1: 2012/05/06(日) 22:10:25.92 
春香「プロデューサーくん、おはよう!」

P「ああ、春香……おはよう」

P「……んん?」

P「春香、今俺のこと何て呼んだ?」

春香「ふふ……プロデューサーさん、私気付いちゃったんです」

春香「個性が弱いと言われる私に向いた、新しいキャラクター」

春香「それは姉キャラ! お姉さんですよ、お姉さん!」

春香「そういうわけで、今日の私は一日プロデューサーさんのお姉さんになっちゃいます!」

P「いや、だからそういう売り込みの方向性を決めるのは本来俺の仕事なんだが」

春香「いいからいいから、お姉ちゃんに任せなさい!」

P「もう始まってるのかよ……」
アイドルマスター 天海春香 1/8スケール ABS&PVC製 塗装済み完成品フィギュア
3: 2012/05/06(日) 22:17:51.85 ID:tIdDiSSo0
春香(ふふ、姉キャラという体なら積極的にプロデューサーさんに近付ける……さすが私!)

春香「ほらほらプロデューサーくん、お姉ちゃんに甘えてもいいのよ?」

P「急に言われても……というか、これでも俺は仕事中なんだが」

春香「むむっ、お姉ちゃんに対してその態度は何ですか!?」

P「お姉ちゃんである前に事務所の所属アイドルだろうに」

春香「プロデューサーくん、お姉ちゃんとお仕事どっちあが大事なの!?」

P「春香……それじゃお姉さんキャラじゃなくてただの面倒な姉だぞ」

春香「えっ」

6: 2012/05/06(日) 22:22:31.59 ID:tIdDiSSo0
P「もうちょっとお姉さんキャラの何たるかを勉強してから挑戦した方がいいな」

春香「そんな……いやでも、プロデューサーさんも付き合い悪くありません?」

P「ファンも都合よく乗ってくれるとは限らないぞ……ほら、俺は外回り行ってくるから」スッ

春香「あっ……」

春香「うう……甘えさせるって難しいな」

春香「でもいつもより積極的になれそうな気はする!」

春香「よーし、プロデューサーさんが帰ってきたらさらに姉キャラで攻めてやるんだから!」


アイドル「……」

9: 2012/05/06(日) 22:30:16.85 ID:fR3x6QHu0
はるるんを幸せにしてやってくれ

10: 2012/05/06(日) 22:30:53.31 ID:tIdDiSSo0
P「ただいまー」ガチャ

ザワッ…

P(ん? 何か事務所の雰囲気がおかしいような……?)

美希「お仕事ご苦労様なの、ハニー!」ガバッ

P「うわっぷ!? こ、こら美希! いきなり抱き着いてくるんじゃない!」

美希「このくらいいいでしょ? 可愛いハニーをお姉ちゃんのミキが癒してあげるの!」

P「だから離れなさい、アイドルたるもの過度なスキンシップは控え……お姉ちゃん、だと?」

美希「そうだよ? 春香よりもミキの方がお姉ちゃんできるの! ね、ハニー」ギュー

P「おいおい、いつもと何も変わってないだろうが! だいたい何で弟のことをハニーなんて呼ぶんだよ!?」

美希「あ、そっか……でもハニーはハニーだからいいの!」ムギュー

P「よくない! 離れなさい!」ブンブンッ

美希「イヤ! お姉さんの言うこと聞きなさいなの!」

11: 2012/05/06(日) 22:32:26.88 ID:wUgEeTHS0
やるねェ…

13: 2012/05/06(日) 22:37:55.34 ID:tIdDiSSo0
律子「ちょっと美希、それじゃtだ甘えてるだけでしょ? 少し落ち着きなさい」

美希「ミキ的にはお姉ちゃんにはこのくらいの権限があっていいと思うの!」スリスリ

P「だあーっ、よくない! 俺は次のイベント企画書を纏めなきゃならんのだ!」グイグイ

美希「むむーっ!」

律子「はいはい、お姉ちゃんなら頑張ってる弟の邪魔しない。プロデューサーくん、今のうちよ」

P「ああ、助かったよ律子……」

律子「あら、律子お姉ちゃんでしょ?」

P「えっ」

14: 2012/05/06(日) 22:43:24.64 ID:tIdDiSSo0
P「り、律子……まさかお前まで」

律子「こーら、お姉ちゃんに向かってお前なんて言わないの」コツン

P「あ痛っ」

律子「ほらほら、時間は有効に使わないと。上着かけといてあげるから、脱いじゃって」

P「あ……うん、はい」

P(な、なぜだ……逆らえないうえに嫌な気もしない。これが姉キャラ……?)

