1: 2009/03/20(金) 15:57:03.38 ID:h85b2nlq0
魔王「困ったな。女の子じゃ思い切りぶてないじゃないか!」
部下A「きめんどうし。あの子におもいっきしブスになる呪いをかけなさい」
部下B「ひでぇ」

4: 2009/03/20(金) 15:59:51.00 ID:h85b2nlq0
【第1章】
母「起きなさい。私の可愛い勇者や……今日はとても大切な日…(後略)」

(魔王城の大きい水晶球)
魔王「おい…すっげー美少女になってるじゃないか…」
きめん「あの呪い、ボストロールには効いたんですが…」
部下A「ボストロールがブストロール。ふふっ」

5: 2009/03/20(金) 16:03:33.38 ID:h85b2nlq0
母「ほら!もう、お布団めくっちゃうわよ」
魔王「………なんとナイスバデー」
部下B「小さくて色白で美味しくなさそう」

(ハリアハン 城)
王様「おお、ついにこの日が来たか!
   そなたも父のあとを継いで…(中略)…お主も各地の勇者に遅れを取らぬようにな」
勇者♀「はい王様。かならず魔王をたおしてきます」
魔王「………なんと可愛いCV」
部下B「たしかに」
部下A「ばかばっか」

6: 2009/03/20(金) 16:07:17.25 ID:h85b2nlq0
魔王「何か、胸がもやもやする…
   今まで色々な勇者を見てきたが…何だこれ?」
部下B「あれー?魔王様、一目惚れですか?」
魔王「う、うるさぁい!」
部下B「もしかして…初恋すっかー?」
魔王「うっさい!うっさい!」
部下A「二人ともうるさい」

9: 2009/03/20(金) 16:10:04.51 ID:h85b2nlq0
(酒場の前)
勇者♀「大臣さん、まずは仲間を集めろって言ってたなぁ…」
ルイ「ここはルイダーの店。仲間をもとめてあつまる出会いとわかれの酒場よ」
勇者♀「あ、あのっ」
勇者17号「あっ!ルイダー姐さん。ちーっす。お久しっす。」
ルイ「あら、イケメン勇者君じゃない…なぁに、バジルーラされちゃったの?」
勇者17号「そうなんっすよ、でも姐さんに逢えるからいいかなーって」
ルイ「うふん。かわいいぼうやね」

11: 2009/03/20(金) 16:12:50.24 ID:h85b2nlq0
勇者♀「…あのぉ…」

ルイダーはけむりをはいた!

ルイダー「なぁに、おじょうちゃん」
勇者♀「けほっけほっ(けむいよぉ…)」

ゆうしゃは にげだした!

魔王「ビッチ氏ね」
部下B「ビッチ氏ね」
部下A「おまえらが氏(ry」

12: 2009/03/20(金) 16:15:57.30 ID:h85b2nlq0
勇者♀「そうだ!ベーレの村の教会の裏にいるいつもスライムさん。
   スライムさん連れていこうー」
魔王「………ごくり」

まおうは モシャスンをとなえた!
まおうは スライムそっくりに すがたを かえた!

部下A「みんな窓を閉めて!エビルスピリッツ達は黒い霧!急いで!」
魔王「はっはっは!遅いわ!! ルーr…んがぐぐ」

魔王は くちをふさがれた!

部下B「トル○コさん、サーセンwwwww」

14: 2009/03/20(金) 16:19:07.15 ID:h85b2nlq0
(ベーレの村への道)
外道 変態があらわれた!

変態「あれ?こんな村はずれの森に可愛い女の子が…
   フヒヒッ『おじょうちゃn』」

魔王は 水晶球に向かって ジゴクスパークをはなった!
地獄の稲妻が 変態をおそう!

変態「ぐあーっ?!」

変態を やっつけた!
水晶球は おとをたててくだけちった!

魔王「ついカッとなってやった。反省はしていない」

17: 2009/03/20(金) 16:21:37.34 ID:h85b2nlq0
部下A「…………」
部下B「あーあぁ」
魔王「………」
まほうおばば「ほれ、どいたどいた!ガラスはあぶないぞえ!」
部下A「…魔王様、当分おやつ抜きですからね」
魔王「(´・ω・`)」

18: 2009/03/20(金) 16:24:56.67 ID:h85b2nlq0
* * *
(町外れ教会の裏)
勇者♀「さて着いたっと……あっ!スライムさんだ!
   スライムさー…あれ?」

アニマルゾンビ があらわれた!
スライムは おびえている!

勇者♀「(あれは…村長さん家でこないだ死んだ犬のチャッピーだ!)」

23: 2009/03/20(金) 16:28:36.02 ID:h85b2nlq0
アニマルゾンビは ボオミスをとなえた!
スライムの すばやさがさがった!

勇者♀「あぶなぁい!」

勇者は ニラフムをとなえた!
チャッピーを ひかりのなかにけしさった!
アニマルゾンビを やっつけた!


25: 2009/03/20(金) 16:30:43.24 ID:h85b2nlq0
勇者♀「大丈夫?」
スラ「ぷぷーっ!」
勇者♀「よかったぁ」ニパァッ
スラ「ぷーっ!」

スライムは なかまをよんだ!
教会の壁の穴から ちいさなスライムたちがあらわれた!

26: 2009/03/20(金) 16:34:04.99 ID:h85b2nlq0
小スラ「ぴぃ」「ぱぷー」「ぴききー」
勇者♀「わぁ、あかちゃんスライム…!はじめて見た!
   スライムさん、おかーさんになったんだね」
スラ「ぷぷぴーっ♪」
勇者♀「そうだよね…あかちゃん、守らなきゃだよね。」
スラ「ぴぃー………(ぺこぺこ)」
勇者♀「わかった。私勇者だもん。一人でがんばる!じゃぁね!」

30: 2009/03/20(金) 16:37:46.42 ID:h85b2nlq0
【というお話だったとさ AA略】
スラ「ぷーっ?!ぷいーっ♪ぴぴぴぷー!」
魔王「そうか…そんな感動イベントがあったのか…いいなぁ…」
部下B「良い話しっすね」
部下A「魔王様。水晶球、修理にまだ時間かかりますからね。
   あ、そこ掃除機かけるんで、どいてください」

34: 2009/03/20(金) 16:42:06.96 ID:h85b2nlq0
魔王「ああ…水晶直るまでひまだ…ひますぐる…」
部下B「手近な村でも襲いに行きますか?」
魔王「やだよ!だって襲ってる間に水晶直ったら困るじゃん!やだやだやだ!」
部下B「じゃぁ、カフェオレでもいれますか」
魔王「ブレン○ィwwww」
部下A「ばかすぐる」

36: 2009/03/20(金) 16:46:40.72 ID:h85b2nlq0
部下C「失礼いたします、魔王様。城に侵入者との知らせが入りました」
魔王「…3日前に北の洞窟を抜けた、野郎の勇者達か。」
部下D「間もなくエントランスを抜け、2Fへ来ます」
部下C「サタンパピーとまおうのかげが現在向かっておりますが…」
魔王「ふんっ。ひまつぶしに相手でもするか」
部下A「あら、魔王様珍しくやる気」

38: 2009/03/20(金) 16:49:15.40 ID:h85b2nlq0
勇者31号のパーティが あらわれた!

勇者31号「行くぞ、魔王!」
魔王「はっはっは!闇の糧となれ!」

まおうは ムラフニをとなえた!

勇者31号「う、うわぁああぁぁっぁ………」

勇者31号を やみのそこへとけしさった!

仲間達「うそ、だろ…」「一瞬で勇者31号が…」「やべぇよ」

39: 2009/03/20(金) 16:51:44.32 ID:h85b2nlq0
しゅんっ
部下A「…魔王様…」
魔王「何だ部下Aよ、今バトル中だぞ!」
部下A「いえ、あの…スライム一族より、報告の者が参りまして」
魔王「おお!!は、早く、早く勇者ちゃんの事聞きたい!教えよ!」

仲間達「に、逃げなきゃ」「死にたくねぇよ!」「やべぇ!HDDの中身消してねぇ!」

魔王「ふふふ…ふふふふふ…
   我輩は今最高に「ハイ!」ってやつだァァァァ!
   それに免じて、残った貴様らは、醜い闇の者としてやろう!」

43: 2009/03/20(金) 16:54:30.78 ID:h85b2nlq0
魔王は あやしい虹色の波動をはなった!

戦士53号は エリミネーター へとかえられてしまった!
僧侶31号は リビングデッド へとかえられてしまった!
魔法使い30歳は アークマージ へとかえられてしまった!

魔法使い(ねんがんのまほうつかいになったぞ!
   って、服が変わっただけじゃねえか!)

44: 2009/03/20(金) 16:57:34.59 ID:h85b2nlq0
* * *
勇者♀「このまほうのたまで壁を壊せば…」
ドッカーン!!
ゆうしゃは しりもちをついた!

「うるせー!!」

アルミラージとバブルスライムがあらわれた!

勇者♀「あ、あ、あ……うるさくして…ご、ごめんなさい…」

ゆうしゃは あやまった!

45: 2009/03/20(金) 17:00:01.19 ID:h85b2nlq0
アルミ「………でさー、ひでーんだぜ、この職場。24時間関係なしに爆発あんだぜ」
バブル「ぶく!ぶく!」
アルミ「だからみんなストレスたまりっぱなしよ。
   それで…時々、あんた達人間を集団で襲っちゃったりしてさ……わるかったな。」
勇者♀「今度搭のおじいさんに、音の出ないたま作ってってお願いしてみます」
アルミ「あんたいい人間だな。にんじんくうか?」

47: 2009/03/20(金) 17:03:40.49 ID:h85b2nlq0
【というお話だったとさ AA略】
バブル「ぶく!ぶぶぶくんっ!」
魔王「そうか…そんな心温まるエピソードがおきたのか…
   いいなぁ…リアルタイムで見たかったなぁ…」
部下B「報告じゃ、リアル感ないっすもんね」
部下A「…魔王様。水晶球まだまだ時間かかるそうですよ。はい、今日のおやつです」
魔王「(シャクシャク)」

48: 2009/03/20(金) 17:06:04.12 ID:h85b2nlq0
(魔王城の一角)
エリミネーターは ねむっている!
リビングデッドは まごまごしている!
アークマージは ザメハをとなえた!

