1: 2012/03/30(金) 23:29:59.86 
QB「全く、わけがわからないよ 熱なんか出てないじゃないか」

マミ「・・・・おなかも痛くなってきたわ とにかく今日は休むわ! もう、QBはあっちに行って!」

QB「はぁ、そんなに学校休んだら高校の単位落としちゃうよ? まぁ気をつけてね」

マミ「・・・・・・・」

9: 2012/03/30(金) 23:40:12.63 ID:tydKhaT/0
マミ「はぁ・・・・平日昼間のこの感じは慣れないわね ミヤネ屋や通販の番組しかやってないなんて・・・・

   思えば学校休むのもこれで何度目かしら・・・・・慣れてしまうのが怖いわ

   さて、暇だからネットでもしましょうか」

カタカタ

マミ「あれ、もうこんな時間・・・・夕飯の買い出しに行きましょうか」

~スーパー~

マミ「あら、今日は鮭が安いわね 塩焼きにして食べましょう」

生徒A「・・・・・でさ~・・・チョーやばくない?」

生徒B「・・・ギャハハwww ・・マジ受けるwww」

マミ「あ、あれは同じ学校の生徒・・・・別に悪いことはしてないけれどとりあえず見つからないように隠れてかえりましょう」

~マミ宅~

マミ「程よく焼けたわ それにしても、焼き鮭にしょうゆをかける人ってなんなのかしら気がしれないわ」

シーン

マミ「・・・・・・・はぁ、早く寝ましょう でも、明日も憂鬱だなぁ」

11: 2012/03/30(金) 23:45:57.40 ID:tydKhaT/0
マミ「暇だし、ネットでもやりましょう 寝るにはまだ早い時間だし」

カタカタカタカタ・・・・・

マミ「あ、あれ?もう朝の4時? ・・・・・そろそろ寝ましょうか」

マミ「ZZZZZZZZ・・・・・」

QB「マミ! 朝だよ! 起きるんだ、マミ!!!!」

マミ「・・・・・・・・・・へ?」

QB「もう9時だよ!? 学校に行く時間はとっくに過ぎてるじゃないか!」

マミ「・・・・頭痛いから今日は休むわ じゃあね」ゴロリ

QB「まったく、最近の君はどうかしてるよ 夜更かしして朝が起きれないのを学校を休むダシに使うなんて」

マミ「・・・・・・・私だって」


13: 2012/03/30(金) 23:50:50.97 ID:uBJrECSr0
やめろやめてくれ・・・

15: 2012/03/30(金) 23:52:00.01 ID:tydKhaT/0
QB「? どうかしたのかい?」

マミ「…いいえ、なんでもないわ 早くあっちに行ってちょうだい」

QB「・・・・そうかい じゃあ、明日も迎えに来るからね」

マミ「・・・・ごめんね、QB」ボソボソ


マミ「あら、もう夕方ね 今日は冷凍食品にしましょう」

チーン

マミ「冷凍食品も最近の物は侮りがたいわね 毎日これでもいいくらいだわ!」



マミ「はぁ・・・・・あらいものもしたし、今日はテレビでも見ましょうか」

 「最短で2時間4000円。紹介手数料が525円なので、合計で4525円です」

マミ「家政婦のミタ、か なかなか面白いわね 特に笑わないところに好感が持てるわ ・・・・この人の過去にはどんなことがあったんだろう」


18: 2012/03/30(金) 23:59:20.54 ID:tydKhaT/0
マミ「・・・・・・うん、これで次は来週なのね 気になるわ ・・・・・・・でも、また一週間こんな時間を過ごすのかなぁ

