1:2018/10/11(木) 03:17:27.808 ID:FjKiBatpD.net
喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

    ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

    この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

    そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

    いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

    さて、今日のお客様は……。

    松枝泰平(37) プロ野球選手

    【天然の青汁】

    ホーッホッホッホ……。」
3:2018/10/11(木) 03:19:52.368 ID:FjKiBatpD.net
テロップ「2016年10月――」

コボスタ宮城。球場ではパ・リーグのプロ野球の試合が行われている。

テロップ「パ・リーグ 福岡ソフトビジョンファルコンズ ― 仙台楽年フェニックス」

実況「ノーアウト満塁です!さあ松枝、このピンチをどう切り抜けるか……」

ソフトビジョンの投手・松枝が、楽年の外国人バッターを見つめる。彼の身体は、力士のように丸々太っている。

テロップ「松枝泰平 福岡ソフトビジョンファルコンズ投手・元メジャーリーガー」

渾身の一球を投げる松枝。しかし、彼が投げたボールは明らかにワイルドピッチである。

ホームベースへ帰還する三塁の選手。歓声が上がる楽年側の観客席。ため息が起きるソフトビジョン側の観客席。

実況「松枝の暴投で、またも楽年に点が入りました!」

焦りの表情を浮かべる松枝。この後も、彼は楽年の打者たちに次々と球を打たれていく。

ソフトビジョン側の観客席からブーイングが沸き起こる。うつむいた表情のまま、マウンドを降りる松枝。

実況「松枝、まさかの大乱調で5点を失いました!!平成の怪物、無念の降板です!!」
4:2018/10/11(木) 03:22:43.542 ID:FjKiBatpD.net
翌日のスポーツ紙「松枝炎上 5失点」「松枝 大乱調で降板」「平成の怪物 見る影なし」

あるテレビ番組。スポーツコーナーで、野球評論家の老人が険しい表情で小言を言う。

野球評論家「すごいピッチャーだったけど、面影がないね!それとね、文句言うんだったら太り過ぎ!」
        「ピッチャーはあんなに太っちゃダメ!」

ネット掲示板「松枝オワタ」「平成の怪物から平成の置物へ」「12億円持ち逃げ野郎」「さっさと引退したらどうだ」


テロップ「2018年1月――」

ナゴヤ球場、室内練習場。中部クロコダイルズの球団関係者たちが見守る中、松枝が入団テストを行っている。

テロップ「松枝泰平(37) プロ野球選手、2017年にソフトビジョンを戦力外となる」

振りかぶり、力を込めて球を投げる松枝。彼が投げたボールは、それなりの球威を見せる。

球団関係者たち「おおっ!!」

感心した表情をする球団監督。

テロップ「森木繁之(63) 中部クロコダイルズ監督」
5:2018/10/11(木) 03:24:41.634 ID:FjKiBatpD.net
さらに一球を投げる松枝。室内練習場の入り口には、大勢の報道陣が集まっている。

記者A「それにしても、今の松枝を獲得するとは中部も物好きだよな……」

記者B「ああ、全くだよ。衰えた松枝を獲得しても、戦力になりそうにもないのに……」

記者C「まあ、あいつは一応平成の怪物と呼ばれた男。客寄せパンダにはなるってことか」


ナゴヤドーム。中部のユニフォームを着た松枝が、グラウンドを走っている。

松枝「ハアッ……、ハアッ……」
   (めんどくせぇ……。何で、走り込みなんかしなきゃいけないんだよ……)

松枝はどことなく息が上がっている。さらに、キャッチャーを相手に投球練習を行う松枝。


東都ドーム。ドーム内ではセ・リーグのプロ野球の試合が行われている。

テロップ「セ・リーグ 読朝ギガンツ(巨神) ― 中部クロコダイルズ」

一球を投げる松枝。しかし、彼の様子はどことなく変だ。投球を中断し、手で右足をさする松枝。
7:2018/10/11(木) 03:26:35.743 ID:FjKiBatpD.net
中部のコーチが、ベンチで誰かと電話をしている。しばらくした後、マウンドを去る松枝。