(元)魔「…おい、戦士!わかるか?しっかりしろ!」
(元)戦「アー………ユウシャ?」
(元)魔「ちげぇよ、勇者31号は死んだよ」
(元)戦「アー… ユウシャ シンダカ…」
(元)僧「ボ…」
(元)魔「これからどうすっかなー…」

51: 2009/03/20(金) 17:09:05.70 ID:h85b2nlq0
(どこかの国)
魔王のえいぞうが あらわれた!

魔王「GK国の王よ!お前の国の勇者は敗れたぞ!」
WJ王「くそぉっ」
魔王「一両日中に我が配下と共に、領民共々皆殺しに行くぞ!ふっはっはっは!」

しゅっん
魔王の えいぞうはきえた!

魔王「なー。どうしても明日までに滅ぼしにいかなきゃ駄目かー?」
部下A「駄目です。水晶直ったらちゃんとお知らせしますから…」
魔王「ちぇ」

52: 2009/03/20(金) 17:11:55.36 ID:h85b2nlq0
【第2章】
(魔王城の一角)
(元)魔「ここから何とかして逃げないとな…」
(元)僧「ボー」
(元)戦「ハラヘッタ」
(元)魔「…城に入ってきた順の、逆に進めば良いんだよな(コソコソ)」

魔物「何だおまえら?見ない顔だな。新入りか?」

(元)魔(やべぇ!)

53: 2009/03/20(金) 17:14:33.30 ID:h85b2nlq0
(元)魔「あっ、お、俺たち、し、新人で。今から配属なんっすよ」
(元)僧「('A`)」
(元)戦「ハイゾクダ」
魔物「ふぅん。じゃぁ、バジルーラ台に行くのか?」
(元)魔「そ、そ、そ、そうっす」
魔物「そっか。バジルーラ台はそっちじゃなくて、この奥だぜ。」
(元)魔「あざーっす」
(バジルーラ…だと?やった!)

54: 2009/03/20(金) 17:17:13.80 ID:h85b2nlq0
(元)魔「とりあえず、俺の国に帰るか…」
(元)戦「ネムイ」
(元)僧「ボ…」
(元)魔(こいつらも連れていってやんなきゃな…
   モンスターになっちまったとはいえ、仲間だもんな。
   バジルーラ台のメモリをタラハバに合わせて…よっと!)

魔物達は 城から脱出した!

56: 2009/03/20(金) 17:21:00.51 ID:h85b2nlq0
(数日後)
部下C「魔王様。またも城に侵入者が…」
魔王「ああ。2週間前にダンジョンを抜けってたあいつらか…はぁ…」

勇者41号のパーティがあらわれた!

勇者41号「魔王め!覚悟しろ!」
魔王「うっさい!エターナルフォースブリザード!」
勇者41号達「う、うわぁっ」

ゆうしゃたちの いきのねをとめた!

魔王「………つまらん」
部下A「(魔王様、機嫌が悪いな…おやつ、増やしてあげよう)」

57: 2009/03/20(金) 17:23:46.33 ID:h85b2nlq0
* * *
(カーザブ)
勇者♀「あ、ホイミスライム。こんなところに一人で珍しいなぁ。」
ホイミ「あっ、すみません!ラ○アンさま見かけませんでしたか?」
勇者♀「ううん。(飼い主かな?)はぐれちゃったの?」
ホイミ「はい。ラ○アンさまは王宮戦士なんです」
勇者♀「そっかぁ。じゃぁ、一緒に探してあげるね。」
ホイミ「ほわほわ!わぁいわぁい!」

59: 2009/03/20(金) 17:26:04.21 ID:h85b2nlq0
【というお話だったとさ AA略】
魔王「で、このさまようよろいを紹介されたと」
ホイミ「そうなんです…違うって言えなくて…ほわほわ」
よろい「ガショガショ」
魔王「そっか…勇者ちゃんはちょっとドジっ子と、メモメモ」
部下B「なぁ、もう、お前ラ○アンって事でいいじゃん。脳筋でなんか似てるし」
よろい「ガショォン…」

60: 2009/03/20(金) 17:28:23.83 ID:h85b2nlq0
部下B「最近やたらと勇者が城に来ますねー。」
魔王「何でだろうなー?」
部下A「…それは魔王様が定期下界して難易度上げるのサボってるからです」
魔王「だっt」
部下A「だってもあさってもありません」
魔王「しあさっt」
部下A「つまりません」

63: 2009/03/20(金) 17:31:14.63 ID:h85b2nlq0
魔王「ひまだなぁ…よし、新しい魔物でも産むか」

ぼわーん びょびょびょ

サンディ「はぁー…超ダルビッシュぅー」
魔王「失敗した…はえおんなもどきを作ってしまった…」

64: 2009/03/20(金) 17:33:48.48 ID:h85b2nlq0
サンディ「え!なにその顔?リアルにガングロに驚いてんの?超うける!」
魔王「…ムラフニ」

サンディは九次元の彼方に飛ばされた!

サンディ「マジムカツクんですけどぉおぉぉお…」

65: 2009/03/20(金) 17:35:17.12 ID:fQRGamQy0
命をもてあそぶなw

66: 2009/03/20(金) 17:35:57.46 ID:h85b2nlq0
大魔道「魔王様…大変長らくお待たせいたしました。
   砕けた水晶の修復が完了致しましてございます。」
魔王「なにっ!ご苦労!」

ぴゅいんっ じょぉーん

魔王「おお!映った!勇者ちゃん、勇者ちゃんを映せ!」
部下B「やったっすね!今操作するっす!」
部下A「ばかコンビふっかつ」

67: 2009/03/20(金) 17:38:50.80 ID:h85b2nlq0
(水晶球)
魔王「…ここは何処だ?」
部下A「恐らく…イスシ砂漠辺りですね」
魔王「このちょっと日焼けした美少女がそうか?」
部下A「はい。間違いありません。勇者♀です。
   ドラゴンレ・いえ、勇者レーダーが反応してますから」
魔王「髪伸びたなー。ああ、鼻の頭の皮が剥けかかってる。かわいそうに。はぁはぁ」
部下B「何、はぁはぁしてんすかw」

68: 2009/03/20(金) 17:41:11.41 ID:h85b2nlq0
魔王「あ、あの、勇者ちゃんに話しかけてる…いやらしいチャラ男は誰だ!!」
部下B「恐らく…イスシ城仕えの詩人っすねぇ…あ、肩に触った」
魔王「………なあぁにぃいー!」

まおうは すべてのまりょくをときはなった!
だが じゅもんはかきけされてしまった!

エビルスピリッツ「はぁはぁ」
部下A「こんな事もあろうかと」
魔王「やなやつ!やなやつ!やなやつ!」
部下A「また壊されてはたまりませんから」

70: 2009/03/20(金) 17:44:36.70 ID:h85b2nlq0
(ピラミッド)
骸骨「私の眠りを覚ましたのはお前か?」
勇者♀「あ、ごめんなさい。起こしちゃいました?」
骸骨「何をしていた?」
勇者♀「あの、ボタン押しに行こうと思ったら、がいこつさんのお棺の蓋が開いてて、
   お棺開けっぱなしじゃ眩しいかなーと思って、閉じようとしてました」
骸骨「お前はいい人間だな(じーん)」

魔王「ほんま、えぇ子やなぁ」
部下B「勇者の鏡っすね」
部下A「部下B仕事しろ」

71: 2009/03/20(金) 17:46:57.10 ID:h85b2nlq0
骸骨「心優しき女勇者よ。どうせもう私には用のない物。お前にこれをくれてやろう。」

勇者♀は 星振る腕輪を手に入れた!

勇者♀「…あっ、あのっ」
骸骨「そういえば、ボタンを押しに行くところだったと言ってたな。
   お前達。あれを持ってまいれ」
ミイラ「ギョイ」

勇者♀は 魔法の鍵を手に入れた!

72: 2009/03/20(金) 17:49:36.58 ID:1ux7ujB+0
勇者良い子だなー

73: 2009/03/20(金) 17:49:44.93 ID:h85b2nlq0
骸骨「お前達、この女勇者殿を出口へ案内しなさい」
ミイラ「ギョイ」
骸骨「砂漠の夜は冷える。早く街に戻りなさい。私はまた眠るとしよう」

(出口)
ミイラA「マタな」
ミイラB「オレのホウタイ キネンにヤルヨ」
ミイラC「マタ オウサマに アイにコイヨ」
勇者♀「みなさん、どうもありがとう!さよーならー!」

魔王「ぶんぶん ぶんぶん」
部下A「魔王様。水晶に手を振っても見えませんよ」

74: 2009/03/20(金) 17:51:34.55 ID:h85b2nlq0
(ガトルポ)
神父「魔王が愛し合う二人に呪いをかけてしもうたのじゃ。
   その為二人は……かわいそうな話しじゃて。」
勇者♀「ひどい話…魔王は悪い人ね…早くやっつけなきゃ!」

魔王「違う!誤解だ!それはおじいちゃんg」
部下A「魔王様。水晶に話しかけても聞こえませんよ」

75: 2009/03/20(金) 17:54:26.20 ID:h85b2nlq0
(タラハバの片隅)
しゅびゅわんっ
(元)魔「…ふぅ…………無事にタラハバに着いたぜ…」
(元)戦「ウホ」
(元)僧「ボ」
(元)魔「確か、山の方に洞窟があったよな…当分そこに住むか」

(タラハバ北東の洞窟)
(元)魔「うわっ、誰かいやがった」

子分「お、おかしら!モ、モンスターが!」
カンダ「な、何でこんなところにこんな強えぇモンスターが来るんだ…」

カンダと子分があらわれた!

