1:2019/01/16(水) 22:00:10.880
男(ここが頃し屋のアジトという話だったが……)
男「なんだこれは? ――公衆トイレじゃないか!」
少女「失礼ね」
男(女の子!?)
少女「このトイレはほとんど使われてなかった公衆トイレをお金で買い取ったものなの!」
少女「だから公衆トイレじゃなくって……えーっと個人トイレ? 私物トイレ?」
男「まさか……君が頃し屋?」
少女「んーん、違うよ。あ、もしかして、あなた依頼人?」
男「ああ……そうだけど」
少女「そっか! 仲介人さんから話は聞いてるよ! さ、入って入って!」
男「なんだこれは? ――公衆トイレじゃないか!」
少女「失礼ね」
男(女の子!?)
少女「このトイレはほとんど使われてなかった公衆トイレをお金で買い取ったものなの!」
少女「だから公衆トイレじゃなくって……えーっと個人トイレ? 私物トイレ?」
男「まさか……君が頃し屋?」
少女「んーん、違うよ。あ、もしかして、あなた依頼人?」
男「ああ……そうだけど」
少女「そっか! 仲介人さんから話は聞いてるよ! さ、入って入って!」
2:2019/01/16(水) 22:03:21.242
―頃し屋のトイレ―
頃し屋「便所で食う飯は最高だ……!」ガツガツ
少女「依頼人来たよー!」ガチャッ
頃し屋「わっ!? 人が便所飯してる時に開けるな!」
男(トイレの個室でコンビニ弁当食ってる……)
頃し屋「って、あんたは?」
男「あなたに依頼したい者です」
頃し屋「ああ、これは失礼」グビグビ
男(便器に座りながらCCレモン飲むのやめて)
頃し屋「便所で食う飯は最高だ……!」ガツガツ
少女「依頼人来たよー!」ガチャッ
頃し屋「わっ!? 人が便所飯してる時に開けるな!」
男(トイレの個室でコンビニ弁当食ってる……)
頃し屋「って、あんたは?」
男「あなたに依頼したい者です」
頃し屋「ああ、これは失礼」グビグビ
男(便器に座りながらCCレモン飲むのやめて)
4:2019/01/16(水) 22:06:30.262
頃し屋「さっそく仕事の話に入ろう。標的は?」
男「この県議会議員です」サッ
男「自分の地元に採算度外視したテーマパークを作ろうなどとバカなことを考えていて」
男「あまりに強硬に事を進めるものですから、消えてもらうしかなくなってしまったのです」
頃し屋「“トイレのテーマパーク”だったら俺は大歓迎だけどな」
男「は?」
頃し屋「いや……なんでもない」
男「しかし、狙われている自覚があるのか、公私ともにガードは固く……」
頃し屋「関係ない。どんな人間であろうと、トイレでは無防備になるものさ」
男「この県議会議員です」サッ
男「自分の地元に採算度外視したテーマパークを作ろうなどとバカなことを考えていて」
男「あまりに強硬に事を進めるものですから、消えてもらうしかなくなってしまったのです」
頃し屋「“トイレのテーマパーク”だったら俺は大歓迎だけどな」
男「は?」
頃し屋「いや……なんでもない」
男「しかし、狙われている自覚があるのか、公私ともにガードは固く……」
頃し屋「関係ない。どんな人間であろうと、トイレでは無防備になるものさ」
6:2019/01/16(水) 22:09:38.294
―どこかの公衆トイレ―
議員「ふぅ~……」ジョロロロロロ…
議員「今日は前祝いにビールを飲みすぎてしまったわい……」
議員「今度の議会で必ずテーマパーク案を可決させてやる! 反対派をねじ伏せてな!」
頃し屋「…………」ヌウッ
議員「うわっ!? なんだお前!?」
頃し屋「…………」シュルルッ ギュッ!
議員(これは……縄!? いや――トイレットペーパー!?)ミシミシ…
頃し屋「トイレットペーパーも、俺の手にかかれば立派な凶器となる」グググッ…
議員「ぐええっ……!」メキメキ…
議員「…………」ガクッ
頃し屋「もし生まれ変わったら、今度はトイレのテーマパークを建てるんだな」
議員「ふぅ~……」ジョロロロロロ…
議員「今日は前祝いにビールを飲みすぎてしまったわい……」
議員「今度の議会で必ずテーマパーク案を可決させてやる! 反対派をねじ伏せてな!」
頃し屋「…………」ヌウッ
議員「うわっ!? なんだお前!?」
頃し屋「…………」シュルルッ ギュッ!
議員(これは……縄!? いや――トイレットペーパー!?)ミシミシ…
頃し屋「トイレットペーパーも、俺の手にかかれば立派な凶器となる」グググッ…
議員「ぐええっ……!」メキメキ…
議員「…………」ガクッ
頃し屋「もし生まれ変わったら、今度はトイレのテーマパークを建てるんだな」
7:2019/01/16(水) 22:11:28.869
少女「終わった?」
頃し屋「ああ、この通りだ」
少女「お疲れ様ー!」
少女「うーん、相変わらず鮮やかだね」
頃し屋「まぁな……トイレでは俺は無敵だ!」
頃し屋「ああ、この通りだ」
少女「お疲れ様ー!」
少女「うーん、相変わらず鮮やかだね」
頃し屋「まぁな……トイレでは俺は無敵だ!」
9:2019/01/16(水) 22:15:39.587
……
―ジムのトイレ―
格闘家「あんた、誰?」
頃し屋「頃し屋だ……お前には氏んでもらう」
格闘家「へっ、俺を誰だか分かってんのか? 氏ぬのはてめえの方だ!」ダッ
ビュッ! ビュッ! ブオッ!
格闘家(なんて動きだ……! 当たらねえ!)
頃し屋「リングの上ならともかく、トイレでは俺の方が上だ」シュッ
ガポッ
格闘家「もご!?」
格闘家(これは……ラバーカップ!?)
―ジムのトイレ―
格闘家「あんた、誰?」
頃し屋「頃し屋だ……お前には氏んでもらう」
格闘家「へっ、俺を誰だか分かってんのか? 氏ぬのはてめえの方だ!」ダッ
ビュッ! ビュッ! ブオッ!
格闘家(なんて動きだ……! 当たらねえ!)
頃し屋「リングの上ならともかく、トイレでは俺の方が上だ」シュッ
ガポッ
格闘家「もご!?」
格闘家(これは……ラバーカップ!?)
10:2019/01/16(水) 22:18:24.529
格闘家(と、取れねえ……!)