実況「松枝、この回でマウンドを降りることとなりました!」

ネット掲示板「足つったのか」「知ってたwww」「松枝『痛いよー痛いよー』」「これが1500万円分の働き」


ある夜。名古屋市内の回転寿司屋。黙々と寿司を食べる松枝。松枝の席には、空の皿が山のように積まれている。

客たち「こいつ、すげえ食欲だな……」「ああ。さすがの俺もここまでは食えん……」

異様な目で松枝を見つめる客たち。客たちの中には、例の男――喪黒福造がいる。

回転寿司屋を出て、街を歩く松枝。松枝の側に喪黒が寄ってくる。

喪黒「それにしても、さっきはお店でかなりの量の寿司を食べていましたねぇ。あなた……」

松枝「俺のこと、見ていたんですか?」

喪黒「はい。確か、あなたは中部の松枝泰平投手でしょう?」
8:2018/10/11(木) 03:28:50.525 ID:FjKiBatpD.net
松枝「そうですよ。俺があの松枝泰平ですよ」

喪黒「確か……。回転寿司屋に入る前のあなたは、焼き肉屋の中にいましたよねぇ?」

松枝「はい。どうやら、付きまとわれてるみたいですね。俺……」

喪黒「いえいえ。そんなつもりはありません。ただ、あなたの食生活がどうも気になりまして……」

松枝「人が何を食べようと、それは本人の自由でしょう?」
   「だから、俺は気が向いた時に好きなものを思う存分食べているんですよ」

喪黒「ですがねぇ……。はっきり言って、今のあなたは太り過ぎですよ」
   「プロ野球のピッチャーが、あそこまで太るのはさすがにまずいでしょう!?」

松枝「それは言えてるかもしれませんね……」

喪黒「よろしかったら、私が松枝さんのお力になりたいところですよ」

喪黒が差し出した名刺には、「ココロのスキマ…お埋めします 喪黒福造」と書かれている。

松枝「……ココロのスキマ、お埋めします?」

喪黒「私はセールスマンです。お客様の心にポッカリ空いたスキマをお埋めするのがお仕事です」
9:2018/10/11(木) 03:31:27.135 ID:FjKiBatpD.net
松枝「へぇ……。セールスマンの方なんですか……」

喪黒「どちらかと言うと、ボランティアみたいなものですよ。何なら、私があなたの相談に乗りましょうか?」


とある居酒屋。店の隅の席にいる喪黒と松枝。

喪黒「この間の試合の降板、残念でしたなぁ……」

松枝「もうね……。昔の俺は、こんな情けない姿をさらすことはなかったんですけどね……」

喪黒「そりゃあ、松枝さんは『平成の怪物』と呼ばれた大投手ですよ。何しろあなたは昔、甲子園のスターでした」
   「それだけでなく……。松枝さんはプロ野球やメジャーで活躍し、おまけにWBCではMVPを獲得していますから……」

松枝「でも……。今の俺は見る影もなく落ちぶれ、すっかり球界の笑いものですよ……」

喪黒「とはいえ、松枝さんはまだ潜在能力はあるはずですよ。だから、中部入団を果たせたのでしょう?」

松枝「そんなことはないです」

喪黒「いえいえ。松枝さんには潜在能力がありますが、十分に発揮しきれていないのが今の状態です」
   「その原因は、極度の肥満による身体の不調にあるのではないですか!?」
11:2018/10/11(木) 03:33:53.548 ID:FjKiBatpD.net
松枝「……ですよね。まあ何というか、俺もうすうす自覚してはいるんですけど……」