律子「これでよし、と。でもね、プロデューサーくん」

P「な、何でしょう律子……お姉さん」

律子「あんまり頑張りすぎちゃ駄目だぞ? 私も心配してるんだからね」ツン

P「」グラッ

16: 2012/05/06(日) 22:52:10.94 ID:tIdDiSSo0
律子「それじゃ、お仕事頑張ってね」

P「」ボー…

P「ハッ……いかんいかん」

P「律子のやつ、完全になりきってるな……あれを見て他のみんなにも火がつかなきゃいいんだが」

P「いやいや! 今はそんなことより企画書だ!」

雪歩「プロデューサー、お茶が入りましたぁ」

P「来たな雪歩! タイミング的に仕掛けてくると思っていた!」ササッ!

雪歩「ひゃっ!? な、何の話ですか?」

P「……あれ?」

17: 2012/05/06(日) 22:58:40.11 ID:tIdDiSSo0
雪歩「もう、びっくりしてお茶こぼしちゃうかと思いました……」

P「ああ、すまんすまん。ありがたくいただくよ」

雪歩「はい、どうぞ」

P(雪歩はいつも通りか……俺が意識しすぎたのか?)ズ…

P「ん……んごふっ!?」ブハッ

雪歩「ひゃっ!?」

P「ゲッホ……な、何だこのお茶!? なんか辛い……!?」

雪歩「えっと、疲れがよくとれるって聞いたから生姜をブレンドしたんですけど……」

P「明らかに入れすぎだろ、罰ゲーム級だぞこれ!?」

18: 2012/05/06(日) 23:02:51.13 ID:tIdDiSSo0
雪歩「……」

P(あ、いかん……この流れはやばい、事務所に穴が)

P「ああ、いや……雪歩は俺の体のこと思ってくれたんだよな? けして悪気は」

雪歩「えへへ……ごめんね、お姉ちゃん失敗しちゃった」

P「!?」

雪歩「でも、さっきのプロデューサーの顔ったら……ふふふっ」

P「お、おい雪歩、さすがにそりゃないだろ……!?」

雪歩「だーめ。雪歩お姉ちゃんでしょ? プロデューサー」

P(こ、この余裕は何だ……本当に雪歩か……!?)

20: 2012/05/06(日) 23:11:41.82 ID:tIdDiSSo0
雪歩「でも本当にごめんね、ちゃんと新しいの持ってくるから」

雪歩「今度はちゃんと美味しいはずだから、楽しみにしててね?」

P「は、はい」

P(雪歩……姉としてならこんなに堂々とできるのか?)

P(ま、まさかさっきのお茶も計算ずくで……!?)

やよい「プロデューサー」

P「……」

やよい「プロデューサー!」

P「え? ああ、やよいか。悪い悪い……どうした?」

やよい「どうしたじゃなくって、お仕事の手が止まっちゃってるでしょ?」

P「……へ?」

21: 2012/05/06(日) 23:14:13.24 ID:MIcZ3CQ50
主砲来た

22: 2012/05/06(日) 23:21:17.76 ID:tIdDiSSo0
やよい「駄目だよ、お仕事する時は集中してやらないと」

P「いや、だってこんなたて続けにくれば誰だって」

やよい「だってじゃありません!」

P「は、はい!」ピシッ

やよい「プロデューサーは社長の次に偉い人なんだから、そういう所でも見本になってもらわないと……わかった?」

P「はい、おっしゃる通りで……」

やよい「はい……じゃあこれ」

P「ん?」

やよい「クッキー。営業先でもらったから……特別にあげるから、ちゃんと頑張ってね?」

やよい「お姉ちゃんとの約束!」スッ

P「指きり? うん……頑張ります、やよいお姉ちゃん」

やよい「えへへ……はい、よろしい」

27: 2012/05/06(日) 23:27:54.47 ID:tIdDiSSo0
やよい「……」

P「ん、まだ何か……?」

やよい「えっと、プロデューサー……ごめんなさい。お姉ちゃんぽくって張り切りすぎて、失礼だったかなって」

P「……」

P「いや……ちゃんと正しい注意をしてくれたんだし、俺は気にしてないよ」

P「やよいはお姉ちゃんとしても一生懸命なんだな」ナデナデ

やよい「う、うー……! お姉ちゃんの頭撫でちゃだめですー」

P「はは、お姉ちゃんだってたまには甘えていいと思うぞ?」

29: 2012/05/06(日) 23:36:54.01 ID:tIdDiSSo0
美希「あーっ! やよいずるいの! だったらミキも甘えさせてくれないと不公平なの!」

雪歩「プ、プロデューサー! お姉ちゃんも、その……いいかな!?」

律子「プロデューサーくん、言ってるそばから手が進んでないわよ? 私が見張ってないと駄目なのかな? 手のかかる弟ねえ……」

P「……!」ゾクッ

P「ちょ、ちょっとレッスンの様子見に行ってきます!」ガチャ バタン

30: 2012/05/06(日) 23:43:55.63 ID:tIdDiSSo0
ハニー!! ニガシチャダメデスゥ!! オイカケマショウ!!