76: 2009/03/20(金) 17:57:01.37 ID:h85b2nlq0
(元)戦「フンヌラバッ!」
エリミネーターの 痛恨のいちげき!
(元)僧「ヴァー」
リビングデッドは 猛毒の霧をはきだした!
(元)魔「イオナズン!」
アークマージは イオナズンをとなえた!

カンダ「ちくしょー!おぼえてろ!」
カンダたちは にげていった!

(元)魔(魔物も悪くないなぁ…)

77: 2009/03/20(金) 18:00:02.29 ID:h85b2nlq0
(ある朝)
部下A「おはようございます、魔王様。今日のご予定は…」
魔王「おう!朝か!部下、部下っ!早く水晶をつけろ!」
部下A「………」
部下B「はいはい。ちょっと待ってくださいねー」

部下A「お待ち下さい、魔王様。
   この魔法の水晶は、本来なら世界各地の勇者の動向を探る為に
   先々代の魔王様が、苦心してお作りになった物です。」
魔王「う」
部下A「しかし最近ずーっと魔王様が独占してらして、下界の様子が判りません。」
魔王「うむぅ」

78: 2009/03/20(金) 18:02:12.91 ID:h85b2nlq0
部下B「まぁまぁ。魔王様が勇者ちゃんを気にするのは、惚れた雄として仕方ないっすよw
   …おや、勇者ちゃんが水浴びをする様ですよ?」
魔王「見たい!見たい!」
部下A「あんたもこれ以上けしかけないの!
   …というわけで、これは没収です」

部下Aは 部下Bの水晶をすばやくうばった!

魔王「キィーーッ!」

まおうは ジタバタした!
しかし なにもおきなかった!

魔王「…お前………冷たいのな…」
部下A「私、氷に属する魔物なんで」

81: 2009/03/20(金) 18:06:26.14 ID:h85b2nlq0
【第3章】
(タラハバ)
勇者♀「くらいよ~せまいよ~こわいよ~
   この洞窟にさらわれたアニタさんとプグタさんがいるって聞いたけど…」

アニタ「…タスケテ!オカネアゲルカラ!」
プグタ「…ひえぇー」

勇者(あの声、アニタさんとプグタさんかな)

アニタ「タスケテ!ゲイシャワインモ アゲルカラ!」
プグタ「お、おねがいだよぉ、カツヲくーん。
   お小遣いあげるから、ザサエには内緒にしてくれないか?」

勇者(魔物がいる…1、2、3体。これがさらったやつらかな?)

勇者は おおきくいきをすった!

83: 2009/03/20(金) 18:11:01.02 ID:h85b2nlq0
(元)魔「全く…あのひとさらいのやつら、とんでもない物を置いていきやがった」
(元)戦「コイツラ ウマイノカナ?カナ?」
(元)魔「やめとけよ。俺達こんなナリでもまだ人だろ。
   心まで魔物になっちゃおしまいだぜ」
(元)戦「ソウダヨナ ハハハッ」
(元)僧「ボー ボボォボー」
(元)魔「ほら、僧侶も反対してる」
(元)僧「ボ!」

エリミネーターの こうげき!
ガッシ!ボカッ!牢屋は壊れた!

勇者♀「!!」

84: 2009/03/20(金) 18:14:06.71 ID:h85b2nlq0
(かくかくしかじか)
勇者♀「そう、だったんですか…」
(元)魔「ああ」
勇者♀「魔王ってなんてひどいやつなの!」

勇者の こうげきりょくが2倍になった!

(魔王城)
魔王「………へっきゅしょん!」
部下B「魔王様、よそ見してるとやられますよ!」
魔王「全く、今日の勇者はやたら強いな…」
部下A「FF国とTOD国の精鋭連盟パーティですからね。本気出してくださいよ?」
魔王「うむ!(勇者ちゃんに逢うまで死ねんからな)」

85: 2009/03/20(金) 18:15:29.26 ID:h85b2nlq0
やべぇ 順番まちがえたwwwww
こっちが83だ



カラーン…

勇者♀「い、今の話は本当ですか…?」
(元)魔「!!」
勇者♀「ど、どうみても魔物なのに…」

勇者♀は こんらんしている!

(元)魔「信じてくれないかもしれないけど、俺達は、人だ」
(元)戦「ソウ オレタチ ヒト」
(元)僧「ボォ…」

88: 2009/03/20(金) 18:19:02.53 ID:h85b2nlq0
>>87
㌧クス

(お茶会タイム)
勇者♀「みなさん…お辛かったですよね…」
(元)魔「いあいあ。」
(元)僧侶「ヴァーw」
(元)戦「モウナレタ」

勇者♀「…あの、もしよかったら…平和になったら…みなさん、私の家に来ませんか?」
(元)魔「え?」
勇者♀「私、おかあさんと二人暮らしだから家ムダに広いし、
   おかあさん、みなさんの事話したら、きっと判ってくれると思うんです。」
(元)僧「ボ…」
(元)戦「(ジーン)」
勇者♀「あ、でもその為には、早く平和にしないといけませんねw」

91: 2009/03/20(金) 18:22:51.36 ID:h85b2nlq0
勇者♀「さあ、アニタさんにプグタさん。街に帰りましょう。
   みなさん、待っててください。
   ちょっと二人を送ってきます」
プグタ「ザサエー ボクが悪かったよー 浮気なんてもう二度としないよー」
アニタ「チリニ カエルヨー モウイヤダヨ コンナクニ」

勇者♀はリミトレをとなえた!

(元)魔「いい女だ あいつ」
(元)戦「カワイイ ツヨイ」
(元)僧「ボ、ボ」
(元)魔「あいつ守って死ぬんなら べつにいい」
(元)戦「ヘルシング厨 オツ」
(元)魔「そうだ!耳貸せよ、お前ら(ゴニョゴニョ)」

94: 2009/03/20(金) 18:26:02.41 ID:h85b2nlq0
びゅびゅんっ
勇者♀「ただいま戻りました!
   みなさん!街の人にはこの洞窟の事、うまく言っておきましたよ!
   だからしばらくはここに住んでて大丈夫です!」
(元)魔「そうか…」
勇者♀「はい!」
(元)魔「…お前…いや、勇者♀さ。どうすんだ、これから」
勇者♀「え?ど、どうって…」
(元)魔「お前、一人パーティなんだろ」
勇者♀「あ、はい」

95: 2009/03/20(金) 18:29:06.21 ID:h85b2nlq0
(元)魔「一人じゃこの先、相当時間かかるぜ。俺達パーティ組んでても、魔王城までかなりかかったし」
勇者♀「はい…で、でも、その…今からじゃ仲間さんなんてとても見つかりませんし…
   それに魔王討伐の旅は危ないですから…」
元)魔「………」

勇者♀「それに、例えばもし私が魔王を倒せなくても、今も沢山の勇者が魔王城を目指してます。
   だから、私は私のペースで、出来る事をやりながら進んで行けば良いんです」
元)魔「………」

勇者♀「勇者の役目は魔王討伐だけじゃく、世界平和が目標ですから!
   旅の途中で魔物に苦しむ人や、こういう犯罪に遭う人を救うのも役目です」

魔物達は じーっと耳をかたむけている

96: 2009/03/20(金) 18:34:26.10 ID:h85b2nlq0
勇者♀「まぁ、そんなわけで、私そろそろ旅に戻りますね」
(元)魔「おい」
勇者♀「(元)魔さん…お茶、美味しかったです。ありがとうございました」ペコッ

勇者はリミトレをとなえようとした!

(元)魔「マホートーン!」
勇者♀は じゅもんをふうじられてしまった!

勇者♀「えぁっ?」

99: 2009/03/20(金) 18:37:02.16 ID:h85b2nlq0
(元)魔「ったく、仕方ないな」
(元)戦「アア シカタナイ」
(元)僧「ヴァ」
勇者♀「えっ?!あ、あのっ、みなs」

エリミネーターが あらわれた!
リビングデッドが あらわれた!
アークマージが あらわれた!

勇者♀「えっ、そんなぁ…イヤです…」

勇者♀は にげだした!
しかしまわりこまれてしまった!

104: 2009/03/20(金) 18:44:03.39 ID:h85b2nlq0
(元)魔「お前…鈍いのな。勇者なのに」
(元)僧「ボッ!」
(元)戦「ニヤニヤ」

(元)僧「…ボ!」
どくどくゾンビは 勇者の足を払った!

勇者♀「きゃぁっ」
勇者♀は ころんでしまった!

(元)魔「いくぞー」
アークマージのこうげき!
勇者♀は ひらりと身をかわした!

(元)戦「ウラー」
エリミネーターはいきりたってゆうしゃにおそいかかった!
ミス!勇者♀に ダメージをあたえられない!

108: 2009/03/20(金) 18:52:38.78 ID:h85b2nlq0
勇者♀「あ、あのっ………ご、ごめんなさいっ!」

勇者♀は 足下の石を投げつけた!
アークマージに 1のダメージ!

(元)魔「…うーわー やられたー」
(元)戦「アー イタァイィー」
(元)僧「ヴァー」
(元)魔「まいったー こうさんだー」

♪ぴろりろ~ん♪
まもののむれを たおした!

