学生Ａ「お前があんなに吐くなんて珍しいな、平気か？　水飲む？」

学生Ｂ「いやあれ見てたら、もらいゲロしちゃって…」

学生Ａ「あれって？」

学生Ｂ「ほら、あそこにいる…」

観光客「あれがマーライオン？」

ガイド「そうアルよ」

観光客「想像とずいぶんちがうなぁ」

ガイド「お客サン、みんなそういうネ」

面接官「たしかに我が社はどんな人材でも面接すると謳っていますが」

面接官「まさか鳥が来るとは…」

面接官「まぁいいでしょう」

面接官「一分程度で自己ＰＲをして下さい」

ピッコロ「気を開放しろっ！」

悟飯「はいっ！」ﾄﾞｳｯ

クリリン「おうっ！」ﾎﾞｳｯ

ピッコロ「鳥！　お前もだ！」

男「合コンは緊張するなぁ、お、女が来たぞ」

美女「はじめまして。お隣よろしい？」

男「（すげー美人！）もちろん！」

ブス「まあカワイイ鳥さんね。お話しましょ」

隣人「…うるっせぇなぁ」

隣人「文句いってやる」

隣人「おいさっきから、エーオエーオうるさいんだよ！」

隣人「なにやって──」

女「タカシ君のためにお弁当作っちゃった」

女「でもちょっとだけ不安……」

女「あら、そこの鳥さん、ちょっと味見してくれない？」

女「どうかしら」

不良「おう鳥じゃねーか」

不良「ちょっと飲み物買ってきてくんね？　もちお前のオゴリで」

不良「え？　今持ってるからやるって？」

不良「気が利くじゃねーか、早くよこせ」

ナース「次の方どうぞー」

医者「おや、鳥ですか。まったく…ここは獣医ではありませんよ」

医者「一応うかがいましょう。どういった症状で？」

医者「え？　吐き気がする？」

御曹司「鳥くん」

御曹司「もし君が一時間オエー！を我慢したら1000万円あげるよ！」

御曹司「あと一分で開始ね」

御曹司「始め！」

店員「今日は客が入りませんねー」

店長「うぅむ、なぜだ？」

店員「──分かりました店長、アレが店の入り口にいるせいです」

店長「アレって？」

刑事「もうネタはあがってんだ…」

刑事「おめぇなんだろ？」

刑事「新宿駅をゲロまみれにしたのは！」

刑事「吐いちまいな！」

美人「あたし、キレイでしょ？」

美人「いやん、クチバシでツンツンしないで」

美人「でもね、あたしホントは」

美人「オトコなの♪」

竜「ゴォォォォー！」

ゴブリン「ひゃー、すごい炎を吐くんですね」

竜「フッ……吐くことにかけて、ワシはヤツの足元にも及ばん」

ゴブリン「誰です？」

なにこの無駄なテンポの良さ

ゴルファー（このパットが決まれば優勝…！）

ゴルファー（入れ、入れ、入れ！）

ゴルファー「はいったぁー！」

キャディ「向こうでも誰かはいたらしいぞ」

なんだこれはｗｗｗｗ

格闘家「なに、鳥のくせに腹の調子が悪い？」

格闘家「任せろ」

格闘家「そういう時は」

格闘家「患部を叩く！」ﾄﾞｺﾞｯ

宗教家「おや、鳥さん」

宗教家「むむ…あなたはなにかを隠しておられるようです」

宗教家「しかし、もう隠す必要はない」

宗教家「全てを神の前で告白するのです！」

作業員「うちの工場も新しい機械取り入れたんだよねぇ」

作業員「色々と自動でやってくれるんだよねぇ」

作業員「もうなんでもオートの時代だねぇ」

作業員「お前は嘔吐だろうけどねぇ」

テンポ良すぎてゲロ吐いた

舎弟Ａ「チィッス！」

舎弟Ｂ「鳥さん、チッス！」

舎弟Ａ「いつものアレ、おなしゃーす！」

舎弟Ｂ「しゃーっす！」

エリート「うぅぅ…大臣に会うなんて緊張するぜ」