P「はあ……そんなに悪い気はしないが、さすがにやりづらくて仕方ない」

P「企画書はしばらくお預けか……」

P「まあいい、まずはボイスレッスンから回ってみるか」

P「お疲れー、頑張ってるかー?」ガチャ

千早「プ、プロデューサー……!?」

P「ん、千早だけか……どうした? なんだか慌ててないか?」

千早「い、いえ……」

31: 2012/05/06(日) 23:52:00.13 ID:tIdDiSSo0
千早「……」

P「どうした? そんなにこっちばかり見て……気にせず続けていいぞ?」

P「集中できないようなら他を回るけど……」

千早「あ、あのっ!」

P「ん?」

千早「今その……お、お姉ちゃんを演じるのが決まりごとになっているらしくて……」

P「決まりごとではないと思うんだが、まあそうだな」

千早「私も……やってみても構いませんか?」

P「そりゃまあ、千早だけ禁止とは言わないが……」

千早「そう……よかった」

ギュ

P「!?」

34: 2012/05/07(月) 00:00:41.13 ID:tIdDiSSo0
P「千早、いきなり何を」

千早「お姉ちゃんって呼んでください……お願い」

P「お、お姉ちゃん……」

千早「……」ギュー

P「あの、お姉ちゃん? 姉弟っていっても、こう密着するのはその……」

千早「ごめんね、駄目なおねえちゃんで……でも、プロデューサーがいないと寂しくて」

P「お……」

千早「背も、肩まわりもこんなに大きくて……もうお姉ちゃんなんてかなわないね」

P「や、まあこれでも男だから」

千早「プロデューサー……少し屈んで」

P「は、はい」スッ

37: 2012/05/07(月) 00:06:04.62 ID:HxU0u80C0
千早「……」ナデ…

P「あの、千早お姉ちゃん?」

千早「どうしたの?」

P「あの、俺はどうして正面から抱きしめられたうえに撫でられているのでしょうか」

千早「プロデューサーをこうしてると落ち着くから……」

千早「ごめんね? プロデューサーも男の子だし恥ずかしいよね……撫でられるのは、やっぱり嫌?」

P「いや全然」

千早「そう……よかった」

千早「弟離れできない姉でごめんね……」

P「……」

41: 2012/05/07(月) 00:15:18.34 ID:HxU0u80C0
P「……落ち着いたか?」

千早「……はい、ありがとうございました」スッ

P「その、千早はやっぱり」

千早「そうですね……姉といわれると、どうしても優を思い出してしまって」

千早「すみません、身代わりのようなことをさせてしまって」

P「はは……まあ、いいんじゃないか? 千早の新しい一面って感じで、そういう姉キャラもいけるかも」

千早「いえ、姉キャラはやめておきます」

千早「ただ、その……また時々練習させてもらっても構いませんか?」

P「……時々ならな」

千早「はい、それで大丈夫です」

千早「それじゃあ、レッスンも聞いていってもらえますか? 弟が見ていると、いつもより気合いが入りますから」

P「ああ、お安い御用だ」

43: 2012/05/07(月) 00:24:44.29 ID:HxU0u80C0
P「……」

P「ああ、もうこんな時間か」

P「気分転換もかねて、昼飯でも食いに行くかな……」ガチャ

貴音「あ……これはいい所に」バッタリ

響「お、プロデューサーもお出かけか?」

真「ボクたち今からお昼なんですけど、よかったら一緒にどうですか?」

P「お、おう……じゃあ行こうか」

P(貴音、真、響か……見たところ普通だけど、事務所の外だから大丈夫か……?)