頃し屋「何の変哲もないラバーカップも、俺の手にかかれば立派な凶器となる」
格闘家「もご、もご……!」
頃し屋「このまま引っぱれば、お前は内臓を口からブチ撒けることになる」
格闘家(やっ、やめ――)
頃し屋「地獄から、お前が暴行した被害者たちに謝罪するんだな」グイッ
格闘家「!!!」
ゲボボボボボボボボボボボボボッ…
少女「うわぁ~、こりゃまたグロイ頃し方したね」
頃し屋「もう少し加減するべきだった」
…………
……
頃し屋「何の変哲もないラバーカップも、俺の手にかかれば立派な凶器となる」
格闘家「もご、もご……!」
頃し屋「このまま引っぱれば、お前は内臓を口からブチ撒けることになる」
格闘家(やっ、やめ――)
頃し屋「地獄から、お前が暴行した被害者たちに謝罪するんだな」グイッ
格闘家「!!!」
ゲボボボボボボボボボボボボボッ…
少女「うわぁ~、こりゃまたグロイ頃し方したね」
頃し屋「もう少し加減するべきだった」
…………
……
11:2019/01/16(水) 22:21:11.672 ID:XcQSsBwXr.net
恐ろしい…
12:2019/01/16(水) 22:22:09.693
―頃し屋のトイレ―
女(ここが……頃し屋のアジト……? どう見ても公衆トイレだけど……)
少女「あ、いらっしゃーい! お待ちしてましたー!」
少女「さ、入って入って」
女「入って……ってそっち男子トイレでしょ?」
少女「このトイレはあたしらの私物なんだから、男子も女子もないの」
女「じゃあ……お邪魔します」
女(ここが……頃し屋のアジト……? どう見ても公衆トイレだけど……)
少女「あ、いらっしゃーい! お待ちしてましたー!」
少女「さ、入って入って」
女「入って……ってそっち男子トイレでしょ?」
少女「このトイレはあたしらの私物なんだから、男子も女子もないの」
女「じゃあ……お邪魔します」
13:2019/01/16(水) 22:26:08.349
頃し屋「便所で食う飯は最高だ……!」モグモグ
少女「依頼人来たよー!」ガチャッ
頃し屋「わっ、だからメシ中は開けるなっていってんだろ!」
女(トイレの個室でカレーライス食べてる……)
少女「開けられたくないなら、カギ閉めときゃいいのに」
頃し屋「カギ閉めてたら、いざという時飛び出せないだろ!」
少女「ワガママだなぁ……」
頃し屋「あんたが依頼人か? これは見苦しいところを」フキフキ
女(トイレットペーパーで口についたカレー拭くのやめて)
少女「依頼人来たよー!」ガチャッ
頃し屋「わっ、だからメシ中は開けるなっていってんだろ!」
女(トイレの個室でカレーライス食べてる……)
少女「開けられたくないなら、カギ閉めときゃいいのに」
頃し屋「カギ閉めてたら、いざという時飛び出せないだろ!」
少女「ワガママだなぁ……」
頃し屋「あんたが依頼人か? これは見苦しいところを」フキフキ
女(トイレットペーパーで口についたカレー拭くのやめて)
15:2019/01/16(水) 22:30:35.020
頃し屋「さっそく仕事の話に入ろう……標的は?」
女「トイレメーカー『JONBE』の社長です」
頃し屋「『JONBE』といったら、このところ急激にシェアを伸ばしてるトイレメーカーだな」
頃し屋「なんでまた? まさかあんた、『TOTO』の社員とか?」
女「いえ、違います」
女「私の恋人はこの『JONBE』に勤めていて……」
女「そして、殺されたんです」
頃し屋「……詳しく聞こう」
女「トイレメーカー『JONBE』の社長です」
頃し屋「『JONBE』といったら、このところ急激にシェアを伸ばしてるトイレメーカーだな」
頃し屋「なんでまた? まさかあんた、『TOTO』の社員とか?」
女「いえ、違います」
女「私の恋人はこの『JONBE』に勤めていて……」
女「そして、殺されたんです」
頃し屋「……詳しく聞こう」
16:2019/01/16(水) 22:34:14.731
女「実は『JONBE』の社長はある犯罪組織と繋がっていて……」
女「このところシェアを伸ばし始めたのも、その後ろ盾があるからだったんです」
頃し屋「ほう」
女「私の恋人はそれに気付き、独自に調査を始めたのですが、奴らに気づかれてしまい――」
少女「殺されちゃったってわけね」
女「……そうです」
女「ちなみに、これが彼の写真です」
頃し屋「……トイレ好きそうないい顔をしている。俺ほどじゃないがな」
女「ありがとうございます」
女「結局、事件は闇に葬られ……私は復讐のためにあなたに依頼しにきたのです」
女「このところシェアを伸ばし始めたのも、その後ろ盾があるからだったんです」
頃し屋「ほう」
女「私の恋人はそれに気付き、独自に調査を始めたのですが、奴らに気づかれてしまい――」
少女「殺されちゃったってわけね」
女「……そうです」
女「ちなみに、これが彼の写真です」
頃し屋「……トイレ好きそうないい顔をしている。俺ほどじゃないがな」
女「ありがとうございます」
女「結局、事件は闇に葬られ……私は復讐のためにあなたに依頼しにきたのです」
18:2019/01/16(水) 22:37:38.742
少女「だけどさ、なんで犯罪組織とトイレ会社がくっついてるの?」
少女「お互いなんのメリットもなさそうなんだけど」
女「それはまだ私にも……」
女「でもとにかく、『JONBE』の社長がとてつもない企みを持ってるのは確かなようです」
女「仇討ちはもちろんですが、それを阻止するためにも、なんとか社長を倒したいのです!」
女「お願いします! どうか引き受けるといって下さい!」
頃し屋「バックに犯罪組織がいる標的か……危険な仕事だな」
頃し屋「こんな依頼を引き受ける頃し屋は……まあ、まずいないだろうな。とても割に合わん」
女「…………!」
少女「お互いなんのメリットもなさそうなんだけど」
女「それはまだ私にも……」
女「でもとにかく、『JONBE』の社長がとてつもない企みを持ってるのは確かなようです」
女「仇討ちはもちろんですが、それを阻止するためにも、なんとか社長を倒したいのです!」
女「お願いします! どうか引き受けるといって下さい!」
頃し屋「バックに犯罪組織がいる標的か……危険な仕事だな」
頃し屋「こんな依頼を引き受ける頃し屋は……まあ、まずいないだろうな。とても割に合わん」
女「…………!」
19:2019/01/16(水) 22:41:33.120
頃し屋「しかし、トイレ好きの彼氏を殺された無念……俺にもよく分かる」
頃し屋「それに、個人的に『JONBE』の社長が何を企んでるかも興味が湧いた」
女「ということは……!」
頃し屋「ああ……引き受けよう」
少女「安請け合いしちゃって大丈夫~?」
頃し屋「心配するな……トイレでは俺は無敵だ!」
頃し屋「――と、その前に……」
女「え?」
頃し屋「お嬢さん、どうやらあんた尾けられてたな」
女「まさか……」
頃し屋「こいつと一緒に、そこの個室の中に避難しててくれ」
少女「さ、早く!」グイッ
女「は、はいっ!」
頃し屋「それに、個人的に『JONBE』の社長が何を企んでるかも興味が湧いた」
女「ということは……!」
頃し屋「ああ……引き受けよう」
少女「安請け合いしちゃって大丈夫~?」
頃し屋「心配するな……トイレでは俺は無敵だ!」
頃し屋「――と、その前に……」
女「え?」
頃し屋「お嬢さん、どうやらあんた尾けられてたな」
女「まさか……」
頃し屋「こいつと一緒に、そこの個室の中に避難しててくれ」
少女「さ、早く!」グイッ
女「は、はいっ!」
21:2019/01/16(水) 22:44:49.928
バタンッ
女「あれ? ここの個室だけ便器がないのね」
少女「ああ、それはね――」
個室の外――
ドタバタ… ドタバタ…
黒服A「おいっ、ここに女が来ただろう! 出してもらおう!」
頃し屋「断る」
黒服A「だったら氏ね!」チャッ
頃し屋「ハァッ!」ドゴッ!
黒服A「げぼぉっ!」
女「あれ? ここの個室だけ便器がないのね」
少女「ああ、それはね――」
個室の外――
ドタバタ… ドタバタ…
黒服A「おいっ、ここに女が来ただろう! 出してもらおう!」
頃し屋「断る」
黒服A「だったら氏ね!」チャッ
頃し屋「ハァッ!」ドゴッ!