勇者♀「?!」

112: 2009/03/20(金) 19:01:00.67 ID:h85b2nlq0
【天の声】
『なんと魔物達がおきあがってなかまにしてほしそうにこちらをみている』
『なかまにしますか?』

勇者♀(あっ………初めて見る天の声…)

(元)魔「悪かったな、怖がらせて。俺達魔物だからさ、こうするしかなくって
   なぁ頼むよ。もう一回、魔王に挑ませてくれよ。」
(元)戦「タノム!」
(元)僧「ボォ!」
(元)魔「俺達…こんななっちまったけど…役に立ちたいんだよ。」
(元)戦「オレ ツヨイゾ!」
(元)僧「ボボッ!」
勇者♀「えっ…あ、あのっ」

113: 2009/03/20(金) 19:05:53.27 ID:h85b2nlq0
(元)魔「一人旅なんて、さみしいすんじゃねぇよw」
(元)戦「オレタチ ツイテク」
(元)僧「ボー♪」

勇者♀「じゃぁ…あの…
お、お友達から、よ、宜しくお願いします!」

【天の声】
『なかまにしますか?』
>はい
 いいえ

エリミネーターが なかまにくわわった!
リビングデッドが なかまにくわわった!
アークマージが なかまにくわわった!

(元)戦「エリミネーター…(元)戦士だ」
(元)僧「ボボンボボッボ ボボバ」
(元)魔「アークマージ。(元)魔法使いだ」

勇者♀に 仲間が出来た!

114: 2009/03/20(金) 19:10:31.10 ID:jIZu+1IjO
( ;∀;)イイハナシダナー

145: 2009/03/20(金) 20:59:40.46 ID:h85b2nlq0
【第4章】
(マーダ神殿)
フォ「私は大神官のフォズン…ここは転職をつかさどるマーダの神殿。職業をかえたい者が来るところ…」
勇者♀「あの」
フォ「おや、そなたは勇者。まさか勇者をやめたいと申されるのですか?それだけはなりませんよ」
勇者♀「違うんです。あの、お話が…」

(かくかくしかじか)
フォ「まぁ。そんな事があったのですか」
勇者♀「はい。だからお願いです。あの人達を、転職させてあげてください」
フォ「困りました。さすがの私も魔物から人への転職は不可能です」
勇者♀「そうなんですか…」
フォ「でも、魔物間の転職は可能だと思います」
勇者♀「わぁ!」

149: 2009/03/20(金) 21:06:49.92 ID:h85b2nlq0
(転職の祭壇)
フォ「魔物の転職はさすがの私も初めてです…腕がなりますね、ふふふ」
   では(元)魔よ。デビルウィザードの気持ちになって(後略)…」

テーレーレレーレー!
アークマージは デビルウィザードに変わった!

フォ「これで(元)魔さんは デビルウィザードとして生きてゆくことになりました。
   生まれ変わったつもりで(後略)…」
勇者♀「わぁ!出来ましたね!」
(元)魔「すげぇ(服の色変わっただけな気がするが)」
フォ「さぁ、残りの方々もこちらへ」

テーレーレレーレー!
テーレーレレーレー!

(元)戦「デスストーカーになったゾ」
(元)僧「グール!グルルン!」
勇者♀「皆さん、とっても強そうです!」

150: 2009/03/20(金) 21:07:35.65 ID:lyXpkA5p0
グルルンww

152: 2009/03/20(金) 21:14:15.41 ID:h85b2nlq0
(とある山間の街付近)
勇者♀「みなさーん!良い物が手に入りましたよ!」
(元)魔「おお?何だ何だ?」

勇者は 水のはごろもを わたした!
グールは 水のはごろもをそうびした!
デスストーカーは 水のはごろもをそうびした!
デビルウィザードは 水のはごろもをそうびした!

勇者♀「これかぶってお面すれば、三人とも街に入れますよ!」
(元)僧「グールー♪」
(元)戦「ハズカシイ」
(元)戦「まぁ、ムスリムのへジャブみたいなモンと思えば」
勇者♀「えへへ。今日はみんなで宿屋に泊まりましょうね♪」

157: 2009/03/20(金) 21:22:08.00 ID:h85b2nlq0
(とある渓谷)
(元)魔「勇者♀。お前…ちょっとレベル低いな」
(元)戦「マア タイテイのマモノは オレタチが タオシチマウからナ」
勇者♀「そうですね…もう少し上がらないと、みなさんに迷惑g」
(元)僧「グルッ!チョト マツ!」

グールは なかまをよんだ!
地中から マドハンドがあらわれた!
地中から ブラッドハンドがあらわれた!

(元)僧「オレのアタラシイチカラ ナカマヨベル。
   タクサンアクシュスル。レベル アガルグル」
勇者♀「が、がんばります…」

169: 2009/03/20(金) 21:29:51.83 ID:h85b2nlq0
(同じ日 昼過ぎ)
(元)魔「…おいおい、何だぁ?この魔物の群れは?」
(元)戦「オレタチ メシサガシにイッタあと ナニがオキタ?」

マドA「やった 勇者ちゃん あくしゅっ!」
ブラC「ほんもの カワイイ…」
ブラD「やらわかいぃいぃ」
マドB「へへへ、また あくしゅ きちゃった 3かいめ」
ブラF「おれナンカ ちょっと 強くにぎってもらた」
メタスラF「えへへー 勇者ちゃんにギュッってされたスラー」
はぐメタK「おれ ナデテもらったぜ」
メタキン「オレは スワッテもらった」
キンスラ「…先日は、ワシの玄孫の玄孫の玄孫のスライムが助けられたお礼をしに…」

勇者♀「手がぬるぬるになっちゃいましたぁ」

171: 2009/03/20(金) 21:34:55.45 ID:h85b2nlq0
(同じ日 夜)
(元)僧「モウイイ ミンナ アリガト」
マドL「じゃあなー 勇者♀ またなー!」
ブラF「マタな マタナ」
メタスラC「ピピーッ!」
メタキンG「サバラー」

まもののむれは どこともなく去っていった!

(元)戦「…ソウリョ スゲエな」
(元)僧「オレチガウ ユウシャカワイイ スゴイクル」

勇者のレベルがあがった! 勇者のレベルがあがった!
勇者のレベルがあがった! 勇者のレベルがあがった!

… … … …

勇者♀「ふにゃぁ~」
勇者♀は レベルがあがりすぎて めをまわした!

(元)魔「(これってチートじゃね?w)」

173: 2009/03/20(金) 21:42:33.53 ID:h85b2nlq0
(一方 魔王城)
魔王「やった!今日は部下Aが南西の国を制圧に行ったぞ!
   今のうち、Aの部屋へ…」

部下Bが あらわれた!

部下B「ふっふっふ。魔王様。これが欲しいんですか?」
魔王「あー!ぶ、部下B、よ、よこせー!それよこせー!」
部下B「いいっすよ………そのかわり…」
魔王「ごくり」

175: 2009/03/20(金) 21:45:17.00 ID:h85b2nlq0
(魔王の部屋)
部下B「魔王様の椅子、最高に気持ち良いっすねーwwww」
魔王「ふっふっふ。特別だぞ?」
部下B「あざーっすwwwwじゃぁ、水晶つけるっすね!」

ぴゅいんっ じょぉーん

魔王「じゃぁ、よ、よーし、久々に勇者ちゃんを見るぞ!」
魔王「おお!映った!部下B!勇者ちゃんを映せ!」
部下B「お待ちをー」

177: 2009/03/20(金) 21:47:54.15 ID:h85b2nlq0
(水晶球)
魔王「ここは…何処だ…?」
部下B「温泉街の…ようっすね…」
魔王「!! やべぇ! み な ぎ っ て き た!
   浴衣の勇者ちゃん可愛いなぁ、はぁはぁ」
部下B「温泉卵、美味そうっすねー」
魔王「…ってあれ?何か、人増えてないか?」
部下B「そうっすねぇ、仲間でも出来たんすかね?」
魔王「青いカオナシが…三体…?
   何で勇者ちゃんはこんなキモイのを仲間にしたんだ…?」

180: 2009/03/20(金) 21:52:34.19 ID:h85b2nlq0
(温泉街 勇者達の部屋)
(元)魔「だぁから、お前は駄目だって!」
(元)僧「グールー! グルル!」
(元)魔「お前が温泉入ると お湯汚れるんだって!!」
(元)戦「ソウリョ フロスキだった カラな」
勇者♀「あとで内風呂入りましょう?ね?」
(元)僧「グゥールゥー…」

184: 2009/03/20(金) 21:57:22.32 ID:h85b2nlq0
(魔王城 台所)
キメラ「ったくよー 急に晩飯に温泉卵作れとかさー
   魔王様もさー、魔物使い荒いよなー…よっと!」

キメラは たまごをうみだした!

ミニデーモン「へへへっ ペロリンッ」
キメラ「アーッ!またデーモンが食った!駄目だろ!それ茹でなきゃ!」
ようがんまじん「ガボボ」
キメラ「早く部下Aさん 帰ってきてくれないかなぁ」

186: 2009/03/20(金) 22:00:53.27 ID:h85b2nlq0
部下B「魔王様。朝っすよ。起きてくださいっす」
魔王「う、うーん…もっとたまご 食べるぅー」
部下B「魔王様」
魔王「もうちょっと…むにゃむにゃ…」
部下B「………勇者ちゃんの寝起き、見逃しちゃいますよ?」
   あっー 浴衣がはだけt」

魔王は いきおいよく おきあがった!