46: 2012/05/07(月) 00:32:25.98 ID:HxU0u80C0
貴音「真」

真「え? ああ、そっか……敬語だとおかしいよね?」

真「じゃあプロデューサー! お姉ちゃんたちが力のつくもの食べさせてあげるからね!」バンバンッ

P「痛たっ、背中叩くなよ……やっぱりこうなったか……」

響「ふふっ……真、それじゃ姉ちゃんっていうより兄ちゃんみたいだぞ」

真「えっ……何言ってるんだよ! ボクはちゃんと女の子だよ!」

響「あははっ、だってさっきの言い方、沖縄のにぃににっそっくりさー!」

真「むぅー……!」

貴音「さ、プロデューサー……参りましょう」

P「あ、ああ」

47: 2012/05/07(月) 00:43:01.17 ID:HxU0u80C0
貴音「さ、着きましたよ」

P「おい、まさかここは……」

貴音「ご覧の通り、らあめん二十郎です」

P「む……無理無理無理! あんなの俺には絶対無理だぞ!」

響「貴音……正直あれは自分たちも」

真「えっと……ボクも、力がつくものとは言ったけど、もっと可愛いというか、おしゃれなものが食べたいなーって」

貴音「お黙りなさい、軟弱者っ!」クワッ

48: 2012/05/07(月) 00:48:40.35 ID:HxU0u80C0
貴音「良いですか、プロデューサー……男子たるもの、あの程度は食せて当然」

貴音「女性のわたくしですら軽々と食せるのですから、プロデューサーに食せぬ道理はありません」

P「いや、その認識はおかしい」

響「貴音ぇ、プロデューサーもこう言ってるし、今日のところは別の店でいいと思うんだけど」

貴音「……」

P「貴音?」

貴音「私は……プロデューサーにたくましくなってもらいたいがために」

貴音「姉が弟の成長を願うのはいけないことでしょうか……?」

P「う……」

49: 2012/05/07(月) 00:52:35.69 ID:HxU0u80C0
P「し、仕方ない……今回だけだぞ?」

貴音「ああ……ふふ、それでこそわたくし自慢の弟です」

真「ちょっ……プロデューサー、正気なの!?」

響「むざむざ死地におもむくことはないさー!」

貴音「おや……良いのですよ、二人は別の店に向かっても」

貴音「わたくしは自慢の弟と二人で食事を楽しみますから」

真・響「ぐむむむむ……!」

P(どうしてこうなった……)

51: 2012/05/07(月) 01:02:15.54 ID:HxU0u80C0
P「ああ、どうしよう……ギルティだ、絶対ギルティだ……」ガクガクブルブル

響「落ち着くんだぞ、プロデューサー」ヒソヒソ

P「響?」

響「前に貴音が食べてたようなお化けラーメンは難しいけど、メニューにはちゃんと小もあるさー」

響「見栄を張らずに普通に小を頼めば、頑張ればなんとかなるぞ!」

P「な、なるほど……響姉ちゃん、俺頑張るよ……!」


貴音「大ブタW、ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ四人前」キリリッ

P・真・響「おいっ!?」

53: 2012/05/07(月) 01:08:14.37 ID:HxU0u80C0
ド ド ン

貴音「ああ、どんぶりの上に霊峰富士を思わせるヤサイ……いつ見ても心躍る光景ですね」

P「……」

貴音「どうしたのです、プロデューサー。迅速に食さねばろっとが乱れますよ」モクモク

P「あ、ああ……」

P「……」モソモソ

P(ま、まったく減っていかない……)

響「な、なんくるないさ……! 頑張れ自分、プロデューサーの前でかっこ悪い所見せられないぞ……!」ガツッ ズズズッ

真「ボクだって……こうなったら覚悟を決めてやる……!」グワシグワシ

P「姉ちゃんたち……俺にはその血は流れていなかったようです……」

56: 2012/05/07(月) 01:13:15.63 ID:HxU0u80C0
P「……うっぷ」

貴音「たいへん、美味しゅうございました」カラ…

P「た、貴音……いや、姉上様」

貴音「プロデューサー……心頭滅却すれば胃もまた涼しといいます、諦めずに」

P「言わない……! 言わないです、姉上様……後生ですから……!」ブンブン

貴音「はあ……仕方ありませんね」


響「貴ねぇね……こっちも頼むぞ……」ガク

真「ボクも……妹でも弟でもいいから……」グタ

60: 2012/05/07(月) 01:19:56.82 ID:HxU0u80C0
貴音「まったく、揃いも揃って情けない……姉として情けない限りです」

P「うう、面目ない……」

響「こんなの理不尽すぎるさ……」

真「食べかけとはいえ四人前をペ口リだなんて、どういう体のつくりしてるのさ……」

貴音「ちょうど公園があります、少し休んでいきましょうか……わたくしは少し買い物をして参りますので」スッ

P「うう、ベンチが遠い……」

真「お腹が重いっていうか、脂が……」

響「プロデューサー、もう少しだぞ……頑張れ……」

64: 2012/05/07(月) 01:29:08.26 ID:HxU0u80C0
P「あ”ー……もうしばらく動きたくない」グッタリ

響「プロデューサー……大丈夫か? お腹か? それとも背中さすった方がいいのかな?」サスサス

P「いいよいいよ、響もしんどいだろ? 無理すんなって……」

響「じ、自分は全然平気だぞ……お姉ちゃんだからな……!」

P(真っ青な顔して強がりやがって……まったく)

P「ん、真……?」

真「……」

P「お、おい……顔が紫色だぞ、大丈夫か本当に……!?」

65: 2012/05/07(月) 01:34:53.46 ID:HxU0u80C0
響「真? 息まで我慢しちゃ駄目だぞ……ゆっくり深呼吸するんだ、特に吐く時は気をつけて……」サスサス