黒服A「げぼぉっ!」
23:2019/01/16(水) 22:47:41.043
黒服B「こいつ……!」サッ
頃し屋(トイレの鏡で――頸動脈を切断!)スパッ
黒服B「がっ……!」ブシュゥゥゥゥゥ…
頃し屋(デッキブラシで――頭を粉砕!)グシャッ!
黒服C「ぐぼあぁっ!」
ドサッ… ドサッ…
頃し屋「もう出てきていいぞ」
少女「おっ、さっすがー!」
女(すごい……ピストルを持ってた相手をあっさりと……!)
女(この人ならきっと、あの人の仇を取ってくれる!)
頃し屋(トイレの鏡で――頸動脈を切断!)スパッ
黒服B「がっ……!」ブシュゥゥゥゥゥ…
頃し屋(デッキブラシで――頭を粉砕!)グシャッ!
黒服C「ぐぼあぁっ!」
ドサッ… ドサッ…
頃し屋「もう出てきていいぞ」
少女「おっ、さっすがー!」
女(すごい……ピストルを持ってた相手をあっさりと……!)
女(この人ならきっと、あの人の仇を取ってくれる!)
24:2019/01/16(水) 22:49:19.965
少女「だけど、トイレ汚れちゃったね」
頃し屋「氏体はひとまず隠して、“清掃業者”を呼ぶしかないな」
女「それより、ここはもう出た方がいいのでは……」
少女「そうだね、場所変えないとどんどん新手がやってきちゃうよ」
頃し屋「え、出るの!?」
少女「うん、出るの」
頃し屋「ああ……出たくない……」
少女「ったく、いつもこれなんだから……」
女「?」
頃し屋「氏体はひとまず隠して、“清掃業者”を呼ぶしかないな」
女「それより、ここはもう出た方がいいのでは……」
少女「そうだね、場所変えないとどんどん新手がやってきちゃうよ」
頃し屋「え、出るの!?」
少女「うん、出るの」
頃し屋「ああ……出たくない……」
少女「ったく、いつもこれなんだから……」
女「?」
26:2019/01/16(水) 22:54:08.546
トイレを出た三人――
スタスタ…
頃し屋「あああ……」オドオド…
頃し屋「トイレの外って、ホント嫌いだ……。空気よどんでるしさぁ……」
女「ど、どうしちゃったの? さっきまでとは別人だけど……」
少女「この人ねー、トイレ以外の場所だとこうなっちゃうの」
少女「別に便意がない時も、常にトイレにいないと気が休まらないのよ」
少女「仕事のために標的がよく使うトイレに行く時も、いっつも大変なんだから!」
少女「ただし、トイレに着いたとたん、やたら強気になるんだけど」
女「変わった性格ね……」
スタスタ…
頃し屋「あああ……」オドオド…
頃し屋「トイレの外って、ホント嫌いだ……。空気よどんでるしさぁ……」
女「ど、どうしちゃったの? さっきまでとは別人だけど……」
少女「この人ねー、トイレ以外の場所だとこうなっちゃうの」
少女「別に便意がない時も、常にトイレにいないと気が休まらないのよ」
少女「仕事のために標的がよく使うトイレに行く時も、いっつも大変なんだから!」
少女「ただし、トイレに着いたとたん、やたら強気になるんだけど」
女「変わった性格ね……」
27:2019/01/16(水) 22:57:30.188
―カフェ―
頃し屋「うう……トイレ行きたい、トイレ入りたい。トイレこもりたい」
少女「もうちょっと我慢しなさい」
女「せっかくなんで、色々とお話を聞いてもいいですか?」
頃し屋「どうぞ……」
女「どうして、そんなにトイレにいるのが好きなんです?」
頃し屋「なぜなら俺は……トイレで生まれ、トイレで育ったからだ」
女「え……?」
頃し屋「うう……トイレ行きたい、トイレ入りたい。トイレこもりたい」
少女「もうちょっと我慢しなさい」
女「せっかくなんで、色々とお話を聞いてもいいですか?」
頃し屋「どうぞ……」
女「どうして、そんなにトイレにいるのが好きなんです?」
頃し屋「なぜなら俺は……トイレで生まれ、トイレで育ったからだ」
女「え……?」
28:2019/01/16(水) 23:00:58.252
頃し屋「俺は生後間もなく、母親に公衆トイレに捨てられた」
女「! それってもしかして――」
頃し屋「そう……俺たちのアジトになってるトイレだ……」
頃し屋「俺はトイレの水を飲み、トイレのゴミ箱に捨てられた飯を食い、生き延びた」
頃し屋「言葉や最低限の教養はホームレスに教えてもらって……」
頃し屋「たまたまあのトイレにやってきた頃し屋が、気まぐれに俺に戦闘術を教えてくれた」
頃し屋「それで……俺も頃し屋になって、稼いだ金であのトイレを買い取ったってわけだ」
女(なんてことなの……)
女「! それってもしかして――」
頃し屋「そう……俺たちのアジトになってるトイレだ……」
頃し屋「俺はトイレの水を飲み、トイレのゴミ箱に捨てられた飯を食い、生き延びた」
頃し屋「言葉や最低限の教養はホームレスに教えてもらって……」
頃し屋「たまたまあのトイレにやってきた頃し屋が、気まぐれに俺に戦闘術を教えてくれた」
頃し屋「それで……俺も頃し屋になって、稼いだ金であのトイレを買い取ったってわけだ」
女(なんてことなの……)
29:2019/01/16(水) 23:02:51.710
女「しかし、赤ちゃんが水や残飯なんかでよく生き延びられたものですね」
女「誰か、つきっきりでちゃんと育ててくれる人がいなきゃとても無理なような……」
少女「トイレのせいだよ」
女「それをいうなら、トイレのおかげじゃない?」
女「とにかく、トイレという空間が奇跡的にあなたを生き残らせたんですね」
頃し屋「あ、ああ……そういうことだ」
女「誰か、つきっきりでちゃんと育ててくれる人がいなきゃとても無理なような……」
少女「トイレのせいだよ」
女「それをいうなら、トイレのおかげじゃない?」
女「とにかく、トイレという空間が奇跡的にあなたを生き残らせたんですね」
頃し屋「あ、ああ……そういうことだ」
30:2019/01/16(水) 23:06:22.044
頃し屋「話は……もういいか?」
女「ええ」
頃し屋「じゃあ、ちょっとトイレこもってくる! このカフェにもトイレはあるようだし!」
ドタドタドタ… バタンッ!
女「…………」
少女「まったくもう、依頼人ほっといてトイレ行っちゃうなんて」
女「だけど、今の話を聞いちゃうと、もう彼のあの性格を笑えないわ……」
女「彼にとってトイレは用を足す場所……どころか、生きていくための空間そのものだったんだもの」
少女「あんな話聞いてもドン引きしないなんて、お姉さん優しいね!」
女「いえいえ」
女「ええ」
頃し屋「じゃあ、ちょっとトイレこもってくる! このカフェにもトイレはあるようだし!」
ドタドタドタ… バタンッ!