   ・・・考えてもしょうがないわね 今日は寝ましょう ・・・・もう余計なことは考えたくないし」

マミ「じゃあ、パパ、ママおやすみなさい」カチッ

マミ「zzzZZZ」


QB「・・・・・・・」



「パパ、私大きくなったらパパのお嫁さんになるんだ~!」

「そうかそうか マミはパパのお嫁さんになるのか ハハハ」

「むぅ~バカにして 大きくなったら、お嫁さんにするって約束して!!」

「あぁいいよ マミが大きくなった時に、ね ハッハッハ」

「パパったら、バカにして! 大きくなってもパパのことだいすきだもん!」

マミ「・・・・あれ?これは小さい頃の私?」 


23: 2012/03/31(土) 00:07:43.93 ID:B4nSds7o0
「ママ~お料理教えて!!」

「ええ、いいわよ じゃあ、今日は・・・・ハンバーグでも作りましょうか」

「うん! マミ頑張る!」

「マミはいつも手伝ってくれるから、ママ助かっちゃうわ~」

「えへへ~ほめても何も出ないよぉ」

マミ「そうだった・・・・私は小さい頃料理を教えてもらって・・・」

「そうかそうか 今日のハンバーグはマミが作ってくれたのか  どれどれ~」

「・・・ゴクリ」

「おぉ、美味しいよ! マミは料理の才能あるんじゃないか? シェフになれるぞ!」

「そ、それはほめすぎだよ///」

「うふふ マミはガンバリ屋さんだものね これからもっともっと上手になるわよ」

 


24: 2012/03/31(土) 00:12:59.88 ID:B4nSds7o0
「そ、そうかな じゃあ、もっとがんばってみようかな」

「ええ、マミならきっとできるわ」

マミ「・・やめてよ・・・」

「マミはできる子だ! なぜならこのパパとママの娘なんだからな!」

「ガンバリ屋さんで人のことを考えられる優しいマミがパパとママは大好きよ」

マミ「やめてよ!!!!!!」

マミ「ハッ・・・・・・・ゆ、夢? ・・・・・・なんでこんな」


25: 2012/03/31(土) 00:16:32.73 ID:B4nSds7o0
マミ「・・・・今日は早く起きてしまったわね

   暇だし、テレビでも見てましょうか・・・」

ノダソウリガゾウゼイスルホウコウニ・・・・

マミ「思えば、何時だったかしら・・・・・・・・・・」

ネコヒロシガゴリンニシュツジョウスルナンテユルサナイゾ・・・

マミ「・・・・・・私がこんな状況になってしまったのは」



41: 2012/03/31(土) 00:54:27.56 ID:B4nSds7o0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マミ「今日から高校生ねワクワク 新しい友達できるかな?」

QB「何をはしゃいでいるんだい 訳がわからないよ」

マミ「だって高校生よ? 高校生といえば、青春真っ盛りの学生じゃない! それに期待しないなんてどうかしてるわよ!」

QB「・・・・ふーん 僕にはよくわからないなぁ」

マミ「まぁ、QBには少し難しいかもね とにかく、私は今興奮しているのよ!ワクワク」

QB「・・・・とりあえず落ち着こう、マミ」

マミ「あ、もうこんな時間! 急がないと!」

QB「・・・・・大丈夫かな」

42: 2012/03/31(土) 00:57:01.18 ID:B4nSds7o0
校長「・・・・で、あるからして入学生の皆さんは・・・・」


マミ「入学式のこの雰囲気はなれないわね・・・・

   (そういえば高校ってボッチになると辛いらしいわね

   でも大丈夫! 私はきっと友達ができて素晴らしい学校生活を送れるはずよ!

    楽しい高校生活・・・・・漫画やアニメみたいな生活ができるのかなぁワクワク)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