エリート「おい、鳥」

エリート「今日だけは絶対吐くなよ、頼むから」

エリート「え？　緊張で吐き気がする？　バ、バカッ！」

先輩Ａ「お、新しく入ったバイトか」

先輩Ｂ「鳥のバイトなんて珍しいな」

先輩Ａ「鳥なのにバイトだなんて感心じゃないか」

先輩Ｂ「じゃー今日は向こうを（ホウキで）掃いてくれ」

歯科医「鳥さん、今日はどうされました？」

歯科医「歯が痛い？」

歯科医「おそらく虫歯でしょうが、調べてみましょう」

歯科医「大きく口を開けて下さい」

男「よう、鳥じゃないか」

男「どこ行ってたんだ？」

男「競馬場？　ハハハ、お前も相変わらず好きだね～」

男「で、どうだった？」

なんかワロタw

メルエム「次！」

ユピー「ゲロの世界チャンピオンを連れてきました」

プフ「嘔吐にかけては生まれてから無敗、とのことです」

メルエム「面白い、やってみせい」

少女「鳥さん、いいおまじない教えてあげよっか？」

少女「こうやってねぇ…」

少女「こうして」

少女「ノドに指を突っ込むの」

まさかまだ半分なのか・・・？

ペンギン「ぷっ、おまえ鳥のくせに飛べねーの？　マジかよ！」

ダチョウ「飛べない鳥はただの鳥だぜ。ギャハハハハハ！」

ペンギン「えっ、飛べなくても他に特技があるって？」

ダチョウ「おもしれぇ、やってみせろよ」

ノロウイルス「どうせ、俺は嫌われものさ」

ノロウイルス「ん？　なんだい鳥くん」

ノロウイルス「友達になってくれるって？　ありがとう！」

ノロウイルス「じゃあ君の体に入るよ……」

勇者「気をつけろ、鳥のモンスターだ！」

僧侶「羽根を飛ばしてくるかもしれませんね！」

戦士「いや…クチバシ攻撃もありえるぜ！」

魔法使い「あ、なにかするみたい！」

これ５０回やるのか

少女「ねぇ鳥さん、あなたはいつでも吐けるってホント？」

少女「ホントなの！？　すごいすごい」

少女「じゃあ、あたしが“ペルラッチョ”っていったら吐いてね」

少女「ペルラッチョ！！！」

上司「なんだね、あの鳥は」

部下「わ、わかりません」

上司「いつも、ああなのかね？」

部下「は、はい」

友人Ａ「鳥！　次おまえ歌えよ！」

友人Ｂ「大丈夫だよ、オンチだって気にしないよ」

友人Ａ「ほらマイク」

友人Ｂ「で、なに歌うんだ？」

母親「あらあら、鳥さんがサンタの格好で来てくれたわ」

少女「ありがとう、サンタ鳥さん！」

母親「あら、プレゼントがあるみたいよ？」

少女「あ、ちょうだいちょうだい！」

シータ「やめてっ！」

ムスカ「フハハハ、この鳥こそがラピュタの最終兵器なのだ」

パズー「やめろぉーっ！」

ムスカ「見るがいい、ラピュタが誇る最大の雷を！」

遭難者Ａ「も、もうだめだ…」

遭難者Ｂ「諦めるな！」

遭難者Ａ「ん！？　向こうから鳥がやってきたぞ！」

遭難者Ｂ「食べ物があるから食え、だって？　ありがとう！」

父親「坊や、オセロはリバーシという呼び名もあるんだよ」

坊や「へぇ～」

父親「ちなみにあれはリバースっていうんだよ」

坊や「へぇ～」

美化委員長「鳥くん、キミはいつもいつも吐いてばかりいるね！」

美化委員長「すみません、じゃないよ！　いい加減にしたまえ！」

美化委員長「掃除するのはいつも我々なのだ！」

美化委員長「少しは悪いと思っているのか！？」

友人「くそう、彼女に振られちまったぜ…」

友人「鳥、お前も振られたのか……」

友人「え？　なんで振られたか今からやってみせるって？」

友人「いいよ、やってみな」

