1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/09(土) 23:13:54.27 ID:aPxLt7Hr0
友「いや、そんなこと言われてもまだ一話目だよ?」

女「も、もう百物語なんてやめようよ……………」

先輩「女は怖がりすぎだっつーの。死ぬなんて大げさだってば」

委員長「うん、女ちゃん、怖がりすぎ」

女「だ、だって……………」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/09(土) 23:15:37.88 ID:HDr8k1Z30
                スッ
            i⌒i スッ
      ./ ̄\ | 〈|
      | ^o^ | / .ノ||
      ,\_// ii|||| バチーン!!
    / ̄   / iii||||||  バチーン!!
   / /\   / ̄\ii||||      .'  , ..
 _| ̄ ̄ \ /  ヽ \从// ・;`.∴ '     
 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__) < ,:;・,‘  
  ||\        / ̄\.' , ..
  ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ | ^o^ | やめてください しんでしまいます
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄, \_/
    .||      / ̄   ̄\         
         / /\   / ̄\
       _| ̄ ̄ \ /  ヽ \_ 
       \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__)
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        ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
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           .||              ||

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/09(土) 23:20:18.79 ID:IG5httwo0
>>3
これが一瞬で頭に浮かんだwwww

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/09(土) 23:25:16.08 ID:X/f8MiP7O

女「じ、じゃあ次は誰?」

友「私だね。えーとね、これは実際にあった話らしいんだけどね、この学校の近くに病院あるじゃん?あの病院に入院してたある少女がね…………………」

五分後

女「も、もうやめにしませんかほんとうにしんでしまいます」

委員長「女ちゃん、落ち着いて」

先輩「ま、まあ確かに少し怖かったけどな」

友「で、でも怖くなかったら百物語の意味無いですし」

女「つ、次は………………」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/09(土) 23:39:06.40 ID:X/f8MiP7O
委員長「これはね、外国に旅行に行った男性の話なんだけどね」

友「うん」

先輩「おもしろそうだな」

女「外国の話とかこわいにきまってるじゃないですかわたしはもうしんでしまいます」

委員長「…………私、続き話して良いの?」

友「まあ、大丈夫なんじゃないか?……………多分」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/09(土) 23:54:22.50 ID:X/f8MiP7O
委員長「……………という話でした。めでたし」

女「予想通り怖かったですもうしにました」

友「ギリギリ生きてるからしっかりして!」

先輩「べ、別に私は怖くなかったけどな!って言うか次は私の番だな!」

女「お、お願いですからあんまり怖くない話にしてください……………」

先輩「いや、せっかくの百物語だからな!めちゃくちゃ怖い話にしてやるよ!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 00:08:22.59 ID:p7L/bEuXO
先輩「……………………そんな感じでな、ここからめっちゃ怖いからな。覚悟しとけよ?めっちゃ怖いからな?もしかしたら生首とか飛んでくるかもよ!?」

友「は、はい」

先輩「な、なんと、物凄いスピードで生首が飛んで来たんだ!!」

友「ち、ちょっと怖すぎますよー!!!!!」

委員長「…………………」

女「…………………」

先輩「あ、あれ?なんで委員長と女は無反応なの?友みたいな反応が普通でしょ?」

女「あ、あの、なんて言うかその………………先が読めていたって言うか」

委員長「正直、先輩、話すの下手です」

先輩「へ、下手じゃねーし!うめーし!」

友「せ、先輩落ち着いて下さい!先輩の話怖かったですよ!」

先輩「だ、だよな!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 00:21:35.27 ID:p7L/bEuXO
女「えーと、これはね、とっても怖い話なんだけどね」

委員長「うん」

女「女の人がいて、それでその人が凄い口が裂けてるの!!」

友「………………えーと、終わり?」

女「う、うん」

先輩「つまり、口裂け女だよね?」

女「こ、怖いですよね!」

委員長「まあ、女ちゃんは、それで良いよ」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 00:37:01.44 ID:p7L/bEuXO
二十二時