喪黒「おそらく、松枝さんは若いころから暴飲暴食を続けてきたのでしょう」

松枝「そりゃあ、もう……」
   「おかげで、アメリカ滞在中に俺の体重は一気に増加し……。帰国後の現在も痩せることができていません……」

喪黒「松枝さん。痩せたいという気持ちはありますか?」

松枝「もちろん、痩せたいですよ。でも、ついドカ食いしてしまうもんだから、なかなか痩せなくて……」

喪黒「それと……。松枝さんの身体の不調は、食生活の偏りの影響もあるはずです」

松枝「まあ、それは当てはまってますよね。何しろ、俺の食生活は、どうしても野菜不足になりがちで……」

喪黒「……分かりました。そんなあなたのために、いいものがあるんですよ」

喪黒は鞄から何かを取り出す。机の上に置かれたのは、青汁の写真が付いた小さな箱だ。箱には「天然有機青汁」の文字がある。

松枝「これは……」

喪黒「特別な青汁ですよ。ケールを中心に、栄養のある野菜が豊富に含まれているんです」
12:2018/10/11(木) 03:36:07.212 ID:FjKiBatpD.net
松枝「青汁……。苦くてまずいあれですか……」

喪黒「『天然有機青汁』は健康にいいんです。これを飲むことで、松枝さんの野菜不足は解消されるでしょう」

松枝「確かに……」

喪黒「それ以外にも、『天然有機青汁』には特別な作用があります。あなたにピッタリの……」

松枝「何ですか、それは?」

喪黒「実はですねぇ……。この青汁はダイエットにも効果があるんですよ」

松枝「そ、そうなんですか!?」

喪黒「ええ。『天然有機青汁』を飲み続けるだけで、松枝さんはみるみる痩せて健康な体形になれます」

松枝「マジっすか!?」

喪黒「本当ですよ。野菜不足は解消され、ダイエットにも効果があり、そのおかげでピッチャーとしても立ち直れる……」
   「松枝さんにとっては、まさに一石三鳥の宝になるでしょう」

松枝「そこまで言われると……。この青汁、欲しくなってきましたよ……」

喪黒「じゃあ、あなたにこの『天然有機青汁』を無料でプレゼントしますよ」
13:2018/10/11(木) 03:38:20.373 ID:FjKiBatpD.net
松枝「えっ、いいんですか!?こんな高そうなものを、ただで貰うなんて……」

喪黒「これは私からの気持ちですよ。平成の怪物であるあなたの復活を願ってのことですから……」

松枝「ありがとうございます!帰ったらさっそく、この青汁飲んでみますよ」

喪黒「そりゃあ、どうも……。あと、私の連絡先も渡しておきますよ」

喪黒が松枝に渡したメモには、BAR「魔の巣」の住所がボールペンで書かれている。


翌朝。自宅マンション。台所には、パジャマ姿の松枝がいる。例の箱を開け、青汁の粉末入りの袋を取り出す松枝。

青汁の粉が入ったコップに、ミネラルウォーターが注がれる。緑色になった水を、一気飲みする松枝。

松枝「ハァーーーッ……。やっぱり青汁はまずいな……」


ナゴヤドーム。中部クロコダイルズの選手たちに交わり、投球練習をする松枝。

松枝の投げた球が、捕手のグローブに勢いよく収まる。

キャッチャー「松枝さん、今日はいつもより球が速いですね……」
14:2018/10/11(木) 03:40:20.770 ID:FjKiBatpD.net
練習中の松枝を見守る森木監督。

森木(もしかすると、平成の怪物はまだ健在かもしれんな……)


1か月後――。ナゴヤドーム。中部は、ソフトビジョンとの交流戦の試合を控えている。

グラウンドの上で、松枝と会話するソフトビジョンの選手。

ソフトビジョンの選手「松枝さん……。気のせいか、少し痩せたように見えますけど……」

松枝「ハハハ、そう見えるか?もしかすると、あれのおかげかもしれんな」

ソフトビジョンの選手「ダイエットでも始めたんですか?」

松枝「まあな……。今日の試合、楽しみにしてくれよ」


テロップ「交流戦 中部クロコダイルズ ― 福岡ソフトビジョンファルコンズ」

マウンドに立つ松枝。バッターボックスに立つソフトビジョンの打者・柳本。

実況「バッターは4番の柳本です!さあ松枝、どう乗り切るか……」
16:2018/10/11(木) 03:42:21.316 ID:FjKiBatpD.net
古巣の4番を相手に、渾身の球を投げる松枝。空振りする柳本。