女「…………」
少女「まったくもう、依頼人ほっといてトイレ行っちゃうなんて」
女「だけど、今の話を聞いちゃうと、もう彼のあの性格を笑えないわ……」
女「彼にとってトイレは用を足す場所……どころか、生きていくための空間そのものだったんだもの」
少女「あんな話聞いてもドン引きしないなんて、お姉さん優しいね!」
女「いえいえ」
31:2019/01/16(水) 23:09:31.954
少女「まあ、社長の件ならあいつに任せとけば大丈夫だから!」
女「ええ……彼なら信頼できるわ」
ザッザッザッ…
「すみません、相席してもよろしいですか?」
女「え? まだ他にも席は空いてると思いますけど……」チラッ
黒服D「よう」ニヤッ
女「あ……」
女「ええ……彼なら信頼できるわ」
ザッザッザッ…
「すみません、相席してもよろしいですか?」
女「え? まだ他にも席は空いてると思いますけど……」チラッ
黒服D「よう」ニヤッ
女「あ……」
33:2019/01/16(水) 23:12:17.249
黒服D「この女、さらっちまえ! 『JONBE』本社に連れてくんだ!」
黒服E「おう!」
女「きゃあっ!」
少女「なにすんのよ!」
黒服E「こっちのガキはどうする?」
女「その子は関係ないわ! 連れてくなら私だけになさい!」
黒服D「まぁいい、荷物は少ない方がいいからな。さっさと連れてくぞ!」
黒服E「おう!」
ドタバタ… ドタバタ…
少女「お姉さーんっ!」
黒服E「おう!」
女「きゃあっ!」
少女「なにすんのよ!」
黒服E「こっちのガキはどうする?」
女「その子は関係ないわ! 連れてくなら私だけになさい!」
黒服D「まぁいい、荷物は少ない方がいいからな。さっさと連れてくぞ!」
黒服E「おう!」
ドタバタ… ドタバタ…
少女「お姉さーんっ!」
34:2019/01/16(水) 23:16:10.015
頃し屋「ふぅ……なかなか居心地のいいトイレだったな」
少女「なにやってんのよバカー!」
頃し屋「なんだよいきなり?」
少女「お姉さんが、お姉さんが……悪い奴らにさらわれちゃったよ!」
頃し屋「なんだって!?」
少女「『JONBE』本社に行くっていってた! あたしたちも行こう!」
頃し屋「え……もう!? もう一回トイレにこもりたい……」
少女「バカバカバカ!」ポカポカポカ
少女「あんたがそんなんだから……!」ポカポカポカ
頃し屋「わ、分かった! 分かった! 行くから! 助けに行くから!」
少女「なにやってんのよバカー!」
頃し屋「なんだよいきなり?」
少女「お姉さんが、お姉さんが……悪い奴らにさらわれちゃったよ!」
頃し屋「なんだって!?」
少女「『JONBE』本社に行くっていってた! あたしたちも行こう!」
頃し屋「え……もう!? もう一回トイレにこもりたい……」
少女「バカバカバカ!」ポカポカポカ
少女「あんたがそんなんだから……!」ポカポカポカ
頃し屋「わ、分かった! 分かった! 行くから! 助けに行くから!」
35:2019/01/16(水) 23:20:43.428
―『JONBE』本社ビル前―
少女「さ、着いたよ!」
頃し屋「マジで行くの……?」
頃し屋「俺の戦闘スタイルは、基本トイレでの待ち伏せだからなぁ……」
頃し屋「こうやって乗り込んでいくのはどうも……」
少女「これだけの大会社なら、トイレいっぱいあるはずだし」
少女「トイレに入って敵を倒す、トイレから出て移動する、を繰り返せば大丈夫だって!」
頃し屋「大丈夫かなぁ……。せめてなにか武器を……」
少女「あんたは素手でも強いでしょ! 早くしないとあのお姉さん殺されちゃうよ!」
頃し屋「うう……参ったなぁ……」
少女「さ、着いたよ!」
頃し屋「マジで行くの……?」
頃し屋「俺の戦闘スタイルは、基本トイレでの待ち伏せだからなぁ……」
頃し屋「こうやって乗り込んでいくのはどうも……」
少女「これだけの大会社なら、トイレいっぱいあるはずだし」
少女「トイレに入って敵を倒す、トイレから出て移動する、を繰り返せば大丈夫だって!」
頃し屋「大丈夫かなぁ……。せめてなにか武器を……」
少女「あんたは素手でも強いでしょ! 早くしないとあのお姉さん殺されちゃうよ!」
頃し屋「うう……参ったなぁ……」
36:2019/01/16(水) 23:23:40.499
ゾロゾロ… ゾロゾロ…
頃し屋「…………?」
少女「なによ、あんたたち!」
黒眼鏡「お前ら、あの女を助けにきたんだろう?」
頃し屋「な、なんのことだか……」
ドゴッ!
頃し屋「うげっ!」ガクッ
少女「なにすんのよ!」
黒眼鏡「歓迎してやるよ。白馬に乗った騎士(ナイト)さんよォ……」
頃し屋「…………?」
少女「なによ、あんたたち!」
黒眼鏡「お前ら、あの女を助けにきたんだろう?」
頃し屋「な、なんのことだか……」
ドゴッ!
頃し屋「うげっ!」ガクッ
少女「なにすんのよ!」
黒眼鏡「歓迎してやるよ。白馬に乗った騎士(ナイト)さんよォ……」
37:2019/01/16(水) 23:26:44.109
―『JONBE』社長室―
社長「お前が私のことをコソコソ探っていた女か」
社長「私の裏の顔を探ろうとさえしなければ、氏なずに済んだものを……」
社長「氏んだお前の恋人ともどもバカな女だ」
女「くっ……!」
女「なんで……? なんでなの?」
女「小さいけど優良なトイレメーカーだった『JONBE』が、なんで犯罪組織と手を組むのよ!?」
社長「まぁいい……最後に教えてやる」
社長「我々が進めているビッグプロジェクト……その全貌をな」
社長「お前が私のことをコソコソ探っていた女か」
社長「私の裏の顔を探ろうとさえしなければ、氏なずに済んだものを……」
社長「氏んだお前の恋人ともどもバカな女だ」
女「くっ……!」
女「なんで……? なんでなの?」
女「小さいけど優良なトイレメーカーだった『JONBE』が、なんで犯罪組織と手を組むのよ!?」
社長「まぁいい……最後に教えてやる」
社長「我々が進めているビッグプロジェクト……その全貌をな」
39:2019/01/16(水) 23:30:08.282
社長「我々が作ろうとしているのは、≪トイレ兵器≫だ」
女「トイレ兵器!?」
社長「文明人ならばどんな人間でもトイレで用を足すだろう?」
社長「売れっ子の歌手だろうと、大企業の社長だろうと、一国の大統領だろうと」
社長「もし、そのトイレで便器が突如襲いかかってきたら、どうなる?」
女「!」
社長「答えは簡単……防ぎようがない!」
社長「便器を兵器化したならば、どんな人間でも暗殺できる最強の兵器となりえるのだ!」
女「トイレ兵器!?」
社長「文明人ならばどんな人間でもトイレで用を足すだろう?」
社長「売れっ子の歌手だろうと、大企業の社長だろうと、一国の大統領だろうと」
社長「もし、そのトイレで便器が突如襲いかかってきたら、どうなる?」
女「!」
社長「答えは簡単……防ぎようがない!」
社長「便器を兵器化したならば、どんな人間でも暗殺できる最強の兵器となりえるのだ!」
40:2019/01/16(水) 23:33:33.710
社長「人間の歴史は武器の歴史ともいわれる」
社長「時代が変わるにつれ、武器もまた変わり、その都度主役となる武器は変化していった」
社長「刀や弓矢から銃へ、銃から戦車、戦車から戦闘機、戦闘機から核兵器……」
社長「そして、21世紀は――トイレの時代だ! トイレ兵器の時代になるのだ!」
社長「いかなる権力者をも容易く抹殺できる最強の暗殺兵器としてな!」
女「これで、犯罪組織があんたに手を貸す理由がやっと分かったわ……」
女「どんな相手でも暗殺できる兵器が手に入れば、どんな犯罪だって思うがままですもんね!」
社長「そういうことだ」
社長「近い将来、トイレで要人が変氏するニュースが後を絶たなくなるだろうよ」
社長「それを想像すると、私も笑いが止まらんよ。クックック……」
女(なんて恐ろしい企みなの……!)