女「た、たすけてくださいしんでしまいます」

友「だ、大丈夫だって。なんだかんだでもう七十話も耐えたんだよ?」

委員長「じゃあ、次は私だね。これはね、百物語をした時に起こる話らしいんだけどね」

女「しにました」

委員長「百物語ってさ、全部の話が終わったら怖いことが起こるって言うよね」

友「うん」

委員長「でもね、本当はね、終わった時に起こるんじゃなくてね、百物語をしてる間に、怖いことは起こってるんだよ」

友「どういうこと?」

委員長「百物語をしてる間に、いつの間にか、人が増えてるの」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 00:52:30.09 ID:p7L/bEuXO
委員長「女ちゃん、起きて」

女「あ、気絶してた………………」

先輩「この調子だと全部の話が終わる頃には本当に死んじゃうかもな……………」

友「変なこと言わないで下さいよ」

女「わ、私、死ぬんですか?」

先輩「冗談だってば!まあ、次の私の話は本当に怖いから死んじゃうかもな!」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 01:08:39.77 ID:p7L/bEuXO
先輩「……………………………って感じなんだけど、いいか?ここからが重要だ。叫び声とかが聞こえるかもしれないぞ?」

友「は、はい」

先輩「なんと!謎の女の大きな叫び声が聞こえたんだ!」

友「怖いー!」

委員長「……………………」

女「……………………」

先輩「なんでだ!なんでさっきから私の話は友しか怖がってくれないんだ!」

委員長「それは、先輩が話すのが下手だからです」

先輩「で、でも友はめちゃくちゃ怖がってるぞ!」

女「友ちゃんって昔から変な物怖がったりするよね。饅頭とか」

友「饅頭丸いからなんとなく怖いじゃん!」

委員長「まあつまり友ちゃんが変だから先輩の話も怖がるんですよ」

先輩&友「どういうことよ!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 01:24:33.98 ID:p7L/bEuXO
委員長(でも、先輩の話以外だと大分女ちゃん怖がってるよね)

委員長(……………もし本当に死んじゃったらどうしよう)

委員長(さっきの百物語に出てくる増える人ってのが私だって知ったら、本当に死んじゃうかも……………)

委員長(……………どうしよう)

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 01:55:06.21 ID:p7L/bEuXO
友「……………という話でした!はい、これでやっと八十話だね!」

女「あと二十話もあるんですかわたしはしんでしまいます」

委員長「頑張って、死なないで」

先輩「べべべべべべ別に全然怖くない話だったな!ああああ後二十話とか余裕だな!」

委員長「先輩、嘘下手ですね」

先輩「へ、下手じゃねーし!うめーし!」

友「せ、先輩落ち着いて下さい」

先輩「下手じゃないからな!」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 02:15:10.15 ID:p7L/bEuXO
委員長「あ、そうだ、先輩、ちょっとトイレついてきてくれませんか?」

先輩「な、何?もしかして怖いの?」

委員長「はい、怖いです」

先輩「しかたないわねー。じゃあ、委員長と一緒にトイレ行ってくるから、女と友は待っててね」

友「えっ、あっ、ちょ、ちょっと待って下さいよ……………行っちゃった」

女「ふ、二人しかいないとかかんべんしてくださいよほんとにおねがいします」

友「ていうか、女も怖がりすぎ!さっき委員長が言ってた増えてる人って私たちのことだよ?おばけがそんなに怖がりでどうするの!」

女「そ、そうだけど……………」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 02:30:47.59 ID:p7L/bEuXO
委員長「あの、先輩、実は私、トイレについてきて欲しいわけじゃないんです」