44: 2012/03/31(土) 00:59:01.44 ID:B4nSds7o0
マミ「昼休みね・・・・・屋上ででも食べましょうか」

タッタッタッ・・・・・

マミ「・・・あれ?・・・カップルなんかが大勢いるじゃない しかたない、トイレででも食べましょう」

モグモグモグ

マミ「・・・・・・・・・・・・」マグモグ

  「・・・・・・・・・・・・・・ッ

   ・・・・うッ・・・グスッ・ な、なんで涙が出るんだろう・・・・私は・・・・どうして」ポロポロ

生徒C「・・・でさーメアド交換したんだけどチョーキモくてさーwww」

生徒D「まじキモイwwww チャッキョでいいんじゃねwwww」

45: 2012/03/31(土) 00:59:33.05 ID:B4nSds7o0
マミ「(ひ、人? ・・・・・ばれないようにしなきゃ アセアセ)」ガサガサ

生徒C「でさ~とりあえず・・・・・巴ってウザくね?」

マミ「(・・・・・・・)」

生徒D「あーそれチョー言えてるwww ウザすぎだよねぇwww」

生徒C「そういえば覚えてる? あいつが話しかけてきたときwww」

生徒E「友達になってください  だよねwwwwww ウザすぎwww 私らがお前なんかと友達になるかっつーのwww」

生徒C「そうだよねーwww あんなやつ近寄りたくもないよwww」

生徒D「そろそろ教室もどろっかwww こんなところいたら便所臭くなっちゃうよww」

生徒E「そうだねwww」




マミ「・・・・・」

50: 2012/03/31(土) 01:06:57.86 ID:B4nSds7o0
マミ「さて、食べ終わったしそこらでもふらふらして昼休み潰しましょうか」

QB「・・・・・・・マミ」

マミ「Q,QB!? なんでこんなところにいるの?」

QB「最近君の様子がおかしいから学校をつけてみたんだ・・・・・一体どうしたんだい、マミ?」

マミ「べ、別に普通よ? 何も心配することないわ」 

QB「・・・・それが普通に見えるわけがないだろう ・・・・じゃあ、君はなんで涙を流しているんだい?」

マミ「えっ!?アセアセ ・・・・・は、恥ずかしいところ見られちゃったわね」

QB「とりあえず、僕でも話は聞けるよ? 相談ならしてくれていい」

マミ「・・・・・・・」キーコーンカーンコーン


マミ「あっ、5限が始まるからあとでねQB・・・・」

QB「・・・・そうだね」

53: 2012/03/31(土) 01:13:22.10 ID:B4nSds7o0
教師「で、あるからして運動エネルギーは・・・・・」

マミ「(授業も耳に入らない・・・・クラスのみんなが私を笑っているように感じる・・・・)」


マミ「(私は、どうしてこんな学校生活を送っているの?・・・・誰か・・・・)」

教師「で、この問題は比較級を使うことにより・・・・」

マミ「(誰か・・・・・助けて・・・・・助けてよ・・・・・・・)」

キーンコーンカーンコーン

教師「では、これで授業は終わりです 次は54ページを学習するので予習しておいてください」

マミ「(お、終わったのね・・・・・)」

55: 2012/03/31(土) 01:19:52.49 ID:Tdgj0tu/0
QBって学校の授業見て何考えてんだろな

56: 2012/03/31(土) 01:20:47.19 ID:B4nSds7o0
マミ「(今日も・・・・・つまらなかったな)」トボトボ

~マミ宅~

マミ「・・・・・・・ただいま」

QB「おかえり、マミ!」

マミ「Q、QB!!!」

QB「何を驚いているんだい? 話を聞くと約束したじゃないか」

マミ「・・・そ、そうね ありがとう!QB!」ダキッ

QB「わわっ、何をするんだいマミ!いきなり抱きついて!」

マミ「・・・いいえ、なんでもないわ ただ、私の帰ってくる場所はここだって・・・・QBが・・ヒック」グスグス

QB「まったく、わけがわからないよ ・・・・ただ、僕はいつでもここにいるからね、マミ!」

マミ「えっ・・・・ええ! ありがとう、QB!」パァア

QB「やれやれ・・・・」

57: 2012/03/31(土) 01:28:54.98 ID:B4nSds7o0
QB「で、相談のことなんだけど…・」

マミ「・・・・QB」

QB「なんだい?」

マミ「・・・私は、やっぱり、この問題は人に相談することじゃないと思うんだ

   だから、QBには話せない・・・・・・ごめんね」

QB「・・・・そうかい じゃあ、しょうがないね」

マミ「えぇありがとう、QB(この問題は私が解決すべきことなんだ だから、QBの気持ちは嬉しいけど・・・巻き込めない)」

QB「(・・・本当に強い子になったね、マミ 仕方ないが僕が出しゃばれるのはここまでかな)」

マミ「さてと、ご飯作るからQBも食べていって 今日は腕によりをかけて作るから!」

QB「それは楽しみだね マミの料理はおいしいからなぁ」

マミ「もう、QBったら 褒めたって何も出ないわよ?」  

58: 2012/03/31(土) 01:30:52.22 ID:5FyfJoco0
きゅっぷいきゅっぷい

59: 2012/03/31(土) 01:33:06.29 ID:0eiYkRR/0
マミさん…

60: 2012/03/31(土) 01:43:26.87 ID:B4nSds7o0
QB「すごく美味しいよ、マミ!」

マミ「そ、そうかしら よかったわ・・・・」

QB「どうかしたのかい?(どうしたんだろう? マミがとても落ち込んでいるように見えるよ)」

マミ「そんなこと・・・ないわよ 安心してして、QB」

QB「・・・・・・・そうか、それならいいんだ」 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マミ「QBも帰っちゃった・・・・・・・・・
  
