞれ移動しとる。
しかもさっき説明したベテルギウスのように、恒星にも寿命があるわけや」
彡(‐)(‐)「当たり前といえば当たり前やけど、厳密には”二度と同じ星空を見ることはできない”んやで」
(´・ω・)「そうは言われても、今日見えてる星が明日には無くなってるわけじゃあるまいし・・・」
彡(゚)(゚)「本当にそうやったらええけどな。ワイもこの前まで山本昌の居ないプロ野球なんて想像さえせんかったわ。
時間的スケールは違っても”長く存在してるとあるのが当たり前だと勘違いしてしまう”のは同じやと思うで。」
(´・ω・`)「隙あらば野球語りだね」
| |
| ∥ (゚)(゚)ミ -_ 文句でもあるんか!腐れ原住民が!
| ∥ グシャァッッ!! つ ミ ─_____ ___
| 从ノ (ミ_(⌒\ ヽ _ ___
( (≡ ̄ ̄ ̄ ̄三\ ⌒ノ ノ)
|(つWつ  ̄ ̄\ ⌒彡) ノ =_
| \つ-つ \,__,ノ ノ
| | ) / / ≡=
| | / ノ ____
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
| ''''""'''"'''"""''"""'''''"'"''''""''"''''"""''"''"''"'''"'''''''"""''"
※4:『一番明るい星』
語弊のある表現だが、太陽系の天体を除いて最も明るい星がシリウス。視等級は-1.47
シリウスより明るく見える天体は太陽、月、金星、火星、木星など
彡(^)(^)「二つの有名な星団に冬の大三角、一番明るい星(※4)であるシリウス。豪華メンバーやで」
(´‐ω‐)「大げさだなぁ。豪華って言ってもいつでも同じ姿が見られるわけでしょ?」
彡(゚)(゚)「それは違うで。地球が動くのと同じで天体はそれぞれ移動しとる。
しかもさっき説明したベテルギウスのように、恒星にも寿命があるわけや」
彡(‐)(‐)「当たり前といえば当たり前やけど、厳密には”二度と同じ星空を見ることはできない”んやで」
(´・ω・)「そうは言われても、今日見えてる星が明日には無くなってるわけじゃあるまいし・・・」
彡(゚)(゚)「本当にそうやったらええけどな。ワイもこの前まで山本昌の居ないプロ野球なんて想像さえせんかったわ。
時間的スケールは違っても”長く存在してるとあるのが当たり前だと勘違いしてしまう”のは同じやと思うで。」
(´・ω・`)「隙あらば野球語りだね」
| |
| ∥ (゚)(゚)ミ -_ 文句でもあるんか!腐れ原住民が!
| ∥ グシャァッッ!! つ ミ ─_____ ___
| 从ノ (ミ_(⌒\ ヽ _ ___
( (≡ ̄ ̄ ̄ ̄三\ ⌒ノ ノ)
|(つWつ  ̄ ̄\ ⌒彡) ノ =_
| \つ-つ \,__,ノ ノ
| | ) / / ≡=
| | / ノ ____
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
| ''''""'''"'''"""''"""'''''"'"''''""''"''''"""''"''"''"'''"'''''''"""''"
※4:『一番明るい星』
語弊のある表現だが、太陽系の天体を除いて最も明るい星がシリウス。視等級は-1.47
シリウスより明るく見える天体は太陽、月、金星、火星、木星など
149:2015/12/20(日)20:34:55 Y72
(#´・ω○`)「オリオン座のこと、なんとなく分かってきたよ」
彡(^)(^)「ほうか。まぁ手の届かない遠くの話やから、結局ワイらには見て記録して推測するくらいしかできんのやけどな」
(´・ω・)「でもオリオン座もその周りの天体も十分に見る価値があるんでしょ?」
彡(゚)(゚)「そらそうや。もちろん他の星座にも言える事やけどな」
(´‐ω‐)「そうだよね。他にも星座はたくさんあるわけだし、その間を縫って星を探さないとね」
彡(゚)(゚)「そんなもん探してどうすんねん・・・」
(´・ω・`)「星を探してきうり座を作るんだ。オリオン座くらい有名になればきうりがいかに偉大な物か伝えやすいでしょ?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・・・・・・・」
| ∥ (゚)(゚)ミ -_
| ∥ グジャッッ!! つ ミ ─_____ ___
|(ill´;ω;) (ミ_(⌒\ ヽ _ ___
( (≡'。゚_・゚。'。゚ ̄三\ ⌒ノ ノ)
|\つ'。゚_・゚。' ̄\ ⌒彡) ノ =_
| '。゚_・゚。'。゚\,__,ノ ノ
| | オゲゲェェッ!! / / ≡=
| | / ノ ____
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
| ''''""'''"'''"""''"""'''''"'"''''""''"
~ おわり ~
彡(^)(^)「ほうか。まぁ手の届かない遠くの話やから、結局ワイらには見て記録して推測するくらいしかできんのやけどな」
(´・ω・)「でもオリオン座もその周りの天体も十分に見る価値があるんでしょ?」
彡(゚)(゚)「そらそうや。もちろん他の星座にも言える事やけどな」
(´‐ω‐)「そうだよね。他にも星座はたくさんあるわけだし、その間を縫って星を探さないとね」
彡(゚)(゚)「そんなもん探してどうすんねん・・・」
(´・ω・`)「星を探してきうり座を作るんだ。オリオン座くらい有名になればきうりがいかに偉大な物か伝えやすいでしょ?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・・・・・・・」
| ∥ (゚)(゚)ミ -_
| ∥ グジャッッ!! つ ミ ─_____ ___
|(ill´;ω;) (ミ_(⌒\ ヽ _ ___
( (≡'。゚_・゚。'。゚ ̄三\ ⌒ノ ノ)
|\つ'。゚_・゚。' ̄\ ⌒彡) ノ =_
| '。゚_・゚。'。゚\,__,ノ ノ
| | オゲゲェェッ!! / / ≡=
| | / ノ ____
| | /ノ _─ (´⌒(´
| | ミ/= (´⌒(´⌒;;
| ''''""'''"'''"""''"""'''''"'"''''""''"
~ おわり ~
150:2015/12/20(日)20:35:58 MG3
サンキューイッチ
同作者による作品です
彡(゚)(゚)「・・・ブラックホール?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・太陽系?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・ニュー・ホライズンズ?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・太陽系外惑星?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・宇宙エレベーター?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・オリオン座?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・アンドロメダ銀河?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・月?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・天動説?」
彡(゚)(゚)「・・・・・・重力波?」
151:2015/12/20(日)20:36:31 IDv
オリオンの天敵さそりまで星座にする畜生
オリオンは星になってまでさそりからにげてるから絶対にオリオン座とさそり座は同時に見られないらしい
オリオンは星になってまでさそりからにげてるから絶対にオリオン座とさそり座は同時に見られないらしい
彡(゚)(゚)「・・・・・・オリオン座?」
引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1450505537
引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1450505537
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