先輩「え?どういうこと?」

委員長「ちょっと、相談があるんです」

先輩「相談?」

委員長「あの、例えばですよ?もしも私の話した百物語の途中で増える人の正体が私だったら、先輩どうします?」

先輩「は、はぁ?ちちちちちょっと意味わかんないんだけど?悪い冗談やめてよね!」

委員長「なんで冗談だって思うんですか?」

先輩「だっ、だってあの話の増える人の正体は私だし!」

委員長「えっ?」

先輩「あっ、言っちゃった」

委員長「ちょっと待って下さい。あの話の増える人は私です」

先輩「えっ。な、何言ってんの?委員長は嘘下手だな!」

委員長「先輩よりは上手いですよ」

先輩「へ、下手じゃねーし!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 02:51:22.02 ID:p7L/bEuXO
委員長「まさか増える人が二人もいるとはね」

先輩「これじゃあ私たちの正体に気づいちゃったら女本当に死んじゃうかもしれないわね」

委員長「まあ、結局は女ちゃんが恐怖に耐えられるかどうかにかかってるみたいですね」

先輩「でも本当に死んじゃいそうで怖いな…………………」




教室

女「もしも私たちがおばけだって気づいたら、二人とも死んじゃうかな?」

友「女くらい怖がりなだったら死んじゃうかもしれないけど、二人はせいぜい気絶くらいかな?」

女「えっ、じゃあ私は死んじゃうの!?」

友「女はもう死んでるでしょうが」

女「あっ、そっか」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 02:54:13.06 ID:N8+S1Mkg0
なにこれこわい

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 03:13:54.55 ID:p7L/bEuXO
委員長「ていうか、先輩もおばけなのに、結構怖がりですね」

先輩「は、はあ?別に百物語とか全然怖くねーし!」

委員長「怖がりな先輩は結構可愛いですよ?」

先輩「な、なななに言ってるんだよいきなり!」

委員長「照れてるんですか?」

先輩「て、照れてねーし!」

委員長「先輩は嘘が上手ですね」

先輩「う、上手くねーし!下手だし!」

委員長「先輩やっぱり可愛いですね」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 03:41:56.19 ID:p7L/bEuXO
女「で、でもさ、やっぱり百物語って怖いよ」

友「まあ、怖くないと意味ないし」

女「私って、おばけ失格なのかな?」

友「そ、そんなことないよ!」

女「だって、おばけなのに怖がりだし…………………」

友「わ、私は怖がりな女が好きだよ!」

女「……………本当に?」

友「うん!」

女「……………えへへ、ありがとう。…………私も優しい友ちゃんが大好きだよ?」

友「な、なに言ってるのよいきなり……………」

女「本当だよ?」

友「ち、ちょっと照れるからさ…………………」

女「照れてる友ちゃん可愛い!」

友「あ、あの、その、えーと、て、照れすぎてしんでしまいますかんべんしてください」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 04:01:53.99 ID:p7L/bEuXO
友「はい、それじゃあ再開します」

女「やっぱり止めようよ……………」

委員長「あともう少しだから、頑張って」

先輩「確かあと十話くらいだな」

女「あと十話もあるとかもうしんでしまいますよわたしほんとにやめてください」

先輩「次は私の番だな!」

女「あ、じゃあとりあえず今は安心ですね」

先輩「なんでだよ!」

委員長「先輩の話し方が全然怖くないからです」

先輩「なんだよー!絶対怖がらせてやるからな!この話はめちゃくちゃ怖いぞ!もしかしたら百キロくらいの速さでおばあさんが高速道路走ったりするかもしれないぞ!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 04:16:05.20 ID:p7L/bEuXO
友「こ、怖すぎますよ……………もう高速道路に近寄れないです……………」

委員長「怖くなかったです」

女「なんだか愉快な話ですね!」

先輩「ち、ちくしょー!」

委員長「次は女ちゃんだね」

女「う、うん。えーとね、タイトルは恐怖のみそ汁!」

友(この子ある意味本当におばけ失格ね……………)