社長「時代が変わるにつれ、武器もまた変わり、その都度主役となる武器は変化していった」
社長「刀や弓矢から銃へ、銃から戦車、戦車から戦闘機、戦闘機から核兵器……」
社長「そして、21世紀は――トイレの時代だ! トイレ兵器の時代になるのだ!」
社長「いかなる権力者をも容易く抹殺できる最強の暗殺兵器としてな!」
女「これで、犯罪組織があんたに手を貸す理由がやっと分かったわ……」
女「どんな相手でも暗殺できる兵器が手に入れば、どんな犯罪だって思うがままですもんね!」
社長「そういうことだ」
社長「近い将来、トイレで要人が変氏するニュースが後を絶たなくなるだろうよ」
社長「それを想像すると、私も笑いが止まらんよ。クックック……」
女(なんて恐ろしい企みなの……!)
42:2019/01/16(水) 23:37:23.229
社長「さて……話はこれで終わりだ」
女「…………!」
社長「始末しろ」
黒服D「はい」チャッ
女(くっ……!)
プルルルルル…
社長「もしもし……なに? この女を助けに男と子供が?」
社長「おい、始末するのは少し待て。どうせなら三人まとめて始末するのだ」
社長「汚らわしい物は“一回の水洗でまとめて流す”が私の主義なのでね」
黒服D「分かりました」スッ
女(もしかして、頃し屋さんが助けに来てくれたの……!?)
女「…………!」
社長「始末しろ」
黒服D「はい」チャッ
女(くっ……!)
プルルルルル…
社長「もしもし……なに? この女を助けに男と子供が?」
社長「おい、始末するのは少し待て。どうせなら三人まとめて始末するのだ」
社長「汚らわしい物は“一回の水洗でまとめて流す”が私の主義なのでね」
黒服D「分かりました」スッ
女(もしかして、頃し屋さんが助けに来てくれたの……!?)
43:2019/01/16(水) 23:39:20.716
ドザザッ!
頃し屋「いてて……」
少女「いったーい! 捕虜は丁重に扱いなさいよ!」
黒眼鏡「捕まえてきました」
社長「ご苦労」
女(ってあっさり捕まってるーっ!!!)
頃し屋「いてて……」
少女「いったーい! 捕虜は丁重に扱いなさいよ!」
黒眼鏡「捕まえてきました」
社長「ご苦労」
女(ってあっさり捕まってるーっ!!!)
44:2019/01/16(水) 23:42:40.791
黒眼鏡「にしても、なんだってこの女はお前みたいなヘタレに助けを求めたんだろうなぁ?」
黒眼鏡「オラッ、オラッ!」ドカッ! ドカッ!
頃し屋「ぐえっ! げぶっ! い、いだぁい……蹴らないでぇ……」
女「どうして!? あなたならこんな奴ら――」
頃し屋「ううう……トイレじゃないとダメなんだ……」
女(そういえば、トイレ出ちゃうと全然ダメな人なんだったっけ)
頃し屋「ああ……トイレ……トイレ行かせてくれえ……」
黒眼鏡「行かせるわけねえだろ! そのまま漏らせ! 漏らしたまま地獄行け!」
女(この状況でトイレに連れてってくれるわけないし……今度こそオシマイだわ!)
黒眼鏡「オラッ、オラッ!」ドカッ! ドカッ!
頃し屋「ぐえっ! げぶっ! い、いだぁい……蹴らないでぇ……」
女「どうして!? あなたならこんな奴ら――」
頃し屋「ううう……トイレじゃないとダメなんだ……」
女(そういえば、トイレ出ちゃうと全然ダメな人なんだったっけ)
頃し屋「ああ……トイレ……トイレ行かせてくれえ……」
黒眼鏡「行かせるわけねえだろ! そのまま漏らせ! 漏らしたまま地獄行け!」
女(この状況でトイレに連れてってくれるわけないし……今度こそオシマイだわ!)
45:2019/01/16(水) 23:45:30.777
黒眼鏡「どうしますか?」
社長「他に協力者もいないようだし、三人とも殺せ」
黒眼鏡「はい」チャッ
女(ここまでか……!)
少女「ねえお姉さん」
女「…………?」
少女「トイレの定義ってなにか分かる?」
女「えぇっと……なんだろ。用を足すための便器がある場所、とか?」
少女「そう、色々意見はあると思うけど、少なくともあたしはそう思ってる」
女(突然なに言ってるの、この子……?)
社長「他に協力者もいないようだし、三人とも殺せ」
黒眼鏡「はい」チャッ
女(ここまでか……!)
少女「ねえお姉さん」
女「…………?」
少女「トイレの定義ってなにか分かる?」
女「えぇっと……なんだろ。用を足すための便器がある場所、とか?」
少女「そう、色々意見はあると思うけど、少なくともあたしはそう思ってる」
女(突然なに言ってるの、この子……?)
46:2019/01/16(水) 23:48:11.010
少女「つまり、もしここに便器があったら、この社長室もトイレになるのよ」
女「…………?」
頃し屋「ああ、トイレ……トイレ……トイレに行かせてぇ……」
少女「まったくもう、しょうがない子ね」
女(え!? 口調が――)
少女「いつまでたってもトイレ依存症が治らないんだから……」
少女「しょうがないから、久々に“元の姿”に戻ってあげるわ……」ピカーッ!
女(元の……姿!?)
女「…………?」
頃し屋「ああ、トイレ……トイレ……トイレに行かせてぇ……」
少女「まったくもう、しょうがない子ね」
女(え!? 口調が――)
少女「いつまでたってもトイレ依存症が治らないんだから……」
少女「しょうがないから、久々に“元の姿”に戻ってあげるわ……」ピカーッ!
女(元の……姿!?)
47:2019/01/16(水) 23:52:03.986
便器「ふぅ……」
黒服D「わっ!?」
黒服E「女の子が便器になった!?」
社長「なんだ!? なにが起こったんだ!?」
女(これが……あの子の正体!?)
女(そうか、あの空になってた個室にあった便器は、この子だったんだ!)
女「それどころか、もしかしたら頃し屋さんの“真の育ての親”は――」
便器「そう、私よ」
便器「捨てられた赤ん坊を気の毒に思って、私があの子を守り、育て上げたの」
便器「便器に命が宿った“トイレの精”である私がね」
女(あの時の“トイレのせい”ってのはそういうことだったんだ……!)
黒服D「わっ!?」
黒服E「女の子が便器になった!?」
社長「なんだ!? なにが起こったんだ!?」
女(これが……あの子の正体!?)
女(そうか、あの空になってた個室にあった便器は、この子だったんだ!)
女「それどころか、もしかしたら頃し屋さんの“真の育ての親”は――」
便器「そう、私よ」
便器「捨てられた赤ん坊を気の毒に思って、私があの子を守り、育て上げたの」
便器「便器に命が宿った“トイレの精”である私がね」
女(あの時の“トイレのせい”ってのはそういうことだったんだ……!)
48:2019/01/16(水) 23:53:11.657 ID:O1+ro4Xhr.net
なんですと
49:2019/01/16(水) 23:56:09.384
便器「これでもうここはトイレよ。思う存分暴れなさい」
頃し屋「…………」グググッ
頃し屋「うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」ブチブチィッ!
黒服D「な!?」
黒服E「こいつ縛ってた縄を……!」
社長「早く撃ち殺せぇっ!」
パンッ! パンッ! パンッ! パンパンッ! パンッ!
バババババッ!
黒服D「あ、当たんねえ!」
黒服E「なんて動きだ!」
頃し屋「…………」グググッ
頃し屋「うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」ブチブチィッ!