魔王「見たい!見たい!」

188: 2009/03/20(金) 22:07:02.91 ID:h85b2nlq0
魔王「ふふふ♪…勇者ちゃん、強くなったなぁ…
   昨日も今日も 各地のボスを、ばったばったと倒していくじゃないか。
   仲間も強いけど…こんなに強かったか?」
部下B「しばらく見てない間に、レベルいっぱい上がったんじゃないっすか?
   ってあれっ?今、にじいろのしずく手に入れましたよ?」
魔王「うぇうぇwwwww それってかなり進んでね?」
部下B「本当…結構進みましたっすね」
魔王「それより部下B。今日のおやつはまだか?」
部下B「あー。昨日で部下Aさんが置いてといてくれたの、
   みんな食べちゃったじゃないっすか」
魔王「(おやつ…食べたいな…)」

194: 2009/03/20(金) 22:12:50.99 ID:h85b2nlq0
コンコン
部下C「魔王様。失礼いたします」
部下D「お楽しみのところ申し訳ありません。」
魔王「お、!部下C、D!気が利くな!おやつか?」
部下C「くすくす。いえ、部下A様を乗せたマントゴーアがまもなく戻って来るとの事です」
部下D「…水晶しまわないとマズいですよーw ふふふ」
魔王「やっべ!部下Aが帰って来るってっ!」
部下B「(あたふた)」

197: 2009/03/20(金) 22:19:11.70 ID:h85b2nlq0
部下A「ただいま戻りましてございます…」
魔王「あ、お、お、おかえり。遅かったな」
部下A「大変申し訳ありません…少々手こずりまして」
魔王「あ、え、あ………お前が手こずったのか?」
部下A「申し訳ありません。このところ少々体調が優れませんで…
   南西のBN国はかなりの抵抗を見せましたが、一両日中には制圧が終わります」
魔王「ご、ご苦労。(ドキマギ)」

201: 2009/03/20(金) 22:24:15.35 ID:h85b2nlq0
部下A「いかがいたしました?魔王様」
魔王「あ、い、いや………
   そ、そうだ!ち、ちと腹が減っての。お前がいないと おやつがマズいんだ!
   久々に、お前の作る三段アイスケーキが食べたいぞ」
部下A「ふふっ 畏まりましたwすぐにおやつにいたしましょう」
魔王「(ふーっ……… 水晶の事 バレなかったか?)」

204: 2009/03/20(金) 22:30:54.16 ID:h85b2nlq0
(魔王城 廊下)
部下B「…フヒィー、あぶねぇあぶねぇ。
   オレは間一髪のところで、部下Aの部屋にしまう事に成功したぜ!」

部下Aが あらわれた!

部下A「…部下Bさん…あなたの事は全部お見通しですよ?(ニコ)」
部下B「ぎゃーーーーー!!」

部下Bは にげだした!
しかし まわりこまれてしまった!

部下Aは 部下Bを フルボッコにした!

209: 2009/03/20(金) 22:38:44.60 ID:h85b2nlq0
(魔王の部屋 夜)
コンコン
部下A「魔王様。よろしいですか?」
魔王「ごめんなさい。こっそり水晶見ました」

魔王は どげざした!

部下A「いえ、それはいいんですよ。」
魔王「…え?それを怒りに来たんじゃないのか?」キョトン

部下A「魔王様。今夜は折り入って大切なお話がございます」
魔王「なんだ?」
部下A「魔王様」
魔王「ごくり」
部下A「正直にお話くださいませ。」
魔王「ごくりごくり」

211: 2009/03/20(金) 22:42:14.20 ID:h85b2nlq0
部下A「私は…魔王様をお慕い申し上げております」
魔王「え、ちょ」
部下A「魔王様、愛しい魔王様」
魔王「ちょ、ちょまてよ!」
部下A「私では…駄目ですか?」しゅるしゅる

部下Aは やみのころもをぬぎすてた!

217: 2009/03/20(金) 22:46:16.99 ID:h85b2nlq0
部下A「我ら…いえ、私より…あの女勇者の方がお好きですか?」すとん

部下Aは あぶないビスチェをぬぎすてた!
部下Aの 防御力が0になった!
部下Aは 魔王にせまった!

魔王「わっ!は、裸になるなっ!」
部下A「魔王様、正直にお答えくださいませ。」
魔王「ち、ちち…い、いや、下を隠せ!」

219: 2009/03/20(金) 22:52:08.59 ID:h85b2nlq0
魔王は おしたおされた!

部下A「…まおうさま…」
魔王「………………」
部下A「…お答え…ください…」
魔王「……………ああ…好きだ……
   そうだ……私は…勇者♀が………好きだ…」
部下A「…ああ…やはり…!」

部下Aは ベッドからとびおりた!

部下A「…大変なご無礼を致しました。何とぞお許しくださいませ」
魔王「い、いあいあ。いい。構わぬ。
   (ほっ…服を着てくれた…)」

224: 2009/03/20(金) 22:57:30.38 ID:h85b2nlq0
魔王「お前には悪いんだが…私は今や、人の女にしか興味が…
   いや、あの娘の事しか考えられないのだ。
   何故かあの娘、私の心を日に日に占めていくのだ」
部下A「………魔王様。実は私先代より託されていたあるお言葉がございます」
   今宵は、それをお伝えしに参ったのです」
魔王「え?」

部下A「『人の世の女神の呪いにて、魔王が人の子に惚れる時、
   その者、やがて露と消える病に陥るであろう』」

魔王「!!」
部下A「魔王様が勇者に惹かれるのは…実はその呪いのせいにございます」
魔王「!!」
部下A「先々代の魔王様も…
   そう…その呪いに苦しめられたお一人にございます」

226: 2009/03/20(金) 23:00:50.44 ID:h85b2nlq0
部下A「我ら部下には、幸か不幸か『死』という物がございません。
   たとえ肉体が滅びても、我ら直属の部下は
   我らをお産みになった魔王様がご健在であらせられる限り、
   時をそう置かずとして、蘇る事ができます」
魔王「そう…だな…」

部下A「そう。魔王様は代々、とてもとてもお強いお方。
   人になど負ける筈のない方々でございます。
   しかし魔王様。この呪いにかかった5代目と、先々代の魔王様は…」
魔王「…滅びたのか」
部下A「左様に御座います…
   人の世の女神がかけた、恐るべき呪いによって」

228: 2009/03/20(金) 23:03:31.52 ID:h85b2nlq0
魔王「それで私はやたら腹が減って仕方なかったのか」
部下A「はい。そう思って、おやつを沢山置いて出立したのですが、やはり足りなかったようですね」
魔王「だから…最近のお前は…具合が悪かったんだな…」
部下A「申し訳御座いません。
   特に私は魔王様に最初に産んで頂いた者ゆえ、影響を受けやすいのです。」
魔王「………」
部下A「部下Bは単純な性格ですから、まだ気づいてはおりませんが
   仮に…もし今強い勇者に攻められれば、我が魔王軍はかなり危ないです」
魔王「…どうすればいい」
部下A「全ては魔王様の御心次第にございます」
魔王「………」

230: 2009/03/20(金) 23:09:35.03 ID:h85b2nlq0
(数日後)
コンコン
部下B「魔王様…」
魔王「………部下Bか」
部下B「具合、どうっすか?」
魔王「ハハッ腹が減ってかなわんだけさ。大丈夫…だ」

魔王の顔色が かわった!
魔王の顔は やつれている!

部下B「…すんません。オレ、話聞きましたっす!オレ達部下に、部下Aさんが話しをしたっす」
魔王「………」
部下B「オ、オレのせいっす!オレが魔王様に水晶見せたりしたから…」
魔王「いや…気にするな…」

232: 2009/03/20(金) 23:15:34.82 ID:h85b2nlq0
部下B「オレ、魔王様もこの魔界も好きっす。部下Aさんも他の仲間もみんな好きっす」
   だから…オレ…オレ、魔王様にもっと生きて欲しいっす!」
魔王「………」
部下B「でもオレ…勇者ちゃん見つけた魔王様が一番好きなんす」
   オレ…楽しかったんっすよねー。魔王様と一緒に勇者見て、わいきゃいして」
魔王「………」
部下B「オレ、水晶取り上げられて、荒れた魔王様見てるの、すっげー辛かったんす。
   オレは、楽しそうな魔王様に仕えるのが、一番楽しくて幸せなんっすから…
   でも、魔王様こんなにしちゃって…ほんとすんませんしたっ!」

235: 2009/03/20(金) 23:18:05.34 ID:h85b2nlq0
ビービービー!

部下C「部下B、いる?城間に至急!勇者29号が進入!」
部下D「かなり強い勇者よ。気を付けて」
部下B「すんません魔王様…オレ、ちょっと行って来まっす」
魔王「………」
部下B「あ、そうだ。魔王様」
魔王「…何だ?」
部下B「オレ馬鹿なんで良く判らないっすけど、
   オレ部下だから、どんな事でもそれに従うっすよ!
   魔王様が思う通りにやれば良いんす!」
魔王「………」
部下B「勇者さくっとやっつけて、また温泉卵作ってもらってくるっすね!
   それ食って、元気になってもらいますよ!」

237: 2009/03/20(金) 23:21:16.59 ID:h85b2nlq0
勇者29号が あらわれた!

勇者29号(どこだ…魔王め…くそっ!ムダに広い城だな…
   俺は魔王を早く倒して、家に帰るぞ!)

シュザッ
部下B「お前が…勇者29号か…」
勇者29号「魔王…か?」
部下B「オレは今忙しいんだ。お前にかまけてる時間はないんだぜ」
勇者29号「ふざけるな!」
部下B「うるせぇ!オレ様が一人でのこのこ来た事を後悔させてやるぜ!」

244: 2009/03/20(金) 23:24:27.59 ID:h85b2nlq0
【第5章】
(少し前 魔界の入り口)
勇者♀「…やっと着いたね!あ、遠くにお城が見える!」
(元)魔「ああ。あれが魔王城だ。この洞窟抜ければすぐだぜ」
(元)僧「沼地 マカセロ。カタグルマ スルグル」
(元)戦「マモノはマカセロ」
勇者♀「みなさん、もう少しです!がんばって行きましょうね!」

勇者♀は かけごえをあげた!

246: 2009/03/20(金) 23:28:01.34 ID:h85b2nlq0
(魔界 洞窟入り口)
(元)魔「あーーーー!」
勇者♀「ひゃぁっ!ど、どうしたんですか、(元)魔さん」
(元)魔「そうだそうだ、そうだよ!
   魔界来たんだから、同じ世界だし、あれ使えんじゃん!
   ヤベェwwwオレ、テラ天才wwwwww」
勇者♀「???」
(元)魔「おい、勇者♀!オレにしっかり捕まれ!全員、一気に城へ飛ぶぞっ!」
全員「!!(どよよっ)」

デビルウィザードは ルルーラをとなえた!