真「う、うん……」スゥ ハー…

P「だ、大丈夫か真、俺もどこかさすった方がいいか?」

真「ううん、このまま休めば大丈夫だと思う……ありがとう……」ハーフー…

P「そうか……」

真「プロデューサーも、響もごめん……こんなんじゃ、姉とか女の子とか以前の問題だよね……」グス

響「そ、そんなことないぞ! 真は頑張りやだから無理しちゃったんだから……!」

P「そうだぞ、とにかくゆっくり休んで……」

66: 2012/05/07(月) 01:42:55.09 ID:HxU0u80C0
貴音「お待たせいたしました、皆これを」ガサ

P「お……これは」

貴音「黒烏龍茶なる飲み物です。少しは楽になるかと……」

響「ほら真、一口ずつでいいからゆっくりな」

真「ん、んく……ふは……すん、少し楽になってきた気がする……」

貴音「……」

67: 2012/05/07(月) 01:48:51.27 ID:HxU0u80C0
貴音「皆……申し訳ありませんでした」

P「え?」

貴音「その……姉として良い所を見せたいなどと、下心を起こしたばかりにこのようなことに」

貴音「これでは姉どころか、765プロの一員としてすら失格ですね……まこと、浅ましい……」

P「いや……もともと貴音のせいと言えばそれまでだけど、貴音のおかげで助かったのも事実だよ」

貴音「あなた様……ですが」

P「貴音はいつも理想が高いのに、お姉さんしようとしてやりすぎたんだな」

P「それもいい経験じゃないか……むしろ、そういう失敗をやっていくのが今後のためってもんだ」

貴音「あ……」

貴音「はい……今回のこと、肝に銘じておきます」

69: 2012/05/07(月) 01:53:02.52 ID:HxU0u80C0
P「ふう……ようやく事務所まで戻ってこれたな」

P「そーっとそーっと……」カチャ

P「おお、みんな昼だからか? 誰もいないな」

P「さて、今度こそ今のうちに企画書を進めないと……」

P「うっぷ……」

真美「ただいま→」

真美「あれ? 誰もいない」

P「ああ、真美か……お帰り」

真美「プロデューサーだけなの? 珍しいじゃん」

P「ああ……ん?」

70: 2012/05/07(月) 01:58:51.78 ID:HxU0u80C0
P「真美、今なんて……」

真美「……」クンクン

P「……真美?」

真美「プロデューサー……ちょっと臭うよ?」

P「え……げっ、さっきのニンニクか!?」

真美「もしかして二十郎? 駄目っしょ→、あそこに行くと服にも臭いついちゃうよ? あとちゃんと歯磨いた?」

P「あ、いや、まだ」

真美「も→、営業先とか回るんでしょ? プロデューサーなんだからそういうとこ気をつけないと駄目っしょ!」

P「面目ない……」

真美「いいからほらほら、早く洗面所行って歯磨く!」

P「は、はい」

71: 2012/05/07(月) 02:00:34.01 ID:7ARB19JJ0
そういえば真美も姉だったな

なんかすごく似合ってる

72: 2012/05/07(月) 02:03:06.33 ID:HxU0u80C0
P「……」シャコシャコ

真美「よく磨くんだよ?」シュッ シュッ

P「ふぁーい……しかし真美……」シャコシャコ

真美「何?」シュッ シュッ

P「ファブリーズ直接吹き付けるのはどうかと思うんだが……」

真美「応急処置なんだから文句言わないの→」

P「へいへい……」ブクブク ペッ

真美「終わったー?」

P「ああ、もうそんなに臭わないだろ?」

真美「んじゃ、口開けて見せてみてよ」

P「へ?」

74: 2012/05/07(月) 02:08:29.37 ID:HxU0u80C0
真美「……」ジー

P「あ、あのな真美……なんかすごく恥ずかしいんだが」

真美「も→、じっとしててよ!」

真美「あと、真美じゃなくて姉ちゃんでよろ→!」

P「ああ、やっぱ……だから兄ちゃんじゃなくてプロデューサーだったのね」

真美「そそ……にしてもプロデューサー、普段から歯磨きちゃんとしてんの?」

P「え? まあそりゃ、たまに忘れるけどできる限りは……」

真美「じゃあやり方が下手だよ! ちゃんと磨けてないと思う」

P「ま、マジか?」

真美「うん。よし、真美が正しい磨き方をレクチャ→してしんぜよ→」

77: 2012/05/07(月) 02:14:33.25 ID:HxU0u80C0
シュコシュコシュコ

真美「……」

P「あの、真美さん……いや、真美姉ちゃん」

真美「口動かさないでってば。手元狂うっしょ→」

P「さっきより倍恥ずかしいんですが」

真美「んっふっふ→、だったらさっさと正しい磨き方を覚えるのだ!」シュコシュコ

P「しかし何だ……ずいぶん優しく磨いてくれるんだな」

真美「あのね→、力込めてガシガシ磨いてもそんなに汚れは取れないんだよ? むしろ歯も歯茎も傷つくだけだから」

真美「こうやって毛先で優しくやってあげないと……歯茎のマッサ→ジにもなっていいんだよ→?」

P「そ、そうか……」

P(やべ、これ予想外に気持ちいいぞ……)