黒服D「な!?」
黒服E「こいつ縛ってた縄を……!」
社長「早く撃ち殺せぇっ!」
パンッ! パンッ! パンッ! パンパンッ! パンッ!
バババババッ!
黒服D「あ、当たんねえ!」
黒服E「なんて動きだ!」
51:2019/01/16(水) 23:59:24.986
頃し屋「トイレでは……俺は無敵だ!」
頃し屋「ハァッ!」グシャッ!
黒服D「げぶぁっ!」
頃し屋「うりゃあっ!」ベキィッ!
黒服E「ぎゃばっ!」
ドギャッ! バキッ! ドゴォッ! グシャッ! メキッ!
「ぐぎゃあっ!」 「うげっ!」 「げぶっ!」 「がはっ!」 「ごぶっ!」
女(すごい……あんな大勢をたった一人で次々と……!)
頃し屋「ハァッ!」グシャッ!
黒服D「げぶぁっ!」
頃し屋「うりゃあっ!」ベキィッ!
黒服E「ぎゃばっ!」
ドギャッ! バキッ! ドゴォッ! グシャッ! メキッ!
「ぐぎゃあっ!」 「うげっ!」 「げぶっ!」 「がはっ!」 「ごぶっ!」
女(すごい……あんな大勢をたった一人で次々と……!)
52:2019/01/17(木) 00:05:30.669 ID:zg3httac0.net
黒眼鏡「この化け物め!」
黒眼鏡「いくらなんでも、機関銃(これ)はかわせねえだろォ!」ガガガガガッ!
頃し屋「…………」バッ
黒眼鏡「と、跳ん――」
頃し屋「ここがトイレである以上、お前らが俺に勝つことは絶対にない」
ドグチャッ!!!
黒眼鏡「ぐびゃっ……」
ドチャッ…
黒眼鏡「いくらなんでも、機関銃(これ)はかわせねえだろォ!」ガガガガガッ!
頃し屋「…………」バッ
黒眼鏡「と、跳ん――」
頃し屋「ここがトイレである以上、お前らが俺に勝つことは絶対にない」
ドグチャッ!!!
黒眼鏡「ぐびゃっ……」
ドチャッ…
53:2019/01/17(木) 00:06:45.311 ID:zg3httac0.net
頃し屋「後はお前だけだな」
社長「…………!」
社長「気弱そうだった若造が、まさかこれほどの変貌を遂げるとは……」
社長「かくなる上は、まだ試作品の段階だったが仕方あるまい……」
頃し屋「試作品?」
女「――――!」ハッ
女「気をつけて、頃し屋さん!」
女「『JONBE』は、どんな人間でも暗殺できる≪トイレ兵器≫を開発していたのよ!」
頃し屋「トイレ兵器?」
社長「出でよ、トイレ兵器!」
社長「…………!」
社長「気弱そうだった若造が、まさかこれほどの変貌を遂げるとは……」
社長「かくなる上は、まだ試作品の段階だったが仕方あるまい……」
頃し屋「試作品?」
女「――――!」ハッ
女「気をつけて、頃し屋さん!」
女「『JONBE』は、どんな人間でも暗殺できる≪トイレ兵器≫を開発していたのよ!」
頃し屋「トイレ兵器?」
社長「出でよ、トイレ兵器!」
54:2019/01/17(木) 00:08:56.490 ID:zg3httac0.net
トイレ兵器『…………』ゴゴゴゴゴ…
女「…………?」
女(一見、なんてことのないただの洋式便器だけど……)
頃し屋「…………!」ゴクッ
女(頃し屋さんが……“トイレにいる状態の頃し屋さん”が汗を!?)
社長「まずあの男を殺れっ!」
トイレ兵器『ターゲット確認、ウォータービーム、発射』
ビッ!
頃し屋「ぐっ!?」ブシュッ
女「レーザー!?」
便器「水だわ……。ウォシュレットの要領で、高水圧で水を飛ばしたんだわ」
女「…………?」
女(一見、なんてことのないただの洋式便器だけど……)
頃し屋「…………!」ゴクッ
女(頃し屋さんが……“トイレにいる状態の頃し屋さん”が汗を!?)
社長「まずあの男を殺れっ!」
トイレ兵器『ターゲット確認、ウォータービーム、発射』
ビッ!
頃し屋「ぐっ!?」ブシュッ
女「レーザー!?」
便器「水だわ……。ウォシュレットの要領で、高水圧で水を飛ばしたんだわ」
55:2019/01/17(木) 00:11:32.982 ID:zg3httac0.net
便器「もし、あの兵器がトイレに設置され、座った人が知らずにお尻を洗うスイッチを押してしまったら」
女「確実に、尻から体内を貫かれて氏んでしまう!」
トイレ兵器『ウォータービーム、連射』ビッ! ビッ! ビッ!
ビッ! ビッ! ビッ!
頃し屋「……ちっ!」タタタッ
女「連射までできるの!? あんなのかわし続けられるわけない!」
便器「ふふ……」
女「なんで笑ってるの!? こんな大ピンチなのに!」
便器「“私の子”をあまり甘く見ないでもらえるかしら?」
女「確実に、尻から体内を貫かれて氏んでしまう!」
トイレ兵器『ウォータービーム、連射』ビッ! ビッ! ビッ!
ビッ! ビッ! ビッ!
頃し屋「……ちっ!」タタタッ
女「連射までできるの!? あんなのかわし続けられるわけない!」
便器「ふふ……」
女「なんで笑ってるの!? こんな大ピンチなのに!」
便器「“私の子”をあまり甘く見ないでもらえるかしら?」
56:2019/01/17(木) 00:13:51.818 ID:zg3httac0.net
ビッ! ビッ! ビッ!
サッ サッ サッ
トイレ兵器『…………』
頃し屋「どうした? 水芸はもうオシマイか?」
女「全部危なげなくかわしてる……!」
便器「あれくらいで氏んでたら、あの子はとっくに命を落としてるわよ」
便器「あの子がトイレで過ごしてきた孤独の日々からしたら、あんなの大したことないわ」
便器「ただ……あのトイレ兵器が、あれで終わるとも思えないけどね」
サッ サッ サッ
トイレ兵器『…………』
頃し屋「どうした? 水芸はもうオシマイか?」
女「全部危なげなくかわしてる……!」
便器「あれくらいで氏んでたら、あの子はとっくに命を落としてるわよ」
便器「あの子がトイレで過ごしてきた孤独の日々からしたら、あんなの大したことないわ」
便器「ただ……あのトイレ兵器が、あれで終わるとも思えないけどね」
57:2019/01/17(木) 00:15:42.639 ID:zg3httac0.net
トイレ兵器『…………』ポンッポンッ
コロコロ… コロコロ…
頃し屋「?」
頃し屋(このボールは……芳香剤? いや、違――)
ドゴォォォォォン!
ズガァァァァァン!
頃し屋「爆弾まで備えているのか……!」
トイレ兵器『トイレットペーパーブレイド、解除』ジャキーンッ
シュバッ! ズバッ!
頃し屋「ぐうっ……!」
コロコロ… コロコロ…
頃し屋「?」
頃し屋(このボールは……芳香剤? いや、違――)
ドゴォォォォォン!
ズガァァァァァン!
頃し屋「爆弾まで備えているのか……!」
トイレ兵器『トイレットペーパーブレイド、解除』ジャキーンッ
シュバッ! ズバッ!
頃し屋「ぐうっ……!」
58:2019/01/17(木) 00:18:35.250 ID:zg3httac0.net
頃し屋(このトイレ兵器……単なる色物じゃない! 極めて高い戦闘力を備えている!)