審判「ストライーーーク!!バッターアウト!!」

中部側の観客席から歓声が起きる。松枝を応援するプラカードを抱える中部ファンたち。


東京。メモを持ちながら、路地裏を歩く松枝。

松枝「えーーと……。BAR『魔の巣』という店は……。ここか……」

BAR「魔の巣」に入店する松枝。店の席には、松枝を待つ喪黒が座っている。

喪黒「お待ちしていましたよ。松枝さん」

松枝が喪黒の隣の席に腰掛ける。

喪黒「松枝さん。この間の試合も、実に鮮やかな投球でしたねぇ」

松枝「いやぁ、何もかもあの『天然有機青汁』のおかげですよ!!」
   「あれを飲み始めてから、身体の調子がすこぶるいいんです!!」

喪黒「見たところ……、松枝さんは前よりもスリムな体形になったようですなぁ」
17:2018/10/11(木) 03:44:21.362 ID:FjKiBatpD.net
松枝「分かりますか?最近では、人に会うたびによく言われるんですよ」

喪黒「どうです?『天然有機青汁』の効果は本物だったでしょう?」

松枝「もちろんですよ!まさか、あの青汁を飲むだけで本当に痩せるなんて……。もう、びっくりです!!」

喪黒「『天然有機青汁』は、数ある青汁の中でも特別なものなのです」

松枝「いやぁ……。今の俺は、『天然有機青汁』なしの生活は考えられません」

喪黒「だったら、松枝さん……。あなたには、約束していただきたいことがあります」

松枝「約束!?」

喪黒「そうです。あなたが愛飲する青汁は、この『天然有機青汁』だけにしてください」
   「それ以外の青汁は、絶対に服用してはいけません。いいですね、約束ですよ!?」

松枝「変わった約束ですけど……。まあ、いいでしょう……」


夏。ナゴヤドーム。

テロップ「セ・リーグ 中部クロコダイルズ ― 横浜シューティングスターズ」

松枝の投げたボールに対し、空振りをする横浜の打者。
18:2018/10/11(木) 03:46:35.192 ID:FjKiBatpD.net
審判「ストライーーーク!!バッターアウト!!」

別の横浜の打者が、松枝の投球を打つ。しかし、球は守備側の選手のグローブへと収まる。

試合が終わり、ヒーローインタビューを受ける松枝。翌日、地元スポーツ紙が松枝の勝利をトップで伝える。


ある日。球団オーナーに呼ばれる松枝。執務室で2人は会話をしている。

オーナー「松枝君。君に、健康食品会社からCM出演の依頼が来ているぞ」

松枝「俺がCMに出るんですか?」

オーナー「ああ。何でも、君を青汁のCMに出したいとのことだ」

松枝「えっ……!?」

松枝の頭の中に、喪黒の忠告が思い浮かぶ。

(喪黒「あなたが愛飲する青汁は、この『天然有機青汁』だけにしてください」)

オーナー「ダイエットに成功し、ピッチャーとして復活した君には打ってつけの仕事だ」
      「しかも……。この健康食品会社は本社が名古屋にあって、全国での知名度もそこそこある」
      「君がこの企業のCMに出ることは、球団がある愛知県への貢献にもなるんだぞ」
19:2018/10/11(木) 03:48:51.242 ID:FjKiBatpD.net
松枝(困ったな……。オーナーの頼みとあれば、断れそうな雰囲気ではないな……)