   私には、今何があるんだろう  友人 も 楽しい高校生活 も 家族 も ・・・・・・何一つ、私にはない

   こんな人生・・・・・・・生きてていいことなんて、もう……パパ、ママ・・・・QB」


マミ「・・・・そうだ、もう死んじゃえばいいんだ ・・・・こんな人生、もう思い出なんか…ない」

66: 2012/03/31(土) 01:57:00.19 ID:B4nSds7o0
ガサゴソ

マミ「練炭をこうして・・・・と」

モワモワモワモワ

マミ「・・・・あぁ、意識が薄れてきた・・・・・・

   ・・・・・・パパ、ママごめんなさい・・・・私、こんなに弱い子で・・・・・ごめんなさい・・・グスッ

   あのころに、家族みんなで楽しく過ごしてたころに戻りたいよ・・・・・ でも、私は・・・・」

「・・・・ミ・・!」

マミ「・・・・・だ、誰?」

「・・・マ・・・ミ!!」

マミ「この声は・・・・・?」

67: 2012/03/31(土) 02:19:22.01 ID:B4nSds7o0
「マミ!!!!!!」

マミ「Q・・・QB!?」

QB「何をしているんだい、マミ!! こんなことして!!!」

マミ「え・・・・え?」

QB「なんで、自殺なんかしてるのさ!!!」

マミ「・・・・もう、私には・・・・」

QB「」バチッ

マミ「・・・い、痛い ・・・なんでたたくのよ! QB」

QB「マミは一体何を考えているんだい!!」

マミ「何って・・・もう私には生きる意味なんて・・・・」

QB「ふざけないでくれ! 僕はマミが死んだら悲しいよ!」

マミ「えっ・・・!?」

68: 2012/03/31(土) 02:20:44.58 ID:B4nSds7o0
QB「僕にとってはマミは大切な存在だ! マミがいなくなる、そう考えるだけで怖いよ!」

マミ「…そんなこと」

QB「 だから、勝手に死ぬなんて、そんなこと許さない!」

マミ「Q・・・B」

QB「辛くても一人で抱え込まなくてもいいんだよ マミ 誰にだって、頼れる人は一人はいるものだよ 僕だって、君の支えになれる」

マミ「うぅ・・・・・うわぁぁあああ!!!キュウベぇええええええ!!!」ポロポロ

QB「やれやれ・・・・」

69: 2012/03/31(土) 02:21:26.26 ID:B4nSds7o0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マミ「今日から、大学生ね」

QB「しかし、よくこんな学校に行けたね、マミ! 勉強のたまものじゃないかな?」

マミ「ええ!高校生活は楽しめなかった代わりに勉強はできたからね!・・・・・なんか悲しいわ」

QB「悲観することはないよ・・・誰だって辛い時期はあるものだよ マミはそれを乗り越えたんだ!」

マミ「フフッ、そうね ・・・QBあなたのおかげよ」

QB「何か言ったかい?」

マミ「いいえ、なんでもないわ」

QB「まったく、わけがわからないよ」

マミ「じゃあ、行きましょうかQB!」

QB「そうだね もう時間だし」

70: 2012/03/31(土) 02:21:35.74 ID:4nPUGV1Q0
きれいなQBだな

71: 2012/03/31(土) 02:22:04.05 ID:B4nSds7o0
マミ「(人生は楽しいものばかりじゃない 辛いこと、悲しいこと、数えたらきりがないわ

    でもね、それもいいかなって思うの)」

QB「どうしたんだい? 何か楽しそうだね」

マミ「えぇ(無理して格好つけて、怖くても辛くても、誰にも相談できないし、ひとりぼっちで泣いてばかり

      でも、そんな私でも見つけることが出来たから・・・・・一緒にいてくれる、そばにいてくれる人を)」

マミ「もう、何も怖くない!」

QB「・・・・まったく、わけがわからないよ」

~FIN~

72: 2012/03/31(土) 02:24:17.33 ID:Tdgj0tu/0
普通にイイハナシダナーでおわた

74: 2012/03/31(土) 02:26:21.20 ID:U9VmTTYc0

引用元: QB「今日も高校に行かないのかい?」マミ「熱っぽいから休むわ」