80: 2012/05/07(月) 02:20:43.78 ID:HxU0u80C0
真美「はいおしまい!」

P「ん、ああ……ありがとう」ブクブク ペッ

真美「あ→ダメダメ! うがいももっと丁寧にやんないと!」

真美「一回で終わらせないで、何回かに分けてだよ? じゃないと食べかすだけじゃなくて、歯磨き粉も残っちゃうんだかんね」

P「おお……了解」ブクブクブク ペッ ガラガラガラ…

P「ふう……よし、どうだ?」ニッ

真美「オッケ→! あとはちゃんと毎日、今の磨き方を忘れないよ→に!」

P「はい、わかりました! しかし真美……」

真美「ん、何→?」

P「なんというか、お姉さんというよりお母さんっぽい……」

真美「……」

真美「うそっ!?」ガーン

84: 2012/05/07(月) 02:28:28.42 ID:HxU0u80C0
P「うーむ、しっかり歯磨いたら気持ち悪さも収まった気がする……真美、恐るべし」

P「さて、今度こそ企画書……を?」バサッ

P「ん……げ、そういや営業先から竜宮小町向けの書類預かってたんだっけか」

P「律子は……外回りだよなあ、どうするか……」

P「いや、そういえば今の時間……竜宮メンバーはダンスレッスンだったな」

P「最悪あずささんが目を通してくれればなんとかなるはず……!」


P「お疲れ、頑張ってるかー?」ガチャ

伊織「あら? あんたがこっちのレッスンに顔出すなんて珍しいじゃない」

86: 2012/05/07(月) 02:34:22.38 ID:HxU0u80C0
P「ああ……まあ、たまにはな」

亜美「んっふっふ→、最近亜美たちに会えなくって寂しかったんじゃないの→? 可愛いやつめ→」ウリウリ

P「ちょっ……やめ、脇腹つつくな」

あずさ「あら? それは……」

P「ああ、これ営業先からの書類です……律子がいつ帰ってくるかわからないんで、あずささんに代わりに目を通してもらえたらと」

あずさ「あらあら、わざわざありがとうね?」ナデナデ

P「ああ、いやそんな……」

P「ん? このやたら近い距離感、やっぱりここでも……?」

伊織「ちょっと……」

89: 2012/05/07(月) 02:42:32.72 ID:HxU0u80C0
伊織「竜宮小町のリーダーは私でしょ、何であずさに渡すのよ!?」

P「いや、そりゃあ……年齢的にも精神的にもあずささんの方が」

伊織「子供扱いして……! 業界に入ったばかりの頃じゃあるまいし、私だってしっかり理解して働いてるわよ!」

P「そうか……? それにしてはカメラの前ならともかく、スタッフの前だとボロが出やすい気が」

伊織「この……っ! 弟のくせに言いたい放題言ってくれるじゃない!」

P「あ、やっぱりそのノリでいくのね」

92: 2012/05/07(月) 02:53:12.78 ID:HxU0u80C0
あずさ「あら伊織ちゃん、お姉さんらしくするならすぐ怒ったりしちゃ駄目よ?」

P「おお……さすがお姉さんキャラ筆頭のあずささん、言うことが違う」

伊織「あずさは黙ってなさいよ! 私には私なりのお姉さんのやり方があるんだから!」

P「そうやってむきになればなるほど姉から離れていくぞ、伊織姉ちゃん」

伊織「なっ……呼ばれたい呼び名でこんなに屈辱的な気分を味わうの初めてだわ……!」

亜美「プロデューサープロデューサー」

P「うん? ああ、やっぱ亜美も姉やるからプロデューサーって呼ぶのか……どうした?」

亜美「プロデューサーの理想の姉ちゃんってどんなの?」

P「そこを聞いてくるか……?」

94: 2012/05/07(月) 03:06:19.47 ID:HxU0u80C0
P「うーん……難しいところだけどな。やっぱり頼りになって、面倒見のいい人じゃないか?」

亜美「ふ→ん、やっぱあずさお姉ちゃんは理想に近いんだ?」

P「まあ姉としての理想ならな……ってもあざささんだって俺より年下なんだが」

あずさ「理想だなんて……プロデューサーさん、私困っちゃいますよ~?」

P「ちょ、あずささん……そんなくっついてこられるとその、柔らかいものがっ」

伊織「……」

伊織「ちょっとあんた、そこに座りなさいよ」

P「え」

96: 2012/05/07(月) 03:11:11.56 ID:HxU0u80C0
P「な、何だいきなり……」

伊織「いいから座りなさいって言ってるのよ!」

P「はい……」スッ

伊織「あずさあずさって……いいわよ、私だってお姉ちゃんらしい所見せてあげようじゃない!」

P「い、伊織? 後ろに回って何を……」

伊織「こうするのよ!」ガシ グイ

P「うわっ、おい!? 急に引っ張るな、倒れ……!?」

P「っ!」ボフ

P「……ん? 何か、頭の下がほどよく柔らかく……」

伊織「ちょ、ちょっと! じっとしてなさいよ!」

P(こ、これはもしや……膝枕というやつでは……!?)