248: 2009/03/20(金) 23:30:20.04 ID:h85b2nlq0
(魔王城 玄関)
勇者♀「つ、着いた…初めてなのに着いちゃった!」
(元)魔「オレ達は一回来た事ある場所だしな」
(元)戦「ヤットモドッテコレたな」
(元)僧「グル…ヤットだグル」

『ここは通さないよ!』

勇者♀「魔物っ?!」
トロル「んふふふ…あんたがぁ、あんたが勇者♀ねぇ…ずっと待ってたわ」
勇者♀「え?」
トロル「あんたのせいで…あんたのせいでぇー!」

ダークトロルが現れた!

251: 2009/03/20(金) 23:34:36.12 ID:h85b2nlq0
(元)魔「イ、イオナズン!」
トロル「んふふっ あたし、呪文にはツ・ヨ・イ・の」

ダークトロルは 43のダメージをうけた!

(元)僧「マ゛、マヌーサァ!」
トロル「何さこんなの!」

ダークトロルは こんぼうできりをふりはらった!

勇者♀「私のせいってど、どういう事ですか…きゃぁっ!」
トロル「どうもこうも、あたしがブストロールになったのは…全部あんたのせいよーっ!」

ダークトロルの こうげき!
勇者♀は158の ダメージをうけた!

トロル「しになさぁい」
勇者♀「きゃぁっ?!」

ダークトロルの こうげき!

252: 2009/03/20(金) 23:35:25.18 ID:lyXpkA5p0
ブwwwwwwwスwwwwwwトwwwwwwロwwwww-wwwwwルwwwwww

253: 2009/03/20(金) 23:35:40.21 ID:yfR8We8w0
ここで伏線回収

254: 2009/03/20(金) 23:36:38.71 ID:BuOnnIxTO
ちょwww

255: 2009/03/20(金) 23:37:36.61 ID:h85b2nlq0
ガキンッ!
デスストーカーは トロルのこんぼうをとめた!

(元)戦「フン。ただデケェだけのバカダな」

トロル「なによぉ!………ふぐぐぐぐぐっ」
(元)戦「センシをナメンナ!」
トロル「ふぬぬぬぬっ……あふんっ!」

デスストーカーは トロルのこんぼうをはじきとばした!

トロル「あぁーん。もうムリぃ」

ダークトロルを たおした!

259: 2009/03/20(金) 23:41:24.48 ID:h85b2nlq0
勇者♀「そうだったんですか…」
トロル「そうなのよぉ。あの部下Aの雌豚のやつ、あたし使ってブスになる呪い実験させたのよ!
   そのせいでさー、ブストロールって言われてさー!ひどくなぁい?」
勇者♀「私の…せいですね…」
トロル「違うわよぉ。別にあんたのせいじゃないって。
   ムカツクから修行してダークトロルにもなったし。
   …それよりごめんねぇ、女の子の顔ぶっちゃって」
勇者♀「いえいえ。こんなのへっちゃらです!」
(元)戦「…オイ、ダイジョブか?」
トロル「ちょっとあんたぁ!舌噛むかと思ったわよ全く!
   でもあんた…デスストーカーにしちゃやるわね(ウィンク)」
(元)戦「…ワルクない」
(元)魔「(こいつブス専かよ!)」

261: 2009/03/20(金) 23:45:36.30 ID:h85b2nlq0
(魔王城 秘密のルート)
トロル「こっちよぉ。こっちが魔王部屋の近道。」
勇者♀「ありがとうございます」
(元)戦「スマン」
トロル「い、いいのよ、別に!さぁ、ここを曲がれば城間よ…」

ガインッ!バキンッ!

勇者♀「あ、待って!誰かが戦ってます!」
トロル「あれは部下B…灼熱の戦士…魔王の側近じゃない!」

265: 2009/03/20(金) 23:47:20.56 ID:ChX38W9o0
部下Bにそんなカッコイイ名前が

266: 2009/03/20(金) 23:47:51.65 ID:h85b2nlq0
ドシャッ!ガキンッ!

部下B「メラマーゾ!」
勇者29号「くっ!ハマカンタ!」
部下B「ハハハッ!煉獄の大爪ぇ!」
勇者29号「ぐくっ!」
部下B「遅い遅い遅い遅い!しゃくねつぅ!」

部下Bは しゃくねつをはきだした!
城間が一面 炎に包まれる!

271: 2009/03/20(金) 23:50:52.02 ID:h85b2nlq0
勇者♀「あつっ!」
(元)魔「わちゃちゃっ!みんな、か、隠れろっ!」
(元)僧「グルッ!」
トロル「やぁーんっ!熱っ!
   あたし服の布地少ないんだからカンゲンしてよねぇ!」

ばさっ

トロル「…なにこれ…あ、あんたのマント?」
(元)戦「コレでもカブッテロ」
トロル「ヤバイ、濡れた」

273: 2009/03/20(金) 23:52:27.41 ID:h85b2nlq0
勇者♀「…あの方、ピンチです!助けましょう!」

(元)戦「ヨシ。サクセンカイギだ。(元)僧。オマエ毒の霧ハケ」
(元)僧「グル。ワカタ。」
(元)戦「(元)魔。オレがトビデタらあのホノオのヤツにマヒャードをウテ」
(元)魔「了解」
(元)戦「勇者ハ オレのアトにコウゲキな」
トロル「…あたしは??」
(元)戦「モドッテきたオレを ダキトメルヤクだ。」
トロル「わかったわ(ヤバい 濡れた)」
(元)戦(コノ ミズノハゴロモ ツカイタクナカッタが)

281: 2009/03/20(金) 23:57:43.84 ID:h85b2nlq0
勇者♀「お待ちなさい!」

勇者♀が あらわれた!
デスストーカー があらわれた!
グール があらわれた!
デビルウィザード があらわれた!
ダークトロルが あらわれた!

部下B「なんだぁ?!」
勇者29号「お、女の子と…魔物…?」

284: 2009/03/21(土) 00:00:20.88 ID:UzvHYwot0
(元)僧「ぼええー!」

グールは 毒の霧をはいた!
あたりが むらさきいろにそまった!

(元)戦「ブラアアァ!」
デスストーカーは いきりたって部下Bにおそいかかった!

部下B「なんだかわからんが…しゃくねつぅ!」

デビルウィザードは マヒャードをとなえた!

ぼわわっ!
ぶわわわわっ!
あたりいちめんが まっしろにそまった!

部下B「な、何も見えん!」

286: 2009/03/21(土) 00:02:33.66 ID:UzvHYwot0
モクモク モクモク ガササッ
ガサササッ

部下B「…そこかぁ!」

部下Bは ひばしらをおこした!

???「ぐ、ぐあああーー!」

???に 255のダメージをあたえた!
???は 大火傷をおった!

???「ぐ、ぬぬ。ぐぬ…」

???の攻撃!
部下Bに 255のダメージをあたえた!

288: 2009/03/21(土) 00:05:02.76 ID:UzvHYwot0
???は 大火傷をおっている!
???に 139のダメージをうけた!

部下B「ガァッ」

部下Bは 大爪をふるった!
???に 175のダメージをあたえた!

???「ぬわーーーーっ!!」

???は たおれた!

295: 2009/03/21(土) 00:07:16.80 ID:UzvHYwot0
勇者♀「ごほっごほっ」

モクモク モクモク チラッ

部下B「…はぁ…はぁ…」
勇者♀「(あっ!あいつが見えた!)」

部下Bは こちらにきづいていない

勇者♀の攻撃!
会心のいちげき!
部下Bに699のダメージをあたえた!

部下B「ぎょえーーーー!」

部下Bを たおした!

302: 2009/03/21(土) 00:09:44.08 ID:UzvHYwot0
勇者♀「あっ、大丈夫ですか?」
勇者29号「…う、うーん…俺は…」
勇者♀「って、あれ?このはごろも…えっ…?」
勇者29号「ああ、これか?何か急にかぶせられて…
   そのおかげで助かったんだが…」
勇者♀「そ、そんなっ…?」

306: 2009/03/21(土) 00:11:49.78 ID:UzvHYwot0
トロル「………あれ、せ、(元)戦は?」
>はなす
そのほうこうにはだれもいない

トロル「せんしぃ? せんしってばぁ」
>はなす
そのほうこうにはだれもいない

(元)魔「…ちょっ!ちょっと(元)戦が!」

勇者♀達は デスストーカーのしかばねをはっけんした。

309: 2009/03/21(土) 00:14:55.89 ID:UzvHYwot0
トロル「せ、(元)戦ぃ…」

ダークトロルは デスストーカーに話しかけた。
へんじがない。
ただのしかばねのようだ。

トロル「ほ、ほらマント。マント返すから、ね」
トロルは マントをつかった!
しかしなにもおきなかった

トロル「うそよ!(元)戦ぃ!目、開けなさいよ!」

ダークトロルは デスストーカーに話しかけた。
へんじがない。
ただのしかばねのようだ。

トロル「うわぁぁああぉおぉん!」

トロルは おたけびをあげた

311: 2009/03/21(土) 00:21:01.30 ID:UzvHYwot0
(元)魔「…おい、ウソだろ…そ、そうだ。ザオリクで…」
(元)僧「(こくこく)」

デビルウィザードは ザリオクをとなえた!
しかし(元)戦は いきかえらなかった。
デビルウィザードは ザリオクをとなえた!
しかし(元)戦は いきかえらなかった。

グールは ザリオクをとなえた!
しかし(元)戦は いきかえらなかった。
グールは ザリオクをとなえた!
しかし(元)戦は いきかえらなかった。

(元)魔「なん、だよ。なんでだよ!」
(元)僧「センシ…」

315: 2009/03/21(土) 00:24:26.04 ID:UzvHYwot0
勇者29号「…君達は…その…魔物だろう?」
(元)魔「!!」
勇者29号「ザリオクは…神に祝福された人の世の生き物にしか…
   魔物の世界の事は良く判らないが…」
(元)僧「フザケルナ!」
(元)魔「俺は…俺達は魔物じゃねぇ!!」

(元)僧の 攻撃!
勇者29号は すばやく身をかわした!
(元)魔の 攻撃!
勇者29号は すばやく身をかわした!