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 04:32:27.26 ID:p7L/bEuXO
女「まさしく恐怖のみそ汁だったのです!」

友「まあ、まさかこの終盤でその話が出てくるとは思ってなかったよ」

先輩「まだ私の話の方が怖かったんじゃないか?」

委員長「それは無いです」

先輩「なんだよー!」

委員長「次は友ちゃんだね」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 04:50:31.54 ID:p7L/bEuXO
二時

委員長「なんだかんだで最後の話ですね」

女「なんとか死なずにすみました」

友「まだ最後の話が残ってるよ」

女「でも最後は先輩の話だから大丈夫な気がする」

先輩「よし!もうこうなったら絶対怖がらせてやるぞ!委員長!あれを暴露するぞ!」

委員長「えっ、今言っちゃうんですか?」

先輩「まあ、どうせ暴露しなきゃいけないし、怖がらせるにはもうこれしかないと思うしさ!」

委員長「それもそうですね。じゃあ、言っちゃいましょう」

先輩「よーし、それじゃあ言うぞ!めちゃくちゃ怖いぞ!私と委員長の秘密が暴露されるかもしれないぞ!」

友「も、もう既に怖いです」

先輩「私と委員長は実はな………………………………百物語をしていると増えるおばけなんだよ!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 05:01:43.96 ID:p7L/bEuXO
友&女「………………えっ?」

先輩「だ、だから、私と委員長は百物語してたら増える人の正体なんだってば!怖いだろ!?」

女「いや、その、おばけの正体って、私と友ちゃんなんですけど……………」

先輩&委員長「………………えっ?」

先輩「ちちちちちょっと待って。おおおおお女何言ってんの?」

委員長「先輩動揺しすぎです」

先輩「ど、動揺してねーし!」

委員長「やっぱり嘘下手ですね」

先輩「下手じゃねーし、うめーし!」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 05:17:29.16 ID:p7L/bEuXO
先輩「つ、つまり、みんなおばけだったってことか?」

委員長「そう言うことになりますね」

友「なんかおばけが集まって百物語ってのも変な感じね」

女「でも、なんだかんだでとっても楽しかったです!」

友「そうだね!」

委員長「先輩の話は一つも怖くなかったですけどね」

先輩「な、なんだよー!よし!こうなったら明日も百物語するぞ!明日こそは絶対に怖がらせてやる!」

女「さ、さすがに二日連続だとほんとにしんでしまいますやめてくださいかんべんしてください」


友「もう死んでるでしょうが」

女「あっ、そっか」

委員長「じゃあ明日もここに集まることにしましょう」

女「うん!」

45: 忍法帖【Lv=24,xxxPT】 2011/04/10(日) 05:21:45.39 ID:Uv1AoJvLO
これは…
しんでしまう

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 05:29:35.76 ID:p7L/bEuXO
その日から、数日に一度、夜の誰もいないはずの学校から、何人かの少女たちの声が聞こえるようになった。
あなたの学校にもいるかもしれませんよ?
夜の学校で百物語を話す、おばけの少女たちが………………………

保険委員「……………て言う話でした!」

女「や、やめてくださいしんでしまいます」

友「いや、そんなこと言われてもまだ一話目だよ?」
女「も、もう百物語なんてやめようよ……………」
先輩「女は怖がりすぎだっつーの。死ぬなんて大げさだってば」
委員長「うん、女ちゃん、怖がりすぎ」
女「だ、だって……………」




めでたし

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/10(日) 05:31:13.85 ID:xP6PQRraO

無限ループって怖くね?

48: 2011/04/10(日) 05:35:09.05 ID:b018Q+4X0
保険委員がふえとる…

49: 忍法帖【Lv=24,xxxPT】 2011/04/10(日) 05:36:18.81 ID:Uv1AoJvLO

無限ループするたび増える…?

うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

引用元: 女「や、やめてくださいしんでしまいます」