不良Ａ「へへへ、鳥さん」

不良Ｂ「俺たちに金なくてさぁ～」

不良Ａ「とりあえずサイフ出しな」

不良Ｂ「いやいや持ってるもん、全部出しな」

女「今日は鳥くんにお弁当を作ってきたの♪」

女「どう、美味しい？」

女「ありがとう。え、これは何の肉かですって？」

女「鶏肉よ」

学生Ａ「やべぇ～宿題やってねぇ！」

学生Ｂ「おれもおれも」

学生Ａ「あの先公、宿題やってないと殴られるからなぁ～」

学生Ｂ「鳥、お前はやったか？」

アヒル「最近ってけっこう物騒だよな」

アヒル「なぁ…おまえ保険とか興味ない？」

アヒル「実はさー……今日資料とか持ってきてるんだよね～」

アヒル「ちょっと説明させてくれよ。聞くだけでいいから」

男「聞いて聞いて聞いて！」

男「スッゲェ面白いギャグ考えた！」

男「言うよ言うよ言うよ！」

男「ソ連に腕押し」

運転手「え、乗り物酔いがひどい？」

運転手「吐く時はいってくださいね」

運転手「え？　心配するな？」

運転手「乗る前に吐くから……って、あんた！」

アンパンマン「ジャムおじさん、この鳥は？」

ジャム「工場の前で倒れていてね。助けてあげたんだよ」

アンパンマン「じゃあぼくの顔をお食べ」

アンパンマン「一ヶ月くらい交換してないけど」

アンパンマン「ジャムおじさん、この鳥は？」

ジャム「工場の前で倒れていてね。助けてあげたんだよ」

アンパンマン「じゃあぼくの顔をお食べ」

アンパンマン「一ヶ月くらい交換してないけど」

子供「ママー」

母親「なに？」

子供「あの鳥さん、何してんの？」

母親「シッ、見ちゃいけません！」

男「鳥、ゲームしようぜ」

男「コインを投げて表なら俺が吐く、裏ならお前が吐け」

男「いくぜ」ﾋﾟｰﾝ　ﾊﾟｼｯ

男「表だ」

軍人「ついにこのボタンを押す時が来ようとは…」

軍人「押したくない…しかし祖国のため！」

軍人「我が祖国に栄光あれーっ！！！」

軍人「えいっ！」ﾎﾟﾁｯ

詩人「人の夢と書いて──」

詩人「儚（はかな）い」

詩人「人は夢というまぼろしを追い続ける存在なのかもしれない」

詩人「おっと、君の辞書に“はかない”なんて文字はなかったな」

妊婦「ヒッヒッフー」

旦那「ヒッヒッフー」

妊婦「ヒッヒッフー」

旦那「ヒッヒッフー」

秘書「鳥さん、５０回達成です」

秘書「おめでとうございます」

秘書「おや、鳥さんのようすが…」

秘書「鳥さん！？　もう吐かなくていい──」





　　　　　　　　　　　　　　 ,, -―-、　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　／　　　　 ヽ　　　
　　　　　　　／￣￣／　　／i⌒ヽ､|　　　　オエーー！！！！
　　　　　　/　　（゜）/　　 ／　/　　 　　　　　　　
　　　　　/　　　　 ト､.,../　,ー-､　　　　　 　
　　　　=彳　　　　　 ＼＼‘ﾟ。､｀ ヽ。、ｏ　 　
　　　　/ 　 　　　　　　　＼＼ﾟ。､。、ｏ
　　　/　　　　　　　　　/⌒ ヽ ヽU　　ｏ
　　 /　　　　　　　　　│　　　`ヽU　∴ｌ
　　│　　　　　　　　　│　　　　　U　：l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|：!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｕ


～Ｆｉｎ～

お疲れ

普通に面白かったぜ

非常にシュールで面白かった