317: 2009/03/21(土) 00:27:16.36 ID:UzvHYwot0
(元)魔「う、う、う…」
(元)僧「チクショウ」
勇者29号「一体どうしたんだ、あの魔物達は…?」
勇者♀「…やめてください!」
勇者29号「?」
勇者♀「あの人達を魔物と呼ぶのはやめてください!」
勇者29号「いや だって どうみてm」
勇者♀「あの人達は…人です」
勇者29号「?!」
勇者♀「私の大事な…友達で…仲間です!」

318: 2009/03/21(土) 00:30:01.86 ID:UzvHYwot0
(かくかく しかじか)
勇者29号「そうか…そんな事が…」
(元)僧「ウウウ」
(元)魔「うう…」
勇者29号「すまなかった。そして、ありがとう…
   俺の仲間はここに来るまでみんなやられてしまった…
   だから…その…出来たら一緒に戦わせてくれないか?」
勇者♀「わかりました。一緒に行きましょう」
勇者29号「必ず魔王を討とう!」

勇者29号が なかまにくわわった!

319: 2009/03/21(土) 00:33:10.02 ID:UzvHYwot0
トロル「ちょっとぉ。あたしも行くわよ。」
勇者♀「トロルさん…」
トロル「弔い合戦、させてちょうだい」

ダークトロルは デスストーカーのしかばねから まじんのオノをてにいれた!
ダークトロルは まじんのオノと こんぼうをそうびした!
ダークトロルは かたみのマントを そうびした!

トロル「…これでちょっとは(元)戦のかわりになるでしょう?」
勇者♀「…はいっ!」

勇者♀は なみだをふいた!
ダークトロルが なかまにくわわった!

321: 2009/03/21(土) 00:33:34.06 ID:9d1UnW8N0
PTメンバ五人ですか

322: 2009/03/21(土) 00:34:26.60 ID:RQVgPjvr0
2人と3匹だからいいんです

325: 2009/03/21(土) 00:36:23.56 ID:UzvHYwot0
【第6章】
(魔王の部屋)
勇者♀「魔王っ!覚悟!」

勇者は 重く黒の扉をあけた!

部下A「…ふふ…ここに魔王様はおらん…」
部下C「我らは魔王様の部屋を守るもの!」
部下D「我らを倒さぬ限り先には進めぬぞ!」

部下Aが あらわれた!
部下Cが あらわれた!
部下Dが あらわれた!

330: 2009/03/21(土) 00:39:59.09 ID:UzvHYwot0
部下A「お前達は…特にお前は…生きてはかえさんぞ…勇者♀…」
部下Aは 大きな胸を 大きく膨らませた!

勇者♀「…魔王はどこ?!」
勇者29号「おい、来るぞ!」


部下Aは 白く輝く息を吐き出した!
辺り一面が 白く氷りつく!

部下C「ゴラドラム!」
部下Cは 大きな龍に姿をかえた!
部下D「ムカバア」
部下Dは 部屋の扉を塞いでしまった!

(元)魔「ハーバフ!」
勇者達を やさしい光の衣が包みこんだ!

トロル「バイギルトォ!」
(元)僧「バイギルトォ!」
勇者の攻撃力が 2倍になった!
ダークトロルの攻撃力が 2倍になった!

338: 2009/03/21(土) 00:48:10.04 ID:UzvHYwot0
部下Cは しゃくねつの炎を吐き出した!
勇者29号は ひらりと身をかわした!

勇者29号「オラァアァッ!」

勇者29号は はやぶさ斬りを放った!
部下Cに 187のダメージをあたえた!
勇者29号は はやぶさ斬りを放った!
部下Cに 183のダメージをあたえた!

部下C「チィイイィィイ…」
勇者29号「俺は醜いドラゴンを狩るが専門でね」

340: 2009/03/21(土) 00:50:55.89 ID:UzvHYwot0
部下D「部下A様っ…!ピリオムッ」
(元)僧「グ! ボオミス!」
部下D「ちいっ!スルクト!」
(元)魔「ルカンナ!ラホリーマ!」
部下D「ラホリーマ返しッ!ベラギラゴン!」
(元)僧「バギムーチョ!」

(元)魔「…魔法合戦なら元々本業だ。負けねぇぞ…?」
(元)僧「ググググルッ!」
部下D「ふぬぬぬぬぬぅ…!」

344: 2009/03/21(土) 00:54:50.39 ID:UzvHYwot0
勇者♀「…お退きなさい。さもないと倒します」
部下A「…お前を…魔王様に会わせるわけにはいかない…絶対に…」
トロル「…部下A…」
部下A「…お前、魔物のくせにこの者に荷担するというのか…?」
トロル「あらぁ…あたし、魔王様は好きよ、可愛いし。
   でも…あんたは大っっっっ嫌い!」
勇者♀「トロルさん!」

トロル「…勇者ちゃん。あんたはその大階段の、後ろにある秘密のドア抜けて、とっとと屋上にあがんなさい」
勇者♀「えっ」
部下A「貴様ぁ…ネタバラシすんじゃねぇ!」

347: 2009/03/21(土) 00:59:11.01 ID:UzvHYwot0
トロル「あたし、やっとこいつとサシでやれる機会が来たの。
   修行して、いつか絶ーっ対ボコってやろうと思ってたのよねぇ!
   …だから邪魔しないでね、勇者ちゃん。」
勇者♀「わ、私も!私も戦いまs」
トロル「ありがとう。さよなら」

ダークトロルは 勇者♀を突き飛ばした!
勇者♀は 秘密のドアに すいこまれた!

部下A「貴様ぁ…ブストロールの…分際で…!」
トロル「あはぁん☆乳酸菌、ちゃんと摂ってるぅ?
   死になさぁい………ゴラァアッ!」

ダークトロルは いきりたって 部下Aに襲いかかった!

352: 2009/03/21(土) 01:03:16.95 ID:UzvHYwot0
(魔王城 屋上)
魔王は 水晶球をつかった!
水晶に 秘密の階段を走る勇者♀の姿が映る!

勇者「(はぁ はぁ)」
魔王「………勇者♀………やはりここに来るのか…
   どうしても…会ってしまうのか…」

勇者♀は 屋上庭園にたどり着いた!
魔王が あらわれた!

勇者♀「………魔王…、覚悟!」

たたかいますか?
>はい
 いいえ

362: 2009/03/21(土) 01:08:21.20 ID:UzvHYwot0
魔王「初めまして、勇者よ…我が生け贄の祭壇へよくぞ来た…」
勇者♀「………」
魔王「全ての命を我が生け贄とし…絶望で世界を覆い尽くてやろう…」
勇者♀「………」
魔王「と、思っていた…さっきまで…」
勇者♀「えっ?」

魔王の翼が もげ落ちた!
魔王は 地に降り立った!

勇者♀「えっ?!」

368: 2009/03/21(土) 01:11:13.38 ID:UzvHYwot0
部下C「…グ、グギャアッ!」
勇者29号「な、なんだっ?」
部下C「グワォ!グギャアッ!」
勇者29号「ド、ドラゴン斬り!」

部下Cに 998のダメージ!
勇者29号は 部下Cをたおした!

勇者29号「はぁ はぁ(何だ急に?)」

371: 2009/03/21(土) 01:13:51.56 ID:UzvHYwot0
魔王「…勇者♀よ。お前に聞きたい」
勇者♀「…」
魔王「お前は…お前は今まで倒した魔物の数を覚えているのか?」
勇者♀「………」
魔王「ああ…今、北の洞窟で部下Gが、勇者86号達に倒されたよ。
   南のRT国の部下Mは今、勇者63号とその仲間に倒された」

魔王の手には 輝く水晶が 映像を映している

魔王「私は…お前達勇者を倒した数を覚えていない。
   私は…お前達勇者に倒された部下の数も覚えていない」
勇者♀「…」
魔王「その程度の存在だと思っていたのだよ。お前達、そして私達の事も」

魔王の角と尻尾が 腐り落ちた!

373: 2009/03/21(土) 01:17:24.54 ID:UzvHYwot0
部下D「…う、うはあぁぁっ?」

部下Dの メラマーゾがかきけされた!

(元)魔「マヒャードォ!」

部下Dは こおりついた!

(元)僧「…グラァ!」
部下Dに 223のダメージ!
部下Dは くだけちった!

(元)魔と(元)僧は 部下Dをたおした!

378: 2009/03/21(土) 01:20:19.55 ID:UzvHYwot0
魔王「我が分身の魔物達を倒されても、決して痛む事のない心だったがな。
   いざ己が滅びると思うと、怖い…心が震える…」
勇者♀「…魔王…?」
魔王「ああ、可愛い声だ…生できけてよかった」

勇者♀は 魔王に近寄った!
魔王は 膝をついた!

勇者♀「…魔、王…?」
魔王「ああ、良い匂いだ…生でかげてよかった」

勇者♀は さらに魔王に近寄った!
魔王は 前のめりに崩れ落ちた!
勇者♀は 魔王を抱き起こした!

380: 2009/03/21(土) 01:23:32.91 ID:UzvHYwot0
部下A「………ふぐっうっ!(魔王様っ…!)」
トロル「すきありっ!」

ダークトロルの 攻撃!
痛恨のいちげき!
部下Aに 533のダメージを与えた!

部下A「魔、おう…さm…マオウサマ…」

部下Aのからだは さらさらと粉雪になった!
部下Aを 倒した!

トロル「やったわ…はは…」
   ざまぁみろ…人をブスとか…いうから、よ…」

ダークトロルは 大凍傷をおっている!
ダークトロルは 221のダメージをうけた!
ダークトロルは たおれた!