頃し屋(だが……トイレでは俺は無敵だ!)ダッ
頃し屋「ハァッ!」シュッ!
ガキンッ!
頃し屋「うぐあっ……!?」
トイレ兵器『損傷率、0%』
頃し屋(さすがに素手で破壊できる相手じゃないか……!)
頃し屋(だったら、さっき倒した奴のマシンガンを借りて……!)ガガガガガッ!
ギギギギギンッ!
トイレ兵器『損傷率、0%』
社長「無駄だ! そのトイレ兵器は特殊合金でできているのだ! 爆弾でも破壊できん!」
頃し屋(だが……トイレでは俺は無敵だ!)ダッ
頃し屋「ハァッ!」シュッ!
ガキンッ!
頃し屋「うぐあっ……!?」
トイレ兵器『損傷率、0%』
頃し屋(さすがに素手で破壊できる相手じゃないか……!)
頃し屋(だったら、さっき倒した奴のマシンガンを借りて……!)ガガガガガッ!
ギギギギギンッ!
トイレ兵器『損傷率、0%』
社長「無駄だ! そのトイレ兵器は特殊合金でできているのだ! 爆弾でも破壊できん!」
59:2019/01/17(木) 00:19:51.737 ID:nv5jHT59r.net
トイレ強いなオイ
60:2019/01/17(木) 00:21:33.738 ID:zg3httac0.net
社長「とはいえ、トイレ兵器が決め手に欠けているのも事実……」
社長「そろそろ最終兵器を発動させるのだ!」
トイレ兵器『最終兵器、解除』クワッ
頃し屋「!」
頃し屋(便座に……牙が!?)
トイレ兵器『攻撃開始』グワッ
頃し屋「は、速――」
ガブッ!
頃し屋「うぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ!」ブシュゥゥゥゥゥ…
女「肩を噛まれた! 頃し屋さんっ!」
便器「まずいわね……」
社長「そろそろ最終兵器を発動させるのだ!」
トイレ兵器『最終兵器、解除』クワッ
頃し屋「!」
頃し屋(便座に……牙が!?)
トイレ兵器『攻撃開始』グワッ
頃し屋「は、速――」
ガブッ!
頃し屋「うぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ!」ブシュゥゥゥゥゥ…
女「肩を噛まれた! 頃し屋さんっ!」
便器「まずいわね……」
61:2019/01/17(木) 00:25:24.349 ID:zg3httac0.net
頃し屋「ぐうっ!」ダッ
トイレ兵器『追撃開始』グワァッ
ガチンッ! ガチンッ! ガチンッ!
頃し屋(俺の動きを読んでやがる……!)
社長「言い忘れてたが、トイレ兵器には高性能AIを搭載してあるのだよ」
社長「つまり――戦えば戦うほど学習し、強くなる! もはやお前に勝ち目はないッ!」
便器「…………」
便器「あなた、逃げた方がいいわ。今なら逃げられる」
便器「生きて、この『JONBE』の秘密を世間に暴露しなさい。そうすれば恋人の仇は取れるわ」
女「えっ、だけど頃し屋さんとあなたは!?」
便器「私はあの子と一緒に、ここで氏ぬわ。私とあの子はずっと一緒だもの」
女「そんな……!」
女(トイレの精さんも、もう頃し屋さんに勝ち目がないって分かってるんだ……!)
トイレ兵器『追撃開始』グワァッ
ガチンッ! ガチンッ! ガチンッ!
頃し屋(俺の動きを読んでやがる……!)
社長「言い忘れてたが、トイレ兵器には高性能AIを搭載してあるのだよ」
社長「つまり――戦えば戦うほど学習し、強くなる! もはやお前に勝ち目はないッ!」
便器「…………」
便器「あなた、逃げた方がいいわ。今なら逃げられる」
便器「生きて、この『JONBE』の秘密を世間に暴露しなさい。そうすれば恋人の仇は取れるわ」
女「えっ、だけど頃し屋さんとあなたは!?」
便器「私はあの子と一緒に、ここで氏ぬわ。私とあの子はずっと一緒だもの」
女「そんな……!」
女(トイレの精さんも、もう頃し屋さんに勝ち目がないって分かってるんだ……!)
62:2019/01/17(木) 00:28:51.994 ID:zg3httac0.net
女「……逃げません」
便器「なにいってるの? あなたさえ生き残れば、私たちの勝ちなのよ」
女「ここまできて、依頼人の私だけ逃げるわけにはいきませんよ」
女「それに……頃し屋さんはあのトイレ兵器を倒してくれます! 絶対に!」
便器「バカな子ね」クスッ
頃し屋「ハァ、ハァ、ハァ……」
頃し屋(どんどん狙いが正確になっていく……)
トイレ兵器『ターゲットの動きは緩慢、抹殺予定時刻まで残り数十秒』
頃し屋(トイレで生まれた頃し屋が……よりによってトイレに殺されることになるなんてな……)
便器「なにいってるの? あなたさえ生き残れば、私たちの勝ちなのよ」
女「ここまできて、依頼人の私だけ逃げるわけにはいきませんよ」
女「それに……頃し屋さんはあのトイレ兵器を倒してくれます! 絶対に!」
便器「バカな子ね」クスッ
頃し屋「ハァ、ハァ、ハァ……」
頃し屋(どんどん狙いが正確になっていく……)
トイレ兵器『ターゲットの動きは緩慢、抹殺予定時刻まで残り数十秒』
頃し屋(トイレで生まれた頃し屋が……よりによってトイレに殺されることになるなんてな……)
63:2019/01/17(木) 00:31:06.031 ID:zg3httac0.net
コワシテ…
頃し屋「――ん?」
コワシテ… コワシテ…
頃し屋(幻聴か?)
頃し屋(いや、違う!)
ボクヲ、コワシテ……
頃し屋(これはトイレ兵器の声!?)
頃し屋(そうか……お前も便器として生まれた以上、本当は便器として働きたかったんだな……)
頃し屋「分かった……壊してやるッ!」
頃し屋「――ん?」
コワシテ… コワシテ…
頃し屋(幻聴か?)
頃し屋(いや、違う!)
ボクヲ、コワシテ……
頃し屋(これはトイレ兵器の声!?)
頃し屋(そうか……お前も便器として生まれた以上、本当は便器として働きたかったんだな……)
頃し屋「分かった……壊してやるッ!」
64:2019/01/17(木) 00:34:44.565 ID:wBbMTKbQr.net
やってることアホなのに熱い
65:2019/01/17(木) 00:35:14.873 ID:zg3httac0.net
ダッ!
頃し屋「うおおおおおおおおおおっ!!!」
トイレ兵器『ターゲット突撃開始、迎撃を開始』
社長「フハハハ、バカめ! 向こうから氏ににきよったわ!」
女「頃し屋さん!?」
便器(なにか考えがあるの……?)
ビッ! ドゴォォォォンッ! シュバッ!
頃し屋(なんとかかわして……接近できた!)
社長「さすがだといいたいところだが、牙によって喰い殺されるだけだ!」
トイレ兵器『抹殺開始』グワッ
頃し屋「うおおおおおおおおおおっ!!!」
トイレ兵器『ターゲット突撃開始、迎撃を開始』
社長「フハハハ、バカめ! 向こうから氏ににきよったわ!」
女「頃し屋さん!?」
便器(なにか考えがあるの……?)
ビッ! ドゴォォォォンッ! シュバッ!
頃し屋(なんとかかわして……接近できた!)
社長「さすがだといいたいところだが、牙によって喰い殺されるだけだ!」
トイレ兵器『抹殺開始』グワッ
67:2019/01/17(木) 00:38:53.846 ID:zg3httac0.net
頃し屋「だあああああああっ!!!」
ズボッ!!!