98: 2012/05/07(月) 03:16:40.69 ID:HxU0u80C0
伊織「ほら、仰向けじゃなくって横向きなさい」グイ

P「え、おい……それは」

伊織「いいから! 首捻るわよ!?」

P「は、ハイ!」ゴロ

P(おおお……ジャージ越しとはいえ、太腿の感触が頬に……顔に!)

伊織「じっとしてなさいよね……」スッ

P「……あひん!?」ビクッ

伊織「ちょっと!? 変な声出さないで、じっとしてなさいよ!? 危ないでしょ!」

P「あのー……伊織さん、これはもしかして」

伊織「耳かきよ……まあ、使ってるのはメイク用に持ってた綿棒だけど」

99: 2012/05/07(月) 03:25:05.77 ID:HxU0u80C0
伊織「うっわー……あんた、全然掃除してないでしょ? きったない耳してるわねー……」

P「いやその、面目ない」

伊織「まあいいわよ……その方がやりがいはあるし」ホジホジ

P「おっ……おおうっ……!」ビクビクッ

伊織「ちょっと、大人しくしてなさいってば!」

P「そ、そう言われましても……」

P(いかん、予想以上の気持ちよさに絶妙なくすぐったさがプラスされて)

P(しかも何というかこう……頬から伝わる太もものあったかさだとか、反対側の頬にたまに伊織の髪がかかってきたりとか……)

亜美「ぷーろでゅーさー」ズイ

P「うおっ……な、何だ亜美!? 顔が近いぞ……!」

亜美「んっふっふ→、いおりんのターン長いし、亜美も参戦させてもらうのだ!」

P「はあ、それは……っておい、なぜ寝る」

亜美「何でって……亜美お姉ちゃんが添い寝してあげるからだよ?」

P「ちょっ……!?」

100: 2012/05/07(月) 03:31:48.88 ID:HxU0u80C0
亜美「おやおや? 何をそんなに慌ててるのかな→?」

亜美「姉弟だったら一緒に寝るくらい何ともないっしょ?」

P「いやいや! 実の姉弟でもさすがに何ともあるぞ!? ちょ、腰に手をかけるな……!」

あずさ「それじゃあ、私も仲間に入れてもらおうかしら?」

P「あ、あずささんまで……!?」

サワ…

P「ふおっ」

P(腹にあずささんの手が、背中に膝の感触が……ということは、ということは)

P「……」チラ

あずさ「ゆっくり眠れるように、こうやってポンポンってしてあげますね?」

P(おお……頭上に柔らかそうな山脈が……あんなに近くに)

103: 2012/05/07(月) 03:36:59.50 ID:HxU0u80C0
P「あの、そのですね? あくまでも書類を届けにきたのであって、昼寝をしにきたわけでは……」

あずさ「でもいつもお疲れのプロデューサーさんのためですから~」

亜美「んっふっふ→、お姉ちゃんに甘えて寝ちゃっても構わんのだよ→?」

P「いや、でもですね」

伊織「はい、こっち側はおしまい。反対側向きなさいよ」フッ

P「あひんっ!?」ビクッ

P(せ、精神が保たんっ……何より)

P(静まれッ! ただでさえ誰か入ってきたら社会的に死にかねん状況だ! 今は我慢の時だぞもう一人の俺……ッ!)

104: 2012/05/07(月) 03:40:56.52 ID:HxU0u80C0
P「……」

P「結局残ったのは真っ白の企画書だけでした」

P「ああ~……社長には明日朝一番で提出しますって言っちゃったもんなー、今日は徹夜コースだこりゃあ……」ガクッ

P「はあ……コーヒーでも入れてくるか……」

春香「……」

P「……」

春香「……」

P「おい春香、何でまだ残ってるんだ……終電は」

春香「……」グスッ…

P「お、おい!? 何で泣くんだ!?」

105: 2012/05/07(月) 03:45:13.85 ID:7ARB19JJ0
春香さん泣かしやがったな(糸目)