城内から 魔物の気配がきえさった!

385: 2009/03/21(土) 01:26:07.18 ID:UzvHYwot0
勇者♀「え、な、なんで?まだ、まだたたかってな」
魔王「…勇者♀…よ」

魔王は 震える手をさしだした!
勇者は迷わず 手を握りしめた!
魔王の瞳から 紫の涙がこぼれだした!

魔王「ああ、やわらかい肌だ…生でさわれてよかった。
   髪も闇の様に美しい黒だな………グハッ!」
勇者♀「えっ ちょっ」

魔王は 紫の血を吐いた!

392: 2009/03/21(土) 01:28:29.91 ID:UzvHYwot0
(魔王城 魔王の部屋)
勇者29号「やったな俺達…って、お、おいお前ら!」
(元)僧「グ…ぐる…?」
(元)魔「えっ あっ な、なんか、あっ」

グールのからだが 七色にひかりはじめた!
デビルウィザードのからだが 七色にひかりはじめた!

魔法使いの 呪いがとけた!
僧侶の 呪いがとけた!

(元)僧「あ、わ…私…腐って…ない」
(元)魔「服が…ボロボロ…砂になった…」
魔法「うわっ うわっ!もとに、元に戻れた!」
僧侶「や、やった!しゃ、喋れます!あぁ神よ!」
勇者29号「ゆ、勇者♀を加勢に行くぞ!」

397: 2009/03/21(土) 01:30:53.70 ID:UzvHYwot0
魔王「…勇者♀よ…私はもう…逝く…」
勇者♀「…そ、そんな!私達、まだ戦ってもいないじゃないですか!」
魔王「お前が産まれた事。それがすでに攻撃だったんだよ…ふふふ…」
勇者♀「…え…」
魔王「私は…お前が好きだ。愛おしくてたまらん。
   滅びる前に言いたかった。自分以外の誰かを好いたのは初めてだったんでな。」
勇者♀「なっ………い、いきなりそんなっ」

勇者は まごまごしている

404: 2009/03/21(土) 01:35:13.52 ID:UzvHYwot0
魔王「なあ、勇者♀よ…勇者とは、人の役に立つ職業だと聞いたが、そうか?」
勇者「は、はい…」
魔王「お前は人も魔物も分け隔て無く力を貸していたな」
勇者「あ…はい。魔物も、人も、困っていたら私は…助けます」
魔王「ふふ…では病に滅び逝く私の頼みも…聞いてくれるのか…?」
勇者♀「………はい」

魔王は 小さな声で勇者にささやいた!

407: 2009/03/21(土) 01:37:35.46 ID:UzvHYwot0
魔法「おい勇者♀!大丈夫か!」
僧侶「勇者♀様!」
勇者29号「お、おい勇者♀!い、今魔物達がみんn」

勇者29号が あらわれた!
魔法使いが あらわれた!
僧侶が あらわれた!

勇者♀「み、みなさんっ…?!」

413: 2009/03/21(土) 01:40:02.84 ID:UzvHYwot0
勇者♀「あのすみません…みなさん…
   ちょ、ちょっと席を、席をはずしてもらえませんか…」
魔法「へっ」
勇者29号「何だよ、勇者♀ちゃん。その魔王にトドメさすんだろ?
   俺達がちゃんと見守っt」
勇者♀「そ、そうなんですけど…すみません…お願いします…」
僧侶「…判りました。こうなってはもう魔王も安全でしょう」
   みなさん、はずしましょうか。」

勇者29号達は 城内へと戻った!

415: 2009/03/21(土) 01:43:01.06 ID:UzvHYwot0
勇者♀「魔王さん…」
魔王「すまないな」
勇者♀「あの…さっき、言われたあの事なんですけど…
   私、人で…魔王さんは…魔物なんで…さっきのあのお返事は…その…」
魔王「判っているさ…」
勇者♀「で、でも、魔王さんのお願いは…き、聞きます。」
   最後、ですもんね…」
魔王「やはり、お前は優しい…優者だな」
(お前を見初めた時に、我が敗北は既に決まっていたのだな)

420: 2009/03/21(土) 01:45:15.41 ID:UzvHYwot0
魔王「あ…ちょっと待て…」

魔王は 闇の衣で 血まみれのほほをふいた!

勇者♀「へ、あっ…」
魔王「レディへの礼儀だからな。さぁ、ここに…タノム…」
勇者♀「はい…」

勇者♀の攻撃!
勇者♀は そっとくちづけた!

魔王「(ああ ひかりが こんなにも まぶしいなんてな)」

魔王は くだけちった!
勇者♀は 魔王をたおした!
勇者♀は 魔王の核を手に入れた!
勇者♀は まおうのおもいでを 手に入れた!

427: 2009/03/21(土) 01:49:39.80 ID:Mo8T8H/C0
魔王・・(´;ω;`)

429: 2009/03/21(土) 01:50:39.65 ID:UzvHYwot0
【第7章】エンディング
(魔王の部屋 階段)
勇者♀「みなさん…魔王を倒してきました…」
全員「おお?!」

勇者♀は うごめく魔王の核をみせた!

勇者♀「これが…証拠の…核です。」
全員「おおっ!」「すげぇ!」「マジか!」
勇者♀「(こっちはかくしておこう…)」

勇者♀は まおうのおもいでを ポーチにしまった!

436: 2009/03/21(土) 01:55:16.55 ID:UzvHYwot0
(魔王の城 玄関)
僧侶「…戦士さん…魔物のまま死んでしまわれたから…呪い解けませんでしたね…」
勇者29号「彼は、姿は魔物のままだったが…立派な戦士だよ。
   オレは助けられたから、余計そう思う」
勇者♀「おまたせしましたー!」
魔法「うし。じゃぁ、帰るか」

魔法使いはルルーラを唱えた!

439: 2009/03/21(土) 01:57:51.10 ID:UzvHYwot0
(ハリアハン城へ)
勇者29号「なあ勇者♀魔王の最後ってどんなんだったんだ?」
勇者♀「えっ、あっ。ふ、フツウ…でした…」
勇者29号「そうかぁ。俺は魔王ってもっともっと凶暴で
   醜いやつだと思ってたから、拍子抜けしたよ」
僧侶「前はもっと巨大で醜悪でしたよね?」
魔法「そうだよなー。もっとボス!って感じだったよな」
   何があったんだろうな?」
勇者♀「………」

443: 2009/03/21(土) 02:00:58.07 ID:UzvHYwot0
勇者♀「…かくかくしかじか………と、いうわけで、魔王を倒してまいりました」
王様「おおおおおっ!我が国の勇者、しかも女の子が!ついに!」

勇者♀「…かくかくしかじか………と、いうわけです」
老人「判った。音のでないまほうのたまを作ろう」

勇者♀「…かくかくしかじか………と、いうわけで、当分は誰もこないと思います」
骸骨「そうか…ご苦労だったな…では、私もしばらく安眠だな…」

445: 2009/03/21(土) 02:01:44.27 ID:u80e0URo0
勇者♀ええこやなー(´;ω;`)

448: 2009/03/21(土) 02:04:16.54 ID:UzvHYwot0
勇者♀「…かくかくしかじか………と、いうわけです」
戦母「そうですか…あの子は立派に戦って、散ったんですね…」
勇者♀「あの…これ…トロル子さんが最後、握りしめてたんですけど…」

勇者♀は かたみのマントを わたした!

戦母「ありがとうございます…あの子のお墓に…一緒にいれてやりますわ」

451: 2009/03/21(土) 02:07:29.90 ID:UzvHYwot0
勇者♀「かくかくしかじか………と、そんなわけで魔王の最後は…」
フォ「そうですか…ご苦労様でした…そんな事があったんですね…」
勇者♀「何か本当の事は、ちょっと魔法使いさん達には
   ちょっと話しにくくて…」
フォ「まさか魔王が勇者のキスで死んだなんて、ね…」

453: 2009/03/21(土) 02:09:30.47 ID:UzvHYwot0
勇者♀「私は勇者ですから…人の役に立つのが使命ですが…
   私、本当に魔王の役に立って良かったんでしょうか…」

フォ「私は大神官として、命は等しいものであると考えます。
   だから自信をお持ちなさい。
   少なくても私は、そう思いました。
   貴方は、立派な『勇者』で『優者』ですよ?」

455: 2009/03/21(土) 02:14:57.06 ID:UzvHYwot0
(時は流れ)
勇者♀「JP国でキングヒドラが暴れてるですって?
   じゃぁ早くみなさんを助けに行かないと!」

魔法「おーい、ゆうしゃー!」
僧侶「お待ち下さい、勇者♀さまー」
勇者29号「…おおーい、待ってくれぇよぉ…
   オレ…足遅いんだからさぁ…待ってくれぇー」」

457: 2009/03/21(土) 02:15:51.76 ID:UzvHYwot0
勇者♀「みなさん遅いです!さぁ、飛んで行きますよぉ!」
魔法「うわぁ、足はえぇー」
僧侶「…それにひきかえ…勇者29号さんは…足遅いですねぇ」
勇者29号「…おおーい、待ってくれぇよぉー(ドタドタ)
   わかったよ!今度絶対、バトルマスターに転職するから…
   だから置いてかないでくれぇー!」

462: 2009/03/21(土) 02:17:55.47 ID:UzvHYwot0
勇者♀「さあ、急ぎましょう!
   …困ってる誰かの役に立つのが『優者』の役目ですからねっ!」

勇者♀の胸元で ネックレスがひかった!
「まおうのおもいで」が きらりと たいように はんしゃした!



オワリ



おつかれさまでした リセットボタンを押しながら 電源をお切りください
---------ぼうけん オワリ---------

464: 2009/03/21(土) 02:19:06.17 ID:3JCk786HP
感動した!乙!

467: 2009/03/21(土) 02:19:48.69 ID:2XHMqnDPO
乙でした!!

引用元: 魔王「なに?女の子の勇者が生まれただと?」