オーナー「どうだね、引き受けてくれるか?」

松枝「わ、分かりました……」

とある家。居間にある液晶テレビを見つめる主婦。テレビには、青汁を飲む松枝と女性タレントが映っている。


秋。中部の選手たちは移動中のバスに乗っている。

森木「松枝。今度の試合では、そろそろお前を登板させようと思う。お前にとって甲子園は思い出の地だろう?」

松枝「はい。だから、この試合……。何が何でも勝って見せますよ」


あるホテルの客室。洗面所の中で、『天然有機青汁』の粉末をコップに入れて飲む松枝。

青汁を飲み終わった松枝が客室に戻ると……。そこには喪黒の姿がある。

喪黒「松枝泰平さん……。あなた約束を破りましたね」

松枝「も、喪黒さん……!!」

部屋にあるテレビのリモコンを取り、電源を入れる喪黒。液晶テレビの画面に、松枝の青汁CMが映る。

松枝「ああっ!!」
21:2018/10/11(木) 03:51:15.736 ID:FjKiBatpD.net
喪黒「私はあなたに言ったはずですよ。『天然有機青汁』以外の青汁は、絶対に服用してはいけない……と」

松枝「だ、だって喪黒さん……。青汁のCM出演は、球団オーナーからの頼みもあったものだから……」
   「どうしても断りきれなくて……」

喪黒「弁解は無用です。約束を破った以上、あなたには罰を受けて貰うしかありません!!」

喪黒は松枝に右手の人差し指を向ける。

喪黒「ドーーーーーーーーーーーン!!!」

松枝「ギャアアアアアアアアア!!!」


次の日。甲子園球場。

テロップ「セ・リーグ 中部クロコダイルズ ― 関鉄パンサーズ」

関鉄の選手たちを相手に、力投を続ける松枝。歓声が上がる観客席。試合は中部優勢のまま続いていたが……。

いつの間にか……。マウンドに立つ松枝は、全身が緑色になっている。松枝を見て、不安な顔になる関鉄の打者と中部の捕手。

関鉄側のベンチでも、中部側のベンチでも、一同は恐怖と不安で言葉を失う。緑色の身体の松枝をじっと見つめる一同。
22:2018/10/11(木) 03:55:41.783 ID:FjKiBatpD.net
松枝「何だか、眠くなってきたな……」

松枝の足が地面にめり込む。緑色になった身体から、何かの葉が次々と生えてくる。顔へ……、首へ……。両手へ……。

彼が着ていた中部のユニフォームが破れ、身体だった部分から次々と葉が生える。次第に人型でさえなくなっていき……。

中部側ベンチ「お、おい……!!こ、これ……!!」

関鉄側ベンチ「い……、一体何が起きたんやあっ!!」

松枝が立っていたマウンド上には、巨大なケールが束で生えている。突然起きた異常な現象に、ただ驚愕するしかない一同。

甲子園の観客席から悲鳴が上がる。当然のことながら、テレビで野球中継を見ていた関西在住の住人たちからも――。


甲子園前にいる喪黒。彼の周囲は人でごった返している。

喪黒「地上にいる動物は、主に肉食、草食、雑食に分類することができますが……。人間は雑食動物と言えるでしょう」
   「肉以外にも野菜を食べることにより、身体に満遍なく栄養を取り入れてきた生き物……。それが人間の一大特色です」
   「そもそも、野菜には豊富な栄養が含まれていますし……。野菜は、人間の健康の維持にこれ以上なく役に立っています」
   「従って、人間の食生活に野菜は不可欠な存在ですし……。野菜があったからこそ人間は地上に生き残れたのかもしれません」
   「まぁ、それにしても……。野菜の栄養を身体に取り入れる究極の方法は、自分自身が野菜そのものになることですよ」
   「まさに、平成の怪物ここにありですねぇ。松枝さん……。オーホッホッホッホッホッホッホ……」

                   ―完―
24:2018/10/11(木) 04:10:58.912 ID:O/c9Pp+20.net
23:2018/10/11(木) 04:04:04.402 ID:H3dgMy7B0.net
面白かった!
ハンカチで見たいです
喪黒福造「この青汁はダイエットにも効果があるんですよ」 ベテラン投手「そ、そうなんですか!?」
引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1539195447