106: 2012/05/07(月) 03:49:59.70 ID:HxU0u80C0
春香「だって、私が言い出したんですよ? 姉キャラやってみようって……」

春香「みんな、上手にやってプロデューサーさんに色々してあげたっていうじゃないですか……!」

春香「私、頑張ってやってみようとしたんですけどっ……どうしても、お姉さんキャラ、わかんなくって……」

春香「練習してみたけどっ……上手くできなくて、もう夜になっちゃって……!」グスッグスッ

P「お前、だからってこんな終電逃すような時間まで……」

春香「らってえ! プロデューサーさんがもっと勉強してから挑戦した方がいいって……!」

P「あ……春香、まさかあれからずっと……!?」

春香「お仕事以外は……っ」コク

P「……」

109: 2012/05/07(月) 03:56:18.10 ID:HxU0u80C0
P「まったく、春香は馬鹿だな……」

春香「だって……らってえ……!」グスッ

P「わざわざお姉さんキャラなんてやらなくたって、春香にはよさがあるだろうに」

春香「じゃあなんで個性が弱いなんて言われるんですかぁ……!?」

P「そりゃ、春香は相手に応じて接し方を変えられるからだよ」

春香「ふえ……?」

P「年上で、しかもプロデューサーの俺相手だったからお姉さんらしくできなかっただけで」

P「子供向け番組や幼稚園訪問……それにやよいや、亜美真美と話してる時だって」

P「春香は立派にお姉さんしてるぞ?」

春香「……でもぉ」

111: 2012/05/07(月) 04:03:35.00 ID:HxU0u80C0
P「やれやれ……そんなに俺相手にお姉さんしたいなら、俺相手に練習すればいいじゃないか」

春香「……え?」

P「今なら、朝まで誰にも邪魔されないだろ? まあ、俺は仕事しながらになっちゃうけどな」

P「ただし、無理はするなよ? 眠くなったらしっかり寝ること。毛布はソファの所に出しとく」

P「親御さんにも連絡入れといてやるから……な?」

春香「うん……はい」グシッ…

春香「えへへ……駄目ですね、私……今からでも練習したいのに、子供みたい……」

P「落ち着いたらでいいさ。今日は俺もだいぶ精神的に参るだろうからな……しっかり癒してくれよ?」

春香「……はいっ!」

112: 2012/05/07(月) 04:09:26.94 ID:HxU0u80C0
P「……ってなわけで、全然寝れなかったんですよね」

小鳥「プロデューサーさんも毎回たいへんですねえ……はい、どうぞ」トクトク

P「ありがとうございます。だいたい、みんな俺相手にお姉さんて無理があるんですよ……あ、刺し盛りお願いします」アイヨー

小鳥「みんなプロデューサーさんにお世話される側ですもんね」

P「ええ……そういう意味じゃ、俺にとってのお姉さんって小鳥さんだけですよ」

小鳥「そうですねー……ええっ!?」

P「何をそんなに驚いてるんですか? 律子は年下で後輩だし、仕事上でも精神上でも支えてくれるのなんて小鳥さんだけじゃないですか」

小鳥「えっ……ええ、まあ……えへへへ」

118: 2012/05/07(月) 04:19:54.40 ID:HxU0u80C0
小鳥(こ、これはもしかしてチャンス? 何せプロデューサーさんから姉属性最強のお墨付きをもらったわけだし!)

小鳥(つまり姉キャラを前面に出して攻めればプロデューサーさんも……ぴへへへへ)

ソロソロラストオーダーデスー

P「あ、もうそんな時間か……ふわぁ、そろそろお勘定にしますか」

小鳥「え、ええ。そうだ、プロデューサーさんもお疲れでしょう? 私の家の方が近いですから、よかったら寄って休んでいっても……」

P「あはは、何言ってるんですか。会社でもお世話になってるのにプライベートでまで迷惑かけられませんよ」

小鳥「え、あの、迷惑とかじゃ……!?」

P「まあまあ。支えになってくれる小鳥さんと気まずくなっちゃったら、俺会社でやっていけませんもん……すいませーん、おあいそお願いしまーす」

小鳥「……姉キャラなんて嫌いですよぅ」ピヨヨ…


≪おしまい≫

119: 2012/05/07(月) 04:21:54.84 ID:SSIRVELc0

120: 2012/05/07(月) 04:22:14.33 ID:j4AHFohxP


鳥は年増属性持ちだからこそ輝いてると言うのに

122: 2012/05/07(月) 04:22:47.17 ID:HxU0u80C0
遅くまでありがとうございました。

書くのが遅くて申し訳ない。

姉は難しい……妹はわりとすんなり出てくるんだけど、姉の場合はPから切り込んでいかないと特徴が出ない。
いまいちになってしまったキャラも多いと思う居ますが、お許しください。

あと、千早は個別に掘り下げる必要性を感じた。

123: 2012/05/07(月) 04:23:22.87 ID:7ARB19JJ0
頼りにならないのにがんばっちゃうお姉さんとか最高じゃないですか

春香「プロデューサーさんっ!妹ですよ、妹!」


引用元:春香「プロデューサーさんっ!姉ですよ、姉!」