トイレ兵器『!?』
社長「な!?」
女「トイレ兵器の口(?)の中に腕ごと突っ込んだ!?」
便器「……なるほど!」
頃し屋「どんな便器も“詰まり”には弱い……」
トイレ兵器『…………ッ!』
頃し屋「トイレ兵器であるお前も、例外ではないはずだ」
頃し屋「詰まれッ!」グイイッ
トイレ兵器『ガガガ……ピーピー……!』プシュゥゥゥゥゥゥ…
ズボッ!!!
トイレ兵器『!?』
社長「な!?」
女「トイレ兵器の口(?)の中に腕ごと突っ込んだ!?」
便器「……なるほど!」
頃し屋「どんな便器も“詰まり”には弱い……」
トイレ兵器『…………ッ!』
頃し屋「トイレ兵器であるお前も、例外ではないはずだ」
頃し屋「詰まれッ!」グイイッ
トイレ兵器『ガガガ……ピーピー……!』プシュゥゥゥゥゥゥ…
69:2019/01/17(木) 00:41:32.246 ID:zg3httac0.net
トイレ兵器『戦闘不能、機能停止……』ブスブスブス…
トイレ兵器『…………』シュゥゥゥ…
頃し屋「俺の読みは……間違ってなかったらしいな」
女「や、やった……! トイレ兵器が止まった!」
便器「この子ったら、こんなに強くなってたのね……」
社長「そんなっ! 私のトイレ兵器が! たった一人の男にやられるなんてぇっ!」
頃し屋「あいにくだが……トイレでは俺は無敵だ……」
トイレ兵器『…………』シュゥゥゥ…
頃し屋「俺の読みは……間違ってなかったらしいな」
女「や、やった……! トイレ兵器が止まった!」
便器「この子ったら、こんなに強くなってたのね……」
社長「そんなっ! 私のトイレ兵器が! たった一人の男にやられるなんてぇっ!」
頃し屋「あいにくだが……トイレでは俺は無敵だ……」
71:2019/01/17(木) 00:44:45.039 ID:zg3httac0.net
頃し屋「さて、お前の頃し方だが、もう決めてある」ガシッ
社長「ひっ!?」
頃し屋「ほら、お前が作った兵器に座らせてやるよ」ヒョイッ
社長「あ、あわわ……」ドザッ
トイレ兵器『自爆機能、作動……』ピコーンッ
社長「ちょ、ちょっと待っ……腰が抜けて動けない……」
頃し屋「自分が作った兵器と氏ねるんなら、本望だろ?」
トイレ兵器『3、2、1……』ピッピッピッ…
社長「い、いや……助けっ――」
ドゴォォォォォォォォンッ!!!
頃し屋(安らかに……眠れ。トイレ兵器……)
社長「ひっ!?」
頃し屋「ほら、お前が作った兵器に座らせてやるよ」ヒョイッ
社長「あ、あわわ……」ドザッ
トイレ兵器『自爆機能、作動……』ピコーンッ
社長「ちょ、ちょっと待っ……腰が抜けて動けない……」
頃し屋「自分が作った兵器と氏ねるんなら、本望だろ?」
トイレ兵器『3、2、1……』ピッピッピッ…
社長「い、いや……助けっ――」
ドゴォォォォォォォォンッ!!!
頃し屋(安らかに……眠れ。トイレ兵器……)
72:2019/01/17(木) 00:48:47.333 ID:zg3httac0.net
女「ありがとうございました……」
女「これであの人の仇を討ち、社長の野望をくじくことができました……!」
頃し屋「ぐ……」ヨロッ…
女「頃し屋さん! 大丈夫ですか!? すぐ病院に――」
頃し屋「ふん、この程度……どうってことないさ。トイレの水かけときゃ治る……」
便器「じゃあ私もそろそろ……」ピカーッ!
少女「よっと」
頃し屋「あああっ! 痛い、やっぱり痛い! 早くトイレにこもりたい……!」
少女「とりあえず、トイレにこもるのは闇医者さんとこ行ってからだね」
女「私が肩を貸しますから、一緒に行きましょう」
頃し屋「いたたたた……! 早くトイレに連れてってぇ……!」ヨタヨタ…
…………
……
女「これであの人の仇を討ち、社長の野望をくじくことができました……!」
頃し屋「ぐ……」ヨロッ…
女「頃し屋さん! 大丈夫ですか!? すぐ病院に――」
頃し屋「ふん、この程度……どうってことないさ。トイレの水かけときゃ治る……」
便器「じゃあ私もそろそろ……」ピカーッ!
少女「よっと」
頃し屋「あああっ! 痛い、やっぱり痛い! 早くトイレにこもりたい……!」
少女「とりあえず、トイレにこもるのは闇医者さんとこ行ってからだね」
女「私が肩を貸しますから、一緒に行きましょう」
頃し屋「いたたたた……! 早くトイレに連れてってぇ……!」ヨタヨタ…
…………
……
76:2019/01/17(木) 00:56:52.645 ID:zg3httac0.net
―頃し屋のトイレ―
少女「おーい、買い物行ってきたよ! 新聞も買ってきた!」
少女「『JONBE』事件のことがでっかく記事になってるよ!」
頃し屋「どれどれ……」
頃し屋「ほう、『JONBE』に本格的に捜査のメスが入り」
頃し屋「つるんでた犯罪組織も芋づる式に主要メンバーが次々逮捕されてるそうだ」
少女「きっと依頼人だったあの人がうまくやってくれたんだね!」
頃し屋「ああ、これで彼女の氏んだ恋人とやらも浮かばれるだろう」
少女「おーい、買い物行ってきたよ! 新聞も買ってきた!」
少女「『JONBE』事件のことがでっかく記事になってるよ!」
頃し屋「どれどれ……」
頃し屋「ほう、『JONBE』に本格的に捜査のメスが入り」
頃し屋「つるんでた犯罪組織も芋づる式に主要メンバーが次々逮捕されてるそうだ」
少女「きっと依頼人だったあの人がうまくやってくれたんだね!」
頃し屋「ああ、これで彼女の氏んだ恋人とやらも浮かばれるだろう」
77:2019/01/17(木) 00:58:49.557 ID:zg3httac0.net
少女「それとこれ、今日のご飯ね」ドサッ
少女「彼女からの報酬も振り込まれてたし、いっぱい買ってきたよ!」
頃し屋「牛丼にサラダ、サバ缶……栄養バランスの取れたいいメニューじゃないか」
少女「そりゃあ、あたしはあんたの育ての親だからね」フフンッ
頃し屋「それじゃ、個室に入ってゆっくりいただくとするか」バタンッ
少女「はぁ……また便所飯~?」
頃し屋「便所で食う飯は最高だ……!」ガツガツ…
―おわり―
少女「彼女からの報酬も振り込まれてたし、いっぱい買ってきたよ!」
頃し屋「牛丼にサラダ、サバ缶……栄養バランスの取れたいいメニューじゃないか」
少女「そりゃあ、あたしはあんたの育ての親だからね」フフンッ
頃し屋「それじゃ、個室に入ってゆっくりいただくとするか」バタンッ
少女「はぁ……また便所飯~?」
頃し屋「便所で食う飯は最高だ……!」ガツガツ…
―おわり―
78:2019/01/17(木) 00:59:16.179 ID:Ihi/vQvw0.net
おつ
79:2019/01/17(木) 00:59:16.178 ID:zg3httac0.net
以上で終わりです
ありがとうございました
ありがとうございました
80:2019/01/17(木) 00:59:40.556 ID:9+VYGjiU0.net
おつ
面白かった
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